days
2005年09月30日(金)  暇
月曜日、18時に退社。別の部の同僚を誘って飲みに行く。
火曜日、18時半に退社。派遣スタッフの人たちと5人で飲みに行く。
水曜日、19時退社。池袋で友人と飲みに行く。
木曜日、18時退社。恋人とワタミで飲む。
金曜日、20時退社。課で飲みに行く。

このように、私はもう暇で暇で仕方ないの。
10月から、10月から頑張るから。
2005年09月29日(木)  泣きたい人は誰
結婚しないなんて言ったけど、
もし恋人が、じゃあ僕は結婚してくれる別の女の人を探すよ、って言ったら、それはやっぱり悲しいことだと思う。

私は難しいことは言っていない。
ずっと幸せに暮らしていきたい、というただそれだけなのだ。
無条件に愛されたいと、だた思っているだけなのだ。
結婚してまで、不幸だと思いたくないのだ。

欲張りだし、自分勝手な我侭だと思う。

そもそも、結婚に対しての考えが、私はひとつも成長してない。
10代の頃から、なにひとつ変わってない。
ぼんやりと感じ続けてきたことが、時間をかけて形になって、
私はひとつも成長することなく、とても屈折したネガティブな考えしか持たなかった。
そしてそれは、逆を言えば「幸せになりたい」と強く思いすぎた表れなのかもしれない。
裏と表はかけ離れているように見えて、本当は同じことなのだ。

こういうことを考えていると、段々疲れてくる。
ひとりで勝手に悶々と悩んで考え続け、
やがて私は疲れてしまい、
そして、たぶん、どうでもいい人とどうでもいい結婚をして、どうでもいい家庭を築いてどうでもいい人生を送るのかもしれない。


私の恋人は、鼻っから否定してかかることが大嫌いだ。
そういう恋人と一緒に居ると、自分は随分とネガティブな人間なんだと気がつく。
あなたが泣くことはないと恋人は言った。
そうだ、泣きたいのはきっと恋人なのかもしれない。

何かが少しずつ、やっぱり破綻しているのかもしれない。
だけど、破綻のあとには人はきっと何かを建設していくのだ。
私たちは、新しい何かを築くことができるのだろうか。
2005年09月28日(水)  侵入者
私が最近良く見る夢は、自分の部屋に誰かが入ってくる夢です。

ベッドで眠っているとがちゃっとドアが開いて、誰かが勝手に入ってくるのです。鍵を閉めているはずなのに。誰?とドキドキしながら体を起こそうとするけど、体が重くて動かない。

ドアをがちゃがちゃさせてどかどかと足音がして、真っ暗闇の中に人影が見えて、横になっている私の上に襲いかかる寸前のところで目が覚める。
そんな夢ばっかり見ています。

たまに、夜眠る前、ドアの鍵を閉めているのか確認したり、そっとドアのほうをのぞいてみたり、そんなことばかりしています。

恋人が、私が家にいるのに自分の持っている鍵で私の部屋に入ってくることが怖くて仕方ないです。夢じゃないのに、夢と同じようにがちゃがちゃと鍵をあける音がすると、夢と現実がわからなくなってきます。
2005年09月27日(火)  まもなく冬
背中が痒い。
もうお肌が痒くて仕方ない。
乾燥してますね、空気が。
冬が来るのね、そろそろ。
私の背中は冬をいち早く察知することが出来ます。
乾燥肌だから。

でもね、痒いからって掻き毟ってはいけない。
背中がボロボロになるからです。
あるとき、掻き毟りすぎて背中にものすごい角度で爪あとがついていました。
これ、なんか激しいセックスをした後みたいだなー、というくらい
ものすごい爪あとがついていた。

もう、背中が痒い。
クリーム塗りたいけど、手が届かない。
ちょうど真ん中の最も痒いところだけ手が届かない。
くぅー、もうTシャツが背中にあたるだけで、なんかイライラしてきた。
背中だけ服をめくって毎晩痒みに耐える日々。

もうすぐ冬ですよ。
2005年09月26日(月)  義務
ぐるぐると考える。
人は時間が出来ると、別に考えなくてもいいことを、ぐるぐるぐるぐる考えてしまう。

なんだかうまく眠れない。
今までなら、仕事が忙しくて、体だけがやけに疲れてしまって、ぐっすりと眠れていたのに。
人は時間が出来ると、別に考えなくてもいいことを考えて、そして頭ばかりが疲れると眠れなくなってしまう。

だけど、眠らずにいることは出来ない。
明日は、早く出かけなければいけないのだから、少しでも眠っておきたいのに。
足をあたためたり、お茶を飲んだり、何度も寝返りをうってみたけれど、ぜんぜん眠ることが出来ない。


仕方がないので、灯りをつけて、床に寝転がって時計の針を見ていた。チッチッチッとなんて秒針は正確に進むのだろう。

一睡もせずに顔を洗って着替えて仕事に出かける。
何を考えるということはない。
何を悩むということではない。
今まで、自分の事を考えるということを止めてしまっていただけだ。
ただ仕事に忙しくて、自分の事を考える時間がなかっただけだ。
今、その時間が急にできてしまい、私は自分のことをぐるぐる考えるということを始めてしまっただけだ。
考えることが出来なかったその反動が、今、洪水みたいに溢れてしまっただけなのだろう。
まるで、何かの帳尻をあわせるように。
まるで、義務のように。
私は、ぐるぐると自分の何かを、自分の周りの何かを考えているだけなのだ。
2005年09月25日(日)  マネマネマネ
お金について考えてみよう。

私はあんまりお金が貯まらない。
貯めようとしてないから、貯まらないのは当然だけど。
周りの友だちの貯金金額を聞いてみて、すごくビックリする。自分ってお金、あんまり持ってないじゃんって。貯金をしなきゃとは思うけど、どうやって貯金するの?と思う。

でも、お金って使うものであって貯めるべきものでもないんじゃない?
お金はねえ、増やそうと思っちゃいけないと思う。
お金は使うものであって、貯めこむものではないとも思うけど、使ってばかりじゃすっからかんになってしまう。
だから、お金は減らさなければいいだけで、増やそうと思っちゃいけないんだな。

円も弱くなっているので、たとえばドルで海外の銀行に預けておくとか。ユーロに換えておくとかさ。
と、経済の勉強をした友だちが言っていた。
世界がどんな経済状況になろうとも、自分のお金を円・ドル・ユーロとわけていれば、減らないじゃない?

