2007年07月30日(月)
サマツジ


博多稽古場映像見ました。だんでずむは結局
ポラリス→ゴスペル
オールバイマイセルフ→韓国公演の時のソロ歌
という差しかえのみですかね?
しかしゴスペルてよくよく考えたらハチヨンにゆかりがありすぎるし(ちょっとかけてみた)。なんだかんだ言ってもだんでずむはだんでずむだなぁ。正直キツいかも…。今回完全ソロ活動なんで、正直キツいかも…。でも見所ありすぎて、正直全然それどころじゃないかもしれない。どっちだよどっちもだよ!(笑)

++++++++++
 
 まあそんな話はさておき博多座稽古場感想をと思ったんですが、時間がない……。とりあえず一番ときめいたのは冒頭で、ベンチに座ったまますんごい柄悪そうにガム噛んでる椎之介殿です。……いい(うっとり)(するな)。あとロケットのひかちゃんが文字通り切り込み隊長だった事もトピックスとしてあげておきます(トピックスて)。



 今週は週末に向けて走ります。


2007年07月29日(日)
ブルー、その色は雨


 この週末にびっくりしたことと言えば、「え?『地球へ…』の監督のヤマサキオサムて(妖刀伝の)山崎理!だから南町奉行所、つうか彼が南町奉行所!」ということと「タキシードジャズの壮一帆さんの銀橋渡りにほかの人も一瞬だけだが出ていたなんて知らなかったよ」てことです。


[前者のはなし]

 という訳で、そんなクマコさんにしか伝わらないような驚きはさておき、「地球へ…」。ソルジャー・ブルーがお亡くなりになってしまいました(黙祷)。いや、一番好きなんですよ、ブルー。ほんと原作うろおぼえなんですが、このソルジャー復帰以降のシナリオはアニメオリジナルと聞きました。じゃあ、もう原作本解禁してもいいかなぁ、いやいや。なんか久しぶりにアニメハマる、アニメキャラにハマる、という事をしています。いやあ、新鮮だ……いや、対象が違うだけで何かにハマるということは今もやっているのか(笑)。どうでもいいんですが「もう僕はソルジャーじゃない、ただのブルーだ」という台詞にぐっと来ました(なんか萌えた)。あと今回の最後の「これは相談ではない、命令だ!」にもぐっと来ました(なんか萌えた)。
 EDがソルジャーブルー追悼版だったので、これはとっておこうと思いました(だってオタクだもん)。


[後者の話]

 という訳で水先輩ベルト番組の壮一帆さんのSTAGE編を途中から見ました。いやほんと知らなかったのよ、あの銀橋場面で、ほかの男役メンバーも一瞬だけ銀橋で揃ってポーズとってたなんて!ピン撮ってから!(怒鳴るな)……ま、よくある話だよね(遠い目)。
 思い出の役、で「春ふたたび」をあげていて意外に思いました。その中でのエピソード。客席からはんなりと登場した時に、観にきていたコム蔵さんとカッさんがわーっと拍手をしてくれて「がんばって!きれいよ!」って掛け声かけてくれて、自分もがんばりまっす!で返したかったけれど、役が役なので出来なかった、という話。いい話、というかそれ、自分の役の思い出っていうかコム蔵さんカッさんとの思い出なんじゃね?(笑)
 Personal編はなにやるんだろうね(結局剣道やってくれ、というリクエストは送りそびれました)(笑)。のろしきよし君のゆってたモールス信号だったいいな(本気)。



[伝書鳩返し]

・>お魚ロケットにはイグナ塩がいるらしいのです。
 >博多マックスは何とか難を逃れたと安心したら、その分アルバイト三昧でだとか…。

 しみこのロケット!(しみこって久しぶりにゆったなぁ)(笑)
 実際、マックスさんて出番少ないですからね(言うな)、こりゃあオペラが下がる暇ありませんなぁ(ヒゲを撫でつつ)(思う存分ガッツいちゃってくださーい)。いつもタレコミありがとございます。



[公開往復伝書鳩2007]

 ちゃきちゃき答えていきまーす。
 あ、次に誰にハマるか質問とか、割と面白くなってきているので、終わったらまとめて公開しようかなぁと思っています。

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<伝書鳩往信>
 リョーガさんの行く末やいかに?

<伝書鳩返信>
 え?うちでその人その質問?
 と、素で驚いてしまいました。驚くぐらいなんで、回答にならないかと思うんですが(笑)。というかそもそも彼の面白がり方がわかっていません(え?最初にそこ?)(うん基本はそこから)。でもドSなのはわかります。ほんと回答になってない(笑)。


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<伝書鳩往信>
 そういえばむっさんはどのくらいの頻度で観にいっているのですか?
 バリバリ仕事もなさっているようですが。

<伝書鳩返信>
 頻度、というか組ごとに回数違ってくるのですが(笑)。本公演換算だと
 少なくとも1回は観たい月組さん、宙組さん。
 少なくとも2回は観たい雪組さん。
 できれば3回観れたらいいな、の花組さん。
 2007年7月時点ではこんな感じです。
 管轄星組は大真くんいなくなってからぐっと減りました。前はほんと毎週1回は観ていたんですが(この人長崎とかでも10回近く見てるし)(笑)。大真くんがいなくなったからだけ、というよりは大好きすぎて何回みてもキリがないと、ヅカオタ11年目にしてようやく気付きました(笑)
 土日がつぶれることはそんなになくなったので(その分平日がバリバリバリゆってます)(笑)、そこそこ観劇の回数は抑えているかなぁといった感じです。


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<伝書鳩往信>
 思いついたのに金平糖が出来なかったかけざんってありましたら教えていただきたいです

<伝書鳩返信>
 いやもう山ほど!(笑)管轄外組でも結構釜って回るのですが(性ですから)、形までにならないことが多いですね。最近だと「黒蜥蜴」の「丘刑事×小林少年(みつる×いちか)」です。……説明すると長くなるので省略(笑)。

 あ、あと

 >戦国はまだですか!まだですか!まだで(しつこいですね)

 待っててね!待っててね!待っててね!(お前もしつこい)(笑)
 まだまだやる気もあります、ネタもあります。今、私もおごりんも忙しいのでちょっと今停滞していますが、続ける気は満々です。熱烈ラブコールありがとうございました。ほんとコストパフォーマンスの悪い企画(がんばりに対して反応がない)(笑)なので、嬉しかったです。あ、あとあのゲームはDLだけしてきました。あとでやってみます。


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<伝書鳩往信>
 ご自身の生活の中で宝塚の占める範囲(それに関わる時間)はどの位ですか?
 また精神的にも?物理的にも時間が大きく拘束されると思いますが、その事についてどう感じていらっしゃいますか?

