2010年08月28日(土)
中の人は同じだから!


 仕事が読めなくて買い控えていたチケットを買い足しました。これでこれから先の土日は必ず劇場にいることになります……うん、最後だから、最後だから。みんなの力をオラにわけてくれー!(そこも他力本願か)(笑)。

 本日の観劇感想の前に。


[SSSレス]

・>恋とは違う、けど柔らかくて温かくて
 >優しい気持ちが循環してるみたい。
 >「ロジェ、良かったな。」と肩をたたいてやりたい♪

 なんかその言葉がむしろ私に優しく循環します。ほんと、肩たたいてやりたい。
 ありがとうございます。


・>いえーい。おめでとう。

 どうもー(笑)


・>泣けました。でもって、よかったなあロジェ
 >その後大人になってレアやリオンやマキシム(笑)や
 >その他みんなに会えてと思いました。

 ↑の感想でも「よかったな」と言われるロジェ(笑)。そして「マキシム(笑)」。
 バシュレさんは私が初見の時に「元凶はバシュレさん?」と思ったんですよね(で、実際にTL上でそういう意見を結構みかけたので)、でもあの子守歌を聞いていると本当に「不器用ながらロジェを大切に育てた」だと思っています。
 最後にこういう作品にあたって、嬉しいなぁと思っています。


・>ドミニクは好きなキャラなので
 >(あゆっちのキャラをうまく使ってると思うのだけど)、
 >単純にうれしい。
 >こんなロジェの部分を垣間見たら、
 >そら好き好きオーラ出すわ!!朝食にプリン作るわ!!(笑)

 ありがとうありがとう!ほんとなんか言われると照れるのだけど、そう言ってもらえて嬉しいです。受け入れてもらえて嬉しいです。
 アクセスできなくなったのは、別に私のブログのせいじゃなくて、FC2全体の不良だと思ったんだけど(笑)。
 

・>ドミニクはロジェをどんどん「人らしく」していくと思うんですよね。

 あれは形は違えど「家族」何だと思っています。ドミニクがおかあさんで、ロジェは息子です(笑)。
 感想ありがとうございます!ほんといつもありがとうございます!



[伝書鳩返し]

・>夜中の(お誕生日)テキストカワイイ。乙女な感じですね。
 >こういうのを見るとほっこりします☆

 こ、これ、お誕生日SSのほうですか、それとも私のマシンガンの、ほう……?(笑)
 どっちにしてもありがとうございますー。


・>結果、流浪の民であった水さんが
 >最終的に雪組に根付いて立派な花を咲かせることが
 >出来たのではないかと思いました。

 ああ、お話いちいちごもっともです。そう言っていただけて、なんか私が嬉しくなってしまったり(お前がか)。
 立派な花を咲かせてくれたと、そう思います(なにさまくちょう?)






 で、行ってきました東宝。やっぱり新公越えると芝居が変わってきますね。どことは上手くいえないのですが。
 ナツキ芝居が第二フェーズに入りました。ナツキさんはいつも芝居が後半にはいると、脚本以外の呟きが混ざり始めます(笑)。もちろん役は崩さない程度で。それが私は好きなのです、それを私は勝手に第二フェーズと読んでいます(そしてそれに釜が加速します)(笑)。



[雪組メモ:今日のロジェ]

・東宝マイ初日に「復讐に囚われていたバシュレが解放されたのは、シュミットに命を助けられた、舞台上で現れてない部分」と思ったのですが、今日見たら、あの診療所の場面でバシュレはもう復讐から解放されているような気がしました。というか、シュミットを見た瞬間から、追い続けたあの獰猛な獣が、目の前に死を観念した獲物としていた事に、バシュレは「猟師の勘」で気づき「自分が追っていた男ではない」と気づいた、のかな、と(ハイハイSSの下書きはいいから)。
 じゃあバシュレがクラウスにつかまっているときの「ロジェ、撃て!」は何かというと、そうしないとロジェの復讐が終わらないと思って、ロジェのために(自分の復讐のためではなく)言ったんじゃないのかな、と。マヤさんの芝居を観ていてそう思ったのです(え?そこナツキさんを観てないの?)(観てるよちょう高速オペラ遣いで!)(笑)

・しつこいけれど、ムラのリオンと東宝のリオンは別人です。簡単に言うと、最初からロジェの事を好きなムラリオンと、途中からロジェの事を好きな東宝リオン、だと思います(わかりにくい)。
 一度リオンの立場から見直してみたいんだよね。戦犯の逃亡組織を信じていなかったリオンにとっては「あれだけの期間にあれほどの事があろうとは」。青酸カリ、だなんてきっと彼のそれまでの刑事人生にはでてこないものだったんじゃないかな……とか。






 そしてまたロジェの話しかしないのか(笑)。
 一生懸命メモっているのは、あとでSSを書く糧にするからです。




2010年08月23日(月)
月光浴


[SSS]

 ロジェSSその3


 本当は茶会の話をしたいのですが、先に釜が回ってしまいました。
 本当はSSSのレスもしたいのですが 先に(以下略)



 プライオリティって、なーにー!(低燃費少女口調)(笑)。




 ああ、でもこれだけは。

 お茶会の最後のナツキさんの言葉にぼろぼろ泣いて。
 こんなスタンスのわたしでも、確かにあの人と何かを通じあえたのだと思えました。
 以前、婦人画報で言っていた「1×2500じゃなくて1×1を2500」
 それを、実感できたひと時でした。
 すごいひとです、そして大好きな人です。




 茶会メモはまたのちほどまとめます。今回今まで一番記憶が飛んでる自信があるのですが、一応、勝手にナツキ担としてのライフワーク(笑)と思っていたので(勝手にな)







 


2010年08月21日(土)
リコール!リコール!


