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パルレモアダムール















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2002年09月23日(月)→→→Love is blind

秋の服を全く買っていない。
わたしは、自分の心が忙しい時、洋服に対して興味が湧かない。
アクセサリーや本や音楽やそういった、ちょっとカルチャーな香りのするものやちょっとしたエッセンスになるようなもの。
そういうものを買うことにかまけてしまう。
きっと、自分を中から飾りたいという欲求が、外から飾りたいという欲求に勝っているのだと思う。
そういう時は、いつも何かに夢中なとき。
自分としてはよい「時期」なんだろうけれど、絶対あとで着るものがなくって後悔するのは目に見えている。
でも、そう思って洋服を見に行っても何を買えばいいのかさっぱりわからない。
どの博物館のどの企画展に行きたいかはすぐにわかるのに。
本当に、「興味のあること以外は見向きもしない」人間になってきている。
でも、「楽しいことを見分ける才能」だということにしておこう。
(「やりたいことだけをやっている」わけではないんだけれど。やっているものの中に楽しみを見つけることも多いし。)

Love is blindとはよく言ったものだ。
周りが見えなくなるくらい。
それは、どうも人間に対する恋だけではないらしい。


2002年09月17日(火)→→→未来

仕事のリリース(とりあえず、第一弾)を終えて。
仕事場の人たちとなかよくなって。
仕事にも慣れてきて。
仕事のシステムの限界を見て。
さっさと次の仕事も決めて今年度いっぱいの身の振り方を決めて。
来年からの進路やとりあえず数年先までの未来構想を作って。

未来が自分の中で具体的なものになるということに、これほどの精神安定効果があるとは思わなかった。
今まで、自分で完全にレールを敷いてそこを突き進んで来たから。
レールが途切れることにこれほど不安感を抱くとは思っていなかったのだ。

そして、レールを敷き直して、でもその先にある目標は変わらないということに気付いたとき、
奈良美智の言う「過去」や「ルーツ」の大きさ深さに気が付いた。

わたしが進むべき先。だと思う目標。
それは何ということか、小学生の時に描いた未来と寸分変わらないのだ。
そこが、わたしの原点なのだと思う。

ずっと自分をごまかしてきたのだけれど、
本当に「すき」だと思う気持ちは容易く変えることはできないのだと思った。

人間でも、そのくらいの「すき」にめぐり会えるだろうか。


2002年09月12日(木)→→→人魚のお父さん

来週リリースの仕事が佳境だったり、引越しがあったり、進学(予定)先研究室訪問をしたり、ボランティアの面談に行ったり、本当に最近忙しい日々だ。
ぐうたらなわたしには考えられない忙しさだ。

そんな日々で思うのが、しあわせっていうのはな、死ぬまで走り続けることなんだぞ、っていう吉本ばなな「うたかた」の主人公(鳥海人魚)のお父さんのセリフ。
いたるところで座右の銘として挙げているけれど、最近、本当にそうだなあと思う。
進学を考えて、先輩たちに相談して、先輩や友達に背中押してもらって、ようやく決心して、走って、その楽しさに浮かれたり、みんなの愛とかに感動したり、「研究」がまた出来るかもしれないという期待と少しの不安とで、とにかく毎日胸がいっぱいだ。
先生に借りた「対流圏大気化学」の本も見るたびににやけてしまう。
まるで、恋人の写真を見ているみたいだ。

結局、なににせよ、わたしは常になにかしらに恋をしているのだと思う。
なにかしらに夢中になって、突っ走って、転んで、また起きて、走って、そのくりかえし。

でも走ってるとハイになるみたいで、いろんなことが楽しくて仕方なくなったり、忙しいのにやりたいこととか好きなことにたくさん手を出してみたり、そんなんでどんどん忙しくなっていく。

わたしのだいすきな渚☆さんみたい。
告白しちゃった(笑)。
渚☆さんの日記、この日記を書き始めた頃からすきなんです♪
走ってるなあといつも思う。
人魚のお父さんの言葉(しあわせっていうのは…のことね)を、体現してる気がする。
そして、すごいな〜って傍観していたはずが、いつのまにか自分もちょっとずつではあるけれど、人魚のお父さんに言葉に近付いている。

死ぬまで走り続けられるだろうか。


2002年09月06日(金)→→→It's always OK and is never OK

日記を書くの、ひどく久しぶりな気がする。
日常日記の方まで滞っていたくらい、体力を消耗していた。

仕事にも慣れ(今月いっぱいで辞めるけど)、職場の人たちともそれなりに仲良くなり、進路のことも自分の中で決まり、博物館でのボランティアもできることになり、PS2オーシャンブルーも買い、来月からの仕事も決まり、だいすきな友達との約束・会合は毎月数回は欠かさずあり、aikoの新しいアルバムは素敵だし、桑田佳祐の新しいアルバムももうすぐリリース、ジャイアンツはマジック再点灯…etc.etc.
それなりに忙しく楽しい毎日だと思う。
やりたいことが次から次へと湧いて出てくるので、それらの処理にてんてこ舞いだ。
忙しい忙しいって、わたしじゃないみたいだ。
常にひまであることがわたしの長所だというのに。
誘われたら、オールウェイズオーケイ(色っぽいことじゃありませんよ)。

そして、ふと思う。
もし、いま、すきなひとがいたら。
わたしの日常はどうなってしまうのだろう。
オーヴァーキャパでパンクしてしまうかもしれない。
と思う一方で、忙しい分、考えすぎないですむからあまりのめりこまないですむかもしれないなどと不届きなことを思ったりしてしまう。

とりあえず、いますきなひとがいたら、と思うとおそろしい。
しかし、そのおそろそさに触れてみたい気もする。
忙しい忙しいと言って、恋愛から逃げているだけだという気もする。
いや、逃げているのだと思う。

収集がつかない文章だが、自分でもよくわからないのだ。
たまにふとした瞬間に、サイエンスや博物館や野球にこれほどまでに情熱を燃やしていてよいのだろうか、と思ってしまうのだ。
このままだと本当に、サイエンティストにはなれても色気は一切ナッシング!みたいになってしまいそうだという不安が、拭いきれない。
かと言って、自ら積極的に恋愛に飛び込む勇気は持ち合わせていないし、機会をつくるために立ち働くのも面倒くさいし格好悪い。

結局、傷つきたくない症候群ってやつなのかもしれない。
全然、オールウェイズオーケイじゃない。ネヴァーオーケイだ。
そんなばかげたジレンマに悩む、25歳女子、表向き理系、修士卒。
色事はまだまだ当分訪れそうにない気配…。




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