<伝書鳩返信>
 占める範囲というか時間というかは具体的に言えないのですが、ただそれを「拘束」と思った事はないです。頻繁に観劇するのも、頻繁にサイトを更新するのも、すべて趣味で好きでやっていることなので(笑)。あとマジメイト活動(スクワットとか)をしている訳じゃないので、そう言った意味での「拘束」もないかなぁと。
 真面目に話をしてしまうと、今わたし、ものすごく仕事が自分の生活に占める割合が多くなっているんですね。物理的にも精神的にも。前には物理的には仕事に占められていたけれど、精神的には宝塚の方が多かったんですが(苦笑)。だから今、宝塚っていうのは仕事100パーセントになりそうなところを救ってくれているツールになっているような気がします。うん、これ言うと「六実さんてほんと仕事とヅカしかないんだね」と哀れまれそうなのはわかってる(笑)。

 観劇のスタイルはひとそれぞれだと思うし、それも時とともに変化していくものだと思っています。でもやっぱり宝塚って楽しいと思うので、休み休みながらでも、夢中になる時期と間置く時期を繰り返しても、ずっと楽しんでいきたいなぁと思うし、一緒に楽しんでいけたらいいですよね。


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<伝書鳩往信>
 末広がりの88期生に対して何かコメントを(分かる人だけで結構ですので)
 個人的に「何か好きかも」と思う子が多いので、六実さんの見解を知りたいです。

<伝書鳩返信>
 あ、私も気になります。在京ユーザーの身としては、たまたまムラで初舞台を観ることが出来た期、っていうのはなんか気になります(私の場合85期と88期がそれになります)。
 じゃ、わかる範囲で、今思いつく範囲でいってみます。

・朝夏まなと:きっと彼はすごい攻になると思う(え?それだけ?)(六実さん的には大いなる期待)。
・扇めぐむ:わりと早いうちから扇めぐむサーチ(笑)がついていました。顔と雰囲気が好き。もうちょっと舞台で目立つようになってきたらガッツリ観てみたいです。これからが楽しみです。
・桜乃彩音:主演娘役に何かコメントも何もないかと思うのですが、好きとか萌え以前に、この子は大物だ、と思っています。まだ何かできそう、やれそう。(続投希望)(小声)
・祐輝千寿:ゆめきさんとみわっちさんを足して2.5で割った(計算あわねえ)(笑)、というのが舞台での第一印象です。結構濃いものを持っていそうなので、こちらももうちょっと舞台で目立つようになってきたら(以下略)
・麻尋しゅん:いやもう今更コメントもないんですが、実は大好きです(もう皆知ってる)。この辺りでしゅん吉に騒いでいるのって私とおごりんだけな気もしますが、そんな伝わりにくいところが好きです。
・水輝涼:いやこちらももう今更なんですが、大好きです。是非星組の歌担当として、名バイプレイヤー候補として、しゅん吉の相方として(しれっと)、男役道を極めて欲しいです。あ、あとついでに巴里祭映像での黒髪がすごいステキでした!
・七風宇海:いつもいっぱいいっぱいな感じで(笑)、それはそれで星組男子らしくて好きでした。最近はだいぶ落ち着いてきたな、と思っていてまだまだこれからと思っていたのに残念です。
・妃咲せあら:かわいいなぁかわいいなぁ。でもかわいいだけじゃないパンチの効いたところが好きです。まりんがいなくなってしまった今(寂)、星娘バラエティ班カミングセンチュリーとしてがんばって欲しいです。
・春風弥里:最近目に付くなぁと思ってきたらあっという間に新公主演。すごい目をひかれるなぁと思います。
・蓮水ゆうや:ファントムの従者に一目ぼれして、お茶飲み会にまで行ってしまった私ですが、今は静観期です(……)。顔はすごい好みなの、つうか一番好みなの、基本顔で惚れない私が惚れたものすごいレアパターン。熱烈成長熟成待ちです。




 アンケートは8月いっぱいまで受付中です。ひきつづきよろしくお願いします。



 週末ってあっという間だなぁ。この週末は結構いい感じにリカバリーできたのですが、マイナスになっていたものがゼロになったというだけな気も(笑)。
 理想は週末にプラスに持っていって、一週間終わったらゼロ。リカバリーではなく、チャージ。



2007年07月26日(木)
あまいもん、からいもん、ぽけもん


 忙しいです!(おすぎです!と同じ文脈で)
 へこんでます!(おすぎですと)(もういいから)。



 ところで今日帰ってきたら、郵便受けに「不在票」が入っていました。郵便局じゃなくて警察の……
 いわく
「お宅様へ泥棒に入ったという犯人を捕まえて取調べを行っていますが、その被害事実の確認について、聞きたいことがあるから電話してね」(意訳)
 え?うち入っていないよ?おそらくはこのことだとすぐに思ったのですが、詳しいこと書いていなくて、まさか今日?!と慌てて部屋に行きました(大丈夫だった)。 とりあえず気になったので警察に電話したら、担当者がいないので折り返しと言われて、名前住所を聞かれて年齢……ちょっと個人情報とりすぎじゃね?そもそもこの不在票が間違っているんじゃね?と切り替えしたら、すみません、まちがいかもしれません、と。まあそれでも聞きたいことがあるならこたえるけれどね、と市民の義務をはたすけれどね、でもびっくりしたわよもうー(意訳)と言って電話を切りました。いやでも敏感になっているところなんで、ほんとびっくりしたわよ。
 しかし注目すべきは「犯人を捕まえて」……つ、つかまることもあるんだね(素)(いや前に入られたときほぼ捕まらないと言われたから)。どうせだったらちゃんと担当者に折り返し連絡してもらって、その辺の情報根掘り葉掘り聞けばよかったかなぁ(野次馬め)、と電話を切ってから思いました。

 今でも強迫神経症です。やっぱり鍵かけたか心配になって週に一度は駅行く途中で戻るし(今日は出窓を閉めたか気になって戻って外観から確認した)。でも用心するにはこしたことないと思います。でもむっさんはちょっとしんぱいしすぎだよね、いろいろと(あ、またへこんでやがる)。





2007年07月25日(水)
しんちゅう。


 フジテレビ系「めざましテレビ」(月〜金前5・25)では、けいこの段階から開幕までを追ったもようを8月9日に放送する。

 おかーさん、忘れないようにこのメモ冷蔵庫にはっておくからね、忘れてたらゆってね、それからこのメモすてちゃダメだからね!

(何キャラ?)