 引き続きみたものはメモっていこう強化期間です。


 みなこ茶に行ってきました。
 ムラのお披露目の時以来です。ちょうどトップになってから最初と最後のお茶会にいけたのだな、となんだかひとり感慨深くなりました。そして実際行って、中の人は変わってないなぁとそれも感慨深くなりました。


 以下、メモにもならないメモです。覚えているとこと印象に残っていることと。ナツキさん絡みばかりになってしまったらすみません(先に謝っとく)(笑)。


[みなこ茶メモ、にならないメモ(そして妄想)]

・会場に入ってくるなり、緊張のあまり(思っていたより人数多かったって事なのかな?)、しゃっくりがとまらなくなったみなこ(笑)。あいさつの時もしゃっくりがとまらない、話を始めてもしゃっくりがとまらない。「レアをやっている時はこんなことないんですが」いやそれなんの言い訳にもなってない(笑)。しゃっくりは話しているうちに次第に治まりました(笑)。

・公演話。難しい言葉も多く、自分がキーワードを言っているところも多くて、とにかくそれを伝える事に気をつかっている、と。

・ロジェとの関係は、ムラではどっちつかずという感じだったけれど、東宝のお稽古で正塚先生が、「もうちょっと(レアの感情を)出していい」と言ったので、役作りが変わっている、と。ロジェと踊った後に盆で回ってはけるときも変わりましたね、と司会の人が言ってて、確かにそうなんだけど、私の中ではちょっとまだ繋がらない、かな……。

・去ろうとしてロジェに手を取られるところがぐっとくる、とかで、あの場面が終わって袖に戻ると、同期がそれを真似して「ごっこ」をしてるんだとか。あそこいいいよねー、とみんなそれぞれの「水さんツボ」があって語り合っているという。それ普通のファンと一緒じゃないですか(笑)。

・レアとヤコブが囚われる場面での、手下おふじの「すぐに吐きますよ」に「お前どんな拷問する気なんだ」と(役作りとして)聞く正塚先生。それにおふじ「え……指の爪をひとつひとつはがす…」おふじwwww。でもそれを聞いて自分が演技する上でもリアルに想像できたと。その後おふじはもっと凄い拷問を考えているんだとか。おかげで、芝居をしていて本当にぞっとする事があると。「紫友さんのお芝居が好きなんです」とか。普通にいい話のはずが、なんとなく笑ってしまうのは何故だろうか(笑)。

・お衣装持ちのレアちゃん。舞台稽古で「何?(これから)おでかけ?」とツッコむナツキさん(笑)。

・最後にタンゴを踊る衣裳は本当はボレロを脱ぐ予定で、胸の辺りにビーズの刺繍があってきれいなんだけど、結局脱がなくて残念、と。シュミット先生のところの衣装もジャケットの下はワンピースで綺麗な刺繍があって素敵なんだけど……と。

・司会の人が「脱ぐ予定はないですか?千秋楽だけとか」と(笑)。でもタンゴの場面でいきなりレアがあれ脱いだらやる気満々みたいでロジェ泣くよね……(笑)。じゃあロジェさんが脱がせばいいんだ!と思ったんですが、ロジェは小学三年なので、そんなスキル持ち合わせてません!

(むっさんロジェさん退化させすぎ)(ごめん)


・ショーのオペラ座の場面、衣装替えのところがほんとに緊張して、毎回「リフトに間に合わせなきゃと!」と真剣なみなこ。それを見に袖にギャラリーが集まるとか(笑)。外したアクセサリーとか靴とかは、セット下の、クッションを敷いた箱の中にいれるのだけど、焦っていてうまく入らない、勢いよく投げ入れてアクセサリーも壊れたりとか(みなこおちついて!!)最近は若干余裕が出てきて、アクセサリーと取る時もちょっともったいぶったしぐさができるようになったとか。

・ゴールドフィンガー、ガータは2種類。セレクトの基準は特にナシ。ええこの質問を入れたのが私だけじゃないと信じたい!(笑)。

・スパンコールの衣装で裾さばきが大変、さらに「ハイハイするときに」(ハイハイて言った!)せっかくのスパンコールを痛めてしまわないかと気を遣って大変なんだとか。いまんとこスパンコールは無事(笑)。

・日替わり場面。ブルースの話で、他がおとなっぽい場面が多いので、ここは「かわいこぶってる」と(笑)。

・今のところ(日替わり演目を)間違えたことはない、と。でももし間違えたら、キムはしれっとあの陽気な振り付けに混ざっていくといい、チギコマもそのまま残って何かやるよ、と(笑)。

・La Vidaの場面。あの場面の鬘はもっといろんなものくっつけてでっかく作っていたのだけれど、舞台稽古で、あの曲でばん!と振り返った時ナツキさんが「えええええ?」って顔をしていたので(笑)「あ、ナシなんですね」と自主回収したみなこ(大笑)。

・過去の公演を振り返るコーナーで、これまでの舞台歴と写真を載せた小冊子(テーブル各自においてあった)を見ながら語る。割とどの公演も楽しかった、楽しかった、と言うみなこが、ZORROの時からお披露目までの頃を「どうやって生きていたのかわからないような…」と。それでも「死ぬ気でやれば、死にゃあしない」(!!ナツキさん嫁が同じことゆってますよ!!)「太陽の昇らない朝はない」と……なんかぐっときたなぁ。

・お披露目がいきなり大劇場で(博多とかドラマシティとか小公演的なものを挟まなくて)本当に大変だったと。

・初舞台からいる組なので、逆に取り繕う事はないから、その時の自分を全てさらして、雪組のみなさんが本当に助けてくれた、と感謝。

・中日公演で、となみ玉勇さんのうしろにくっついているおゆきちゃんという役で、袖でもずっとうしろにくっついて追いかけていた、と。「忙しいとなみさんの口にお菓子とか放り込んでました」(笑)

