2005年10月31日(月)
次にいかせばそれでいい


 秋の夜長、お風呂が追い炊きな幸せにしみじみとひたっております。
 しかもお湯を張るのに絶対に失敗しないのがよいです(勝手にはって勝手に止まってくれる)。前の部屋も風呂トイレ別だったのですが、お風呂は普通に溜め込み式だったんですね。なのでよくガスを付け忘れて水で一杯にしてしまったり、ブザーがなったのに気付かずにお風呂を溢れさせたりと、いろいろ失敗していました(するなそんな失敗)。あとお風呂を入れたのはいいけれど、入れている途中に他の事に夢中になっててそのまま冷ましちゃったりね(つうかそれ以前の問題だから)。今度のお風呂にはそういうことがないのが嬉しいです。ああ幸せ。




 雪組全ツの沢音君はオイシイ役なんでしょうか?(スカイレポートを見ていたら話題にあがっててびっくりしたよ)(つうか「あやの」って呼ばれていたよ)(いや知っていたけれど本当に「あやの」なんだ……)(あやの……)
 という訳でいざ事がおこった際には彼の事を「あやのこうじさまv」と呼ぶ準備をしておこうと思います(意味がわからない)。


2005年10月29日(土)
唇は切れたまま


 ご飯食べながらスカステでベルばら3(ツレ先輩がやったフェルゼン編元祖)を見てました。ああ、この台詞には本当はこういう背景があってこういう流れがあったのか、この台詞は本当はこのひとが言っていたのかとかいろいろ発見がありました……あー、これ新旧比較で研究対象になるよ誰か卒論書くといいよつうかわかぎえふさんはこういうところにツッコむといいと思うよ?そうやって研究対象になってしまうあたりも、まさに歌舞伎になったんだなぁと。
 ベルばら3は結構面白かったです。ちゃんとひとつひとつの台詞がちゃんと収束されていた(最後のロザリーのだましうちには驚きましたが)。そう言えば私、タカラヅカでベルばらをみてからずっとアントワネットのいう「持参金が目当てと知ってみじめになった」が納得できなかったんですよ。だってそれ原作では匂わせていないところじゃないですか?で、今日見ていたら「だから私は浪費したのです(あてこすりとして)」と繋がっていて、あ、それならこの台詞そんなにおかしくないかも(2001年宙版にもこの台詞ありましたっけ?)。それがどうしてああやって切り張りしちゃうんだろうなぁと。というかどうして同じ台詞を人を替えてまでも残すんだろう、前後を入れ替えてまでも残すんだろうと。それが心底不思議でなりません。

 そういえば、冒頭の仮面舞踏会が何故かアラビア風の踊り子の場面がえんえんと繰り広げられていました。おもしれー、今度の星組でもこれやればいいのに(きっとおもしろいぞー)。あと「アンドレ私を抱け!抱かぬのか!」が宮廷の中庭で繰り広げらていて「いやさすがにそこじゃ出来ないだろう」と思いっきりツッコみました。それからルイ16世を全部大真みらんさんに脳内置換してしまいました。だって見たいじゃないですか!「フェルゼンはいい男だ」って敢えて言うあの人とか!初めて夫婦の会話ができたとチュイルリー宮ではにかむあの人とか!(もういいから)




 というわけで、全ツベルばらの話をします。
 脳内で相当こねくりまわしてました。何度も書いては消し書いては消し。
 ということは大層ウザい話になります。


[全ツベルばらの限界1]