と、自分でもその仕組みがわかっているのかいないのか、イマイチだけど。どうやらそういうことらしい。
「お金を増やそうと思っちゃいけない。減らさなければいいだけで」


ひとつ、勉強になったね。
2005年09月24日(土)  必要とされること
こころが荒んできている毎日。
緊張の糸がふつりと切れたら、際限のない無気力が私の体のあらゆる部分を舐めているような気がしてならない。
何にたいしても「どうでもいいよ」という気持ちになる。

朝、起きたくなくなる。
顔を洗いたくなくなる。
会社に行きたくなくなる。

会社に行ってもあまりやることがない。
もうやるべきことは終わらせてしまった。
仕事がないわけではないけれど、「時間があればやる仕事」という緊急性も必要性も重要度もないことばかりで、怠けてしまいたくなる。

10時くらいに出社して、19時くらいに退社する。
歩くスピードも遅くなり、話すスピードも遅くなる。
10月が始まるまでのあと数日、私の仕事はたぶんこんな風になる。


必要とされてはじめて私は、自分から動き出す。
そんな性分だ。
必要とされたい、責任を課せられたい、任せてもらいたい、自分で動かしたい。
私はそんな性分だ。
それって、受動的だということだろうか。


緊急を要しない、必要性もない、重要度もない、それは私がジャッジすることではない。
それはわかっている。


恋人が私を必要として呼んでいる。
おいでおいでと呼んでいる。
ねえ、私が必要でしょ?と聞いて確かめるより、
お前が必要だと言われることのほうがいいと思わない?
ねえ、もう私が必要じゃないんでしょ?と誰かに聞いたことがある。
その人は、ずっと無言だった。私はそれがとても辛かった。
2005年09月23日(金)  だらだら生活
また、三連休!
なんて、幸せな休日でしょう。

13:00 起床
13:05 茶を飲む
13:15 パンを食う
13:30 シャワーを浴びる

14:00 ためていたビデオを見る
15:00 飽きる
15:10 スッピンで髪の毛だけを縛って
15:11 ツタヤに出かける

15:15 ノラ猫に出会う
15:16 ノラ猫にケンカをうってみる
15:17 ノラ猫を威嚇してみる
15:18 シャー!
15:19 と叫んでみる
15:20 一向に驚いてくれないノラ猫
15:21 無視して立ち去るノラ猫

15:30 ドラッグストアに立ち寄ってみる
15:31 イチジク浣腸を見つけてしまう
15:32 そういえば、最近便秘だなぁ、と思い出す
15:33 いやあ、やっぱり出来ないなぁ、と思い直す

15:45 ツタヤを物色
16:00 まだまだ物色
16:15 ロングバケーションをちゃんと見てなかったので
16:16 一回見てみようかと思う
16:17 だけど、一巻がない
16:18 一巻だけがない
16:19 他のドラマシリーズも
16:20 一巻だけがない
16:21 嫌がらせかよ!
16:22 ビデオを見る気がなくなる
16:23 ツタヤを出る

16:40 スーパーに行って
16:45 肉を買って

18:00 恋人がやってきて
18:01 焼肉パーティー
18:02 ジューシー!
18:03 お肉ジューシー!
18:04 すごくうまい!

20:00 ビール一缶だけで
20:05 すっかり酔っ払い
20:06 すっかり夢の中


今日、起きていた時間って7時間だけなんだね。
2005年09月22日(木)  結婚する魅力
ずっと恋人とベッドの上に腰掛けて向かい合い、いつまでも話し合っていた。
眠ることもせず、私たちはずっと話しをし続けていた。
時々恋人と、眠れずに話しをすることがある。
そんなふうに話しをして、私は気が楽になることもあれば、気が重くなることもある。

これからどれだけ、一緒に居られるのだろうと思う。
これからいくつ、お互いの誕生日を祝いあったり、旅行に出かけたりすることが出来るだろう。


旅行に出かけるとき、朝早く起きて飛行機や電車に乗って、知らない街におりたった瞬間、ソワソワとする気分が好きだ。これからどっちの方向へ歩いて行こうか、これから何をして楽しもうか、そんなことをワクワク考える瞬間が好きだ。
旅行は非日常的で刺激がある。
知らない場所がたくさんあって、見たこともないものがたくさんある。
とても刺激的なものだ。

だけど、日常は「非日常」と比べると代わり映えしない退屈な繰り返しの連続だ。
結婚生活は、退屈で刺激のないもののように、私は思える。
毎日、同じ人と顔をあわせ、同じ屋根の下で暮らし、食事を用意して洗濯物を取り込んで、掃除機をかけてスーパーに出かける。生活を維持するためのその繰り返しが、「誰かのために」という目的になればなるほど、私は嫌気がさしてたまらなくなる。
今の私は、自分の生活のために自分が生きるために、食事を用意して洗濯物を取り込んで、掃除機をかけてスーパーに出かける。それはすべて「自分のため」だ。だけど、結婚をした途端、それが自分のためだけではなく、「一緒に暮らす人のため」になるほど、私は、より日常というものが退屈なように思えてならない。その行為に理由や動機がついてくることが、私には重荷になってたまらなくなってくる。耐えられなくなりそうなのだ。

誰かのために、という目的を、自分の生活に据えることが私には耐えられないのだ。そして自分の重荷になることにも我慢できない。

結婚した友人が、「本当に好きじゃないと、結婚生活なんて送れない」と言った。「いろんなことがあるけど、本当に相手を好きじゃないとやってられない」と言った。だから、本当に好きな人が出来るまでは結婚するものではないよとも言った。
結婚というものに、どんなことが待ち受けているのかはわからないけど、私はその友人の言葉を忘れていない。

結局のところ、私は「愛情は続かない」と思っている。
今、誰かのことをとても好きだったとしても、結局のところ「愛情は続かない」と思っているのだ。だからこそ、その反面「愛情が続く」と信じたいのだ。愛情が続いて欲しいからこそ、愛情は続かないと諦めているのだ。
いつのまにか、愛情は情に変わると言われていても、私には情は要らない。
愛情が情に変わっても、私はまだ幸せだと思えることが出来るのだろうか。
想像も出来ないし、考えることも出来ない。
ああ、この人が好きだとまだ思えるのだろうか。


