2006年06月30日(金)
なかないなかない(あやされた!)


 あの、退団ショックでダウンしているんじゃないですから。
 シンプルにわかりやすく仕事でダウンしてます。今までで一番ダウンしているかも。ほんと、退団でダウンしているほうがまだマシってぐらいに。










 とりあえず土日はお休みなので、いろいろしようと思います。今のうちに髪切りに行っておこう……(今のうち、て)。三年連続この時期はしごとまつりのようでバーゲン行く気力もありまてん。寂しいので地元のショッピングセンター行ってきます(いや、あなどれませんぞ?)。



[スカステメモ]

 壮一帆さんのアンドレにひさしぶりにテレビの前でひゃあ!と足踏みする(むっさんは興奮するとほんとにばたばたやっているらしいよ?)。薔薇タンちょー楽しみー!
 でも壮一帆さんの口から「ペガサス」と出た瞬間に「もー!船だけじゃなくて馬にも手ー出してー!」と思ったのは内緒です。あとここ最近の持ちネタに「アンドレっ!見えてないのかー!」「あ、メガネメガネ」があるのも内緒です。
 楽しみです。いけるようにがんばろう。




2006年06月27日(火)
この恋はきっとうまくいっている


 我々には我々なりにすべきことがあるのですよ




 ※アイコンは大真くんにはまったばかりの頃(2003年頃)にかおりちゃんが作ってくれたものです。
 ※タイトルは何度となく退団に怯えながら暖めていたものです(2004年ぐらいから)(そんな前から!)(そういうもんですよ)(詳細はのちほど)。


 なんか自分のバカさ加減に涙でてきた……(ということにしておく)。



++++++++++

 朝、目が覚めて一番最初に思ったことは「あ、夢じゃなかったんだなぁ」という事です。
 あと、ちょっと前の日(というか数時間前)の己の行動を見直すのが怖かったです(笑)。おいおいやっていきますよ。


 こんどの茶会はコレで決まり!


2006年06月26日(月)
にんげんだもの


 申し訳ない。
 今日は一切ボケません。
 そしてとりとめないです。


 ★
 大真みらんさんの中にたくさんの大真みらんさんがいるように(年下くんとかおじさまとか御館様とか大まみらんくん(小学三年生)とかみらゆかのみらとか大真鳥とかOKAMAとかおおまのお兄ちゃんとかとかとか)、私の中にもたくさんの大真みらんさんに対する私がいます(大真担とか大真当番とか小学三年生とかテラリウム管理人とかヨゴレメイトとかマジメイトとかぴゅあメイトとか勝手に同期扱いだったりとか)。
 で、そのたくさんの私が今日の知らせを聞いて、皆が皆泣いたわけじゃなくて、なんでもない顔をしたり微妙な顔をしたり信じられない顔をしたりどうでもいいような顔をしたりしてお互いを牽制しながら、でもどこかでその中の誰かが泣いているような気がしていた。ああ、泣きたいんだな、泣きたいコがいるんだな。でも今はとりあえずその子に気付かないでいようとしているような、そんな気分で一日を過ごしていました。


 ★
 泣くのは私の仕事じゃないから、これまでの退団者(メイト)に対して何度も言ってきた言葉です。じゃあ今回は泣くのは私の仕事だな、よし帰ったら泣いてやろう、泣きたいコを泣かしてやろう。でもまだ泣くのは私の仕事じゃないような気がしてきました。泣くのはいつだって泣けるし、どうせ泣くんだから、今は多分大丈夫。


 ★
 「なんで」とは思いませんでした。
 本当に来るべき時がきたんだな、というだけで。
 もちろん気持ちなんていくらでも変わるものだけれど、けれども今日この日、そうやって思えたことは、そうやって退団を正面から受け止められたことは私にとってはとても大きい事です。


 ★
 今回改めて思ったことなのですが。そして思いっきり馴れ合いなのですが。
 退団者メイトにとって「退団」っていう行事のスタートは劇団の公式発表からでいいんです。それまでは全てが未定である訳ですから。それ以前に知ったって、公式発表まで苦しむだけなんですから。幸いに私はほぼ公式発表からスタートとなりました。もちろん噂は知っていたし、今日が集合日というのも知っていたけれど、公式発表までは何も決まらないこと。公式発表で初めて「1」というフラグが立って、それまでは「0」。そういうものだと私は思っています。これは夢輝さんの時に一ヶ月前から噂を知って一ヶ月間本当に苦しんで振り回された経験(哀れすぎた)からの、私の持論です。
 それでも今の世の中の情報の速さから、そしてダイスキだからこそいつも見ているからこそメイトが先に退団の匂いをかぎつけて、そして公式発表までにつらい思いをする、っていうのは何度も繰り返されてしまうことなんだなぁと思いました。
 だからこそ、二週間よくがんばったね、と小学二年生を誉めてあげたい。その苦しさがすごくよくわかるから、そしてそれを私にも四年生にも言わずにじっとがまんしていたんだから、おいでろくみおねーちゃん(小学二年生にはこう読める)がプリンをあげるから。そしておねえちゃん鈍くてごめん。でもおねえちゃんには息災に見えたんだよ。でもどっちが見たものも間違っていなかったんだよ。だって、わたしたちはこんなにもダイスキなんだから。
 そんな感じに今日の午後から「大丈夫ですか?」「いや君こそ」「いやそういう君こそ」と三学年間でメールが交わされた光景は傍から見ればきっとウザいんでしょうが、私は心温まる光景だったと思います(抱擁)。


 ★
 とりあえず今はたくさんいる私のなかの、比較的冷静な私が出てきてこれを書いています。でもふとすると泣きたい私もでてきます。帰宅途中には超ネガティブな私がでてきて、あちこちにネガティブなメールを撃ってました(誤変換、でもない)ごめんなさい。でも仕事中はまだボケることのできる私もいました。どこかさめている私もいて、やっぱりまだ実感もないわたしもいてね。人間だもの。


 ★
 そんな私ではありましたが、オンでもオフでもあちこちから声をかけてもらいました。この場を借りて感謝します。なんというか、そうやって私に気持ちを傾けてくれるのが嬉しいんです。


 ★
 これからチケットの手配だの退団企画だの(やりますよ)いろいろやらなくちゃいけないことがあるんですが、なんだか今はまだ全然頭が回りません。
 でもたった一つだけ確かな「やるべきこと」があって、それは書くこと、それだけが今は確かなことです。それが私の唯一のツール(大真くんを見送るための、自分が乗り越えるための)だと思うので。


 ★
 年下くんもおじさまも御館様も大まみらんくん(小学三年生)もみらゆかのみらも大真鳥もOKAMAもおおまのお兄ちゃんも皆いなくなっちゃうんだ、と思ったらほんとに寂しくて寂しくて死にそうなんですが、でもそんだけいた事がすごい幸せだったと思います。だって楽しかったもの、幸せだったもの。この際だからもう一人ぐらい召喚できるんじゃね?とうっかり思った私は、割といい大真担だと思います。向こうがこうなら俺はこう!伊達に大真担やってません、ただ振り回されていたわけじゃない、はず、多分……(すごい自信ない)。


 ★
 自分でもだんだん泣き笑いになってきました。ダメだ、あたしボケずにはいられない。 こんな感じで泣いたり笑ったりしながら凹んだり浮上したり萌えたりしながら、大真みらんさんを見送りたいと思います。きっとすぐに第一波とか第二波とかやってくるとは思うんですが、今日はやっぱり最後にボケますね。



 『ごめん、今まで黙ってたけれど私、大真みらんさんのこと大好きなんだ!(ちょういい笑顔)』




 やっぱりボケきれてません。だって大好きなのは真実だもの。


2006年06月25日(日)
こっちじゃダメだよ王様の兵隊にみつかる


 志紀さんのアルバムがようやく出るとかで、ちょっとウキウキしています。
 と、サイトをつらつら見ていたら茜がGOLDEN BIRD(志紀さんの事務所)に(提携アーティスト、って何するんだろ?)。私的に(笑)すごいことになってきていますな。ちょっと楽しみだー。
 志紀さんに関しては引き続き喰らいついていく所存なんですが、それって単に元タカラジェンヌとしてだけではなくて、そしてSAWANE×ANJOの受の方としてだけではなくて(笑)、単純にいちアーティストとしての彼女がすごく好きだからなんだなぁと思っています(告白するな)。
 で、まとう君のCDはやっぱり18禁ですか?(聞くな)




 帝国メモ続きー。今更でも自分用に書き留めていきます。


[帝国メモ:大野メソッド(特殊系)なヒヅキの話]

 引き続きわたくしのわかりにくいたとえというか論を持ち出すのですが、「生物由来萌え」大野メソッド(あて書きなんだけれどそのまんまじゃない)。それが最大限に生かされたのがしぃちゃんのウィリアムで、それを逆手にとって新たなキャラクターの創造となったのが涼さんのニール、っていうのがここまで書いてきたことなんですが(どこまで伝わっているかどうかは不明)(多分伝わっていない)。
 で、初見の時はヒヅキにもしぃちゃん同様に大野メソッドが生かされたと思っていたんですが、二回目に見た時にちょっと違うんじゃね?と思いました。うん、最初はエンマという役に、普段のヒヅキのキャラクターが当てはまったと思いました。強気で明け透けな発言でさっぱりしてうんうんさすが大野先生生徒のキャラクターを見抜いてんなぁ、と思ったんです。でも二回目に見たらエンマがヒヅキへのあて書きに見えなかったんですね。なんというか、いかにもヒヅキに似合いそうな役どころであるエンマだけれと、実はそれ以上にヒヅキはエンマという役になりきっているというか。いかにもヒヅキに似合いそうな役どころであるエンマだけれど、ヒヅキ自身は自分のキャラクターを生かす以上に役を作りこんでいるというか。それぐらい、エンマから「(私が思うところの)陽月華」が見えなかったんですよね。エンマそのものだったというか。涼さんのキャラクター性とはまた違う意味でキャラが立って、いや際立っていたというか。
 その「いかにも」な部分にだまされていたけれど、娘役としても役者としても実はすごい高度なことしているんじゃ?……実はヒヅキってこっちが思っている以上に「やくしゃ」なんじゃないか?

 ……なんだか同じ表現ばかりで大変に読みにくいのですが、誉め言葉です。マジメイトさんから見たらすごい見当違いな事言っているとは思うのですが、全面降伏です、参りました。
 「エンマ・クラッチ」(敢えて陽月華とは言わずに)すごくすごくよかったです。そして陽月華さんも(敢えて敬称付け)すごくすごくよかったです。


[帝国メモ:萌えじゃない涼紫央さんの話]

 敢えて言うまでもないのですが、涼紫央さんがダイスキです。もちろん私は天文部で宇宙開発事業団でNASAでしぃふあり派で84期メイトでまりのゆい部その他いろいろ属しているんですが(笑)、やっぱり今回の公演の立ち居地は涼担、いや涼紫央萌えとしての立ち居地がほんのちょっとだけ他より勝っているんだと思います(笑)。いやだってあんな涼さん見たことないし!

