2008年12月30日(火)
ナパームスクエア2008


 年末恒例の帰省中です。
コタツで帝松をやりながらカラマーゾフを読む妹と、その隣で家電芸人に笑いながら焼酎一升瓶抱えている兄、というひどい家族団欒の図を繰り広げております(笑)。

 それはさておき恒例の今年の総括です。
 大丈夫、テキストは酔っ払う前に書いています(笑)。

  

[ナパームスクエア2008:前段]

 とりあえず今年観た物列挙。時系列にあげています。複数回見ているものはマイ初日換算。

2008/1
・星組東宝「エル・アルコン」「レビュー・オルキス」
2008/2
・雪組東宝「君を愛してる」「ミロワール」【3】
・花組中日「メランコリック・ジゴロ」「ラブシンフォニー2」
2008/3
・花組青年館「舞姫」
2008/4
・星組青年館「赤と黒」
2008/5
・星組バウ「アンナ・カレーニナ」(麻尋ver)
・宙組東宝「黎明の風」「パッション・愛の旅」
・月組東宝「ME AND MY GIRL」
2008/6
・雪組全ツ「外伝ベルサイユのばら」「ミロワール」【1】
・雪組バウ「凍てついた明日」(B班)
・星組大劇場「スカーレット・ピンパーネル」
2008/7
・花組東宝「愛と死のアラビア」「Red Hot Sea」【1】
2008/8
・雪組大劇場「ソロモンの指輪」「マリポーサの花」
・星組東宝「スカーレット・ピンパーネル」【4】
2008/10
・雪組東宝「ソロモンの指輪」「マリポーサの花」【6】
・花組全ツ「外伝ベルサイユのばら」「エンター・ザ・レビュー」
・花組青年館「銀ちゃんの恋」
2008/11
・星組青年館「ブエノスアイレスの風」
・星組全ツ「外伝ベルサイユのばら」「ネオ・ダンディズム3」【3】
2008/12
・宙組東宝「Paradise Prince」「ダンシング・フォー・ユー」
・雪組DC「カラマーゾフの兄弟」

ついでにイベント系、外部も。

2008/10
・東京国際映画祭「ソロモンの指輪」/AQUA5ライブ
2008/11
・銀河劇場「SHOW TUNE」
2008/12
・スタジオライフ「パサジェルカ」
・シアタークリエ「RENT」


 こっそり観劇回数も数えてみました(外部、イベントは入れてません)……去年の倍近く、というか過去最高観劇回数でした(わあ!)。管轄組が増えるってこういうことか、いや主演にハマるってこういうことか、いやもうぼかすのやめようあたしほんとミズナツキさんの事が好きすぎる……っ!


(しばらくおまちください)





[ナパームスクエア2008:客観的総括」

 そんな状況なんでもう冷静な判断は下せないし、そもそも観劇回数が偏りすぎているしなんですが、できるだけ客観的になって考えたことをさらっと。

 ベスト選出はしませんが、(私が)客観的に考えて(私的に)総合点が一番高いのは「舞姫」だと思っています。次点で、というか僅差でスカピンなんですが、僅差の理由はタカラヅカオリジナル(しかも新作)かそうじゃないか、という点です。
 改めてこうして見てみると、再演が多かったなぁと感じた一年でした。そして再演って難しいよね、と。初演版を見ているか見ていないかで全く判断が異なるかと思うのですが、いくつか見た再演作品の中で、再演はこうあるべきだと思ったのが「凍てついた明日」。初演に比べてこと細かく手を入れているのに唸りました。オギーが言う「再演はできるけれど再現はできない」の言葉もずしりと響きました。再演版のキャストがうまくハマったかなと思ったのが「メランコリック・ジゴロ」。逆に再演でもかたくなに自分の脚本を変えなかったなぁと思ったのが「アンナ・カレーニナ」(でもこれはワークショップ的な意味合いもあった訳だからそれはそれでいいと思うし、逆に麻尋せあらの「こどものような」ヴィロンスキーとアンナを生み出したミラクルもあったかな、と)。そうした流れの中で再演を繰り返してきた「ベルばら」に対して外伝というアプローチをかけた全ツ三部作を実は評価したいのですが、何分、実態はああだったからねぇ……と(笑)。
 何が言いたいかと言うと、来年からの年間10公演で、今ですらこんな状況なのだから、もっと再演物の比重が増えると思っているんですよね。今一度、再演の意義について考えた方がいいんじゃないかなぁと。再演が悪いとはいません。ただその再演を何の為にするのかちゃんと考えているのかなあとちらりと思います。その再演の意義が若手の育成でも客寄せパンダでも前作を再構築でもいいとは思うんです。意義はその都度違うものだと思うので。
 ええっとようするに安易に再演するなよ、と(笑)。


[ナパームスクエア2008:主観的総括」

 主観的と言うか、六実さんのこの一年を振り返ってみると、一月に高らかに麻尋担宣言したその直後に完璧に水没(笑)してました。うわー、ほんとこの管理人節操なさすぎる!(ということも最初は気づかなかったぐらいやっぱり別文脈だったんですけどね)。去年の暮れぐらいからナツキフィーバーは来ていたんですが、まだあの時点では「あのオカマかわいいなぁ!」ってきゃっきゃしていたんですが(そんな擬音を発していい歳じゃありません)、この一年でさらに深いところに沈んだなぁと。あの人の舞台を見れば見るほど、中の人を知れば知るほど、どんどん好きになってしまった、て、思います。ほんとうに、こういう気持ちは今まで私の中になかったもので、いまだにそれに戸惑いもするのですが、でもそれでこの一年ものすごく楽しかったし幸せだったなぁと……ガチ担ですから(笑)。
 じゃあガチ担らしくミズナツキベスト選出ということで、うっかりどれも好きでどれも(自己解釈も含めて)楽しんでしまったので甲乙つけがたいんですが、やっぱりネロ先輩だけは別格かなぁと。役として好きという面とあの役に取り組んでいたミズナツキさんも好き、もといその境目がなくなるほどのあの生きざま(役としてもナツキさんとしても)が好きだった。忘れられない公演です。客観的にベストとはいえない作品だと思うのですが、主観的にはやっぱり「マリポーサの花」がベストです。

 麻尋の事に関してはほんと晴天の霹靂すぎて(苦笑)。この一年、ようやく何かをつかんだのかなぁと思った矢先だったので。やっぱり麻尋があの舞台発する熱とかいろいろなもの(笑)が私は大好きで、それを最後まで見届けてやる!な麻尋担宣言だったんですが、その最後がこんなに早く来てしまうなんてな……。
 とりあえずマシンガン内で、麻尋クロニクル(過去マシンガン発掘再評価作業)はやろうと思っています。なんか過去の感想並べたら「やっぱりつかみどころねえ!」で終わってしまいそうな気もするのですが(笑)。今、言葉がでてこないのなら、過去の言葉にとりあえず依っておこうかと。自分なりの形で見送りたいなぁと思います。

 あと今年の私的トピックスとして、吉野さんの炎の壮マト語りから発展した室蘭≒壮一帆の公式がものすごく衝撃的すぎました(笑)。来年の指標にします(どうやって)。


[ナパームスクエア2008:金平糖釜的総括]

 (そこで総括するのか)(ええまあ)。
 と言うわけで今年もよく漏れたなぁと思います。ちなみに前段リストの【】書きは観劇回数ではなく書いた公演SSの数です(笑)。ほんと最近は観劇感想とSSの境目がなくなってきている気もしますが(笑)、基本二次創作師なので、どのSSも書いていてすごく楽しかったです。
 今年のかけざん的トピックスは、夢乃×麻尋が生まれたこととか、47がうっかり始動した事かなぁと(それもトピックスに入れるのか)(ちなみに47はやめる気全然ありません)(ついでにエロ本企画もちゃんと最後までやりますよー)(脱線)。あれ、意外に新しいかけざん生れてないかも?公演SSがメインだったって事かなぁ……。
 来年はわかりやすい壮マトが舞台で実現することを祈りつつ(わかりやすい壮マトなんかあるのか?)(笑)、シズルとハルキをメジャーカプに押し上げる活動をしたいと思います(笑)。


[ナパームスクエア2008:MVP]

 それでは最後に恒例のMVPを発表します。
 今年のMVPは「ポメラ」です。
 (それ個人名でもかけざんでも作品でもないから!)(笑)
 いやでもそれぐらいにほんとポメラの登場は衝撃的でした。実家に帰ってきても大活躍中です(笑)


 以上、2008年総括でした。とりあえず来年の目標はナツキ担のお友達をつくること(笑)、と言って総括を〆たいと思います(それで〆ないで!)(笑)。




 そんな感じに今年もお世話になりました。
 来年もよく萌えよく漏れますよーに!


