2007年02月26日(月)
テンポラリー店舗


[にっき]※どうでもいい話

 来月、トモダチの結婚式に呼ばれています。あ、あのもう無理してワンピースとか着なくていいかな!パンツスーツじゃだめかな!しかしただでさえきらきらできない体質な自分、スーツ着たらすごく地味になるよなぁ。それで受付立ったらどうみても会場のスタッフに見えるよなぁとネットでぐるぐるっと検索してみたらこんなのが出てきました。男装で!というところよりも回答の中にある「宝塚の男役スターさんのパーティの装いみたいな感じでどうでしょうか・・・」っていうところにツッコみました。つかそれ一般人には通じないのでは……?(素)
 しかし似たようなQ&Aがごろごろ転がっていたので、なんだかんだで皆悩むところのなのかも。


[スカステメモ]

・こだわりアラカルト「悪役」。たまたまつけたらいきなりプロスペローが写ってびびったのですが、その後にヘス中佐が写って本気で腰砕けになりました。なななななな、何あれ?ゆめきのあとくしゅうなんですかー?
 「あの人は(いわゆる宝塚のスターとして)記録に残らなくても記憶に残るんだよ」とサイナラフェスの時に某シマさんに言われたのですが(笑うとこじゃないお互いに真剣と書いてマジだった)、つうかやっぱり記録に残ったんじゃないだろうか?単に映像に残ったんじゃなくて、歴史的事象として残ったんじゃないだろうか、あの変態(笑うところじゃないむっさん真顔だから)。歴史は繰り返す、けれどもこれは繰り返さない。直訳すると「ほんとあのひとやばい!」って事なんですけれどね!(自棄)四年たっても全然色あせてないってすごいなぁ。


++++++++++

 なにげにつけていたらびっくりした。
 ゲツヨル(@日テレ)の来週の特集が宝塚
 いやあたまには民放見るもんだねぇ(笑)(デフォルトスカステな人)(つうかテレビ見ない人)。
 ちらりと流れた映像的にはちょっと面白そうだったけれど(新しくトップスターになる三人に特別にインタビューを許された、みたいな)、どうだろ?
 





2007年02月25日(日)
れっつろっくしっちはっち


 しらない、わたしこのひとしーらーなーいー!

 びっくりした。


[にっき]

 自戒の為に恥をさらしておきます。
 金曜日は珍しく会社の人と飲んだんですが、かなり飲みすぎましてね。帰り途中我慢できなくて乗換駅で下車、近くのマックで休憩(含)しているうちに寝ちゃって気付いたら終電終わってました。やー、もう、そーゆー飲み方しちゃだめでしょー。
 でもね、言い訳させてもらうと、私が飲みで失敗するのはたいてい会社絡みなんですよね。やっぱり微妙な距離感の人がいたりすると、変に気ぃつかってテンションあげて飲みすぎてたり(太鼓持ち的性格)、変に間が持たなくて飲みすぎたり。じゃあ行くなと言われそうですが、だって飲むのは好きなんだもん!(すごい駄目な酒飲みです)。という訳で今回の教訓は「会社の飲みは飲みに在らず」です。そこで自分の飲みたい欲を満足させちゃいけないんだよ。美味し酒には美味し友、昔の友は今も友、俺とお前と(じゃっ、じゃっ)大五郎ー(ってこのCM全国区なんだろうか)。


[伝書鳩返し]

・>中日から帰って参りました。(略)
 >ショー中詰で初演のとき壮くんが歌っていたところをひろみが歌っていて、壮ひろみだ!と興奮してました。

 わー!ご報告待ってましたー!(他力本願)。楽しかったようで何よりです。ちなみにいづの踊り子会会長が行っているんですが「初演同様一弦の女ないづるんが初演同様衝撃の細さ」と驚いておりました。是非、あふれる愛を注いでふくふくさせてやってください(いやでももうあの細さも魅力のひとつか?)(素)。

 >というわけで中日公演は日曜までです、まだ間に合います、ぜひ見て下さいー!

 行かなかったよ!行かなかった私をほめてくださーい!
 全ツにこの一ヶ月の辛抱をぶつける気満々です(早すぎます)。

 ★それと関連して
 雪の全ツは千葉県民なので市川で観る予定なのですが、今回のツアー会場に鴻巣(音月桂生誕地)が含まれているという事をオトモダチのとこで知りました。うわー、平日じゃなければ行きたいなー。私の場合、帰省がてらというより単純に鴻巣に行ってみたいです。物心ついた時からスィートセブンティーン(笑)まで鴻巣市民だった私、自分ゆかりの地めぐり再びで。キンカ堂とかまだあんのかなぁ。


・>戦国の祝祭が面白い!好きだ!っていうことをいうためにいそいそ出てきました。

 ……(あ、泣いてる)。
 いやね、もうほんと全然反応なかったんで、ほんともうその一言だけで嬉しいです。励まされました。もう兜の緒を締めなおすイキオイですよ!(微妙に意味がおかちいよ?)
 この週末におごりんとプロット合わせ(と言う名の長電話)をしたので、今後また色々展開していくと思います。色々登場人物増えますよー、割に今回意外な人選かもしれません。初書きの人もいるので楽しみです(私が)(お前がか)。……い、一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。


2007年02月22日(木)
あの柿を三本の矢で射抜いて見せまする!


 すっかり暖かくなりましたね(驚)。
 今年はこのコート(二年前に中日遠征を控えてこれなら防寒ばっちりだと買ったあんごらさんとうさぎさんのコート)ほとんど活躍しなかったなぁ……そうか中日に行けばいいのか(嘘!今のナシ!)。と思っていたら秋の雪組全ツが同作品だという発表がありました。行かなかったワタシえらい!でもユミコ男爵が土方じゃないんだよね……やっぱり中日に行けばいいのか(嘘!今のナシ!)(……いい加減ネタにもならないよ)。


[おしらせ]

 約一年ぶりに戦国を更新しました。やだーちょうたのしー!
 と、自分だけが楽しければそれでいいと思いつつも反応皆無なのはちょっと、いやかなり寂しいなと前々から思っています。お気に召したらちょっとでも頭撫でてやってください(しんけん)。
 今後、もっと展開していく予定ですので、引き続きおつきあいいただければと思います。
 自分的な課題は合戦場面が上手く書けるように精進したいなぁと思ってます。





 三末までの予定だった今の客先での仕事が延びそうです。よ、よかった……何がよかったかって、また新しいところ行かずにすむ!て事なんですけどね。ほんと、馴染むまでに時間かかるんです。
 この仕事を続けている以上は、こういう派遣まがい(勤務形態は派遣、業務形態は請負)の事はずっとついてまわるのだなぁと、最近はそれがしんどくなりつつあります。そろそろ安住の地を求めたいなぁ(ぼんにゃり)。


2007年02月21日(水)
なりたいものなんてなにもなかった


 すごくお気に入りだった近所の飲み屋さん(安くてなんでも美味い)(接待(笑)定番の店)が閉店していた事に今日気付きました。結構行ったよな……前の家の引越し祝いはここでしたし、会社の行事でご近所同期と会って地元戻って飲むか!もよくここでしたし、近所に住む後輩ちゃんを連れ込んだのもここだったし、いつかのクリスマスにマチコさんと過ごした(笑)のもここだったし、この間ちゃらさんと飲んだくれたのもここだったしなぁ(しょんぼり)。


[伝書鳩返し]

・>こんなに出てたんですね…C&J。

 そうなんです(笑)。早速の反応というか感想いっぱいありがとうございました。も、びくびくしてたんですごく嬉しかったです。今日からあなたもクールジャンパー(er)(笑)
 なんだか文章そのものも誉めていただいてこれまた嬉しかったです。

 >……そして個人的にはクールさんがかわいかったり

 私たちもこんなにかわいくなっちゃうとは思ってもいませんでした(笑)。


・>閉店後の大喧嘩から、その後の熱烈仲直りまで、つられて漏れてしまいました〜。

 熱烈て!
 いや、お客さんもいい(金平糖)釜持っていますね(あごひげ撫でつつ)(笑)。感想ありがとうございました
 まあうちのみらゆかはどうしてもそっちにはいかないんですが(笑)、でも決してダメじゃないんですよ(なんでも食べます)。ちなみにウチ的にオチをつけるなら最終的に「だったらお前より美人になってやる!」とサテュロスヅラで登校(違)する、ぐらいしか思いつきませんでした(いいからもう)。みらゆか万歳。



[自分用メモ]

 スカステやんぐぱわー宙組にやっくん(not桜塚)(not薬丸)登板中。



2007年02月19日(月)
歪曲。


 今日帰りに本屋で見かけてギャ!となったもの。

 いいからお前口閉じろ!
 (ほんとどの写真も無駄に口あけてんだよ)(無駄にエロいんだよ)(もういい、お前が閉じないなら俺が(雑誌を)閉じる!)(逆ギレ)。




[おしらせ]

 SS別館に新作カテゴリを追加しました。というか抜け道?(笑)
 需要があると信じていますので(何その自信?)(ごめんちょっとハッタリかました)反応いただけると嬉しいです。
 しかし、錫嗄ってそろそろ通じなくなっているんじゃないだろうか(嗄、て誰だよ、みたいな?)(素)

