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2006年05月31日(水)  然様か
そうして二度寝をして、再び目が覚めたとき、ふと思った。
友人の旧姓は知っているが、結婚してからの名字を忘れてしまった。
旧姓で贈り物を送っても、届くはずがないね。
なんだったかしらと、また別の友人にメールをして聞く始末。

どうしてか、友人の結婚式には出席しても、相手の名前なんて覚えてないよね。
みんな、覚えているもの? 
もちろんさ、山田花子さんが田中一郎さんと結婚して、田中姓を名乗るなら、「ああ、今日から彼女は田中花子なのねぇ」ということになるが、いちいち友人の結婚式で「ああ、田中花子」なんて感慨深くは思わない。
思わないから、覚えてなくて、だいたい遠くに住む友人の旦那の顔及び嫁の顔など、すっかり忘却の彼方。
まあ、たとえば近くに住んでいて、しょっちゅう夫婦ぐるみで遊ぶ友達が居るなら覚えているだろうけど、如何せん、私の東京の友人はあまり結婚している人がいない。いかんせん。

なんだ、やっぱり、住所録というかアドレス帳を買ったほうがいいのか。したためた方がいいのか。それが大人というものか? それが大人の所作というのもか? とるべき行動か? マナーか? 常識か?

ちなみに、恋人はアドレス帳を持っていて記録しているらしい。
然様か。
2006年05月30日(火)  祝
早朝、携帯のメールで起こされる。開いてみたら、友人が赤ちゃんを産んだそうで。

あれー?
この人、いつ妊娠したのかしら? 妊娠してたんだっけ??
と、もう地元の友人たちにはここ2年くらいまったく会っていないので、誰がいま結婚中で、誰が今妊娠中で、出産中で育児中なのか、すっかり忘れてしまって覚えていられない。
ああ、まあとにかく、この子は昨晩、頑張ってリキんで産んだんだな、ということで、押入れの奥にしまってあった、出産祝いを封筒に入れて、住所を書いて、もう一度ベッドにもぐって二度寝。
朝、目が覚めたら郵便局に行ってポストに入れて来よう。おやすみ。

大人になると、いろんなお祝い事があって贈り物をしてお返しが送られてきて、なんていう行事がたくさんあるものなんだな、と思う。
なので、うちの押入れには出産祝い用の贈り物を補充してあるのだ。すぐ送れるように。
これで、何人の友人がお母さんになりお父さんになったかな。
私はいくつの贈り物を送って、お返しをもらったかな。
そういえば、台所には出産祝いのお返しで貰ったお菓子がまだあるな。
あれは誰のお返しだっけ。

好きな人の子どもを産むって心境は一体どういうものなのかな。
その心境をたずねられる友人はたくさんいるはずなのに、聞きたいような聞きたくないような、知りたくないような怖いような。
昨晩、暗くて狭い産道を滑ってでてきた赤ん坊は、一番最初に何を見たのかな。
まあ、まだ目は見えてないだろうけど。
そのうちきっと、友人は写メールで赤ん坊の顔を送ってくれるだろうし、また(頼んでもないのに)子育てで忙しいところへわざわざお見舞いと称して遊びに行くいろんな友人たちからどんなに赤ん坊が可愛かったかという感想メールが届けられるだろう。

友人の寿くらいちゃんと覚えていられる人間になろう。
私は寝る。二度寝する。おやすみ。
2006年05月29日(月)  声のでかい人はつよい
ちょっと!
今日のYahooニュース見た?
ニワトリが先か、タマゴが先かの結論が出たらしいよ。

ニワトリが先なんだって。理由はぜひ検索してみてください。
読んでみたけど、わかるようなわからないような理由だったけどね。
でも、ああいう理論だったら、今までだって誰かが言ってそうな気がするけどね。

こういうものは誰かが声高に「これを結論とする!」叫んだもの勝ちだと思うのよね。
同じ程度の反対理論だって、きっとそのうち出てくるでしょう。
でも、声高に叫んだほうの勝ちだと思う。
だって、声のでかい人は強いでしょう?
なにげに存在感あるでしょう?
友だちや周りに思いあたる人は、誰にでもきっといるはず。

この結論を出した人も、きっと声はでかいと思うよ。
2006年05月28日(日)  B級グルメの街
長距離列車に乗って、東京まで帰る。
久々、遠出をして疲れてしまった。

列車の揺れに身を任せて、眠ってしまおう。このまま眠って目が覚めたらすぐ東京駅だったらいいなと、つらつら考えながらいつの間にか眠ってしまう。
恋人に起こされると、そこは終点の東京駅。ぼんやりした頭でホームに降りてまた電車を乗り継いでおうちに帰ってきた。