2008年12月26日(金)
既に二日酔い



[伝書鳩返し]

・>お稽古当初、ミーチャを演じていてもイワンっぽいと指摘されていたそうです。違いを出そうとしすぎて、小5的思考回路を持ったミーチャになったのかなぁと。


 わ!お茶会報告ありがとうござますありがとうございますあり(略)(来ると思ってなかっただけに相当嬉しいらしい)。
 っていうか「小5的思考回路」って!(笑)。実に的確だと思いました。 きっとミーチャはポケモン全部言えるよ!(笑)
 ACTが楽しみです。






 御用納めで自社の納会に出て酔っ払ったままヨガ行ったのでちょっと大変なことになりました(笑)(会社の納会ぐらいで酔わないでー)。いやお偉いさんにプラコップなみなみと日本酒注がれたら飲み干すしかないでしょうと(しかもそれが飲めてしまうあたりがいやはや)。偉い人に「一括案件でがんばってた六実さん(仮名)に敬意を表して」と言われてちょっと、いやかなり嬉しかったです。えへ。
 今年も見事に仕事とヅカしかない一年でした(……)。ヅカ総括は後でやるとして、仕事はことしもめいっぱいから回っていたなぁと思います。それでも二、三年前は溺れないように必死にあがいていたのが、今は前に進もうとしてあがいているんじゃないかな、と(で、進んだの?)(……)。
 来年はもうちょっと何かが見えるといいなぁ。なんとなく、見えそうな気がするんだ(幻覚?)(笑)。



 明日は中掃除(笑)でもしようと思います。



2008年12月25日(木)
くちびるに溶けるしろうさぎ


 どんなに信憑性が高くても、それこそ本人から事前に聞いたとしても(笑)、公式発表が出るまでは、噂に過ぎなくて。公式発表までは「在団」、公式発表後から「退団する」。何度も何度も言っていますが、2002年9月のあんまりな経験から、そう思っています。だから世間の噂なんてそもそも知らないし追いかけないし、そして私が感じる「退団フラグ」も全く宛にならない事が実証されているので(笑)、ほんとうに公式発表までは「退団しない」なんです。
 けれどもこう立て続けにどかんどかんと来ると、それもどうなのかと思いました。ダメージ大きくて。もうちょっと覚悟とか準備とかしたほうがいいんじゃないか?
 でも噂に振り回されるのもしんどいし。
 覚悟なんて、現実の前にはあとかたもないということも知っている。
 どうして慣れないんだろう。こんなに長く深く(笑)タカラヅカに関わっているのに、どうして慣れないんだろう。
 多分、それは単純な理由なのかもしれない。「好きだから」。




 実はデュエットの場面とかで、二人がばーっと離れる振りになると、オペラで追っかけるのはとなみ、というぐらいとなみスキーなわたくし六実。
「最後の言い訳」が完璧となみずソングに聞こえてきます。
 うわあもう寂しいなぁ寂しいなぁ。
 となみずに関してはとうあす並にドリーム持っているので、もうこうなったらその辺全力でぶちまけていこうかとおもいます(ぶちまけないでー!)(責任もって片付けてー!)。




[伝書鳩返し]

・>もう痛い思いしたくなくて、何度も何度も何度も自分を
 >戒めたはずなのに。

 ね。
 ね。
 ねーーーーーーーーーーーーーー!
 それでもやっぱり好きなんだからしょうがない。そうやって繰り返すんですよ「まるで輪廻のように」。
 最後までがんばりましょうお互いに。





 なんかこう連日ネガティブですみません。
 でもそこから萌えとかいろんなもので復活するのも繰り返しですから!
 「まるで輪廻のように」(しつこい)




2008年12月24日(水)
夢乃青果


(昨日の日記ほんとうっとおしくてすみません)


 それはそうと帰ってきてから見たクリスマス特番のとうあすミニドラマがものすごくダメなPVでびっくり!(ミニドラマって言うから全然違うの想像してました)。……せっかくのとうあすなのに……っ。一番のとうあすポイントは、その後の対談場面でもちゃんと指輪をしているあすかちゃんです(細かい)。


[議事録]

・それで昨日の星組歌謡祭から発展して、ベルト番組でも「歌って欲しい曲」を募集したらどうだろうかという話に。「漢字一文字」よりとっつきやすいんじゃないか。

・それで涼さんの名前は「涼豊蔵」と決まりました。豊かな蔵と書いて豊蔵!ええとこのぼんぼんの名前は古臭いという法則にのっとっています(あるのかそんな法則)。もちろんぼんぼん的には「そんな名前いややー、とよちゃんて呼んでー」っていう話。
 この名前を探すためにIMEの変換機能とコチラを駆使して探しました。最初「とよいち」はどうだと変換かけたら「東洋一」と出てきて、二人でどっかんきたんですが、そもそもそれ「豊」の字が入っていないし!という事で却下(笑)。




[伝書鳩返し]

(SSSレス)
・>昨日何度やっても拍手が入れられなかったので、
 >どうしようと思ってました。セリアの方が先に
 >亡くなっちゃってたんですね。何か切ないけど、好きです。

 そう、なんかFC2の拍手がおかしくなってて(今までのログが吹っ飛びました)(……)御手数をおかけしました。それを越えての感想ありがとうございます(歓喜)。セリアの方が先、というかネロ先輩は簡単に死なないだろうなぁと感じたゆえでもあります。
 あ、ゆなひこ君ちはコチラです。
 be awake
 うちのリンクページも直さなくちゃいけないんですけれどね……。


・>マリポーサSSとカラマーゾフの話をしようと思ってたら、
 >昨日の発表で。
 >でも、ちゃんとおごうさんとご飯食べてたので安心しましたよ。

 そう、ちゃんとどころか食べすぎです明らかに(笑)。ご心配ありがとうございます。本当に別回路なので、これはこれそれはそれなので、話ふってやってください(笑)。
(そして別回路故に何も代わりにはならないなとも思ってます、ちゃんと向き合っていきます)



 グラフを立ち読みしてきました。
 来月のしぃちゃんの対談相手に思いっきり邪念を飛ばそうと思います(真顔)。







2008年12月23日(火)
愛の深さを示すためにこれをやっているわけではない


 想像以上に、なんて言葉はない。
 だって想像なんてしていなかったから。





 とりあえず一人で凹んでいてもしょうがないと思ったので、おごりん呼び出してもんじゃ食ってきてケンタッキーとケーキ買って来て(クリスマス仕様)(笑)おごりん渾身の作の星組歌謡祭を一緒に腹抱えながら見て(涼/一輝/夢乃が最強)、赤ちゃん命名辞典を見ながら涼さんの下の名前を延々と考えていたんですが(説明長すぎる)(つうか説明しなくていいから)。


 ひとりになったらやっぱり考えはそこばかりに行っちゃって。


 この稼業(違)をやっている以上、こういう時には言葉を残したいんです。今の自分の言葉を、今自分が感じていることを。それは後々自分を救ってくれたり、自分の指標になったりする、っていうのは今までの経験でわかっているので。その為のツールを私は持っているはず。
 なのに本当に言葉がでてこない。
 想像していなかったことが悪かったのか。
 覚悟をしていなかったことが甘かったのか。
 言葉がでてこないことが実はそんなに好きじゃなかったてことか。
 いや違うそうじゃない。



 っていうのをずっと繰り返して、さすがにもう寝なくちゃ明日も仕事だととりあえず、明日のクリスマス特番を予約いれとかなくちゃとスカステつけたら麻尋版のアンカレをやっているという罠……っ。

 これなんてコント?(笑うしかない)





2008年12月21日(日)
マリンカの白い花


 カラマーゾフ遠征から帰ってきました。


[恒例旅行程メモ]

 要は自分用メモなんですが(笑)。
 今回も交通手段は夜行バス+新幹線でした。金曜の夜に会社のクリスマス会(笑)に参加し、一旦うちに帰って荷物とってシャワー浴びて乗車(笑)。どうしても会社の荷物もったままとかロッカーに預けて、とか怖くてできないんで、たいてい一旦帰ります。今回初めて大阪駅のアンジェルブ利用してみたんですが、ここいいねぇ!で、ここで別便できていたかおりちゃんと合流。わあ、一緒に遠征なんてひさしぶりだね!(今、激しく組違いだからね)。土曜日は昼をのろしさんと一緒に観て、その後、かおりちゃんと合流して東三国のぬこカフェへ。ここいいねぇ!(またか)。厳密にはぬこ部屋のあるカフェなのですが、ぬこカフェみたいに時間制じゃないからのんびりできるし、インテリアもすごく素敵だし、ごはんもすごくおいしかったし、お店のおばちゃん親切だったし!ぬこカフェ初体験ののろしさんがものすごくはしゃいでました(笑)。そんな感じで土曜日はめずらしく(笑)ひとりじゃない遠征で、うれしかったです(基本雪組遠征はソロ活動です)。
 日曜日は結局、現地調達で増やしてダブルで観劇。土曜を観て、あ、これなら行けると判断したので。そんな予感もしていたので、帰りの新幹線は時間決めてなかったし、明日も午前休とっといたしね!(最初から観る気満々じゃないですか)(笑)。



[雪組メモ:ざっくり総括]

 原作未読なので、その辺の比較はできないのですが、よくまとまっていたんじゃないかなあと。少なくとも脚本的な破綻はなかったし(え?それって大前提じゃないの?)、すごく楽しかったです。観終わった後にのろしさんに「でもおいしいエピソードが中途半端でもったいなくね?」と言われて「え?そこは(中途半端なとこは)SSを書けばいいんじゃないの?」と即答してしまい「間違ってはいないけれど正しくはない」と窘められました(笑)。まあ、そう言った意味ではものすごく脚本的余剰(良くも悪くも)を残した作品だなぁと思います。でもあの時間にまとめる為にあえてミーチャとグルーシェニカの「純愛」(と、私は思いました)に徹したのはよかったかな、と。
 そんな風に余剰があるので、いろんな視点で観ることができる作品だなと思いました。イワンの視点とか、スメルジャコフ視点とか。あと個人的にものすごく興味があったんはカテリーナ視点です。これはリピートできるなぁと思ったのですが、でももし一回しか観ない人には思いっきりネタ作品視点で観ることを激しくおすすめします(えええ?)。だって初見はネタ作品的にちょーにやにやしたんだもの!わかりにくいですが、実は私の大好きなミズナツキさんが満載でした。ほんと、にやにやしっぱなしでした(笑)。


 というわけでとりあえず今日はそのネタ視点の話をしておきます。まじめな作品解釈話は赤坂まで持ち越します。


(ここから先はネタばれの可能性があります)




[雪組メモ:ネタ視点カラマーゾフ]


 ミーチャがおばかですごくカワイイ……っ!


