ゆめノかけラ
koi
基本的に(例外もありますが)、その日見た夢の話です。



 同じ町に住む女の人/魚を操る男の人

夢の中で、新聞紙にちらしを折り込むアルバイトをしていた(現実に、家の近くには新聞配達所がある。なんかリアルでやだなぁ)。同じアルバイトの女の人と、世間話をしながら作業していた。「どこに住んでるの?」と聞かれ、「ああ、こ乃場所のすぐ近くですよ。××の○丁目」と答える。彼女は、「え・ほんと?わたし8丁目(現実にはない)に住んでるのよ。今度プライヴェートでも一緒に遊びましょ?」と言われる。その場所には、BGMに元ちとせの「ワダツミの木」の歌が流れていた←嫌いな曲じゃないけど通しで聞いたことはない。多分どこかで聞いてサビだけ耳に残ったのだと思う。

べつな夢。vividな朱色の着物を着た男の人が、魚を操っていた。彼が扇子を開きながら手を上下させると、右手をあげれば右にいる魚が、左手をあげれば左にいる魚がぴょん、と水からはねる。周囲に集まった人々(皆町人風の着物を着ている)は、そのたびにおおーっとかわーとか声をあげる。どんどん早くなる音楽(三味線とか使ってそうな曲だった)に合わせ、男と魚の動きも早くなる。魚、疲れないのかな..とわたしは思っていた。

2002年05月28日(火)



 イジメ

夢の中で、わたしと、わたしと仲のいい女の子とが、イジメにあっていた。小学校か中学校のようだった。ふたりのノートに、ペンが自動筆記のように悪口を書いていく。意識で遠隔操作をしているらしいので、誰がそんなことをしているかわからない。が、担任の先生は、目つきがおかしくなっている男子生徒を見つけ、おまえだろう!と怒鳴る。その少年は、ふたことみこと泣き声でイジメに走った理由を口にしたが、いきなり灰になり、窓からふいてきた風に砂が舞うように散った。

2002年05月27日(月)



 清春といっしょ

Sadsの清春が、ロックオペラに出演する、という夢を見ていた。しかし彼はなぜかわたしの隣で、どうやったら舞台にたどりつけるか苦心していた。わたしたちがいたのは、学校の裏山のような場所だった。あちこちに監視カメラがあり、アーミールックの見張りがいて、皆銃を持っている。開演までに間に合うのだろうか、と思う反面、わたしは間に合わなくてもかまわないが、彼は仕事だからかまうだろう、と考えていた。

2002年05月26日(日)



 わたしが殺したわけじゃない(と思う)/南国

夢の中で、共学の高校に通っていた。最近、わたしの学年の男子生徒数人が、立て続けに自殺しているらしい。そして彼らが最後に話をしたのは、いずれもわたしだったという。わたしは教師や他の生徒に、一体何を話したのだとか、何かしたのではないかとか聞かれている。が、一向にこころあたりがない。世間話をしただけなので、内容もろくに覚えていない。疲れて保健室で休んでいると、生徒会長をしていた男の子が様子を見に来た。「わたしに話し掛けないでよ。あなたも死んじゃうわよ?」と言うが、あまり気にしてない様子だった。でも、わからないからなぁ。「疲れてるだろ?」と、彼は荷物を持ってくれようとする。その笑顔に、わたしは何も言う気がしなくなり、頷いて後についていった。

べつな夢で、南国にいた。母と弟と、ジュースを売って暮らしていた。

2002年05月25日(土)



 輝く半月とバイクのライト/樹の植え替え

夢の中で、冷たい空気の、夜道を歩いていた。空には半月が光を放ち、街灯も明るいので、あまり暗い感じはなかった。後ろから、もっと明るい光が入った。音で、大型のバイクだとわかる。彼らはごく普通のスピードで通り過ぎていった。

べつな夢。空と光は昼過ぎの感じになっていた。雰囲気は秋かな。昔の友人が、苗木の植え替えをしていた。植え替えた樹には、何かわらのようなもので覆いをつけていた。これからの季節のために、防寒であるらしい。

* * *

夢では季節や時間が色々だ。確か半月は数日前だったと思う。今は月齢12くらいか。満月に向かって大きくなっている時期のはず。

2002年05月24日(金)