 今回の公演の涼さんで、一番よかったなぁと思ったのが実はすずひかでも幸せですかでもなくて、ウィリアムが子供の頃を語る場面の「そうか……君らしい」です。あれ、初見と二回目見たときとずいぶん印象が変わってきていて、初見の時の「君らしい」はウィリアムに同情しつつもまだ表面上はウィリアムに傾かないぞというか、とニール君のちょっと天邪鬼な意地っ張りな部分も見えて敢えてそっけない感じでそれはそれで良かったんですが、翌週に見たときには、ものすごく「やわらかい」ニールになっていました。決して単純なやすっぽい同情ではなく、けれども限りなくウィリアムに心を寄せているというか。ウィリアムに対して心を傾けるというか注ぐというか。あの雰囲気、距離感、すごいよかったなぁ。物語が進むにつれてウィリアムとニールの間には友情が生まれる、というのが一応物語の骨格のひとつと思うのですが、この友情の高まり具合が公演が進むにつれて、どんどん早まっていった感じです。傾斜が顕著になったとも言えるかな?傾斜が顕著になるということは最終的な到達点があがる、って事ですから最後に「終わりじゃないですよ!」「それでいいな」と諜報部の存続を訴えるニール君の芝居がぐっと良くなってました。
 で、何が言いたいかというと涼さんを今まで見てきて、ここまではっきりと芝居がいいって思ったの初めてかもしれないなぁと。ほら、あの人「うたえるひと」「おどれるひと」「やくしゃ」のカテゴリを当てはめようとすると「いや涼さんはタカラヅカスタァだから」の一言で結論つくじゃないですか(笑)(それはそれで誉め言葉、且つ喰らいつきどころなんですが)。それぐらいあの人のキャラクター性は際立っているし、男役としての作りこみもこだわりも愛情も半端じゃない。そんな涼さんから、初めて「やくしゃ」な部分が垣間見えたなぁと。もっと言っちゃうと「二番手」に回ったことでいつもは全面に押し出している「タカラヅカスタァ」が薄れて、それで涼さんが本来持っていた(あるは今回獲得した)ものが見えてきたんじゃないかなぁと。そんな涼さんが萌えでもなんでもなく、ステキだと思いました(っていう事は普段どんだけ萌えてんだか)(笑)。これは今回の大きな収穫です。
 そんな涼さん、フィナーレになると途端にいつもの「涼紫央(タカラヅカスタァ)」でキメまくってキザりまくってキドりまくってました(笑)。いやそういうところ、ダイスキなんですけれど!何はともあれ、今回はほんとに「いい二番手」(公演としても本人にとっても見ているファンにとっても)だったんじゃないかなぁと思います。

※その反面、涼さんがこうやって「やくしゃ」な面を見せてくれたのは、涼さん自身の力もさることながら「しぃちゃんに引き込まれた」部分もあるんじゃないかとも思っています(後述予定)。



[伝書鳩返し]

・>リアル大真鳥に今頃気づき、悶えて死にそうになりました(笑)

 わー、反応ありがとうございます。ものすごく更新頻度の低いコンテンツなんですが、たまにどかっと仕込んだりしていますので、また悶えてください(笑)。


・>六実さんにならこの気持ちわかっていただけるのではと思いました。

 と、コレを提示されたのですが、これはヅカオタとして反応すべきなのか、SEとして本文に反応すべきなのか、どっちを求められているのかわかりませんでしたごめんなさい(笑)。
 一応本文は読みました。面白かったんですが多分「わかった気になっている」レベルにしか理解できていません(ダメじゃん)。ITproより@ITの方が好きです(聞かれていない)。ついでに@ITのがんばれ!アドミンくんの右側の人がユメキに見えて仕方ありません(笑)(もー、どんどん話がズレてる)。







 やっぱりオンでもオフでも、しゃべっているほうがいいみたいだな、私(笑)。


2006年06月24日(土)
スラーズマリーツァ


 まだ午前様にはなっていないから大丈夫、と思っていたんですが、よくよく考えてみたら、いま私9時始業なんですよね。で、過去実績(10時始業)に換算したらすでに午前様コース(コースて)に突入していることに気付いてしまいました。気付かなきゃよかったよ(笑)。
 そんな感じでマシンガンも金平糖釜も操業停止ぎみです。いや止めておいた方がいいんじゃね?(笑)でも私的にはマシンガンが止まることも金平糖釜が止まることも身体に悪いことなんだよ……(真顔)。本当に何度も何度もこういうこと(しごとまつり)はあるのに、どうしてちゃんとコントロールできるようにならないんだろう(気持ちの持ちようでいくらでも変わる、っていうのは知っているのにね)。
 まあ、いいや(最近の口癖)。



 雪組全ツまでには残りの帝国メモを残したいところ……大丈夫、多分脳内キャッシュには残っているはずだから(笑)。


[だらっとメモ]

・ルサンクのコパ特集を近所の本屋で買ってきました(歌劇グラフに加えておとめ、ルサンク、特集本レベルなら置いてある本屋)。久しぶりに阪急コミュニケーションズ媒体にツッコミ入れたくなりました(誉め言葉)。久しぶりに買いだったなぁ。面白写真満載です。となみのセクシーショットは必見(笑)。

ココが気になる(夕雫嬢と是非行きたい)(笑)。

・ネタがないのを誤魔化すために何かないかと探していたら、こんなものが出てきました。
 星組ダイスキっ子占い
 作ったところで満足してたみたいです。作りっぱなしで放置してました(笑)。
 適当に名前入れただけなので、なんでいないのよ!ってツッコミはナシでお願いします。でもなんでトウコさん入れなかったんだろう?(自分で自分に問いかけ)。
 あと適当に名前入れただけなのに、ちょっとイジるだけでそれなりになったのは自分でもすごいと思いました(カッコ描きとか文末とかを変えているだけなんで)。
 ちなみに私はワタさんでした。
 あと運勢ランキングが何度見ても面白いです。
 よかったら遊んでみてください。

・今日覚えた言葉「武士デレ」。多分今更。つうか覚えなくていいから、テストとか出ないから(笑)。



 ちょっと気力が戻ったかも。




 


2006年06月21日(水)
やっぱりボケきれなかった


 あのオカマちょうかわいいのな!(スカステ千秋楽映像を見ました)








 (それだけ?)(ぼけないの?)(どうやら六実さんは今なら誰彼はばかることなく大真みらんさんをカワイイと言っていいと思い込んでいるらしいよ?)(大丈夫、すぐに目覚ますから)(今すぐ覚ませ)


2006年06月19日(月)
「きてよオカマ」 (リプライズ)


 きてくれなかった(頭から生えた黄色い羽ごとしょんぼり)(ひっこめ!)(いやひっこぬけ!)。

 コパカバーナ千秋楽おめでとうございます。
 本当はもう一回行く気満々だったんですが(やっぱり)、今回は完全にチケ配分と体力配分を間違えたなぁという気持ちで一杯です(でも椎バウに費やした分はまったく間違っていなかったと思う)(つうかどっちもおなか一杯食べようとしちゃダメー!)(笑)。
 こういう大人になっちゃダメだぞう!(何キャラですか)


 そういえば、わたし、こんなこといってました。

> ふとコパカバーナに想いを馳せました。
 となみ(84期)とあすか(84期)に囲まれてでれでれのワタさんが容易に想像できまして。で、きっとそれを見てみらん(84期)は「ヒドいわたるさん!必ず君を選ぶよって(アクロスで)言っていたのに!」とショックを受け、その隣りでまったく意に介していないゆかり(84期)というのがするするっと想像できました(いやそれ妄想)。いや、女装百戦錬磨のゆかり君にとってはさらっと流せる事ですが、はぢめての女装(絡みアリ)(サテュロスは妖怪なのでノーカウント)だったみらんちゃん(敢えて)にとって、ワタさんは「はぢめての男性(ひと)」になる訳でして……う、うわ……(慌ててかけざん回路を遮断)(キタらしい)。


 ふたをあけたら、オカマとなってとなみ(84期)を押しのけて果敢にアタックしていたんだな、とオチたのでなんだかすっきりしました(しないよ)。



[伝書鳩返し]

・>フェットでひそかに萌えていたまりーの×ふありがみごとに文章化されていて、なんだか脳内を覗かれたような気分です(震)

 というかまさか同じ萌えを抱いていた人がいたことにすんごい驚きました。うわー、世の中って広い!(真顔)
 ひとりじゃないってすばらしい、そして萌えの共有もすばらしいと思います。ありがとうございました。反応ないと思ってただけにすごくうれしかったです。



 椎バウ話はもうちょっと続けますよ。あとヒヅキの話と涼さんの話と(またか)しぃちゃんの話と(またか)SS(やっぱり)。


 


2006年06月17日(土)
時代という名の悍馬


 この夏は帽子デビューをしたいと思い(帽子デビューてなんだ?)、物色していたのですが……ああ、あたし顔もデカいが頭もデカい!
 っていうのを帽子を買おうとするたびに繰り返しています(去年も同じことをやった)(つうか自分のサイズぐらい把握してください)。
 あー、仕方ないよね。むっさんの頭の中には金平糖釜が入っているんだもん……(そんなオチか)。



 まだまだ話は続きます。


[帝国メモ:男子部のはなし]

 リハビリがてらに男子の話を。

・突然ですが、美城君の黒燕尾にときめきました。ダンスのテクニックで魅せるというのではないのですが、派手な事をしているわけじゃないのですが、それだけでひとつの世界としてまとまった感じの強い黒燕尾でした。過不足ないというか、やりすぎず、やらなさすぎず、力をいれすぎることなく、でも力を全く抜いていない……上手く言えないんですが、かなり釘付け。
 で84期つながりで、今回はちょっととみーの使い方がもったいなかったな、という気がしています。せっかくのバウなんだからお芝居するところ見たかったな(涼麻氏のお芝居が好きです)。で、そんな繋がりで美城×涼麻なのか涼麻×美城なのか真剣に考えていました……いいじゃんかよ!梅芸ではとなみ×あすかでみらゆかが繰り広げられているんだからさー。でもそう思うと星組84期+あすかたん、それぞれに個性があって魅力があっていい。誰一人かぶってない(そりゃそうだ)。そんな感じで私の中ではバウも梅芸も「84期奮闘公演」です(笑)。

・去年の涼バウから俄然射程範囲に入ってきたぎんがみ氏。ところが本公演になるとぶっちゃけぎんがみまで見ている余裕ないんですよね(笑)。いっつも視界の隅に入れてはすごく気になっていた(私の知らないうちに何かに変化してやしないか)(何か、て)。実は今回班分けが発表された時に、バウ組にいたのを見て「今回はじっくり観察できそう!」と思ったのは内緒(笑)。
 まあ、そんな前置きはさておき、やっぱり顔が男役顔になってきたなぁと。もっと言うと大人の男の顔になってきた。元々は童顔でカワイイ顔立ちなんだけれど、ちゃんと舞台で「おとなの顔」になってきた気がします。お芝居もすごく上達したよねえ。ただ、どうしても声が若いんだよね……今回が役柄のせいもあるんですが、そこが克服(低くする、という意味ではなく男役声として昇華できるように)されるといいなぁと思います(何様ですか?)。黒燕尾は普通に素敵でした。あとやっぱり娘役ちゃん相手にしているときがちょっと見物です。

・水輝涼君はどこへ行こうとしているんだ(笑)。どうしよう、すごいステキだ。つうか最強、だってしぃちゃん(星組屈強男子部)を、一幕でも二幕でも平手打ちですよ!撃たれてもまだ立ち上がりますよ!(笑)
 余談ながら、エンカレで見事なユメキパーマにしてきた水輝涼君に「あいつ新公ジェロをやった時に夢輝を召喚したに違いない」という事になっていました(小郷さんとの間で)。他にもジェロ役者はいるのによりによってユメキを召喚したのか!と話題騒然(笑)。でもちょっと共通点はあるような気がしています、なんとなく。