 千秋楽会場だった北海道厚生年金会館には銀橋がありました。歌劇事業部仕様ではなく、用途に応じて設置可能で他の興行でも使われているそうです(と、隣の親切な地元の人に教えてもらいました)。会場に入った時には全く気付かず、ベルばらが始まってワタさんが銀橋を渡り始めた時に「銀橋だ!」と大喜びしたんですが…… 全ツに銀橋はいらないよね。
 北海道厚生年金会館は結構大きな会場、というか割と空間が広いという印象をうけました。傾斜はゆるくて視野角はひろい。なんというかだだっぴろい印象なんです。それが全然埋めきれていない。で、銀橋があるせいで余計に舞台と客席の間に壁が出来ていた。更に演目はベルばら、一人の長ゼリで持たせる場面ばっかりで、なんだかすごい違和感を覚えました。入れ物はほぼ本公演に近い、けれども中味は全ツ仕様だから人も少ないセットも簡易版、ダメだ。逆を言うと、全ツ仕様で舞台が埋められるのは銀橋がないからとすら思えました。ダメだ、あの会場であの演目では誰も舞台を埋められないよ……。宝塚としてどうこうより舞台としてこれってどうなんだろうとしばし頭を抱えました。音響も照明も悪かったしね……。
 とはいえ会場を責める気はありません。なんというか、全ツベルばらの限界というか平たく言うと「やっぱダメじゃん」みたいな?(素)いやー、ベルばらに関しては市川で打ち止めにしておけば良かった。逆にそういうものを全ツに持っていっちゃダメなんじゃないか?
 確かに厚生年金会館は古いし、音響も悪いし、正直他の舞台にも向いている会場とは思えない。でもそれを補おうとする意気込みは感じたんですね。一番私が「グッジョブ!」と思ったのは、ショーの中詰で、涼さんが銀橋で最後にキメるところ。あそこのラストのリズムに合わせてスポットに色入れてシャッフルかけていたんですよ(わかるかなぁ)(すごく面白かった)。それで涼さんが雄叫び(笑)あげるとそのままスポットをすっと上手方向に流して、シバの妻達用のスポットにしていた(いい仕事だ)。照明が古くたって少なくたって、そこに心意気を感じるじゃないですか。

 ってそういうところを見るもんじゃないよねタカラヅカはね(激しく自分の頭を叩いております)。


[全ツベルばらの限界2]

 もうひとつ感じた全ツベルばらの限界は脚本の限界なんですが……いや、だって私、市川それなりに楽しんでツッコんで割と肯定的に見ていたひとだからさあ!
 多くの人に何を今更と思われそうですが。

 ここでしぃちゃんのアンドレの話をしたいと思います(イキナリ)。
 「後半の人」の異名(極所的)に相応しく、しぃアンドレ変っていましたね。ちゃんと苦悩する(のを根底に隠している)アンドレになっていたというか。オスカルときゃんきゃん言い合うところも「そんな事気にするな!ちいせえちいせえ!」っていう力技なしくずしアンドレじゃなくて、ちゃんとオスカルの言う事を受け止めて、それでも敢えてああいう事を言ってオスカルの苦悩を軽くしてあげているようなアンドレに見えました。例え話をすると(恒例)、市川で見たアンドレは、オスカルちゃんが緻密に積み上げた積み木でできたお城の一部が崩れてしまって「キー!」ってなっているところに「細かいところは気にするな!」と全部崩してしまうアンドレ君(悪気まったくなし)なんですが、北海道で見たアンドレは、その崩れた一部をそっと隠してくれるような、「ほら、もう崩れたところは見えないよ、なくなったよ」というアンドレ君でした。ですが、そうやって役として深まっていった分、脚本的にはおかしくなってしまっていました。身分差に苦悩するアンドレがフェルゼンに諭されて「俺はお前を守るぞ!」で退場するんですが、その苦悩する姿があっただけに「え?それだけ?つうかこれから何かしに行くんじゃないの?それだけでいいの?」と無駄にその真意を探ってしまいました(真顔)。あれ、台詞もおかしいですよね「お前の傍にいるだけで幸せだったんだ」の「だったんだ」の後には本来なら「だから自分のものにしちゃえー」というネガティブというか負の感情がついてくるんだと思うんですが、それなのに「俺はお前を守るぞー!(おー!)」で。なんか係り結びが一致していなくないか?市川ではそこに違和感はなかった、苦悩するアンドレじゃなかったから、アンドレの青年の主張大会で話にはおさまっていた。それが北海道で見た苦悩(していることを隠している)アンドレだと「あ、あのアンドレさんそれ本音ですか?本当はもっと違う事しようとしていませんか?」と。なんというか真意が見えなくなってしまったという。
 役者が役についてつきつめて、深まっていったのに脚本から外れるってどういうことなのよ!と愕然としたわけです。ちなみにまったく同じ現象が大真ルイ16世にもおきていました(陛下、その暗転前の表情はなんのダイイングメッセージなんですかー!)。
 (フェルゼンも含めて)真意の見えない男たちがたくさんいる物語になっていました。それは全ツ版だからダイジェスト版だからと言ってしまえばそれまでなんだけれど、それにしたってねぇ?