恋人に、「愛情は結局のところ、続くものではないと思う」ともちろん言ったことはない。
だけど、薄々気づいているような気がする。
そういうことは、伝わってしまうものだ。

現状の維持をし続けることを、私は苦手に思うけれど、私たちの発展した姿が「結婚」という形であれば、私は現状維持を強く望む。「結婚」という以外に発展する選択肢がないかとも思う。
私の父と母の結婚生活は、とうに破綻している。だけど、それでもまだ結婚生活を続けている父母に、私はある意味尊敬の念すらおぼえる。私の父母には、愛情の先の情を通り越し、もっと生々しくて冷たい空気を感じる。そんな毎日の生活でも、母は父のために食事を用意し、風呂の準備をしている。私にはそれが、とても生々しく思えるのだ。
なぜ、母は父のために生活を維持させようと働くのだろう。
そしてなぜ、父は母のその働きを甘んじて受けているのだろう。


結婚の魅力ってなんだろうか。
その魅力は、恋人同士以上の魅力があるのだろうか。
結婚する人たちが、周りの人の祝福を受けて素敵な結婚式をあげる姿を見かける。その姿は、それはそれで魅力的なものだけれど、結婚とは、その先に続く生活であり、その生活の中にこそ結婚する意味があって、彼らが結婚しようと思った決意があるものだ。なぜ人は結婚するのだろう。何を求めて結婚するのだろう。

私は恋人と結婚するのだろうか。
疑問が解けない限り、結婚しないのであれば、たぶんずっと私は結婚しないかもしれないし、きっと出来ないだろう。
2005年09月21日(水)  心霊現象を体験しました
恋人とテレビを見ていたら、ふたりともリモコンなんか触ってないのに、急にテレビのボリュームがぐんぐん上がっていって、すっごいでっかいテレビの音が部屋中に鳴り響くときね。
ビックリするよね。
オバケ?と思う。
だって、誰もリモコン操作なんかしてないのに!
どうして、テレビの音がぐんぐんあがるの。
あまりにも不思議現象なので、心臓がビクビクしてパニックになっちゃうよ。

で、そのときのとる人間の行動が面白いね。

私は、あまりにもビックリしすぎて、オバケ!と心の中で叫んで、オロオロしてるだけ。
恋人は、「わ、わわあ」とビックリしてキョロキョロリモコンを探してる。
でもって、リモコンが見つからないので、耳を塞ぎながら果敢にもテレビに近づいていって、テレビのところのスイッチで音量を下げようとするの。
でもね、ボタンを押しても押しても、音量は下がらないの。
そのときやっと、私は口がきけるようになって(あまりにもショックな出来事なので口がきけなかった)「オバケじゃん?!」と叫んでるの。でも、その声すら聞こえないくらい、テレビの音はでっかいんだけどね。

もう怖くて怖くて仕方ないの。
だって、恐怖体験じゃない?
意味もなく、途端にテレビの音量があがるなんて。
霊の仕業としか思えないよ。

と、ふたりでオロオロしていたら、強張ってた恋人の顔が破顔?して、私の体を思いっきりドーン!と押しのけて私のお尻の下からリモコンを取り出して、音量を下げた。

私のお尻がリモコンの「VOL +」のボタンを押してたんだね。
爆笑だよ。
なにが霊の仕業よ。
2005年09月20日(火)  定時で帰れる生活
とにかくもう、やる気が出ないね。

ある大きな仕事が終わったのですが、それ以降まったく仕事にやる気が出ないね。
こう燃え尽きちゃったというか、こう手持ち無沙汰になっちゃったというか。はぁーん、もうちゃっちゃっちゃっと仕事おわらしちゃって、ささっと帰っちゃうよ。
誰にも見つからないようにこそこそ定時に帰ってしまいましたですよ。
だって、帰りますとアピールしたら、なんだかんだと「暇ならこれやってよ」ってアレコレ言われるからです。やーだね、やらないねー。面倒だもの。
はぁー、だってやる気が出ないんだもの。

ダラダラ家に帰って19時からのバラエティなんか見ちゃって、22時そこそこに就寝。

こういう生活してる人っているんだよね。
5時に仕事終わって、家に帰ってご飯食べておふろはいって7時のテレビ見てゆっくりくつろぐ生活なんて、社会人になって続いたことがない。10時くらいに帰ってきて「あー、今日は早いほうだな」と思うことのほうがいい。
どっちがいいかは別としても、私には信じられない生活だ。
そしてきっとたぶん、私がそんな生活をしたら、数日で飽きてしまうだろうな、暇で暇でやんなっちゃうだろうな、と思う。
まあそれは人それぞれだと思う。


よーし、明日も定時に帰って、友達と飲みに行くぞ。
やる気のないままだらだらと飲んで飲んで飲んでやる。
2005年09月19日(月)  空と夜
ある日、夏の空は高くて冬の空は低いんだよ。
と、友達に言ったら、「違うよ!冬の空は高くて夏が低いんだよ」と言った。
えー?そうなの?

秋の空はこんなにきれいでした。




こんなお洒落なバーで夜景を見ながら恋人とお酒を飲んでしまったりして。
人生を語ってしまったりなんかして。
仕事の悩みを話してしまったりなんかして。
自分の事を人に話すのは、なんとなく苦手だったりする。
ちょっとこんなシチュエーションでないと話せなかったりして。
なんて、素直でないのでしょうね、私ってば。



2005年09月18日(日)  海に行った
恋人と車に乗って海に行ってみた。




雨の日の海って、みんな見たことがある?
私は海の町に育ちました。
よく県外からもサーファーが来て波乗りをするほど、有名な浜です。

普段から海の町にいるからこそ、雨の日に海を見ることなんてまったくありませんでした。
でも、中学生のある日、ふと思ったのです。
雨の降る海って、いったいどんな風に見えるのかなって。
どんな風に、っていうのは、雨粒がぽつぽつと波に落ちる様はどんな風なのかな、ってことです。

さぶーんとうねる波に雨粒がぽつぽつ降る様なんて、みんな見たことあるのかしら。
白く乾いた砂にぽちぽちと雨粒が落ちて、みるみるうちに黒く湿った砂になる様を、みんな見たことありますか。