・となみの退団公演の話で「となみさんは私にとって太陽みたいな人」と。となみなキタ!(大喜び)「舞台人としてもひとりの女性としても尊敬している」

・お披露目の時は、ただがむしゃらに自分ががんばるだけだったけど、ソルフェリーノの時はメッセージ性も強く、そういうものを伝えなくてはいけないと、思うようになったとか(ああ、これうまく表現できてませんすまぬ…)。

・退団を前にして、本当に人はひとりじゃないと強く思って、支えられていると思う。もう感謝の気持ちしかなくて、「言葉にならないって、こういうことだな、と」。



 もっといっぱいいい話があったんだけどな。とにかくかわいかった、として相変わらず奇声満載(笑)。でもどれもらしかった、みなこらしかった。かわいかったなぁ。
 最後までいっぱい幸せになってほしいです。





[雪組メモ:今日のロジェ]

・やっぱりリオンがムラと別人になっていると思う。このリオンなら逆に笛はなくて正解だな、と。ムラのロジェに対して無償の愛を差し出している(!)リオンも好きだったけど、正塚先生がやりたかったことはこっちなんだろうなぁ。すごくオトナのリオンだと思います。それが段々ロジェに巻き込まれていく感じで。ちょっとあの銀橋の能天気ソングの答えが見えたきがするのですが、次回観劇時再考待ち。

・ずっとロジェが「あの忌まわしい時代」というのがひっかかっていて。なんというか、レアの事象は戦争と直結しているのだけど、ロジェの事情は戦争が間接的な気がしていて。確かに戦争があって、ユダヤ迫害があって、収容所ができて、シュミットが囚人を解放して、逃げて、お腹をすかせて、ジャルダン家に入った、っていう図式なんだけど、なんか「風がふけば桶屋が〜」的な?(笑)。でも実はもう一つここに要素があって、シュミットさんは屋敷に侵入したらいきなり撃たれた、その瞬間、とっさに殺してしまったと。もし、平和な時代だったら、シュミットはいきなりは撃たれなかったのかもしれない、そしたら、誰も殺さなかったかもしれない。「けれどもあの張り詰めた時代の中」で、「奇跡的に平和を保ってきた」ジャルダン家だからこそ、ロジェパパはいきなり撃ったんじゃないかな、と。家族を守る為に、忌まわしい時代に抗うように。
 当時の時代感を想像すると。そうやってようやくぐるりと「あの忌まわしい時代」に繋がったような気がしています。だからこそ「戦争のせいなのよ」と。要素ひとつひとつは小さいのだけれど、そうやって丁寧に追っていくと、ああ、と思います。

・ところで今日初めて、冒頭のジャルダン家殺害の場面で、妹の「ママ!」て声が聞こえてきた(前から入ってた?)これ、ぐっとくるなぁ。

・ずっとロジェが、父親を失ったモニークに「元気に暮らしていくことだよ」と諭すところがひっかかっていて(リプライズ)。あなたそんな事言える立場ですかと、自分の事を棚にあげてと(笑)。でもあれはロジェだから言えたなんだよね。ロジェの事を散々小学三年生と言っていますが、ある部分ではものすごくオトナで理知的で、悟っていて。ロジェは自分自身が復讐に囚われていることを知っていて、そしてそれから逃れられない事も知っているから、モニークに同じ徹を踏ませないために、ああ言ったのかなぁと(これもしかしてわかってないの私だけ?)(笑)


 そんなこんなで相変わらずロジェにぐるぐるしていて、全然ショーの感想言ってない(笑)。見れば見るほど、色々気づきがあって、それにまたぐるぐるするから消耗する(笑)。
 こんなにぐるぐるするのは、正塚作品の「ひと」が生きているからだろうなぁ。前に何かで、正塚先生は自分の書いた作品のすべての役を演じることができる、と。演じられるほど、それぞれの役に魂を入れているんじゃないかな。ただ、それが過ぎてしまって、本当に日常の情景になってしまって「物語」に必要な強調とか換骨奪胎とかが弱いのかなぁと。淡々としすぎちゃって、ドラマが薄くなるような(そして説明不足になるような)気がします。だって日常にはそんなにドラマは起こらないし、日常に説明はいらないから。




 引き続きぐるぐるします。
 しかしぐるぐるしているが故に「サヨナラ公演」って事を忘れてないか私(笑)。いや忘れてないよ…






2010年08月19日(木)
「父の名は復讐、母の名は憎しみ」


[SSS]

 さあ、釜がまわってきましたよ!(笑)
 
 ロジェSSその2

 ムラの楽遠征の時からちまちま書いていたものです。
 まだまだ力不足だなぁ。あの世界観を表したいのに。



 書いていたらすごくロジェを観たくなってきました……週末までがまんがまん。


2010年08月16日(月)
いつかみた夏の夜空を希むように


 ぎりっぎりですが、ナツキさん、お誕生おめでとうございますー!


[SSS]

 ロジェSS

 ちゃんとお誕生日記念SSです。今日、仕事中に思いついて、昼休み、帰りの電車、帰宅してずっと、がりがりやって仕上げました。ちょっとレベルがアレですが、間に合わせたことを買ってください。




 ほんとうにおめでとう、出会えた事にありがとう。
 ナツキさんの事はずっと見ていたのに、あるとき突然好きになった私は、ナツキさんとの出会いが2回あったように思います(覚醒前と覚醒時)(笑)。一度の出会いで終わらなくてよかった、あなたと二度目に出会って好きになって、あなたを知る事ができてよかった。だから、生まれてきたことと出会えた事にありがとう。



 うわー、夜中のテキストだなぁ(笑)




2010年08月15日(日)
あの張り詰めた時代の中で



[ns顧客調査2010]

