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2002年04月29日(月)→→→我慢

唯川恵の直木賞受賞作、「肩越しの恋人」を読んだ。
バリバリ働いていて男を信用できない萌と、女であることを武器にしてわがままに生きているるり子、二人の対照的な女性が主人公。
そのなかで印象的だった、るり子の言葉。

「本当はみんな知っているはずだ。わがままを通す方が、我慢するよりずっと難しいということを。だからみんな我慢の方を選ぶ。それは、楽して相手に好かれようと思っているからだ。聞き分けのよい女なんていちばんの曲者だ。心の中を我慢でいっぱいにして、そのことに不満を持ちながらも『我慢と引き替えに手に入れられるもの』のことばかり考えている。るり子は常々心に誓っている。どんなに落ちぶれても、我慢強い女にだけは絶対にならないでおこうと。」

確かに、わがままな女は同性には嫌われるが、魅力的だ。
そしてそういう魅力的な女はみんな自分に自信を持っているから、わがままが言えるのだと思う。
わたしは自分に自信が無いから、わがままを言ったら嫌われる、と思う。
わたしのどこが好きなの?といつでも思う。
そして、そう言うことも、相手に負担をかけることだと思って、言わない。
何もかもを我慢する。
なんて貧乏くさいのだろう。
わたしはずっと、自分は我慢することでがんばってきていると、そう思っていた。
でもそれは違う。
我慢するよりも、わがままになることの方がずっと難しいから、我慢することに逃げていただけなのだ。

わがままな女はとても魅力的。
そしてとてもうらやましい。
男の手をわずらわせる女、になりたいな。


2002年04月27日(土)→→→I know nothing

ある日記を読んでいて、思ったこと。
その日記作家さんは、短大を出てからある一流会社に勤め始めた。
その会社はいわゆるエリートと呼ばれる、理系の一流大学を出た博士を持っているような人々の集まりだそうだ。
そこで、ずっと勉強&研究に従事していて、会社に入って短卒のかわいらしいお嬢さんに愛想でもにっこり笑いかけられた世間知らずの男達は、その日記作家さんをみな好きになってしまったらしい。
しかし、彼らのアピールと言えば、
「ポストイットって片側だけ糊ついてるのに、なんで片側だけ厚くなってないか知ってる?」←これってアピール?
とか、
「君は僕の運命の女性だ!」
とか、訳のわからないものだったらしい。
世間知らずの恋知らずなので、暴走してしまうのね。
それでオタクな彼らに、彼女はもてもてだったそうだ。
ポストイットが何ですべて均等な厚さなのか、そんなこと知りたくもないわ!とその日記作家さんは書いていた。
わたしも研究室でそういうオタクな人に好かれたことがあるので気持ちはわかる(笑)。
ま、それは置いておいて。
わたしはポストイットの片側がなんで厚くないのか、知りたい。
そして、そういう、そんなこと知りたくもないわ!と一蹴されそうなどうでもいい知識をたくさん頭に詰め込んでいるのだ。
「トンネルのライトがオレンジなのはなんでか知ってる?」
などと、当時つきあっていた人に聞いて苦笑させたりなんてしょっちゅうだった。
そして、そういう「知識」というものは恋愛においては何の役にも立たない。
わたしや、その会社のオタクな人々は、色々な余計なことは知っているけれど、肝心なことは何も知らないのだ。
キスするときにどのくらい口を開けたらいいのか、なんてことすら。
わたしは、いつのまにか理系であることに毒されていたのだ。
ああいう、君は僕の女神なんだとか言っちゃう人たちと一緒なのだ。
そう思って愕然とした。
理系に見えないよ、と言われるのがうれしいのは、わたしは自分がオタクであるということを自覚しているからなのかもしれない。
そして、そう言ってくれる人も、わたしがオタクであるということを知っているのかもしれない。

もっともっと、人生や恋愛においてたいせつなことを知らなくてはいけない。
知り合いの4歳の男の子(ハーフ)が、I know everything !と言う。
わたしはI know nothing !だ、と思うのだ。

