2009年11月28日(土)
シュトルム・ウント・ドランゲ


[伝書鳩返し]

・>組の雰囲気、ゆうさんのキャラクターをそのままに、
 >良い売り込み方ができれば良いのですが……

 あの文章を怒らないでいただけて、あまつさえ賛同していただけてほんと嬉しかったです。ありがとうございます。本当に「ビジュアルは堅い、実力もついてきた、組の雰囲気もいい」てその通りだな、と思います。
 私の立ち位置から言うのもほんとおこがましいとは思うんですけれど……じゃあ私の立ち位置からは壮マトキャンペーンで盛り上げていこうかと思います!(おやめなさい!)(笑)。


 トップスターって、こういうことなんだな、そういうことなんだなということを(今更ながら)考えこねくり回し始めたのは、もちろん今ナツキ担だからというのもありますが、真飛さんが今トップだから、というのもあるんだと思います。ほんの数年前までは真ん中見ない人だったのにねぇ(笑)。



[SSS]

 バルセロナSSそのいち
 まずは前哨戦。まさかのファノ×モニカ(もうこの時点で私の釜に呆れ帰るお客さん続出です)(笑)。


 私の中ではすっかり終わった気がしているんですが、まだまだ雪組全ツ公演中なんですよね。
 この週末公演中の福岡で、主催団体が公演特典で水を配ったっていうのはすごく面白いと思います。

 残りの公演もつつがなく過ごされますように。
 そして私の釜が順調に回りますように。




2009年11月27日(金)
藤と牡丹と紫苑と向日葵


[業務連絡]

 以前、Lemon Peelのちゃらさんと一緒にやったパラレル企画「空蝉」をナパームサーバー内に移築させてもらいました。

 空蝉
 (リンクページからも飛べます)

 さて、どこから説明すればいいのやら(笑)。
 ちゃらさんがご結婚(おめでとうございます!)につき身辺整理(!)するとかで、その時に「よければ」と言われたので喜んでひきとらせていただきました。うちのサイトが去年URL一新してからずっとリンク切らせてしまったままだったのも気になっていたので……。
 内容は2005年の嶺恵斗さんお見送りを契機にした近代萌えパラレルコンテンツです(退団公演とか全く関係ない)(笑)。すずおか、おかこと、すずやつ、大真のおじさま、という単語にピンと来る方なら大丈夫かと思います。いや当時を知らない人に伝わる、の、か?(笑)


 そんな昔のコンテンツをよくもまあと笑われるかもしれませんが、個人的にはすごく気に入っているコンテンツだったのでできれば残したいなぁと。あとやっぱり大真担としてちゃらさんとの思い出の品でもあります。当時はほんと楽しかった。
 絵描きさんが昔の絵をさらすことに抵抗があるのは知っています。それでも引き取らせてもらえたことに感謝をば。
 今、ちゃらさんち一掃されちゃってますが、本人戻ってくると言っていたので、気長に待ちたいと思います。


 しかしアレですな、大真担トリオ(四年生と三年生と二年生)のうち、二人とも嫁に行ったわけですよ、大真のおじさまに「れい子もちゃら子も嫁にいったそうだね」と失笑されているかと思います(笑)。まあ、それはそれで。



2009年11月25日(水)
こんど、春が終われば桜が散る


 あやねちんが退団……うっすら予感はしていましたが、ああ……。最後の虞美人がすばらしきものでありますように!そしてドSでありますように!(なんて事を言う)。


 そして今、全劇団を見渡しても真飛さんに合いそうな娘役ちゃんが見当たらないのが非常に不安です。


 忘れないうちにベルばらメモ。いや、今日は最初からこの更新をしようと思っていたので、奇遇というか…。
 結局2回観ています。


[花組メモ:ベルばら?メモ]

・話には聞いていましたが、ほんとひどかったね!(笑)。脚本としての崩壊はいつものことだけど、今回ベルばらとしても成り立っていないよなぁ。出来の悪い同人誌、しかも本編まるまるぱくっている、みたいな?

・というわけで私のなかでは今回のMVPはブイエ将軍です。無駄にいい役なんですが?憎まれ役だけど信念があって、立場が違うから対立すれども、ジャルジェ将軍に敬意を払い、オスカルの事を理解している。アランに喧嘩ふっかけられてもぜんぜん腹立てなかったし。養女のくだりも一歩間違えば「後妻」(あるいは愛人)という解釈もあるかと思うのですが(つうかそう思うのが自然だと思うのですが)、それが本当に「妻を亡くした男やもめが娘を育てることで無聊をなぐさめる」言葉通りの意味で、性的な意味が全くなくて!ちょうすてきだった。こんどは是非「外伝:ブイエ将軍編」を希望(真顔)。

・崩壊はしまくっているのですが、すごくおもしろかったのが、さお太さん始めとする貴婦人方。あんなに王妃様に肩入れする語り部、っていうのはベルばら史上めずらしい、よね?
 外伝シリーズが始まった時、ジェロ編を見て「なにもそんなに無理していないひとの話をしなくても」と思ったんですよね。登場していないのに、登場人物に語られるベルばら主要人物はうすっぺらくて、説明せりふばかりになるし、全くの無駄だと思っていたので、もうほんと「しんちゃん!いないひとの話はしないで!」だったのですが、今回の貴婦人方はその「いない人の話」が局所すぎて(もうちょっと言うと貴婦人方もいなくていい存在だよね)、完全に語り部に徹していて、それゆえにそこで語られるアントワネットが妙に浮き彫りになったというか。いっそさお太さんがアントワネットの形代的な存在に見えて。あそこまでいくとぜんぜん違う効果を生むのだな、と、妙に感心してしまいました。

・まあ「ナシ」といえば「ナシ」なんですけれど、ただ真飛さんのアンドレ個体だけを見ると、ものすごくよかったと思います。実にいいアンドレでした。真飛さんはもうアラン役者じゃなくてアンドレ役者だなぁと。真飛さんの持つハートフルなとこが全開。陽でもなく陰でもなく、ただただオスカルを思うアンドレでした。

・一番好きだったのが、オスカルを迎えに目の傷をおしてアジールにいくところの「片目がなんだ、俺の命なんかオスカルにいくらでもくれてやる」ってところ。これがもう本当に何の深読みも裏もなく文面どおりに真っ直ぐに「オスカルのためなら死ねる」なんですよね。おばあちゃんに止められても「え?なんでそんな事でとめるの?当たり前のことするだけじゃん」なアンドレ……本当に本当にいいアンドレだったなぁと思うのです。

・そのアンドレの愛がオスカルだけじゃなくて、マリーズにも注がれてしまって、若干焦点はぼやけたのが残念。こんな深い真飛アンドレだったら、ちゃんと原作どおりオスカルとガッツリ組むのを観たかったな……彩音がオスカルでさ。

・でも真飛アンドレのすごいところは、オスカル、マリーズと対象が分散しても、その愛が全然目減りしないのね!てことです(脅威のコスパ)(コスパ違う)。更にアランにもおばあちゃんにも衛兵隊にも愛注いじゃっても全然目減りしないのね!……これは真飛さんの本質だなぁと思います。総受どころか、与える事を惜しまないひと。

・アンドレとマリーズ、てかマリーズはほんとアレでアレな書かれ方なのですが、アンドレからマリーズへの思いの向け方、っていうのは決して不快ではなかったと思います。むしろ深い!

・彩音ちんのマリーズがまあ、ほんとキモくてな……(脚本がね)。彩音ちんの愛らしさとかかわいさをもってしてもカバーできなくてな……。あそこまでくると、アンドレに会いにくるまでのマリーズに「お金の為に多くの男たちに身を委ねても、決して心は汚されなかった。誰の腕に抱かれても、どんなに辛い目にあっても、わたしの心にはあのドングリが……」っていう設定を重ねるしかなくて……っ!

・壮さんのアランは、ポスターのヅラを再現できていなかったことが衝撃で「え?間違えて一緒に洗っちゃった?」な感じで。そのアランの銀橋ソングがほんと野望に燃えていていい、無駄に野望に燃えていていい。

・今回の壮アランで好きなところは「おっと、俺達はオスカル隊長の命令しかきかないんだった」と、右手を上げるところです細か!

・真飛さんが壮さんに土下座するところに全力で萌えた話とか、真飛さんが壮さんの足元にすがりついたところに全力で萌えた話とかは割愛します(割愛するほど何を考えた)(つうか役名でゆって!)

・しかし真飛さんが土下座した時は「ぜ、ゼロ番で主演が土下座した!」とびっくりしたのですが、そのカエルのようにへばりつくその胴回りに、真飛さんちゃんと体型補正できているよなぁと妙に感心。

・「右、左」ときたら「した!うえー!」と赤いミズナツキさんがでてきてしまって困った(笑)。

・真野すがたさんのフェルゼンはもう「ド、ドアがないとこから出てきた!」とそれだけで全てが終わってしまいます(笑)。すばらしく話を聞かない男でもうどんぴしゃりすぎて大好きです。



[花組メモ:えきさいたメモ]

・いいショーだったと思いますが、前評判が良すぎた為、多少肩透かしを喰らった感も(笑)。大人な感じでしっとりと始まるプロローグの色合いが素敵でした。そしてその〆で銀橋でバシっと決める彩音ちゃん、むしろアヤネ様に非ネカマ班の私ですら震撼。素敵ぃぃぃ!!抱いてええええ!(Mの花が開花)(咲かないで!)

・ミスターYUの場面がえっらい長くてびっくりしました。めくるめく展開なのにダレるのは何でだろう。何よりも花組のトップスタアさんがあんなにも長い時間「コント」していていいのー?

・しかもそれに真飛さんがうっかりいきいきとしちゃっている辺りが……(苦笑)。思うに真飛さんは役とかネタとかを与えた方が、めいっぱいできるひとなのかもしれない。ほら、芸人だから(笑)。でもこれは逆を言うと、それがないとちょっと弱いんだよね……。「真飛聖」として出ている場面に物足りなさを感じるときがあったのだよ……。

・で、カリブの場面?なんですが、あそこでびっくりしたのが「ちょ!真飛さん傍観者!」だったんですよね?いや、だってあそこだったら壮さんなりみわっちさんなりと対決するポジションに入るべきなんじゃね?と。後からそれやったら赤熱海と同じになる、って言われてああそうかーとも思ったんですが、うっかりその傍観者ポジに入った真飛さんにやっぱり↑でゆった「弱さ」を感じてしまったんですよね。もっとガンガン行かなくちゃ!

・でもこの場面が実に「花組トップ、真飛聖」を表していると思うんですよね。あの役が一体どういう役なのかプログラム未見なんでわかってないのですが(笑)(クマコさんには「神様」なんでしょ?とゆわれた)、ああやって全ての生きとし生ける組子達(!)に愛を注いで大団円をむかえる。真飛アンドレが前述したように「愛が目減りしない」のと同じ文脈で。そんな真飛さんを非常に愛おしく思っているのですが、でも「弱い」というか「わかりにくい」なんですよね。そしてまた今回も「真飛さんはあんなに美人でハートフルなお芝居をするのに(略)」となってしまったのですが、余計なお世話ですかそうですねすみません全て好意ベースですから!