弱い雨の降る日、私は自転車を走らせて海に行ってみた。
10分くらい走ったら海が見えてきて、浜の手前で自転車を止めて波打ち際までゆっくりと歩いた。

当たり前のことなんだけど、海はずっと向こうまで広がっていて、そのずっと向こうまで雨が降っていた。私の周りのあらゆるところに雨の雫が落ちていて、海にも浜にも私にも変わらず雨が降っていた。ぽつぽつと雨の雫が波に紛れていって、浜に染みていく波にも変わらず雨が降っていた。
ああそうか、雨は本当に平等に降り注ぐのだなあと思った。
そして、海も雨だろうが雪だろうが晴れだろうが、変わらず波を打ち続けるのだなあと思った。
そんな風景を私はずっとずっと見ていた。
そんな中学生のある日。
2005年09月17日(土)  足湯
足湯と手湯。

温泉宿の庭に足湯と手湯場があった。
オレンジジュースを飲みながら、足湯に入れるんだよ。
テーブルの上に雑誌をたくさんのっけて、これからどこへ行こうかと相談しながら、湯の中の足をぶらぶらさせる。




朝いちの足湯には誰も人の姿がなくて、私たちはずっと足をぶらぶらさせながら、ぜんぜん予定が決まらないままもうずっと一日中このままでいいやーと思ったくらい、気持ちよかった。
2005年09月16日(金)  助手席に座る
私は免許を持っているけれど、まったく車に乗らないので、ほとんど運転が出来ない。
もし、私が車に乗れたら、むしゃくしゃした夜に車を走らせてどこか遠くに行ってしまいたいと思う。明日の朝が早かろうと、明日も仕事であろうと、気がすむまでどこか遠くまで走っていたいと思う。




私たちは、車に乗って森の中を走った。

鬱蒼と茂った木の中をくねくねとくぐって、どこまでも走って行きたいと思う。

せっかく免許を持っているのに、私は損をしているなと思う。
車があればどこにだって行けるのに、私は自分で自分の自由を損なっているのではないかと思った。





恋人が、ハンドルを握って私は助手席に座る。
助手席に座るということは、運転手に自分の身を預けることだ。
私は恋人に自分の身を預けているということだ。
2005年09月15日(木)  汽車に乗る
もし、たとえば一週間休みがあったら、どこに旅行へ行こうかと思う。
海外でもいいけど、車に乗って電車に乗って、どこか小さな街へ行くのもいいと思う。
知らない小さな街を歩き回るのもいいと思う。




古い駅舎の目の前には大きな山が迫っていて、どこかから鳥の鳴き声が聞こえる。

電車というより、汽車。
汽車に乗ってどこまでも走る。




もし、一週間休みがあるのだとしたら、どこか遠くに行ってしまいたいと思う。


2005年09月14日(水)  給料あげろ
本社にて報告会。

一番後ろの席から前のスクリーンに映る別のグループの報告書を見ていると、なんだか眠くなっちゃうよ。

あの頭は社長。
あの頭は営業部長に事業部長、役員の頭つるっぱげ。
おっさーんの頭はつるっとつるっぱげ〜〜。と心の中で鼻歌う。

やー!明日から5連休するのだ。私は休んでやるのだ。9月の夏休みなのだ。
そしてそして、4月からずっと頑張って出張に行ったり深夜残業したりミーティングとかケンカとかを繰り返して仕事したあのプロジェクトが、今日のこの役員報告会をもって一旦終了となる。
終了と言っても下半期も続いていくんだけど、私の役割はほぼ終わり。
嬉しいったらない。
鼻歌も自然と出るし、眠気もいい感じで襲ってくる。
一番後ろの席だし眠ったってバレない。
なんだろう、この達成感は。
昨日まで、もうバタバタで「明日までに間に合わない!」と青い顔しながらいろいろやってたのに、こうやって今日を迎えてしまうと、もう脱力感に襲われてしまう。なるようにしかならんし、やれるところまでやればいいわけだし、やりきったわけだから、もういいじゃない。もういいじゃない。

もう何を書いているのかわからなくなってきたけど、とにかくもう私の忙しさはこれから緩和されていくのだ。もう嬉しくって仕方ないじゃないですか。飛行機乗って新幹線乗って出張する必要なんてないんだよ。土曜も日曜も潰してお仕事しなくていいんだよ、明日から5日間、いつまでだって寝てていいんだよ。いいんだよ、何したっていいんだよ。


それにしても、報告会とかっていうのは、人を眠らせないように工夫をするべきだね。
長々しゃべんないで、さっさと要点だけしゃべって、そんな真剣な顔ばかりしてないでもっと面白い話しをして欲しいよね。
後ろから見てるとこっくりこっくりきてる頭をふたつ見つけたりもする。さっきから隣のAくんは自分の手の甲をボールペンで刺したりしている。怖いよAくん。
でも、私ももう我慢できないくらい眠くなってきてしまった。だって、他人の仕事の話を聞いたってつまらないもの。自分に関わる仕事しか興味ないもの。
そしてやっと自分の番がまわってきて、半分目を閉じながら、おじさんたちの前に出てヘラヘラしながら喋るのでした。

終了後、「いやあー、あいさんって面白いなあ」と役員の人に褒められた。あいさんが面白いんじゃなくて、私の仕事を褒めていただきたく存じます。給料上げろ。
2005年09月13日(火)  無駄に長い会議のときに考えること
もうちょっとこう、面白い人間になりたい。

だいたい、面白い人間になりたいと思うことすら面白い人間じゃない。

会議中、ずっと枝毛で遊んだっていいじゃないか。
こう、枝毛と枝毛をすーっと裂いて、「うわっ、むき出し」って思ったっていいじゃないか。
あくびしたっていいじゃないか。
涙溜めたっていいじゃないか。

こう、面白い毎日を過ごしたいよね。
会議が長すぎると、私は心臓が痛くなっちゃうよ。

生理がこないよね。どうしたこと?
生理が来ないような何かをしてしまいましたか?
いいえ、していません。

もうさ、10月から私は異動するんで、課長の言うことなんてひとつも聞いていません。
この無駄に長い会議は、課長が熱弁を振るっているからなのだけど、誰も聞いてないよね。みんな聞いてないのに、熱弁を振るいすぎてそのうち怒り出したよ。
何に怒っているのかすらよくわからない。
こう、対象のない怒りをもてる人っていうのは、平和な人種だと、私は思います。
課長をバカにしているのかと言われれば、そうなんだと思います。
どうでもいいです、本当にもう。

前に座っている後輩が、さっきからずっとツメのささくれを引っ張っていて、痛そうだなと思います。そして、あまりにも熱心にささくれ処理をしているので、上手くとれたのかどうか気になります。