それでまだまだ眠かったので、ちょっとベッドに横になってしまったら眠ってしまい、起きたのが深夜0時でビックリ。慌てて恋人をたたき起こして、腹へりだったので、B級グルメ池袋の街に出かけてラーメン一杯。
デブになるね。
2006年05月27日(土)  揺れる波
ちゃぷんと波が立って、風呂桶のへりに頭をもたせかけて空を見上げると、朱色に染まった空が見える。しっとりとおでこに汗をかく恋人が居て、私はあまりにも温かく気持ちのよいお湯に、このまま眠ってしまいたくなる。

ずっと前、誰かが「失えない」と言った。私の耳元で声がする。「僕はあなたを失えない」と聞こえる。だけどどちらにせよ、私はその時を失っているし、その人は結局、私を失って、そして今がある。
失えないという言葉は、とてつもなく切ない。失っては生きていけないという意味の言葉は、とてつもなく切ないものだ。胸がずきずきする。

上せ気味になって、布団の上に寝転がると、心臓が耳の側にあるように自分の鼓動がどくどくと近くに聞こえる。心臓の音を聞きながら、そよそよと吹く夜の風を感じていると、気持ち良くてこのまま眠ってしまいたくなる。汗がひいていって、どこかで虫の鳴き声が聞こえる。いつの間にか心臓の音は遠ざかっていた。

恋人の鼻歌が向こうの部屋で聞こえてきて、私たちはビールを飲んだ。
周りがじんわりと暗くなるのを見つめながら冷えすぎたビールを飲んだ。

私たちはこれから一体どうなってしまうんだろうと、ふと思う。
どうして、未来のことを不安に思って嘆く必要があるのだろう。
どうして、憂いながら未来のことを思うんだろう。
私は一体どうしたら、安心して今を過ごし、未来を待つことが出来ないのだろう。
私たちはこれから一体どうなってしまうんだろう。

糊の利いたシーツに潜り込むと、どこに恋人が横たわっているのか遠近感が掴めなくなって、真っ暗なシーツの中を手をもがいて私は泳ぐ。彼の体を捕まえて、必死に掴む。どこにも流されないようにひしと掴む。
「失えないんだよ」と彼の耳元で囁いてみる。
彼は眠りの波に押されたり戻されたりしながら、声にならない言葉で頷いたように思えた。
2006年05月26日(金)  嫁業とは
ほとんど、恋人の家で過ごしていたここ数日。
皆さん、いかがお過ごしですか。

恋人は毎日家に帰ると私が居て夕飯の支度をしてくれていることに喜んでいるようです。嫁か?  私は嫁か。
そんでもって、私が夕飯の支度もしないで外で良い子で遊んでいると、ちょっと機嫌がよろしくなくなります。嫁か? 私はあなたの嫁か。
毎日、人の食べるご飯の献立を考えるのなんて私には出来ないですから。食べてもらいたいとは思うけれど、如何せん作れないからね。そんなに毎日違うものは作れないし、難しいよ。

嫁になるのって難しいなあと思う。
そして、最近感じるけれど、この恋人は女の人に家にいて欲しいタイプなのかもしれないなーなんて。家にいて家の中のことを優先的にやっていて欲しい人だったりして。いや、まあそれはちゃんと聞いたことがないのでわからんし、どんな人でも恋人としてはあまり関係ないけど。

という話しを友人にしていたら、「あなたは家のことを完璧にやろうとしてるんじゃないの。だから、難しく感じるんじゃないの。今だって一人暮らしでなんとか成り立ってるんだから、大丈夫よ、結婚しても」と言うけれど、そうじゃなくってさ、結婚って旦那と自分の生活よ?
自分の好きなように家のことをしていたって仕方ないじゃない、と思うんだけどねー。ねー。
どうなの。
これってどうなの。
2006年05月25日(木)  誰にも迷惑かけてないでしょという屁理屈
さて、仕事をやめぶらーりぶらーりしていることが、異母兄にばれてしまった。

ちなみに、いちいち仕事を辞めたとか、転職するとか、家族に相談しないものだと思っていたけど、どうなの? 普通、どうなの? するもの? 相談でも報告でも別にしなくてもいいかなと思っていた。これって、薄情なことかしら?
私は、親といっしょに住んだ期間が少ないほうだと思うので、あんまり親に何かを相談したことがないのだけれど、何をどこまで相談したり報告したりすればいいのか、いまいちよくわからない。

とは言うものの、母から電話がかかってきた先日、「最近、仕事はどう?」と母に聞かれて、「ああん、まあ…特に変わりなく」と答えてしまった。嘘ついちゃったわけね。むふ、言っても仕方ないし。言っても心配させるだけなのに。自分の生活なので自分で何とかしますから、という感じなのだが。
ちなみに、さっき従姉妹からメールが来ていて、「最近連絡ないけど元気なの? 毎日、仕事忙しいの? 体壊さないようにがんばってね。夏には大阪に遊びに来たら?」とメールが来ていた。
なんか、……こう、なんというか、やや罪悪感があるのだなぁ。