・だからと言って変わって欲しいとは思っていないのですよね。そして変わるとも思っていないんですよね。それが真飛聖だから。お披露目の時、ショーで感じた

<マシンガン引用>
 正直、トップスター・真飛聖さんはまだ試行錯誤しているなと思いました。けれども試行錯誤しつつも妙な安定感がありました。なんというかしっかり花組の真ん中に根付いた木のような。そして本人がまったくぶれていないことに安心もしたし、むしろ頼もしく思った。ああもうそこは(当たり前なんだけれど)君のいるべき場所なのだから、だから何をやってもいいし、どんな失敗をしてもいい。本当はトップスターの定義なんてないのかもしれない。ただ、今真飛さんがここにいることが「花組トップスター・真飛聖」なんだなぁと。
</マシンガン引用>

 は今も全く同じ事を感じています(もちろん試行錯誤はもうしていないけれど)。それゆえに、今、花組の組子がすごい個性豊かに育っているなぁと思っているし。若い子たちと言うよりも、壮彩愛を初めとして上からしたまでのびのびしているなという空気は感じるし(むしろしすぎ)(笑)。だからそのままでいいと、思うのですが、でも正直もうちょっとブレイクするといいなぁと心から思っているのです。

・それでずっと「真飛さんに宛書きとか当たり役が来ていない」という事を嘆いていたのですが、最近はそれが来ないことが劇団の評価なのかな、とも穿っています。真飛ならなんでも受け入れる(なんでもできる、とは若干違います)と思われているというか。ぺも再演も相棒もどんとこい!的な。……虞美人がその当たり役になるといいなと思っています。

・うわー、ショーの感想じゃなくなってる!
 じゃ、いつものバカ話に戻します!
 カリブの傍観者な真飛さんに「それなんてユパ様?」と本気で思いましたので、花組DEナウシカ配役を提出しておきます!す!(!の多用はお茶を濁そうと必死な証拠です)

 ナウシカ:桜乃彩音
 ユパ様:真飛聖
 クシャナ殿下:壮一帆
 (でも本当に本気で配役するならみわっちさんだと思う)
 クロトワ:未涼亜希(今回の自信作)
 テト:真野すがた(何故!)

 あとネタとして
 王蟲のちっさいの(ナウシカが助けるやつ):朝夏まなと
 王蟲のおっきいの(おこって走りまくるやつ):壮一帆

 ……だって、あのどこ見てるかわかんないマナザシって複眼っぽいじゃん!




 全て好意ベースです。


2009年11月24日(火)
「捧げた命が戻ってきたときに」


 涼さん@たびさび


 もう男でも女でも受でも攻でもいいじゃない!(しっかり!)
 いやあ、ひさしぶりに萌え乱れました(おちついて!)


 たびさびと言うと「美の旅人たち」を思い出します。涼さんin北海道。↑と比べて萌えの方向性が全くちがって面白いです(この頃の「涼さん」は標準語で敬語でした)(すずやつのすずでした)(笑)。でもどんな方向でもやっぱり涼さんの事好きだなぁ、つか私にとっての最大の萌えキャラだなぁと思った次第です。

 スカステファーストランは12/9 21:30〜(メモ)


[SSS]

 ロシアンSSそのなな
 これでラストです。一時期はバルセロナ脳でどうなるかと思いましたが、ちゃんと(多分)書けて一安心。ロシアンもほんと楽しかったなぁと懐かしく思い出しています。



[読んだよメモ]

 「こころ」(夏目漱石)
 事の発端はついったで「文豪彩吹」から始まる彩吹男爵近代萌えキャンペーンの中でマドガワさんが「つうか男爵は「こころ」をやればいいんじゃね?」と言ったところから始まります(のちに「読み始めたよ」と報告したら「え?あれ口からでまかせだったのに!」ってゆわれた)(笑)

 高校の時に三部の抜粋だけ教科書に載っていたのですが、全文ちゃんと読むのは初めてです。高校の時は「絶対Kは先生に懸想しているね」「何、寝姿眺めててんのよ!」っていう話題で同級生と盛り上がった記憶しかありません(女子高生なんてそんなもんですよ)。改めて読んで、「そこで終わるのか」と読後感のやりきれなさにびっくりです(笑)。やりきれない、はちょっと違うかな……なんか妙に重かったんですよね。おもしろくはあったのですが。途中まで私=ナツキさん、先生=ユミコ氏で読んでいたのですけれどね、ちょっと萌えきれなかった(そんな目的で読まないで!)(笑)。でもユミコ氏の声で聞きたいなぁ
 「然し君、恋は罪悪ですよ。解っていますか」


 しかし最近、本を読んで身につまされることが多くなりました。私もそれなりに人生を重ねてきたので、他人の人生とかぶる場所が多くなってきたって事なんだろうなぁ、と。






2009年11月23日(月)
「惜しくない命すらこの手になくて」


 今日は勤労感謝の日だったんですね。
 いやもう社会人になるともう「やすみはやすみ」みたいな?(笑)。
 一応私も感謝される側なのかな、と思いつつ、今は自分が働けることを感謝したいような、そんなことをぼんやり思いました。

 しかし名古屋一泊で切り上げてきて良かった。ちゃんと今日一日かけてリカバリー&リフレッシュ。
 明日からまた全ツ反芻しながら(笑)仕事です。


[伝書鳩返し]

・>日常生活ではまずありえないテンションの急降下・急上昇で、
 >何もしてないのにすごく疲れました・・・。
 >たしかに人生の縮図だけど、こんなに凝縮しなくてもいいと思うの。
 >
 >全ツ釜、待ってます。

 公演期間が短くなった事で余計に凝縮されているのかもしれないですね(各種発表かぶりまくり、的な)(……)。
 名古屋、お疲れ様でした。
 全ツ釜は現在アイドリング中です(笑)。妄想よりも無駄に作品解析にはまっています。


・>オータカに入るつもりまんまん!だったので
 >桜の季節から半年以上経ってもまだ未練たらったらです。

 わあ、若いなぁ!(そっちか!)(笑)こんな僻地へようこそ!
 他の部活(?)と違って他の学校にはないものですからね、残念でしたね。
 (メールの文章が途中で切れていましたが、大丈夫でしょうか?)


・>半田の近代建築は赤レンガ倉庫以外だと
 >既にご存知かもしれませんがT's cafeというカフェがオススメです。

 情報ありがとうございます!ついったー見てわざわざ教えていただいて……特に距離感(時間感)って、ガイドブックじゃなかなかつかめないので、ありがたかったです。
 昨日の日記の通り、半田観光満喫してきました。すごく静かな時間が流れる、とてもいいカフェでした。



 とりあえず、名古屋ネタを含めてのリオメモ。
 芝居メモはまだまだ脳内熟成中です。
 

[雪組メモ:名古屋でブラボー]

・ユミコ氏がOh!ギャルで歌っている間、みなこが上手コパガールのおねえさま方に乳揉まれているのはデフォルトですか?(市川では気づかなかった)。コパガール(男子)がみなこに「あら、本物ね」って感じでみなこの乳タッチして、それから代わる代わるみんなで!(ひゃあ)

・でもその後の杏奈店員の乳揉むユミコ氏も大概だと思う。大劇場版だと事故っぽく装っていたのに、今回明らかにセクハラじゃないですか!いいのか(笑)

・名古屋二日目夜のクララが黒髪ボブでした。いやー、わたしこっちの方が好みだわー。なんかブロンドだとかわいすぎるというか明らかにモテじゃないですか。黒髪の方がストイックな感じで「誰もが認める美人なのに署内の誰もがおっかなくて手を出せない」って感じでよかったです(笑)。心なしか性格もキツくなっていたような?捕まえてからの幕前芝居で、ガロさんの足下に銃連射して威嚇しているのをこの時みたのですが、これいつもやってる?

・真ん中の店長リターンズ!も気になるのですが、ブラジリアンナイト前でのガロさん捕獲の瞬間小芝居がすごく好きです。どっかの回で「ああ〜ん、せっかく手にする事ができたのにぃ〜」とブラジリアンナイトに口づけていたのを見て、ほんとこの男宝石にしか興味ないんだな、ってニヤニヤしてました。

・名古屋一日目夜の時、キャリオカでナツキさんがはける時に、ユミコ氏がジュリーで落としていた薔薇をさっと拾って、口元寄せてにやりと笑って、はけていったのに正直ときめいた!(……)最初、ユミコ氏が落としていたの気付かなかったので「え?演出変わった?」って思ったほど「デフォルト小道具然」としていたなぁと。

・蓮城まこと君の「いいとこのぼんぼん」な面をこよなく愛しています。サッカーの場面で最後に一度はけるとき「そっかー、きんぐは塾行くから帰らないといけないよね」と思わせるあたりが(その愛情わかりにくい!)

・みなこの生腹は拝めませんでしたが、ナツキさんのヅラ(違います地毛です)が観た回どちらも正解でした。市川と比べて余裕が出てきたのかなぁ。ここでユミコ氏みなこに手をとられてのけぞるところ、市川の時、すごい汗かいていて、そののけぞった喉元がえらいエロかったんですよね。名古屋ではそれほどでもなかったかな、と(何を見ている)(何を期待している)。

・風になりたい、の元退団者の場面、あそこご当地生徒役替わりだったんですね。市川でナツキさんがあそこでかわいく踊っているのが好きだったので、ちょっと残念(笑)。




 とりあえず思い出せるところはこんなとこで。 
 しばらく全ツネタで食いつなぎます。



2009年11月22日(日)
何度も君の人生を共に疾走してきた



 雪組全ツおっかけて、名古屋行ってきました。公演の感想はおいおい書くとして、今回も無理矢理ねじこんできた近代建築めぐりから。

[近代建築ツアーメモ@名古屋]