 SSをブログでまとめる、というのを今試行錯誤して実験しています。確かに便利なんですが、一長一短でもあるかなぁ。本当なら、ちゃんと自分でカスタマイズしたいんですけれどね、HTMLならともかくJavaScriptとなると手も足も出ません。ちゃんと勉強しようかなぁ(仕事の為にじゃなくてサイトの為にね)(仕事では今後使うことはないと思う)(……)。

 しかしスランプ気味と言いつつも漏れるものは漏れるのだな……なんというか、性って奴?(いやだよそんなの)。

 次回は戦国を更新します(予定)。



2007年02月18日(日)
何度も裏返しているうちに、どっちが表かわからなくなっちゃった


 お久しぶりです。
 先週はにわかにしごとまつりでした。今週は落ち着くといいなぁ。
 うちのペースだと一週間でてこないと何かあったと思われているんじゃないかと(私が)心配になります(無駄な心配だ)。


[ナパー夢スクエア](久しぶり)

 夢の中におかっちさんが出てきました。いやでてきたっていうのかなぁ。
 とある全ツのプログラムを見ていたら、最後のページ見開き広告に「おかっちさんが和装小物の店を出した」という夢。写ってた写真は茶会で買った若旦那写真(@いそぎの頃の奴)つうか何それむっさんの欲望駄々漏れじゃないか(笑)。
 なんでこんな夢を見たのかというと、多分ここ最近「タカラジェンヌのその後」という事をいろいろ考えていたからだろうなぁと。決してネガティブでも揶揄するでもなく、大真みらんZ(ガンダムZと同じ文脈)になりつつある大真みらんさんの事を考えていたりしました。何になるんだろうなぁ、あの人。
「大まくんは何になりたいのかな?」
「ぼく大きくなったらプリンになるよ」
「だって、プリンになったらプリンを食べることは共食いになっちゃうよ」
「そういうのはかんけいなくていいの」
「でも大まくんがプリンになっても。プリンになることとプリンを食べることは違うよ?」
「だって僕の身体がプリンだからそれを食べればいいんじゃないかー」
「でもそしたら大まくんのからだがへっちゃうよ?」
「僕が食べたプリンは僕の中で分解されてまた僕のからだのプリンになるからえいきゅうてきにじゅんかんするからだいじょうぶだもん」
 ……てな感じにね(意味がわからない)。


[伝書鳩返し]

・>担当的にはすずみさんネタも嬉しいんですが、エレナ様がいちばん面白かった(素)
 >声だして笑っちゃったじゃない!!!

 うけていただいて何よりです。
 でもあのトップはすぐに(私もお客さんも)飽きるんじゃないかと心配しています(自分で言うな)。適宜変えられればいいなぁと。


・>全てのSSがまとめて読めて幸せです。
 >今後も、六実さんの金平糖釜がフル活動する事を願っております!!

 ほぼ自分の整理の為に作ったものなのですが、楽しんでもらえて嬉しいです。
 今もちょくちょく追記(というか思い出したものを発掘、収納)していますんで、時々覗いてやってください。ほんと今後もうまく金平糖釜と別館を回せるといいなぁ(何気にちょっとスランプだよ)(あれで?)(そうあれで)。


・>タキシードジャズのナウオンで、
 >えりたんとみわっちが二個一で出てるシーンで、
 >えりたんが、えりみわコンビのことを「やすきよ」って言ってましたよ!

 ぎゃ!やっぱりやすは壮一帆さんですよね!俺間違ってない!
 花組さんはネタバレしないで観にいこうかなぁと思っているので、ナウオンは見ない予定です。とはいえ、なんだかんだで映像で細切れに見てしまっているので、実に混乱もしています。「明智さんのバカ!」が耳について離れません。これはこのまま行ったほうがいいのか、あるいはちゃんと情報整理したほうがいいのか(ネタバレしてから東宝に行ったほうがいいのか)、どっちがいいですかね?(聞くな)


[スカステメモ]

・宙組千秋楽の右京さんの挨拶「おわっちゃうんだなー」にたまらなくぐっと来ました。終わってしまうことを「おしむ」のではなく「いとおしむ」……ほんと、幸せになっちくりー!

・この週末に撮りっぱなしだった星組クロニクルを見ていました。一年てあっというまだなオイ!(何キャラだ)。フェットの映像で涼麻とみーのテロップがまんまと「美城れん」になっていてびっくりしました。あれ、再放送では直っていたんだろうか……。

・ハイビジョン版の宣伝映像の「龍星」がものすごい超大作に見えるぐらいにカッコいい。無駄に煽られる(実際に観たくせに)。あれは「what's up〜」作ったスタッフと同じかなぁと思ってたら、いつのまにか「what's up〜」がなくなっていた事に気付きました。



[豆の国から愛をこめて]

・千葉国体キャラクター決定チーバくん
 わかりやすくデイリーポータルで知りました。
 Suicaペンギンの作者と同じだそうですよ。というか市川(みきちぐと大真みらんと星風エレナを生んだ街)出身なんですね。
 インタビュー記事が面白かったです。
 Q.チーバ君のおなかには何が詰まっているんですか?
 A.筋肉と脂肪です(大意)。
 ゆ、夢とか愛とか豆とか(え?)答えようよ!
 でも個人的には「ちば犬」の方がカワイイと思う……。




 美味い酒が呑みたいなぁ……(脈絡なさすぎ)。


2007年02月12日(月)
雪の上あおむけになったらそこには一面の宙がひろがっていた。


 ENAKはほんと仕事早い。えらい(むっさんに誉められても)。


 タカラヅカの何がいいかって相手役がいるって事だよな。
 そんな事をぼんやりと思いました。

 みんなしあわせになれー!





[伝書鳩返し]

・> あのご夫婦は、いや夫婦だけじゃなくて登場人物みんな本当に良いですよね。
 
 ですよねっ!ほんとみんな良くってみんなかわいくて、ついついSS書きたくなるってもんですよ!(いやそれはむっさんだけ)。

 > 例え強がろうとリードしようと、基本的には女の子が
 「尊重され、可愛がられるべきもの」として描かれているのも甘くて良いですよね。

 ですよねっ!というかこの一節にはああ!と目ウロコでした。だからか、だから甘いのか!
 という訳でSS感想ありがとうございました。次回星組公演は萌えのリーサルウエポン(意味不明)こだまっちの作品ですからね、金平糖釜も多分回るんじゃないかと思っています(笑)。


・> 忠犬ジョニーとの対決、というかジョニーの引き際のかっこよさにキました。
> もちろんミルドレッドかわいーって感じでもう!
> 何気にリヴィにジョニー苦情を訴えてる所がツボ。恋するおんなのこはなかよしで。

 忠犬なので、ご主人様の想い人はやっぱりご主人様なんですよきっと(笑)。「恋するおんなのこはなかよしで」ってまたカワイイ事言いますなあ(でれでれ)。そのなかよしチームにはリンダも入っていると思います(でれでれ)。
 中日は行きません、行かないんだってば!(笑)なので、ご報告お待ちしております。


・> む、むつみさんそんなSS攻めにせんでも……ッ!
> こっちの呼吸と心臓がもちません!!!(ぜえぜえ)

 あ、ほんとだ。三日連続書いてた(素)。だ、だって漏れるものは仕方ないじゃないですかー(笑)。峠の茶屋コント(コント違う)に反応ありがとうございました。わたしも、あの二人が大好きです、皆大好きです。


・> あまりに面白すぎて、
> 全部のボタンを押しまくってしまいました。

 楽しんでもらえて何よりでーす(いやもうハズしてたらどうしようと気が気じゃなかったんで)(笑)。



 あ、今年はVDはやりませんよ。やっぱり去年ネタ出しすぎた(笑)。




2007年02月11日(日)
あまりの冷たさに笑いながら。


【大事なお知らせ】

 迷惑メールがひどいので、メールアドレス変更しました。
 mutsumi→mutsumi623
 伝書鳩からは問題ありませんが、直接メールされる方はこちらへどうぞ。



 というわけで、がっさり色々サイト改装しました。
 とりあえず、一度アバウトに目を通していただけるとありがたいです。


[今回のサイト改装のみどころ](みどころ、て)

・ENTERページを変更しました。
 ……前にもましておばかになってきています(笑)。元々は全く違う構想だったのですが、あの任○堂ロゴを作れるサイトを見つけまして、そこから逆算(笑)でああいう形になりました。でも基本ファミコン知らないので(バッチリ世代なのに買ってもらえなかったかわいそうなこ)、色々間違っているとは思いますが(笑)

・SSサイトを作りました。
 サイト、というかおまとめブログです。要は今マシンガンの中で書いているSSを格納していこうかと。いや、今の形だと自分でもどこに何書いたかわからなくなるんだよね!(笑)。それと最近のマシンガン内でのSS発動率が高くなった事もあります。
 でもマシンガン内で書く利点もあるんですよね、割と前置きができるというか、いろいろなモノに混ぜて誤魔化せるというか(笑)。という訳で今後はブログに書いて、マシンガン内からリンクを飛ばしていく形にしようと思っています。
 一応パスワード制をとっています。公開パスワードは「SSS」のページでどうぞ。