・みきちぐを見ていると「ちっちゃくたってカッコいい!」と思うのですが、それが宝塚ではなかなか通用しないのかなぁと。衛兵隊コスはなにげにバランスよかったと思います。あ、あとしぃちゃんと並ぶと余りにも体格差があるから「これは縮尺が違うから」と思えるので、みきちぐのちっちゃさが気になりません(笑)。
 そういえば初見の時に「し、しぃちぐ!」と最高に沸騰したのですが、その後に詰め込まれた萌えの数々にふっとんでしまったという……ああ、でもしぃちぐメイトとして心の宝物箱にしまっておこうと思います。ブランメル閣下の女人ソング(笑)の間はいいコントでした(笑)。一度見て震えたのが、ふらふらーと女の子たちのほうに行こうとしたちーくんをしぃちゃんが引きとめて「ハウス!」とばかりに地面を指さした(ここにいろ、動くな)ところです。ちなみにおんなじことを梅田でエレナ様もやっていました確か(笑)。
 あ、あとちぐひよりが嘘みたいにピッタリフィットでびっくりしました、あいつらカワイイな!ちっちゃくて!(ちっちゃい言うな)思いがけない組み合わせだったので、かけざんの世界はまだまだ奥が深いなぁと思った次第です。



[帝国メモ:女子部のはなし]

 リハビリがてらに女子の話を。

・で、上から続いてひよりの話なんですが、ひよりがどっかの場面でしぃちゃんに「あはーん」な顔をしてせまってきた時はびっくりしました。いやあ、時って流れているんですな(もうさんしゃいじゃありまてん!)(笑)。

・みなみのお笑い女王っぷりを誉め称えるのは他の方にゆずりまして、今回感心したのはみなみの演じる女性の値段の幅広さです(値段?)。なんていうのかな、もんのすごい高貴な女性もハマるし、その反対の女性もハマる(下々のあけすけな女性とかおきゃんな感じの女性とか下町のおかみさんみたいなのとか)。いろいろな「格」の女性を演じることができる、これってみなみの強みだと思います。

・ちっちゃいふありがちっちゃい拳銃持っておっきいしぃちゃんに絡むだなんて、萌えないわけがない!萌えないわけがない!つうか大野先生俺らと同類だな!(笑)。
 というわけでいいカンジにしぃふあり公演でもありました。しかしタチアナ(ふあり)とパイーヴァ(マリーノ)としぃちゃんが拳銃挟んで争っている場面はどうしても「はっはっはーどうした!そんなんじゃふりまわされちゃうぞ!(おとうさんと一緒)」に見えて仕方ない私は反省すべきでしょうかおしえて柚長!(そこ?)
 で、しぃふありに思いを馳せているうちに、つうかしぃふありはピーターパンとティンカーベルなんじゃね?と思ったら止まらなくなりました。この場合ウエンディはヒヅキでフック船長は涼さんです(ええ?)(海賊つながり)(えええ?)。

・せあらがもう可愛くて可愛くて仕方ないです。何気に一番ぐっと来てしまうのがあの子鼠ソングの時なんですね。明るく陽気に歌いつつも、途中でちょっと「ぐっ」とつまった顔になるのに超きゅんてした。「ごちそうさまでしたー!」って敬礼すんのもすごいかわいかった。ああいうカラっとしたキャラクターは本当に似合うなぁ。

・カンカンは誰を見てもかわいくてかわいくて仕方なかったのですが、一押しはふありです。ふありちょうかわいいのな!なんというかふありは普段が割りとお堅いイメージなので(私的に)そのふありがふにゃーっと笑っているだけですごくしあわせになります。

・で、女子部ついでに、どうしても一言。いやー、お衣装がどれもこれもどれもこれもどれもこれもすばらしかったですね。あんまり見切れなかったんですが、ヅラも皆衣装に合せてがんばってた。印象的だったのが羽桜しずくちゃんのピンクの衣装の時のヅラとみなみのカンカンの前髪(笑)。



[帝国メモ:まりのゆい部のはなし]

 久しぶりにマリーノがきました(久しぶり?)。いやここ数公演は私的まりのゆい部魂に火がつかなかったもので(うつむき)。いやずっと見ていたんですけれどね「魔界入っているなー」「悠なお輝おにいさまの妹だけあるよなー」「ちょっといきすぎてんなー」「つうかデコキツイなー」……ごめんなさい、でも大好きなんですよ!よ!よ!
 が、今回はキました、きましたよー。「子供がいるの」うわあ!本当にいそう!妙にリアルで面白かったです。社交界にあでやかに咲き誇る公爵夫人、実はエージェント。派手なはずなのに、さめたというか無気力な風情。社交界にもエージェントとしての任務にも、どこかさめている。しぃちゃんと対峙するときも、ひとり先にすっとはけていくところとか、「わたしなら外さない」の場面でも最初にちらと思わせぶりにでてくることろとか。なんというかそういう動線すらパイーヴァの「冷めた」感じに見えて。あのマリーノはかなり好きです。言葉にできないのですが、雰囲気がすごくよかった。
 千秋楽のカンカンの場面で、マリーノが感極まって泣きそうになりながら踊っているのに、最高にまりのゆい部魂が燃え上がりました。すごいコドモみたいだった。まりのゆいさんは、時折びっくりするぐらい「コドモ」になりますね(ex中日王家のフィブライール)。外見はものすごく年相応だと思うのに、芝居をすると今回のパイーヴァみたいな大人な女性もできるのに……っていう事を考えていたらマリーノがAKIRAに出てくる外見は年寄りなのに中身はコドモのアレに見えてきた……マリーノの事を例えようとするとどうしてこう全く誉めてない感じになっちゃうんだろうか……(真顔)。












 で、やっぱりSSも始まってしまうわけですが。




















[フェットアンペリアルSSそのさん]


 部屋に戻ってきたその顔を見て、危惧していたことが回避されたことを知る。
「医者の予約は、取り消しておくから」
 場合によっては、その医者そのものを消さなくてはならない。あの堕胎医はどこまでわたしたちの事を知ってしまったのかによっては。
 彼女は、青い顔をしてソファーに身体を埋めた。痛むのだ。彼女はいつもそうだ。月に一度はこうして使い物にならなくなる。いっその事、身ごもってくれていた方が、使えるのかもしれない。
 明日は大事な舞踏会がある。彼女にここで病づらをしてじっとされていては困るのだ。
「痛い?」
 彼女は、力なく笑った。そして首を振った。わかっているのだ、自分の立場を自分の役割を自分の任務を。わたしのその言葉がいたわりではなく、明日の予定は彼女の体調に関わらず実行するのだという事実を告げているのだという事をそれを彼女は拒否することができない事を。
 そしてわたしも知っている、彼女がそれを拒否できない事を。
 彼女の名前はパイーヴァ。男を手玉に取るクルチザンヌ、オクラナの諜報部員、エージェント。
 公爵夫人という肩書きは本当かどうかは知らない。本国に息子がいる。それが彼女がエージェントである理由。彼女は息子の事となると、いささか平静さを失う。おかげでどれだけこちらが迷惑をこうむってきたか、オクラナの大事な手駒である彼女の「理由」は諸刃の剣だ。
 彼女は言う「あなたには、わからないでしょうけれど」。わからない。わたしはただ任務を全うしたいだけだ。だから任務を妨げるものはいらないのだ。
「……っ」
 彼女が苦しそうにうめいた。そんなものはこの任務には不要だ、けれども彼女が女であることは必要だ。それもまた、諸刃の剣だ。
 任務に不要なものはいらない。わたしの下腹部の痛みも、いらない。


 そんな夜は決まって夢をみるのだ。母の夢を。
 どういういきさつかはしらないが、わたしは生まれる前からオクラナに引き取られることになっていた。都合のいい駒を育てるために。男に生まれたならエージェントにする、女に生まれたならパイーヴァのような女を武器にする仕事をさせる。オクラナは母から生まれたばかりのわたしを取り上げた。
 結局、わたしは女に生まれながらエージェントとしてオクラナに飼われている。
 生まれたときの記憶などないのに、その夢はいつもわたしが生まれたときの夢なのだ。わたしを生んだ母が泣いている。記憶などない、顔など知らない母がわたしが生まれたことを嘆いている。本来ならば、子供を生んだ喜びをその母性の感じるままに表せばいいのに、母はいつまでも泣いているのだ。その姿に、息子の写真をひっそりと抱きしめて泣くパイーヴァの姿が重なる。いやパイーヴァがあんな姿を見せるから、きっとわたしはこんな夢をみてしまうのだ。ばかばかしい。
 けれどもわたしはいつも夢の中で言うのだ。
「泣かないで、おかあさん」
 そう言えば、母の笑顔が見られるような気がして。その笑顔には、きっとパイーヴァが息子から来た手紙を繰り返し読むときの笑顔が重なるのだろうと、それを更にばかばかしいと思いながらわたしは言うのだ。
「泣かないで、おかあさん」
 そこで夢は途切れた。いや、自分で途切れさせた。眠りの中にあっても覚醒していた意識が、わたしに警鐘をならした。誰かが枕元にいる。とっさに枕の下のデリンジャーをつかみ、その気配に押し付ける。
「わたしよ」
 パイーヴァだった。
 何度も言っているはずだった、わたしの傍に気配を消して立つな、と。わたしの後ろに立つなとも。訓練されたわたしの身体は、それを察した瞬間に銃口を向けるのだから。
 もう一度、言い聞かせなくては、しかし彼女はわたしをぎゅうと抱きしめた。
 また、息子を思って情緒不安定にでもなったのか。前にもあった、潜伏先のホテルで同じ部屋で眠った時、彼女は夜中に起きて部屋の隅でずっと泣いていたのだ。手には息子の写真、その泣き声にうんざりしながら、夜を明かしたことが何度もある。そんな感傷は、任務には不要ではないか。どうしてこの女はそれが、わからないのだろうか。
 パイーヴァの手が、わたしの頬に触れた。
「泣かないで、」
 パイーヴァが言った。
 本当に引き金をひいてやろうかと思った。この女は勘違いしている。わたしが母の夢をみたからといって、そして泣いていたからといって、それは任務にまったく支障をきたすものではない。だから彼女には関係ないことだ。わたしを監視する彼女にとって、無意味なことにすぎないのだから。
 けれどもその腕を振り払えなかった。
 パイーヴァの身体はやわらかくあたたかで。
 それはまるで……いや、それは錯覚なのだ。失われた記憶が呼び覚まされたのとは違う、最初からない記憶が、母の記憶がここに思い出される訳がないのだ。
 それでもその腕を払えなかった。
 ただわたしはこの情緒不安定な女の息子の代わりに抱きしめられているだけなのだと、それにつきあってやっているだけなのだと。そしてそれは任務に支障をきたすものではないのだと、
 その腕を振り払えなかったのではない、振り払わなくてもいいのだから。
 だから、わたしはそのまま動かなかった。
 彼女の胸に顔を埋めながら思った。
 これもまた、任務なのだろうか。
 母がわたしを生んだことも、彼女が息子を思うことも、わたしと彼女に女であるが故の「できごと」が起こっていることも、
 そうでなくては、説明がつかない。
 けれどもその疑問に答えが出る前に、わたしは彼女の胸のなかで再び眠りに落ちた。




------------
 ……消化不良……っ!(無念、でもあげておく)
 パイーヴァ×タチアナ。タチアナ×パイーヴァではないところがポイントですっていうかかけざん順序以前にこのかけざんのアリナシ自体が問題だと思うよむっさん?
 つうかどんどんわかりにくい方向に萌えてんなぁ自分……。