 なんというか北海道まで行って全ツベルばらの限界というか崩壊っぷりをまざまざと見てしまいました(……そしてそれは「全ツ」に限らないような気もする)(今更って言うな、本人が一番凹んでいるんだから)。いやもちろん所詮は星組メイトなんで、あちこちでミーハーにいろいろ見たりして星組メイトとしては楽しんできたんですが、タカラヅカファンとしてはものすごく脱力してしまいました。ごらんの通りいつもそれなりにタカラヅカを見て、ああだこうだ考えてしゃべって基本的に「タカラヅカって楽しいよね!」のスタンスでいるんですが、それ故に愕然としてしまったかというか。いや体調悪かったせいもあるのかもしれませんがでもあれはあんまりだと思ったんですよ。


 あの会場でそんなこと考えていたの私だけだよね(激しく自分の頭を叩いております)。


 すみませんバカ話に戻します。

[ベルばらにおける萌えキャラの話]

 市川→北海道と全ツベルばらを見て、最終的に涼さんのオスカルが一番私的にはしっくりおさまったなぁという印象です。お芝居自体は千秋楽に相応しい出来だったんですが、だからといって脚本から外れたという印象は受けなかった。結局原作から離れていた方がタカラヅカのベルばらにははまるのかもしれない(素)。
 涼さんのオスカルをオスカルじゃないとか子供だとか色々言ってきたんですが、もうひとつ「恋をしていないオスカル」なんだなぁと思いました。フェルゼンの潔さに対するときめきも恋と言うより、人としての敬意とか好意。フェルゼンを追おうとするアントワネットを見つめるところも、諌めるところも、自分自身の感情というよりフェルゼンの想いにアントワネットの想いにシンクロしているのに、取らねばならぬ行動があるという揺らぎ(そこにオスカル自身の想いはない)。「私だって伝えられない思いに苦しんでいる(うろおぼえ)」もフェルゼンへの恋心をうっかり言ってしまったというより、「今私が言った”思い”とは何だろう?」と言語化されたこと自体にとまどっているような。とまどい、ゆらぎ、なんかいちいち細かくふるふるうるうるしているオスカルで、それが大層新鮮でした。宝塚スタァ涼紫央の今までのカテゴリにはなかったもんだと思います。平たく言うと萌えます(ええ?)。普通に考えればベルばらにおけるオスカル萌えって「男の身でありながら」とか「下僕攻め」とかいう萌えなんだと思いますが(お前今何言った?)、涼オスカルの場合は「まだ恋を知らない、自覚をしていない」萌えなんですなぁ(いやそう言われても)。家に帰ってきて反芻すれば反芻するほど身悶えております(じたばた)。SS漏らしたいんですが、ちょっとコネタ的に半端なものしかないので、ひとり遊びにいそしみます。
 あとかけざん大好き管理人として、そろそろ涼さんの「お金持ち敬語遣い」キャラ以外も開拓したいなぁという思いがあったのと時期的にぴったりはまりました(超私的理由)(笑)。

[ベルばら千秋楽日メモ]