で、異母兄に黙っていたと言うか、別に嘘をついていたわけじゃないけど、仕事を辞めてぶらーりぶらりしているのを黙っていたところ、いろんな線からばれてしまい、呼び出しを喰らった。
呼び出しを喰らったら、絶対に兄の仕事を手伝えと言われるのは目に見えているので、のらりくらりと避けていたのだが、とうとう避けられない事態になってしまい、たっぷりグチグチ怒られたねー。むふ。
でも、だいたいどうして仕事辞めることが、怒られることにならなきゃいけないのよ。
私は、自由に生きたいの! もうちょっとだけ自由に生きていたいの! そのうち仕事するから。今は誰にも邪魔されたくないのー!
自分の好きなように生きたい。
2006年05月24日(水)  濡れた洗濯物
雷ゴロゴロでした。
最近は、本当に天気がよくなく、殺人事件ばかり起きていますね。
嫌な世の中です。

近所にコインランドリーがあるのですが、よく貧乏学生や予備校生やフリーターらしい若者が集っているのを見かけます。
まあ、貧乏学生なんてただの先入観でしかないのですが。
で、お天気よくないし洗濯物も乾かないので、そうだ、ああいうところには乾燥機があるはずよね。と思いつき、濡れたブラジャーとかパンツとかシャツを袋に詰めて出かけてみると、すごく格好いいお兄さんがジャンプかなんかを読みながら、自分の洗濯が終わるのを待っている様子だった。
そんなカッコイイお兄さんの前でパンツとかブラジャーとか出せない!
私のパンツとブラジャーを乾燥機に放り込む前に見られたら恥ずかしい!
でも、洗濯物は乾かないし、ぐずぐず濡れたまま袋に入れてここまでやってきたのに、恥ずかしいなんて言ってられない!
あ、そうか。もう一回出直して、1時間くらいたってからまた来ればいいじゃないの。
と思いつき、家に帰ってテレビを見ていたら、袋の中の濡れた洗濯物のことなどすっかり忘却の彼方。

翌日、袋をみつけて中身を見てうんざり。
2006年05月23日(火)  手紙
幼い頃の話。小学生のころ。

私が住んでいた街は、海に面する街で、家から10分くらい自転車をこぐと海が見えてくる。

大き目の牛乳瓶に手紙を書いて波に流した。
なんて書いたかはもう忘れてしまった。
だけど、住所と名前を書いたことは覚えている。

白い波がたつ青い海に、透明の牛乳瓶がたぷんたぷんと流れていった。
間もなく見えなくなってきて、目の前に広がる太平洋の向こうから誰かが手紙を送ってくれればいいのにと思った。

よく映画やドラマでも、海に手紙を流して、というのがあるけれど、本当にどこかの海岸にたどり着いて誰かが拾いあげてくれるのだろうか。誰かが中を見て手紙を読んでくれるだろうか。

あれから、20年近くたっているけれど、まだ誰からも手紙は来ない。
海に吸い込まれたあの手紙は、今ごろどこでどうなっているのだろう。
2006年05月22日(月)  レインガール
私の恋人は、佐野元春が大好きらしい。
佐野元春で思い浮かぶのは、「サムデイ」くらいしかないけど。

で、最近、深夜番組に佐野元春が出ている。
それを欠かさず見たい恋人なのだが、結局、深夜の数分番組なのでよく見忘れて悔しがっている。

だから最近、私は恋人の部屋で佐野元春のCDをあさって聞き入っている。
それでようやく思い出した。私は彼の「レインガール」という曲が好きだった。
いつだったか、どこだったか、誰といたときだったかはまったく忘れてしまったけれど、そのときのBGMで流れていた曲が、「楽しいときにはいつもー、君が側に居てくれる」と歌っていた歌があって、ああこの曲いいな、誰のなんという歌かな、と思っていた。いつか調べてCDを買おうと思っていた。
だけど、そのことすら忘れてしまっていた。

私は、どこで何をしていたとしても、ふと耳にして「いいな」と思った曲は、誰の何という曲なのかとことん調べて手に入れないと気がすまないタチだ。コンビニでも、デパートでも。深刻な話をしている最中の喫茶店でも。
だけど、なぜだか私はその曲が流れていたとき、ぜったい調べてCDを買おうと思っていたことを忘れてしまっていたのだ。

それを、今あのときから数年たってここで奇跡的にその曲名をアーティストを知ることとなる。とても偶然で奇跡的なことだ。CDをランダムに聞いていたので、もしかしたら「レインガール」という曲を聞き逃してしまったかもしれないのに。頭のすみでぴぴっと何かが閃いて、その「レインガール」という曲を選んで聞いてみた。私の記憶の糸がするすると引っ張られて、過去のものとガッチしたのだ。
幸運にして見つけられた曲だ。