・マシンガンを改装しました。
 そろそろ私、エンピツ改装スキンサイト作ってもいいよね!(笑)受注しようかしら(素)。


 シンプルにシンプルに、と思って作っていったのですが、シンプルでないうえに、前にもましてGUI的には不便になってしまいました。なぜだ。
 何かおかしなところがあったら教えてくださいませ。



 力尽きたので今日はこれにて。


2007年02月10日(土)
雪あかりのまぶしさに誰も足跡をつけていない雪原に顔をうずめた。


 献血をしにいったら、「献血するには血管が細すぎる」と断られました。わたくし、献血解禁の16の歳から機会があれば献血してきたんですが、その理由で断られたのは初めてです(寒いと縮むらしいよ?)うわーん(がっかり)(そんなに好きか献血が)(割と)。



 宙組さんマイ楽。
 3回目マイ楽にして、ようやくいろいろなものがすとんすとんと落ちていきました。もうカッさんの竜馬が竜馬で、かしるいはラブラブで、タニオカナカオカ(漫才コンビみたいだ)がうりゃーっとやっていて、やだー、たのしーじゃなーい。お芝居がつまってきたのもあると思うんですが、気持ちよくマイ楽を迎えられました。よかった……(しんみり)。
 もう何も言う言葉はないので、でもこの想いをどうにかしたいので、叫んでおきます。
 カッさん!カッさん!カッさん!
 好きというより素敵というよりおもしろいというよりも、もうただひたすらに名前を呼びたいの(何キャラよ)。

 かしるいは、たとえば遠い未来に、死んでしまった人の網膜からその人が生涯見たものを映像に表すことができる機会が出来たとしたら、カッさんの映像にはるいちゃんばかりが写っていて、るいちゃんの映像にはカッさんの映像ばかり写っている、そういうコンビだったと思います(何そのたとえ)


 が、イジるところはイジりますよー
 
[宙組メモ:タニオカナカオカの話]

 「タニオカでーす」
 「ナカオカでーす」
 「ふたり合わせて……って同一人物やん!」
 っていうノリツッコミをやるといいと思います(よくない)。

 で、タニオカナカオカに何故かこう好意(笑)を覚えてしまうのは、今私が感じているタニオカ君のからまわりっぷりが最高に中岡というキャラクターにあったと思っているからなんですね。
 この「からまわり」という言葉が多分怒られると思うのですが、私、タニオカ君は宙組来てからずっとからまっわているようにしか見えないんですよね。なんというか本人の目指しているもの、本人の持ち味、劇団がやらせたいこと、ファンが望むこと、その辺がからまわってからまっているような?(からまわりというか違和感?)でもそのかわまわりっぷりはなんか面白かったんですよね(ステラマリスの時にそう思ってた)。なんだか語弊と誤解を招きそうなんですが、そのまま続けます。
 そんな感じに、今回「からまわり」なタニオカ君がすごく生きたなぁと。今回も同じ文脈でおもしろかったのですが、でもなんかそれが妙に愛おしかったんですね。……つたわらないなぁ。全然悪意はないのでそれだけが伝われば!
 ところで中岡のあの衣装(防具の胴)なんですが、もといはっちゃんと話しているあの場面てどういう設定なんですかね?あそこ宮中なの?宮中にあの格好で行っているの?つうかあの胴はデフォルトなの?と思い出したら最後「おばあちゃんがおなかが冷えないように作ってくれた形見の品」とか「TPOに合わせて色んなバリエーションが家にあってとっかえひっかえ装着している」とかでも竜馬に「中岡ー、それはちくとダサいきにー」とか言われて「そ、そうか?(竜馬の言う事には素直に聞く)」で物語の後半はつけなくなったとか、どうでもいいネタが延々と繰り広げられてました(笑)。
 ほんとあの中岡のからまわりな暴れん坊ぶりはいい。
 で、そのからまわりなんですが(せっかく話題そらしたのに自分でもどしちゃった)、そのからまわりをなんとなく好意的に見ているのは、それがタニオカ君に必要なものだと(私が)思っているからじゃないかなぁと思いました。若い頃から抜擢されて真ん中に据えられたタニオカ君にはできないからまわりというか、遠回りすることすらなくまっすぐに王道を歩まされたタニオカ君に、ようやく与えられた「からまわり」の時間(普通はもっと若い頃に通っている道)なんじゃないかなと。そう思うと遅れてきた「からまわり」をしているタニオカ君を受け止めてくれる立場にカッさんがいたのはすごく興味深いと思いました。カッさんだったらそんな風にからまわりするタニオカを受け止めてくれたんだろうなぁ、そんなからまわりするタニオカなんてカッさんぐらいしか受け止めきれないよなぁと。お芝居であった「馬車の前輪と後輪」、後輪が中岡なら後輪駆動の車だなぁと思ったり、それを竜馬がうまく受け止めかわして中和して時にはあおったり……そんな竜馬中岡の関係は、そのまんま宙組トップと二番手の関係になったんだろうなぁと。言ってもしょうがないけれど言う、多分、この二人はいいコンビになったと思う。
 ……今回の芝居からそういうものが見えたのです。

 と、散々からまわりからまわりと言っていますが、これはタニオカ君がトップに就任したら自然と収束していくものなので(断言か)、その辺は心配していません。むしろ今しかできない事だな、と。


 何言っているかわかりませんね。いいです、それで。



[宙組メモ:その他のメモ]

・というわけで今日はマイ楽であると同時に八雲美佳さんのフンチラ見納めだったんですが……つかふんどしじゃなかったね、白いサルマタ?でしたね。冷静に考えてみればタカラヅカでふんどししめる訳がない、見えないところだからしめる必要ない、つうか今までしめてた公演あったか?とえんえんとひとりツッコみしてました。しかし八雲美佳さんの小芝居というかキザりはすばらしいね、さすがに今日は歳さんに見えなかったんですが、やっぱりえらいキザってました。「てぇーへーんだ」で娘役ちゃんとぶつかるところがあるんですが「おう、ごめんな!(キラリ)」「あら……(はあと)」ってあんたら何そこで出会っちゃっているんですかー!……面白い。もっと面白かったのはよくよく気付いたら右京さん(本日ピン撮り)の後ろにちょくちょくいた事なんですが……気になるよ、気になるよ八雲美佳……というわけで今度から彼の事は親愛と敬愛の情を込めて「やっくん」と呼ぼうと思います。この「やっくん」は桜塚やっくんのやっくんでも薬丸印のやっくんでもどっちでも可ですっていうかどっちも微妙!

・芝居で竜馬が死んだ時に、おりょうちゃんが「竜が天に帰った」っていうのに今更ながらぐっときました。死んだじゃなくて、天に帰った。きっとそうなんだと思う(何がよ)。

・あとカッさんの竜馬で好きなところって、たくさんあるんですが、一番好きなのが、最後に銀橋わたってきて、よさこいシスターズ(違)に「うわあああ!」ってなっている所です。

・カッさーん(もう黙れお前)。



 気持ちよく観劇できたなと思いました。
 ほら、その証拠に金平糖が漏れてたよ!(そんな判定やだ)


[維新(金平糖釜が)回転!竜馬伝SS](俺上手いことゆった)