 土曜日。観劇は夜公演のみだったので、のろしさんに付き合ってもらって(ありがとう!)半田赤レンガ倉庫を見て来ました。当初は覚王山行って東山給水塔とか、名古屋市内で旧川上貞奴邸とか考えたんですが、ガイドブックで見たレンガ倉庫に一目ぼれ(相手は建物です)。
 という訳でいつものA型気質で色々調べて計画練ったのですが、ヨゴ名古屋圏の二人には「半田って!」と驚かれました(笑)。
 で、半田赤レンガ倉庫はイベント時しか公開していないので、今回は外観だけ観にいくつもりだったのですが、ちょうどクリスマスライトアップの作業中をしていて、わしらがウロウロしていたら「今開いているから中見てっていいよ?」と作業中のおじさんが声かけてくれて「うわいいんですか嬉しいありがとうございます!」と声が高くなるわたくし六実(となりでのろしさん失笑)。……思えばここから今回の旅の変なテンションのスイッチが入ったんだな(笑)。
 中は時折公開しているときのなごりの展示と、リアルに倉庫的なつかわれ方で、でも逆に観光目的で手をつけられていない分、リアルさというか、ぐっとくるものがありました。なんかもう圧倒されて写真を撮るにもどれとって良いかわからない、と。のろしさんが「廃墟だけど負の怨念が篭っているところ(例えば防空壕とか)じゃないからいいよね」と。確かに。
 周囲も普通の街中で(隣は住宅展示場)、そういう中にぽかんとすごい建物が浮かび上がる。青空によく映えて、絡まる蔦や周囲の木々が紅葉して、中も外も満喫してきました。
 そこから紺屋海道に。ここもガッツリ観光地化されているわけじゃなくて、普通の住宅と今も現役の古い日本家屋が混在していて、ちょっと不思議な光景でした。黒塗りの壁のせいかなぁ。日本国内ってどこいってもたいてい「ここはどこどこに似ているな」っていうのがあると思うのですが、そういうのが連想できない不思議さ。
 更にT's CAFE(旧中埜家住宅)でご飯。ここも素敵な洋館で、でも何故か2階が畳部屋でびっくりした(笑)。
 時間があるからと半田運河の方に足を伸ばしました。半田ってミツカンの本社があるところで、今でも蔵があるところなんですが、近づいたら本当に酢の匂いが充満してた!蔵が黒板で囲われていて、それが運河の周りにあって、ちょっと想像できなかった光景でした。で博物館「酢の里」で社会科見学(笑)。予約制だから入れないかと思ったら、他に予約が入っていれば、一緒に見学させてくれるみたいです。いい声の館長さんの軽妙なトークと、見学行程で見せられた酢映画に酢で感心する三十路女子二人(笑)。お土産に春雨をもらい、更に館内で観光関連の自治体アンケートに答えてもらった醤油をたずさえて半田を後にして夜公演観劇。っていうかなんでこんなもの持って宝塚見てるんだろう私(笑)。
 ほんと何度も言っているんですが、変に観光地ナイズされていないところがいいなぁと思いました(酢の里以外では他に観光客見かけなかったし)。近代建築を残すために商業施設化して観光地にする、っていうのはよくやっている事だと思うのですが、半田はそれが観光用というより普通に「普段使い」をしようとしている風に感じました(でも逆にこれで維持費とか経営とか大丈夫なのかなぁと思ったりしたけれど)。予想外に充実。そして観劇前に消耗(笑)。
 日曜日は大人しく旧加藤商会ビルにあるタイ料理屋でランチ。ここ、2008年の花中日来た時に外観だけ観にきたのですが、今回はめでたく中に潜入(でもあの雰囲気なら一人でも入れるかも)。カレーが美味しかったです。



 という訳で相変わらずシャカリキな感じに遠征しております。
 雪組さんは来年は旅回り公演はないので、しばらくムラ以外の遠征もないかな、と思ってちょっと寂しい……っていう話をすると「別にヅカ絡みじゃなくても旅行すればいいじゃん!」と言われます。いや、そうなんだけどね(笑)。
 しかしいつもの事ながら、ほんとあちこちから色々情報もらいました。ありがとうございます。


 あ、全ツはこれにてマイ楽です。十分見納めてきました。





2009年11月20日(金)
まだ全然したくしておりません


 思ったより早くポメラが帰ってきました(うわーい!)。なのでショーの感想を、(ついったからめつつ)市川四連戦分まとめて書いておきます。
 

[雪組メモ:CHIBA DE BRAVO!!]

・芝居に引き続きやっぱり雪娘祭、もとい雪娘の層の厚さを感じました。だって専科さん二人抜けても迷うことなくすとん、とハマる人材がいるんだよ?美穂さんとこにゆめみおねえさま、五峰アニキのところにマイサキ、ってのが的確すぎてこの世の理すぎてふるえました。

・幕開けのピンクキャプテンのところにせしる。
「バルセロナから水さんの故郷千葉を経由してリオデジャネイロに」
 まさかしょっぱなからご当地ネタが挟まれると思ってなくて、不意打ちに笑った。その後の「落花生の食べ過ぎに注意して!」も。まあ全ツと言っても市川の客層は東宝とかわらんのですが(驚異のポンポン普及率)、この幕開けでつかみにいったところをすごく評価したいです。幕開け五分て大事だもん、えらいせしる(最近好きなのでひいきしてます)。

・ずっと言いそびれていたのですが、プロローグのみずみなデュエットで、ナツキさんが、ぐっとみなこの首筋ねらいにいくところが好きです。

・ハニハニでゆうちゃんさんのとこででできたおっくんがカッコよすぎて本物すぎてふるえました。でもオチは「ママー!!」(みなこの子供という設定だったのです)。ちょ!みなこいくつ!「今日の晩ご飯は落花生よ!」(初日アドリブ)それは主食なのおかずなのデザートなの教えて店長!

・店員が眼鏡ドジっ娘杏奈ねえさんで!いや、最初ほんと誰だかわかんなかったんだよ!(笑)。実にすばらしい小芝居っぷり。市川楽で空中を飛ぶ蝿をジャンピングキャッチしていた芝居に爆笑。

・あの眼鏡はネコタナかぐやさんの忘れ形見という設定です(ぜんぜんデザイン違います)(いいの)。

・『ぴんぽんぱんぽん「迷子のお知らせです。白い上下のお召し物を着た、研十ぐらいの大きな男のお子さんが、おかあさんを探しております」』(スーパーの館内放送)。

・ガロさんは人数の都合上、グルーピー(ナツキ語録)がカットで、ひとりでナルシストなガロさんでした(笑)。録音でも「キャー!」を入れてあげればいいのにね、ってみんなで言っていたら、市川楽では二階の総見席から有志の「キャー!」って黄色い声が(笑)。ナツキさん、素で笑ってたよ。

・それを聞いたひろみの方が動揺したらしく、ここでせりふをかんじゃって、それに「え?なにゆった?」と手に耳を当てて小芝居を切り返すガロさん(笑)。

・配役を全くチェックしていなかったので、五峰アニキ→マイサキの配役に「そうですよね!」とおもいっきり同意。うるさくて(笑)キュートでかわいかった。

・つうかガロさんの黒髪が私的にすごい破壊力だったんですが!いや、芝居でももちろん黒髪だったんですが、芝居は「フランシスコ」で完璧見ていたから、黒髪萌えとか意識していなかったというか……。

・全ツ版なので、ブラジリアンナイトは全ツ大階段の上、そこを遮るものがなにもないので、舞台中央で署長捕縛劇が繰り広げられている間、後ろでちゃんとクララがガロを追いつめて、ガロが「やれやれつかまっちまったぜ!」で階段にどっかと腰を下ろす、っていう芝居が一部始終見えたのです。夢中で見てたら、中央の店長登場に全く気づかなかったという(笑)。

・市川初日は段取り悪くて、ガロがクララに追いかけられて退場(花道奥)、して獲物を手にしてキメ(上手袖)の連携が全くできていなくて、ナツキさんちゃんと上手袖からでてきたのに、ライトが当たらなかった、というかわいそうな出来事が(笑)(二回目以降は花道奥からの再登場になってました)。

・中詰のせしるにわりと夢中でした(……)。彼のどこが好きかというと「おんなのこがすごくすきそうなところ」とつぶやいたら、せしるはワタさん(後宮三千の美女と数々のオカマを受け入れる愛の広場の持ち主)のファンだったと教えてもらって、ものすごく納得しました。大湖の「湖」は「湖月」の「湖」!そしてせしるは「世に知られるようにで「世知」とのことなので、今度からそう呼ぼうと思います(局所的な愛称を使うのは好意の証!)。あと、彼の雪組なのに普段着はスカジャンだと思わせるところと、常に襟足をなでつけているところが好きです!です!

・なのでキャリオカの場面は「どうしよう!私の大好物しかでてない!」な場面でしあわせでした。水彩麻大蓮。

・しかし中詰で、晴華みどりちゃんを挟んで、まなみのシンメにハルキ=アズサが入っていたのはびっくりしました。思わず二度見(笑)。私は彼の昭和なところをこよなく愛しております。なんか昭和なんだよね、彼。

・ナツキさんのここの赤い衣装が好きなのですが、大劇場版の背中の背負い蝶はあまり好きじゃなくて…、それがなくなってて、横にではなく後ろにぶわわわん!とせりでた背負い羽になっていて、なんかやったらめでたい鳥が疾走しているようで(尾長鶏?)、非常に縁起のよい場面(笑)に見えました。これで頭がプログラム通りにトサカだったら完璧だったのにな……(笑)。

・サッカーの場面が大劇場版より見やすくなっていたような。つうかここでも世知に夢中です。なんか、彼、いいよね、きらっきらしちゃってさぁ……。あの思い切り感がたいそういとおしいです。ちぎたさんの時は、幕引きの表情がちょっと含んじゃってて、最後までよくわからなかったのですが、世知の方が素直に受け止められたかな、と。個人的には千風カレン嬢の虎ユニフォーム(違)をきゃびいちゃんが引き継いでいた事がツボりました(笑)。

・そーれーでー!例のBMBの場面なんですが!
 いや、始まる前に「赤い花」は聞いていたのですが、ほんとにエンドレスドリーム流れてナツキさんが迷彩服着てでてきたときには、そのいきなりな展開もあって失笑。しかもヅラが大変にアレでした。ミズナツキなら何でもいいこの私ですら「ないわー」と。しかしすぐに「ここはヅラも衣装も歌も関係なく、みなこにいたぶられるナツキさんに(私が)はあはあすればいい場面なんだ」と思い直して(どうかと思う)、すごいイキオイでピンどっていたら、オペラに突然彩吹ナーガが入ってきてwwwwwwww。いや、ごめん、ユミコ氏、あんまりこういうの得意じゃない、よね?(ヅラも含んで)。そして更に、本来の曲のアレンジバージョンが流れて、もう好きな場面だっただけにそのアレンジに「やめてー」と思い、しかもちゃんとパピヨンの場面につながったのに「へえええ、そこはつなげちゃうんだ」と、力つきてしまったのが初見時の正直な感想でした。

・この場面はみなこが一番の見せ場だなぁ。ナツキさんの足下からはいあがりながら「くわ!」って顔するのが、「ぼくのかんがえるあいはらみか」です。市川二日目は昼夜ともに生腹でした。いい腹筋だったー。

・もうここはナツキさんとユミコ氏逆にすればいいんじゃね?と思いました。そしてみなこと「あたしの獲物よキー!」って奪い合えばいいのに。でも待望の(まちのぞんでたか)彩×水場面なので、これで私の主張が理解されるといいなと本気で思いました。