2006年06月16日(金)
送り狼の椅子


 コパもバウも遠くなってしまう勢いで駆け抜けてました(おしごと)。
 今回、というか今もですがまずいな、と思うのは完全に仕事をオフに引きずっちゃっているんですよね(物理的にではなく精神的に)。萌える隙もありません(ええ?)
 この週末は仕事のことはがっさり断ち切ろうと思います。





[伝書鳩返し]

 ためてましたごめんなさい。


・元夢輝のあさんのタレコミをいただきまして、ありがとうございます。(ウチにしては)結構な数のタレコミだったので「これは公式声明だせって事なのか?」と解釈させていただきました(笑)。
 で、前にもちらりと言ったのですが、行きません。というか日曜の夜の関西圏なので行けません。ちょっと残念だなぁと思うと同時に、敢えてそうやってきっぱり「自分は行かない」という判断ができる要素があってよかったのかな、と思ってもいます。もしこれで東京圏で行ける日だったら行くか行かないかですごく悩んだと思うので。つうか最初にこのタレコミをいただいた時は、まだ日にちも開催地も決まっていない状況だったのに、行くか行かないかでもんどりうって悩んだので(途中であ、詳細決まってから悩めばいいと気付いた次第)。
 でも行かないと一生地縛霊か?(真顔で言うな)

 ってな具合に今でも十分ウザくて痛々しい……ってタレこんでくれたお客さんはそんな話は求めていないわよ!(自分で自分にキレ)
 気にならないわけがありません。
 ご報告お待ちしております(得意技は他力本願です)(笑)。


・壮真飛に複数反応があって嬉しかったです。実際、メイトの皆さんにとってはものすごく大変な事だと思うのですが、これが私なりのエールなのです(えー?)。でも喜んでもらえてよかったです。見たいですよね、ああいうの!(同志)。

 >もう一度チャンスを…お願いします(土下座)

 じゃ、じゃあ2004年の攻の方の誕生日をご覧ください(しばらくしたら消しますよ)。


・祝祭の感想文やらSSにもぽちぽち反応ありがとうございます。以下まとめてレスポンス。

 >バウの採点、どう返ってくるのかドキドキですが、「今回がんばったな」って教室入れ替え際のすれ違いで担任に一言言われたみたいで、思わず初夏の空を見上げています。

 アンペリアル学園(笑)。ちょっと心引かれる文章だったので思わずコピペ(すみません)。
 すれ違いどころかちゃんと学級会で「今回はがんばったな」っとちゃんと皆の前でほめたいと思います(って言うかもうほめてますが)(前後しちゃってすみません)。

 >ヒヅキが良かった。

 私も激しくそう思います。私もちゃんと後で語りたいなぁ……。

 >待っておりました。拍手拍手拍手!

 うわーい、伝書鳩からWEB拍手もらったー(輝)。

 >ニールさんのステッキは馬じゃなくて犬だそうですよ。名前はジャックなんですって。

 帝国メモは実は間違いだらけなんですすみません……(ジェラートはフランスにはないから!)(笑)。いや私、あの場面でウィリアムが「馬がもらえたのは嬉しかった」「ウマくなれば遠くまでいけると思っていた」そして涼さんが持っているステッキの頭が馬、って一人でほくそ笑んでいたんです……(笑)


・>梅芸の音響は本当にちょっと…ですね。改装したとき「クラシックもできます!」みたいな音響にした結果マイクを通してやるものに合わなくなったのではないかとかつてに邪推しております。

 なるほど。専門的なご意見ありがとうございます。
 舞台ってわざわざその場所にに行かなくちゃ見れないものじゃないでか?だからその「場所」って結構重要なんだなぁと最近思い始めました。まあ、そういうところはいつだって力づくて萌えとかで埋め合わせしているんですが(とか、て)(笑)。


・>日記の題名が涼さんの言葉かと思いました。

 ええ、涼さんの言葉です(ええ?)。詳細は内緒(笑)。

 >いっつもつるんでいる4人にエレーナ様が冷静にツッコミとか入れていたら面白いな、と思わず思ってしまいました(死)

 いや、エレナ様はそれを遠くからみて(みらゆかに)ニヤニヤしているか、(シドに)モヤモヤしているかだと思います(もやもや?)(笑)。
 なかなかない組み合わせだけにすごい新鮮でしたね、あいつら(あいつら言うな)。



 なんだかいつものテキストじゃない気がする……こんな調子ではありますが、いつもいろいろ反応ありがとうございます(ふかぶか)。


2006年06月13日(火)
「きてよオカマ」


 東京にー!





 ピアノの上からとなみコスでお届けしました。
(っていうネタを夕べ寝る前に思いつきました)(ネタなのか?)。


 ちなみに週末はそんなオカマがいたにも関わらず梅芸行ってません。
(っていうのが今回の一番のネタかと思いました)(ネタなのか?)。




2006年06月11日(日)
メニメニハピハピ


 あー。
 フェット・アンペリアルが終わっちゃったー。
 終わっちゃったー。




[帝国メモ:おとといの晩御飯が覚えていられない六実さんの為の千秋楽アドリブ帳]

 涼さん(エマ・エージェンシー社長)が監修したのかと見まごうほどのアドリブ大会でした。

・一幕最初の赴任前のダンスレッスン。エンマに「もーう!」と怒るひよりが「ぷんぷん!(さとう珠緒)」ネタよりも「ふありがアドリブ大会の先陣をきったどー!」(笑)
・ミス・ハワードとしぃちぐコント、「今日はお前が行け!」とウィリアムが最初に声をかける事に。「あの!」とロブと同様にひっくり返って声をかけるウィリアム。その後続けたロブも「ミス・ハワードですか?」もおんなじようにひっくり返って言っていました。
・マドモワゼルレッスン(笑)、で「後ろの人も一緒に」と後ろに隠れていたロブも一緒に「まど・もわ・ぜる(ちょう黄色い声)(笑)」そしてミス・ハワードに「はい、もう隠れていいわよ」と撤収を命じられてました(笑)。
・ひかちゃんのぎんがみへの「はーしーる!」が「ほら、スキップ!」に(笑)。ちゃんと手に腰を当てて90度角スキップで退場するクリス。
・柚長の占いは「あなた、何型?」でしぃちゃんが「B型」と答えると麻尋君も「僕もB型です」柚長「……B型にも、いろいろあるわよねぇ」ととりなおしてから「あなた、お生まれになった日は?」に続いていました。
・モルニー伯爵に群がる女たち、のはずが何故か涼麻とも氏ともう一人下級生男役くんが「はくしゃく(はあと)」と一緒になってむらがってました。「ま!何で男の方が!」聞くだけ野暮ですよ(大笑)。
・「ああコーラ!」な脚本に文句をいっている場面。今までは話題が出てから少しずつ姿を現して「悪かったな(不機嫌)」だったのが、今日は最初から二人が脚本を馬鹿にするのを聞いていて、段々泣きそうな顔になって「悪かったな(拗ねてる)」。ニール君泣かしちゃダメー!(笑)
・「ムッツリが顔に出ているわよ」で思いっきり鼻の下を伸ばして「鼻の下が伸びきっているわよ」とエンマにツッコまれるニール。ほんとひどい顔だった(笑)。涼のすは素敵のすがダイナシになる勢いで。
・やっひーがシャンパンを注文することころが「シャンパンとフォアグラとキャビアとチーズと(うろ覚え)、あと柿の種を忘れずに」になってた。それを受けて怪しまれないようにお前が持っていけとウィリアムがニールに言うところは「シャンパンとチーズとえーっと柿の種」とほとんど覚えていないしぃちゃん(笑)。
・柚長VSまりぃの場面で「あなた、B型のさそり座ね!」それに対してまりぃが「そういう奥様は水瓶座のA型」「なんでわかったのかしら」
・カンカンの場面での「幸せ、ですか?」が「幸せ……なら手をたたこう♪」と歌うニール、でも驚いたのはそれに対して舞台上も客席も寸分たがわず「パンパン」と手拍子を合せたこと。ええ?仕込み?(でも仕込みではなかったみたい)。私は一生懸命涼さんピン撮っていたので間に合いませんでした。ちぇー(笑)。
・カンカンのまねをして「あいたたた!」となるニール、今日はすっと足があがって大成功!でもはけるときにやっぱりぐきっときてへろへろと退場していきました。
・二幕で「歌、上手かったじゃないか」で去ったサマービルにステッキを振り上げて「このやろー!」とやっているニールのところにサマービルが高速で戻ってきて「なんだ?」とばかりにニールにガン付け。ニールは振り上げたステッキをごまかすように、頭の馬の飾り部分で背中をかきながら「幸せ、ですか?」と、それに対してサマービルが「しーあーわせー!」とニールの歌を朗々を歌いながら退場。
・「俺に口説かれるぞ」を椅子から立ち上がって机の脇で、片足を机の上に乗せてポーズをとってから(両手上げ)「俺に口説かれるぞ」とちょう大見得切ってキザって言ってました。でもすぐにまた「あいたたた」な顔になって「足つったー」ってやってました(笑)
・ウィリアム・アーサーの兄弟の場面で泣くニール、今日は一緒にシンシアも泣き出して、それに別のハンカチをだして差し出すニール、そして泣き出す柚長にもハンカチを差し出すニール、そして三人で泣き出してました。更にロブも泣き出して、それにウィリアムが柚長から受け取ったハンカチを仕方なく「ほら」と泣き出してました。「俺にとっても弟みたいなものだ」で、そこに「仲間じゃないか」と二人の間にわって入って肩を組むニール(笑)。しかしここ、ウィリアムとアーサー以外は完全にお笑いに……。
・「アーサーはてんびん座のB型だから大丈夫……今日までは」ゆ、柚長!