昨日、恋人がずっとお腹がいたいと言っていた。
もしかして、恋人に生理が来ちゃったらどうしよう。

このあいだ、主治医のところに定期健診に行った。
もう、どこも悪いところはないのに、なんで来なきゃいけないの?と聞いたら、「これはね、予防検診だから。今のところは別に悪いところはないよ」と言った。だったらもう来ないからね、と言ったら、「ちゃんと診察に来たら毎回たこ焼き買ってあげるから」と言われて、心が揺れた。

一昨日、酔っ払った恋人が「俺たち、子供を作らないか」と言った。
「作らないっす」と答えたら、そのまま電話が切れた。
なんてこった。


あー、もう面白いことないかな。
なんか、こう面白いことないかな。
2005年09月12日(月)  新人をかまってあげよう
私は、うちの課の今年の新卒の教育担当をしているのだけど、まーったくその任務を全うしてない。

なんてったって、出張をするという課外の仕事をしてばっかりいたので、まーったく新人教育など人に押し付け出かけてばかりいたのだ。罪悪感というか、申し訳なさはたっぷりとあるのだけど、それならそれで、そんな私に教育担当を任せたうちの課長もどうかと思うけど。

それはそれとして、
今週、社内の新人たちが集まり、研修を行った。
内容は、先輩達の新人評価をもとに、新人同士で話し合いをしたり検討したり模索したりして、如何に賢いリーマンになるか、ということを考える場らしい。
私もうちの新人に頼まれ、評価をつけておいた。
ちなみにその内容は、
・ 長所は? ………自信をもって仕事に取り組める、リスクを怖れない。
・ 短所は?………すぐ感情的になる、省みる作業が少ない。
と、書いておいた。ちょっと辛口かとも思ったけど、常々、彼女には話していることなので、まあいいかと思ってそのまま提出した。

でも、本当にうちのこの新人は超強気だ。営業はお客との喧嘩だと思っているフシがある。勝ち負けで判断したがるので、少々危ない。けど、外から見ていて面白い。まあ、そのうち色々と痛い目にあってもらえればちょっとずつ変わってくるとは思うけど。痛い目にあったときは、私が一緒に謝ってあげるから、大丈夫。私が謝っても治まらなければ上司に出て行ってもらえばいいから(結局、他力本願)好きなようにやってもらいたいものです。「放し飼い教育方法」とも言うけど。けど、やっぱり人に何かを教えていると、自分の事がよくわかってくるね。
私も時として、感情が先に立ってしまうことがあるし、リスクを怖れなさ過ぎて、周りをヒヤヒヤさせることが多々あった、と今さら気づいたりした。むふ。

そして研修後、今度は「新人から先輩へ求めること」というフィードバックがあり、その中にこういうのがあった。
・仕事が早すぎて時々ついていけなくなるので、もう少しゆっくり教えて欲しい。
・少しは仕事以外でも親しくさせて欲しい。

むふ。
ごめんねー!
ホント、ごめんねー!
まず、早いのはでも仕方ないよ。短気だし、ごにょごにょ喋ってるとイライラするしね。ま、でもそういう意味じゃないのはよくわかるけど。もう少し君のテンポで仕事をしていこうね。よし、そこは直そう、うんごめんごめん。
でもさー、仕事以外で親しく、ってそれは無理だよ。会社だし、お友達じゃないんだからね。あなたの恋愛相談にのるつもりもないし、土日に一緒に遊ぶつもりもないわけであってね。ってそういう意味じゃないのもよくわかっています。ちゃんと仕事以外でフォローしてあげるもの必要かとも思うけど、まあ、なにせ時間がないしね。ふたりだけでご飯食べに行ったり飲みに行ったりしたこともないしね。他の新人は連れて行ってもらったりしてるのにね。ごめんごめん。
ということで、隣の席の2年目の子に「新人を、たくさん飲みに連れてってあげてくれない?かまってあげてやってくれない?」とお願いしておいた。だって、2年目の子は飲みに行くのが大好きで、毎週毎週誰かしらと飲んでる人だもの。
もう、私はそこまで手が回らないから人に押し付けてみる。

だって、やっぱりお友達同士じゃないんだしさー。
そういうのは義務的に連れて行くものでもないでしょうし。
ああ、新人教育ってホント面倒だね。
自分がやってもらったことは棚上げにして、面倒くさいとは申し訳ないけど。
2005年09月11日(日)  9・11
選挙は行ったか?

裁判官の不信任投票?
アレは一体なんなんだろうね。いまいちよくわかってない。
この制度は目的をきちんと果たしているのだろうかね。

S価学会の友人の電話攻撃にも沈黙で耐え、私が投票した人は当選しました。

残業中のオフィスで同僚と選挙の話しをすることがあったけど、みんな意外にバカなことが判明しました。「衆議院議員って任期は何年?」「解散ってどういうこと?」「小選挙区、比例区ってなに?」みんな意外にバカです。

高校のとき、社会科の地理・歴史・倫理の中で私は倫理が一番好きだったはずなんだけどなあ。あのときは、しゃかりきに勉強をしたはずなのだけどなあ。
倫理の先生が柔道部の顧問の生活指導の先生で、竹刀を持たしたら日本一みたいな図体とお顔をされていた先生なのだけど、まあそもそも「柔道部の顧問」「倫理の教師」「生活指導」と三拍子揃って怖くない先生なんていないわけだけど、その先生の授業が面白かったんだよね。

もう、何が面白かったかは忘れたけど……。

世の中には、終戦の日を知らない子供がいるらしいけど、衆議院議員の任期も議会の解散の仕組みも知らない20代もいるわけだからそれも致し方ないのかもしれない。
S価学会の友人に、「どうして宗教が政治のことに口を出すのさ?」と聞いたことがあります。したら彼は真っ赤な顔をして、「政治が信仰の自由を侵さないために、『政教分離』があるのだ!」と言って巣鴨プリズンの話しに遡っていろいろと話してくれました。なんだかちょっと言いくるめられた気分にもなったけど、彼が言っていたことはわかんなくはなかった。理解はしたけど共感はしなかったみたいなかんじ。
同じ年齢でも、熱心に候補者の話に耳を傾ける人、高校時代の倫理の授業を丸ごとすっぽぬかしたような人、いろんな人が入るなと思った、9.11。
アメリカのテロの日だね。
2005年09月10日(土)  筋肉隆々
池袋というところは、下町なのかナンなのか知らないけど、西池袋・南池袋・東池袋とか本町のほうもかしら?それぞれに下町っぽい雰囲気があって、秋口には下町商店街はどこもお祭り騒ぎになる。
お神輿担いでわっしょいしていた。