今日は、一日その曲ばかり聞いていた。
2006年05月21日(日)  楽しいね
友だちに誘われて、飲みに出かける。
もう何がナンだかわからなくなるほど酔いつぶれる。
酔ってだれると、顎が上がるね。そして目が開かなくなるね。
もうこれは、ダウンしているんだけど、どちらも酔っ払いなので「帰る」という基本行動をすっかり忘れてしまい、とにかく話は湯水のように溢れ出てくるので、顎が上がっていようが目が閉じようが、自分たちは永遠にこのカウンターに座って酒を飲み喋っていられると、頭のどこかで勘違いをしてしまっているのだね。

楽しいね、そんなひととき。
2006年05月20日(土)  どこから来るノリなのか
私は、生理的に「あいよっ!」って言う人が嫌いです。
どうしても、「あいよっ!」という言葉を受け入れることが出来ません。
あんた、どこの人よ。いつの時代の人よ。江戸っ子か。ちゃきちゃきぶってんのか。
と言いたくなるのを押さえることが出来ません。

週末の深夜の池袋駅の前で、酔っ払った若者の集団がふらふらと歩いていました。
その集団の先頭にいた女の子が、「まゆみーーっ!」と大声で名前を呼ぶと、一番後ろで、ベロンベロンになった友人の方を抱いていた子が、「あいよっ!」って答えていました。
生理的にイヤでした。

あんた、何よ。なんのノリなわけ?どこのノリなわけ?どこから出てきたノリなわけ? と言いたかったのをぐっと押さえて、あいよっの彼女とすれ違うとき、くんくんとニオイを嗅いでやりました。
江戸っ子ちゃきちゃきの小娘のニオイでもするかと思いきや、突然、肩を抱かれてベロベロに酔っ払っていた若者が、突然、げろーって道端にゲロしました。
最低でした。 呼吸を止めました。
あいよっの彼女は、驚いて酔っ払いを突き飛ばしていました。
「やだー、もう私の服についちゃったじゃない!」と怒っていました。
もっと最低でした。
江戸っ子は、ゲロのひとつやふたつ、怒らないと思います。
2006年05月19日(金)  毎日が平和
あるスポーツ番組のオープニング曲である、大塚愛の
♪ なにかイヤになったら〜 (という歌詞だったかしら?)
という曲にあわせて、口ずさむ恋人はうざいです。
ダッダッダダ ♪ ダダッダダッダ ♪ ヘイ! ♪
というあの曲あるじゃん。
テレビでもよくCMしてるあの歌。

30過ぎたおじさんが、大塚愛と一緒に「ヘイ♪」って言ってんだから、世の中平和だなと思います。

でも、あまりにも恋人が気分良くテレビに合わせて口ずさんでいるのが気にくわないので、「ヘイ!」ってところを、いつもデカイ声で先に口ずさんで、恋人の気持ち良さを破壊してやったりします。

(ダッダッダダ!)ヘイ!
ふふん。
2006年05月18日(木)  嵐のように去っていった
先日、恋人の部屋にいたら、恋人の親戚という可愛い女の子が遊びに来た。
突然、彼女は嵐のようにやってきたのだ。
確かに可愛いし、確かに若い。
20歳だって。
20歳かー、7歳下かー。若いなー。学生かー。いいなー、毎日夏休みで。
と思ってみたけど、まあ自分も毎日が夏休み気分なわけですが。

で、どうにも、彼女は態度がよろしくない。
よろしくかなった点は、
まず、恋人にくねくね甘える。
「○くん、最近ぜんぜん連絡してくんないんだもーん。私、淋しいー。また、あのお店連れてってよぉ」と、彼にしかわからない話題ばかりしようとする。だって、恋人が「就活で悩んでんだったら、この人に相談してみたら? 人材の仕事してたから」と私に話しを向けようとしても、ぜんぜんその気がないっぽいんだもん。
あとは、私に向かって何度も「27歳」を強調して連発した。
その次に、恋人に向かって「彼女の趣味、変わらないねぇー。○くんって、××系の女の人好きだもんねぇ。」と言って、最後の決定的に「早く結婚すればー? 式には呼んでよねぇ」と、核爆弾ミサイルの発射ボタンを押しっぱなしで帰っていった。

早く結婚すればー。
すればー。
ればー。
ばー。
ぁー。

見ず知らずのまっかな他人に大事なところを押されたくないわよね。
そうよね? 頭がくらくらするわ!
ちっとも可愛くない小生意気な小娘だった。

「いやぁ、嵐のようだったね」と、恋人はへらへらして言っていたけれど、つと私の顔を見て、無言で夕飯をつくってくれた。
まあ、よしとしましょうよ。
2006年05月17日(水)  寝坊助『かもめ食堂』
暇ですから。
まだまだ仕事なんていたしませんよ。