 アンケート締め切らせていただきました。ご協力ありがとうございました。
 まとめは年内には必ずやりますので!(最初からハードル下げすぎ)(笑)。

 今回の主眼はやはりついったーからどれだけ流れてきているかな、て事だったんですが、ざっと見たところ、思ったほどではなかったかな、と(まあ私も最初からついったーからこっちにつないでなかったですしね)。なんだかんだで、ナパームスクエアは昔からのお客さんに支えられているんだなぁと、ちょっとしみじみしました。
 もちろん、そんな中でわざわざプロフィール見て、あるいは検索してきてくれて、新しくうちのロムっ娘ちゃんになってくれたお客様にも感謝です。自己満足だけのサイトですが、やっぱり見てくれている人がいるから、こうして続いてきたのだなぁと、思います。

 本当にありがとうございました。
 引き続き、ナパームスクエアを、六実をよろしくお願い致します。




 頑張って、観劇した日はマシンガンを残そうキャンペーン。

[雪組メモ:ロジェ、笛の話]

 という訳で2回目。初見の時に笛の場面がなくなっていたのですが、でもその日の昼公演ではあったと聞いていたので、小道具忘れかなぁと思っていたのですが、どうやらほんとになくなったもよう。上演時間調整の為、とタレコミいただきました(ありがとうございます)。

 私はこの場面、いらないとも単なるほっこりシーンとも思ってなくて、ちゃんと意味があると思ってたんですよね。リオンが笛を渡すのは、そのままリオンが取ろうとしているロジェとの距離感、深くは入らない、でも「呼んでくれればきてあげる」(黄泉の帝王?)というリオン。「人には立ち入られたくないことだってある」、そして「自分に孤独だと言い聞かせている(@楽屋取材のナツキさんのコメント)」と言うロジェに対するリオンの優しさなんだと思っています。でも実はリオンは何度もロジェのピンチに駆けつけてくれるんですよね。笛なんかなくても。「あ、リオンにはちゃんとロジェが吹いている「笛」が聞こえているんだ」と思った次第。そういう言葉にしない信頼関係、友情とはまた違った、その関係……っていう!SSを!書こうとしてたの!!っていうかこっちではもう「笛」を引用してたのに!に!

 だからと言う訳じゃないのですが、東宝のリオンはどことなくそっけないな、というのを初見でも今日も感じました。「よかった、やっと動き出したな」がなんか冷静だったというか……全体的に、リオンが滲ませていたロジェへの愛情(そっちの意味ではないよ)が薄くなったなぁと感じているんですよね。それが、単に演技が落ち着いただけなのか、私が何か勘違いをしているのか(笑)。うん知ってる、「笛」にそこまで肩入れしてんの私だけだって……。



 その他、細かく東宝で変わった演出が、ことごとく私がムラで読み取ったものに反するもので、ちょっと困惑しているんですね。うん知ってる、普通そんな風に観劇しないって(笑)。でもここからまた変わっていくものわかっているので、それがまた楽しみだったりもします(だから今思ったことを書いておきたいのです)




 うおう、タイムリミット。


2010年08月14日(土)
「恋は遠い日の花火じゃない」



 ns顧客調査2010 ちょっと下心(笑)だして日曜日まであけて起きます。まだの方は是非に。



[夏コミ御礼]

 ヤノさんちに委託させていただいた「mariposa blanca」お買い上げくださった皆様、ありがとうございました!お知らせの通り当日私はいなかったのですが、「六実さんの本は?」とご指名で来ていただいた方もいたと聞いて、すごく嬉しかったです。
 初めて印刷所に出した本で、実際の仕上がりがすごく不安だったのですが、想像通りの出来でした。なんか昨日は嬉しくて、ずっと眺めていました。かわいいな私(自分で言うな)。
 想いを形にできたことが本当に嬉しかったです。特別な想いのある公演を、退団という特別な想いを抱く今に作れたこと、それを共有できたことが嬉しかったです(なんか重いなぁ)。

 本の中にも書きましたが、ずっとサイト掲載(無料)のものを同人誌(有料)にする事に抵抗があって、そんな話をついったーでしたら、本になったものを見たい、手元に置きたいという声をいただけました。そこが実は今回の出発点だったのです。

 それもまとめて、本当にありがとうございました。


 手売り・通販についてはしばらくお待ちくださいませ。この公演が終わったら再度ご案内したいと思っています。経験者に聞いたところ(笑)、結構手間かかるとかで、その時間はちょっとないかなと……すみません、公演の方に集中させてください。あ、既に公演中にお会いする予定のある方は持って行きますので!
 在庫は元気よくありますので(笑)ご安心を。


 在庫もあるし(笑)やりたいことがまた出てきたので、冬は自スペを取って参戦予定です。夢は大きくロジェ本と近代建築2と、あとやっぱり「ミズナツキ」を冠した本を作りたいなぁ。ちなみに次のコミケは79なんですよね、79期(笑)。

 ※ここで誤字訂正。書き下ろしのタイトルが「誤)depth 正)depths」……タイトルから!!(でもちゃんとロゴと後書きはあってます)(言い訳になってない)きっともっとちゃんと見たら誤字脱字あるかと……(ヤノさんとこのコメントも脱字ってたしな……)
 
 大変失礼いたしました。




 そんなこんなで、本日東宝マイ初日でした。


[雪組メモ:東宝マイ初日雑感メモ]