 っていうのが第一の感想です(……)(いやだからむっさんが世間と違うのは今に始まったことじゃないし!)
 とにかくかわいかったです。なんか衝動的な人間というより、単に頭が足りないだけなんじゃないかと……それぐらいうっかりさんだよミーチャ、そりゃ「お前の方がモノホンの道化」ゆわれるよ(笑)。なんかほんとわかりやすすぎてね。たとえるならミーチャはRPG「カラマーゾフの兄弟」のプレイキャラクターで、コマンドが「どなる」「なぐる」「チーズとワインと楽隊と踊り子をつれていく」しかないように思えて……っ!アリョーシャに「にいさんは嘘をつくことができない」ってゆわれるのも「にいさんはあたまがわるいからそんな高度なことできない」って言われいる風にしか……っ!
 フョードル殺害の時にあんな棒きれ持っていくのもなんかバカっぽいんですが。つうかそれだけで殺意が衝動的なものだって、裁判の時に有利にする情報にならないのかしら(笑)。そこから転じて、グルーシェニカんとこのこま(not沙央くらま)づかいのサハナマコちゃんの「あの日彼の手は血に染まっていた」って、あれ(グレゴリーを殴打)、血、でてないよね?(笑)あ、ミーチャってばチーズとワインと楽隊と踊り子つれていく途中で赤ワインひっくり返しちゃった?(で、手が染まって見えた)、もーミーチャってばうっかりさんv。……すみませんチーズと(以下略)に食らいつきすぎて。でもほんとそれが「へえ、それがミーチャ的女を喜ばす為の三種の神器(違)なんだへええー!」って感じにおもしろすぎたんだもん。(しかもそれがバカのひとつ覚えっぽくて)ちなみに踊り子と楽隊はタウンページで調べて調達してます。タウンページに手作りのレースのついたカバーつけてる、ってゆったのは私じゃないですきよし君です(まきぞえ)。
 そんな風に間違った方向でにやにやしてしまったのは、ミーチャがおばかだったのと同時に、ミーチャが乙女だったのもあるかと思います。「キミが泣けない時は俺が泣く」て、ちょ、どんだけ!(そして本当に泣き出すミーチャにグルーシェニカはどん引きするといい)(笑)。わかってる、そこの「キミの代わりに」は最後の「私じゃなくて無実のあなたが」に繋がる事は。いっそすべての人間が皆持っている罪を代わりに負ったのが(なぜなら俺もその同じ人間だから)ミーチャであることもわかっているんです(ちゃんと真面目な感想も持っていることを主張)(笑)。
 そんな乙女なミーチャにわかりやすく反応したのが、寺院での「女」ソングで「アンタなんて興味ないのよォ!」って言い放った時です。ほんとみんなが考えるところのオネエなミズナツキさんで……っ初見の時は思いっきり吹きました(でもそのあとの「グルーシェニカ×3」歌っているところもどんだけうっとりしちゃってんのこのオトメが!とツッコまずにはいられない)


 ……まあ、そんな感じに「ミーチャかわいいよミーチャ」だったんです、よ、ね……。






 気を取り直して、いっそ「気を確かに持って(ミズナツキ語録)

[雪組メモ:その他メモ]

・とにかくユミコ氏とひろみとコマの役へのハマりっぷりが半端じゃないです。崩壊してしまうユミコ氏の演技とか、ひろみの(ヘス)中佐ばりの怪演ぶりとか、コマつんの静かだけど確かな芝居っぷりとか。そう思うと確かにそれぞれいい仕事しているだけに、脚本に描かれずに割を食ってしまっているのは惜しいなぁ。

・となみがだいじょゆうぶりを遺憾なく発揮してしまっていて(not誉め言葉)だいじょうぶだろうかとちょっと心配になった。そして回によっては胸の谷間のシャドウを書きすぎていてそれも心配に(大笑)。

・そんなとなみグルーシェニカで好きなのが、カテリーナに「あなたを祝福したいの」と手を取られるところです。あそこのとなみの表情が絶品。なんがものすごく子供みたいな無垢な顔しているなぁと思うのです。余談ながらとなみはその品と格の高さで大人っぽく見えるけれど、本質はコドモだなぁと、いつも思っています。

・涼花リサちゃんの白痴(って事だよね?)の芝居っぷりがたまりません。すげー。そしてそんな「少女のような白痴の娘」を犯すフョードル、っていうのがすみれコードをぶっちぎっていると思う。すげー。

・そんな涼花リサちゃんとかぐやねえさんがいづるんちのメイドで出ていたのに気付いた時にのはびっくりした。つうかかぐやねえさん意外とちっちゃい!そしてリサリサでっかい!やべえ身長差萌え

・ゆめみ姐様がほんといい仕事しているよ……。お芝居も好きですが、やっぱり踊っているところがすきかなぁ。モークロエの踊り子集団のゆめみ姐様がすごくかわいい。

・白いマリンカの花云々の歌がすごく素敵だと思います。歌っているのがユミコ氏だから余計に。そしてその歌が、最後にアリョーシャとリーズで歌われるのになんだかぐっときます。

・無精ひげを着こなしている(着こなしている、て)ナツキさんにびっくり。違和感ない。ほんとフック船長だよ(笑)。着こなしついでに、カラマーゾフのご長男のベルト遣いに「ミズナツキベル(ト)コレ(クション)2008秋冬。今年はスカーフでおしゃれに」って浮かんだきり消えません。でもご次男も同じように着ていたから、あれが当時の流行てこと?(違うんじゃね)

・まんまと「フィナーレで頭なでなでされるミーチャ」に反応しております。もっというと牢獄でママに甘えちゃっているところとか!「かわいいミーチャ」わ、お母さん私と気が合いそう!(はいはい)

・そういえば日曜日の夜公演の時、イワンに渡す「フョードルがミーチャに殺された」の手紙を忘れたらしく(あれ、元々渡していたのはアニキだっけ?)、アニキがイワンの耳元に囁いていたのに萌えました。ちゃんと手を当てて「内緒話はあのねのね」って感じで。

・全世界がツッコんでいるかと思いますが、私もツッコみたい。ほんとフィナーレがヨシマサショーで!なにそのテクノロシア民謡!(笑)テトリスか!でもミニスカートのとなみが雪原にぴょんぴょん跳ねる白うさぎみたいでかわいかったー(でれんでれん)。

・スメルジャコフのイワンへの陶酔が「投影」なのか「操作」なのか「同化」なのか、単に「復讐」なのかはちょっとまだ答えがでいません。

・イワンが裁きたかったのは、この世の頂点の「神」ではなく、この家族の頂点の「家長」だったのではないかという仮説を抱いています。

・帰ってきてプログラムを眺めていたら、あらすじのところのミーチャとグルーシェニカの写真が手を繋いでいることに気付いてちょっと沸騰しました。






 というわけで、これにて今年のヅカ納めです(茶会は日程的に諦めました)(誰か行く人いたらタレコミください)(……いないよなぁ)(笑)。
 恒例の一年総括はのちほど。ほんと今年は観劇回数偏りすぎたので、今年はベスト選出とかしないで、普通に振り返りをしたいと思っています。あ、でもMVPは満場一致で決定しております。





2008年12月18日(木)
「お互いに女みたいな名前だ、と」


[SSS]

 予告通り、最後のマリポーサSSです
 『マリポーサの花』

 言い訳は中でぐだぐだしているのでおいておいて(笑)。今年最後の公演SSです。
 反応もらえたら嬉しいです。


 なんか自分の中ではものすごく達成感があります。
 そして今回もポメラが大活躍でした(笑)。



[伝書鳩返し]

・>カラマーゾフ観てきました。
 >原作は一行も読まずに観ましたが、まったく支障なし(予想通り)。
 >水さんの不精ヒゲにちょっとときめきました(照)

 報告ありがとうございます。うわー、なんかもう素で楽しみです。とりあえず「ユミコ氏敬語攻め萌え」してくる気満々です(ちょっと待て攻めてないから)(笑)。
 じゃ、週末ときめいてくるね!