---
ちなみに、トンネルのライトがオレンジ色なのは、霧が出た時などに光が散乱して見えなくなってしまわないように、波長の長い光(ナトリウムランプ)を使っているからです。
ポストイットの片側が厚くないのは、糊の厚さぶん、紙を削っているからだそうです。


2002年04月26日(金)→→→コンプレックス

この間の“鉄壁の女”について。
わたしはつきあってるひととしかセックスはできません。
それって鉄壁なのかー?
と書いたんだけど、なぜそうなのか。
ってことをすっかり忘れていた。
単に自分の体に自信が無いからです。
自信が無いどころか、ものすっごいコンプレックスがある。
コンプレックスがありすぎて、ギャグでからかわれても黙ってしまうくらい。
ギャグだってわかってるし、笑いとばしたいんだけどできない。
一生彼氏なんてできないって高校生の時は本気で思っていたくらい。
…って胸がないってだけなんだけど。
でも“なさ”加減がすごいので、とてもじゃないけどわたしのこと好きって言ってくれる人じゃなきゃー見せられません。
吉田伸子だっけ、もしこのグラビアの女優くらい自分もすごいキレイな体だったらどうする?って女友達に聞いたら、そんなの街に出て片っ端から男と寝るわって友達が答えたっていうの(笑)。
そういうこった。
ああもう本気で整形しちゃうひとの気持ちがわかるよ。
きのうお風呂入ってて改めていやになっちゃった…。
これ以上、わたしの洗濯板のような体を他人に、しかも男のひとになんて見せたくないよ〜っていうか見せられた方も困るよ〜

コンプレックスってのは英語だと複合とか複雑とか化合物って意味がある。
ま、“化合物”はいいとして(笑)、
好きな人に体を求められた時、うれしいけどすっごい複雑。
それでまあもったいぶってるとか信じられてないとか思われるのよ。
複雑なのよね、ほんと…。

…当分恋愛できそうもありません…。


2002年04月23日(火)→→→Science of LOVE

私は「恋愛の科学」とかそういうのが好きだ。
江角マキコの番組も観覧に行って白衣着てTVにうつったくらいだ。
(椎名桔平の回だったの!もう恋に落ちましたね。その前の東幹久なんてどーでもよかったもん・笑)
で、そういうのを見たり読んだりしてて思ったのだけど、わたしけっこう普通に実行してることが多いぞ?ということ。
でもなぜ彼氏いない歴ばかりがいたずらに更新されていくの?
やっぱり恋愛は科学だけじゃ絶対絶対語れないのよ。
わたしは科学をやってる人間だけど、恋愛だけは、無理。
日ごろ分析とかけっこうやってるんだけど、
ひとの気持ちだけは絶対にうまくはかれない。
一番いいのは素直に自分をぶつけること。
だとよく言われるけれど、それが出来れば苦労はしない。
でも結局はすきだっていう気持ちを素直にぶつけることだよなーと思う。
何か抽象的すぎるかも。

恋テクをいくら磨いても、結局は
「すきなひとにすきって言われなきゃしょうがないのよ。」
っていうまるちゃんのお姉さんの言葉が胸に沁みる。
忘れられないひとことを「ちびまる子ちゃん」で学んだわたし…。