「おりょうはん、たいがいにしへんと……」
「あほお、さかもとりょうまのあほお!」
 酔って暴れるおりょうを茶屋の店主が止めるも、そんなものはききもせず。
 ここのところ毎度毎度、それこそ昼日中から繰り広げられる光景だった。
「そんな、天下の坂本竜馬をアホ言うたら、バチあたりまっせ」
「あほーなもんはあほなんやー!」
 目の前の銚子を手にし、また飲もうとすると、すでにそれは空だった。おりょうはぐっとそれを突き出し、おかわりを店主にねだる。
「おりょうはん、飲みすぎですよ」
「まだぜーんぜん、酔うとらへん。ほな、あんたもいっしょに飲みや」
「へぇ、おりょうはんのおごりですかいな」
「アホ、茶屋の店主が自分の店の酒をのむんや、なーんでうちがはらわなあかんの?」
 そういって、こんどはけらけら笑い出した。よっぱらいを相手にしてもしかたない、と店主は半ばヤケになって
「ほな、ごしょうばんさせていただきます」
 新しい酒をつけてきて、手酌で飲もうとしたら
「なんやのん、やぼやねぇ」
 おりょうはぐい、っと店主に近寄り、酌をした。その近さと、酔ってしどけなく崩れたおりょうの髪に少しだけどきりとしたが。店主はおおきにといい、ぐいっと飲み干した。
「それじゃ、あたしも」
 さしつさされつ、奇妙に暖かい空気が流れたのに店主はうろたえた。毎日のようにやってきては飲んだくれてゆく、維新の英雄の妻。そりゃ最初は同情もしたが、こうずっと続けば単なる迷惑な客にすぎなくて、それでもどこか憎めないのは、「日本一陽気な男」の妻はやっぱり「日本一陽気な妻」なのだろうか……迷惑だかなわんわと思いつつも、結局むげに断れない自分自身に店主は気付いていた。
「あんさんは……しあわせものやなぁ」
 しばらくして、店主がつぶやいた。
「しあわせ?どこがしあわせなん?愛しい夫に先立たれ残された妻のどこがしあわせなん?」
 おりょうがくってかかる。それをまあまあとなだめてから
「いやあ、おりょうはんは今かて本気で竜馬はんに『阿呆』と怒りなさる、本気で竜馬はんに話かけてはる」
「あほやもの、日本一のあほやもの!」
「そんだけ、おりょうはんは竜馬はんの事を忘れてへん、て事でっしゃろ?」
「あたりまえやないの」
「あてにもな、よめはんがいたんですわ」
「どこに?」
「きついどすなぁ。まあご覧の通り今は男やもめで……逃げられたんですわ、子供つれて愛想つかされて」
「逃げられた?」
「まあ、甲斐性なしの亭主だったので、しかたないことやとも思うとるんですが。今は子供と一緒に大阪のおっきなお店の後家さんにおさまってあんじょうやっとるようですわ」
 繋がらない話におりょうがいらいらし始めた。店主はまあまあと酒を注ぎ、続けた。
「で、この間そのよめはんに街中でばったり会いましてな。まあ、当然顔が合えば気付きますわな、向こうも気付いたんどす。で、やっぱり短かったとはいえ、めおととして過ごしたふたりでっしゃろ?あてもなんかこう、せつない気持ちになって、なつかしさに声をかけようとしたんですわ。そしたら、あちらはにこりと会釈を返しただけで、そのまま行ってしまいまして……」
 店主はそこで自分の杯にも注いだ。
「その会釈が、まんま知りまへん人への会釈やったんどす。街中でちょっとすれ違っただけの人とかわすあたりさわりのない会釈。無理してそうしてるわけかてなく、自然とそういう会釈だったんですわ……キツかったですわな、あっちにしてみりゃ、あてはもう過去の人間どころか、知らないひとなんですわ。もうきれいさーっぱりあてのことなんか忘れて、どうでもよくなっているから、できる会釈なんですわ。あいつがあてに向かって微笑んだとき、ついうれしゅうなってしもうてな、あれ、あてのことまだまんざらでもおへんのか?と思うたんですが、すぐに、そういうことじゃないって気がつきましたわ。あては未練はあらへんのどすが、やっぱりあれと過ごした日々っていうのは多少なりとも、思い出ですわ、なのにあっちはそれもさーっぱり捨ててしもうたんやなぁと。あれの中であてはもういなくなっとるんですわな」
「で?」
「そうそう、それでですな、あて思うんですわ。あんさんがこうやって竜馬はんにあほう言うたり、竜馬竜馬と呼んだりするのも、おりょうはんにとって、竜馬はんがいなくなってへん証拠でっせぇ。おりょうはんはしあわせだったから、竜馬はんがまだいはるのやろな。竜馬はんと過ごした日々がしあわせやったんやね……あての女房はきっとしあわせなんてちっともありまへんのでしたろな。だからああやってきれいさっぱり捨ててしまうことができたんやなぁ」
 おりょうはじっとうつむいてしまった。店主はその肩にやさしく手を置いた。
「あては、おりょうはんがうらやましいんや。いやあんさんみたいな嫁はんもろうてた竜馬はんがうらやましい。のうなってからも、これだけ竜馬竜馬呼ばれるんや、男冥利につきますわ。天下の坂本竜馬にむかって言うのもなんやけど、ええ男はんやったんやろうなぁと思いますわ。おりょうはん見てると思いますわ」
 おりょうはさらにうつむいたままだった。
「おりょうはん?」
 店主は慌てた、自分の話をしていただけと思っていたが、いたずらにおりょうに思い出させてしまったのではないかと、うつむいたおりょうが泣いているのではないかと。しかし
「おりょうはん?……寝とる……おりょうはん!」
「うん、ああ、なに?もう話おわったん?」
「おりょうはん!」
「あーもう、おっさんの思い出語りなんて退屈でしゃあないわ。何言い出すのかと思えば、ぜんぜんうちに関係あらへん話やろ?」
「そりゃそうやけど、おりょうはん最後まで話きかへんし……」
「なんでお客が店主の話につきあわなきゃあかんの?ああー、もう今日は帰るわー……まあ、あんさんも『かわいそう』やね」
 おりょうを慰めるつもりが、かえって同情されただけになってしまった事に、店主はため息をついた。
「ま、あんさんもうちみたいに『しあわせ』にならんとね。な」
「え?」
 おりょうが笑った。
 今しがたまで「しあわせでない」と嘆いていたおりょうだったはずなのに……もしかしたら、ちゃんと聞いていたのかもしれない。目が赤いのは酔ったせいではなくて、涙のせいかもしれない。しかしそれを確認することはなかったし、またしなくてもいいことだと、店主は思った。
「ほな、ごちそさん」
「ああ、おりょうはん。今日こそお勘定を」
「次来た時でええやろ?あんさんが『かわいそう』やから、またウチが遊びにきたる。そんときでええやろ?」
 そう言われては何もいえなくなってしまった。
 おりょうは言った。
「……おおきに」
 それは、勘定の事ではなく、茶屋の店主の言葉への感謝のようで。
 ちょこんと頭をさげて、顔をあげたおりょうの目はやっぱり赤くて、それでも笑顔を見せてくれたことに店主もまた笑顔で返した。
「……また、おこしやす」
 おりょうはくるっと元気良くきびすを返していった。それは今まで店主が見送った千鳥足のおりょうでも、肩をおとしてとぼとぼと歩くおりょうでもなかった。はずむような足取りで小さくなってゆく背中を店主はずっと見送っていた。
「竜ちゅうより兎ですわなぁ」
 天に昇った竜にむかって、ぴょんぴょん跳ねている兎。
 おりょうの赤い目を思い出し、店主は笑った。
 気がつけば、日暮れ時。真っ赤な夕焼けに店主はのれんを下ろした。
「明日も、きっと晴れはるねぇ」



++++++++++
 しまった!竜馬伝SSだと方言縛りが!(かなりむちゃくちゃですごめんなさい)(しかも竜馬伝みてきた後だからいろんなものがまざってるよ!)ま、まあこんな金平糖がのっけから生まれた訳ですよ。
 初見のときにしょっぱなからガツン!とダメだったのが、せっかくのトップ娘役お披露目なのに、るいるいがのっけから未亡人でしどけないみじめな格好で、それに結構へこんだんですね。でもそれを惨めと思ったのは、表面的なこちらの勝手な感想な訳で、おりょうちゃんが不幸だったかというとそうじゃないよなぁと。あれだけ竜馬に愛されたんだから、おりょうちゃんはきっと「しあわせ」なんだと。
 うろ覚えの記憶で申し訳ないのですが、史実のおりょうさんも竜馬の死後はあんまりぱっとしなかったんですよね。正に初見で私が感じたああいうものだったと思うのです。でも竜馬伝のおりょうちゃんはきっと竜馬の死後もしあわせだったんだと思います。なんとなくイメージがその後のショーの老婦人に繋がるのです。きっとおりょうちゃんはおあばちゃんになっても「今でも好きよ、竜馬」と言っているような。だってほんと竜馬とおりょうはラブラブだったんだもん、ほんと新婚旅行の場面とか思い出すとニヤニヤするもん(そんな場面ありません)(いや俺の脳内では確かに上演されていた)。

 ちなみに茶屋の店主(右京さん)が男やもめのくだりは、右京茶でどういう設定で茶屋の店主をやっているかと聞かれた時に「まあ妻には逃げられているだろうな」と至極当然のように言っていた(笑)ことから引用しています。さりげなく右京さんへのオマージュとしても。うきょーさーん。




 最後の日まで、みんなが「しあわせ」でありますように。


2007年02月09日(金)
過保護の仔猫のように


 今週も終わりました(ぐにゃ)。



 じゃ、甘いものいっときますかね?


[ヘイズコードSSしゃーぷ](#?)


 ラル様は犬を飼っている。
 そんなの、おかしいじゃない。


 撮影所にラル様に会いに行く。ちょうどお昼時だから、一緒に近くの公園でランチをしようと、ばあやにサンドイッチを作ってもらって。
「ラル様ー」
 ところが撮影所の前で、また
「お嬢さん、関係者以外は立ち入り禁止」
 まただ。またこの男。
「でもわたし、ラル様とランチを」
「ダメだ、今は撮影中」
「だって」
「ダメ」
 ああまたこの男だ。ジョニー・ラフト。
「よー、忠犬ジョニ公、今日も律儀にお庭番かー?」
 近くに来たウィルがそうからかうと、ジョニーはぎろりとウィルを睨む。ウィルはびくっと一歩ひいた。
「……撮影中は、お静かに」
 そう言ってジョニーはドアをパタンとしめた。
「おっかねー。全く律儀だね、あいつ今日撮りないんだぜ」
 全く懲りない様子でウィルが言った。
 そんなの、おかしいじゃない。
「ま、そんなにへこむなよ、ランチは俺様と一緒、てのはどうよ?」
「結構です」
 わたしは、きっぱり言い放った。