 結局昨日は残業でシラユキは買えなかったのですが、うちでゆなひこ君と上映会をしたので問題ありません(笑)。音源も取り込ませてもらって速攻携帯に落とし込みました。
 つうかほんとこの金平糖職人が揃うと釜がありえない速度で回りますよ。お願いだから会う度に新しい設定つくるのやめてほしいよね!俺たちが!(笑)。
 ちなみに今回の設定のそもそもの発端は、たまたまかかってたカラマーゾフナウオンのユミコさんに「何その大学生家庭教師コス!(白シャツ+セーター)」と私が叫んだことから始まります。……ほんと、たったそれだけであれまで(詳細はゆなひこ君ちを参照)……っ!っていうかあれ以上のものが……っ!
 お互い感度の良い(笑)金平糖職人同士っていうのもあるんですが、最大の要因は多分、好きな人がかぶっていないことなんだと思います。お互いがお互いに自分の好きな人に好きなだけドリーム詰め込んで、提示して、空いた穴を埋めあうという共同作業。で、ずいぶん前に企画物をやるときって不思議と攻のメイトと受のメイトが組むよな、って話をしたんですが(おごりんとしかり、かおりちゃんとしかり、ゆなひこくんとしかり)、それは↑(ドリームがぶつからない)と同じ要因なんじゃないかな、と唐突に思い当たりました。ちなみにちゃらさんと組んだ時は同担同士なんだけど、ドリームが一緒だから問題なかったということかと(笑)。







 しかしゆなひこ君はすぐ「(輝が)好きだー!!」て叫びます(笑)。
 なんかそれを先に言われると私がいう隙ないんだけど?(そこ張り合わないで)(好きを言う隙がない)(そこ駄洒落にしないで)。



2008年12月16日(火)
上機嫌なカラダ


 「AQUA5のきせかえツール」じゃなくて「AQUA5をきせかえツール」だったらいいんじゃないかな!


 ごめん誰もが思いつくネタで(まったくだ)。
 そして私の携帯はきせかえツール対応じゃないので、関係ないんですが(笑)。


++++++++++
 
[伝書鳩返し]

・>カーテンコールでママに頭をなでなでされてる
 >ミーチャは必見です。
 >…他に必要な情報があるはずでは…

 わ!むしろそういう情報の方が大事ですよ私的に!(真顔)
 というか報告いただいただけでうれしいですうれしいです!
 どうでもいいんですが「ミーチャ」ってすごい可愛い呼び方ですよね(……)。

 結局原作は読まないで行きます。


・>今日、ファミマで見たことない大きさのプリンをみて
 >真っ先に大真くん喜ぶだろうな〜って思いついて。

 これですね?(適当なのがみつからなかったのでかおりちゃんちから無断拝借)(ごめん借りるね今ゆったから!)(笑)
 なんか贔屓を見送るたびに、いろんなものに反応してしまいますよね。大真くんの場合、プリンはおろか丸いもの見てもやっぱり思い出してしまいます(大笑)。
 あと最近はほしのあきで麻尋を思い出すようになりました(更に大笑)。






 納品が終わるということは、新しい案件がはじまることで。
 新しい案件がはじまるということは見積もりをしなくてはならないということでありまして!(でも今回本社の見積もり会議ないから(=受注額が低い)楽なんだけどね……)。ちょっと気合の入れ時ですが(がー)、明日はシラユキを買いたいので残業しないで帰ろうと思います(そっちに気合いれないで)。




2008年12月14日(日)
頭・寒・足・熱!


 数年ぶりにコタツをコタツにしました(今までずっとコタツはテーブルにとしてしか使っていなかった)(冬の暖房はホットカーペットとエアコンで割と平気だった)。……至福。イキオイ余って座椅子を楽天でぽち、としてきました。これでいつでも冬眠できます(笑)。



 っていうか昨日のRENT、私トウコさんと観てたんだね(ぽかーん)。いやカーテンコールでケロちゃんのテンションが高いなぁとは思っていたんですが。一緒に観ていた事がうれしいような、気付かなかったことが悔しいような(笑)。


スカステメモハルキメモ]

・ずっとメモりそびれていたんですが、雪やんぶらをゆなひこ君に借りて見ました。ちょ、何その金髪アメリカンボーイ!キミ受だったのか!と慌てるほどにいい芝居をしておりました(慌てないで)(ちゃんと誉めて)。

・でもって今日はハイビジョンでやっていた凍てついた明日のA班をちら見していたのですがA班のボブ(初演でしぃちゃんがやっていた役)ってハルキだったのか!……黙っていれば、男前なのになんであんなに面白くなるんだろう(でもそこが好きよ)。

・じゃあ今度から彼の事を「角川」って呼ぶのはどうだろうかと思いついたけれど自ら却下。でも呼び名を考え始めるのは好意を持て余している証拠です(笑)。




 じゃあ、冬眠してきます。




2008年12月13日(土)
52万5600分という時間


[土曜日メモ]

 シアタークリエ「RENT」を観に行ってきました。
 もともと友達(今回の同行者)がすごいはまっていて、それで2006年の映画版を観て私もハマって、その年の来日版まで観に行っているのですが、やっぱり字幕がきつくてねー。日本語版を一度でいいから観たいなぁと思っていたので、今回の上演をずっと楽しみにしていたのです。ちなみに日本語版の初演は十年近く前、宇都宮隆さんとか山本耕史君が出てました。それもすごいよねえ。
 そんなこんなで今回の主軸はあくまで「にほんごのれんと」(笑)で、キャストも全然知らなくて(ダブルキャストなのも直前に知った)行ったのですが、いやあ、いいキャスト揃えたなぁと……エンジェル以外は(ゆった!)。あれはああいうドラッグクイーンのアレな部分を表現するための演技かとも思ったんですが、たぶん、ちがうような。思うに舞台に立つ為の動きができてないような気がしました。あのドラムスティックの場面がものすごい盛り下がってびっくりした。ビジュアルや歌はよかったのになぁ。舞台慣れしてないだけかもしれないんですが。それが、ちょっと、いや、かなり残念です。だってやっぱりRENTっていったらエンジェルとコリンズのラブラブを観に行くんでしょ?(局所的すぎる)。まあ誰がやっても(特に日本人ならば)難しい役なんだなぁとは思うんですけれどね・・・。
 それはさておき今回の一番の収穫はマークをやっていた森山君なんですが……すごいうまい。今まで観てきたRENTで、いまいちマークってキャラが立たなかったのですが(だってどうしても物語的に盛り上がるのはコリンズ×エンジェル、ロジャー×ミミ、モーリーン×ジョアンヌじゃん)(かけざんばっかりか)、それが今回はマークに感情移入しまくりです。今回のマークは全然男前じゃなかったんですよね(ほめ言葉)それもすごくよかったなぁと。「僕は傍観者でしかないのか」っていうマークに二幕は泣かされっぱなしでした。うまい、ほんと彼うまい。いわゆる「やくしゃ」だなぁと。ほんと全然知らない人だったので、すごい収穫でした。
 来日版をあまり覚えていないので比較はできないのですが、演出もよかったなぁと思いました。ホリゾントいっぱいの煉瓦壁に屋根裏の格子の影とか写るのが印象的で。あとその壁に沿わされて斜めに走らされた階段もすごくよかった。モブシーンで効果的に使われていたのもよかったのですが、圧巻はエンジェルの昇天の場面でそれがつかわれていたこと。死にゆくエンジェルが階段を一段一段昇っていって、そしてその後ずっと階段上の扉の向こうから明るい光がさしていて。
 あとそのエンジェルを死を示唆する場面で、コリンズがエンジェルをストレッチャーで運んできたときはびっくりしました。仰向けに寝そべるエンジェル、リアルに膝立てられた足しか見えない方向で(足を客席に向けて)寝ている。その顔は見えない、けれどコリンズがその頭を撫でて、そしてよりそい、抱きしめるのが見える。もうこれにぐあーっときてしまいました。
 という感想を同行者のYはらさんにしたら、○○版の時の演出はこうだった、あのときはこうだった、と。さすがマニア(日本初演版から観ています)。彼女の場合ストーリーも意味も熟知した状態で観ているので、そう思うとうちらがベルばら(再演オンパレード)を観ているよな気分と同じなのかなぁと思ったり(ちがうんじゃね?)。
 で、この公演はケロさんが出ています。アンサンブルですが、かなり目立ってました。つーか、上手い……ほれぼれするほどやっぱりうまいなぁと。なんか勝手に誇らしくなってしまいました(笑)。一番印象的なのは、やっぱ浮浪者のところかなぁ。Yはらさんに「あれ、宝塚の人なんです」ってゆったら、「あれは基本芝居上手いひとにしかやらせないとこだよ」と言われてますます誇らしく(勝手に)。