ですから、平日の昼間、映画館へ。
なんて贅沢なんでしょう。なんて至福のひとときでしょう。
皆が働く平日の昼間。私はゆるりと起きて、ぶらりと散歩をして、目当ての映画を上映している映画館にふらりと立ち寄り、扉をくぐるのです。
ああ、映画館なんていつぶりでしょうか。
ひとりで来るのは初めてです。なんかドキドキソワソワです。
周りの席を見渡せば、ジジババばっかり。
まさに「平日の昼間」的光景です。

ジジババに囲まれて、「かもめ食堂」を鑑賞。
劇的なことは何も起こらない淡々とした映画ですが、地味に小林聡美は嫌いじゃないです。
地味に若者にじわじわ人気を出している映画らしいです。
時間がありましたら、皆様も是非。
あ、お仕事していらっしゃる皆様は、休日の混み混みの映画館で是非。
私は、優雅に平日の昼間に観ましたけどね。
皆さんは、ぜひ並んでご覧になってください。
という嫌味。
2006年05月16日(火)  嫌がらせかな
某レンタルビデオ店にて。

私は怒っております。腹立たしいことこの上ないよ。
なぜなら、私が行った某レンタルビデオ店においてある、あるヒットドラマのビデオは3巻までしかないのです。
3巻まで見てもドラマは完結しておりません。
あぁ、最後は、ラストは一体どうなるのよぉ、とレンタルビデオ店に勇んで行ってみても、完結しているであろう4巻がないのです。

どーゆーこと!
一体、なんのためにこのビデオを3巻まで置いてあるのよ!おい。キーッ!
なんなんでしょうね。そこにどういう意図が?

ちなみにね、そのビデオはよく誰もが借りているらしく、ビデオがケースにはまっている時があまりないのです。いつも誰かがレンタル中。でも、たまたま店に入ったとき3本ともビデオが置いてあるのを見つけて、「よっしゃ見るぜ見るぜ」と、喜んで借りていったのに。
きっと、どこぞのだれぞも同じ思いでいるに違いありません。
この店の意図は一体なんなんでしょうか。狙いはナンなのでしょうか。
何を見せたいのよ。
何を寸止めでレンタルしようとしてんのよ。

キーッ!
ということで、早速そのレンタル屋のHPに行って、どこの店に4巻が置いてあるか探したところ、渋谷のあのハチ公の前の店ね。あ、店ばれたね。あそこの店にあるらしいね。
よしよし、今度渋谷に行った時には、きっと借りるから。きっと完結してみせるからこのドラマ。

と、その某店に、「4巻はどうしたのよ!」と言えばいいものを小心者でいえない自分。

ちなみに、その某店のテレビドラマ物のビデオは、常に1巻がレンタル中です。
2巻、3巻、4巻はあるのに、人気のドラマ物に限って、たいてい1巻がレンタル中なのです。誰が、2巻→3巻→4巻→(ちょっとたって)→1巻というビデオの見方をする人がいましょうか?
ああん? 誰がいるって言うの。
それにさ、普通さ、連続物のビデオなら、一巻だけ少しずつ借りて見たって仕方ないでしょう?
どのドラマも一巻だけ借りて楽しむ人いるの? ねぇ、いるの?
私は思うのです。これはきっと店の策略なのです。
客のリピート来店を狙って、「今日は1巻あるかな」「今日こそは1巻あるかな?」と、何度も来店させて、その都度目的のビデオはレンタル中。仕方がないから他のビデオを借りましょう。。。ということで、売上げを狙っているんだよ。
きっと、そのドラマの1巻は店の裏に隠してあるんだよ!キーッ!
2006年05月15日(月)  目を瞑りたいアレルギー
毎日お酒を飲みすぎたせいなのか、今日、酒を飲んでいると「お前の首おかしいよ」といわれて鏡を見てみたら、首がじんましんになったみたいにぽつぽつになっていた。痒いと思ったはずだ。
なんだか体温も高い気がするし、手足もむくんできた気がして気分が悪かった。
今まで黙っていましたが、私は何かのアルコールの種類のアレルギーをもった体質のようです。以前も、ある種類のお酒を飲んでいたら同じ様子になったことがあったなあ。
好きなのに、飲めないなんて!