 ついでに往復伝書鳩2007返信、だんしんくれいーじー、当然のように行きますよー、日程的に前半のシビックのみ参戦です。
 博多みたいにたーのーしーみー、というよりドキドキしてます。
 あと二週間ちょいかー。


2007年07月23日(月)
かっちゅう。


[スカステメモ]

 博多座レポート見ました。
 涼さんが黒髪(涼さん比)長髪(涼さん比)!
 いや個人的にはやっぱり金髪の方が似合うよなぁとか前髪つくったほうが似合うよなぁと思うんですが、見慣れると(笑)全然いけます。多分涼教授はこんなビジュアルだな、とハクハクした次第(涼教授て)。つうか涼さんなら割と全肯定うん!(早すぎる)。あの黒髪をがばーっとオールバックにしてくるのかししらね。
 涼さんとまりえちゃんと紫君withゆーほ先生というメンツだったのですが、あの和気藹々の雰囲気がまんまその後のパラス・アテナ国の風景においしく変換してしまいました。夫がボディーガードといちゃいちゃしていても妻はにこにこ、みたいな?(はいはい、もういいから)。
 ロケットの場面はそのまま劇中に組み込まれるそうです。お魚になるプリンセス(笑)、またまりえちゃんのロケットが見られるのかと思うと楽しみです。きっとすごいびちびちしたお魚になると思うよ。


 博多の事を考えるだけで駄々漏れに楽しくなります。ガイドブック暗記するイキオイで。



[伝書鳩返し]

 SS感想ありがとうございますー。その一言が(釜が回転する)エネルギー。


・>ミルディはたくましくできているはず。

 そう、ミルドレットの100%が努力と忍耐と根性でできています(成分解析)(なつかしい)
 楽しんでもらえて光栄です。というか「ヘンリーンダ」って!そうかそう略せばいいのかと思いつつ、発音はしずらいですな(笑)


・>でもあとがき読みまして、あー確かに(苦笑)と思いましたね。

 いや、なんかあのオチ(オチ違う)に驚かれた人が多かったみたいなんで、ひ、ひかないでいてもらえたら嬉しいです。
 慎重というか、なんでも手に入るお坊ちゃまは自分から何かを手に入れる方法がわからないのですよ。こまった人ですね(にまにま)(にまにまするな!怖い)


・>星パリ祭はインシャラーなかったですよ。
 >大丈夫です(ナニが)

 安心しました(ナニを)(笑)。
 というか行ったのか、とたいそう羨ましくなりました。贔屓がいないと、色々見るのが忙しくなりますよね(笑)(今の私がまさに本公演でそうです)。
 タレこみありがとうございましたー。


2007年07月22日(日)
65点


 土日に何も予定がないと本気で引きこもってしまうのですが。
 で引きこもるととたんにだらだら生活しちゃってかえって疲れて、月曜日がしんどくなってしまう、という事に最近気付いたので、できるだけ土日でもだらだらしないように気をつけています。気付くの遅すぎ、というかやっぱり年をとって身体に無理がきかなくなったというか、順応力が落ちたというか、そういうことなんだと思います。……まあこの週末もばっちりだらっとしてしまったんですがね(ぐにゃー)。ほんと、電源切れたかというイキオイでぐだっとしちゃうんだよね……。


[スカステメモ]

・エルアルコンの記者会見に割と沸騰しました。「贔屓のいない人間がムラに行く理由はない」と思って、今年はもうムラに行く予定はなかったのですが(ハロダンは?)(あれは事故です)(しれっと)、ちょっとムラに行きたくなりました。今のうちに言っておきます(笑)。
 華琳さんちで教えてもらったフレッツサイトのショーの概要が面白すぎたのでウチからもはっておきます(パクリか!)。レビューオルキス。これは多分草野先生が出したと思われる公演構成会議向けの初稿(というかプロット)ということかしらね?しかし面白い……。

・巴里祭2007の稽古場映像に割と沸騰しました。は、はやくやらないかな!(早)どいちゃんの男(役)気が上がったと思うのは贔屓目でしょうか?(素)。同じ石田演出なので2001と選曲がかぶっているなぁと思いました。インシャラーとかも出たのかしら?

・ようやくハレルヤを見ました(遅!)。ようやく皆がやっているネタがわかったよ……。
 で、思った事は「これはれおん主演公演というよりチエウメ解散公演だなぁ」と。意外にデニスにドラマ要素がなくて、その分、チエウメ解散公演としての色が強く出たという感じです。私ですらそう思うんだからチエウメ派のおねえさんたちにはたまらんかっただろうなぁと。最後のフィナーレで、その一番最後がれおんとヒヅキが舞台に残されて、踊っているところで幕、となった事にはううううと唸りました。あと、新公コンビっていうのは、共に成長していく同志であるから実際にトップコンビにはなりえないのだなぁと思いました。成長する過程のいいもわるいも全て見せ合っているから、そして(男役として・娘役として)成長しきった暁に、いいもわるいも押し隠した完成形として、相手に嫁いで、相手を出迎えるんだなぁと。既に言い尽くされている説かもしれませんが、そう思いました。
 じゃあ、そのドラマの部分はどこに行ったかというとブライアンとガイだったと思うのですが……というか恋愛ドラマとしてはブライアン×モニカの方にきゅんきゅんしました。「自分に自信がないの」て「あなたのことをもっと知りたいの」て!そして無駄にガイがどらまちっくでした……「1回だけだ」「元にもどりたいのか」……ごめん、回った(釜が)。……いやしかし綺華れいさんがどんどんおもしろくなってきていて嬉しいなぁと思うのです。このおもしろいは「おかしい」とかそういう意味じゃなくて、ものすごく興味深い。担になるとか、堕ちるとか、別格とか、そういう意味とはまた別の次元で、相当彼の事は好きです(言われても)。

・ベルばら東宝千秋楽を片手間に見ていました。お、大真くんの村人の前髪ヅラといい薔薇タンヅラといい、当時報告はしてもらっていましたが、実際見るとかなりのインパクトでした。あと村人天緒っちのヅラ(というか後頭部)にもツッコんでおきたいと思います。
 最後のあいさつの今後の予定(えらいたくさんあった)、出場する人が皆、名前を呼ばれて「はーい」と高々と手を上げていくのがかわいかったです。そんな星組がいとおしい。



 ちょこちょこヅカネタは拾っているんですが、日常の色々(というか仕事)にまぎれて取りこぼしているなぁ……。





2007年07月21日(土)
え?この川はいんの?かんべんしてぇな


 今日はいつもの。

[伝書鳩返し]

・>今回はウィーンキャストさん達とのふれ合い(?)があったせいで影響受けてしまったって事もあるのかなと思ったり。

 あ、それ私も後から思いました。あとは水先輩が受(身)の男役だからかなぁと思ったり(笑)、結果、よりタイトルロールとしての「エリザベート」という作品になったんじゃないかなぁと……って1回しか観てないからだんだん自分の言う事に自信がなくなってきました。
 あ、秘密狩人SSの感想ありがとうございましたー。「本人達だけになった時に子ども帰りする所に、彼らの間だけでしか分からない共通の傷?みたいなものを感じて」にぐっときましたぐっと。


・>少年時代がないと聞いて観に行く勇気を失ってしまった私もいます。

 うわああ、結局ネタばれになっちゃってましたねすみません(でも通じる人がいてうれしかったりもする)。
 あのあと結局初演ビデオを最後まで見てしまって、やっぱり「少年時代」じゃなくちゃなぁと思いました。でも今回の小田さんの曲用にあそこの場面の台詞がひとつ書き加えられていることに気付いて、ああもうこれは曲の差し替えじゃなくて演出の違いというか、全く別物だなぁと思った次第です。作品としてはやっぱりよかったと思うので、もし見に行かれるのならのならまったく別物と思えば、あの演出はあの演出でありだと思えるかと思います(って話が長い)(すみません)。