・ちなみにヅラはナツキさんは三回目から地毛で登場。ようやく正解をみつけたようですね!とガッツポーズ。ところが市川楽では、ふつうのサイド分け(ガロさんのをちゃんと固めたぐらい?)になっていて、それが「会社の研修の一環で自衛隊訓練に参加したリーマンが隊からはぐれて戻ってこれなくなった」に変換されちゃってね……まあ、それはそれでいいか(笑)。

・ユミコ氏のナーガはエロもニョロも足りないなぁと思いました(ナツキさんにもダメだしされたらしい@プルミエール)(ついったで教えてもらった)。なんかユミコ氏のナーガを見ていると「あ、邪悪の邪ってほんとは蛇って書くんですね」という感想ばかりでるというか。すごい悪そうでそれはそれで好きなんだけど。でも私はユミコ氏にあからさまなエロスは求めてないのです。そんなものはミズナツキさんにやらせとけばいいのです。ユミコ氏は黒燕尾に白手袋に銀縁眼鏡でいる時が一番エロいと思うんですよ!よ!隠蔽されたエロスなんですよ!(いいから黙れ)

・というわけであの場面は、みなこが食中花、ユミコ氏も蛇、ということで食うか食われるかの場面なんだと思いました。捕食されるものと、捕食するもの。でも食欲は一種のえろすですからね!(だからもう黙れ)

・あ、でもパピヨンの場面のラスト、みずみながふたりきりで踊る場面がすごーくよかったです。二人で舞台奥にばーっと駆けていくのが「どこまでも飛び続けよう」も歌詞と相まって、すごくすてきな場面となっておりました。

・(名古屋でまた印象変わると思うんですが、市川四連戦はこんな感じ)(もうほんといいから黙れ)

・風になりたい、のとこで、今まで退団者が踊っていたところがナツキさんのソロに。ここの振り付けがすごくかわいかったです。

・パレードは全員もちものがポンポンに。それで最後にもういちど「リオデジャネイロ」でポンポン再登場になるんですが、個人的に最後は拍手(手拍子)で締めくくりたいなぁと思います。ポンポンも悪くはないんだけどね。

・雪組ってほんとにナツキさんだけ?って事で今回もたったひとりのご当地紹介。相変わらず大劇場の宣伝に余念がありません。市川楽で二回目のカーテンコール&スタオベになった時に、ナツキさんだけ羽根しょったまま幕前に再登場(東山魁夷を背負う主演男役)(笑)。スタオベで歓迎された感激を「故郷に錦をかざるってこういうことかあ〜〜!!」と照れつつ感慨ふかげに。「インフルエンザに負けずにがんばります、皆さんも健康には留意して」留意ってゆったよ(笑)。


 でもほんと、梅田の楽までつつがなくすぎることを願ってやみません。



 というわけで、明日から名古屋です。という話をついったでしたらいろいろ教えていただけて、ほんと感謝です。もちろん観光もしてくるよー。
 全ツはこれでマイ楽の予定です(予定?)。


 じゃ、いってきます。




2009年11月17日(火)
時間に追われることを言ってくる人たちは、時間に負けている人たち。


 まだまだ余韻に浸っております。こんなタイミングでポメラを修理に出してしまっていて(保証期間内に出すためにこのタイミング、今月いっぱい帰ってきません)、非常に口惜しい思いをしています。
 いや、まさかこんなに全ツにハマるとは思ってもなかったのですよ。
 あと、脳内に残っていたロシアンSSラストワンを消さないようにするのに必死です(笑)。



 作品に関しては昨日うっとおしく語ったので、今日はいつものノリのメモで。



[雪組メモ:情熱のモトヤワタ(おお、なんか字面はあってね?)(ねえよ)]


・初演はもちろん観ていない上に、事前にあまり粗筋も押さえていかなかったのですが、実にいい柴田作品でした。何がいいかって、やっぱり娘役がめいっぱい活躍していることですよね。もう観ながらワクテカしておりました。晴華みどりちゃんの素晴らしさは言わずもがな、そのシンメに入るりさりさの手堅さ(地味にすごくいい仕事してた)、杏奈さんの大立ち回り(違、わなない)、あさきゆめみおねえさまが歌い踊り、舞咲が色気を漏らし、じんじんが姉御キャラで(ちょういなせ)、きゃびいが十七歳で、さつきあいなが「ばあああああああああん!」とちょう男前、抱かれたい(真顔)。とにかく雪娘まつりでございました。ああ、満喫。

・幕開けの絵面が素敵でした。ここの片膝ついたままペコ、ってお辞儀をするフランシスコがちょっとかわいい(はいはい)。でも第一印象は「なんて派手な神学生!」でした(笑)。そして「ミズナツキさんが神学生……(釜に砂糖が入りました!)」

・プロローグが秀逸で。みなこの裏地が濃いピンクのドレスがすごく素敵。

・やっぱりみなこは芝居の人だなぁと思うのは、ロザリアという人物像の前にこの作品に要求されている「古き良き宝塚の娘役」を演じられていたことだと思うのです。上手くいえないんですけれど、愛原実花という娘役のフォーマットから切り替えていたというか(更に伝わらない)。健気で可愛かった。

・芝居冒頭で、バルセロナに戻ってきたフランシスコ。昨日言った通り、姿は立派になってもまだまだコドモ、その笑顔にどかんどかんとやられてました(……)。

・さつきあいなちゃんはどうしてあんなに男前なんだろうね。あんなにかわいい顔をしているのに。肩のライン?

・しかしフランシスコはなんだかんだでやることやっているだろうな、と。多分ラファエルの手引きで下町でやんちゃしていんだと思うよ。何あの腰遣い……(モニカ逃げて!)(笑)。

・そんなナツキさんのセクハラ芸に夢中でいたのですが、市川楽でふとオペラを外すと、おっくんに膝だっこされるマイサキの姿が!ちょうど私の角度からは、おっくんの顔もマイサキの顔も見えず、ただマイサキの漆黒の背中と肩のラインが見えるだけで……な、なんかすごいものをみた気が。

・そんなマイサキ演じるファニータがちょう健気な女でね!ラファエルは、「これをラファエルというひとに」というリンダ(=ラファエルを認識していない)にあこがれを追ったままでいるのに、それを「仕方ない」と全てを包んであげてしまっているファニータ。ぐっと来たのが、リンダの指輪のくだりで「男の沽券に関わる」ラファエルに背をむけてすこし切なく寂しそうにしているのに、ラファエルに声をかけるとすぐに笑顔をつくって応える。あー、けーなーげーだーなー。「なぐっておやり!」(笑)。

・でも一番なぐられるべきはフランシスコだよね……(素)。

・牢獄のむこうとこちらでフランシスコとロザリアが歌いあうところ。あの、舞台の奥にちまっとおさまっているミズナツキさんという絵面が大変におかしかったです。そしてロザリアの動きにあわせて「あっ、見えた!あっ!見えない!」ってなっているフランシスコがかわいかったです(はいはい)。そんな風に笑ってでれでれしていた場面なのですが、昨日書いた「牢獄と鳥籠」なミーニングに気付いてからは、ちょっと切ない場面となりました。

・にわにわの変幻自在さに脱帽です。あの台詞回し、リズム感、お見事だなぁと。

・ひろみの役がまあ、なんともいえずアレなのですが(濁)、ああいう下町口調で一人称が「俺」なひろみ、っていうのがすごく新鮮でした。

・そんなひろみが結婚式の場面で歌う「あいつら窓閉めっぱなしでやりまくっているぜうらやましい!」な歌詞が大概だと思いました。

・でもこの結婚式の場面がすごく好きです。その歌も大概だけどすごく可愛い。なんといってもせしる×きゃびいのカプがすごくかわいいのですよ。すごくいい並びだったなぁ。

・そしてこの場面でめいっぱい小芝居をしているハルキ=アズサにも注目してください。

・海辺の別荘の場面で、初見の時に美しい叔母と美しい甥の間にかすかな事後感(……)を感じてしまったのは私だけでしょうか(すぐに消えたけれど)。

・何にせよ「じゃあ僕の顔は見なければいい!」と後ろから抱くのは反則だと思います。

・そしてハマコせんせいのエロさときたら……っ!もうあのドアの向こうで何が行われたか考えるだけで恐ろしいのですが!

・れんじょうまことくんがいい仕事していたな、と思います。しかしセルバンテス伯爵は察しが良すぎるよ!「彼女は不幸な恋をしている」。察しが良すぎて、彼女の不幸を自分の不幸に背負ってしまう、そんな人でした。

・個人的にはラストシーンには、フランシスコ、ロザリア、リンダ、ルイス伯爵、ラファエル、に加えてセルバンテス伯爵も出すべきだと思うんですよね。昨日の解釈の通り、彼はロザリアに「罪」を教えた人なので。そうして6人がすこしずつ互いを傷つけ、互いに罪を背負い、そして互いに愛し合う。そういう物語だと思っているので。






 なんかぬるい箇条書きだなぁ。まとまりなくてすみません。
 ショーの話はまた後日。タイムリミット!(最近いつもこれだね)







2009年11月16日(月)
ザビエルだったり原宿だったり


 美しい叔母と、美しい甥と、粋なところがある愛人と、絶倫大公のことばかり考えていた一日でした(ついった再引用)(だから絶倫とか言わない)。



 という訳でバルセロナメモ。「俺的」と付くときは妄想というかSSです(笑)。
 とりあえず思いつくまま感じた事を、マシンガンに吐き出しておきます。もう本当に言葉が溢れて苦しいぐらい。
 でもそういう作品に出会えた事が幸せだなと思っています。


 いつも以上に曲解メモです。
 あと私やっぱりナツキ担なんで、フランシスコ・ラフォーレ侯爵視点でモノを見ています。その辺を踏まえた上で(前置き終了)。




[俺的バルセロナメモ]

・それでリンダが大公に「身を投げ出す」とこの話なんですが(イキナリそこか)、最初「一回きりってそれでいいの?!うわ大公その条件のんじゃうんだ!しかも終わった後はルイス伯爵とくっつくんだ!」とびっくりしたのですが(てっきり完璧に大公の愛人となるのだと思ったんで)(そして一回きりで満足するような人に大公が見えなかったので)(笑)。何度か見ているうちに、多分、一回犯されただけで、リンダは一生大公に犯され続けるのだなと思いました。リンダの性格・プライド的にはただ一回辱めを与えればよくて、それをリンダが一生引きずることを大公は知っていた。目的は、快楽じゃなくて、そういう罪科を与える事なんだと(自分をないがしろにしたリンダ、ひいてはルイス伯爵への意趣返し)。それゆえにリンダはもう一生、大公に(肉体的ではなく)おかされ続けて、大公はリンダを(肉体的にではなく)おかしつづける、と気付いた時点でぞっとしてしまいました。

・そうして大公に「犯され続けている」リンダの傍にいるルイス伯爵の胸中を思うだけでSSが三本ぐらい出来上がってしまうのですが。けれどもリンダの胸中にはもう一生フランシスコだけがいるわけで。そこから更にSSが(略)。

・ルイス伯爵の「懐の大きい人物」にもほどがある!とびっくりしました。本当に「愛人(身体の関係あり)」なのかなぁとぼんやりと思いました。宮廷の権謀術策を潜り抜ける為の関係性に見えてなりません(対外的に「愛人」と知らしめる事でお互いに利益を得ている、みたいな)。もちろん、ルイス伯爵のそれは間違いなく愛なんですが、リンダからルイス伯爵への感情は「愛」ではないような、その一言では説明できないような。だって「尊敬する愛人」って普通出てこない組み合わせだよね?