私の恋人が、地元のお祭りでお神輿担いだとき、惚れたと思ったねー。
お神輿かつぐような熱くて逞しい男の人が好きだ。
ただ、筋骨隆々が好きなわけじゃないし、年中、熱い人はダイキライだ。
神輿のときだけ熱い人が好きなのだ。
それにしても、今年の夏も恋人の腹筋は割れてしまいました。
べつに体を鍛えることはいいことだと思いますが、割れた腹筋を満足げに鏡にうつす姿はもうやばいと思う。
お神輿かついだ姿を見てかっこいー!と思ったけど、腹筋をニヤニヤしながら眺めている姿を目撃してしまって、プラマイゼロ。
2005年09月09日(金)  ナイジ
この時期、部長なんていう偉い人に「いま、時間あるか?」と言われて会議室に呼ばれるという意味をみなさんはわかりますか。
わかりますかー?!

やった!やったよ!
私は部長に声をかけられたとき、全てを悟り、そして心で小躍りをして喜びました。
異動でございますね。内示ですね。はいはいはいはーい!
どこへだって参りますよ。
どこへだって異動しますよ。
異動したいと、ずっとずっと私はこの部長に言っていたのです。
これは、ウマの耳に念仏?かと思うほど、今までずっと無視され続けていたけど、やったよとうとう、やったよー。行きたかったところに行ける事になりました。諦めないでずっと言い続けていてよかった。ああ、よかった。
もう、コイツは五月蝿いから、さっさと希望通りのところに行かしちゃいましょうよ、なんて言われたのかもねー。でも、うちの会社はだいたい(100%叶うかどうかは別としても)希望を取ってくれ、なるべく叶えてくれようとしてくれるので、それはそれで有難いけどね。

ああ、もう嬉しい。
10月から楽しみ。
変わらず、営業の仕事ではあるのだけど、やりたかった仕事に集中できる課に配属になり、周りのメンバーも目上の人が多いのですごくワクワクします。その中でいろんなことが勉強できればいいなと思う。
ああ、もう頑張る。
もう頑張るよ。

「頼んだよ」と部長が言った。
あんまり嬉しくって「へーい」と返事をした。
2005年09月08日(木)  偶然という必然
前の会社の上司とバッタリ会った。

すれ違う人の中で見たことのある顔があるなと思った瞬間、「よお」と声をかけられて、私はやっとその人の顔をハッキリと見ることが出来た。

「顔つきが変わったよ」と言った。
「大人の顔になった」と言った。

私がまだまだ大学生だったとき、その会社に入った。社会で仕事をするために必要な「基本的なすべてのこと」をその人に教わったと言っても過言じゃない気がする。

別の会社に入って営業をしている最中に、昔の上司に会うのはなんだかとても照れくさい。

自分では変わっていないと思っていても、人はたいてい変わっていくものだし、自分で成長したと思っていても、たいして人は変わらないものだ。それに、何かが変わるほど、私の時間はまだそれほど経過してはいない。

私の近況を話して、前の会社の同僚の話しを聞いたり、立ち話で5分ほどだったけれど、なんだかとても気恥ずかしく、懐かしかったし、とても嬉しかった。

あの会社を辞めるとき、その上司と色々な話をした。
本当に色々な話をした。
それを思い出した。
忘れているようで忘れていなかった。
それを思い出せて、とても嬉しかったのだ。
偶然でも、会えて良かったと思った。
2005年09月07日(水)  最近困っていること
このあいだ行った歯医者で。
治療中、やや、先生の左手がおっぱいに当たったんだけど、ずっと当たってたんだけど、これはどうしたらいいの?
どうやったら、当たっているので腕をもっとあげてくれと伝えてあげればいいの?
わざとじゃないだろうから、いいけどさー。


お客さんに誘われてランチを食べていたとき。
蕎麦に入っていた海苔がずっとお客さんの前歯の間につまってたんだけど、どうやって、海苔ついてますよ、と教えてあげればいいの? なんだか無意識に自分の前歯をシーハーしてしまったよ。会社に帰って鏡なんかを見ちゃったら、この人赤面したりするのかな。「あ、あいつ、海苔ついてたの知ってたのか?!」なんて。まあ、本人だけ気づかずにずっと海苔をつけっぱなしで仕事をしてたとしても、ある意味面白いけど、それはそれで。


村上龍の『昭和歌謡大全集』という本を買った。
表紙が松田龍平だったので、松田龍平主演で映画化するのかと思って買ってみた。なんとも読みづらい。ページをめくる手も鈍い。なんだか面白くない。進まない。読みきれない。だけど、途中で読むのをやめて次の本を買うのも癪だ。なぜだかわからないけど、癪だ。なので、どうやったら読みきれるんだろう。困った、次の本が買えない。本が読めない。


どうしても、どうしても。鼻歌が止まらない。
特に残業中の、人がぽつりぽつりとしか残っていないとき。
周りにはあまり人もいないので、聞こえないだろうと小さな声で鼻歌っていたのに、誰かに見つかってしまう。「お気楽だな」とか言って笑われる。だけど、一回歌っちゃったら、もう止まらない。見つかったからもう止めようと思っても、無意識に歌っちゃう。
仕方がないので、後輩に下のパートを歌わせて、ハモって遊んでみる。
仕事が終わらないね。いつまでたっても。


あと、上司の鼻毛が出ちゃってるときとかね。
あと、私の仕事じゃないのに私が担当した仕事だと勘違いして、ヒートアップで怒られてるときね。言い出せないね。「それ、私の担当じゃないです」って。だって、ある意味面白いと思う。最後まで怒らせといて、「あ、ちなみにこれは私の担当じゃないんで」と言ったときの上司の顔。