2002年04月22日(月)→→→凡庸と非凡

わたしは凡庸な人間だと思うんだけれど、凡庸っていうのが一番非凡なのかもしれない。
凡庸な人間であるというのもそれは一種の個性よね。
わたしは凡庸な人間になりたくて、なりたくない。
自分であることを追い求めると、凡庸ではなくなる。
でも、大抵の男子はマニアな女子を嫌うでしょう。
だからわたしはマニアな女子な自分と、凡庸な女子の自分、その間でいつも葛藤していた気がする。
自分では、マニアな女子でいることの方が好きなのだ。
やっぱりどこか、「特別な自分」でいたいから。
ナナって変わってるよね、って言われるのが好きだった時期もあった。
でもね、それって自分が凡庸だから、それにコンプレックスを抱いているからこそのマニア化だったわけだ。
しかし大学→大学院まで行ってみると、今までは「マニアな自分」を自分で作ってそれを武器にしていたような感があったのだけど、いつのまにかそれが自分の皮膚のようにしっくり馴染んでいた。
専門の勉強をすることがただただ楽しくなってきた。
そうするとついつい何でも科学に結び付けて考えるという思考回路が出来上がる。
何かの現象を見て、その原因やしくみを分析しちゃったり。
ああそうか!それはそういうしくみなのか!と思うのが楽しくて。
そうすると自分でも気付かないうちにマニア化は進む。
文系男子からはいやーな眼で見られるくらい。
理系男子からも苦笑されるくらい。
わたしはマニアな自分を手に入れる代わりに、男子からは煙たがられるというリスクを背負うことになった。
そんなことは昔のわたしにはどうってことなかった。
だって男子と付き合うとかって現実的じゃなかったから。
そんなことは遠い未来のことだと思っていた。
でも実際その未来がやってくると、マニアな自分でいたい自分と、好きな男子に嫌われたくない自分との間で葛藤が生じた。
凡庸でいたくない。
だけど凡庸でいたい。
わたしはふつうの人間です、と当時付き合ってた男子に言ったことがある。
ふつうを強調するところがおかしいと言われた。
そりゃそうだろう。
わたしは変わっている。
でも、人間はみんな同じじゃない、みんな多少なりとも変わっているのよ。
変わってる女の子が好きだと言うひとが現れるのを待つべきか。
ああでもわたしは自分に無いものを持つ人が好きなの。
だから、変わってる女の子が好き、なんていう人は好きにならないのね。
変わってる女の子を煙たがるタイプを好きになっちゃうのね。
だから好きな人ができると、また葛藤が始まってしまうのだ。
くっそーなんとかならない?この悪循環。

わたしは凡庸な人間です。
誰が何と言おうとも。


2002年04月21日(日)→→→アイドル

日常日記の方が最近かなり適当になっている。
読んでくれる人が増えると、どうしても本当の気持ちとかが書けなくなる。
読んでもらうことを意識したディティール作りをしてしまうというか。
裏日記をつけるひとの気持ちがわかる気がする。
この日記も裏日記になりつつあるしねー。
ってこっちが表なんだという気持ちは捨てずにいたい。

っていうか、恋愛をしていない。
ジャンル変えようかと思ったけれど、変えない。
なぜなら恋愛はしていなくてもしているから。
ってわけわからないですね。
好きな人間はいなくても、何かしらに恋してるわけです。
それをいちいち挙げていったらキリないくらい。
そう、nicaさんが書いていたけど、好きな人はいなくてもアイドルは必要なの。
そしてわたしにはアイドルが人間以外にもたくさんいるの。
研究室ってとこにも常にアイドルはいたわよ?
それは好きな人じゃーないの。
それは何なのかなあ。
ああきょうもあの子はかわいいなあっていうの?
だから男の子でも女の子でもいいのね。
それっておかしいかしら。
ま、わたしはちょっとおかしいんだろう。
そんなことはわかりきっていることだし。
アイドルがいることで、毎日が楽しくなるならそれでいいじゃない。
それってやっぱり擬似恋愛ってやつなのかもね。


2002年04月18日(木)→→→お嬢さまがお好き

えーと昨日日常日記の方に書いてみて、消してしまったことをこっちに。

男の子ってなんでみんなお嬢さんが好きなのかなあ。
林真理子は、「いいとこのお嬢さんをものにした自分も、いいとこのぼんなんですよーというのを誇示したいから」だと言っていたが、
どう考えてもぼんじゃない人とかも、お嬢が好きだよね。
まあよくわたしはお嬢っぽいと言われるのだけど(人見知りなのでね)、
それで勝手に勘違いした人から(ごく稀に)好きだとか言われるんだけど、

「お嬢さんっぽいところが好き」

とか言われるとむかつくんですけど。
わたしがお嬢っぽいから好きなわけ?
そんなんで好きになられても迷惑ー!!!