・最後の記憶がムラの楽だったので、ちょっとふりだしに戻った感が(笑)。落ち着いたとも言えるし、反面、あの空気感で押し切ってきた脚本の「ん?」な部分はぶりかえったというか……。ラストシーンにやっぱり「とってつけた」と感じたのが、ムラのマイ初日とまったく同じでね……いや、知ってるのよ、あの場面は「ミズナツキお見送り場面」と演出自ら指示しているのは!でも私はやっぱり「ロジェ」として観たいなぁと。うん、まあ、これは私の勝手な思いです。
・ふりだしに戻った、っていうのは初期化という意味ではないです念の為。芝居の深みはやっぱり大劇場一ヶ月をやってきた分はあって。あと大劇場から変えてきている場面も多かった。すごく細かいとこばかりなんですが、台詞が変わっていたのと、各人の芝居の感情の沸点(簡単に言うと台詞を強調するというか)が変わっていてへええと思いました。でもこれは変わったというか、正塚先生が本来の形に補正したのかも(笑)。

・でも逆にロジェさんはふりだしに戻ったのではなく、なんかすごく変わった気がしました。すごく感情過多というか、ロジェが持っているアンバランスさ(コドモとオトナ)がすごく強調されてたような……ちょっと、強調しすぎている気が。なんかすごく不思議ないきものに見えちゃったんですよね……これは初見ゆえの感想かなぁ。その反動かリオンがすごくオトナに見えました。ロジェから一歩引いて常にみているような。これは初見ゆえの印象かもしれませんが、ちょっと書き残しておきます。

・ムラの初見の時、そうは言っても復讐に囚われているのはバシュレで、それ故にあのロジェが育ったと思っていたのですが、2回目以降、でもバシュレはロジェに「忘れろ」と言っている、じゃあどうしてロジェは復讐に囚われたままだったのか……っていうSSを今書いています(ええー宣伝?)

・で、その復讐に囚われていたバシュレが、最後に「そう、それでよかったんだ」「これからは、また生きていく、わしもお前も。それだけだ」と言うまでになる。少なくともシュミットに銃を向けている時はまだ復讐に囚われていると思うのですが……それが、きっとシュミットに命を救われたことで、きっと変わったのだろうなと。バシュレにとっても「あの瞬間にあれほどの事があろうとは」だったんじゃないかなぁと、今日唐突に気づいた次第です。

・まだまだ気づくことがあるなぁ「ロジェ」……それがいい事か悪いことなのかはちょっとわからなくなりましたが、私はそういう気づきがある度に、「ぐうっ」と来てしまってずぶずぶ深みにはまっていくのです(笑)。こういう見方がいい事か悪いことなのかもわからなくなってきましたが(大意:素直に見ようよ)。






 思うところあって、公演話はできるだけこっちに書き残していこうと思っています。ついったーとサイトの境目は相変わらず模索中ですが、私の居場所はやっぱりこっちなんじゃないのかな……でもついったーですぐに反応もらえるのも、嬉しいんだよ、俺(笑)。



2010年08月06日(金)
「君がいた夏は遠い夢の中」


[2010夏]

 夏コミご案内

 詳細は中でご案内している通りですが、ヤノさんちに委託で本を置かせてもらっています。
 残念ながら当日私はいませんが、是非お越しいただければと思います。

(ってわざわざHTML作るほどでもなかったか)(笑)





 あ、あとこれもまだまだやってます。よろしくお願いしますー。
 ns顧客調査2010




 業務連絡だけか(笑)。

 日常のあれこれはついったーの通りです、すみません。アンケートからなんだかんだでロムしていただけているのかな、と思いつつ、ついったーはほんと流れちゃうのがね(またツイート数も多いですし私)(笑)。




2010年08月03日(火)
ようやくこっちも千秋楽(笑)


 ついったーではレポ重視だったので、こっちでは自分の想いを入れていこうと(そして残していこうと)思ったのですが……まあ、その、かなり、きもちわるくなってるね……


 が!引き下がれないのでこのまま行きますよ!今日こそラスト!


[千秋楽辺りメモ:前楽と大楽のご挨拶とか]

・前楽では、みなことナツキさんのプロフィール&メッセージだけが流れました。で、前楽の方がゆるいのか、笑いが起こる起こる(笑)。緞帳前に映された映像がミーマイ新公のキッチンの場面で「(笑)」、ナツキさんのタカラヅカを目指した理由に「メイクで自分が変われることに魅力を感じて」に「(笑)」、初めての新公主演に対するコメントで「突然こんなことをされると困ると抗議し(これは前にどこかでも聞いた)、悪夢だったらと思い(そこまで)、でも最後にはやるしかない(立ち直った)」と、なんか妙にテンポよくって笑ってしまったわたくしです。これが大楽では全く笑いが起きなかったことが、なんか妙に印象に残っています。

・前楽ショーが終わってからの挨拶で、「今日が最後の方も、あるいはもっと前に千秋楽を迎えた方もいると思いますが、明日は日本全国から、いや世界各地から雪組公演にロックオン!」と。本当にわけへだてない。みんな一緒。

・前楽からスタンディングでびっくり。カーテンコールが2回?3回?一番最後のカーテンコールでナツキさんが緞帳前に出てきて「現在の心境を聞きたいかと思いまして……」ちょ、自己申告(笑)

・公演が始まった頃はお芝居の最後でうるうるしてたりしたけど、一週間ぐらい前から落ち着いてきた、的な。でも今日の前楽とか妙に力が入ってきてるから(確かにそうだった)、できるだけ平常心で、と(大意)

・「(平常心は)皆さんもそうですよ?泣きすぎて見てなかった(見えてなかった)!ってならないように!雪組公演にロックオン!」

・そんな感じで私が前楽で全般的に面白くなってしまったのは仕方ないかと……(笑)。いちいちらしいなぁと思った次第です。

・しかし初日映像では「ロックオン!」ってゆってから「タハッ!」と照れたナツキさんの見事なロックオン遣い(笑)に妙にニヤニヤしてしまったり、本当にらしかった、らしかった。


*****


・千秋楽。まずは一番最初にツッコまなくちゃいけないのは、組子全員に呼ばれての返事「はい」がミズナツキでもチカさんでもなく、ごくごく普通の、トーンの声で。拍子抜けした観客がどっと笑う……そ、そこで笑いとったトップ初めて見た(爆笑)。