 いつもいつもこんな感じ。
 ジョニーはいつもわたしとラル様の邪魔をする。忠犬とはよく言ったものだ、ほんとにジョニーはラル様にべっとりで。初めてジョニーに会ったとき、感じた「なんかいやな感じ」は忠「犬」だったからだと、それを聞いたときに納得した。でも納得しても、そんなの、おかしいじゃない。
「まあまあ、仕事なんだし?それに男相手に妬いてもしょうがないでしょー?」
 そうリビィになだめられても、やっぱりそんなのおかしいじゃない。
 だってラル様はヒーローなのに。
 ラル様はわたしを犬から守ってくれたヒーローなのに。
 どうしてラル様は、犬と仲良くするの?
 そんなの、おかしいじゃない?
 そんなの、ヒーローじゃ……。
 そんなわたしにラル様は構わずに、わたしにつきあってくれている。わたしがジョニーを嫌っているのを知って、ちょっとため息をついてから、あいつはああだけど、いい奴だ、いい役者だと言う。
 でも、わたしが嫌いな「犬」だもの。わたしをいじめて、じゃまして。
 なのにどうして。どうしてラル様は、わたしをいじめてじゃまする彼をかばうの?
 そんなの、おかしいじゃない?
 そんなの、ヒーローじゃ……。
 その最後のひとことを、どうしても続けられない。認められない。
 だってラル様はわたしのヒーローなんだから。


 その日、わたしはまた撮影所に行った。
 もう日付が変わろうという時間、ばあやに内緒でこっそり抜けてきた。けれども撮影所にラル様はいなかった。撮影は佳境に入って、スケジュールもおしているからとリンダが言っていたから、きっとこの時間も撮影所にラル様はいると思ったのに。
 わたしはその足で、ラル様のアパートに行った。夜中に男の人の部屋になんて、ちょっと怒られるかしら、でもわたしはラル様に会いたかった。ラル様に会わないと、わたしの中の最後のひとことが、その決定的なひとことがこぼれてしまいそうだから。だから。
 部屋の電気はついている。ラル様はきっと笑顔で迎えてくれるはず。
 なのに
「!」
「……」
 部屋の前で、ジョニーとばったりハチ合わせた。なによこれ。そんなの、おかしいじゃない?
 ジョニーはこんな時間に、と眉をひそめた。怒鳴られる怒られるいじめられる、と構えたらジョニーは言った。
「……いや、これはお嬢さんの仕事だな」
 そう言って、手に持っていたひざ掛けをわたしに手渡した。え?
 そうして「忠犬」はあっさりと去っていった。
 わたしはおそるおそるドアを開けた。
「ラル様?」
 声をかけても返事がない。そのまま部屋に足を踏み入れる。電気はつけっぱなしなのに、ラル様のはいない。リビングを抜けたつきあたりのドアを開けると、そこが書斎になっていた。というか壁いっぱいの本棚と、それに押しつぶされるように置かれた机。
 その机にラル様がつっぷすようにして眠っていた。
「……ラル様?」
 部屋のなかはとてもちらかっていた。床に放り出された本は広げられた形のままで、丸められた紙がいくつも転がっている、机の上には愛用のタイプライター、その周りのちらばったメモは走り書きだらけ、その周りには食べっぱなしの汚れたままのお皿、飲みかけのコーヒーが入ったカップ……ええっと、こういうのはなんて言うのかしら、修羅場?
 そうか、撮影が押しているのはスポンサーからクレームが入って、撮りなおしが入っているからって言っていたっけ。ラル様は脚本も書いているから、だからこうして……。
「……」
 それにしてもひどい有様だった。まるでガラクタのようにごちゃごちゃした中で、ラル様は眠っていた。あんまり良く眠っていたから、起こさないようにそおっと顔を覗き込むと、しばらく剃ってないと言わんばかりに無精ひげが生えていた。髪の毛はぐちゃぐちゃ、お風呂も入っていないんだろうなぁ、なんか、ちょっと変な匂いまでする。疲れているせいか、いつもよりずっと大人に、というか歳老いて見えた。
 これは本当にラル様なんだろうか。
 なんかカッコ悪い。
 そんなの、おかしいじゃない?
 だって、ラル様はヒーローなのに。
「……」
 ぐちゃぐちゃの、ラル様の髪の毛にそっと触れる。それを整えるように、指を入れて梳く。
「……」
 思わず、笑った。
 だって、こんなの、ヒーローじゃない。
 ちっともかっこよくない。
 ラル様はわたしを犬から守ってくれたヒーローなのに
 ラル様は犬を飼っている
 そんなの、おかしいじゃない?


 でも一番おかしいのはわたし自身だった。
 だって、そんなのおかしいじゃない?
 こんなにカッコわるいラル様なのに、
 なんだかとても、たいせつなものに思えてきた。
 大好きな、大好きな。ヒーローじゃなくても、わたしの。
「う……」
 不意に彼が身じろいだ。
 ふと思い出して慌ててジョニーから預かったひざ掛けを彼の肩にかけた。……うん、これはわたしの仕事だ。わたしの。
 それもおかしかった。だってジョニーはわたしをいじめてじゃまするはずでしょ?なのに。
「……ミルドレット?」
 むっくりと、身体を起こし、寝ぼけ眼でわたしを見る。わたしはそれがおかしくて、今度は声に出して笑ってしまった。彼も、つられるように笑った。
「夢を見ていたんだ。ちょうど、君の夢を」
「え?」
「あの時の夢、俺もレイもミルドレットもちっちゃくて。……あの時ミルドレットに犬がとびついたけれど、あの犬は、尻尾を振っていたし、犬は君があげた叫び声で驚いてすぐに逃げて、倒れた君をレイが助け起こして……なあ、それで思い出したんだが、あの時俺が君を助けた訳じゃなくて……」
 わたしは彼に顔を近づけた。彼がきょとんと、驚く。
 そんなこと、もうどうでも良かった。
 その夢が事実でも記憶のすり違えでも、わたしを助けたのが彼じゃなかったとしても、
 ラルフがヒーローじゃなかったとしても。
 それでもわたしは彼が好きなのだと、
 それはちっともおかしなことじゃない。
「……どうでもいいか」
 おんなじ事を、彼が言ってくれた。きっと彼もまた、それでもわたしを好きでいてくれているのだと、それが嬉しかった。
 わたしは彼の膝の上にちょこんと座った。彼の首筋に腕を回して、そして頬を摺り寄せた。彼が少し慌てた。
「お、おい。ミルドレット、俺しばらくシャワー浴びてな」
 わたしは返事をしなかった。そしたら彼はぎゅうっとわたしを抱きしめてくれた。


++++++++++
 忠犬(ジョニー)とミルドレット(犬嫌い)のネタはちゃらさんからパクりました(笑)。最初にそれを言われたときに「うまい!座布団一枚!」って思ったんだよね。
 もうちょっと、もうちょっと書きたいのですが、ちょっと最近金平糖釜の調子がよくなくてね……自分でもちょっとすっきりしない書き味なのです。でも書くんですが。





2007年02月08日(木)
まさしく自腹をきる


 アパートにどろぼうさんが入りました(ギャ)。
 幸い、ウチは無事だったんですが、窓破壊で何軒かやられた模様。
 やっぱり被害有無の分かれ目は雨戸を下ろしていたかどうかなんですよね。わたしは前回の教訓があるから、日々下ろしっぱなしなんですよ。不健康極まりないのですが、今の部屋は幸いに出窓があるので、そんなに気にもならないんです(それが決め手で今の部屋を決めたのもあるんです)。
 今のアパートは、過去に(わたしがいなかった頃)一回入られていて、以来大家さんがすごく気配っていろんな配慮がされているんですよね。二階にあがれそうな場所をとっぱらっちゃったり、庭に玉石敷き詰めたり(足音が立つので泥棒は嫌うそうです)、ライトで死角をなくすようにしたり。各部屋に窓につける警報機とかガラス破壊防止のクレセント(鍵)周りカバー配ってくれたり、でもはいられるときは入られちゃうんですよね。安全なんてどこにもないや(凹)。
 という訳で、皆さんもほんと気をつけてくださいね。ひとごとじゃないですから。はいられちゃうときははいられちゃうけれど、ちょっとしたことで(今回の私みたいに)ふせげるものはふせげますから。


 さっき帰ってきたお隣さん(被害)の捜査が今から始まりました。物理的にも(物音がうるさい)精神的にも(被害がなくてよかったけれどやっぱり怖い)寝付けそうにもないよ……。


++++++++++

 もうこういうときは甘いものだよね!(反論不要)








[ヘイズコードSS……何本目?(素)]