 とはいえ前述したように会場自体に負けている!と思っちゃったんで、千秋楽もそんなに盛り上がらなかったなぁという主観をもっています。あくまでも主観。

・昼夜で客層が違ったのが面白かったです、夜はやっぱりヘビーユーザー寄りというか(笑)。昼公演幕開きで「うわーかわいいー」の声が聞こえてました。一番面白かったのは、やっぱり昼公演でフェルゼン退場で客席が幕と勘違いしてざわついた事です。まって!ここで終りじゃないから!つうかもうとにゃみが板ついているから!(笑)
・市川感想でも言おう言おうと思っていたんですが、涼オスカルに喰らいつきつつもスウェーデン貴族の涼さんがべらぼうに素敵で最高にときめきます。でも上手寄りだとセットに隠れて見えないんですよね(笑)。つうかあのひとさっきまでふるふるうるうるしていたの人なのになんて素敵なの!(盲目)。
・スウェーデン貴族の皆様の、フェルゼンの主張に対する反応が面白いんです。市川では「フェルゼン同情派」なももかさんに対して「はぁ?こいつ何言ってんの?スウェーデン貴族の恥め!」な顔をしていたマリーノ。そのマリーノが北海道では態度が軟化してました(笑)。なんというかフェルゼンの話を聞きながら完全に自分の事に置き換えて考えている顔していました。「愛?ではわたくしにとっての愛はなんなんだろう……」いやそんな風に見ているの君だけだから!(まりのゆい部活動)。あとここでいつもふありがすごい一言一句聞き漏らすまいな顔しているのが印象的でした。
・スウェーデン士官で真顔で踊るみらゆか。でも昼公演でちらっと、どこかに客席に色目をちらりと使った大真くんに「真顔で踊りつつも気に入った貴婦人にはジャストミートで狙い撃ち」という設定を付け加えておきました(笑)。すげーなミラン先輩!と真似をした一輝慎君は失敗してやっぱり貴婦人にもみくちゃにされるんだと思います。


 ああ、ちょっと記憶が抜け落ちている……。
 あと一回、全ツ話をしようかと思います。


2005年10月25日(火)
棚調べ、棚が丈夫かしらべること


 久しぶりに志紀さんのメッセージ(@公式サイト)が更新されていました。和めばいいのか笑えばいいのかわかりません(多分両方だよ)。もうちょっと書くといいのになぁ、えと文から察するに相当曲者だと思われるので(笑)。
 で、久しぶりにちょっとぐぐって見たら公式サイトよりもAll Aboutの方が情報が充実してました(何故だ)。つうか「お月見の夕べ」って!
 年末にCDが出るそうなので、楽しみにしたいと思います(ライブやらないかな……)。

 ※で、↑の志紀さんのメッセージを読んで私の脳裏に浮かんだもの。
 仕事の帰りに通りかかった公園の雑木林。子供の頃はどんぐりに絵を書いたんだよ、という安城さんにあげようと、林の中で懸命にどんぐりを拾う沢音君。両手一杯に拾ってきて、「ほら、安城さん!」と両手を差し出させてその上に乗せようとすると、沢音君より小さい安城さんの手のひらには全部載らずにこぼれてしまった。ああー、とがっかりする沢音君に「沢音君は子供みたいだなぁ」と笑う安城さん。その安城さんの笑顔のほうこそ、子供みたいだと、ドキリとしてしまう沢音君だった……



 はい、そんな感じに和んだところでもう寝ます。
 寝入り端に昨日書きそびれたネタを書いておきます。

[まんが日本昔話]

 大真くん→キス魔→千人○り(一応伏せておく)という連想から思いつきました。

 京の五条の橋の上。満願成就の為に千本の刀ならぬ千人からのちゅーを奪おうとする大真弁慶。今日までで999人のちゅーを奪ってきた。今宵満願成就のキスとなるその晩、稚児の姿をした被衣の人影が笛をふきながら通りかかる、その姿形から男装した女だと思った大真弁慶「いざ神妙にちゅーされろ!」と抱きつこうとすると、その稚児はひらりと交わし、五条の橋の欄干に高下駄でふわりと降り立った。「お前男だったのか!」もちろん牛若丸は紫君ですっていうかそれじゃあ単なる変質者じゃないか!(笑)