[SSS]

 すんごい今更ですが。
 「さいごの」ヘイズ・コードSSその2
 そして
 「さいごの」ヘイズ・コードSSその3

 続き物なので続けてどうぞ。パスワードはいつものです。
 言い訳は中でやっております(笑)。


 ところで今回のアンケートの中で「SSがマシンガンからブログに移っちゃって携帯から見れなくて寂しい」というご意見があったのですが、SSS(FC2ブログ)も携帯から見れますよー!
 ブログの方が、ひとつの話を改ページなしで見られるんで見やすいかとおもいます(実はそれも移転の理由)。
 マシンガンの中からのリンクは携帯では無効になっているので、SSS自体をブックマークしてもらえれば幸いです。




2007年07月19日(木)
「寝てましたね」「寝てません、目を閉じて考え事をしていただけです」


[往復伝書鳩2007]

 早速アンケート回答ありがとうございます(ほくほく)。楽しいです。
 ためないうちにさくさくいきまーす。

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<伝書鳩往信>
 むっさん的には、壮さんは攻ですか受ですか?それは横山期と脱・横山期で変化しますか?

<伝書鳩返信>
 第一号回答ありがとうございまーす。
 で、実際に「攻か受か」と聞かれると、回答につまりました。思いつくカプは一応すべて「攻」なんですが、だからといって「攻」カテゴライズとは違うような。なんというかそういう分類を超えているんじゃないかと(笑)。多分、本人に「攻」の自覚がないからじゃないかなぁと。本人に「攻」へのこだわりがないというか。でも事実上は「攻」。気付いてなくても「攻」。デファクトスタンダード、そういう感じです(答えになってない)。
 これが雪組期なら「攻でも受でもなく横山です」という回答ができたんですが(それも答えになってない)。
 
+++++

<伝書鳩往信>
 あーそれそれ!それが言いたかったの!」と言う感じで、非常に有り難いです。
 
<伝書鳩返信>
 いや、それこそこちらも壮言って(ジャスト変換)もらえて非常にありがたいです(真顔)。
 近代建築萌え情報ありがとうございます。なかなか西に行く機会もないんですが、こちらは非常に気になりました。兵庫県公館

+++++

<伝書鳩往信>
(1)「花折」の檀那率いる花見集団は普段何の会合をしていると思いますか?
(2)あの花見の光景は実は毎年繰り返されていると思いますか?
(3)かぶってみたい被り物は花見客・山法師・住職のうちどれがいいですか?

<伝書鳩返信>
 さ、3連打(笑)。上から順に行きます。

(1)春は花見の打ち合わせ、夏は花火大会の打ち合わせ、秋は秋祭りの打ち合わせ、冬はもちつき大会とマラソン大会の打ち合わせ、という名目でだらだら集まっているんだと思います(笑)。
(2)上記と同じ理由で、毎年やっていると思います。
(3)私ロングが似合わないんですよ。なので消去法で花見客。明石ポジションに入ったら本人に負けないぐらいウザい小芝居できる自信があります(被り物の話と関係ない)。

 あ、ちなみに十年というのは丸十年という意味です。1997年が初観劇。社会人歴は十年目なので、84期と同期です(聞かれてない)。

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<伝書鳩往信>
 本当言うと六実さんにも「王の男」SSを書いていただきたかったのですが…(笑)

<伝書鳩返信>
 無理!(笑)
 結局SS書く原動力って、自給自足なので、そういう意味ではゆなひこ君ので十分満腹になったのでね(おじさま口調)。

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<伝書鳩往信>
 六実さんの中で、安蘭、遠野は、とうあすですか?あすかとうこですか?

<伝書鳩返信>
 肉体的にはあすとう、精神的にはとうあす、です(ええ?)。
 なんだかんだで最終的に主導権を握っているのは旦那の方だと思っています。
 もう少し言うならば、妻は夫を立てつつ夫が存分に甘えられるようにさりげなく仕向け、夫は立てられてつつ妻が甘えさせてくれている事を知りつつ自分が甘えることが一番妻が妻らしくいられる空間を作ることができることを知っていて。で、そうやってお互いにお互いを立てあっていることをお互いにわかっているのを知っているのにしらないふりをしている。そういう感じです(難解)。

 ついでに、どちらかと言えば夢咲白華かと思うのですが(笑)(でも月組担じゃないので書くまでにはいたりません)。



 こんな感じに答えていきたいと思っています。
 引き続きお待ちしております。



 以下、今日の日記。

 
[こたえはかぜのなかにある]

 思い立ってキャラメルボックスの「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」を観てきました。今朝思い立ってメールを入れて予約をしたら半額で観られたというマジック(素)。初演も再演も観ています。マイベストキャラメルボックス。
 が!あの!ネタバレしていいですか?
 「少年時代」がなくなっていたーー!!

 いや、小田さんの曲使うって聞いた時点でやな予感はしていたんですよ。で、観劇中も全然かからないから、あー、これはやっぱりー、と思っていたら予感的中。……ううう、もんのすごい残念。別に小田さんの曲が悪いんじゃないんだけれど、あそこで「少年時代」がかかるのがすごく好きだったので。終演後に加藤さんのコメント読んだけれど、やっぱりあそこで強調すべきは「風」じゃなくて「夏休み」なんだと思うよ?(真顔)。
 と、ここまで書いてネタバレもなにも、これで騒ぐのが伝わる人なんかいないや、と気付く。てへ(かわいくない)。
 まあ、あれですかね?「サンシャイン劇場」で「少年時代」というカードが切られなかったのは六実さんへのやさしさってことですかね?(笑)
 もうひとつ、やな予感というか危惧していたのが「ほしみ」が外部のしかもテレビの役者さんだった事なんですが、これがいい感じに裏切られました。よかった。全然スレていないというか、こなれていない辺りがよかったです。再演を見たときは、まだ初代というか初演のキャラメル色を引きずっていた印象だったのですが、今回のキャストはいい感じに違う色が見れたと思いました。特に菊川をやった畑中智行氏。初演で上川さんがやったこの役は「色男枠」だと思っていたのですが(あんた失礼だ!)でも「弟みたいでほっておけないそばにいてあげたい」感じが、そしてなんかちょっとカチンとくる感じが、「あ、菊川ってこういう役なんだ」って感じですごく印象に残りました。まあ、その感想は今31の私だからこそ思うのかもしれませんが(苦笑)。
 でもなんだかんだでぼろぼろ泣いてきました。そして泣くポイントが昔と違ったことにも、自分的に面白かったです。