 本場ブロードウエイでは公演終了したRENT。その記事を読んだ時、もうアメリカではエイズという問題が定着してしまったから、その分社会に訴える力が弱くなった的な事が書いてあって。じゃあその文脈ならこれから日本ではこれが当事者として大きく取り上げられるようになるのかな、とぼんやり思ったのですが、やっぱり当時のその時代が生み出したものであるのだな、と(そして今観ると多少のズレを感じる)思いました。でもこの作品が日本で定着すればいいのにな、と強く思いました。数々の名曲、やっぱりすごくいい作品だと思います。

 というわけで今回も配役表を提出しておきます。
 
 エンジェル:ゆうみひろ
 コリンズ:あもうたまき

 自分的には神配役です(素)。オカマでもガチホモでもなく、ドラッグクイーン。
 あ、しぃナツキ変換は無理でした(チャレンジしたのか)(するな)


 終演後はYはらさんと忌憚のない(笑)観劇感想トークと働く女子トークをしていました。働く事へのモチベーションとか、今自分が働くべき指標の見いだし方とかは、彼女に比べれば私はまだまだだな、と思うのですが、それでも彼女にこうして話をできるうちは、まだがんばれるのかなと思います。やっぱり試金石だなぁ。


 夜は大学の時の友達と地元飲み。「むっさん今日はちゃんとした格好してるねぇ!」あー、劇場帰りだからね(笑)。いつもは家からご近所感覚ででていくからね(どんだけだ)。
 誘われるままに入ったお店が当たりでした(あのポトフうますぎる)。あのテナント、今まで店が三回ぐらいかわっているけれど(笑)、今度の店は持つといいなぁ。



 とても、充実した土曜日でした。





2008年12月12日(金)
美味い日本酒が飲みたい


 yahooのトップページにあった「来年の運勢を占う」みたいなものをやってみたんですね。
 そしたら

>これまで絶対だった何かが次第に意味をなくし、自分の内に強さを見つけるべき時期を過ごしている、今のあなたはそのように見えます。


 こ、こんな事を冒頭で言われたらこの後に続く2009年の運勢を信じざるを得ない……っ!(どんぴしゃったらしい)(笑)。
 そんなこんなで今年もあと半月しかない。実稼働日換算だと約10日……ひぃ!(仕事のことを思い出したらしい)


[全金平糖職人が震撼]

 日経TRENDYでポメラのレビューが載っているよと教えてもらったので、立ち読みしてきました。ふんふんそうだよねそうだよねーと頷きながら。
 ちなみにあの写真だとポメラの蓋開けてPCに繋いでましたが、実際は閉じたままでもつなげます。ほんと感覚的にはUSBメモリと変わらないです。で、便利なのが直接ポメラの本体メモリもSDカードもPCから普通に更新できるので、書きかけのSSがあるときに、出先でポメラで更新→家でPCで更新→出先でポメラで更新、っていう技が可能です。これが昔だったら、携帯で更新→メールで送ってPCで更新→また携帯にメールで送って更新、ってなっていたので(実際よくやっていました)、やっぱり便利だなぁと。あと、意外に家の中でも便利なんですよね。ゆなひこ君も言ってたけど、わざわざPC立ち上げなくても家の中でもどこでも書けるって、感じで。私はよく寝る前にベッドの上で書いたりしています。意外にそういう時の方が漏れるんですよね(笑)。一ファイルの文字数が8000字(原稿用紙20枚分)、ってのはほとんど気にならないです。ちなみにこの間のベルばら三部作は同じファイルにどんどん書いていったのですが、あれでちょうど8000字ぐらいなっていました。以上、使用後感レビューでした。参考までに(私信)(笑)。


[SSSレス]

 読み応えあるコメントありがとうございます。嬉しいです、と同時にやっぱり皆さんあの三部作には色々思うところあったんだなぁと(素)。


・>ベルナール編が意外にも泣かされたので、なんだか今回の外伝シリーズ悪くなかった気にさせられましたが…

 そうなんですよね。ほんと「終わりよければ全てよし」ってこのことだよなぁと。今はこれをふまえて雪外伝、花外伝を見直したいです。そしたら全て納得できる……は、無理か(笑)。でも勝手にリンクさせて無駄に萌えると思います(笑)。

 >雪外伝ラストのソフィアがジェローデルを抱きしめる姿を思い出しました!

 わ、そこまでリンクさせてませんでした!……い、いや狙い通りですよ気付いていただけて嬉しいです(嘘つくな)。多分、自分でも無意識だったんだと思います(笑)。



・>観劇した友人から聞いた段階で、「ジェロ様とソフィア」??と疑問符だらけだった部分が、繋がりました!。

 そう言っていただけるとすごーく嬉しいです。三部作すべてにコメントありがとうございます(そしていつもありがとうございます)。

 >ちょっと黒猫べるにゃーるが蚊帳の外っぽくて残念ですが

 うん、それは私も気付いていますすみません、でもあの三部作の中で一番まともに書かれたのがべるにゃーるだったので、その辺で相殺していただければ……っ(素)。いや、どうかんがえてもジェローデルに肩入れしすぎなのは(以下略)(書くまでもない)
 とりあえず「婚約者の上司の為にかいがいしくお好み焼きを焼くジェロさま」と変換しておきました(笑)。






 一応スカステの視聴者アンケートを登録しているのですが(回答したことない)、今日そこから「タカラヅカ・スカイ・ステージ シネマ上映のモニター調査のご案内」というのがきて、曰く「スカステ放映前にミーマイ映画館でやるからキミモニターとしてこないかい?」って事なのですが、これ、この間のレビューシネマとはまた違うんだよね……?




2008年12月11日(木)
ねむい、あきた、おなかがすいた



[SSS]

 雪花星外伝ベルばらSS
 俺的外伝ベルサイユのばら そのさん
 最後はベルナール編(???)です。おそらく。

 もうほんと観ていてごごごごご(釜が)回った結果です。本当はもっと長かったんですが、とりあえず書きたいものはかけたかなぁと。自分的にはまんぞくですー。


(SSSレス)(もしかしたら同じ方かも?)

・>「それぞれのオスカルが生きている」という台詞が具体化?されているー!と嬉しくなりました。

 もうあの台詞にどっかんどっかんきていたので、でも余りにも簡単に流されていたので、これは!と思った次第です(笑)。


・>外伝のラストの紗幕にジェロさまも(外伝の主役なんだから)出て欲しかったなーと思ったのですが(まひろさんという経験者もいたし)。

 !!!
 そうだよ麻尋やってたんだから、アントワネットやってる場合じゃないって!と目ウロコでした。
 中日宙組は別物っぽいですよね……。とりあえず三部作としては今回きれいにまとまった(ほんと意外にも)(笑)感じですからね。


 コメントありがとうございました。今回ほんと、コメントどころか拍手もなかったので「またやっちゃったのか!」と途方にくれていたので嬉しかったです……。






 うたばん見ました。もー……。もー……。
 (何が言いたい)
 (すごくかわいかったと言いたい……)。



 遠征は来週末なので、それまで残りのSS書いてがまんしたいと思います。



2008年12月10日(水)
工数とか、工数とか、工数とか



[SSS]

 雪花星外伝ベルばらSS
 俺的外伝ベルサイユのばら そのに
 今日はジェローデル編(??)です。多分。
 実はもう予約更新にしているので、わざわざここでリンク貼らなくてもいいのですが、それはまあ宣伝というか主張というか(笑)。
 何か反応あれば嬉しいです。






 カラマーゾフ稽古場映像を見ました……ちょ、むっさん稽古場映像だけでチケット追加しようとしないで!(ダメなおとなだ)

 とりあえずDCは原作未読で行きます。
 で、正月休みに原作を読破しようと、図書館のweb予約で手配をかけました。亀山訳版全5巻が市内の3つの図書館から私のために(笑)かき集められて、近くの公民館併設の図書室に届いた模様です。最近、この方法を覚えて読みたい本を搬送してもらっています。今回みたいにひとつの館で全巻揃っていなくても手配してくれるという寸法です。ちょう便利。



2008年12月09日(火)
クラブハリエとねんりん家、どっちがオススメ?


(またしても帰省土産に頭を悩ましているようです)


[SSS]

 雪花星外伝ベルばらSS
 俺的外伝ベルサイユのばら そのいち
 第一弾はアラン編(?)です。本家にならってこれから三回続きます(ええ!)