人見知りもこういった弊害が色々あるので、やっぱり直すべきなんだろうか。
でも過去色々努力はしてみたんだけど、直らないのよう。
それでちょーっとフレンドリーに接すると、俺のこと好き?みたいにまーた勘違いされるしね。

なんかこれから先の恋愛に対して希望が…持てん。
すっきっなーひとーがっ、やっさっしーかーった♪ピーッス!
みたいなノリがいいんだろうけどー。…無理無理。


2002年04月16日(火)→→→鉄壁

「春ランマン」の押尾くんがかわいすぎる!!!
めっちゃタイプです。
ってわかりやすいタイプだなー。

ところで最近のドラマってやったらちゅーしてる気がする。
きょうの押尾くんしかり。
「整形美人」の米倉涼子しかり。
月9のキムタクと井川遥もいきなりキスしてたし。

そんなに日常生活でいきなりというか、しょっちゅうキスするかなあ。
わたしは付き合ってるひととしかしないけどなあ。
まあドラマだしな。

それに、先週の「春ランマン」で酔って好きでもないひとと寝ちゃったことなんて誰にでもあるはず!みたいなのあったけどさー。
有り得ないでしょう。
ってわたしが鉄壁なのかなあ…そんなことないと思うんだけど…。


2002年04月12日(金)→→→同志

研修中のあのひとからメールが来た。
配属が決まったらしい。
やっぱり予想通り奈良だったらしい。
奈良ギャルをねらいます、だって。
大阪に来たときは必ず声をかけてください、だって。
わけがわからない。
この前もなんかメール来てたし。
(阪神強い!メール…いや、これは来るなと思ったけどね。
巨人が負けると嬉々としてメールしてくる人多いから。)

で、「テニスボーイの憂鬱」(村上龍)を読んでいてわかった。
友達というか、同志みたいな感覚なんだなーって。
感覚じゃなくても、そうなりたいんだなーって。

ちょっとそれは酷です。

「真実が闇の中なら
 いっそ消していってよ」


2002年04月07日(日)→→→だれかを好きになった気持ちは

「だれかを好きになった気持ちは、
報われようが報われまいが、
それだけでじゅうぶん意味があるんだよ。」
…「H2」30巻p.175から。

ほんと、そう!
とーてーも高校生のセリフとは思えない。

はあ何かちょっと感動しちゃった。
セリフだけじゃわからないけれど、この言葉の裏にあるエピソードもとてもすてきなのでした。

だからガッツなんだって!


2002年04月04日(木)→→→タイトル

前々から気になっていたのが、
「ひとりごと」というタイトルで日記を書いている人ってかなり多いのではないかということ。
でもこの日記ってほんと、ひとりごとだしねえと思ったからそのままにしておいたのだけれど、
ちょっと順子さんに感化されたのでタイトルを変えてみた。

Parlez-Moi d'Amour
私を愛していると言って。

悲愴感がただよっている感があるけれど、
なんかフランス語ってよくわかんなくていいなーと(笑)。
ちなみにシャンソン。

誰か、わたしを愛していると言ってください。
なんてね。
わたしはあなたを愛しています。
地球がわたしを愛するように、あなたを愛していきたいものです。

…あなたってのはこれを読んでるあなたも含めて、みんなのことですけどね。


2002年04月02日(火)→→→ループ

最近恋愛に対してめちゃくちゃアメリ状態。
絶対踏み出せない。
恋ノチカラとかあいのりスペシャルとか見ていて、あ痛!って何度も思う。
これじゃーわたしがおばちゃんだ。
でも踏み出せないんだよー。
そしてそしていろんな人に会えば会うほど、いろんなドラマを見れば見るほど、いろんな本を読めば読むほど、
わたしってあのひとのこと好きなの???
って思ってしまうのよー。
ちくしょう。
あいのりもなんでメキシコなのよー。
わたしもなんでこんなに引きずってるのよー。
なんだかループにはまってしまったかのように、ここから抜け出せない。
プログラムのループはプログラムを組み替えれば解消するはず。
しかし、わたしはプログラミングが大の苦手なのでした。
とほほ。




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