 デパートで硝子細工購入/花火

夢の中で、昔の同級生が働いている、というデパートにでかけていた。時間は夕方から夜にかけて、空の色がだんだん濃くなっているあたり。彼女は洋服売り場のところで働いていた。紺色の、なんだか高校の制服と大差ない服を着ていた。彼女はわたしに気付くと笑顔になり、何か話そうとしたが、他の客が寄ってきたので「ごめんね」という表情で接客に行った。わたしは「向こうに行ってるから」と身振り手振りで示す。アクセサリーを売っているところに行き、眺める。ひとつ、薄紫のまるい硝子をメインにした、ネックレスに目がとまる。値段も高くないので、買ってみようと思う。喫茶店でお茶を飲んでいたら、スーツを着た男の人がわたしの前に座る。誰だっけ..とぼんやり思うが、かまわず男は話し掛けてくる、「こういうのが欲しかったなら、俺がいくらでもかってあげたのに」と。わたしは微笑む。「自分で買うからこそ、こころおきなく使えるのよ」

べつな夢。えんじ色の車で、川岸の駐車場に頭からとめた。車を降りると、周りの車に比べてちいさなくるまだな、と思う。土手にはひとがたくさんいた。寒いのに、よく集まっているものだ、と思う。家族連れよりカップルが多いので、ふたりで来たかったな..とわたしは思っていた。が、クリスマスカードをくれるならいいか、と思っていた。年賀状は不幸があったら出せないけれど、クリスマスカードは大丈夫だろうし。黒いロングコートの、前をきつく合わせる。川の向こうに、いくつも大きな花火があがる。普通のもあるし、絵のような形になるものもある。凄いなぁ、技術が発達したんだなぁと思う。

2002年05月22日(水)



 死体運び

すみません穏やかじゃないタイトルで。

夢の中で、その人は父という設定になっていた。だが実際の父より年を取っていて、ちいさくて、雰囲気も全然違うひとだったた。ふたりで何かから逃げているときに、彼は老衰で息絶えてしまった。彼は自分を置いていけ、といったが、わたしは彼を捨てるに忍びなくて、たんかのようなものに乗せて一緒に逃げようとした。軽い。座布団2枚ぶんくらいの重みしかない。これなら余裕、と思うが、追っ手が近くまで来ていた。わたしは死体に布を巻き、さーどうやって誤魔化そう、と考えていた。

2002年05月20日(月)



 魔女の家から逃げ出して

夢の中で、魔女の家に住んでいた。魔女は、松田聖子(好きでも嫌いでもないです)に似ていた。魔女は、一見とても優しい。ケーキを作ってくれたりする。魔女の家はあたたかい。家具や壁紙の色もとても柔かい。まともな思考が働かず、わたしはそこでぼんやりと暮らしていた。

ある日、全身が白く輝いている少女に会う。彼女は言う、「ここにいては駄目。わたしについてきたら、必ずここから出られる。来て」と。わたしはぼんやりと彼女を眺める。白く長い髪。鬼ならば2本の角がある位置で、髪をひとふさずつ結んでいる。全身は青白い煙のようなもので包まれている。目は、薄いグリーンだ。わたしはぼうっとしたまま、差し伸べられた彼女の手に手を伸ばす。

彼女は悲しそうな表情になった。視線の先を見ると、わたしの手は灰色っぽく、というか薄墨色になって、床が透けて見えそうになっている。彼女は言った、「もう酸化してる。急がなきゃ」と。言い終わらぬうちに、彼女は見た目からは想像できないような強さで、わたしの手を引き走り出した。わたしの足がスピードに追いつかないのを感じると、ほとんどひっぱるようにして加速した。

いくつものドアを通り抜け、玄関へ。これを抜けたら、外。そのあたりで、奇怪な動物達が大声で鳴き始めた。魔女が、起きてしまう..とわたしは後ろを振り返り同になるが、少女は腰のあたりからたくさんの花をばらまき、動物達を大人しくさせてしまう。わたしは驚く。と同時に、この家を遠ざかれば遠ざかるほど、記憶が鮮明になり、生命力が戻ってくるのを感じた。少女はその気配を察知したのか、わたしを見てにっこりと笑った。「間に合って、よかった」その唇が、とても綺麗な珊瑚色だったところまでは覚えているが、その後どうなったかはわからない。