 ついでに、ドリエルのCMがみらゆかに見えます。



2005年10月24日(月)
時間がない、あってもしない。


 携帯カメラ修理の為、お昼休みにDocomoに行ってきました。保障期間内なので無料で本体ごと交換してくれるそうです。へー。買い替えを覚悟していたので、店内のピンクい携帯を片っ端から物色していたんですが(笑)。機種変同様、一部内臓データが移行できないのがちょっと痛いですな。
 ところでチェキ日記はこちらです(伝書鳩返し)。あえてわかりやすいところにリンクを貼っていないのは、マシンガン以上に自分の私的なメモだからです。うちのヘビーユーザーさんか私の事知っている人ぐらいしか面白くないんじゃないかなぁと(素)。今、ちょうど北海道旅行でメーターが振り切れた状態で止まっているんで、まあそれを楽しんでもらえればと思います。


 あとでまたきます。


++++++++++

 全ツ総括をしようと思っていたんですがまた後日。またしてもうっとおしい考察が始まっているのですが、最近はこういう話をガツガツしている自分がうっとおしくなってきました(でもするんだけどな)。
 これだけはどうしてもな話をふたつして寝ます。

[大百グランドフィナーレIN北海道]

 見てきたものを見てきたままに、たとえそれにフィルターがかかっていようと。

・10/21昼公演
 いつものように汗をふきふきするマダム。始まってすぐボーイの(マダムの腰に当てていた)右手に力がぐっと入った気がしたんですが汗拭き続行。で、この回私、かなり上手寄りで見ていたんですが(わかりやすく大百狙い)、それでも見えないボーイの顔。ああどんな顔していやがるんだこんちくしょう!なんでマダムはそんな「うふん」な顔で見上げているんだ、そんな風に汗を拭いているんだ!(落ち着いて)。で、もう一度ボーイが近づこうとした瞬間、パン!と喧嘩開始。「まあ」と不安げなマダム(両手を胸の前で握る)の手を両手で「大丈夫ですよ」と包むように握ると、離れがたく手をぎりぎりまで繋いでいて、そしてボーイが参戦。
 で、ここではちゅーは無かったんですが、紫の場面でちゅーが!ちゅーが!
 舞台に出てきて大真くんにしなだれかかって静止ポーズを決めるももかさん。で、歌が始まるとすっと動いて離れていくのですが、その瞬間ももかさんがすっと少しだけ身体を沈めて、それに大真くんが首を傾けてキス。…………!!!(声にならない叫び)(恋車大回転大フィーバー)ま、まさかそこでくるとは思わずびっくりしたすごい汗かいたとにかくびっくりした。私には↑のように見えたのですが、ももかさんが少し身体を沈めるような振り付けってあったけ?と思い返してみてもわからない。でも大真くんから一方的じゃなくて、ももかさんもちゃんと動きを合わせていたように見えたんですよ……合意の上なんでしょうか(合意て)。しかしなんてねちっこいキスなんだ(震)。それなのに、最後にはにゃんさんを交えてきめた後は、二人して何事もなかったかのように微笑みあい退場……あんたら!(輝)

・10/21千秋楽
 千秋楽。ところが汗ふきふきふきふきふきふきふきふき……終了。ええ!(驚愕)もう見ながら「え、まさかこのまま何もしないの?何もしないの?何も……なかった」とすごい妙な緊張感で見守っているうちに終了しました。本当に最後だからどんな一挙一動も見逃すまいとしていたんですが、何も、何もなかった。でも気になったのがマダムの左手がボーイの頭を抱え込むような位置なんですよね。腕の部分がちょうど耳にあたるような感じで、二の腕じゃなくて一の腕(?)の部分をボーイの頭に沿わせているような(すっごくわかりにくい)。それがまだ妙な密着感というかなんというか。

 なんだかんだ言って結局ここで一番エロいのはマダムの動きでもボーイのテロリズム(爆笑)でもなく、マダムの表情のような気がしてきました。
 ちなみに紫の場面もオーソドックスに終わりました。最後の三つ巴戦のところで大真くんからというより、はにゃんさんの方から積極的にキスをしにいっているように見えたこと、その後、大真くんの右手がももかさんをさぐるようにもぞっと動いていたように見えたことを記しておきます。