私って性格悪いね。
2005年09月06日(火)  いろいろとごめんね
なんだか、疲れているのか。

トイレに入って、先に手を洗ってから用をたしてトイレから出たり。
テレビを見ていてCMに入ったからといって、無意識にビデオのリモコンの早送りボタンを押してしまったり。
牛乳が飲みたくてコップに注いだのに、牛乳パックからラッパ飲みしてしまったり。
さっき、シャワーを浴びたばかりなのに、もう一回シャワーを浴びようとしたり。
恋人の名前を呼び間違ったり。
恋人が髪の毛を切ったのに気づかなかったり。
恋人と約束をしていたのにすっかり忘れてしまっていたり。
恋人のメールに返信をしようと思ったのに、まちがって友人に返信してしまったり。
恋人がせっかくぐっすり眠っているのに、大声で寝言を言って起こしてしまったり。


とにかく、色んな失敗をおかしてしまっています。かなり重症です。
だけど、「疲れているんです」という言い訳では、なかなか恋人の怒りは静まらず。
2005年09月05日(月)  もう秋ですね
なんかこう、秋だし、芸術的な遊びをしてみたいね。
絵画をみるとかさ、お芝居を見に行くとかさ、演奏会に行ってみるとかさ、芸術に触れてみたいよね。

よく、本屋さんのレジ横に、絵画展の割引チケットが置いてあって、「あ、これ行ってみよう」と思ってもらってくるのだけど、会社のデスクにいれたままいつのまにかその絵画展も終わってしまっている、ということを繰り返しています。デスクの中には割引券が溜まる一方。

あ、まだまだ先の話だけど、今年の年末は「第九」を見に行くのです。
日本の年末の恒例ですものね。音大生だったくせに、実は一度も生の第九を聞いたことがない。ああ、楽しみだなぁ。

楽天チケットを見ていたら、椎名桔平が「レインマン」のお芝居をするみたい。コレみたい。観てみたい、だって、椎名桔平だもの。カッコいいもの。生の椎名桔平みたいもの。そしてあの映画のレインマンをどうやってお芝居にするのか見たいもの。よし、これを見に行きます。

皆さんのオススメのお芝居とか、演奏会とか、絵画展とかあったら教えてください。

ちなみに、恋人は「スポーツの秋」だねと言って、一緒にスポーツしようよと言っていますが、スポーツは面倒くさいので、シカト。
2005年09月04日(日)  涙と雷
涙が、目の中の半分くらいまで溜まっている。
もうすぐ、もうすぐこぼれるのかもしれない。
私はその目をじっと見つめている。

私が意地悪な言葉を言えば言うほど、みるみる間に涙が溜まってくる。
目の淵にたっぷりと涙は溜まっている。
どこから涙は出てくるのだろう。そして、いつになったら溢れるのだろう。
私はその目だけをじっと見つめている。
彼の涙はいつこぼれるのだろうと思いながら。

外では、雷が鳴っている。
恋愛をするのは雷が鳴ることに似ている。
突然、大きな雷の音がして、まばたきをした瞬間、涙はすっとこぼれた。
もう、目の中に溜まった涙は、ない。
2005年09月03日(土)  ボス決定戦
うちの近所には、ノラ猫がたくさんいるようです。

一時期、ノラ猫戦争が勃発していたようで、夜な夜な雄たけびが各処から聞こえてきていました。その激しい闘いをどの猫が制したのかはわかりませんが、今はすっかり猫戦争もなくなり平和な夜を迎えています。

しかし!
ある夜、私は目撃していました。
時刻は午前1時。場所は灯りの少ない古びた商店街のど真ん中。
向こうに見える街灯の下で猫が「ギャーッ!」と威嚇鳴きをしています。
すると、角からささっともう一匹の猫が飛び出してきて「ミギャーッ!」っと威嚇鳴きしました。
むむ、これは始まってしまったのか。
また戦争が始まってしまったのか。
戦争をするのはぜんぜんいいのですが、あまりにも激しいとその鳴き声がうるさくて夜中に目が覚めてしまいます。なので、出来れば平和的且つ友好的なノラ猫同士の関係を築いていって欲しいのです。縄張りとか、食糧問題とか、マーキング?問題とかいろいろとあるでしょうけど、地球はひとつの星、そして池袋は大きな街だけど猫が住める場所はそれほど多くはないわけだから、ね、みんな仲良く力をあわせて、その問題を解決していただきたいなと、思うわけです。

ケンカはよくない。
ケンカはよくないよ。

「待て!」と私は両猫に声をかけ、「まあまあ」となだめ、「ほらほら」と両猫の手をとって握手をさせようかとしたその瞬間、バタンバタン!と大きな音がしてふと振り返ると、すぐそばの古い家のトタン屋根にもう一匹猫が現れて、「フゥーッ!」と攻撃態勢に入っているじゃないですか。
この状況は非常にヤバイ。

私を中心に正三角形に位置をとった3匹のノラ猫。
口を出したがばっかりに巻き込まれてしまったようです。
これで、屋根の上の猫が飛びかかってきて、角から出てきた猫も犬歯?をむき出し飛びかかって、最初の猫がツメをむき出し飛びかかってきたら、間違いなく私の顔のまん前で闘いが始まるでしょうね。でしょうね。

というか、この3ノラたちは、すっかり私を無視しているね。
普通さ、人間がいたら猫ってのは逃げるものじゃない?
それなのに、この3ノラはすっかり私を無視して、戦闘モードに入っているじゃないか。
すごくむかつく。
どうにかして、私の存在をこの3ノラに誇示しなければならない。そしてなにがなんでも私の安らかな睡眠のため、戦争を始めさせてはならない。

3ノラの闘いと無視された人間が、お互いの間合いをよみ、息をつめ、瞬きすらせず、一体誰が最初に攻撃するかを見計っていたまさにそのとき、トタン屋根の上の猫が見事な「にゃンパらりん」をして地面に下りてきて、それと同時に他の2ノラが「ミギャーッ!」と鳴いて、くるりと向きを変え逃げて行った。
すごくむかつく。
まず、威嚇だけして逃げるのは卑怯。
そして、これだけ私が脅かしているのに、たった「にゃンパらりん」しただけでビビって逃げるなんて、やっぱり私を無視しているじゃないか。