 帰りのロビーで、前田綾ちゃん(大好き)がビラ配っていたので、思わず「次の恩田さんの舞台がんばってくださいね」と声をかけたら「来てくださるんですか!」と切り返されました。わかった、そこ結合テスト真っ最中だけどがんばって行く(と思って上記サイト見たらもう売り切れですやん)(にゃー)。


[みらゆか?ブックマーク]

 演劇話題つながりで、この間ようやく正月にとっておいた四季の「鹿鳴館」を見ました。面白かったー。
 で、(ちゃらさんに)言われたとおり素直にみらゆか変換(つうか裏空蝉変換)しながら見たんですが、最初は影山伯爵役の日下さんのインパクトが強くて、どちらかというと清原=大真みらんさん、影山=立樹遥さんに思えたんですが、2幕で妻への「嫉妬」を露にしたとたんガチで大真みらんさん(つうかおじさま)変換(笑)。逆を言うとやっぱりああいう陰の感情は立樹遥さんには合わないんだよなぁと。全ツシバでの「嫉妬」が陰というにはあまりにも本人の本人だけの正義が際立ったのを思い出しました。それはそれでしぃちゃん持ち味だけど、一度もんのすごいどろどろな役を見てみたいなぁ……あ、話がそれた(笑)。


 と、これを書きながらカレッジの初演をひっぱりだしてきて見ていました。いやあ……やっぱり初演のイキオイってすごい。やっぱりこれがマイベストだなあ。


2007年07月18日(水)
ぐるぐるぐるぐるっとこんがらがって


 ナパームスクエア、四周年ー。
 (スカステステーションコール風に)(どんなんだ)。


 四周年です。というかちょうど今年でタカラヅカはまって十年なんですよね、私(うわあ)。我ながら良く続いているなぁ。飽きないなぁ(真顔)。
 何だかんだで今でもこの更新頻度で続けているのは、自分でもちょっとすごいなって思います(単に黙っていられないだけだろ?)(その通りだ)。ほんといつもウザくてうるさくてすみません、でも、いつもいつも構っていただいてありがとうございます。月並みですが、こうやって魔法の箱の向こうの見ず知らずのロムっ娘ちゃんたちと触れあえるネットってすごいな、って思います。


 という訳で、恒例の顧客調査です。
 ナパームスクエア顧客調査2007(〜8/31)

 うだうだ聞いていますが、どれかひとつでも答えてもらえると嬉しいです。
※余談
 こういうときには何かひとつ、タカラヅカとは関係ない質問を混ぜると(私が)面白いのですが、今回はピンとくるものが浮かびませんでした。いや、「おすすめベーグル」とか「おすすめ近代建築」とか「おすすめおひとりさまスポット」とか聞こうかと思っていたんですがそんなの誰も答えられないよ!と秒速でセルフツッコミ。
 以前のようにお礼企画とかはないのですが、とりあえず往復伝書鳩として全レスします。それっていつのも伝書鳩と何が違うのかと言われそうですが(笑)、これを機会にタイミング逃したこととか普段聞けないこととか問い詰めたいこととか(笑)、聞いてもらえればなぁと思います。できるだけリアルタイムにマシンガンでレスポンスしていきます。
 と毎年言っていて毎年できてないような……で、振り返ってみたら、ナパームスクエアになってから○周年が全部しごとまつりだったという事に気付きました(しかも毎年いるプロジェクトが違うことにもうわ、てなった)。今年はどうかなぁ……で、できるだけがんばります。


 なんだかんだで、タカラヅカへの興味は全然薄れてないので、そして金平糖釜も元気に回っているので(笑)、自分なりに続けていけたらな、と思っています。


 今後とも引き続きナパームスクエアを、六実をよろしくお願いいたします。




 おまけ。
 ナパームスクエアメモリアルブック(笑)


2007年07月17日(火)
わたしはわたしの王であれ


 あ、相変わらずの誤字脱字王で……(平伏)


[雪組メモ:つれづれ]

 昨日のアマセの演技の解釈は演出?本人?に対して「陵あきのさんのヴィンディッシュは本人の解釈を一切挟まず小池Tの演技指導がガチガチに入っていたからアマセもそうかも」と、吉野ふーみんから反応もらって(まるっと引用するな)、で、某所で今回は小池Tが歴代の演出とは変えてきているみたいな記述を読んで、ますます今回の雪組エリザベートは「あたらしい」んじゃないかと気もそぞろです(大意:もう1回観たいなぁ)(笑)。
 しかし昨日はよくマシンガった。本当はもっとお馬鹿な感想もあったんですが、昨日で精力使い果たしました。とりあえず、最初に出てくる組長の前髪パーマ&ヒゲが野口英世に見える!とだけ言い残しておきます。


[伝書鳩返し]

・>「エリザベート」は再演を重ねるほどに宝塚から離れていくような気がします。
 >やっぱシシィは束縛が嫌いなのね。

 あ、なるほど!(納得)
 そういえば昨日はとなみシシィの話をしそびれているんですが、実は今回の雪組版は「エリザベートを主人公として観ていけばちゃんとつながるんじゃないか」という感じがしています。本来のタイトルロールとしての「エリザベート」に戻って。それでも初演版の頃は(ビデオで見ただけですが)「ほほう、そう持って行きましたか」みたいに「宝塚」として見れていた気がするんですけどね。


・>もう韓国俳優には興味がうすれちゃいましたか?

 いやああれはなんというか麻疹(ってほど罹患はしていないですが)みたいなものだったかなぁと(笑)……で、あの黒髪短髪で出ている映画はなんて映画なんですか?(喰らいついてんじゃん)(笑)
 新しいOP、やっぱりなんかエロいですよね!個人的にはあのジョミーがソルジャーブルーに、キースがフィシスに手をとられるところもなんかエロいなぁと思っています(笑)。




2007年07月16日(月)
しゃっくりをとめる100の方法(のうちのひとつ)


 この三連休はめずらしくアクティブに出歩いていました。友達と地元飲みしたり、台風の中美術館梯子したり、雪組観に行ったり、献血行ってまた血管細いって断られたり(もう多分出来ないんだろうなぁ)(凹むな)、ゆなひこ君と「博多のプラン立てようぜ」と会合してきたり(別に一緒に行くわけじゃないのに)(単なる飲みです)。あ、ゆなひこ君との会合で出た新しい単語に「涼教授」があったことをお伝えしておきます(何?また新しい遊びを始める気?)(笑)



[雪組メモ:前段]

 雪組さんマイ初日、そしてマイ楽でした。いいんだ、その分8月の諸々にまわすんだもん(だもんて言うな)。というわけで、あくまで1回しか観ていないという事を前段として。

 正直、とらえどころがなかったなぁというのが感想です。質実剛健の雪組さんのはずなのに、いろんな意味ですごく新しいエリザベートでした。が、その一個一個の新しさというか今回の雪組版として新解釈はできるのですが、そのそれぞれが繋がらなくて全体として、解釈しきれなかったんです。こういう時は2回目観ると大体なにか答えがでるんですけれどね……。でもそれはそれで、とりあえず思いつくままざらっと書いていきたいと思います。


[雪組メモ:輝彦さんの件について(輝彦さんて誰だ!)]