「君の話はヘンリーの話ばかりだね」
「え?」
 目の前のエドワードがにっこりと微笑みながら言った。
 私はそんなつもりはなかったし、無意識で気づいてなかったから言われて驚いた。でもそんな風に言われたのは初めてだったし、たぶんそんな風にしてしまうのも初めて……たぶん、このひとの前だからそんな風にヘンリーの話ばかりしてしまうのだと、このひとだからそんな話も聞いて欲しいと思っているのだと、うすうす気づいていた。でもそれは言わずに
「そうかしら?」
「うん、僕も弟がいるからわかるよ」
 言われてみれば、エドワードからも弟のレイモンドの話をよく聞いた。その理由がわたしと同じで「このひとの前だから」ならば、嬉しいけれど。
「仲がいいんだね」
「そうかしら?でもあの子わたしを『ねえさん』だなんて思ってないのかも。いつもバカにされてるのよ私」
 それにエドワードが笑った。
「好きなんだよ、君のことが」
「……『僕にも弟がいるからわかる?』」
「まあ、そうかな」
 ふと私は思い出し笑いをした。彼が何?と聞いてきた。
「そういえばヘンリー、あの子初めてあなたに会ったとき、妬いていたわ」
「それは光栄だな」
 と、そこでエドワードがはた、と口をつぐんだ。私が何?と聞くと
「レイも君に妬いただろうか」
 まじめくさって言う。それがいつもはお堅い彼なりのジョークだと気づいて、思わず笑った。彼 の顔がほっとしたように緩む。でもごめんなさいエドワード、あなたが言ったジョークよりあなたが言ったことがおかしかったの。そして、彼もまた弟を愛しているのだとわかるその口振りに、ほんわりと暖かい空気が流れる。
「今度会わせたいわね、二人を」
 私たちの弟たちはまだ面識がないはずだった。
「そうだね、いずれ兄弟になるわけだし」
 ……え?
 私が固まったのに、彼があ、と気づいて慌てた。
「ごめんあの、そういう意味じゃ」
「そういう?」
「つい、うっかり」
「つい?うっかり?」
「いやだからその……」
 そんなの、聞き流せばいいのに、何故か喰らいついてしまった私と、慌てる彼。
「ごめん、でも、僕はそうずっと思っていたから。……ラレイン、僕と結婚して欲しい」
 突然の展開に今度は私が慌てた。
 思わず立ち上がってしまった私の手を握りエドワードが引き留める。
「ごめん、こんな形でなんて。本来ならちゃんと手続きを踏んでしかるべき場所でしかるべき時があると思う。でも今僕が言ったのは、なりゆきじゃない。つい、でもうっかりでもなく、君と結婚したいと……」
 しどろもどろにエドワードが言葉をつづる。きっとエドワード自身も驚いているのだろう、まじめな彼のことだもの、プロポーズには最高の場所と時間で、薔薇の花束を添えるつもりで。私だってプロポーズはそういうものだと思っていた。でも今、目の前の彼はあまりにも真摯でまっすぐで。彼らしくなく頬を紅潮させているのがなんだかとても愛らしくて、何よりそう彼に言われた事がうれしくて……ヘンリーに言われた通り。やっぱりまじめなひとが、まじめな彼がとても好きだと思った。
「返事は急がない。いやむしろやっぱり、こういう話は日を改めて……」
「お受けします」
「うんそうだそれがいい。こういうことはきちんとしなくちゃいけないから」
「プロポーズ、お受けしますわ、エドワード」
「……って……ラレイン」
「わたしも、ずっとそうなったらいいな、て」
「ラレイン」
 私の手を握ったままのエドワードの手の上に、私の手を重ねた。
「……また、ヘンリーに妬かれるかな?」
 キスの後にエドワードが言った。
「妬かせてやりましょう?ヘンリーにもレイモンドにも」
 くすりと彼が笑った。
「そうだね」
「ずっと、いつまでも」
「……もちろん」
 そしてまたキスをした。
 ごめんなさいね、ヘンリー。
 わたしは心の中でつぶやいた。
 もう「弟の話ばかり」はしないわ。これから二人で、二人の明るい未来の話ばかりを、するのだから。


++++++++++
 わかりやすくゆなひこ君ちのチョコレート工場に触発されました。だって、私の金平糖釜に砂糖いれるんだもん!(責任転嫁)。……オンでもオフでも、ゆなひこ君とはよくSS合戦をやっているんですが(笑)、この間「まるで俺らの行動は雪合戦ならぬ金平糖合戦だよな!(雪玉の変わりに金平糖を投げあう郷土の遊びです)(当たるとちょっと痛い)(そしてなんかべたべたする)」と言ったら「や、俺らMだからむしろその痛いのを喜んでいるんじゃね?」と返されました……そんな日常です(えー)。






2007年02月06日(火)
クラシックなマフラー、ジェラシックな眼鏡ー、ジュラシックな笑顔ー


 すきなものーはー、ストロベリーとベーグルー


(いいから)


 あ、私も帰省したときに机の上に縁結びのおまもりがひっそりと無言で置かれていた事があったよ!(私信は直接やりなさい)



[伝書鳩返し]

・>八雲さんであってますよ〜
 >もう見る予定がないのに白フンちら見せを
 >確認しに行きたい気持ちでいっぱいです。

 あ、合ってましたか。ありがとうございます。
 宙組さんはほんと管轄外なのですが、それでもぐっと引き寄せられました。いえフンチラのせいだけではなく(笑)。ほんと末恐ろしいですよね。色っぽいというより、なんともいえない色があるなぁと思います。今度観にいったらおひねり投げたい、そんな気分になります(笑)。



 ほんと、こういう事があるからタカラヅカってあなどれんわー、かなわんわー(ぼんぼん口調)。




2007年02月05日(月)
ウチの姉もね、アネモネが好きで


 しまった、今年も「ごもっともさま」(秩父・三峰神社の節分の奇祭)で明石をイジりそびれた!(毎年毎年イジってやろうと狙ってたのに!)(どうやってイジるんだ?)
 興味があるかたはぐぐってみてください(不親切)。大変牧歌的なお祭りだと思います(含み笑い)。私初めて見たときはびっくりしたもの。ごもっともさまーごもっともさまー!


 全く関係ないのですが、タリーズとドトールの季節限定ラテが3期連続かぶっていることがすごく気になってます(マロン、ティラミス、プディング)。



 もうちょっと続けます。

[宙組メモ]

・何気に好きなのがタニオカ君の中岡、というかタニオカ中岡(早口言葉?)と貴城竜馬の関係性なんですね。なんかあの二人は男の友情どついてなんぼどころか血を見そうだなぁ、朝日が昇るまで川原で殴りあいしそうだぁと、ほほえましく思ってみています(ほほえましいの?)。猪突猛進な中岡君はそのまんま竜馬に「うりゃあ!」とぶつかっていく毎日なんだろうなぁ、ちょっとでも意見が食い違えば「まずは拳で決着をつけよう!話はそれからだ!」みたいな(普通は逆です)。海軍操練所に乗り込んでくるところも、最後の寺田屋での慶喜の扱いでもめるとところも、中岡はかなり本気でくってかかってた。でもお互いにぶつかり合っても、話せばわかる、あるいはぶつかり合えば身体でわかる、みたいな事を前提にしているような気がします。お互いを理解し合える、同じ考えを持てることから生まれる友情じゃなくて、違うからこそ、分かり合うことができる友情みたいな?むしろそれが楽しいみたいな?

・今回のショーはあまりにもつかみどころがなくて(個々の場面はそれなりなのに繋がらない)、一体どういうコンセプトなんだと劇場においてある配役チラシを珍しくもらってきたんですね。……ええ?あれ亡霊なの?しかも"カシ"ウスて!でもあの戦闘場面は生きてるシーン、と。ふーん……。配役表にはこう書いてありました「カシウス(亡霊)」「カシウス(生)」……な、生?「生カシウスいっちょー」「はいよろこんでー!」……そういう馬鹿な連想しかできない人がやっているサイトなんで、もう基本聞き流してください。



[伝書鳩返し]

・>鬼畜に「一番高価いのはあなたですよ」とにねったんさん(プロスペロー仕様)(要約)

 って!(笑)
 でもそう言った矢先に売り飛ばされるんですよねきっと。
 やっぱり今でも十分すぎるくらいにネタになりますあのひと。


・>(そういうわたしはみらゆかはゆかみらでもいいかななんて
 思っているのですが、六実さん的にはどうですか?)(聞くな)。

 アリです。ただこのアリは私がリバOK(掛算の右辺左辺は変わっても応えは一緒だもん)だからではなく、みらゆかはやはりコンビカウントだから、という意味でのアリです(そんな具体的に言われても)。
 やっぱり夜ピクはみらゆかですよね(握手)。


・>出番らしい出番は、茶店の店主だけだって聴いていたのに、右京さん出てるじゃない?!と思ったら、凪七くんでした

 あー、全くおんなじこと私もやってます(笑)。あまりの出番の少なさに「じゃあ観劇回数増やせばいいんだよ!」と思った次第です(泣き笑い)。





 あと少し、最後の日までみんながしあわせならいいなぁと願っています。



2007年02月04日(日)
拙者、親方と申すは


 あたらしい遊びを考えました。

 『かけざんしりとり』

 過去の公演で組んだ事のある相手(ショーもカウント)でしりとりをしていきます。
 たとえば
 トウコさん→あすかちゃん(星組トップコンビ)→霧矢君(ラ・エスペランサ)→城咲(愛しき人よ他)→カッさん(絢爛2の銀橋)→るいるい(宙組トップコンビ)→タニオカ君(THE LAST PARTY他)→となみ(更に狂はじ)→トウコさん(しぐれ坂)

 ……キリがないので、とりあずぐるりと一周させて終わらせましたが、もっとどんどん展開していけるはず。これを何人かでやったらきっと面白いと思うのね!入り出やチケット並びの暇つぶしにどうですかお客さん!(力説)(されてもね)


[スカステメモ]

3/3はネカまつりだよ全員集合!
 今日番組表もらってくるまで気付かなかった。夢が叶ったー(きらきら)。

・水先輩がベルト談義をしていた番組(なにその代名詞)のタニオカ君編を見ました。
 ほ、ほんとに娘役ちゃん食べ放題エスコートし放題だったよ!(ねねれみコンビ・しなぼん・ヒヅキ)。
 いやあすごかったです。それじゃあお散歩しようか(しなぼん)て見合いか!メリーゴーランドに乗って白馬の王子様気取りか!アリ!それ採用!(誉めてんのけなしてんの?)(もちろん誉めているんですよ)。タニオカ君は本当に王子なんだなぁと思いました。性別:王子、特技:王子、趣味:王子って感じの。いやあほんと参った。
 ヒヅキとの対戦が見られたのが嬉しかったです。あれ見て「あ、こいつらヅカオタ同士だから大丈夫だ」という妙な安心感が(笑)。なんとなく、カプというより戦友っていうコンビになるんじゃないのかなぁ。でも実は相手が自分を最初から女としてみていたことに3クール目ぐらいにヒヅキが気付いて「はっ……(赤面)」ってすればいいと思います(でエンディングが乙女ヒヅキの心情を歌ったものに変わるってぇ寸法です)(だからその寸法なに?)