 こ、これぐらい?(聞くな)
 実際書くとつまらなくみえるわね。明日各自スカステで答え合わせしてください。



 フィナーレで、真っ赤な薔薇の花びらがふってきました。本当にありえない光景でした。うわ、と声が出ました。ただでさえ大野先生の計算されつくした美しい舞台、そしてその舞台を終えた愛おしい出演者たち、その上に真っ赤な花びらがばらばらと舞う。
 美しい光景でした。出演者の感極まった笑顔、舞台の上に集められたたくさんの「愛おしさ」。そこには客席から向ける愛おしさ(作品や生徒、ひいては宝塚への)があって、舞台の上の生徒さんが向ける愛おしさがあり、演出家の大野先生が向ける愛おしさ、スタッフの人が向ける愛おしさ……ああ、ここには愛おしいという気持ちがたくさん詰まっているのだと思いました。愛おしい場所がそこにはありました。

(なんかクサいな)。


 千秋楽、おめでとうございます。



2006年06月09日(金)
「金平糖(たま)は、二発」


 ……………。
 ……………。
 壮シナ解散か(ため息)(そこなのか!)。




 しかし私には壮真飛というかけざんがあります(そこにいくのか)。
 という訳で、壮一帆さんへのエールとして、去年のメルマガでやったものを土曜日の日記に忍ばせておきます。うわそんなエールいらねえよ!!(笑)(帰ってきたら、削除します)。




 で、今日の本題はこっち。








[フェット・アンペリアルSSそのに]


 僕たちは幼い頃に両親と死に別れ、以来姉さんが僕の父親代わりであり母親代わりだった。僕の面倒を見るために姉さんが就いた仕事は「エージェント」。その事を知ったとき、僕はいてもたってもいられず、15になるかならないで「エージェント」になった。姉さんはすごく反対したけれど、僕の為にそんな危険な仕事についた姉さんを僕は見過ごすことなんてできなかった。
 姉さんには幸せになってもらいたい。できればこんな仕事は辞めて、普通の女性として結婚して幸せになって欲しい。僕を育ててくれた姉さんに幸せになって欲しかった。ところが姉さんも僕も存外この仕事かむいていたようで…ならば僕が姉さんを守ろう。いつかエージェントを辞めて幸せな花嫁になるその日まで、僕が姉さんを守るのだと、心に誓った。
だけど
「君のことは僕が守るから」
 なんだ、この男は。


 ウィリアムの弟アーサーが、戦地から休暇で戻ってきた。
「ひどいじゃないか、一度も手紙に返事をくれず」
「兄さんだって、昔そうだったじゃないか、学校に入った時も軍隊に入った時も」
「あれは…いやなんだお前仕返しなのか大人げない」
「大人げないのは兄さんのほうだったじゃないか」
 端から見れば兄弟喧嘩。しかし二人を知るものはそれが単なる喧嘩ではないと知っていた。ずっと本当の事を言えなかった兄弟は、兄弟になってからずいぶん長い時間を経て、兄弟喧嘩ができるようになったのだ。僕らはそれを知っているから、アーサーの休暇の度に繰り返される兄弟喧嘩をほほえましく見守っていた。
「手紙を出さなかった分、今日は夜通しお前の話を聞くからな!」
「わがままだなぁ、兄さんは」
 なによりも、兄弟喧嘩をしている当人達がそれを兄弟喧嘩とは思っていないのだから。
 水入らずでバーに出かけて行くのを、僕は見送った。兄弟っていいなと思う。僕には姉さんしかいないから、兄という存在にあこがれて……ふと、ニールと目があった。
「いいんだよ、兄さんと呼んでくれても」
 いずれそうなるからね、とニヤリと笑う。姉さんはなにも聞こえない振りをしているけれど、そのうなじが微かに赤い。
 なんだ、この男は。
 いやなんでこの男なんだ。そんな姉さんを窘めようとしたら、ニールがさらに何かを言おうとしたから
「結構です、間に合っています」


 僕が姉さんを守るのだと思っていた。
 僕が姉さんを幸せにするのだと思っていた。
「君の姉さんを、口説こうと思うんだ」
 軽い言葉とはうらはらな真剣な眼差し。
 いつもの皮肉めいた口調ではない真剣な声。
 そんな風にくるとは思っていなかったから、正直僕は動揺した。何か言い返したかったけれど、なにも言えなかった。
「君の姉さんを幸せにしたいんだ」
 それは僕がすることだったはず。僕はむっとした顔をした。
「君の事も幸せにしたいんだ」
 なんだ、この男は。
「それ、口説いてるの?」
「かもしれない」
「何言ってんの?僕男だよ、それともそういう趣味?」
 精一杯の反撃。けれどもニールは真剣な表情のままで言った。
「男じゃない、僕の弟だ」
「誰もいいなんて、一言も言ってない!」
 僕が皮肉っても、僕が不機嫌になっても、僕が怒鳴っても、ニールは一向にその態度を変えなかった。真摯なまなざしで、僕を見つめた。またしても、僕はたじろいだ。
「……僕が姉さんを幸せにするんだ、そして僕はそれで幸せだから」
 だからあんたが出る幕じゃない、そう冷たく言いたかったのに、どうして声が震えるのだろう。
「ごめん……じゃあ僕を幸せにしてほしい」
「はぁ?」
「君の姉さんを幸せにするからなんて、君を幸せにするからなんて、考えてみればおこがましいのかもしれない。だから僕を幸せにして欲しい」
「何それ」
「シンシアと、君と。きっと二人が僕を幸せにしてくれると思うから」
「……何、その自信」
「自信はない」
「じゃあ」
「でも、確信はあるんだ」
「……」
「だめだろうか、僕たちが家族になるのは」
 なんだ、この男は。
 何をそんなに真剣に僕を「口説いて」いるのだろうか。そんな僕の事なんかお構いなしに、姉さんを奪っていけばいい。実際、ニールは既成事実とばかりに僕たちの家に度々遊びに来ては、ご飯を食べて、まるで家族同然に振舞って、姉さんはそれを「仕方ない人ね」と笑ってすごして、僕はそれにいつもきりきりと怒っていて、姉さんを守る決心を何度も新たにしていて、それなのに
「……」
 本当は、気づいていた。
 姉さんを幸せにするのは僕ではないことを。いや、僕だけではないことを。
 姉さんを守るのは僕ではないことを。いや、僕だけではないことを。
 姉さんを愛していることを。姉さんが愛していることを。
 そして、僕もまた、本当は彼の事をとても好きなことを……。
 うなだれた僕を、ニールがやさしく抱きしめた。そして耳元でありがとうと言った。僕は聞いた。
「…………幸せ、ですか?」
 彼は身体を少し離して、満面の笑顔を浮かべた。答えは不要だった。
「君は?」
 きっと僕も、答えは不要の顔をしているのだろう。



---------
 半端に萌えて、半端に書いてしまいました。ニール×クリス(ええ?)(笑)。
 こちらも私にとっては十分兄弟萌えカテゴリーです。


2006年06月08日(木)
きました、今のはすごくきました


 日帰り出張で東京駅に戻ってきたのが5時前、それじゃあ直帰しますということでいつもより早く帰宅することができました。ここぞとばかりに先週末遠征していてできなかった掃除をして、今週末遠征でできないであろう洗濯をしました(笑)。
 おしごとは、相変わらずひどくはないけれどたいへんです(何それ)。いわゆるリーダーみたいな立場に立っているのですが、なんというかお仕事をしてお金をもらうって大変なんだなぁと思いました。ここで言うお金をもらう先は、わたくしの雇い主である会社ではなく、我々に仕事を発注するお客さんを指します。受注で難航中、あー、原価計算とか正直今までまったく意識していなかったのでね(万年下っ端プロジェクト要員だったので)。新鮮といえば新鮮(前向きになってみる)。
 で、原価といえば椎バウで(え?今まで前ふり?)(そうです)、ジェラートを食べに行こうとするウィリアムとエンマ、几帳面なニール君が帳簿をつけているから経費で落とせない云々と話をして、そして最終的には「カフェ・アングレ」からジェラート屋の玄関が見えるから(バレるから)だめだわ、と諦めるエンマ。私これ「(ジェラート屋の)原価が見える」って聞こえて、「ええ?ニール君はジェラート屋さんの仕入れまで握っていて、そこから原価が見えてエンマの買い食いがばれるの?すげえ!」と焦りました(考えすぎ)(笑)。まあそう連想してしまうぐらい涼さんはキャラが立っているのですよ(つながっていない)。
 で、更にジェラートつながりで、帰りに寄ったスーパーで試食につられて80Kcalのアイスというのを買いました。軽くておいしかったです。で食べ終わってふたをみたらそこに書いてある「おいしさしっかり!」の「しっかり!」が自分に向けて言うところの「むっさんしっかり!」と同じ意味に思えて、ああ、アイスにまで窘められたと思いました。

 散漫なフリートークをうまくまとめてみました(まとめたつもりです)。


[歌劇を買ったよ]

 コパ座談会にみらゆかが出ているというので購入。や、だってはじめての座談会ですよ!なんだか妙に前のめりな大真くんが気になりつつも、一番驚いたのは「ウィリーはボコられて海に放り込まれた」です。えー?海に放り込まれたなんて知らないよー?……コパは奥が深いなぁ(単に聞き取れていないだけ)。
 ぱらぱら読んだ時点でのMVPは、愛耀子さんの絵と文です。コム蔵さんに「役代わりアンドレ個別評」を提出させています。うわー、それ歌劇本体に載りそうな企画(違)じゃないか!あみたんすげえ……(ちょっとずるいよな)(笑)。
 しかしこういう公式出版物をちゃんと読まなく、いや読めなくなりました。昔はきっちりよんでマシンガンでガンガンつっこみいれていたのにねえ……(笑)。多分、そういうものにツッコむより、金平糖作るほうで忙しくなっちゃっているんじゃないだろうか?つうかむっさんの場合は自分にツッコむのが忙しくなっちゃっているんじゃないだろうか?(ええー?)
 余談ながら、プロジェクトのやんぐぶらっず君から「むっさん(自分で)ツッコむの早すぎます!オレら全くつっこめませんよ!」とダメ出しをされました……これが自虐受けってやつですかね?(誰に聞いているんだ誰に)







 じゃ、自分の仕事をしまーす。


[フェット・アンペリアルSS]


 僕は幼い頃から、いつも大人に囲まれていたような気がする。思い返せばそこには父と母と、母の弟であるクリス叔父さん、そして父の親友であるウィリアムおじさん。僕の幼い頃の記憶にはいつもその人たちがいる。
 幼い頃、僕はその大人の間にいつもちょこんとまざっていた。僕は大人しい子供だったと言われる。子供の頃にもそう言われていた。よくクリス叔父さんは言っていた。
「お前はあかんぼうの頃はよく泣いていたよ。僕たちがどんなにあやしても決して泣き止まない。でもニールが一言こう言うと、お前はすぐに泣き止んだっけ」
「なに?」
「泣き止まないと『俺に口説かれるぞ』って」
 僕はその意味が全くわからなかった。ただ、クリス叔父さんがそういう時は何故かちょっと楽しそうで、それを聞いた母は、さっと顔色を赤くして席を外してしまったし、父もやっぱり顔を赤くして、クリス叔父さんに何か言おうとして言えない顔になっていたし、ウィリアムおじさんはただ苦笑していた。
 子供心に、よくわからないけれど、その言葉はすごい言葉だったんだなと思った。そしてクリス叔父さんは何度もその話をして、何度も大人たちは同じような反応を見せるから、僕はその言葉をすごい言葉だと思っていた。意味もわからずに。
 一度だけ、その言葉を使ったことがある。隣に住んでいたかわいい幼馴染にその言葉を言った。僕もその子もまだその意味がわからない子供だった。けれども大人たちはちょっと慌てて、その子のお母さんは、それからしばらくその子と遊ばせてくれなかったし、母は慌ててその子のお母さんに謝りに行って、父は僕を叱ろうとだけして、代わりにクリス叔父さんを叱っていた。
 僕がその意味を本当に理解したのは、それからずいぶんたってからで、そしてその言葉が父と母にとって何を意味するかを知ったのは、更にそれから少したってからだった。

 そんな風に僕は幼い頃からいつも大人たちに囲まれていた。大人の言葉を知らずに、大人に混じって話を聞いていた。だから、両親たちの話に出てくる「エンマ・クラッチ」というひとと「コーラ・パール」という人が同じ人物と言うのを知ったのは、それからずいぶんたってからで、そしてエンマ・クラッチというひとはもういないのに、コーラ・パールというひとはまだいるのだと知ったのは、更にそれから少したってから。
 そして、その人が父や母やクリス叔父、そしてワルシンガム中将にとって何を意味するのか……半人前と言われつつも大人になった僕は、まだそれを知らなかった。



 フェット・アンペリアルSS、トーマス視点(マニアック)にして多分導入部……続く、のかなぁ(笑)