もうすこし寝てればよかったかな。

2002年05月19日(日)



 彼女を見つけたはいいけれどどうやって連れて来よう

夢の中で、私立探偵になっていた(最近読んでいたBoyslove小説で、2冊続けて探偵が出ていたせいだと思われる)。性別は男になっていた。外国人女性を探す、という依頼を受けていた。その女性の写真を見たら、キルティン・ダンスト(最近スパイダーマンを見たせいだと思われる)だった。

わたしは携帯やPCから沢山のトラップをかけ、彼女を捕獲しようとする。珈琲を飲んでいると、彼女の生体反応がつかまった。わたしはTVphoneになる部分をクリックし、彼女に話し掛けた。

「依頼人が君を探してる。悪いことは言わない、帰ったほうがいい」わたしはできるだけ穏やかに話し掛けたつもりだったが、彼女は目に涙をためて言った。
「嫌よ。帰ったらわたしは殺されるわ。あなた責任とってくれるって言うの?」ヒステリーを起こし、なおも何か言い募る彼女の悲鳴が凄いので、すこしPCのボリュームを落す。さて、どうするかな..

考えているあたりで目がさめた。

2002年05月18日(土)



 わたしはコドモが苦手なのに

夢の中でわたしは、髪の毛をおかっぱにしていて赤い服を着ている、2人の小さな女の子とわりと楽しげに遊んでいた。現実のわたしは、コドモが大変苦手なので、起きてからかなり不思議な気分になった。

2002年05月17日(金)



 母と雪の中を歩き冬の夜に消えていく

夢の中で、季節は冬だった。母と2人、夕暮れの青っぽい街路を歩いていた。途中で母の知り合いと会った。母がそのひとたちと話しているあいだ、わたしはすこし離れた場所にいた。話が終わってから、またふたりで歩き始めた。

歩いて歩いて、小学校についた。もちろん、だいぶ夜に近づいているので、もう校門は閉まっている。裏門から入り、管理人室に行く。オレンジ色に光る、電気ストーブがついている。そのまわりだけ暖かい。母がコートを脱いで椅子の背にかけた。わたしは立っていた。やがて、「やあ、待たせてすまないね」と言って、初老の男が入ってくる。用務員も今日で終わりだと言うことで、青い花が沢山入った花束を抱えていた。すこし世間話をして、帰ることになる。ふと外を見たら、雨の雫が白く凍り、雪になっていた。どうりで静かなわけだ。

外に出た。街灯に照らされると、母が着ている黒いコートは、お洒落だが寒そうだな、と思う。きっと安いものなのだろう。でも、借金があるくらいだから仕方ないのかな。そしてふたりは歩いて歩いて、やがて夜の中に消えていく。

* * *

最近母親がよく出てくるのは気になるかも(悪い意味で)。


2002年05月16日(木)



 旅行計画失敗

夫の顔を見ていたら、今朝見た夢を思い出した。

わたしが提案した計画にそって、2人で旅行にでかけている夢だった。が、駅の券売機の前で、自分が予定していた目的の駅名が、表示に載っていないことに気づく。わたしは慌てて駅員に聞くと、その駅は去年廃駅になったと言う。どうもわたしが持っていたガイドブックは古かったらしい。夫は「だから車で行こうって言ったじゃないかー」と言う。わたしは「だってなくなるなんて思わないじゃなーい」と言う。たまには電車で旅行がしたかったのだ。仕方なく、一番近い駅に行くことになった。

2002年05月15日(水)



 母の借金/髪を燃やす

夢の中で母が、借金が200万円以上できてしまった、という。わたしは重い疲労を感じながらも、「わかった。返済手伝う。月10万で20ヶ月ね。できるだけ援助する。利子はそっちがもって。じゃ、詳しいことはまた」とその場を去る。帰り道、仕事増やすか変えるかしなきゃな・・と考えていた。

べつな夢。わたしは黒い服を着ていた。手には、切ったばかりの髪ひとふさを持っていた。目の前の男に向かってわたしは言う。「先ほど言っていた言葉が嘘なら、この髪を燃やすと、あなたの頭の毛も縮れてくるよ。火をつけてもいいかい?」と。

2002年05月14日(火)