 開幕十五分にして、わたくしの金平糖釜に砂糖を投入したのは意外な事に凰稀かなめさんだったのですが(!)(六実さん史上初の輝萌)な、なにあのヘタレ眼鏡医者!(そっちなのか)
 何あのものすごいヘタレ感。眼鏡、眼鏡ずり落ちてる!(もちろん萌え眼鏡ではない)。なんというかうだつの上がらない貴族の三男坊が頭だけはいいので、医者になってはみたものの実は血が苦手とか成人女性が苦手とかそういうヘタレな部分があって、それで小児科の先生なんだけれどつきそいのお母さんとか(美形医師に会うためにこぞって着飾ってくる)まともに見れずにでも子供にはでれでれの笑顔の優しい先生という感じでした(長い!)。きっと「シシィちゃんはもう大人だから私の担当では(大意:おとなのおんなのひとは苦手なので)」「緊急事態なんです、早く!」ってつれてこられたんだと思います。何その具体的な妄想(これは冒頭のとなみシシィの少女時代に第二次性徴は始まっている(声変わりもしました)のにまだまだ中身は子供で、小学六年生ぐらいみたいだなぁ、と思ったことに繋がります)(私の中で)。

 まあそんな金平糖はさておきまして、輝彦さんのルドルフなんですが。
 なんというか彼は今、自分をつなぎとめることで精一杯なんだなぁと。沈む世界を救う前に、沈むじぶん自身を救うほうが先で。革命もドナウ連邦も彼にとってはどうでもいい事で、ただそれは彼の存在自身を繋ぎ止める細い糸でしかない。ずっと「ママに愛されなかった」寂しさが積もり積もった故の「政治的反逆」行為。その最後の糸が断たれてしまったから、彼はもう死ぬしかなかった、と。
 歴代ルドルフの、この「積もり積もった寂しさ」は大人になったルドルフの中に内包されていて、彼の「政治的反逆」は彼自身の思想、あるいは父親への反発、あるいは彼自身の政治、という形で表されていて、それがダメになった時に、実はその内包されていた「積もり積もった寂しさ」が発露する。トートはそこに付け入る。だいたい歴代ルドルフはそういう解釈だったと思うんです。
 ところが輝ルドルフには「積もり積もった寂しさ」は内包ではなくて、「政治的反逆」はそれを押し隠す「大人」という外枠でもなくて。そこにはただただ寂しいだけの子供がいました。これにはびっくりしました。まあ一言で言えば「ダメな」ルドルフでした。何て甘ちゃん。何て子供。
 けれどもそれゆえに、全てを絶たれた彼の絶望が余りにも深かった。もはや自分の生きる道、生き残る道はない、生きる希望がない、というのが今までのルドルフだったと思うのですが、輝ルドルフはエリザベートに拒絶された瞬間、その存在すら否定されたに等しいと思うんです。かろうじてつないでいた最後の細い糸をぷつりと絶たれてしまって、黄泉の帝王に囚われた。……今まで一番(大人として、皇太子として)ダメなルドルフでした。でも一番可愛そうなルドルフでした。
 新しいルドルフ像だと思いました。

 が、これだと実はエリザベートとの「ママは僕の鏡」「この世界で安らげる場所がない」と全く繋がらなくなってくるんです。安らげる場所を探す前に、彼はその存在を脅かされていたんじゃないかなぁと。


[雪組メモ:ユミコ氏の件について]

 「嵐も怖くない」の銀橋渡りで、「あなたのお気持ちは良くわかるの」「ありがとう」というところ。私ここの「ありがとう」が好きなんですね、どのフランツも一番素が出るというか、シシィに恋するひとりの男の姿(時には少年)が見えるので。
 ところがユミコフランツの「ありがとう」は、恋するひとりの男じゃなくて、あくまで皇帝としての「ありがとう」に見えたんです。「あなたのお気持ち」をシシィは「フランツがシシィを恋する気持ち」として解釈して「よくわかるの」って言っている(と今までも思っていた)んですが、ユミコフランツは「国家と臣民の為に生きる険しい道を歩くもの」をシシィが「よくわかるの」と言っていると解釈して「ありがとう」と言っているように見えたんですね……うわ!最初からこのふたりすれ違っているよ!

 ごめん私にはそう見えた。

 面白いことにユミコフランツからは「マザコン皇帝」は感じられませんでした。彼は彼の信念で意思で、「強く、厳しく、冷静に、冷酷に」なっているのだなぁと。同じ文脈でハマコゾフィーからも、エリザベートを「妬んでる」感はなかったです。なんというかユミコフランツもハマコゾフィーも「しきたりを守る」事を至上としている感じでした。規律を守ることがハプスブルクの安泰に繋がるとハマコゾフィーは信じているし、ユミコフランツもそれを自分自身の意思で信じている。親子としてではなくて、同じ信念を持つもの同士として「強い絆で結ばれている」。
 そんな風に規律を守ってきたフランツがエリザベートの為に「自分の信念を曲げて」エリザベートの要求を受け入れる一幕ラスト、フランツの「破戒」という言葉が浮かびました。
 でもそれを返すと「破戒」をしてまでも、エリザベートへの愛を貫いたフランツ。己の信念をまげて、ハプスブルクを守ってきた規律をまげて、それでもふたりはすれ違ったままで終わってしまった。本当に最初から最後まですれ違っていたとしか思えない、そもそも余りにも違いすぎたふたり。すれ違いではなく、「違う」ふたり。なんというかそこまで徹底して「すれ違っている」と思ったのは今回が初めてです。だから、すごく最後の「夜のボート」が悲しかった。このフランツもちょっと新しいと思いました。

 でもその「破戒」故にハプスブルクは崩壊したと言えなくもない。「強く、厳しく、冷静に、冷酷に」守られてきた「規律」が破られた事でハプスブルクは崩壊した、あれ、エリザベートって悪女ってことか?なんというか、ユミコフランツとハマコゾフィーがあまりにも正々堂々としているので、一瞬だけですがエリザベートがわるものに見えてしまったんですね。それはそれで問題のような気もします。


[雪組メモ:音月桂ちゃんの件について]