・でもルイス伯爵ほどの人なら、リンダをモノに出来たと思うのですが、多分、彼はそれをしなかったのだろうな、と。完璧妄想ですが(いやここまでも十分妄想ですが)、ルイス伯爵がリンダと出会った(そして愛した)時には、まだリンダの夫が生きていたのではないかと。それゆえに彼は最初から、「引き」の恋愛しか出来なかった。彼に出来る事は彼女を守ること。「あなたを守ることができればとためらわずにその道をさぐる」。「引き」というか、遠まわしと言うか、遠巻きというか、直接リンダ自身に触れないというか。

・それでその後、リンダが未亡人になった時にルイス伯爵はリンダを「押し」たと思うのですが、その時に初めてリンダの中にはフランシスコがいた事に気付く、的な。実は障害は夫ではなく、その心の中にいる彼女の甥だった。けれどもそれを伯爵が否定できないのは、伯爵が圧倒されたという「彼女の中の女」が、そのフランシスコ込みで構成されているからで。フランシスコを想うリンダごと、ルイス伯爵は愛してしまったのだろうな、と。だってルイス伯爵って、フランシスコに嫉妬してないですよね?(少なくとも私の見ている範囲では)(暗転直前にそういう嫉妬の顔してる、とかだったらごめんなさい)。

・もう伯爵ったらどこまでお人よしなのよ!とも思ったのですが、ただ伯爵はリンダの中に踏み込まない代わりに、リンダの死線(デッドライン)を握っているのではないかな、と。何をしても許す代わりに、彼女が彼女である為のギリギリのラインを守ると同時に、そこを押さえている、そこをそこだけは自分のものにしているというか。
 その死線が「フランシスコに最悪の事態がおこったら」だと思うのですが、それを引き換えにでないと伯爵はリンダを手にすることが出来ない(もっと言うと言い出せない)。どこまでもどこまでも「引き」の恋だけれども、その死線だけは死守している。それを踏まえた上で彼は問いかける。彼はそのライン上からからリンダに問いかける。
「それでも、あなたの心の中にはフランシスコがいるのだね」

・リンダの言う「あなたを見つめとおしていれば」という言葉がいやにひっかかって仕方なかったです。見つめ「通す」。この「通す」は相手を見つめ続けるの「通す」であり、相手を貫通する意味の「通す」であり。その言葉が重く、まるで伯爵自身をその言葉で束縛しているようにすら思えたのです。けれどもリンダの「死線」を握る伯爵もまた、リンダを束縛しているのだと。表面的には割り切った愛人関係なのに、その実はがんじがらめに互いを絡めとっているような、それぐらい深い関係性に見えたのです。見つめ通す、は相手を通して、貫いて、繋ぎとめてしまうような、そんな言葉に聞こえたのです。



・まあうっとおしい作品解釈はさておき、彩吹真央史で考えると、今回のルイス伯爵はものすごくいい役だと思いました。少なくとも私はすごく好きです。初日初見の時、最初に出てきたその歩き方の重々しさのリアルさに、一気にひきこまれました……っ。
 ちなみに私の好きなルイス伯爵は、セルバンテス伯爵邸で自由主義者の逮捕の話になったところで「我々政治家の力が足りなくて」とその場の不穏な空気をさっと変えてしまったところと、「手紙の返事を聞きにきたよ」と軽妙に冗談交じりで出てくるところです。あのひと素敵過ぎる、なんでリンダはダメなの?ってかなんで伯爵はもっと強く出ないの?大丈夫だよ!告っちゃいなよ!(女子中学生コス)という疑問から読み込んでいったら↑のような結論になって、更に重くなったという……ね?頭痛くなるでしょ?(つうかむっさんの頭がおかしい)。まあこれもそれも全部「仕様です」と答えておきます(笑)。






[続・俺的バルセロナメモ]

・それでリンダが大公に「身を投げ出す」とこの話なんですが(またそこに戻るのか)、もうひとつびっくりしたのが「フランシスコをこの国の聖職者に」って就職嘆願までしていたことなんですが!いや、だってあの場合、明らかに弱者はリンダであり、そんな要求ぶちまけている場合じゃなくね?と。……で、四回目にようやく気付いたのですが、あれは、その後バルセロナを去る自分(とルイス伯爵)を踏まえて、自分達がいなくても、フランシスコの安全が確保されるようにと、そのための敢えての嘆願だったのだなぁと。直ちに釈放されても、また大公の手にかかる可能性はあったわけで。それを聖域という、大公ですら手の届かないところへフランシスコを『繋ぎとめた』のだなぁと。

・初見からずっと「フランシスコはどのタイミングで自分の釈放の真実を知ったのだろう?」と考えていたのですが、私の結論は「即釈放」された後、ロザリアの元へ向かうまでの間。その真実を知ると同時に、彼は初めて美しい叔母上の「愛」を知ったのではないかと。

・逆に言うと、フランシスコはその時までその「愛」に気付いていなかったんだと思うんですよね(にぶちんめ)。リンダの前にいるフランシスコは「甥」でしかなく、むしろいっそ「コドモ」だなと感じました。「あんな立派になって」もリンダの前では無邪気な笑顔を見せていた。ルイス伯爵が「宮廷一の女性」と讃えるのを聞いても「ぼくのおばさんすごいなぁ」って顔しかしてなかったよ(笑)。当然、ルイス伯爵に嫉妬とかそういう感情を抱くでもなく、ただ本当に「甥」で「コドモ」だったなぁと。

・そして政治向きの話にも全く気付いていなかった。神学校を出たばかりで、世間の荒波をまだ知らない「コドモ」。何故自分が殺されるのかをロザリアが「風が吹けば〜」的に説明しても「意味がわからない」と言い放つ。そして自分の情熱のままに突き進む。周りが全く見えていない。若いといえば若い、愚かといえば愚か。そういう人物だったなと。

・そのフランシスコが最後の最後でその自分の「罪」に気付く。罪はふたつ。結果としてリンダを大公のもとにやってしまったこと、そしてリンダの愛に気付かなかったこと(そしてそれには一生答えられないという事)。それまで好き勝手やっていた彼が最後の最後にその罪に気付くのだと思うのです。

・逃亡後にバルセロナに戻ってきた時点で、彼は死を覚悟していた訳で(「命など惜しくない」)。けれどもその命を永らえた、でもロザリアと一緒になることは出来ないわけだから、その時点で(釈放された時点で)再び自ら死を選んでもおかしくないと思ったのです。けれども彼は聖職者として生きることを選んだ。
 それはもちろんロザリアの「生きて欲しい」という願い故でもあるけれど、一番は「リンダへの償い」なんじゃないかなと。ロザリアの「生きて欲しい」という願いには一度応えている(聞き入れ脱獄した)けれど、やっぱりロザリアがいなければ「生」はない、というのは既に出た結論で。だから、彼が生きることを選んだのはリンダの為。彼女の愛に応えられない代わりに、彼女への償いに。だからロザリアに別れを告げに行った。

・ところでロザリアもフランシスコと同じように、周りを全く顧みず、情熱のまま突き進んだのだと思いますが、彼女がその「罪」に気付くのはフランシスコよりも早くて、セルバンテス伯爵が「田舎に帰る(違、わない)」と告げた時だと思うのです。あの賑やかな花祭りの中、セルバンテス伯爵に去られて初めて自分が顧みなかった周囲が見えてくる。もっと言うと、フランシスコと自分以外が見えてくる。あの呆然とふらふらさまようロザリアがそういう回顧をしているようにしか見えなかったのです。そしてすがるようにマリア像に祈っていると、フランシスコと再会。あそこのロザリアの動揺(むしろ狼狽)っぷりは、単に「マリア様との誓いを破ってしまった」だけではなく、「私はセルバンテス伯爵を傷つけてしまった」という懺悔もまざっていると思うのです。けれどもこの時点ではまだフランシスコには「自分とロザリア」しか見えていないわけで。

・そうしてラストで、再びまみえるフランシスコとロザリア。二人とももう「罪」を知っている。「愛することが罪なのか」は、フランシスコのそれであり、ロザリアのそれであり、そしてフランシスコがようやく知った、リンダのそれでもあると思うのです。

・フランシスコは「生きる」事を選んだ(選ばざるをえなかった)訳ですが、けれどもロザリアを手に出来ないフランシスコは既に「死」であると思います。彼はこれから一生、「死」を生きていく。皮肉にもそうやって彼を「死」に繋いだのはリンダ。リンダが最初にフランシスコが投獄された時に言う「彼を牢屋に繋いだのはわたしだわ」が、この最後にも繋がっているんじゃないかなと。

・そう思うとフランシスコの「生」はロザリアに出会って、別れるまでの短い間だけなのかもしれません。「生き続けて来たのはあなたにめぐりあうため」。
 そして巡りあって、別れた後、彼が「生き続ける」のは、リンダへの償い。それこそが彼に与えられた最大の罰なのだと。
 その短い「生」の間、フランシスコとロザリアがもっとも「生」に輝いていた瞬間が、本来は「死」と隣り合わせであるあの牢獄だったのだと思うと、もうほんと切なくてたまりませんでした。

・冒頭の神学校の卒業式(だよね?)で、その聖域から「今こそはばたけ」と祝福され飛び立ったフランシスコは、最後に再び、聖域という檻に閉じ込められるのだな、と思いました。
 フランシスコが一番自由に「生」を謳歌したのは牢獄、そしてロザリアがいた庭にあったのは鳥籠。「死」と「生」、「自由」と「束縛」、そんな風にダブルミーニングにもトリプルミーニングにも思えてきて、一人でぐあんぐあんきていたのですよ……ね?頭痛くなるでしょ?(つうかむっさんの(略))。まあこれもそれも全部「仕(略)




・フランシスコとロザリアは、一緒にいられないけれど「不幸をわかちあうことで僕たちはひとつだ」と思いをひとつにした。リンダとルイス伯爵は一緒にいるけれど、何かわかちあうことができたのだろうか……そんな対比も見えてきて、またひどく切なくなったりするのです。

・それでも傍に伯爵がいるリンダ、リンダがいる伯爵。そしてロザリアにはセルバンテス伯爵(きっと結婚したと思うので)がいる。もちろんそこにほんものの感情がないかもしれない、あるかもしれない。
 けれども、最後に、ほんとうにひとりぼっちなのは、フランシスコただ一人だったな、と。私は、そう、考えています。




 結局、誰も幸せにならなかった物語だと思いました。けれども簡単に誰が悪いとも言えなくて。少しずつ絡み合う愛と罪科、繊細に複雑に絡み合うその人間模様に、やっぱり名作だと、ひどくはまり込んでしまったのです。


 ま、大公は幸せだったかもしれないけれどね☆(オチ)。そしてやっぱり幸せな大公妃が「わたくしのサロン(と書いて同人誌即売会と読む)」でフランシスコ総受オンリーをやっている話はまた別のお話ということで(笑)。




 



2009年11月15日(日)
釜が、まわっちゃったから


 雪組全ツ市川4連戦より帰還しました。では恒例の


 ゆきぐみさんたのしかったなぁ!
 ナツキさんかわいかったなぁ!