 宙組さん行ってきました。
 初見でダメだと思ったものはたいてい二回目で良くなるという法則を信じて。


[宙組さんメモ]

・のっけからピンポイントな話なんですが、お芝居の「てえへーんだてえへんだ」のところで、えらくキザって芝居入っている人(しかも白フンちら見せしながら)(見るな)がいたので、気になってオペラで見たら八雲美佳さんでした(多分)(管轄外なので自信ない)。思わずそのままピン撮ってしまったのですが、見ながら、そういえばこの人、劇中で土方やっている人だよねぇと思ってみていたら……ちょ、おま!君もしかしてそれ土方のつもりでやっているの?黒船襲来の事件に「これからは身分なんて関係ない!武士の時代は終わる!俺たちの時代がくる」っていきまいている若き日の歳三って事?!……いや、なんかそういう芝居に見えたんですよ。暗転するとき無駄に不敵に笑って見得切ってたし……だとしたら、恐ろしい子!(姫川亜弓口調)……単なる深読みかもしれませんが、俄然気になってきました、つうか気になりだしたのでオペラにガンガン入ってきましたよ……。

・右京さんのツーステップはどうしてあんなにゴキゲンでゴヨウキなんだろうか(笑)。今日もフィナーレのありがとうございましたにぐうとなっていたらその後、ゴキゲンでゴヨウキに移動を始める右京さんに撃沈しました。なんか、常に縦ゆれしている印象なんですよね、あの人。ええそんなところもダイスキです。
 ところで私も良く凪七るーみ君と右京さんを間違えます。ダメですかそうですか(私信)。

・蘭寿先輩の慶喜を初見のときはちょっと軽いかなぁと思って見ていたのですが、二度目でずいぶんしっくりおちついた感じ(あんた何様?)。そう思うと粋と軽って似ているようで違うよなぁと(もちろん慶喜には粋が求められている訳で)。
 そういえば蘭寿先輩のPBを立ち読みしてきたのですが、一番ぐはっときたのがあの剣道の練習着のところです。何あの萌えキャラ。つうか私あれ、女子にしか見えないんですが(ええ?)(蘭寿先輩はごついけど女子顔だよなぁ……)(しぃちゃんもそう)。もうリアルに「神聖なる道場で破廉恥な!」って言いそう(……それ、何の話?)もちろんそこには幼馴染の剣道部部長が来るわけですが(誰?)。男女カウントでも801カウントでもありです。剣道部部長×蘭寿先輩っていうのはナシですかそうですか(だから誰?)。

・キャトルつながりで、新しいポストカードが出ていました。喜々として涼さんのを買い、またしても無意識に壮一帆さんのにも手を出してしまいました(好きな顔してたんだよ……)(微妙に敗北感)。壮一帆さんと言えば、コレが始まってびっくりしました。いや、二番手各プラスαぐらいで終わるかと思っていたので……。

・剣道部部長が壮一帆さんだなんて一言もいってないんだからね!(ツンデレ)



 ごめんなさい、今日は故意に話題をそらしました。
 話題をそらしたのはちょっと言いにくい事を書こうかなぁと思ったからです(予防線のつもりらしい)。
 以下、宙組さんメモ続き。割と今更なこととか部外者がみたいなこととか言っていますが、ちょっと自分でもすっきりしないので、あくまで私的なメモとして書いておきます。




【続きを読む】
















※エンピツにそんな機能ない。


[宙組さん私的メモ]


 竜馬伝の何が私的に(強調)ダメかというと、結局真矢みきさん仕様の竜馬をそのままやっちゃっているからじゃないかなあと思いました。
 実は私はカッさんに竜馬ってちゃんとハマり役だと思っているんですね。この演目が決まったとき、再演だけどさすが石田先生(勝手に幕末オタクトモダチ気取り)、カッさんが竜馬役者(※後述)なのを見抜いたな、よしよし(何様?)と思ったんですね。ところが蓋を開けたら、真矢みきさん仕様の竜馬伝(つうかそのまま再演)だったなぁと。真矢竜馬と貴城竜馬はちょっと違うと思うんですよ。だから観ていてカッさんの竜馬にぴたってハマる部分と、真矢みき仕様の竜馬にカッさんがハマらない部分とがみえてきちゃって、微妙に竜馬という人物にのれなくなっているんですね(私が)。ぶっちゃけ、あのいろんなコネタとかコントは真矢さん仕様のもので、カッさんがやるとちょっと苦しい。でも薩長同盟とかそういう真面目な部分はカッさんの竜馬がぴたっとはまって気持ちいい。これは今回の脚本の竜馬にカッさんがハマりきれなかったというより、カッさんの竜馬としてリメイクしなかった石田先生の非だと思うんですよね……あああああああもったいない!それでも座付き作家なのー?
 前にも言ったように石田作品は好きで、しょーもないところと、すごくいいところと相殺されて石田作品だと思うんです。その中で座付き作家としての役割は果たしていたのが石田芝居の「いいところ」だったのに。今回だって配役はすごくいいのに、ちゃんと生かしきれていないというか、自作の再演にかまけて、座付き作家としての役割を果たしていないじゃないかなと。ちょっと手を加えればすむ話なのになぁ、なんでそのしょーもない場面の再演にこだわるん?と。
 真矢みきさんの竜馬が自由人で破天荒で寂しがり屋なひと(これは昔見た再演版の記憶だけで言っていますごめんなさい)ならば、カッさんの竜馬はこどものように無邪気で、情にあつくて、泣くときも怒るときも本気で正面で、すべてを愛し包み込んでしまうような、そういう竜馬像だったと思うんです。あと、史実の竜馬は近眼でよく目を細めていたっていうのがあるんですが、アレがカッさんが良く見せる「遠い目」に重なって見えるんです。そう思うと、貴城竜馬は「人よりも遠くが見えてしまった」ひとなんじゃないかなぁと、そして見えてしまったからには、それを放っておけない人。人々が見ていた藩という枠を遠く超えて日本という国が苦しんでいる姿が見えた人、人々に日本が見え出したら、こんどはそのもっと遠くの海という世界の自由と希望が見えた人。そんな感じに、私の中で貴城竜馬がしっくりとくるのです。貴城竜馬は、確かに竜馬でした。
 そんな遠くを見ていた竜馬の傍で「うちのことも見て!」と言っていたおりょう。そのおりょうをうけとめておりょうをじっと見つめていた竜馬。そういう関係に思えてきました。
 最後のよさこい連れ舞いでおりょうをじいっとみつめる竜馬を見ていると「おりょうちゃん良かったね、もうこれからはずっと竜馬はおりょうちゃんだけを見てくれるんだよ。「日本の夜明けが見えるぜよ!」と見届けて、おりょうちゃんだけを見てくれるんだよ……」という気持ちでじーんといっぱいになりました(ビバかしるい)。つかもうそこまでいくと↑で言っていた文句なんかどうでもよくなってくるんですけれどね(ならいいじゃん)。



 色々思うし色々書いてしまうのですが、結局は楽しんだもの勝ちだし、始まったものは始まったわけだし、後戻りはできないし、いやなら観なければいい訳で。そういう事を踏まえた上で黙っていればいいんですけれどね……。
 じゃあお前もう観に来るなと言われそうですが、あと一回観にいきます。だってカッさんに会いたいもの。皆に会いたいもの。それでもあそこには愛があふれているもの。そんなジレンマを抱えてタカラヅカ観ている自分が、ほんといいお客というか劇団を甘やかしていると思います(真顔)。



 重くてうざくてごめんなさい。予防線は張ったので許してください。


2007年02月03日(土)
夢のエレメント


 これに行きたい。プチ近代萌え。つうかかわいくね?
 誰か一緒にいってくれるかなぁ……(ひとりでも行くくせに)(つか佐倉って時点で誰もついてこないと思う)(だよな)。


[スカステメモ]

・カッさんのサヨナラ番組を見ました……。
 あの、私も一度だけ言ってもいいですか?