 もうこんな僥倖二度とない、とちょっとおかしなテンションで喰らいついていたものですから、こうして冷静になってみるといまいち自分の見てきたものに自信がありません。どうしよう、全部私の白昼夢だったら!(真顔)という訳で、是非「わたしの方からはこうみえたけれど?」なおハガキをお待ちしております。

 という訳で、(二人が)熱い(こちらが)暑い大百フィーバーが終わりました。もうすごいいい夢みさせてもらった、ありがとう大百、これでキミらも全国区だ!(どうかな?)


[銀河亜未さんに少しも早く]

 せ、赤飯!(こらー!)
 本当にエロくなりました(誉め言葉)。クラブの場面では大百よりも早くフロアで踊りだすので見ていたのですが、いやあ、エロい(誉め言葉)。あのまりえちゃんは「初めてのクラブでどきどき」なおぼこいお嬢さん設定なんですが、そんなお嬢さんを手玉にとっていましたよ。やっぱり男役というのは娘役が大人にするんだなぁとしみじみと思いました。ちなみにギャラクシーを大人にしたのは間違いなくドゥです。
 真面目な話、ここ一年で彼の男役スキルは俄然あがったと思います。だって去年の夏はあの人花のいそぎであれであれであれでしたよ?(なんて言い回しだ)それがすごく安心して見ていられるようになった。芝居でもスウェーデン士官で先頭きって台詞を言うのですが、安定してきたなぁと思います。

 ところでクラブの場面。今回初めて気付いたんですが、涼さん、上手袖から出てくるとき、まりえちゃんにモーションかけているんですね。昼公演なんて、差し出したまりえちゃんの手をとってそのまま引っ張っていこうかという勢いで。夜もまりえちゃんがくらん、とするようにちょっかいかけていたし。でもまりえちゃんを誘うのはギャラクシー、しかも涼さんが歌い始めるとすぐにまりえちゃんを誘い出します。……ああ!
「あいつがいない隙に、あなたを奪いたい」
「何か、言いました?」
「いえ、何でもありません」
「わたし、こんなところは初めてで」
「僕も、初めてですよ」
「え?」
 ……初めて、本気になった。

 よっし!(本領発揮)

 


2005年10月23日(日)
なぜならばそこにあるから


 ただいまー。
 二泊三日の北海道旅行から帰ってまいりました。全ツ遠征というよりは、北海道旅行です(笑)。
 全ツの話は後でゆっくりするとして、今回の旅行記(自分以外に需要ナシ)を記しておきます。












[需要の無い旅日記(題名のない音楽会みたいなカンジで)(意味がわからない)]

【いちにちめ(10/21)】

 ぎりぎり購入が間に合ったAIR DO七日前割引で、試される北の大地へ朝イチで飛びました。さ、寒い!完全に服装を間違えました、あんなに小郷さんに相談に乗ってもらったのに。ジャケットと薄手のコートどっちがいい?じゃなくてどっちも必要だったんだ!(うなだれ)千歳空港から札幌に向うエアポート快速からはきれいな紅葉が見れました。ああ、甘く見ていた北海道。一番厳しかったのは外界の温度というか屋内と屋外の温度差でした。初めての土地もあいまってこれがのちのちたたります。