 本当は音楽配信始まってから(もろもろの歌詞を確認してから)とか、雪外伝、花外伝を見直してから、とも思ったのですが、むしろこまかいとこ確認しちゃうと書けなくなる!と思って(笑)現時点の私の記憶解釈をベースにしています。なので「俺的(設定)外伝ベルサイユのばら」。スピンオフのスピンオフ!(笑)色々見逃しながら、読んでいただけたら幸いです。



 とりあえず年内に書きたいSSリストの一番上が片付きました(どれだけリストアップしてんの)(ないしょー)。




2008年12月08日(月)
ホリデーアメリカーノ、ホイップ抜きで


 日付が変わるのを待って飛び出てきました。
 ニコ動行けるおねえさんには是非行っていただきたい。

「世界でいちばんダサいAQUA FEEL AQUA SOUL」
 tp://www.nicovideo.jp/watch/sm4523312

 今さらだったらごめんなさい。久しぶりにニコ動行ってこれ知って死にそうなぐらい笑い転げました。誰か私のこの苦しみ(笑)を共有してください。マジで。


 寝ます。


++++++++++

[伝書鳩返し]

・>私も、ゆうやとみさとさん、どちらが上なのか
 >真剣に考えてみました。
 >どっちでもいけそうな気がして結論が出ません。

 そう!どっちもいけそうな気がするんですよね!そしてどっちにしても物語が始まりそうな気がするんですよ。回答を求められたので、一生懸命考えた結果、攻めてる春風君は想像できるのですが、受けてるゆうやがちょっとだけ、ほんとちょっとだけ想像しにくいので、とりあえず蓮水×春風で(でもこういう事は45R宙組担の人に聞いたほうがいいかもしれない)(笑)。
 ほーしょーだい君は実はまだ舞台で認識できていません……。




2008年12月07日(日)
きみはひかりぼくもひかり、やあおそろいだね!


[ご近所回覧板]

 ゆなひこ君ちが行方不明になっておりますので、救済処置でこちらからブログへのリンクをはっておきます。
 ゆなひこ君ちのブログ
 (あ、今見たら検索ちゃんとひっかかるね、まあ約束したので)
 本人曰く「原因不明」だそうです(滞納ではないとも)。そして「壊れたPC直してネット繋げるのにも五ヶ月かかったから、またそれぐらいかかるかも」とぬかしていたので叱咤激励してください(笑)。
 あ、本人はいたって元気です。


[伝書鳩返し]

・>おふたりの作品ダイスキなのでー!

 うわ、需要があった!びっくりしました。
 さーやさんにも「別に嫌がってはいないですよ(笑)」と言われたので、じゃ、そのうちに(口約束)。
 (真面目な話、そもそも掲載誌が違うという大きな壁があります)(笑)。




 今日は宙組さん行ってきました。
 とりあえずヅキさん復活おめでとー!


[宙組メモ:パラプリの巻]

 なんかもうかわいくてニヤニヤする話でした。しかもうっかり泣かされました。


・タニオカ君がおとなになったなぁと思いました。なんだろう、等身大の役だからかなぁ。あるいは周りキャラ立ての精神年齢が低めのせいか(言うな)。
「若き」天才アーティストなのに、スチュアートがすごく枯れて見えたんですよね。彼が若い頃から背負ってきたものとか、頂点に立った者にしか見えない孤独とか、そういうものを乗り越えて「あにめーしょんがぼくのゆめなんだ、これがぼくのぱらだいすぷりんすなんだ」が、なんだかものすごくリアルで。もっとゆめゆめしいお話で、もっとタニオカ君は子供っぽい感じかと思っていたのですが、地に足がついていた感じで好印象でした。
 もともと私、タニオカ君はお芝居できる子だとは思っているのですが、ただそれ以上に彼の持つ「ぱーっ」とした感じが全面的に出ちゃうと言うか(ニュアンス悟ってください)。だからバレンシアみたいな大芝居になるとその面が強調されて、結果浅い人物像になってしまうというか(言ったなぁ)(そう思うとああいう大芝居(柴田作品しかり植田作品しかり)ができるタカラジェンヌってほんと少ないんだと思う)。
 そこはさすがにケーコたんの宛書きだなぁと思った次第。タニオカ君にはこういう方が似合うよな、でも次もまた植田歌舞伎だ、しまった!
 今のタニオカ君を正塚先生がどう書くのか、ちょっと楽しみになってきました。

・蘭寿先輩がバラ持って出てきたときは、わかっていたのにうっかり吹きました。が、思ったよりやりすぎてなかったというか、ちょっと中途半端だなぁ。むしろシリアスにがっちりキメている方が(「おりこうさん」てー!)素敵だったので、むしろああやってキャラクターナイズさせない方がよかったと思う。周りのキャラクターをもっとキャラ立たせて、その中に一人だけシリアスにたたずむっていうほうがよかったなぁ。あるいはせっかく右陣左陣(笑)を備えているのだから、いっそあそこはボヤッキーとトンズラーとドロンジョでよかったんじゃないか?(「全国の女子高生の皆さん〜」)(笑)。って、逆に言うと悠未ひろさんとまちゃみのキャラクターも弱かったというか。
 一番面白かったのは、最後の試写会云々の場面で「おねがい〜」と女子たちに絡まれているアンソニー・ブラックさんです。あれ見て私「わあこの人男も女もOKじゃなくて男も女もダメなんだな」と本気で思いました(ええ?)。じゃあ悠未ひろさんとまちゃみとのキスはどうなるのって話なのですが(役名で書きなさい)、なんかアレもそういう性的なものに見えなか(以下検閲済)(ナニを書こうとしたんだ)(っていうか君は蘭寿先輩をなんだと思っているんだ)。
 それはそうと、アンソニー・ブラックさんが出てくるたび「ちょ、人大杉」と失笑せずにはいられませんでした。でもあの役どころがないとあもたまのスーツ(好物)が見られないと思うのでオールオッケーです(何が)。

・帆苦笑(どうしてこの変換なんだろう)(多分「帆」は壮一帆さんの変換するんで覚えているんだと思います)(いきなり脱線した)
 北翔さんのあの計算しつくしたボケっぷりが心底恐ろしいと思います。だってあれ天然じゃないんでしょ?わかってやっているんでしょ?わかってやっててあそこまでやるんでしょ……っ!2Dチームの盛り上がりをところどころ冷静に見ているところとかほんとドSで!……もうみっちゃんとは呼べません、ほっくんとも呼べません。新しい呼び名を考案中(北翔さんでいいじゃないか)。なんだか私のなかのハザードランプがぺかーと点灯してしまったのは、北翔さんはただのドSではないからです、知性のあるドSだからです。そして六実さんはインテリにとても弱い、ドMだから当然ドSに弱い……って事に気付いたのが帰宅後でよかったと心底思います(真顔)。


 それはそうと、幕開け最初のタニオカ君の「アーイ!」に撃沈です。
 そしてゆうやの眼鏡に撃沈……何アレ、何アレ……。



[宙組メモ:ダンシンの巻]

 はっきり言って真ん中で何が行われていたか知りません。ひとり八雲美佳まつり開催(笑)。それでもなんか間延びしたショーだなぁと思いました。オペラを外すと人数たくさんいて「わ!」と思うのですが「おお!」に繋がらないというか。一番びっくりしたのはハバナギラの銀橋勢ぞろいの時の本舞台のからっぽっぷりです。確かに次にだーってでてくるからあの空間なんだろうけれど、ものすごくバランス悪い、って思いました。

 以下、小メモ。

・誰あの男前!とおもうとたいていゆうやという罠(罠?)。

・そして誰あの男前!という以前に、春風さん(の黒髪が)ものすごく目を引きます。そして彼はものすごくエロいと思う。

・そして真剣にどっちが上が考えました。

・そして悠未ひろさんはどうして世界を男色に染めてしまうのだろうと思いました。
 (黒燕尾の場面で八雲さんと目を見交わす場面があったのですが、それがほんと「今夜いつものところで」っていう合図にしか見えなくて!)



 つうかむっさんは宙組さんに何を観にいっているんだ(世間とは違うものです)。でもそれって私のせいだけじゃないと思う!思わせて!(笑)



 最後ぐらい真面目に。
 宙組さんは今回でマイ初日マイ楽なので、思う存分八雲美佳さんを見納めてきました。本当に宙組さんを見る二大楽しみだったのです(もういっぽうはあもたまです)(マニアすぎる)。彼の何がよいか、なんて私の立ち位置から語る話ではないけれど、あのアハーン顔がもう観られないのかと思うと(もっと他に言いようがないのか)。なんというか、やっくんの舞台に対する姿勢というか、男役としての生き様がものすごく好きでした。今回もひゃあひゃあ言いながら、これがもう観られなくなるのかと思うと、ほんと寂しい……。ダメだ、話せば話すほど茶化しているようにしか見えなくなる……っ。ごめんなさい、でも本当に彼の事が好きでした。






 余談。シャンテのチカ(……なにこの一発変換)の輸入贖罪屋さん(……なにこの一発変換)でトマト缶(六実さんち常備缶)を買ってきました。私の行動範囲ではあのお店が底値(98円)です(どうでもいい情報)。


2008年12月04日(木)
はたらくことに真っ向勝負


 この間の横浜山手近代建築ツアーをあげてきました。同好のおねえさんがいましたら。
 デジカメ(の充電池)を忘れて「むつみもうかえる」「ものよりおもいでだもん」と言ってた割には携帯で枚数撮ってたなぁ(笑)。今度近代建築を見ながらリレーSSをしましょうと言ったら、一緒に行ってくれた某さーやさんに嫌がられました(笑)。


[伝書鳩返し]

・>ライフの楽しさは、見たあとにあーだこーだと語る時間だと思います、確かに(笑)。

 あ、じゃあ私たち間違って、いなかった、の、かな?(笑)
 それはそうと反応ありがとうございます。私はずっとキャラメルのファンだったのが、タカラヅカにハマってから遠ざかった身なので、なんとなく、境遇が似ているかと(笑)。
 話の内容的にも「死の泉」の方がライフっぽいのかなぁと思って、ちょっと再戦も考えたのですが、やっぱり自分の立ち位置(と時間と財布の余剰)を思い出しました。