2006年06月07日(水)
あなたは本当に仕込み甲斐のない人ですね


 あ、あやうく土日出勤になるところだった(ギリギリセーフ)(額に汗かきつつ)。





 女装だと始まる前からモニョり、始まったら始まったで気まずくなったりしているのに、オカマだと素直に「かわいいっ!」って言えてしまうこの心理やいかに(いや単純に気まずくないからだろ?)。でも自分でも意外なほどにするするっと嚥下できましたOKAMA(嚥下て)(そして文字通り反芻するんだな?)(胃袋よっつ)。



 と、言いつつも今日は椎バウ話です。


[帝国メモ:大野メソッド(正常系)なしぃちゃんの話]

 先日言った「生徒さんからするするっと生物由来萌えを引き出す大野メソッド」。それが一番利いているのはしぃちゃんだなぁと思うのです(次点でユズ長)(え?)。だってあのしぃちゃんウチらが考えるしぃちゃんじゃん!まんまじゃん!でもその大野メソッドで引き出されたものは「まんましぃちゃん」でありながら「ちゃんとウィリアム」なんです。「しぃちゃん=ウィリアム」ではなくて「ウイリアム=大野メソッド(しぃちゃん)」です(わかりません)。「まんま」だけれど「まんま」じゃない。もっと言うと単純に「しぃちゃんの素の部分」が出ている訳じゃない(こういうのは今までも見れた)。あて書き、ともまた違う大野メソッドなんだと思います(伝わらない)。

 ウィリアムは「ひとの傷が見えてしまう人ひと」なんだなぁと思いました。そしてその次に「その傷の痛みをあたかも自分の痛みとして一緒に感じてしまうひと」。エンマに次第に心惹かれてゆくウィリアムがそんな風に見えました。
 「割れた鏡を今はただ抱きしめる」そんな歌詞があったかと思うのですが、ウィリアムはそんな傷をもったエンマ(割れた鏡)を修復しようとした。でも修復したときにその鏡に映るはずだったエンマの姿はなく、自分の姿だけが映っている。「そんな目をしないで」と言われた目をして映っている、約束するよ、もう「そんな目」はしないとってSSかよ!……そんな風に思えたんです。

 一番キタのがエンマの死に際に「ケイティに一緒に会いにゆこう」と言う所。なんだかぐっときました。「一緒に」というところに、まるで子供をなだめるようにあやすように言うところに、死にそうなエンマを前する未来の約束は「だからがんばれ」という励ましではなく当たり前のようにこれからを約束しているように見えて、当たり前のように「一緒に会いにゆくんだよ」と言っているようで。上手くいえないんですが(いつもですが)、そんな風にあの切羽詰った場面で当たり前のような未来を言い聞かせるように言うウィリアムさんにすっごいぐっときたんです。……ごめん、こんなの私だけだわね。

 まとまらないのはいつものことですが、ひとことでまとめると「しぃちゃんはわたしの!」です。
 ほんと、素敵でした。


[帝国メモ:大野メソッド(例外)な涼紫央さんの話]

 更に話を引っ張って「生徒さんからするするっと生物由来萌えを引き出す大野メソッド」(そろそろその言葉の意味が通じていないことに気づけ)。大野先生は今回どの登場人物からもそんな風に「生物由来萌え」を引き出しだと思うのですが、唯一、そのメソッドが通じなかったのが涼さんだと思っています。涼紫央さん(キャラクターのるつぼ(c)ちゃらさん)故に、生物由来萌えが引き出されたのではなくて、新たなテンプレートを与えられた、新たなキャラクターの登場と相成ったんだと思っています。
 涼紫央さんのキャラクター性については、ラヴニールからぐるんぐるんと考えてそれなりに答えは出ているのですが、伝えられる言葉がみつかっていません。ただ何度も言っているように涼さんのキャラクター性はものすごく高い。自己演出(あるいは戦略)としての「キャラ立て」ではなくて、「キャラクターそのもの」というか。……ごめんなさい、やっぱり上手く言えないや。
 わかりやすいたとえ話をすると、また大野作品が星組にくるとしたら、柚長はまた「ほんわか人妻キャラ(カワイイ男の子はいいわね)」になると思うのですが(でも作品同様それがマンネリにはならない気がする)、涼さんはまた新たなキャラクターを生み出すような気がします。ごめん全然わかりやすくない。

 ところで今回、涼さんバウ初2番手、ですよね?この2番手の涼さんが非常によかったです。2番手という立場で自在に動き回っていた、というかすごい生き生きしていた。今回のキャラクター設定も大いに影響しているとは思うのですが、この「2番手の涼さん」が非常によかったのです(リピート)。実はこちらが思っているより「達者」なのかもしれない。なんか涼さんを初めて認識した頃(イーハトーヴ)に似た感覚。感覚なので誰にも伝わらない(笑)
 ジェローデルの時に「涼さんはタカラヅカスタァとしてセンターに立つこともできるけれど、誰かに従う侍るというのもすごく似合う」と言ったかと思うのですが、今回まさにそれが立証された気分です。とにかく「おいしい2番手」。で、そんな涼さんは(今回のキャラクターも手伝って)いつもに比べて非常に嚥下しやすかったんじゃないかと思います(だから嚥下て)。や、それこそ静脈注射なイキオイで涼紫央を常習している(ドラッグか)私が言うのもアレなんですが(笑)、ぶっちゃけ今回のでファンになる人多いと思うって思うのは贔屓目ですかそうですね(広げた風呂敷は早めにしまう)。
 何にせよ、今回の役は涼さん的にターニングポイントになるんじゃないかな、と強く思いました。

 で、ようやくニールの話に入るんですが(遅)、やばいちょう萌えるー。最近局所的に提唱してきた「受の涼さん」に近いものがあります。個人的には涼さんなのにガラっぱちなのが素敵だと思いました。いや、「偽者の貴族」だからいつも通り高い男ではあるんですが、その端々に見えるガラの悪さ(足をテーブルにかけることより猫背で退場していった時にときめいた)。そして垣間見える幼さと「ムッツリ」(そこに落とすか)やー、ニールくんかーわーいーいー(口角が筋肉痛になるぐらいのイキオイでニヤニヤ)(キモいから)。
 ところで私は、ニールくんはミス・ハワードとくっついたんだと物語中盤まで思っていたんですね。だってやたら対で出ていたし。きっとウィリアムが35点と酷評された後日にたずねて行って「僕は、何点ですか?」って言いながら口説いたに違いない!て金平糖みっつぐらい作っていたのにすずひか!すーずーひーかー!(涼×彩愛)どうしよう、すごい新しい!(かけざん回路が最高周波数で稼働中)。生意気で偉そうで素直じゃないニールと大人で冷静ででもなかなか素直になれないシンシア、そんな風に見えました。お互いにぎゃんぎゃん言い合ってたかと思ったらいつのまにかいちゃいちゃしている、みたいな?きっとクリスが「ねえさんはあんな男でいいの?」と言えば「そうねぇ、でもなんとなく仕方ないし……」と言いつつもちょう満面の笑みな姉を見てクリスは閉口する、そんな感じで(中途半端にもらすな)。
 そしてフェット・アンペリアル〜涼紫央のかけざん〜において(そんなサブタイトルじゃないから)忘れてはいけないのがしぃすずです。幕開けで軍服のしぃちゃんと燕尾の涼さんが踊るところ、その体格さにぐあんとキちゃいました。高級なシャム猫とセントバーナードって感じですよ。これも前から言っているんですが、しぃすずの相性は悪くないと思います。前には「太陽の輝きと貴金属の輝き」と並び称したのですが、今回気づいたのはこの二人、陽の部分で似ているんですよね。前向き、ポジティブ、笑顔。スカステレポートで二人がならんでしいちゃんがぐわーっと口開けて笑っているのと、涼さんがきゅーっと目を寄せて笑っているのを見たら、なんだかすごくほのぼのとしました。この二人は対極ではなくて似ているものなんだなぁと。もうちょっと言葉をつづってみると「しぃちゃんは細かいことは気にしない、涼さんはお金のことは気にしない」そういうキャラクター対比なんじゃないかと(笑)。
 どんどん話がずれていますが、ニールくんが大好きな事が伝わればそれでいいです。つうか本当にいちいち萌えすぎて、何をどこから書けばいいのかわからないのだよ……(笑)。


 とつぜんですがここでCM。
 『週刊涼紫央 第一号はニールくん、初回価格290円、デアゴスティーニより好評発売中』

 毎号毎号、涼さんのキャラクターをクローズアップします。や、涼さんのあのキャラクター大集合っぷりならできる!(笑)そしたら『週刊涼紫央 すずやつのすず編』はわたくしが責任を持って監修いたします。ウキウキと新居の間取りとか載せます。そしてこのシリーズには毎号おまけフィギュアがつくんです。そのキャラクターに関連するフィギュア(いっそ食玩)、落雁とか眼鏡とかルーペとか(この出典がすべてわかるひとがいたら偉い)。そして『週刊涼紫央 無宿者らっこ編』には「命のシケ」がついてきます(爆笑)。
 っていう話を夕雫嬢としていました(バラすな)。



 本日のまとめ
『萌えの総合商社、涼紫央』(微妙にネタが古い)



2006年06月06日(火)
おやすみなさい、僕の「高価なひと」


 今日は今日で、頭の中を「瓶詰めピーナッツバターーー」が回っておりました(30セットぐらい)。ゆかり君掃除しまくり(30セットぐらい)。
 ところでそんなトニーを囲むスキップ大真・ウィリー綺華・シド百花・ジンジャー琴ってちょっと面白い組み合わせですよね?なんだグループ交際か?(笑)きっといつも四人でつるんでいるんでしょう。

 という訳でショートコントー。


 旅行にいったスキップウィリーシドジンジャー。楽しく遊んで宿に着いたらひと騒動。ウィリー(幹事)がとった部屋はツイン×2。「男女で半々に分かれればいいじゃないか」というウィリーに「何ゆってんのよ!半々じゃなくて3:1じゃない!」と怒るシド(えええ?)(ウィリー心の声)、「そうよその通りよ!」と同じく怒るジンジャー(ええええ?)(ウィリー心の声)。それにスキップは「いいの、あたしの事は気にしないで。あたしがウィリーと一緒の部屋になれば丸く収まるじゃない」。「いいのスキップ?」「うん、ぜんぜんへいきー」「何かあったらすぐに呼んでよね?」「もうー、ふたりとも心配しすぎよー、あたしウィリーのこと信じてるもん。でもふたりとも、アリガトね」ひしっと抱き合う三人(女ともだち)。唖然とするウィリーに「ちょっとウィリー!あんた手出すんじゃないわよ!」「ださねえよ!」
 さて、部屋に入ったらそれまではしゃいでいたスキップが急におとなしくなった。
「ねえ、ウィリー」
「なんだよ」
「ほんとうに、なにも、しないで、ね?」
「しねえよ!」
「じゃ、あっちむいてて」
「は?」
「着替えるから、見ちゃだめ」
 そろそろツッコみたいウィリー(つうかお前男だから!俺ら男同士だから!)だが、すっかりスキップのペースに巻き込まれる。仕方なく後ろを向くと、そこに鏡があって、着替えるスキップの姿が映った……やっぱり男だよなぁ、こいつ。でも、きれいな背中してんなぁ……その鏡に振り返って凍った顔のスキップが映った。いや、その見ていた訳じゃ……
「いやああああああ!」
 その声を合図にドアを蹴破るシドとそれを飛び越えて部屋に駆け込んできたジンジャー。
「スキップ!大丈夫?」
「何されたの?つうかあんたナニしたのよ!」
 ウィリーの胸ぐらをつかむシド。それをとめるスキップ。
「シド!乱暴はだめよ!うん、あたし、ちょっと驚いただけだから」
「って驚くようなことしたのアンター!」
「ウィリーさいてー!」
「もういいから!スキップ、あたしたちの部屋においで!」
「え、でも……」
「こんなけだもののそばに置いていけないわよ!」
 瞬く間に去ってゆく女子二人とOKAMA。ああ、そろそろツッコみたい、つうか叫びたい、つうか俺は悪くない、つうかあいつ
「オカマだから!!」