 音月桂ちゃんのルキーニ。割と全肯定です。いい仕事してた。ルキーニって狂言回しということで、やりすぎちゃうきらいがあるかと思うんですが、また客席もなんかやってくれるルキーニを期待しているんだと思うんですが、音月桂ちゃんのルキーニはまったく遣りすぎてなかった。それなのに空間を動かしていたなぁ。一番唸ったのがバートイシュルの場面で、どかっと腰を下ろして歌っていたところ、あれ新しいなぁ。単に動きとして新しいだけじゃなくて、あそこで動きを止めてもちゃんと舞台の空気に乗っかっていた。ああもうそのやりすぎなさ感がすごくいい。
 が、ルキーニの狂気は全く感じませんでした。なんというか終始一貫「俺はマジだぜ」。彼にとっては全てが真実だから、それを信じない裁判官を「こんなこともわかんねぇのかい」とあざ笑う余裕すらあって。今までのルキーニは狂気の正常の狭間、みたいなのがあったような気がしているのですが、そういう狂気がなかった。なんかこのルキーニもも新しいなぁ。
 ただ最終的にルキーニは狂気をもってしてエリザベートを刺すわけですから、そこにどうやって持って行くのかなぁと2幕を観ていたら、トートに剣を渡された瞬間「狂気」に豹変。それがようやく表舞台に登場した役者みたいでした。待ちに待った出番を得て、飛び出てくる役者。あの狂気はホンモノの狂気じゃなくて、限りなくホンモノに近い演じられた狂気、だなぁと。
 その舞台の脚本を書いたのは、少なくともトートではない、と思います。


[雪組メモ:アマセの件について]

 アマセのヴィンデッシュ嬢も、狂気ではなかった。これまたびっくりしました、あ、あたらしい?
「自分をエリザベートと信じている狂女」ではなくて「精神を病んで病院に閉じ込められている可愛そうな女」でした。それゆえにエリザベートとの対比が「あなたは自分をエリザベート(皇后)というけれど、皇后の孤独はこんなものではなくて、皇后に比べればあなたは自由なのよ」ではなく「精神を病んでこの病院に閉じ込められているあなたより私はもっと自由ではない」になっていました。……これは、アマセ自身の解釈?演出の解釈?今までと同じヴィンデッシュの狂気を期待していたので、正直すごい肩透かしをくらいました。これはこういうものとすればアリだと思うんですが、盛り上がりに欠けちゃった、と感じたのも事実だなぁと。
 その「可愛そうな女」よりも自由でないことでエリザベートの孤独を浮き彫りにするには、余りにも今までの演出と違いすぎるので、どうしても先入観がたってしまったなぁと。アマセの演技としては嫌いじゃないんですが、むしろなんてかわいそうなの、と抱きしめたくなったのですが。


[雪組メモ:で、ようやく水先輩のトートの件]

 水トートがどうみてもソリストのお姉さまにしか見えなかったこととか、ヅラの緑が思っていたより映えなくてああ梅雨時ですからね、な色に見えちゃったりしたこととかはさておき(怒られます)、なんというか水トートはバケモノ感が強かったです(もっと怒られます)。うーんなんて言えばいいんだろう、この世に存在しないもの、幽霊、憑き神(あ、それかも)。とにかく「黄泉の帝王」という個体には見えなかったんです。だから「黄泉の帝王がひとりの人間を愛してしまった」物語には見えなかった。その代わりに、「トート=死]」というのが良く見えました。エリザベートの死への衝動が具現化されたもの、ルドルフの死への衝動が具現化されたもの、エリザベートが最後まで戦い続けた己自身の「死」、ルドルフが翻弄された己自身の「死」。トートはエリザベート自身であり、トートはルドルフ自身である。実際、「黄泉の帝王、死」であるトートの存在には、エリザベート、ルドルフの死への衝動を投影した存在である訳ですが、それがそのものずばりに見えたのは今回が初めてでした。ぶっちゃけトートがエリザベートの、ルドルフの作り出したものに見えたんです。だからこの世に存在しないありえなさ感が満載でも構わないんです。トートがオネエでも、トートのヅラが光合成していても全然問題ないんです。だって、黄泉の帝王は実は存在し得ないものだから。
 そう言った意味では「トート」という存在に限りなく近づいたのが水先輩のトート、だと思うのですが、これはあくまでも宝塚版の「エリザベート」で、トートは「エリザベートを愛する死」という「個」を持たなくては物語が成立しない。けれども水先輩のトートは「死」そのものだった。死に「個」はいらない。水先輩のトートに個がなかった、というより、より限りなく「死」に近づいてしまったという感じです。トート(というか水先輩の)ソロ場面も、愛を歌い上げる場面もあるのに、最後の昇天場面まで「トートはエリザベートが作り出した幻影」感が消えませんでした。

 あたらしい、このトートも新しい。
 けれどもそれだと、実は宝塚歌劇としてなりたたない(主演男役がなりたたない)と思いました。





 以上、私が今回の雪組版で「あたらしい」と思ったところです。
 あたらしい、確かにあたらしい、でもそのあたらしいと思ったパーツパーツが全く繋がらないのです(私の中で)。そのパーツひとつひとつはすごく面白かったり興味深かったりするのですが、ひとつの作品としてまったく繋がらない……ものすごい消化不良でマイ初日マイ楽が終わってしまいました。見方間違えたかなぁ……。不完全燃焼のまま幕。


 ただひとつ思った事は、「エリザベート」を繰り返しやることはもはや諸刃の剣なんじゃないかなぁと。言い方悪いけれど、「エリザベート」というタイトルロールを、無理矢理トートの物語(宝塚主演男役がやるに相応しい物語)に歪めたひずみが、今になって露出している気がします。結局、「エリザベート」は「宝塚」じゃないんだよね。




 うーん、言葉足りなかったらごめんなさい。


2007年07月15日(日)
意識の外におくことが出来ている


 三連休中です。
 チェキ日記に書こうかどうか迷ったんですが、長くなりそうなのでこちらに。以下普通の日記です。


[1914/ちば]

 この自分用メモの通り(笑)、千葉県立美術館にユトリロ展、千葉市美術館にシャガール展を見に行ってきました。余裕ではしごできました。余裕ついでに千葉そごうのバーゲンでサンダル×2をゲットしてきました(今期のバーゲンのノルマ終了)(ノルマ?)。

 ユトリロ展にしてもシャガール展にしても、すごい見ごたえがありました。やっぱりひとりの作家を追うっていうのは面白い。

「ユトリロ展」
 ユトリロ展は雨風激しい中だったので、すごいがらがらで(笑)思う存分見れてきました。私、自分のペースで見れないとイライラするのと、うろうろ見る派なので、これだけ空いているとほんと快適(笑)。
 展示はユトリロの生涯を追うように、白の時代→色彩の時代→晩年と並んでいるのですが、建物の構造上、最後まで見ると元来た道を戻るしかないんですね、で展示室を時代をさかのぼるように戻っていくと、出口の白の時代の展示まで戻ってはっとしました。いや、一般的に言われていることなんだけれど、そうやって戻ってきたとことで、最後に見たものと明らかに「違う」っていうのがわかったんですね。それも一枚一枚の絵を見比べて違う、じゃなくて、壁にかかった絵から出てくる雰囲気というか、そういうものがもう違った、あまり意識せずに歩いて戻っていただけなのに、「違う」と感じた。なんか、それがすごく面白かったです。でもそれも空いていたからできたことだよね(笑)。展示室のど真ん中に立って、全ての絵が見渡せるから、おのずと展示場の空気が絵によってつくられていたと思います。しかしあれ混んでいたら相当動線混乱するよねぇ……。
 ちらほらと、学芸員実習の学生さんがいました。ああ、そういう時期ですね(私も十年一昔前にやったなぁ)。