くぅー、怖い。
たったノラ猫1匹だけと相対してるだけなのに、怖い。
いつ、飛びかかってくるのかわからない、ピンと尻尾も立てているし、目が光ってる。引っかかれるのかな、噛み付かれるのかな。緊張の糸をお互いがピンと張り詰めて、にらみ合っていた。
夜中の道路のど真ん中で人と猫がにらみ合ってるなんてバカらしいけど、怖くて動けないんだよ。動いた瞬間、飛び掛ってきそうなんだもん。
だけど、このままじゃいつまでたっても家に帰れない。
こりゃ、逃げるしかない。
よし、3つ数えたら、ダッシュで帰るよ。ダッシュでマンションのなかに入るぞ。
3・2・1、でダダッとダッシュして角を曲がったら、一目散でマンションの入り口に入った。
はああ、怖かった。怖かったよ。
引っかかれなくて良かったと思いながら、部屋に入って窓から下をのぞいてみたら、「にゃンパらりん」したアノ猫は、堂々と道路の真ん中に寝そべって、自分の毛を満足そうに舐めていた。

今日から、彼がここら辺のボスになったみたいです。
2005年09月02日(金)  椅子を蹴り上げたくなる夜
毎週、課長と私とでミーティングを行うはずだったのですが、私が課外の仕事をしたり、上司もアップアップだったりで、毎週が月1回になりつつあるこのミーティング。
何の話をするかって、課の業績の話をするんだけど、月間の営業目標に向かってどうやって達成しに行こうか、なんて話をするわけで。
けど、こういう話しってメンバー含めて全員ですればいいものの、私が4月からマネジメントの仕事もすることになったので、「俺がマネジメントというものを教えてやる」と課長が偉そうにどんなふうに課のメンバーを達成させるか教えてやると開かれるミーティングなのである。あんたに教えてもらうことなんて一個もないよと思ったけど。

うちの課長は計算機叩いて、「あと○万で達成するから△の契約を決めれば達成するな」って言うの。うん、それで?と思うけど、それで終わりなの。計算機叩いて終わりなの。そういうミーティングなの。
うん、それで?って話しじゃない?
そういう数字の計算なら小学生でも出来るって! 「あと○万で達成するから△の契約を決めれば達成するな」なんて、みんなわかってるって! だからどうすんのよ?っていう先がないの、彼には。
「で、△の契約決めさせるためにはどんなマネジメントするんですか?」って聞いたら「そりゃ、メンバーに頑張ってもらうしかないな」って言うの。だからどんな風に頑張らせるか、みんなを引っ張っていくかっちゅう話しをしてんじゃないの。
バカみたいなミーティングだなぁと思う。毎回こんな感じで、もうそろそろ怒っちゃうよと思っていたところである。
計算機で数字の管理するならアシスタントにでも出来ることなんだから、もっと別のことやりましょうよと言ったら、(いやもっと強いこと言ったけど)「じゃあ、俺が悪いのかよ」と課長の目がすわった。

ホントにどうしてこの人は課長になれたのかなってものすごく疑問に思う。
どうして、「じゃあ、俺が悪いのか」という発想になるかがもうよくわからない。
馬鹿馬鹿しいことがいくつも重なって、無駄なことばかりに時間を費やして、ひとつも前進しない話し合いは自己満足でしかないんだって。
もう、どうしてもどうしても我慢できなくなって切れちゃった。
こう、ホントに頭の中でブッチンって音がしたようなしなかったような。
椅子を蹴っちゃおうかと思った。
それくらいホントもう馬鹿馬鹿しかった。

課内の誰かのメンバーと一緒に駅まで帰ったり、一緒に残業をしてたり、営業帰りに一緒になったりすると、必ず課長の悪口になる。必ず課長への不満ばかり話している。みんな感情的な話しばかりになる。
私が、メンバーと課長の間に入れればいいのだけど、私だってもう感情的にキレてしまう。
よいしょって持ち上げてやんわりと話をしようとしても、ストレートに話しをしようと思っても、この課長には私たちの言葉がなかなか伝わらない。

反面教師で、私はあらゆるダメな見本を目撃できてお勉強になりました。
メンバーも他の課と比べてすごく成長したと思う。この数ヶ月、自力で頑張るしかないと言う緊張感ばかり漂っていますが、上司に我慢すること、上司の話を右耳から入れて左耳から出すこと、上司を判断すること、上司をうまく使うこと、上司に少しでも伝わるようにいろんな言葉を使うこと、いろんなことが出来るようになったね。
上司とメンバーとのミーティングではみんな能面みたいな顔をしています。我慢している顔なんです。その顔はものすごく怖い。そのミーティングが終わったあと、メンバーだけで密かにミーティングをしています。ミーティングの上塗りなのです。さっきのミーティングを捨てて自力で頑張らなきゃという思いが、2回もミーティングをするという時間になっているわけです。
そんなこととは露知らず、課長は「俺のおかげでうちの課の業績は好調」と言っています。すごく平和な人だと思う。
課長ばかりが孤立して、メンバー同士は異様な連帯感を醸し出しています。

どうだ、うちの課はすごいだろ。
2005年09月01日(木)  ウンザリ
空気清浄機のフィルターを買いたくて、ビックカメラに行った。池袋の。

iPodのnanoのコーナーにわらわらと人がたかっていて、見たかったのにちっとも見えなかった。4GBって売り切れているらしい。別に2Gでもいいと思うけどねー。
というか、もうそろそろ買いか?
私が持っている会社の某参加賞としてもらった某メーカーのデジタルミュージックプレイヤーは、早々に生産中止になったらしい。アップルに負けたのだ。ある意味、私が持っているものは貴重。
それにしてもiPod、そろそろ買っていいか?
iPod買いですか?nanoまで待った今、買いだろうか。
とにかく、iPodコーナー前には、ジジババオバオジオタクがたくさん集まっていてnanoまでたどり着けなかった。まだ買いではないのかもしれない。

空気清浄機コーナーに来てみたら、お向かいのコーナーがマッサージチェアのコーナーで、陳列してある商品ぜーんぶに人が寝そべっており、みんながみんな、目を閉じ口を開け、昇天した顔を、誰一人、だれひとり!違わず同じ表情というバカみたいなアホみたいな風景を見てしまった。ものすごくウンザリした。商品を買わずにビックカメラのお試しコーナーで昇天するサラリーマンやOL。意外に若い人が多かった。余計にウンザリした。

しかも、自分が探していたフィルターがなく、店員さんに聞こうとしたらフロアの隅っこで、男と女の店員がイチャイチャしていたので、聞くのを遠慮した。

池袋のビックカメラってフロアの上り下りが面倒くさいね。狭いし。人多いし。すごくウンザリする場所です。

で、家に帰ってビックカメラ.comを見たら、全然売ってた。私の買いたかった空気清浄機のフィルターがあった。店に行かなくてもネットで買えばよかった。ちぇ。
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