 そういう感じで。
 あと、やっぱりスキップはトニーのことが好きなんだな。でもどうしても口にできない。それをシドやスキップは知っていて、応援しつつもスキップがかわいいからわざとトニーに絡んで、スキップの反応を見てはからかうんだと思う。「あたしの部屋にとまらなーい?」と絡むシドを青くなったり赤くなったりして口をぱくぱくさせるスキップ、みたいな感じで。でもきっとシドもジンジャーもスキップを応援していると思う。でもスキップはその想いをなかなかトニーに伝えることができないでいる。見かねたウィリーが一緒に飲みながら聞くわけです。
「そんなに好きなら告白しろよ」(大意:見ているだけでウザい(当人も周囲の応援も)から)
「だって……あたしみたいなコ、トニーはきっと好きじゃないわ……」
 意気消沈なスキップ。
「だってあたし、でっかいし」
「(男だからな)」
「それに声だって低いし」
「(男だからな)」
「それに朝起きるとなんか顎がざらざらしてるし」
「(だから男だからってゆってるだろ!)」
「あたしみたいなコ、トニーが好きになる訳ないの……」
 でもそんな風に、普段は能天気なオカマの心に秘められた純情と過剰なまでの自信のなさに、にちょっと心動かされるウィリー。かわいそうだな、なぐさめてやりたいなと思ったウィリーの口をついた言葉は
「元気出せよ!俺はお前の事が好きだから!」
 言ってからはっとするウィリー。俺今何ゆった?でもそれを否定しないのは、その気持ちに偽りがないから。うん、ともだちとして俺はこいつを好きなんだ、いいやつだよ、オカマだけど。ちょっと照れるけれど、うん、そういうことだと思うウィリー。
 でもそんなウィリーにスキップは言います。
「あんたじゃ、イヤ」
「……俺だってお前なんかヤだかんな!」
 そんな感じでともだち以上こいびと未満な関係だといいと思います。


 まとまらないまま終了。
 自分だけが楽しければそれでいい(笑)。つうかおかまがかわいいからそれでいい(なにゆった?)。そういえば遠征中の宿で、先に観劇していた夕雫嬢にコパのプログラムを見せてもらった時に、(スキップのスチールを見て)「うわー、かわいい」って言ったらすごい勢いで笑われました、いっそ吹いてました……いいじゃんかよう!普段言わないんだから!(いや結構言っている)





2006年06月05日(月)
ねぇ、甘いの?


 朝起きたら体中の筋肉という筋肉に乳酸菌がたまっているのをひしひしと感じました(いや乳酸菌じゃなくて乳酸=疲労物質だから!)(ヨーグルトかよ)。
 で、↑の正誤を調べていたら「身体の疲労は血行をよくすることによって血流で乳酸を流すことで解消される」みたいな記述を読みました。えーっとアルコールは効果的って事ですかね?(聞くな)



 しばらくマシンガンにネタバレ警報を出しておきます。



[コパコパメモ:だらだらっとざらざらっと]

・朝から「エルブラボー」の曲が頭の中でどいちゃんと一緒に回っていました(笑)。このショー、普通にタカラヅカでショーの一場面でやればいいのにと思いました。あすかたんの白いマーメイドな衣装がスゴクかわいい。大真くんがとなみのスカートひっぺがすのがもうちょっと鬼畜に手馴れてくれればいいなぁと思いました(笑)。
・で、今朝スカステで初日模様を見たのですが……うわー!そう言っていたのか!っていうのが半分ぐらいありました……そうか、3階席で観た私が悪かったのか(うなだれ)(でもあれはないよなぁ……)
・おかまみらんさんのレッツダンシング!(0番場面)はどうやら毎回アドリブのようですな。初日は「何やってんの!プロでしょ!」、二日目昼が「アンタ女なんだからもっと色気出しなさいよ!」で、二日目夜が「ちょっと!どこ観てんのよ!」って胸と股間を押さえてたように見えたんですが(笑)どういう設定なんだか(笑)。面白いの見かけたら教えてください(サイト管理人の特権)。
・トウコさんにコメントしずらくなっているのは「あの(涙目プリンス)トウコさんがどSの役」という所で思考回路が止まっているからじゃないかと気づきました(素)。いや、だってあれ半端じゃなく非道い役だよね(悪役ではない)。半端なく怖かったのですが、それを愛しているコンチータ、そのコンチータの手にかかるリコ、その胸に抱かれて息絶える、というのはひとつのドラマとして素敵でした。でもその後の割と能天気な展開にとんでしまうのですが(笑)。


 正直、コパよりバウかなぁと思って週末遠征のチケ配分を考え直しているんですが、でも思い返すとやっぱりコパも観たいなぁ。やっぱり楽しい、星組楽しーい。で、ここでバウは今週末で終わりだけれど、コパは来週までやっているよなっていうのには気づかなかったことにします。ついでに今週末がボーナスだってことも知らないことにします。



[帝国メモ:座付き作家とはこういうことさ]

 フェット・アンペリアルメモ。まずは大野先生を崇め奉ります。

 フェットの感想を一言で言えば「も、萌え死ぬ!」
 一幕終わった時点でほんと死ぬかと思いました。
 とはいえ「萌え」という言葉は的確ではないかもしれません、というか「萌え」すら越えているというか。しかしここでは表現しやすさと比較しやすさを考慮して敢えて「萌え」といわせていただきます。
 そんな感じに「萌え」満載のフェットアンペリアル。で、萌え満載の舞台ということでケーコたんの「そこがだいじなのぉ!」舞台を思い出したのですが、植田(景)作品に容赦なくちりばめられる萌えが、マントがはらりとか落ち葉がはらりとか朝チュンとか「おはようおねぼうさん」とか、そういう言わば少女マンガ的シチュエーションというテンプレート(定型)であるのに対して、大野作品はその生徒さんからあますところなく引き出された生物由来成分「萌え」とでも言えばいいでしょうか?
 さらに例えるならば、生徒さんのキャラクターにべたべたに当てるのが上手い谷作品、生徒さんのキャラクターを見抜いて自分のドリームを融合させるのが上手い荻田作品、けれども大野作品は本当に素直にいとも簡単に生徒さんのなかから「萌え」をするするっと引き出してくるんだなぁ……まいった。
 で、我々は宝塚歌劇団の生徒さんにいろんなキャラ立てをして(本当にいろんなキャラ立てをして)(笑)楽しんでいるんですが、それはやっぱり2次的なものでしかないというか、まがい物というか、やっぱり妄想で創作に過ぎないわけで。でも大野先生は1.5次というかいっそ1次に近い形でキャラ立てしてきた、いやそれもうキャラ立てじゃないのかもしれない。それじゃあ素のままの生徒さんを出しているかいうとそういう訳じゃなくて、それがちゃんと舞台の登場人物(架空)として成り立っている。
 全然伝わらないと思うのですが、とにかくそんな感じに生徒さんから引き出しているものが上手いというかもう卑怯なぐらいに引き込まれるというか……負けました(うなだれる某和装萌え管理人と某かけざんだいすき管理人)(争わなくていいから)。

 もうひとつ。今回も大野作品は例のパターンです。刺客キャラにヒロインが殺されて嘆き悲しむ主人公。物語の冒頭は回想シーンの導入であり、物語の最後はぐるっと冒頭に時間軸がもどる。二度目を観たときに、物語の冒頭に込められた伏線にぐわんとくる……でもパターンなのにどうしてマンネリじゃないんだろう、どうして「またか」って思わないんだろう、どうしてある意味「悲劇」であるはずなのに観終わった後はすがすがしいんだろう……この疑問に「睡れる月」の時に「大野作品のパターンはマンネリズムの繰り返しではなく、ひとのいのちのいとなみの繰り返しだから」という結論を出したのですが(自己引用)、今回はそれにもうひとつ、そういう「生物由来萌え」に裏づけされた物語だからだろうなぁと思ったのです。そしてある意味悲劇であるのにすがすがしいのは、大野先生が登場人物の想いをちゃんと救ってくれているからだろうなぁと思ったのです。誰一人、救われない人がいない。退任前のウィリアムの言う「決して見捨てはしないよ」、それはそのまんま大野先生の作風だと思ったのです。

 余談ながら、大野作品ではこれまで「刺客キャラ」は救われていなかったと思うんです(物語の中に人物として生きる前後のつながりが刺客イベントでぶった切られる)(平たく言うと進行上唐突に刺客になってしまう)(そこが唯一「ああー」と思うところ)。今回はそれが救われていた。私的にはそれもすごく大きいです。

 本当にいい作品でした。本当に『座付き作家とはこういうことさ(カッコいいとはこういうことさと同じ文脈で)。』





 というわけで、SS第一弾は「うちのおとうさんとおかあさん(byトーマス)」でお送りしたいと思います(予定は未定)(つうかやっぱり金平糖製造はしていたのか!)


2006年06月04日(日)
君ら甘い関係ですね。


 つるっとバウコパ遠征行ってきました。
 今回は観劇スケジュールを詰めた割には、観劇以外も充実してました。主に食で(笑)。気がつけば遠征中3食がベーグルでした(それ別に遠征しなくてもできるから)、あとずっと食べ損なっていたねぎ焼きを食べ、あと初めてツマガリのケーキ食べたんですが美味いねアレ!(好きなものをあえて言うなら甘いものとお酒の人)(笑)。帰りに友達と自分への土産に焼き菓子買ってきたんですが、がまんできずに帰りの新幹線の中で完食。あ、あとカラオケもしてきました(もりだくさん)。
 帰りの新幹線と言えば、車両の最前席だったのですが、壁にAC電源がついていてびっくりしました(携帯充電させてもらいました)。
 ちなみに今回は夕雫嬢(ひとつ大人になりました)と一緒に泊まったのですが、一緒に泊まった癖に観劇では一度も一緒になりませんでした(笑)。バウとコパでどうオーダー組むか今回割と悩みますよね?で、今回の私のオーダーは土曜バウダブル日曜コパダブルでした。採点するなら「85点」(ひかちゃん声)と言ったところです。




 いつものごとく後入れ先出しでいきます。
 ネタバレしてますよ。



[コパコパメモ]