早速、酒をやめてお茶を飲んでいたら、すーっと血圧が下がったみたいにむくみが引いて逆に貧血になりそうだった。
体が可笑しい。可笑しい?
うひゃひゃっひゃと体が可笑しい。
体がおかしい。

今日は肉じゃがだったのよ。
2006年05月14日(日)  ウィルスのその後
某月某日のその後。

ウィルスと付き合いながらネットを楽しむ毎日。多少、エラーが出てとたんに固まったり、言うことを聞いてくれなくなることはあるものの、まあいいではないか。何事も大らかにという精神で頑張っていたところ、ふとした拍子にウィルスがどこかに行ってくれた様子で、ソフトでスキャンしてもウィルスは検出されなくなった。

というか、ちゃんと犯されたファイルを探さずに、ちゃんと削除してなかったので、やる気が出た今日、ちょっと真剣に取り組んでみたらできちゃったと言うくらいで、何事もやる気が大切ですねと言う話。

今日の夕飯は最高に美味しく出来たのよ。
2006年05月13日(土)  大雨洪水警報
あー、久々洗濯日和だということで、何回も洗濯機をまわして洗濯物を干し、布団を干してだらだらしていると、テレビの速報ニュースで「東京 大雨洪水警報」と出ているので、うっそー、こんなにいいお天気なのに大雨?洪水? バカ言わないで頂戴。
せっかくの久々の洗濯日和を逃してたまるものですか。

と、ちょうど30分後、西から空が真っ暗になり、あっという間に大雨ざぶざぶで、マンションの前の道なんか薄っすら水がたまって、プチ洪水になってしまっていた。
洗濯日和だといい気になって洗濯モノや布団を干したまま、スーパーに行かなくてよかった。行ってたらアウトだった。
仕事帰りの恋人はシャワーを浴びなくてもいいくらい、きれいに雨に洗われて帰ってきた。

んー、たまには天気予報も信じたほうがいいね。
2006年05月12日(金)  飲み助『白夜の女騎士』
シアターコクーンの『白夜の女騎士』というお芝居を観にいった。
すんごく面白かった。内容は難しかったけれど、なんだか勢いに圧倒されてしまって、何がナンだかわからぬまま感動してしまったという感じだったけれど、まあ、内容は何となくわかった。勝村政信という俳優は面白い人だね。音楽も最高にかっこよかった。

その後、だらだらと食事をして、お酒を飲んで深夜に帰宅。
2006年05月11日(木)  貯金が底をつくまで
私は、専業主婦みたいな毎日を過ごしています。
朝、7時に起きてニュースを見て、朝食兼昼食を食べながら夕飯は何にしようかと考え、掃除をしてスーパーに行き、だらだらしながら夕飯を作って、シャワーを浴びてくつろぎ、うとうとしてベッドにもぐるという生活です。

うちの母は、私が夏休みなどで家に居るとき、一緒に昼ごはんを食べながら「ねえ、夕飯何食べたい?」なんて、今まさに昼食を食べているときに、夕飯何食べたいなんて、考えられないよお母さん。と思っていたのですが、まさに今の自分がそうなってしまっているのには、なんかもう立派な主婦かなとも思えるのです。

早く仕事を見つけようという気はさらさらなく、私はもともとダラダラしたい気質の人間なのだなあと、思う次第。でも、2日に一回は誰かと遊びに行き、飲みに行き、恋人の家に行ったり映画を観にいったり、となかなか楽しい毎日なのよ。
貯金が底をつくまで、飽きるまで。
2006年05月10日(水)  寝坊助と猿芝居
恋人とケンカする。
ケンカと言っても、お互いが感情的に怒りをぶつけ合うわけでもなく、どちらかに何か気に入らないことがあると、ぐずぐずと足元にまとわりつくように、ただ一方的に甘えて怒ってみせる程度だ。

恋人は、今日は休みのはずなのに何の連絡もしてこなかった。痺れが切れたので、「忙しいの?」と電話をすると、「家でゆっくりしている」と言った。会う約束も遊ぶ約束も何もしていないけれど、出来ればゆっくり過ごせる時間があるのなら一緒に過ごしたいと思う。

じゃあ、そっちに行っていい? とか、うちに来ない? とか、いくらでも言えばいいのに、恋人が電話もせずただぼんやりと居るかと思うと、なぜだか気持ちが焦って途端に彼を束縛してしまいたくなるのだ。ぐずぐずと怒ってみせて、私と一緒に居てよと言ってしまいたくなる。

私たちは、何をすれば相手がうんざりして、何を言えば本気で怒るのかわかっていて、またぐずぐずの甘えの交わし方も何となく身に付けていて。恋人は、「ジョギングもかねて走って行ってみるかな。それとも、自転車でもこいで行ってみようかな。久しぶりに電車に乗っていこうかな」などと、暢気な声でのらりくらりと、きっと微笑みながら電話口でそう言ったりする。