 雪組というより、ナツキさんというより、全ツというより、「情熱のバルセロナ」にべろんべろんに酔って帰ってきました。うん、正にそんな感じ。言いたいことたくさんあるのに呂律がまわらない、みたいな(笑)。回数を重ねれば重ねるほど、色々なものが見えてきて、ぐるぐる回る。久しぶりに舞台に酔いました。似たような感覚はマリポーサの時にもあったのですが、あの時は作品の難解さに酔っている部分もあって(笑)。
 でも今回はそういう難解さはないので、さくっとテキスト残せるかなと思って書き出したら、「ルイス伯爵とリンダの出会い」から始まってしまって、ちょっとこれなんてSS!と(まあナパームスクエア的には日常茶飯事です)。

 まあ相変わらずこうやってタカラヅカをみてぐるぐるするのですが、それが私は楽しいのですよというかやらずにはいられないのですよ。4連戦でひたすら摂取してきたので、今はひたひたに満たされたそれらのなかで、ゆっくりつかっている気分です。それが幸せとすら思え。


 うまくテキストかSSに残せるといいなぁと思っています。ちょっと今日は体力限界タイムリミット。


 何にせよ、4連戦悔いはないです。楽しかった。





2009年11月13日(金)
おやびんの五ヵ年計画


 一日たっても、まだおやびんの退団が信じられません。あーうー。



[伝書鳩返し]


・>幸せのおすそわけレポありがとうございました☆
 >ってか衛兵隊って『BANANA FISH』
 >読んだことない世代なんだなぁと遠い目…。

 ジェネレーションギャップ感じますよねぇ(笑)。
 でも私は重ね重ね、壮さんの本棚にそれがあったということが……!
 壮茶メモ、よろこんでいただけて何よりです。


・>昨日、みつる茶に潜入してきました。
 >「(じゅりGOで)暴走するえりたんとめおちゃんを止めるのが大変だった(意訳)」
 >と言ってましたよ〜。

 ぼ、暴走!(大笑)なんか容易に想像つきます。そしてみつるが目の下クマで苦労している姿が目に浮かぶ……っ!
 タレコミありがとうございますー。


・>壮さん茶レポ楽しかったです!
 >私も一度参加したことあるので、相変わらずのドSっぷりに
 >ニヤニヤがとまりませんでした(嬉)

 ありがとうございますー。ほんとドSですよね。
 今回本当にごきげんさんで終始ニコニコで、それゆえに余計にドSで恐い!という…っ!


・>もー、つぼってしまいまして。
 >私はコインブラ残念ながら観れてないのですが。
 >あの、むっさんのまこっちゃんに対しての「頭髪の乱れを直す」発言が…。
 >いつ直すんでしょうねー。

 いつもおごりんと「おとうさんはそうじゃなかったよ!ね!ん!」とおやびん口調でまいけるに説教する、というコントをやっています(笑)。
 でも頭髪の乱れを直されたら本気で堕ちると思うので、ま、まだ乱れたままでいて!と思う自分もいます(笑)。






 この一週間のタカラヅカ。

 ・せなさんたちが大劇場千秋楽
 ・おやびんたちが退団発表
 ・ゆうひさんたち大劇場初日
 ・なつきさんたち全ツ初日

 終わるものと始まるもの。悲しいことと嬉しいこと。楽しいこと、寂しいこと、せつないこと、幸せなこと。


 まるで人生のようだな、と思う自分がほんとヅカヲタだなぁと思います。



 だから楽しんで。
 だから楽しんでくるよ。




2009年11月07日(土)
ミスターSOのテレビショッピング


 本日花組マイ楽でした。感想はのちほど(それ前もゆった)(笑)。
 今日は先に壮茶メモをあげておきます。


 いつものごとく話半分でお願いしますー、しまーす!



[壮茶メモ]

★公演関連(芝居)

・アランの役作りを聞かれて、もちろん原作も読み返したけれど、昔好きだったマンガを最近読み直したらそこからヒントを得た、と。
「皆さんご存知ないかもしれませんが「BANANA FISH」という……」……アッシュ・リンクスか!(驚愕)。周囲から認められ一目おかれるうちに自然とリーダーとなっていく、それがアランに重なったとか。「最初の頃は絵が汚いんですけどね」うわあそこにツッコむか(笑)。衛兵隊の子たちにも今貸していて、読んだ子からも「あれヤバいっすね!」と好評だったとか。オススメしつつ、若い子やご年配の方にはちょっと……とやんわりと牽制。まあホモと暴力と麻薬ですからね(笑)。でも名作だよね、読み返したくなったわー。
 そして壮一帆さんの本棚に「BANANA FISH」があることに驚きです。確かに少女マンガだけどわかりやすい少女マンガではないよね……。

・アランが登場するまでの時間、楽屋で何をしているのですか?にトランプをしていると。でも(原作でも)衛兵隊士が兵舎でカードをしている場面は間違っていないよね、と。「でもやっていたのは何故かベルナールとだったんですが」(笑)。まっつさんとスピードやっていたらしいよ?つうか壮さんとやるスピード!恐い!

・ちなみに衛兵隊とはUNOやっているとか。負けた人が自販機でジュースを買ってくるルール(笑)。

・衛兵隊はオスカルが隊長なのですが、その衛兵隊とオスカルの場面ってないですが……(!言われて気づいた!)。衛兵隊士がいて、アランがいて、それでオスカルがいるという関係性は大事にしたい。全ツの外伝に出ていた子たちはオスカルとの場面があったから、そういう感覚があって、彼女たちが場面をひっぱってくれている、と。全ツ出てない子たちにも、もう一度原作を読んでもらって、衛兵隊の中にオスカルがいる、ということを意識してもらっているんだとか。そうしないと「最初にオスカルの話をする場面にリアリティがでない」。さ、さっすがー。

・通常のベルばらだと「バスティーユ」、外伝での場面は「革命」と呼び分けている。どちらも大好きで、音楽聴いただけで、泣けてくる。「革命」で最後に三色旗が出てくるところでも、「バスティーユ」で最後に白旗が「ぴょっ!」って出てくるところでも「うおーっ」とすごく盛り上がる。「みなさんも客席で一緒に「とったどー!!」って盛り上がってください」。

・アランの髪がムラに比べて短くなっていますが…に「よく見ていますねぇ!」と。で、真相は、ムラでは襟足のあたりが襟に当たって「もけもけ」になってしまっていた(これを説明するのに一生懸命、自分の服の袖口とかで、その様を表現しようとするんですが、全然わかりませんでした)(笑)。ムラは鬘屋さんに休演日毎にメンテ出せたけど、東京ではそれが出来ないので、「もけもけ」メンテしなくていいようにカットしてもらった、と……何その「のびても大丈夫なように切ってください」的な!(笑)。
(しかし壮さんのアラン鬘、なんか見るたびにすごくなっているんですか……みるたびに「え?間違えて洗っちゃった?」とか思っています)。

・ちなみにアラン鬘はスペアがあるので「もうひとりいます」(もうひとり、て!)(笑)。

・ムラ→東宝の変更点はほとんどない。「革命」で花道出になったぐらい?昔はムラ→東宝の間に、全ツとかバウとかあって、東宝稽古も三週間ぐらいあったから、色々変更も出来たけど、のりうち始まってから稽古は実質5日なので、変更されることは少ない。「その少ない点を見つけるのを楽しみにしてください」ええー?

・今回の登場人物でつきあうならアラン、との話から。「どの(登場人物の)男性も少女マンガ的な要素で素敵なんですが」でもアンドレはちょっと重いと一蹴(笑)「束縛されるのがいやなんです」。アランだったら、放っておいてくれても、その実見てくれている、とか。アンドレに「残れ!」と言うときも、そのアンドレを一番心配しているのはアランじゃないですか、と。

・演じるならマリーアントワネットよりオスカルがいいという話から。「だってオスカルって結構わがままというか自分を発散できているじゃないですか!」と。アントワネットは常に煩悶している感じで……。自分もわがままなので、オスカルがいい、と。

・衛兵隊で一番開襟度が高いのはアランではない、という話から、首が長いのであんまり襟をあけるとバランス悪くなるのでひかえている、と。もう顔の大きさと同じぐらい開襟が開いただけで、なんかおかしくなる。衛兵隊で一番あけているのはマメちゃんじゃないかと。
「ちなみに(襟とかを)開けたがるのは真野すがたです」(想像通りで爆笑)。


★公演関連(ショー)

・ミスターYUはパンダがお気に入りですが、ミスターSOには何かお気に入りはありますか?と聞かれ「チェリーちゃん」と(即答しやがった!)(笑)。次に「パパ」とも即答。

・ミスターSOは肉食系ですか?に肉食系と「ステーキとか食べるだろうし……」ざわつく会場「あ、ちゃんと意味わかってますから!」とあわてて訂正。女の子に対してはドSです、と(言い切った!)「俺の事、好きなの?」「じゃあ、ついてきてもいいよ」……この男!(むっさんのM感帯が開花)(咲かないで!)