 わたしは君を守れないから

夢の中で、寮生活をしていた。そして同室の女の子と、恋仲だった。彼女のなめらかな長い髪と、素敵な笑顔が何よりも好きだった。朝起きてから夜眠るまで、ずっと彼女と一緒だった。授業中も、食事中も、放課後も。愛しくてならない彼女と、片時も離れずにいられる、その喜びで気が狂いそうだった。

ある日、彼女の持ち物が少しずつなくなっていることに気付いた。彼女は平気よ、というが、気持ちがいいものではない。そのうち、どうもストーカーめいた男に追いかけられているらしい、ということがわかった。女2人では心もとないので、寮監や教師に相談して、指示を仰いだ。しばらく、彼女とは別の部屋で過ごすことになりそうだ。最悪の場合、彼女は親元に帰らなくてはならないかもしれない。

わたしは無力だ。武道でも習っておけばよかっただろうか、と思う。が、今更どうにもならない。ひとりの部屋で、彼女のことを思う。淋しがっていないだろうか。不安ではないだろうか。わたしは君が大好きだ。でも、わたしは君を守れないから。今はそばにいられない。いなくても君が大好きだけれど。好きにならなければよかっただろうか。好いてもらわなければよかっただろうか。

そんな夢を見ていた。

2002年05月13日(月)



 オフで

WEB上の知人さん(男)と、実際に現実で会っている夢を見た。顔、知らないんだけどね(写真は公開されていたような気がするけれど、ひとの顔覚えるのは苦手なので)。とりあえず、ああ、こういうひとだよなぁ、と思って話していた。

残念なのは、彼がWEB上のわたしと現実のわたしと、イメージはどう違ったか(あるいは同じだったか)聞けなかったということ。ごく普通に話せてたからいいかな。でも、本当に会うことはおそらくないだろうな。

2002年05月12日(日)



 今度はSadsだ/裏庭には鮫が

夢のなかで、CD店の店頭で、SadsのPVを見ていた。30過ぎて娘もいるのにこーいう格好でこーいう歌を歌えるのは凄いなぁ、と感嘆しつつ眺めていた(これは最近雑誌で見かけたせいだと思う)。

べつな夢。学校の裏門のあたりで、数人の男女と歓談していた。目の前には、水溜りが大きくなったような池がある。白いあざらしが泳いでいる。ときどきイルカも来る。校舎からは、誰かが練習をしているらしい歌声とピアノの音が聞こえる。

突然、ひとりの男が悲鳴をあげる。鮫が、男の頭に食いついている。周囲にいたわたしたちは、慌てて助けようとする。誰かが、「ここにそんな危険なものはいないはずなのに」と叫んでいる。誰かが、「誰かが捨てたんだろう。そんなことより警察だ、救急車だ」と喚いている。



2002年05月11日(土)



 本日はGackt登場

夢の中で、学生になっていた。それはいいのだが、Gacktが講義をしていた。それもまあいいのだが、講義が終わった後、彼は渡米するという。そしてなぜか、生徒と別れの挨拶をするということで、ひとりひとり軽く抱きしめて、耳元でひとことずつ何か言っていた。皆平気で挨拶しているのだけれど、わたしはそんなおそれおおいことできないですー、と断ってしまった。

またべつの夢。舞台裏の休憩所のような場所で、Gacktがメイクアドヴァイスのようなことをしていた。いいなー、と思いながらぼんやりしていると、聞きたい? じゃ、気に入ってるメイク道具持ってきて、と言われる。わたしはメイクボックスからいくつかを選ぶが、うわー恐いー何言われるんだろう、と思っていた。

Gacktは比較的好きなアーティストだけれど、そんなに見てて楽しい夢ではなかったような。遠慮みたいなものがあるのかなー。

2002年05月08日(水)



 平井堅に似た男の人と

夢の中で、平井堅に似た外国人男性と歩いていた。わたしは彼の、元妻であるという設定だった。わたしは久しぶりに彼と会える、ということで精一杯のおしゃれをしていた。長くなった髪を片側だけとめて、微妙な色合いのグリーンのロングワンピースを着ていた。メイクも、アイシャドウにグリーン。ルージュは薄い赤。彼はベージュの、上質そうなスーツを着ていた。これからふたりで、昔の友人に会いにいくのだ。その友人は、パンや雑貨の店を開いている。お店の飾りに、彼の作品が使われるということで、それを見に行くという話になっている。わたしは彼と手をつないでいた(書いている今も、その感触ははっきりと思い出せる。わたしが付き合ってきた男の人たちとは違う、大きく、かわいた、骨ばった手だった)。