ここ最近、私と恋人の根底には気まずさみたいなものがあって、その気まずさをベースにして毎日を懸命に過ごしている。二人が別れないようにお互いが無言で試行錯誤して、少し無理をしながら努力というものをしてみたりして。
たとえば、その努力というものは、とにかく恋人がくつろいでいられるようにしてあげよう、とかね、グダグダいろいろ言わないでただウンウンと頷いて話しを聞いてあげようと、とかね、恋人が来るまでにご飯を作ってあげようとか、洗濯物をたたんで置いてあげようとか。とにかく、恋人が「来い来い」と手招きをしている限りは、私はそういうことをしてあげようと、ちょっと無理をしてみるとかね。そういう努力。

でも、正直、それはお互いの猿芝居でしかないんだよね。
ぐずぐず甘えて怒って見せるのも、束縛してやりたくなるのも、そういう無理なことをしてしまったが故の小さな亀裂の表れ以外の何物でもないと思う。
別に本当は、べったりして過ごしたいわけでもない。少しでも一緒に過ごしたいわけでもない。一人でのんびりしていたら楽だなと思うことのほうが大きい。だけど、『間』があいてしまうことが怖いのだ。はっと我に返る時間が出来ると、こんな無理をする自分が惨めになるから嫌なのだ。恋人を惨めな男と思いたくないのだ。

根底の気まずさの上で一生懸命にお互いを成立させようとして、いろいろと気を使う。気を使うけれどそれが時々しんどくなる。しんどくなってちょっと八つ当たりしてみたくなる。そうやって甘えられてまた相手を許してしまう。
お互いの立場を入れ換えて、甘えられたり怒って見せたり。
それの繰り返しなのだ、今の私たちは。

そうやって、のらりくらりと電話をして、そしてあと1時間くらいすればうちの部屋のチャイムが鳴るんだよ。で、ドアを開けたらコンビニの袋かなんかを持った恋人が立っているんだよ。で、ふたりで寝そべってテレビを見たり、シャワーを浴びたり、アイスを食べたりして、ただ過ごすんだよ。


抜け出したいね。
と恋人に言ったら、今はこんな風でも仕方ないよ。
と、私たちは時々猿芝居をやめて、そんな自分たちに醒めたことを言ってみたりもする。
2006年05月09日(火)  ウィルス2
某月某日の翌日。

犯されたパソコンは安定して起動してくれず、結局、駆除も何も出来なくなってしまったので、また面倒くさくなって買い物に出かける。
結局、手動でウィルスを削除なんてどうやるのかわからず、犯されたファイルも削除しても削除してもまた出現してくる。

安定してはいないけれど、インターネットもメールも出来るので、まあウィルスのひとつやふたつくらい侵されててもいいか。別に誰かに見られてもいいし。
ということで、丸一日かかってウィルスを諦めることにする。
2006年05月08日(月)  ウィルス
某月某日。

ウィルスに侵される。パソコンがウィルスに犯された。
なぜなら、ちょっといけないところをクリックしてしまったからですね。
いっぱいIEの画面がパソコンに出てきてフリーズ。

私のアンチウィルスソフトが仕事を怠けてたらしく、なすがまま犯されてしまいました。犯されて。

仕方がないので、2時間かけてウィルス駆除ソフトをインストールしなおし、スキャンしたら11個のウィルスが出てきて駆除したけど、どうしても手動でないと駆除できないウィルスが2つ残った。
もうなんだか面倒くさいので、あとは明日。
これで丸一日を費やす。
2006年05月07日(日)  飲み助、尻を犯される
最近、まったくテレビを見ていない。何を見ているかといえばDVD。
笑福亭鶴瓶の「スジナシ」というDVDが面白い。つるべとゲストの俳優が即興でドラマをつくるというやつだ。

そんなこんなで、けっこうTSUTAYAに出かけているのだけど、先日そのTSUTAYAで変態に遭遇した。
私がぐるぐると棚のあいだを回って何を借りようか物色していると、同じ歳くらいの男性が私と背中合わせで立っていた。あまりにも気配がなかったのですぐ真後ろに居ることにも気づかず、ちょっとお尻とお尻がぶつかってしまった。
ごめんなさい、と言ってまたぐるぐると棚のあいだを回っていたら、今度もまたお尻が誰かにぶつかったので、ごめんなさい、と言って振り返るとさっきの男性だった。
細身で、オシャレなTシャツ着て、カッコいいスニーカーはいていて、どこにでも居そうな普通の男性だったけど、目だけがギラギラしていて不気味な人だった。目が合った瞬間、鳥肌立つような顔をしていた。
気持ち悪かったので、急ぎ足で裏の棚に回ったら、追いかけられているのか私の後ろを歩いてくるので、その棚を一周するようにまた裏側に回ってみたけど、またついてこられた。
本当に彼は私を追いかけているのか、ただの偶然なのかわからなかったので、今度は8の字を描くように棚を回ったけれど、まったく同じ速度でついてきたので、たまたま偶然にあなたと同じ通路を歩いたんですよ、と言ってももう通じない状況になってしまった。