・チェリーちゃんとはバカップルで、最後にはけるときの会話が、ミスターSOが「んもう今日もすごくかわいい」(くねくねしつつ指先で相手をぐりぐり)(わかるかな)「あん、あなたもすごく素敵」とやりあっているんだとか。「マイク入ってないですか?残念です」(笑)

・この間も「もう今日なんてお尻触ってきたんだから!」「うわーそれさいてー」、どこの女子高生かと心の中でツッコんでいたら壮さん自ら「女子高生か」と一蹴(笑)。

・そんなラブラブなふたりも「はけるときは逆方向なんですけどね。早変わりの都合で」

・チェンジボックスはいくらぐらいなんですか?に「一千万円」これも即答。まだまだ商品化するにはサイズも大きいし、改善点があるんですけれどね、って何その具体的なビジネス口調!(笑)。ちなみにチェンジボックスは「執事が作った」という設定なんだとか「バカ息子なんで作れる訳ないもん」

・ミスターSOの前髪の話題になって、あの髪型はいつもぶるぶるベルトのところで崩壊する。だからムラ→東京でものすごくスプレーで固めるように改良して、今では一糸乱れぬ、「ちょっとした貴金属です」。

・その髪型から一転してオールバックで出てくるところ。観劇した他の組の人とかOGとかに、あの場面を見て「あれは笑っていいところなの?」って聞かれるけど、笑うところではないです、と。前の場面(ミスターSO)の世界観を微妙に引きずっていますが、違う場面として見てくださいと。
ちなみにそんなミスターSOからの切り替えは、着替えたら即!切り替わるんだとか。

・ミスターSOがチェンジボックスを使ったら……に「ひつようないもん」もう素敵だから必要ないと即答!(笑)

・ためいきソング、実はちょっと恥ずかしいという話になって、ゆうさんとも私たちこういうの得意じゃないよね、と言い合っていて「でも愛音羽麗はああいうの得意です」(なぜかフルネーム呼び)(笑)。で、この間、みわっちさんが上着まで半脱ぎしているのを目撃して、終わってから「上着脱いでた!」とツッコんだら「え?そうでした?(きょとん)」としていたとか。ええ?まさか無意識?なんて恐ろしい子。

・しかし一番恥ずかしかったのはお稽古場で、蛍光灯の元、外がまだ真昼間中「うふんあはん」やるんですからと。(ほんとにうふんあはんゆったよ!)。逆に舞台に出てきてからの方が、お客さんにのせられているんで、やりやすい、と。

・本当はもっとやりたいんだけど、カウントが他の二人より中途半端なところなので、あんまり狩りモードに入ってしまうと、本来の振りにもどれなくなるんだとか。それでもぎりぎりまで粘ってやっていますけどね、と。ムラに比べて東宝の方が陰段から客席が遠くて、「こっち見てるのかなー」と思うときもあるとか。

・面白かったお客さんの反応は、壮さんが狙い打ちした瞬間、左右をキョロキョロ、え?あたし?わー、どうしよー!と隣のお連れさんに大慌てで助けを求めていたという(笑)。「面白いって言っちゃいけないですね、非常にいいリアクションでした」。

・東宝ではまだないけれど、ムラでは二度ほど、無視されたことがあったらしく(笑)、無視と言うか絶対に壮さんの方を見ないぞ!と顔を背けっぱなしの人がいたとか(笑)。「ああもうイジってごめんね!」という気分になって、終わってからしょんぼり落ち込んだとか(笑)。

・ショーのフィナーレのデュエット。カッピーは階段から落ちたことがあって、最初はすごく怯えていた、と(っていうかいつのまにカピバラ→カッピーに)。「娘役に対してあまり注文はつけない男役なんです」と。昔はいろいろ言っていた時期もあったんですが、今は相手役が表現したいものを受け止めて、それを自分がその都度どう受け止めるかを考えている。だからカッピーにはやりたいようにやってと言っているんだとか。

・羽の重さの話になって、トップさんのナイアガラがついているのは本当に重いけれど、今壮さんがつけているような奴は、上へ上へと重みが拡散されていく感じなのでそれほどでもない、と。確かに重いのだけれど、ものすごく安定して載っているのでそれほど大変ではない、と。でも動くとき(切り返すときとか)の風圧はすごい受けるんだとか。

・そこから転じて、パレードで銀橋から舞台に戻るとき(だったかな?)、すごい小走りで急いでいるのは、ちょうど今回退団のマメがお辞儀をする時に、自分の羽根が影になって客席に見えないときがある、今回最後なのに、と。だから気をつけて急いで通過するようにしているんだとか(壮さんちょっといい話)。

・最近エキサイトしましたか?にショーで毎日エキサイトしています、と。で宝塚に入る前は自分の感情を押し隠す方だったけれど、宝塚で、こうして人前で演じる、という事を経て、自分を解放できるようになったので、宝塚に入ったことが自分の人生ですごく大きい、と。「今は誰よりも感情の起伏が激しくなりました」(誰よりも、て)


★そのた

・(アランにちなんで)やさぐれれている、と思うときがありますかに、「ものに当たる事はない。人によっては携帯投げたりするって聞きますが」(誰の話だ)(笑)。あえて言うなら、部屋があれてくるとやさぐれているかもしれない。汚い部屋を見ても「どうでもいいじゃん」的な。でもある時突然覚醒して「掃除しよう」ってなる。

・組本は自信作。その中の企画に「似ていると言われているものに扮装してとる」というコーナーがあって、そこに「壮一帆とミーアキャット」という企画もあったのだけれど、流石に自分はほかにも出ているので、ほかの子に譲った、と。でもこの企画が本当に盛り上がって、当初半ページだった予定が見開きに変更されたとか。で、色々皆が扮装した似ているものでポニョとガチャピンとか色々言っていたのですが(全部覚えきれなかった)、わたしポニョは絶対朝夏まなと三世だと思う!(笑)

・恒例の扮装企画。ムラの茶会で着てみたい服はじゅりあがきていたマイフェアレディの白い服と答えたけれど、それではない、と(でも似合いそう)。真飛さんとみわっちさんとおそろい(確か)で着ていて、すごくかわいらしく出ていますよ、と(ってゆってたよね?)。三人で「つうかこれもう袋とじじゃね?」「立ち読みで済ませてほしくないよね!」と(笑)。組本全てが自信作なので、もうほんんと全部袋とじでもいいぐらい、と(笑)。という訳で立ち読みですませず買ってください、と宣伝宣伝。

・パーソナルカレンダーの表紙が(リアル)水もしたたるいい男系で、霧吹きで髪の毛しゅぱしゅぱやられて撮影したらしいんですが、編集のお姉さんがすごく盛り上がってしまっていたとか。もうやられるがまま、みたいな(笑)。

・パーソナルカレンダーに普段やらない感じで、セピアでひらひらブラウス着て、茨が右腕にからまっている、っていう感じのがあるんだとか。なにその厨設定!

・ジャッキーをやって変わった事は?に、まず女声で歌うということから始まってそれが大変だった、と。なので物理的に出せる声が広がった、と。ちなみに台詞は低い声のままだったので、歌とのギャップが強すぎて「もう少し(台詞声が)高くなりませんか?」とダメ出しが出たんだとか(笑)。
 よく相手役さんに「本当に(相手役である壮さんに)うっとりしてしまうんです」的な事を言われていたけれど、それがようやくわかった。本当に男役さんて素敵でうっとりしてしまう。そういう経験(娘役から見た男役を知った)とジャッキーをやって得ることができた。それを生かして、男役に戻った自分も、常にそう思ってもらえるようにやっていきたいと。

・料理をしますか、の話で、休日で時間があるときにあさごはんにホットケーキを焼くとか(!)。ホームステイしていた頃に、ホストマザーが作ってくれた、薄目の生地でやいて、重ねて、たっぷりとメープルシロップかけて焼いたベーコン添えて、っていう味が忘れられなくて自分で作るんだとか。ごめん、なんか激しく萌えた。だって、壮さんがホットケーキって!

・もちつきまつりの話になって、参考に前年の映像を見せてもらったらびっくりした、と。「あれ、訓練なのにあんなに爆笑でいいんですか?なんかユミコさんは消火器でわーってやってるし、となみも人工呼吸の人形に「水さん!」ってやってるし」と相当びっくりした模様。ええもう爆笑でよいんですよ?すべては檀れいさんの功績です(笑)。

・じゅりGOの収録は2回目なので、ぜんぜん緊張しなかった、と。収録はほんと言いたい放題だったけれど、ほとんどカットされていた、と。

・「読書の秋にオススメの本は?」で最近読んだ本で「夫婦で行くイスラムの国々」(清水義範さん著作だったのか)。「今更イスラム、って感じでなんですが(笑)」。でもアラビア〜でイスラムの異文化に触れたこともあって、面白いと。
 あと寝る前に読んでいる本で万葉集(!)と答えた壮さん。一日一首、万葉集を読むみたいな本で、現代語訳と解説が書いてあるとか(多分これかなぁ)。
 壮さんがお母様に英文解説付きの万葉集の本を上げたら、そのお返しに貰ったとか。いや、何の理由もなく万葉集手にするよりは納得できるけれど、万葉集をやりあう親子って……!
 普段脚本とか台詞とかで音読はしているけれど、演出家の先生ごとに(言葉の)リズムが違って、でも万葉集はその言葉のリズムが優れていて、意味は深くはわからないけれど、読むとすううっと言葉が身体に入ってくる、と。この「リズム」っていう表現が面白いなぁ。っていうか本当に音読しているって事だよね?これを寝る前に4首ぐらい読むとちょうど眠くなるとか。

・洋服を選ぶ時は直感!そして出会い、と。靴のサイズが24.5〜25で、幅広の甲高で、「ってどうでもいい個人情報ですね(笑)」なのでイタリア製の靴なんて無理!東京の方が外国人が多いから、靴がみつかりやすいと。
 後は色は黄色はぜんぜん似合わない、と。オレンジとかならいいんですが……いやどっちもあまり見たくない色だなぁ(笑)。


★補足

・ちなみにトークは二つにわかれていて、ひとつは公演関連、そしてもう一つは、yes/noクイズ(事前にテーブルごとに回答、それを壮さんの回答と照らし合わせる)からの発展トークでした。
 最初にyes/no答えてください(yes/noうちわを上げる)、それにまつわるトークは後から聞きます、と司会の人に釘をさされたにも関わらず、第一問「衛兵隊の中で開襟度が高いのはアランである」に、「no」と答えてからすかさずトークを始める壮さん。司会と会場に制されて、それ以降は、ちゃんと言われた通り、「ん!」「ん!」と言いながらうちわを上げる壮さん、途中で「そうか!yes/noは言ってもいいんだ!」それを言わないように「ん!」「ん!」ってやってたのか!ちょっとかわいいぞ!

・上のトークの内容は公演話とクイズ発展型とでごっちゃになっています。あしからず。で、時間の都合で全20問、すべてトークにはならなかったので、それ以外の回答でおもしろかったものをメモ

・「夜、一人でお酒を飲むときがある」「yes」
 (めっちゃうれしそうな顔してた、何飲むんだろう)
・「カーナビは使わない」「yes」
 (わては自分の行きたい道をゆくんじゃああ!ってことですねわかります)(笑)


★ゲスト

・突然「スペシャルゲストです」で、隣の会場で茶会をやっていた涼さん登場!自茶会で使っていた小道具のカボチャを壮さんにあげる涼さん。突然の涼さんに驚きつつ、壇上にあがってきた涼さんの洋服のボタン(変わったデザインだった)をイキナリ無言で「なんだこれ」的に触る壮さん。それを華麗にスルーする涼さん、なんなんだ君ら。

・同期なんです、という事で音楽学校時代の話になって、同じバレエ一番教室分担で、西條三恵ちゃんと、橘梨矢ちゃんと、壮さん、涼さんというメンバーでいっつも遊んでいたんだとか(100%関西人)(笑)。掃除はわりとさぼっていたらしく、「えりちゃんは年に10日ぐらいはちゃんとパイプ椅子吹いていたけれど、あたしは1日ぐらいしかなかった」「床拭く振りして四つん這いのまま寝てた」涼さんのトークが炸裂(笑)。

・音校時代の余興の話で、涼さんが先生のものまね、その周りを壮さんたちが「レオタード一丁で」囲んでくれたと。「あ、一丁ってスミレコードか」と涼さん。いや涼さん?いやそれは上に何がかかるかによりけりなのでは?そう思ったって事はその上には「パンツ」「ふんどし」がかかっているからでは?(笑)

・イキオイでコインブラの宣伝をするも、途中で壮さんの茶会なのに、と気づいて遠慮する涼さん。それに対して「ゆうたらええがな!」とちょうおっさん口調で男前の壮さん。

・去り際に「いい忘れた!えりちゃん素敵よ、これ言いにきたんだった」と涼さん、壮さんも「あなたも素敵よ」何その身内誉め大会!(笑)

・いやー、しかしいいもんみました。涼さんはやっぱり素敵だなぁ!!