「シャガール展」
 こっちは天気が回復したこともあって、そこそこ混んでいました。こちらもシャガールの生涯を追う形での展示です。シャガールが銅版画で聖書の挿絵を描いたシリーズとか、出エジプト記を描いたシリーズがかなりの点数出ていました。基本的に絵画は知識ではなく感性で見ればいいと思っているんですが、こういう時に聖書とか宗教とかそういう知識がないとちょっともったいないなぁと思ったりします。時代を追った展示の合間合間にシャガールの残した言葉とか語った言葉がキャプションで貼られているんのですが、これがいちいちぐっときました。印象的だったのが、愛妻ベラの死のところで書かれていたエピソード。死を直前にしたベラは突然夜中に家の中を整理し始めた、何をしているのと聞くと「私がいなくなってから、どこになにがあるかあなたがわかるように整理している」……きました。
 シャガールのドキュメンタリー映画とかもやっていたんで見てきたんですが面白かったです。シャガールの絵も好きなのですが、彼の生き様というか、言葉のかずかずがとても印象深かったです。この辺まとめた本てないのかなぁ(総合解説みたいな本はミュージアムショップにあったんですが)。
 という訳でまとめると「ああんどんだけ立樹遥さんなのよう!」ってことです(え?そこ?)。いや、その人柄とかエピソードとか知るごとに立樹遥さんにしか見えなくなってきました(真顔)。そう思うと谷センセってすごいと思う、アテ書きにかけては神かもしれない(いやそれ言いすぎ)。
 千葉市美術館は、美術館の取り組みも面白かったです。展示案内のリーフレットに解説を書いている学芸員さんの話がどれも面白いし、市民ボランティアも盛んみたいで、美術館そのものが好印象でした。


 美術館・博物館に行く時は必ず展示されている他館のポスターとか他館のチラシをチェックしてきます(貴重な情報源)。で、おお、と思ったのがコチラ。行きたいなぁ。





2007年07月10日(火)
なににせよ言葉にしたいという欲望が人より強い。


 思い出したときにツッコんでおきます。


[壮部創部準備会]

 壮一帆さんのDSのタイトル「So! −Fantastic Radio Station−」はツッコんておくべきところかと思うのですがいかがなものでしょうか?(準備会にて諮問中)。ふぁんたすちっくれでぃおすてーしょん?ラジオ?と聞いた瞬間に深夜のラジオ番組で微妙にテンション高く葉書を読み上げている姿しかおもいつきませんでした。つまりはパーソナリティー?つうかディスクジョッキー?……はっ!「デスク、ジョッキ?」(それかなり苦しい)。
 何をする気なんだろうサトルは……(暗雲)。




2007年07月08日(日)
しぃケンシャルファイル


 土日ってあっというまだね。


[とっちらかりメモ]

・歌劇の涼さんのポートがすごい、という話を聞いたので近所の本屋に行き立ち読み(笑)。涼さんのポートを「もうほんとこのひと狙いすぎてていや。でもそこがたまんない」と思い、星組トークランドでしゅんちゃんがちゃんとお話できるコになっているかチェックしつつ「嫁を褒められるのが嬉しい」というトウコさんに喝采し、柚希礼音さんの絵と文を読み(面白かった)でも一番くらいついたのは楽屋日記の「つうかあれ(お雛様の五月人形救出)裏切りじゃね?」「うん」と言葉を交わす左大臣右大臣の図なんですが!なんかりょんりょんが「あれって裏切りぃー!」と騒いでいるのにうんと一言だけ返すというのがかなりツボなんですが!ありがとう優香りこ嬢。
 そこから発展して、可愛い外見に反して硬派な内面の麻尋君、硬派な外見なのに可愛い内面の水輝君、だけどその水輝君をこっそりしかし本気でかわいいと思っているのが麻尋君、っていう基本設定ができあがりましたなんの!(釜の中で回るアレです)

・春野寿美礼コンサートを見ました。つうかオサダ君インコンサートにしか見えません、終始オサダ君にしか見えません。やっぱりここが春野寿美礼さんの分岐点なんだろうなぁと、思いつつ色々考え込んでしまい迷宮入りです。つくづくコレとファントムを見逃した事は春野寿美礼さんを語る上で痛恨エラーだったなぁ、ってそれ君の仕事じゃない(笑)。
 とりあえず、春野寿美礼さんの主演男役期後半のおじいちゃん化(しーっ)はつまりは「脱皮」だったんじゃね?蛇だけに。というのが本日の結論です。

・「地球へ…」の新しくなったオープニングがそこはかとなくエロいと思うのはわたしだけでしょうか?なんだかんだで毎週ちゃんと見ています。ほんと昔見たはずなのに全然覚えていないので、それを逆手にとって毎週どうなるんだろうーとわくわくして見ています。そのわくわく感を消したくないので、私も文庫版は放映が終わってから買う予定です。




2007年07月05日(木)
レガしぃシステム


 しごとがいそがしいです(それわざわざいわなくても皆気付いてる)。
 でもまだまつりではないですな。だってまだ終電じゃないしタクシーじゃないし会社に泊まったりとかしてないし!(それ比較対象が極端すぎる)。
 今週終わればちょっと落ち着くはず……。



[立ち読みメモ]

 ゆなひこくんが話題にしていた誕生日大全を立ち読みしてきました。なんか「長所と短所」が割に当たりすぎてやなんですが……。
 という訳で、思い出せる限りの親類縁者友人知人の誕生日と私の相性をしらべてみました。

・友達や恋人:涼さんももかさんおごりん
 (この三人が並んだのが私的には面白いです)
・力になってくれる人:クマコさん
 (クマコさんから見ても私が「力になってくれる人」でした、なんか妙に納得)
・運命の人:ゆなひこくん
 (ゆなひこくんちででてた通り、相思相愛)(笑)
・ライバル:かおりちゃん大真くん
 (な、なにを競うの争うの!)(笑)

 とりあえず「感情の起伏は激しいのですが、一方で博愛的で心優しいリーダーであります」とあったので(……)、それ信じてがんばろうと思います……。



[伝書鳩返し]


・>観劇した日はちょうどボトル回しを失敗してしまって、
 >舞台でもうるうるしていました。
 >うるうるしてしまって、とうこさんとあすかさんに
 >グラスを差し出すとき笑顔に失敗していました。
 >可愛いですね、あの生き物。

 可愛いですよね!(力こぶし)
 ほんとウチみたいなところからそういう「気になる」きっかけになったことが嬉しいです(でもどいちゃん的には迷惑なんじゃないか)(笑)。鬼畜のにおいを嗅ぎ取っていただけて我が意を得たりです。


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