・衣装は黒燕尾。あ、黒燕尾のおじぎってこうだよな、と。手をおなかのあたりに当てて礼。それがなんかショーのなかで見た、みんなの拍手を想いを受け取ったあのしぐさに見えて、なんかちょっと感じ入ってしまったり。

・(ズルをしてスカステからおこします)
「ついにこの時が参りました。共に走ってくれた仲間がいたから、情熱を傾けてくださるスタッフの皆様がいたから、そして何より客席で愛情をもって見守ってくださるお客様がいたから、私はたくさんの、たくさんの夢をかなえることができました。とまる事のない時の流れの中で、前を向けないことも、後ろ向きになってた事もありました。でも最後にこうして、前を見つめて、情熱の全てを、私にできるありったけの精一杯の想いを懸けて、命を削って、舞台をつとめる毎日がかけがえのないものでした。だから、我が宝塚人生に1ミリたりとも悔いはありません。本当に、ほんとうに、ありがとうございました」

・この「命を削って」に、もう本当にその通りだなと思いました……。たくさんの、たくさんの、ほんとうに、ほんとうに、と強調するその想い。想いのこもった、当たり前なのだけれど、一言一句間違いのない、今のナツキさんの言葉だなぁと思いました。

・が、ここで終わらないのがミズナツキクオリティ(笑)。以下はガンガン意訳します。

・1回目のカーテンコール「えー、一連の儀式が終わりまして」なにその司会者口調!(笑)。公演が終わってしまってほっとしたような、本当に終わったのか?と信じられないような想いをもちつつ、でもこの劇場に来てくださったお客様との交わした想いは、確かに、確かにここにあったのだと。そう何度も強調していました。

(そのコメントにカラマーゾフの時の舞台挨拶を思い出しました。あの時も「舞台は残念ながら必ず終わりがきてしまって、何度も同じもの繰り返すことはできないけれど」的な事を言っていて……でも、確かにそこに残るものはあるんだよね……うん(脱線))

・そして二度目のカーテンコールで「ずっと客席参加をスローガンにしてきましたが(スローガンゆった)」、それについてきてくれた組長さんや組子への感謝と、そして「これは宝塚的にアリなんだろうか?と思いながらも思い切って参加してくださった皆様方」……え?それってナツキさん的にも「これってどうなの?」って思ってたの?しかもここで反省?そして感謝?(笑)でもそうして作り上げた舞台と客席の一体感に、最高の時間をすごすことができた、と。

・三度目のカーテンコール。今回退団者9人で雪組にとっては大変な痛手だけれど、「退団者の長としては大変心強く!」と胸をはるナツキさん。恒例の退団者語りで、印象的だったのが「ばりばりの男役だったけど、きらきらメイクの話題で話があったあずりん」ちょ、そこ?おふじに向かった瞬間に何故か観客から笑いが起こったのとか(なんかわかる)「ぶっきらぼうだけどとても優しいおふじ」「そしてピュアなまゆ!(涙声)」みなこに「主演になって大変だっただろうけれど、大変なことがいっぱいあったと思うけれどよくついてきてくれました」(師弟愛!)……で、私ずっと思ってました。この恒例の退団者語り、自分が退団するとき自分語りもするのかなーと(笑)。そしたら「そしてわたくしミズナツキ、本日をもって宝塚大劇場を卒業させていただきます!」ま・と・め・た!(笑)

・でも今スカステを見直したらやっぱりここでも「ほんとうに、ほんとうにありがとうござました」……そこに想いの深さを素直に感じるのですが、私の立場からは「大事なことなので二度いいました」と茶化しておきます(茶化さないで)。

・四度目のカーテンコール。舞台にナツキさん一人。「パレードで初めて銀橋に一歩出たのがすごく嬉しかった日を今でも覚えています」「初めて銀橋をひとりでわたった時、恐くて恐くて、仕方なかった日の事も、よく覚えていています」「でも今、こうして舞台の真ん中にひとりでいても怖くありません!」で場内(笑)。

・でもそれは袖に雪組の皆がいるから、そして皆様を心から信じているからです、と。まるで自分の家にいるかのように(大劇場で)リラックスしている自分がいます、と。もう、笑わせるか泣かせるかどっちかにして(笑)。

・「今日が最後の方もいらっしゃいますでしょうが、何度も言いますが、日本全国、世界各地からロックオンしていただきたいと思っています」

・五度目のカーテンコール、緞帳前にナツキさん。主演になった時に舞台の真ん中に立つありがたさを感じたと。最後まで頑張れるのだろうかと思った時もあったけれど、熱いまなざし、熱い拍手に支えられたと。で、ここでショーで転んだ話ふって「千秋楽なのにと、若干思いましたが」……笑いをとりつつ、そういうところも、ちゃんとフォローしてくれるのが嬉しいなぁ。そして本当に本当にと重ねて「あー、もう言葉にできない?」と(笑)。そして「これからも末永く客席参加型でお願いします」末永く(笑)。

・あとはスカステに写らなかった六度目のカーテンコール。退団者全員で緞帳前に。客席から次々あがる退団者コールに「応援合戦」と称したナツキさん。それに私はコムロさんの応援合戦指導を思い出してしまったよ…(笑)。



 本当にね。泣き笑いでした。
 そのどの言葉も、ナツキさんから生まれたどの言葉も、想いも、どれもどれも愛おしかった。

 本当にこの気持ちは、なんと言ったらいいんだろうねぇ……






 という訳で、無駄に長々失礼しました。ここまでお付き合いくださりありがとうございました。レポじゃなくて自分語りになってしまったのが、最高にキモくてすみません!