 なんでカッさん辞めるかな!

(基本的には決まったことだしそれがタカラヅカだし「なんで」とは言わないようにしているんですけれどね……)

 カッさんの愛はおっきいなぁ……るいるいへの愛情もそうなんだけれど、宙組への愛情がものすごくおっきいなぁと。
 とりあえずカッさんのメモリアル写真集の目隠し乗馬ムチプレイと稽古場最終日の右京さんが持っていたはばたんの顔が右京さんになっていた奴にツッコミを入れておきます(つうかこのリンク先にこそツッコミたい……)(むっさん話またそれているよ!)

・で、↑でちょっぴりヘコんでいたら「初風緑ののびのびストレッチ」が始まったので慌てて椅子ひっぱり出してきてガイチさんと一緒にストレッチしてました。あー、これはいいかも(素)。身体をうごかすのはきもちいいね!(普段動かさなさすぎ)

・初めて「TAKARAZUKA MUSE」を見ました。今回は花組編……スーツ袖まくりでピアノをがしがし弾く彩城レア君がすごい破壊力だったんですが!つうか萌えたんですが!オフのしゃべりはほわんほわんなのに、なにアレ……っ。芽吹幸奈ちゃんと連弾するところはさながら「鬼才の若きピアニスト(鬼才ゆえに変人)がひょんなことから恩師の愛娘を教えることとなり、最初は気が進まず自分とさほど歳の変わらない恩師の娘にいらだちを感じ、娘もまた鬼才変人な若きピアニストにおびえを感じていたのだけれど、鍵盤を通して触れ合ううちに互いに……」っていう裏設定が見えたんですが!が!(金平糖釜が久しぶりにまわったどー!)(何それ)


 スカステってすごいや、私が舞台ではまだ認識してない若手ちゃんからこんな萌えを提供してくれるなんて(つーかそこから萌えをひろう君がひどいや)。



 今日はかんそうぶんをふたつ。



[王の男感想文]

(このままじゃわたしがゆなひこ君が泣いていたのを笑っただけになってしまいそうなので(笑)ちゃんと感想書いておきます)


 わかりやすくゆなひこ君ちのSSを読んで興味を持ったので、どんだけすごい韓王朝801曼荼羅が繰り広げられるのかと思ってものすごく期待して行ったのですが、あ、あれ?ぜんぜん801じゃないよ!(びっくり)(するな)。普通におもしろかったです。つうか私は割とヨンサングン(王様)の視点で見ていたので、歴史劇としてすごい切ないなぁと思って見ていたんですね。でも見終わって帰ってきてから反芻していたら、コンギル、チャンセン、ヨンサングンのこの三人の関係性がものすごく面白いなぁと思ったんです。コンギルから見たヨンサングンとチャンセンから見たヨンサングンは全く違うものだろうし、そういう互いが互いを見ている関係性というか。平たく言うと私がSS書くなら、絶対三者三様の一人称SSをそれぞれ書くよな、と(全然ひらたくない)。それぞれが「王」であった、というのはゆなひこ君同様、私も思いました。チャンセンは最終的には芸人という世界で、王になったという事だと思うのだけれど、その前にあの宮廷での劇で「王」を演じて「王=ヨンサングン」を従えていたのがすごく興味深い。朝貢ごっこをするヨンサングンを見るチャンセンを見る目(困惑とも哀れみともつかない)が印象的でした。
 とはいえ、そういう三者三様の心理劇、みたいなものは大掛かりな歴史劇(映画としてのスペクタル)に埋没しちゃっているなぁというのも思いました。でも実際、映画としてはコレが正しい姿なのだなぁと思ったり。要は向こうが提示しているものと、こっちが感じたものが微妙にかけはなれているなぁと。映画のキャッチコピーとか、プログラムの解説とか読むと「史上最大のスキャンダル!」「(コンギルを指して)宮廷を翻弄した美貌」みたいな扱いなんだけれど(私が観た範囲では)、そういうのじゃないよねぇ……(違和感)。一番しっくりきたのがプログラム(立ち読み)でチャンセン役の人(調べろよ)が言っていた「三人は単なる同性愛的つながりではなく、もっと精神的なつながりだ」みたいな奴。あ、とそれがすとんときました。なんか本編の感想じゃなくなっているんですが、ゆなひこ君がSS書きたくなる気持ちはすごくわかる(笑)って事です。
 ラストシーンがベタなんだけれど、すごくヤラれました。うわーって、思わず声を出してしまったのですが、でも隣のゆなひこ君はゆなひこ君でそれどころじゃなかった(終盤から泣きまくり)ので、バレずに良かったです(笑)。
 (つうかコンギル=イ・ジュンギ君の話は?)(いや、後から「好みの顔」と気付いて気まずくなったんで)(何がなんだか)。


[みらゆかブックマーク]

 年末からちまちま読んでいた『播磨灘物語』を今日ようやく読み終わりました。
 なんていいみらゆかなんだ、というか黒田くわんぴょうえ(正式名称)殿に「あ、あなたどこまで大真みらんなのよう!」とワナワナと萌え震えながら読みました。
 が、前回「ネバーランド」を読んだときも思ったのですが、この「どこまで大真みらんなのよう!」なこの感覚は大真担(つうかちゃらさん)にしか通じないんじゃないかと。そういえば、先日、オトモダチが「夜のピクニック」を読んだというので(みらゆか的な)感想を聞いたのですが「言われればみらゆかに見えるけど……」と(笑)。あ、そうか、でも我々にはどんぴしゃにみらゆかで大真みらんなのですよ!(おちつけ)





 (※以下大真担の『意味がわからない』トーク)

 この「どこまで大真みらんなのよう!」な感覚はどこからくるのかなぁと考えたんですね。
 当然大真みらんさんは、黒田官兵衛も西脇融も演じてはいない訳です。要はそれは、大真みらんさんのキャラクターに既成の物語がはまっただけでしょ?といわれればそれまでなんですが。確かにおじさまとか御館様とかとしした君とか実に多彩なキャラクターが(主に我々のドリームから)生まれた訳ですが、そういうキャラクターがはまる、とはまた違うような……と更に考えてたどりついた先に、「大真みらん」がいたんですね。タカラジェンヌでもなくももこちゃんでもなく、おじさまでも御館様でもとしした君でもない「大真みらん」という存在。「大真みらん」という一個の人生、人間、なんだかその「大真みらん」というものが私の中ににんげんとして存在していた。だからこそ、こんなにもどんぴしゃにストレートにハマってしまうんじゃないかなぁと。もちろんその「大真みらん」という存在(あるいは実感)を生み出したのは(そう思わせるのは)、役者・大真みらんが残したものであると思うし、我々が無駄に構築してきたドリームの慣れの果てとも言えるんですが、つうかそれは「大真みらんというキャラクター」という一言で片付く気もするんですが、キャラクターというよりか、もっとしっかりとした実感で存在で、確かにそこに「大真みらん」がいるなぁと思ったんです。あの人、生きているんです(その前に死んでない)(お約束)。
 退団お見送りイベント時は、割に「タカラジェンヌ大真みらん」を見ていた気がします。そのタカラジェンヌ大真みらん」の中にそれまでの色々なキャラクターが内包された、と思ったのですが、ここにきて、その「タカラジェンヌ大真みらん」すら内包する、あるいは全く別次元の「大真みらん」がいるのだなぁと、感じたのです。
 という事に実家のコタツで横になりながら読んでいて気付いてひとりで「うきゃー」となっていたんですが(どういうシチュエーションだ)、そのことに気付いたことがちょっと嬉しくもありました。
 あ、そうか、「大真みらん」はいなくなっていない、ちゃんとそこにいるのだなぁと。






 ごっ、ごめん!ほんとに意味わかんないよね!
 じゃ、いつもネタで〆ます。

 ごめん今まで黙(以下略)。





 気を取り直して。
 しかし戦国はいい(じんわり)。六実さんには幕末萌えカテゴリと同様に戦国萌えカテゴリ(かつて戦国モノOAV(マイナー)にハマり薄い本まで作っていた)もあるのでね(おじさま口調)。そろそろ戦国再開したいねえおごりん!



2007年02月02日(金)
おひるやすみからこんにちは(懐)


 女子の月次バッチ処理にCPU食われているので金平糖釜がうごきません……(うんいい例えだ)(言われても)。
 今月のバッチ処理は重いなぁ……。


[どうでもいい話]

・パソコンの処理が遅いと「重い」って言うじゃないですか。
 あれ、英語圏でもそうなんですかね?This is heavy みたいな?(違うと思う)

・あと土曜日の某光さんのヒーリングコンサート。
 あれ、やっぱり鬼だから節分開催なんですかね?
(行きませんが)

・あと雪組中日。
 あれ、幕末メイトな六実さんが行かないのっておかしくないですかね?
 (行きませんが)

(積極的にネタにしている時はたいてい実現しない故事にならってあえて書いています)(故事?)(行くときはいつもひっそり思いつめてこっそり行くからね)(だから行かない、行かないのよおおおおおお!)



 なんか、何もしないうちに2月になっちゃったなぁ。いや1月っていろいろしていたんですけれど、なんだろうこのとりこぼした感は……。




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