友人は、小柄で丸顔、頭ははげていて、愛嬌のある目鼻立ち。彼は両手を広げてわたしたちを歓迎してくれた。わたしの姿を見て、目を輝かせ、「おお、ひさしぶりだね。東洋の、なんとかという花のようだね」と笑った。元夫は、「オブジェはどこに使ったんだい?」とたずねる。「おお、こちらだよ。お客さんによく見えるようにと思ってね」彼は言いながら、奥の、喫茶スペースにわたし達を導く。そこには、元夫の得意とする、白と銀の植物を模したオブジェが置かれていた。相変わらず、作品の癖や質は変わらないのね..とわたしは目を細めた(登場する人は皆、英語を喋っていたが、映画の吹き替え版のように、意味だけが頭に響く仕組みになっていた)。

その後、多少話をしてから、いつでもふたりでおいで、と言ってくれた彼と別れ、元夫とふたりで、さきほど歩いてきた道を引き返していた。わたしは彼を見上げ、「また、付き合っていたひとと別れたんですって?」と言う。彼は困ったようにまばたきし、「ああ。どうも、暮らすとよくないらしい」と、かなり低い声でうなるように言った。「困った人ね」とわたしは微笑む。「じゃあ、いまは、寂しいの?」と聞くと、彼は「別れはいつでも悲しいさ」と答えた。「わたしのときも?」と顔を近づけると、彼は「いや..ああ、もちろん辛かったよ」と、しどろもどろになった。わたしはもっと笑ってしまった。「わたしと別れるのは辛くなかったのね? もーう」「いや、そういう意味じゃなく..」「いい、よーっだ。どうせ、あなたの歴代の女の人のなかでは、一番ばかだもん」という会話をしていたら、話をそらしたくなったのか、彼は大きなデパートメントストアのディスプレイの前で立ち止まった。

「そうだ。久しぶりの再会と、付き合ってくれた御礼に。アクセサリーをあげよう」「は? そんな、もらえない..」彼はわたしの言うことも聞かず、大またで店内に入ると、ベルベットのひもに銀のハートがついたペンダントのようなものをつかみ、店員の女性に「わたしだ。あとでまたくる」と告げ、品物を持っていってしまった。広場ような場所の奥に、大きな墓石のような募金箱があった。彼はそこにコインをばらばらっと入れ、スピードについていけないわたしのもとへ返ってきた。外に出ると、あたりは薄暗くなっていた。

後ろから、男がつけてくる。白い服に、文字が浮かび上がっている。肩までのブロンド。元夫は、小声で、二手に分かれよう、と言う。わたしは、え?と思うが、そのとき男は奇声を上げながら銃を撃ちはじめた。銃声があたりにとどろく。わたしは小さく悲鳴をあげてしゃがみ込む。そこへ、元夫が「やめろ!この女性は無関係だ!」と叫びながらわたしを庇うように抱きしめた。

気がつくと、元夫がわき腹から血を流して倒れていた。「いやーっ。わたしの大事な人に何するのよーっ」つったっていた先ほどの男に言うと、彼は平静に戻った表情で、「いや..俺にとっても、大事なひとだよ。一応、親父だし」と、彼の背に手をあてる。わたしはほうけながらも、ああ、最初の奥さんのお子さんが、こういうひとだって言ってたっけ..と、役に立たないことを思い出す。銃声を聞きつけた友人がかけつけてくれ、「誰かpenguinのところに連絡を!」と言っている。どうも、ペンギンの絵がかいてある店に、医者がいるらしい。元夫が、顔をしかめながら、「大げさな..」と呟く。「だ、大丈夫なの?」とわたしが尋ねると、彼は苦笑し、「かすっただけだよ。衝撃が大きかっただけだ」と言う。青年は、「ごめん..お姉さん、Japanのひとだろ。俺のシャツの、漢字ばかり見てるもんな」と言う。確かに、ちょっと気になっていたけれど。今はそういう世間話をしてる場合では..元夫が、わたしの膝の上で笑う。「たまには、膝枕もいいものだね」と。