・>今回のアンドレとオスカルは自然に原作の二人を思い起こさせてくれたような気がします。

 で、す、よ、ね!(顔近い!)
 いやなんか昨日のテキストは(というかいつもなんですが)なんかつっぱしっていて、ほんと自分でも落ち着け、と思ったのですが(素)、伝わって嬉しかったです。私も「ばあやに〜」はぐっときました(また涼さんの表情がすごくいいんだ)。
 正月に実家に帰ったら、今回のキャストで読み返す気満々です(笑)。





2008年12月03日(水)
やけどしたんやけど


 全ツ話、最終回の巻(にんにん)。



[星組メモ:涼さんの、というかオスカルの話]

 今回の涼さんのオスカルが秀逸だったのは、原作通りのオスカルだったのと、それを涼さんがちゃんと「今回はタカラヅカのベルばらじゃない」って理解して演じていたからじゃないかなぁと思っています。いやほんとよかった素敵だった。
 原作通り、というとちょっと違う点もあるかもしれませんが、原作の台詞・エピソードをうまく凝縮して、ちゃんとオスカルという人物像が立っていた。今宵一夜がなくてもペガサスにまたがらなくても(笑)、ちゃんとオスカルだったなぁと思うんです。ベルナールに出会った事で、フランスの現状を知って、人々の為に何かしたいと思って、それで衛兵隊に転属して、革命に散るという流れが一貫していたし。今回の舞台で、衛兵隊転属以降のオスカルの出番はないわけですが、バスティーユでロザリーがオスカルの剣を差し出しただけで、舞台で描かれていない空白が埋まる。変に説明台詞で解説しなくても。「外伝」だし今回はオスカルがメインではないからそういう描き方が正解なんじゃないかなと思うし、そもそも漫画を舞台化するにあたって、漫画の通りにはできないわけですから、まさに舞台だからこそできる処理の仕方だなぁと思ったのです。
 もう一つうまい処理だなぁと思ったのが、オスカルのアンドレへの愛情の示し方なんですが、今回はオスカルとアンドレの恋愛物語にはあまり重きを置かれてないですよね?でも男女の愛情以前の二人の間の感情がすごくよく描かれていたなぁと。オスカルはアンドレが片目を奪われて、そして初めてアンドレの存在の重さを知って、それで「おまえがいなくては何もできない」と感謝をする。そう、この「感謝」という姿がものすごく印象的だったんですよね。こういうオスカルは原作だと時系列的にはもう少し後半かなぁと思うのですが、感謝のオスカルとフランスの現状を見て思い悩むオスカルがうまくシンクロしていたなぁと。小石につまづかなくたって(笑)、こんな風にオスカルの愛情の示し方があるのだなぁと。この時点ではオスカルはまだそれ(感謝)をアンドレへの「愛」として自覚はしてないわけですが、それでもこの後の舞台で描かれなかった、でも私たちが原作を読んで知っているオスカル像に自然と繋がっていくんですよね。
 2005年の全ツの時に吉野さんが「ベルばらが観客の脳内アーカイブに頼らないと上演できない作品になっている!」と言っていたのにものすごく納得していたのですが、今回のこうやって舞台に描かれない部分を埋めていく作業は、これまでの脳内アーカイブに頼る(矛盾点を補完していく)とは全く異なる作業だったなと思うのです。
 確かにタカラヅカのベルばらは「ベルばらの舞台化」ということで舞台でしかできない、タカラヅカでしかできないスタイルは確立しているんですけれど、脚本の処理としては全く「舞台化」の意味をなしていない。原作をそのまま上演はできない訳で、だからこその脚本であり演出であるんですが、どうもそのエピソードの切り取り方とか、クローズアップするところとか、省略の仕方とか「漫画の舞台化」としてはほんと間違った道を歩み続けて、「タカラヅカのベルばら」のスピンオフを繰り返し続けてもうどうしようもない形にゆがんでしまったんだなぁと思わざるを得ないのです。
 もちろん、今回の舞台にだっていろいろ矛盾点はあるんですが、ただそのスタンスがちゃんと「漫画の舞台化」になっていた。それだけはもうものすごく私は評価したいな、と。

 なんかオスカルの話じゃなくて作品論になっていますが(笑)。今回の「いいベルばら」が今後のタカラヅカのベルばらが変わるためのトリガーになるのか、あるいは単なる放送事故(笑)になるのか気になるところです。


 ところでオスカルの言う「これで幸せになれる」「私の分も幸せに」が妙にひっかかっています。「幸せになれる」は原作ではオスカルの台詞じゃなくて、コマのト書き(?)的な書かれ方だったので、てっきりあれはベルナールかロザリーの台詞だとずっと思っていたのですが…実家に帰った時にちょっと再読して再考してみます。


[星組メモ:しぃちゃんの、というかアンドレの話]

 初見の時は、しぃちゃん的にはアランの方がおいしくて、アンドレとしては弱いかなと思っていたのですが、むしろ今回のしぃちゃんの真骨頂としてはアンドレだったんじゃないかなというのがマイ日程終了後の感想です。2005年の全ツ、そして2006年の本公演との大きな違いが「しぃちゃんのアンドレなのにちゃんと影になっていた!」なんですが!(力説)あえてアランという対局の役があるからこそ、しぃちゃんがようやく(ようやく、て)アンドレとして影になった。で、それによってしぃちゃんの持つ太陽的問答無用な力(笑)が封印されたおかげで、しぃちゃんの持つやさしさとか繊細さとかがものすごく際立ったと思うんです。すごく、よかったです。
 で、アンドレが影になったのは、脚本の力も大きかったかな、と。今回ほどアンドレの身分をちゃんと書いた「ベルばら」はないと思います。近衛兵とのやりとりがほんと「平民」「オスカルの従卒」で身分が低い者として描かれていて、ようやくすっきりしました。だってずっとアンドレなのにスターブーツ履いて先頭きって訓練しているのが違和感だったんだもん(笑)。
 その方が原作的にも作劇的にも正しいわけですよね?アンドレの低さ、いっそ卑しさを書き出さないと、アンドレの苦悩も毒殺も効果が半減するというか。けれどもアンドレを低く書くことは「タカラヅカ的には正しくない」ってことになるのがどうもね……。
 見分けをつける為?(笑)のアンドレの眼帯も効果的だったと思っています。アンドレにとって、身分の違いだけじゃなく「目が見えない」もまたものすごく重く、大きな苦悩だったのだな、と。なんかそんなアンドレの苦悩が原作以上に響いてきました。それによって、今回のアンドレの影が色濃くなったなぁと。
 アンドレもオスカル同様、描かれた場面は少ないのですが、それがちゃんと出ていない・描かれていない場面にもつながっていたなあと。
 惜しむらくは、あのアンドレに「愛の墓標」はおかしいよね……なんかほかに適当な歌がなかったのか、あるいは新しく書き下ろしてやれなかったのかと、思います。



 ほ、ほめちぎれたかなぁ?
 足りない部分はSSで補完させていただきたいと思います(またか)。うわー、書きたいSSが多すぎる!さすが師匠も走る師走です(いや別に師匠はSS書かないし)。


2008年12月02日(火)
毎日見放題


 某星座の人に誘われて、急遽スタジオライフ公演パサジェルカを観てきました。一度は観てみたいと思ってたのです。でもちょっと印象違ったなぁ。もっと耽美耽美したものが観られるかと思ってたのですが、あ、あれ?作品が作品(アウシュビッツ収容所の物語)だったからかなぁ。
 スタジオライフというと、男性しかいない劇団で、男の人が女性を演じている訳ですが、それに対する違和感はまったくなかったです。でも逆に男の人が女性を演じる意義もまったく感じられなかったというのが正直なところ……。唯一、あの収容所の悲惨さを、「女囚」を演じる為には男性の身体(女性的な肉がついていない)が必要だったのかなぁと。そういった点ではリアルでした。
 台詞とか演出とかぐっと、ひっかかるところも沢山あったのですが、最終的におはなしがよくわからなかったんですよね……っていう人の感想なので流してください(笑)。興味深かったです色々と。でも一番面白かったのが終演後に某星座の人と観劇感想をああだこうだと話していた時だったのですが(笑)。なんかすごく学生時代に戻った感じがして(はいはいそこで若ぶらない)。

 それはさておき、やっぱり舞台っていいなぁと思いました。久しぶりに暗転で始まり暗転で終わる舞台。肉声の舞台。そういうところにちょっとわくわくする自分がいます。ちょっとまたこういう小劇場系の舞台も観たいなぁと思うのですが、でも今私が一番面白いと思っている舞台はタカラヅカなんだよなぁと。個々の生徒さんが好き、っていう気持ちとは別に、昔から舞台好きだった文脈でも、やっぱりタカラヅカが一番好きなんだなぁと思った次第です。



[伝書鳩返し]