 そして入稿もムラ大楽も終わってしまった今、なんか変な脱力感におそわれています(笑)。しっかりしなくちゃ。また走り続けるために。





2010年08月01日(日)
8/1は水の日です


 これだけは
 8/1は「水の日」です(ついったで教えてもらいました!)

 そして個人的な話ながら、本日ワタクシ誕生日でした。35年生きてきて今日が「水の日」と初めて知りました。もう勝手にネタだと喜んでおります(ネタで、か)


 あとマリーノもお誕生日ですおめでとー!
 ほんと今季は星組さんに縁がないのですが、いつでも思っているよー!




 ひっぱっててすみません。大劇場ラストディメモ続き、です(そして今回も終わってません、んんんん!)


 レポではなくて、ほんとメモ、いつもの歌劇詩壇ですよー。


[千秋楽辺りメモ:ロックオンに揺さぶられまくった私の話(お前のか)]

・というわけで(前エントリ参照)、芝居はやっぱりロジェ=ミズナツキとして観ていたのですが、ショーはやっぱりそのまんま「ミズナツキ」じゃないですか……芝居の時は涙ぐむ程度だったのにショーが始まったとたんラ・号泣!(……)(……)びびびっくりした(自分で驚かないで)誰私の涙腺踏んづけたの!(ひとのせいにしないで)。

・またこれが変なタイミングでスイッチ入っちゃうんですよね(笑)。正直、泣いていたのに「何が」も「どこが」もなくて、ただあの大劇場という空間にミズナツキがいること自体が、空間が全てミズナツキで満たされていることが、それだけが奇跡のようで、それに立ち会っていることのすごさ、私の大好きな人はこんなにすごい人なんですよー!!と叫びたいような。なんか、そんな気持ち。

・あの空間感はやっぱり特別でした。東宝のラストともまた違うんだろうなぁ……。ナツキさんが記者会見で「大劇場が狭く感じた」って言っていたけれど、確かにそういうものを感じました。

・プロローグのから大盛り上がりで、「ロックオン!!(暗転)」で終わっても鳴り止まない拍手、歓声。照明がついて鳴り止まない拍手に対して、ナツキさんが右手を胸の辺りに持っていくしぐさをして、それが「うけっとった」とか「心に刻んだ」っていう風に見えて、なんか嬉しかったです。舞台と客席が一体になる瞬間って言うのかな……。

・書こうかどうか迷ったのですが、大楽のオペラ座の場面で、ナツキさんが変に足を捻ったところがあって(私はそう見えたのですが、ほかで「手を突いて転んでいた」ともあった)、もう相当ヒヤッとしました。これは経験あるからわかるんですけれど、そういう予兆があるだけで、その後の動作がすべて「え?大丈夫?」「やっぱりなんかおかしい?」と思えてしまって、どんどん悪循環になってしまう、あれ(あれ、と言われても)。でもナツキさんは何をしてもどんなことをしても絶対に舞台を止めることはしない、とも信じていた。幕は絶対に下りない、だから大丈夫。最後の最後にそう言った意味でも揺さぶられました(笑)。でもそれも途中からだんだん気にならななくなっていった、というかそれを忘れさせるほど、最後の舞台は本当に研ぎ澄まされて、どんどんひきこまれていって……。

・実態は本人も挨拶で「最後の最後なのにやってしまいました(テヘ)」と軽く言っていたので、大丈夫だったのですが。本当に茶会で言った通り「平常心で、でも何かあっても私らしいと思ってください」だったよ……でも、それも思い出、かな(笑)。

・まあそんな重い話はおいといて!楽アドリブ報告!(笑)
 「客席参加の時間がやってまいりました」(だったかな?)ばらばら言い出す客席に「せーの」でワンモアタイムを言わせた後「言っちゃった、それ言っちゃったら終わっちゃうじゃん!」(ちょ、言わせたのあなた)(笑)。ここから客席から「水さんステキー」とあがるナツキコール。それに「ん?もっとないの?」と客席を煽って、散々叫ばせて「え?チギがカッコいい?わかってるって!」「え?キムさん素敵?知ってるって!」とコールの聞き間違いをわざとやってのけてから、「もーしょうがないなぁ!ワンモアターイム!」もうひっぱったひっぱった(笑)。シメの言葉は「雪組最高!」

・で、大変問題な事に、なんと大楽なのに「ラテン」だったんですよね…(ラスト土日月と全部ラテンだった事に……)私はてっきり幕があがったらサプライズで真波さんが混ざっていると信じていたよ……。

・結局どの場面でもゴーゴー泣いていたような…(あ、また話が重くなった)。でも月の王の場面でサマーカット(髪が絡まないようにカットを工夫してた)(笑)を施して見られなくなった、オネエヅラ直し(伝わるかな、左手でさらっと左の辺りの髪を撫でる感じ)が大楽で見られて「キタ!」とも思ってました(そういう余裕はあるんだ)(ええまあ)。

・最後のパレードの歌詞がすごく素敵だと思うのです。なんか、あれがタカラヅカの全てのような気すらする。そして最後にナツキさんが「この思いだけで、この胸張り裂け」で、一気にぐわっときます。本当にそういう「思い」というか「気持ち」だけで出来ているなぁと思うのです。生徒の気持ち、スタッフの気持ち、ファンの気持ち。不確かで、目に見えなくて、でも確かにそこにあるもの。

・うわー、全然ショーの話になってないな(笑)。




[千秋楽辺りメモ:サヨナラショーの話]