* * *

わけがわからないなりに、パラレルワールドっぽくて、見てるわたしは面白かったのですが。読んでくれたひとには、長くてゴメンナサイ。

ちなみに平井堅(や彼に似た人)、わたしの夢に出てくる回数は多いのですが、現実にはああいう顔はとくに好みじゃないんですよねぇ。謎です。


2002年05月06日(月)



 久々の夢

夢が見たい、と強く念じていたせいか? かなり久しぶりに夢を見ることができました(嬉) 面白い夢じゃなくても、なんていうのかな、夢はわたしにとって、現実とはべつのわたしが生きてる世界..みたいに思ってるところがあるので。アクセスできないと、隔離されたみたいで辛いんです(爆) 久しぶりの夢は、とくに目新しい夢ではなかったのですが。少しほっとしています。

* * *

夢の中で、暗い色のスーツを着た男の人と食事をしていた。目のきれいな、声もきれいなひとだった。テーブルの上で、蝋燭の炎が揺れていた。わたしもを暗色系のスーツを着ていた。わたしは料理を食べながら、ワインが美味しいな、と思っていた。

食後、彼は中庭のほうへとわたしを導いた。外は夜。虫の鳴き声が聞こえる。彼はわたしに近寄り、小声で「あのことは、秘密にしておいてください」という。「あのこと..?」わたしはわからず、ぼんやりと彼を見上げる。彼は薄く微笑んで、わたしを出口のほうへ軽く押した。向こうから、夫と、友人が近づいてくるのが見えた。わたしは彼らのほうへ行こうとするが、一度だけ振り返る。男の人は、小さく頷いてから、わたしに背中を向けた。わたしは夫と、友人達のほうに走っていった。気がつくと、雨が降り始めていた。

べつな夢。白昼、外国の、大きな白いファーストフード店にいた。肌の浅黒い、目も髪も真っ黒な店員が、無愛想にセットをすすめてくる。が、わたしは単品で食べたいので、飲み物とバーガー、ひとつずつは注文できないだろうか、と丁寧に聞く。店員は、とても面倒くさそうな顔で、できなくはないが頼んで欲しくない、という意味のことを言う。隣の店員に同じことを聞いてみたら、大丈夫ですよ? 問題ありません、と言われる。わたしの対応は、そちらのカウンターのお姉さんにひきつがれた。先ほどの店員は、ほかのひとに対しても、むっつりと機械的な応対をしている。上のひとにサービスの低下を訴えられたらどうするのだろう、と思うと、彼女は「訴えられたら困りますが、対応を変える気はありません」と、注意してきたマネージャーのようなひとに言っていた。

またべつな夢。鎖で手足を縛られた祭壇で、邪悪な女神にもてあそばれていた。美人だが、激しく怒っていた。わたしは現実でも、自分を愛してくれるなら、男でも女でもかまわない、と思っている。が、すこしも愛されておらず、むしろ憎まれており、いじめるためにいじられているのは、そんなに気分がよくない。むしろ悪い。しかし生贄としては、逆らうわけにもいかず、黙ってされるがままになっていた。これで村が助かるというのなら、わたしの命など紙くずのようなものだから。



2002年05月03日(金)



 独り言

GWに入ってからというもの、ほとんど夢を見ていません。寝る時間や起きる時間が不規則なせいかな・・と思うのですが。夢を見た、でも忘れてしまった、という感触すらありません。心身にとって、それがいいことなのかよくないことなのかはわかりませんが、個人的には多少落ち着かないです(^^;

夢を見ている確率、そしてそれを覚えている確率が高いほうなので(夢に興味をもつひとほどよく見るそうです)、悪い夢でも、とりあえず見ないよりは見たほうが自然、というか日常らしく思えるんです、koiにとっては(苦笑)

また悪い夢といっても、未来への警告だったり、現実の不安や恐怖を吐き出させてなだめるものであったり、作用としては悪くないものもあるようですし。暗示するものがわかれば心構えもできますし、ひとに話せば消えてしまうとも言われますし..見ること自体はそんなにいやではないんです。ただ、夢に閉じ込められて現実に戻ってこられなかったら..恐いですが。このまま何の夢も見なくなったら、それも恐いかもしれない(爆

2002年05月01日(水)
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