・>(単に銃撃戦で使う男役の人数配分とは分かりつつ)銃後で
 >待ち侘びるのがやはり女達になってしまうことも。

 そう、私もそこは同じこと思っていました。そして逆に銃撃戦で男達が戦っている間も、その見えないところで女達は、祈り、待ち、そして戦っているのだなぁと。


・>ネロ考察、非常に興味深く拝見しました。
 >他人のために生きる=自分のためには生きられない、
 >ってことなんですね・・・。
 >エスコバルの最期の場面より、エピローグの
 >白いスーツで踊るネロの姿に(訳もわからず)
 >号泣させられた、理由がやっとわかった気がします。

 絶賛星組モードですが、そこは別回路なんで全然平気です、むしろ反応していただけてとても嬉しいのですよ。ほんと伝わらないなぁ伝えられないなぁと思っているので、こうやって伝わると、真面目な話、サイトやっててよかったなぁと思います。人はそれぞれ感じることが違うと(そして自分がどうも世間と違う見方をしていることも)(笑)わかっているだけに。ありがとうございます。





2008年12月01日(月)
IKEAに行きたい


 それはさておき、とりあえず全ツショーの話を先に片付けます。


[星組メモ:全ツネオダンメモという名のただのまりのゆい部日誌]

・という訳で今回は「いいベルばら」公演であったと同時に、「いいまりのゆい」公演だったのですよ!って言っても誰もついてこれないのは承知の上で続けますが、いやー、びっくりした。だってマリーノなのにエグくない!マリーノなのにクドくない!

・一番顕著にそれが比較できたのがロケットなのですが、もうほんと観ていていつもならここでもうちょっとぐわっと顔の筋肉歪めて媚びるのに!てところが全てギリギリセーフ(笑)のところでとまってて、それがもう可憐でたまらなかったです(可憐てゆった!)。私、マリーノのそういうえぐいところも含めて好きで、そして基本的に「あのひとこどもみたいな顔するからかわいいなあ!」と本気で思っているのですが、今回はそういうこどもみたいなところがなくて、全般的に「おねえさん」でとても、素敵、だった、の、です、よ……。

・ところで今回、マリーノにはみっつのかけざんがありました。プロローグ(vsまりむら君……?)(自信なし)、パンパミーア(vs夢乃君)、キャリオカ(vs壱城ガッツ)。これがどれも良くてね。あのまりのゆいさんが男役と組むときに見られがちな「女の性として最もいやな面が出ている媚」がなかったんですよね(お前さりげにひどいこというなぁ)。今回、マリーノが「素敵なおねえさん風味」だったのもあるのですが、組む相手が逆にあそこまで学年下がると、意外にマリーノのそういう媚が中和されるのかなぁと。どれも絵に描いたような「おねえさんととしした君」で大変によろしかたです。一番良かったのがパンパミーアの夢乃戦。あそこはダンスもカッコイイ系なので、さらりとカッコイイおねえさまと度量の広いとしした君、てカンジだったのです。マリーノがおねえさま風にかわしたり、その癖ちょっと甘えたり、そういう小技を繰り出していても夢乃君が全部受け止めていたのがいいパワーバランスだったのですよ。一番どかんとキタのが、場面が終わってはける時。マリーノと手を繋いで袖にかけこみながら、次のが超早替わりでいそいでいるにも関わらず、かならずマリーノと顔を見合わせて笑うんですよね……。夢乃株急上昇中です。

・もひとつの壱城ガッツとのキャリオカも良かったです。完全にマダムとの道ならぬ恋でした。ものすごく真顔で苦悩系な壱城ガッツ。ここは夢乃×百花戦も「夢乃君が苦悩系」と聞いたので、キャリオカはとしした男達を苦悩の渦に巻き込むのかもしれない……。

・と思ってすぐ隣の麻尋を見たらちょー笑顔で(笑)。ゆっち先輩相手にものすごい笑顔で踊っておりました(でもそれがカワイイ系じゃなかったのがものすごく印象的)。

・マリーノの話に戻して。それで今回やっぱりマリーノはうたうたいじゃなくて、ダンサーだなぁと思いました。一番好きだったのは、前述のパンパミーアですが、エナジーの場面もほんと良かった。

・そんなこんなですっかりまりのゆいにろっくおん(あの広い会場で俺だけだよきっと)でした。パレードの挨拶で、ここは私がいつも言っている「こどもみたいな」顔で笑うなぁと思って見ていた神奈川土曜日夜公演。誰かが客席にいたのか、ここでマリーノがものすごいウィンクをしたんですよね……っ!(しかもこれもエグくなかった!)(ときめいた!)いいもんみた!ちょーいい思い出です(そう思うの俺だけだよきっと)(だって娘役のウィンクなんて涼花リサちゃん以外じゃめったに見られないじゃん!)(そこか)。


[星組メモ:全ツネオダンその他メモ]

・麻尋の笑顔が良かった話は初見の時にした通りなんですが、笑顔というか全般的に表情がすごく良かったんですよね。なんというか気持ちがものすごく真っ直ぐに前に向いていたというか。麻尋しゅんにありがちな思わせぶりな黒雲がたちこめていなかったというか。全ツだからかなぁ、終始御機嫌さんな感じで、すごく良かったのです。

・オルキスの時に、麻尋意外に踊れるヒト?と思ったのですが、ちょっと撤回かなぁ。やっぱりウィークポイントは手の表情かと。でもそれを補うほどに麻尋が今回舞台から見せる姿勢はよかったなぁと思うのです。

・あ、でもプロローグのダンディSのヅラはやりなおしを要求します!なんか衣装とヅラがあってないような、あのヅラならギムナジウムコスの方が似合うような。

・ちなみに麻尋をめぐるかけざんはプロローグ(vsゆっち先輩)、パンパミーア(vsせあら)、キャリオカ(vsゆっち先輩)でした。ゆっち先輩あざっす!麻尋×せあらはものすごく好きなかけざんなのですが、ちょっとそこマリーノにむちゅうであまりみれてないのがざんねん……。

(その他メモといいつつ麻尋の話しかしてない)
(しきりなおし)

・何度も言っている気がしますが、天緒っちのキャリオカが素敵でした。初見の時、袖からばーって出てきて、舞台中央でぴしっとポーズを決めているのがオペラに入ったとき素で「げ」って声が出ました素敵過ぎて(真顔)。ここの天緒っちを博多の時に『「黒燕尾は俺の戦闘服」みたいな軽快さが』と評したのですが、なんか違うものが見えていたのかなぁ……(笑)。今回は無駄に重量感を感じました、それがリアルにおっさん(紳士)でやっぱり素敵だと思いました。

・あと天緒っちのプロローグがリアルチャイニーズマフィアでよかった……。

・ドンキホーテが日曜昼の時、しぃちゃんも涼さんも客席からチャイナ着たパンダのぬいぐるみ貰っていて。でそれ持ったままずっと踊ってたんですが、涼さんが振りがない時(振付けがゆるいときというか)、そのパンダを両手で持っていたのがえらくかわいかったです。なんか「みてみてー、これもらったんー」てな感じで(笑)。

・いきなり重い話をするのですが(ほんといきなりだ)。今回、オールバイマイセルフがあるとあってもう泣く気満々だったんですが、そういう方向では泣きませんでした。正直、申し訳ないのですが、やっぱり私にとってネオダンのオールバイマイセルフは大真みらんさんのオールバイマイセルフなんです。だから、絶対にくる、と思っていたのですが、今回のオールバイマイセルフは完全に「安蘭けいのオールバイマイセルフ」だったんです。安蘭けいという男役が通ってきた道としてのオールバイマイセルフ。同じだけれど違うもの。それに気付いた瞬間、逆に2006年の本公演の時の安蘭けいさんが歌ってくれたのは、本当に退団者の為に、退団者のためだけに歌い捧げてくれたものなんだと改めて感じました……なんか今更当たり前な発言に見えるな、うまく伝わらないよな……。なんというか、私の中にある大真みらんのオールバイマイセルフの上に、今回の「安蘭けいのオールバイマイセルフ」がまるですうっと水がながれるように、やさしくのっかってきたって感じだったんです。混ざることも侵すこともしない。なんとも言えない二重構造。泣いていいよと言われているようで、でも泣かなくても大丈夫だといわれているようで。それに静かに泣けてしかたなかったです。なんだかものすごく、やさしいものを感じたのです(すみません勝手な感傷で)(そしてひどいポエムで)。

・そんなトウコさんの舞台挨拶がひとつも外さずおもしろかったです。そしてしぃちゃんが子犬のワルツ(子供の頃県民ホールの発表会で弾いたという話)って聞いた瞬間、自分でもどうかとおもうぐらい萌えました。しぃちゃんがこいぬのわるつ!

・そしてその瞬間、子犬探しを始める私はほんとダメな金平糖職人です。とっさに浮かんだのはせあらです(涼さんは猫なのでダメです)(明石もともみんも犬だけど子犬じゃないのでダメです)(麻尋はスコ猫です)(マリーノはうるさいスピッツ)(何の話?)。



 非常に偏ってますが、非常に楽しかったです(無理矢理まとめ)。




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