・とりあえず概要
 階段板付きで「最後のダンス」、黒天使つき(うっかりみなこもまざってたよ!)(そこか) ↓
 ナツキさん銀橋で「愛との死の輪舞」
 ↓
 白いドレスの娘役ちゃんに囲まれてロミオの「世紀末の詩」「愛のテーマ」
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 みなこが出てきてロシブルの「別れの言葉」。「ダスヴィダーニャ」で上下花道にはけるとこまで一緒(ちょ!こんなに早くエンドロール!)(と、驚いた)
 ↓
 キムの「AQUAの地球」
 ↓
 ナツキさんせりあがってきて、組子たちと一緒にカラマーゾフのプロローグ(セットはオペラ座の、妙にあってた)
 ↓
 ソロモンの海の場面のコンテンポラリーダンス。ハマコ先生のとこの歌は圭子さん。
 ↓
 マリポーサの花の終幕の場面(ちゃんと花が舞台上に用意されていた)、主要男役との絡みあり(コマとガッツリ握手をしていたのが印象的)
 ↓
 ナツキさん以外の退団者でリオのプロローグ(みなこのソロ部分)、真波さん、彩夏君、おふじまでソロだったかな…
 ↓
 ナツキさん客席登場で「右ー左ーしたうえー!」(笑)
 (ちなみにぽんぽん使用は、事前にキャトルで告知されてました)(つうかサヨナラショーで使うからよろしくね!と在庫売ってた)(さらに前楽では幕間にキャトルのお姉さんが手売りしていた)(楽は2階席だったので、わかんなかったけど売ってたのかしら?)
 ↓
 ナツキさんが残って「灰の水曜日」。本舞台に戻って、せりあがりつつ、幕が下りて、終幕。


・……実は、正直に言ってしまうと、前楽を見た時点ではうっかりおもしろくなっちゃったんですよね…(ええ?)いや、前楽のナツキさんのトークがおもしろかったってのもあるんだけど!(笑)なんかめまぐるしい展開に、ちょっとおかしくなってきたというか、脳内麻薬でちゃったというか。だってカラマーゾフの曲でせりあがってきたネロ先輩コスなんだよ?笑うとこじゃないの?あと「右ー左ーしたうえー!」の後の「灰の水曜日」への流れがちょっと強引で笑ったというか……。

・もうひとつ、すごく微妙に思ってしまったのが、これ「再演」ではないよね……、と。ネロ先輩が入ったのは嬉しかったんだけど、ネロ先輩じゃない、って思っちゃったんだよね……ううん、役への思い入れが強すぎる、私?

・あと、最後が組子に見送られて……ではなかったのも、寂しかったんですよね。そりゃ、本編でそういう場面があるし、「右ー左ーしたうえー!」で盛り上がったけれど(笑)。
 「愛した人はもういない(ソロモン)」「悲しみは耐えられる、痛みにも慣れていく(マリポーサ)」そして、最後が「灰の水曜日」。最後の最後にこの曲をもってきたのも、すごく辛くなってしまったんですよね……思い入れが、なまなましいというか。ラストが「ひとり」だったのが、なんかね……。

・そんな微妙で、でもオモシロ判定もしてしまった前楽(笑)。でも楽の時に芝居で「ロジェ=ミズナツキ」と思った同じ文脈で、これは「再演じゃなくていいんだ」とすんなりハラ落ちしたというか。ミズナツキとして観なくてもいい、ネロとして観なくていい、だってどっちも同じだもの。

・あと、ラストが「ひとり」だった件は前楽の後にトモダチにメールしたら「ミズナツキが最後に大劇場を埋める瞬間だね」と言われて、あー、そーうーだーなー、と。

・そんなこんなで、大楽はすっきりと見れました。まあ、贅沢ですよね……すみません。でもほんと前楽の時はわたわたしすぎちゃったのよ(笑)。

・そんなこんなでサヨナラショーの感想(ようやくか)。

・前楽のショーでは、まさかのマイクミスでみなこの歌が入らなかったんですよね(みなこが唯一歌っているとこなのに!)でもそこで、ナツキさんがフォローするように手を繋いでわたるところをぐっと腰を抱いてぴったり寄り添ったまま(みなこの声が自分のマイクに入るように)歩いていって、その後もできるだけ寄り添って……萌えた……

・サヨナラショーで印象的だったのが、ロミオで。私は当時を観ていないから、逆に新鮮で。で、きっと当時を観たひとからはやっぱりこれも「再演」にはならなかったかなぁとは思うのですが。でも実にいいロミオでした。恋する喜びっていうか、溢れてしまうあったかさがぶわっとひろがるような。言ってしまえばミズミズしさ(笑)、もっと正直に言うと若さとか、当時と比べられないと思うのですが、でも今だからできるロミオだなぁと。ほんと、あったかいなぁと思ったのです。当時のロミオが真っ白なシーツの白さならば、サヨナラショーのロミオは木綿というか、リネンというか、アイボリーのような、色合い、柔らかさ……うん、なにこのドリーム入った文章は(気にするな、そういう仕様だ)。

・選曲で驚いたのは、↑でも言った「灰の水曜日」もそうですが、ソロモンのコンテンポラリーダンスが入ったのが。あの「ぴちょん」という音が入った瞬間震えがきた……っ

・全体的に、ナツキさんがやりたいことを盛り込んだな、と。雪組中心で、どうしてもはずせないのが「ロミオ」と。エリザベートから2曲入ったのはちょっと驚いた。でも私、トートはナツキ担になる前だったから、これもやっぱり新鮮で。

・そう思うと不思議なもので、実際に公演を見ているものより、観てなかったものの方が印象に残ったかな……というか印象の残り方が違ったなぁと。やっぱり実際に観ているものは、どうしても思い入れが強くなっちゃうしね。そう思うと、私的には重くなりすぎず、すごくバランスがよかったかな、と今にしてみると思います(新参ファンの感想ですみま、せん…)。






 おおおおおわらんかった!(愕然)

 前楽のオモシロトークと、楽挨拶の諸々は、また後日…って、もう、需要ないよ、ね?



 たいした文章量じゃないんですが、なかなか書き進まないのは、私自身がこれを書き上げるのをためらっているのかな、と思うほど(笑)。



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