仕方ないので、ふと立ち止まってみたら、彼も私と背中合わせでふと立ち止まってお尻をぶつけてこられた。さわっと、お尻同士があたって気分悪かった。
なんやねん?という顔で、彼を見たらそそくさとどこかへ行ってしまった。
私の「なんやねん?」の顔はけっこう説得力(?)というか、ドスが効いているんだと思う。

恋人の家に帰って、ビールを飲みながらその話しをしたら、「ただ偶然に同じ棚を見て回っていただけなんじゃないの?」と信じてくれない。8の字を描いて棚を回ってみたという話しもしたけど、そんな風に棚を回る人だっているじゃないか、と言われた。
信じてくれないのであまりにも腹が立った。
どれだけ変態な雰囲気があった男か、そんな男に私のお尻が犯されかけたのだと話したけれど、「考えすぎじゃないの」と一蹴された。
この恋人は危機管理能力が劣っているんじゃないのか。
お尻つんつんされて、騒がない女の人なんていないわ。
自分のお尻は自分で守るしかない。
2006年05月06日(土)  寝坊助、スッピンの基準を見直す
すっぴんで外を出歩くのはそろそろやめたほうがいいと思う。
お肌のために、不必要なときは化粧をしないでおこうと思っていたけれど、段々と「化粧は必要か不必要か」の基準が甘くなってきている。ただ単に、化粧するのが面倒になってきているだけじゃないのか。
たくさん人が居る駅ビルの洋服売り場でスッピンで行くようになってきてしまったので、とうとう自分のメイク基準を見直すことにした。
とりあえず、自宅の半径500M以上出かける場合は、化粧をすること。
500Mはだいたい目測(?)で考えることにする。

友人とセックスの話で盛り上がる。
いつまでたっても、他人がどんな風にセックスをするかを聞くのは面白い。
2006年05月05日(金)  寝坊助、探偵物語をみる
この仕事をしていないタイミングを見計らって、こぞってスーツやら洋服をクリーニングに出してやったら、2万円かかった。高いっす。
先日、ポストに先月まで居た会社から封書が届いていたけれど、まだあけていない。もうすっかりダメ人間。

恋人がシャツのボタンが取れたというので裁縫してあげたら、あまりにもボタンをきつく付けすぎて、ボタンホールにボタンが入らなかった。泣きそうな顔でボタンを外していた恋人は今日も仕事に出かけた。

DVDで松田優作の「探偵物語」を観る。あんまり面白くない。
2006年05月04日(木)  寝坊助、リリーの存在意義を考える
どうして、女性には生理が毎月律儀にやってくるのだろう。
一回くらい、パスしてくれても良いのではないかと思う。
この痛さは、ぜったい男性には堪えられないと思う。

カムカムミニキーナという劇団のお芝居を観にいく。
昼ドラを観ている気分になった。あまりわけのわからないお芝居だったけれど、八嶋智人という人は面白かった。ほら、トリビアとかミラクルタイプとか出てる人。
テレビを観ていて毎回思うんだけど、ミラクルタイプにリリー・フランキーは必要なんだろうか。
あの人、毎週一言くらいしかしゃべらないよね。
なんで、出てるの?
2006年05月03日(水)  飲み助、生理痛
14日間連続勤務をしていた恋人が、やっと休暇をもらえることになった。
14日間連続勤務って、労基法に触れていると思う。

恋人は午前中にマッサージに行き、私は昼ごろ起きる。
昼過ぎ、いろいろ間食しながらビールとサワーを飲む。
夕方、生理痛に苦しむ。

最近、世の中は殺人事件だらけ。
2006年05月02日(火)  寝坊助、頭が回らない
正直、仕事をしていないと、一日24時間ぜんぶがプライベートになってしまうため、頭が「考えよう」としてくれなくなってしまう。
こうして日記をつけなければ、昨晩の夕飯がなんだったか忘れる。
あれをしなくちゃいけないね。あれだよ、ほらあれ。
もうすでに言葉が出てこない。

ほら、あれだってば。
あのー、任天堂DSの松嶋菜々子がCMしてるやつ。脳年齢のヤツ。
あれ、やってみたいね。

今日は、恋人の家で夕飯を作る。
チキンとほうれん草とトマトサラダ。
2006年05月01日(月)  飲み助、ほっけを食す
5月1日。
今日は、会社へ行く人もいれば休日の人もいるようだ。
早く、ゴールデンウィークなんて終わってくれないかしら。
みんなが働いているときに、たっぷり遊んでやりたいのだ。

仕事帰りの友人と巣鴨の居酒屋へ。
大学生の頃はよく巣鴨で飲んだ。
大学生と言う若者は、もっと流行の最先端を行くお洒落な街で遊ぶべきところだけど、なぜか巣鴨だった。
ほっけが美味いのよ。
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