 い、以上です(へろへろ)。
 しかしほんとに盛りだくさんで楽しかったしやっぱりドSだったし!と壮マト部大満足で帰ってきました。


2009年11月06日(金)
ちょっとだけもらえるもの


 週末のこの時間が一番たのしいです。
 明日は早起きしなくていいのよー!


 すべてが後追いになっていますが、書きたいものは書く!


[星組メモ:コインブラメモ]

・稽古場映像、舞台映像を見て芝居としておもしろそう!と期待していったのですが、違う方向におもしろかったです。なんか芝居としては「ふるきよきタカラヅカ(オチないよ!)」で。全般的に「みんな正直者すぎ」「みんな秘密なのに周知しすぎ」な芝居だったなぁ、と(笑)。
 しかし最後のイネスの愛想尽かし(違)にはびっくりしました。あそこまで引っ張っておきながら「ミランダがかわいそうだから」「コンスタンサがかわいそうだから」って他人本位な理由だけで!てっきり私は「実は兄妹だった」「実は男だった」かとばっかり思っていたのですが(それぐらいじゃないとオチないじゃん!)(だからオチなどないのだよ)(笑)。
 実際、公平先生的にペドロとイネスの物語を宝塚歌劇として昇華するために、ああもっていくしかなかったのだろうな、と。原典の死別をああとしか置き換えられなかったというか(えらそうに言っていますが原典はさくっとぐぐっただけの知識)(笑)。
 でも原典通りやってもおもしろかったかもなぁ。イネスを喪ってからのペドロの狂気と正常。イネスを王妃と認めさせる為に、死んで腐敗したイネスの身体を玉座に座らせ冠をいただき、臣下にその手に口付けさせた、ってのも、イネスを幽霊とかに置き換えちゃえばできるよね、とかまあこれは完全な余談。
 でも別方向でおもしろかった、というのは、今の星組キャラクター図鑑的に非常に興味深かったな、と。宝塚らしい雰囲気も満喫できたし、なんだかんだで今の星組にあった演目だったな、と。芝居としてというより、興業としておもしろかったです。

 以下、メモ。

・ついったーにも書きましたが、あまおともみコントが神がかってました。もうどっかに正式報告あがってると思うのですが、とりあえず私のうろ覚え記憶でメモっておきます。トウコさんとコムさん観劇で
「蘭の花のように美しいひとだ」
「朝の海がひかるように美しいひとだ」
「私の船に乗りませんか?いい船なので酔ったりしませんよ」
「でも僕はあなたがたに酔っていますが!」
「一緒に航海しましょう「後悔」はさせまんから」
「ちょっとなにナンパしているんですか!」
「いえいえ、私の船は難破しませんよ」
 最後に二人で「アビヤント!」と。とにかく間とかがすばらしくてね!惚れなおした!(どっちも!)

・大輝真琴君がほんとうにいやになるぐらい大真みらんでな……。あの芝居と、鰯屋モブのエロさに釘付けです。たぶんあいつが頭髪の乱れを直してきた時が、私が堕ちる時だと思います。……助けてガッツさん!(ガッツさん関係ない)。

・真風がすごいよくなっていてね。いやあ成長早い!このまま王道を歩いていってほしいなぁ。星組男子は脇が元気でなかなかど真ん中が育たない組風だと思うので(でもそこが好きなのですが)。

・ここ数作汐月君に注目しているのですが、なんか前よりもイケメンになってきた。あれ、もっともっさりしていたイメージなんですが(笑)。彼へのファーストインプレッションは、スカピン新公の靴屋のシモン(本役:美城れん)です。あの子うまい!誰!となったのです。

・美城君がすごいアルバイトしていたなぁ。要所要所でしめてくれる、ほんと得難い「やくしゃ」だなぁ。

・涼さんはやっぱり素敵だなぁと。フィナーレで久しぶりに涼さんのリーゼントを見て、うっとりしていました。あの御大との相性がすごくよかった。なんだろう、ノーブルだから?

・フィナーレが秀逸でした。久しぶりに澄夫ショー。ものすごく印象に残ったのが、涼さんが従えて踊っていた四人口が美城・汐月・美弥・碧海という。なんて堅実なセレクト!いい星男たちです。碧海君のダンスはなんかドラマがあっていいなぁと、こちらもうっとり。

・フィナーレのアヲノがひっつめがみで綺麗に出れているのを見て、もういつ嫁にやってもいいと思いました(ほんとは出したくないけれど)。綺麗になった、綺麗になった。キリヤさん、月担のみなさん、ほんとよろしくお願いします。

・そのアヲノがミランダで出てきたとき「なんかでっかいのでてきた!」「なんか強そうなの出てきた!」と震撼。おんぶで飛び乗った時にはもうほんとでっかい秋田犬が自分の大きさ省みずご主人様にじゃれていて、ご主人さま骨折!みたいな!(笑)。そんなアヲノが大好きです。






 今月の歌劇のかあさんのえと文にあった、くみちょの誕生日話がとてもいい話でした。


2009年11月02日(月)
じゃあハーゲンダッツ代と思うことにします


 こっちにも書いておこう
 NHK−FM 今日は一日タカラヅカ三昧
 一日中テーマに沿った音楽をかけまくる番組です。私の中では年末にやる「みんなのうた三昧」でおなじみの(笑)番組。流石に十時間聞き続けられないだろうけれど、気軽にBGMとして流して聞き流したいなぁと思います(うちにいるかな?)


[伝書鳩返し]

・>最近小郷さんとの間でいちじょうさんの話が
 >たくさん出てるなーと思ったら、
 >ガッツ堕ち宣言。
 >まひろさんのときと同じですね。

 あ、いやそう言われるとちょっと尻込みするんですが(笑)。ほらまひろの時は宣言した後にアレでアレでああだったじゃないですか……(実は今もすごく気にしてるのですよ)(……)。でも好きになったので、これからイジっていく気満々です。早く逃げてガッツさん(笑)。


・>壮茶報告をー!と思ったら、参加されていて安心しました(笑)

 お気遣いありがとうございますー。ほんと今回久しぶりに参加してやっぱり大好きだな!と思いました。ほんと茶会面白かったですよねー。
 茶会録は現在検閲中です(聞かれてない待たれてない)(笑)。




[オータカメモ]

 昨日は日本女子大学付属高校の文化祭に行ってきました。エダマメさんオススメの「OH TAKARAZUKA」を観る為に。詳細はエダマメさんち参照してもらうのが一番早いのですが、平たく言うと女子高生がやるタカラヅカもどき劇団です。
 正直言うと、そうは言っても女子高生の部活動だしな、と思っていたのですが(すまん)、これがハンパなかった!とにかく本気、ガチでタカラヅカ!衣装もメイクも羽根も本気です。
 もちろん男役十年の本家に敵う訳はなく、実際一年生(男役歴実質半年)は、まあそれなりの出来なんですが、それを補うほどのまんなかの濃さ(笑)。女子高の普通の講堂なのに、なぜかエプロンステージがあって、そこにサクラ(OGとか同級生とか)を張り付かせて盛り上げて、まんなかの濃さで色々ごまかして(誉め言葉)、確かにもどきだけれど、彼女らはそれをカバーする演出方法を知っているなぁと、ひどく感心してしまいました。
 今年のトップ男役(三年生)が、ほんとすごくて腰砕けました。目線のやりかたがハンパない、常に2階席を見やり、目を見開き、白めにライト当てて、自分のキメ顔知っているって感じでバシバシきざるんですよ。一番震撼したのが、そんな風に、キメ顔連発で、ずーっと2階席を見やっていたのが、曲の終わりですっと下向いて、足元にたむろすサクラにぱっと投げキス……すげえ。常に第3の目ひらいていたね、彼(笑)。トップの娘役ちゃんも、非常にパンチの効いた人で、バシバシキメてて非常に好みでした(顔はふー様似)。ほんともう全てを通して「これは濃い」(政策秘書口調)。
 大道具はほどんどなく、全ツみたいな階段のみ。歌は歌わず(公演CD流して)口パクで対応。毎年、プロローグとフィナーレはその年に本家でやったショーなのですが(今年はアパショナードでした)、ショーの中身はいろんなショーのつぎはぎになってます。私がわかっただけでもテンプテーションとか、華麗なる千拍子とか、LUCKY STARとか、ネオダンディズムとか。一番びびったのはミロワールの黒燕尾が再現されたことです(これAQUA5さんですやん!)(でも結構見れたよ)。あと、まさかのパタゴニア(笑)。リフトもあったし、もうほんと口開きっぱなしでした。
 で、観たのがちょうど大楽(笑)だったので、これで三年生は退団という事でパレードで、舞台前から花束やらプレゼントやら沢山貰って。結果、トップさんが巨大なリラックマを持ったまま挨拶するという奇妙な光景が(笑)。そして退団式(サヨナラショー)もついていて、最後のあいさつ。途端に「おんなのこ」に戻る彼女らに、そうだったこの人たち女子高生だったと思い出す(笑)。
 同じ学年を同期といい、三年生になったら退団。本当にタカラヅカの縮図だったなぁ。
 後々考えてみると、彼女らの終着点というのは、ただこの舞台だけなんですよね?高校演劇連盟主催の大会に出れるわけでもなく(出ようと思えば出れるのかなぁ、一応上演時間(高校演劇は60分の上限があります)はクリアしているけれど)、他にないから他と比べられて評価されることもない。学生時代って基本「成績」という相対評価の世界じゃないですか(それがひとつのものさし、ひとつの価値というか、それに競うことが学生の本分というか)。もちろんオータカ(略称)の中ではそういう競争もあるだろうけれど、対外的な評価は得にくいというか。それなのに、なんの妥協もなく本気でこの舞台にかけている、その想いにちょっと泣きそうになりました。

 言ってみればもどき劇団だし、拙い面も沢山あります。でもそれを補ってあまりあるものがあの空間に溢れていました。上手くいえないけれど、なんというかほんといいもん見せてもらった!という感じです。楽しかったー。




BACK  INDEX   NEXT