 正直、脚本的にぬるいなぁというのが、初見の時の途中までの感想です。いや、個々に食らいつくべきポイントはあるんですが、それがすごく楽しかったりもするんですが、全体を見ると「ぬるい」。すごく間延びしたショーを見ている気分になりました。あと翻訳というか、日本語化の処理がうまくいっていない気がします。つうかアレ二重構造する必要ないよね?解説を読んだときに「?」と思ったんですが、ああこういう内容ならああいう解説になるよなぁと。じゃあ、二重構造をやめればいいのかというとそうではない。仮に二重構造をやめて「トニーとローラの物語(ミュージカル部分)」を引っこ抜いたら、ちょっと見れたものじゃないよね……なんというか、そのミュージカル部分がぬるくてつたない。
 が、一番最後に、スティーブンの元に「ミュージカルの中のひとたち」が次々と現実として現れて、サマンサに「もう二人を離れ離れにはさせないよ」と言った時に、ああ、って思ったんですね。これ、「スティーブン(現代)」と「スティーブンが作ったコパカバーナ(ミュージカル)」という二重構造というよりは「スティーブン(現代)」と「スティーブンの妄想」とした方がわかりやすいかと。もっというと子供の妄想遊び、ごっこ遊び。おままごと。だからミュージカル部分がなんか中途半端なんじゃないのかなぁと。子供が一生懸命考えた、自分の中ではめまぐるしくくりひろげられている「妄想の世界」。「ママ、あのねあのね」と言って子供が話す作り話はむちゃくちゃで、とんちんかんで。登場人物をつくったつもりが、それは皆現実の周りの人だった。冒頭でノリノリで「コパカバーナ」の構想を練っているワタさんが、なんだか子供みたいなワクワク感を示していたんですね。結婚五周年なのに、もう大人なのに、そういう子供の心のままみたいなスティーブ、そんなスティーブをやさしく見守るサマンサは「またあなたの夢にでてくる女の子の話?」と、そういうスティーブを妻としてではなく母として受け止めている。そして最後に「私があなたの夢の中の女の子なのよ」と子供を諭すように。「コパカバーナ」の中でトニーとローラを離れ離れにさせることは、僕ら(スティーブとサマンサ)を離れ離れにさせることだ、それは駄目だ。ごめんねローラ(サマンサ)、僕はずっと君と一緒だから。トニーとローラのハッピーエンドが、最後尻切れみたいにローラがいなくなったところで終わったのは、スティーブとサマンサのハッピーエンドが真のハッピーエンドという事なんじゃないかなぁと。
 と、思ったら割と二重構造も「ミュージカル」部分のつたなさも納得できたというか。いっそあのミュージカルがスティーブンの子供みたいな妄想(「ママ、あのねあのね」)からきたかと思うと、ちょっといとおしさすら覚えてしまいました。
 相変わらず伝わりませんな。

 でも今回一番の問題は「歌が聞き取れない」ことだと思うよ?何歌っているのかわからない、これは初日開けてすぐっていうのと(本当はそうであっては欲しくないのだけれど)、梅芸の構造上の問題かな……今回、演目と小屋があってないっていうのは強く思いました。


[コパコパメモ:小メモ]

 そうは言っても見所もツッコみどころもたくさんあります。うん、むっさん星組メイトだからね(キラキラ)
 おもいつくままに。

・間延びしたショーとは思いつつも、やっぱりショー的な部分は楽しいです、幕開けのラテンラメラメメラメラ(笑)に一気に高揚しました。

・とにゃみのローラに「そうだよな、この人ブレンダやったひとだよな」と思い出しました。楽にむけてどんどんひどくなっていきそうで(誉め言葉)楽しみです。

・ももかさんはコパガールになる為に生まれてきたような人だなぁと思いました。最後のカーテンコールで全員が挨拶時にフリー演技(違、わなくない)でアピールするところがあるんですが、そんなとこまで百花沙里のエグ……いや、クド……満喫しました(笑)。

・その他大勢配役としては、娘役ちゃんのほうがおいしいのかなぁと思いました。どこ見ていいかわからない、みんな可愛いよ(星組メイト)。そんな中でひときわ目を引くのが、冒頭のローラ上京で皆で傘持って踊るとこのエレナ様(大きな白い襟のあの衣装がとても似合うと思う)、とデビル百花とデビルエレナ(この二人だけは見逃すな)(いや見逃さなくても目に付くよ)。つかあのデビル場面はうはうは食らいつきました。まりえちゃんは小悪魔みたいでちょうかわいい。

・その他大勢配役ではありますが、舞台に出ている間は全員全力小芝居で見逃せません。そんな中で今回すごく目をひいたのが夢乃聖夏ちゃん……いちいちいちいちツボります。リコの部下でゆうほ先生とシンメなんですが、ゆうほ先生が抑えている分、夢乃聖夏ちゃんががーっと見境なく(誉め言葉)やっているその勢いを買いたいです。かなりピン撮ってしまいました。自分でも驚愕(素)。

・あとリコが死んだときのエレナ様とかすごい見所。あとオーディション成功後のトニーとローラのデュエットを皆でデバガメ(笑)しているところの、エレどんコントとか楽しかった。

・どいちゃんが踊れる人として本格的に使われ始めたなぁと思いました(同じことをゆっちにも思う)。海賊ショー「エルブラボー」で、ぴょん!と飛び出てきたのがどいちゃん(カワイイ)。あとここの87期同期シンメ登用もいいですな。今までここは同期萌えカテゴリに入っていなかったのですが、前回のAcross、というか今年のおとめで俄然範疇に入ってきましたよ。前にも言ったかもしれませんが鶴美×夢乃でお願いします(ごめん蒙ります)。

・で、今回も馬鹿みたいに「どいちゃんはいい」と言ってしまうわたくし六実。何気に今回はどいちゃんの対娘役戦が見れたのが嬉しかったです(下級生にはなかなか回ってこない対戦カードです)。そんな中で震えたのが、一幕のコパボーイとして踊った後に、クラブで女性客(優花りこちゃん?)とテーブルで談笑するんですが……わたしの気のせいじゃなければ、結構高カロリーなものが繰り広げられていたような……(その手の重ね方エロい!)(うわあ髪触った!)(そこではにかんだように笑うのが卑怯よ!)(ああ、袖に消えていった!)

・紫君が何気に漢前だ。今回は連れがカマなので(笑)その漢前度もアップしたような気がします。



[大真当番日誌]

 やだあのオカマちょうかわいい。







(否定もしないしボケもしませんよ?ええ、しませんとも!)

 でもスキップ君のオカマ芸は、単なるスタイル、ファッションのような気がしています。どうやら彼はトニーが好きらしいんだけど、でもそれはネタじゃね?って感じで(笑)。ローラのオーディションの歌で「最近いい男がいないのよお!」で「んーもう!そうなのよねぇ!」と同調しているところも、でも彼の性的ベクトルは完全に「男」に向いていないような。ちなみみらゆかコントが随所で織り込まれているんですが、大真くんがオカマ設定であるにも関わらず、やっぱりみらゆかはコンビカウントです。そのバランスがすごく面白かった。コンビというか「つるんでいる」って感じかなぁ。あの掃除機コマーシャルソングのコントがすごい楽しかった。あ、あかんべーて!(ほんとにしょうがくさんねんせいだなぁ)
 で、スキップ君のキャラ立てで面白かったのが、当人の性的ベクトル以前に、周囲の女子が普通にスキップ君を「おんなともだち」として扱っている事なんですよね(笑)。これまたローラのオーディションで、となみが黒のスリップドレスに着替えたときに「んんんまあ!あんな短いわよ!あんな!」と隣にいた女子(ゆっちとしげちゃん?)(うろ覚え)のスカート触って(つうか太腿触って)「これぐらい、これぐらいよお!」ってゆってたんですよね。それが全然セクハラでない上に、ゆっちとしげちゃんもフツーに受け止めてました(警戒心ゼロ)。みんなスキップ君の事を「一晩一緒にいても絶対に間違いがおこらない」どころか「おんなともだち」って思っているんじゃないかしらね?
 で、大百の話なんですが、初日に潜入したオトモダチから「大百あるよ!」と言われてウキウキしながら見たら……大百じゃなくて百大デュエット!!(大真くんが女子パート(ちょうウキウキ)、百花さんが男子パート(超困惑))あっ、新しい!(目ウロコ)。とはいえ基本はシド&スキップは「おんなともだち」ですな。百花さんの属性が「人類皆ともだち」なので、リアルに女の子同士で「やだー、もうっ!」な風に見えました。カワイイカワイイ。
 で、以下は贔屓の押し倒しでベッドインなトークなんですが(襲うなよ)、オカマスキップ君を見ながら、大真みらんさんの身体能力の高さに舌を巻きました(え?)。いや、ああいう動きをしてちゃんと「元はリアル男子なオカマ」に見えるってちょっと高度なことだと思うんですよね。大真みらんさんの「女子」の部分が出ていない、あるいはそれを出して(おかま芸として)逃げているわけでもないですし。あのくねくねしている動きがめいっぱい身体を遣っている感じでうっとりしてしまったり(痛)。あ、基本袖まくりなんでいい手首が見れますよにっさん(おかえりなさい)!更に贔屓の押し倒しでベッドで朝までピロートークなノリで続けると(続けるな)、ちゃんと「芸」として笑いを取れているなと思ったんですね。うまくいえないな……たとえば新公とかで、本役に対してカマキャラ変換して笑いをとるっていうのがあるじゃないですか?あれを私は「ズルイけれど新公ではアリ」と思っているのですが、そのズルさが今回のスキップ君にはなかったかなぁと……オカマというテンプレートじゃなくて、オカマというキャラ立てで笑わせているというか。ちなみにここで言うテンプレートとは、サムの「ヅラネタで笑いを取る」みたいなものを指します(伝わりにくい)。


 (ここまでを読み返してみたよ)ごめん、今まで黙っていたけれど私大真みらんさんの事が大好きなんだよね(言ってろバカ)。


 開幕前に近くの席の人が隣の連れの人に「わたしこの子最近好きなのよ、大真みらん、いいわよこの子」って言っているのを聞きました。うわ、こういう場面に遭遇したのは初めてです。幸せなことに私は「大真みらん」という人にハマった時に既に同じように「いい」と言ってくれる人が近くにいた訳です(二年生と四年生)。けれどもその「いい」って言うのは他ではまだ聞けなかったことだったんですよね。それがこうやって「いい」って言ってもらえるのは聞くのは、素直に、素直に嬉しかったりします。




 とりあえずコパ感想のみ。これは忘れないうちにガーッっと出したかったので。
 椎バウ感想はじっくり出していきたいと思います。
 ただ一言だけ、すごいよかった「フェット・アンペリアル」。座付き作家とはこういう事を言うんだよなぁと思いました。
 いずれにせよ星組担には嬉しい悲鳴の二週間(バウコパ上演中)となっていると思います。というわけで、来週も行ってくるよ!(大好きだな?)
 正直、結構無理して二週連続ツアーを組んだのですが、それはまったく間違っていなかったと思っています。


2006年06月01日(木)
さあ、癒しのことをなさい


 おかしなことに、メンバーの半分がやんぐぶらっず(2年目×3)になってしまっていたうちのプロジェクト。タダでさえ工数も期間もぎりっぎりなのにそんなコたち面倒見れないわよ!期間のばすかなんとかしてよ!(スキップ口調)(そんなまだ観ていないのに)と言っていたら、あっさりと上司が彼らをトバす手筈を整えてくれました……一瞬、心が痛んだ私はすごく偽善者。でも今回のプロジェクトを彼らの教育の場にするのはとてもとてもきびしいのだよ……(うなだれ)。彼らがろくに開発もさせてもらないで歯がゆい思いをしているのはわかっているんだけれどね。ただ、それをどうこうしてあげられる力(能力という意味でも権力という意味でも)は私にはないんだな、だったら自分にできることをするだけだうんそうだな(ひとりで完結)。
 とは言っても割とすべての事を「とりあえず今回のコパバウ遠征が無事に終われば後はどうなってもいい」って済ませがちです(うわ)。







 まーちゃんの退団に「こむりら万歳!」とも思いつつ(かけざん大好き管理人)、やっぱりまーちゃんが辞めるのはすごくさびしい、コム蔵さんが辞めるのもすごくさびしい。


BACK  INDEX   NEXT