 全ツ千秋楽日、当然のようにダブルなのですが、昼公演開演(2時)まで時間があったので、とりあえず観光とばかりに羊が丘展望台に。まず札幌駅から地下鉄で豊平駅。札幌の地下鉄は高度成長期の匂いがしました。社内の壁に模様とか絵が書いてあるんですが、それが非常に昭和ノスタルジア、例えるなら電気ポットとか電子ジャーみたい(笑)。豊平駅からバスで羊が丘展望台に。終点で展望台の一番上までバスが行くのですが、羊が丘展望台エリアに入る前に、職員さんが途中乗車してきてバス内で入場料が徴収されます(笑)。羊が丘展望台の見晴らしもよいのですが、紅葉がすごくきれいでした。全ツにつられて来たとはいえ、いい時期にきたなぁと、思いっきり満喫、というかはしゃぎすぎ、チェキ日記を見るとすでにねじがとんでいるのがよくわかります(笑)。でも良かったです。一時間ぐらいぶらぶらぼーっとしてました。
 再び駅に戻って、今度は地下鉄で大通駅へ、そこからカートをがらがら言わせながら(うるさい)、スープカレーを食べに狸小路(商店街)を抜けました。スープカレー美味い。元々辛いもの得意じゃないので、中辛の辛さですごい辛いと思ったんですがそれでも美味かった。そこからさらに歩いて全ツ会場近くに取った今夜の宿に荷物を預けて、札幌厚生年金会館へ。割と結構な距離を歩いていますが、歩くのは苦じゃない性質です。この辺までは割と元気だったんですが、昼公演見た後ぐらいから一気に調子が悪くなってました。治したばかりの風邪をぶりかえしてしまったみたい。でもテンションはすんごくあがっているから、相当おかしくなっていたんだと思います。ちなみに昼夜の間に携帯のカメラが壊れている事に気付きました(愕然)。
 かなりへろへろにでも充実しながら観劇終了。素直にホテルに戻って寝ればいいのに、一杯ひっかけに行って更に宿に戻ってからも飲んでいるんで、かなりダメな大人の一人旅。ちなみにホテルは札幌第一ホテル別館(厚生年金会館から徒歩五分)。バストイレつきの和室だったんで楽ちん。あれで3700円は安い。

・札幌一口メモ
 どこへ言ってもちっちゃい白い虫が大量発生で飛んでいました。小郷さんに聞いたら「雪虫」と言って雪が降る前になると大量発生するんだそうです。ほんとどこへ言っても飛んでた、そして服に激突してて取ろうとして潰してしまって服を汚しました(うわー)。トイレに入って鏡を見たら、デコ(汗かき)に張り付いているのを見てすごく哀愁を感じました。


【ふつかめ(10/22)】

 天気予報どおりこの日は雨でした。当初はサッポロファクトリーに行って昼から地ビール(またか!)、そして赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)を見に行こうと思っていたんですが、持ってきた薬も切れてどうにもこうにも無理。とりあえず、地下鉄でサッポロファクトリーに移動して、そこで薬買って飲んで喫茶店でお茶しながらかなりぐったりしてました。旅先で体調管理できないなんてほんとダメな大人だなぁと自虐的になりつつじっとしていたら薬が効いてきて、で天気も晴れてきたんでちょっと復調。更に服を買ってちょっとテンションあがったので(笑)、予定していた赤れんが庁舎へバスで移動。で、ようやくこの旅で気付いたのですが、私の中には近代建築萌えってカテゴリがあるんですな。神社仏閣好きな人とか、城郭好きな人とかと同じように、日本の近代建築を見るのがすごく好きなんです。知識とか全然ないんですけれどね。赤れんが庁舎はそんなわたくしの心を大層ときめかせました。中の展示も充実していたのですが、さすがにそれを見ている気力(こういう展示はすごい食い入るように見ちゃうんですよ)も時間も無かったので、そこから歩いて札幌駅へ。
 15時7分発のスーパー北斗で、小郷さんの待つ函館に移動。約3時間半の電車旅なので、ああもう薬飲んで寝ちゃってきっちり復調させようと思っていたら、窓から見える光景に興奮してしまった六実さん(海なし県育ち)。だって、窓の向うに水平線が見えて、波しぶきがざっぱんてあがっているんだよ?そのうち海岸線近くを走るようにもなってくるんだよ?なんか途中で牧場みたいなのが見えて馬がいたりするんだよ?うみねこがみゃーみゃー言っているんだよ?(言ってない)寝るどころじゃなくなってました。すごい楽しかった全然飽きなかった(いい笑顔)。本当にね、こういう機会でもないと絶対に見られない光景じゃないですか、本当にもうただの子供です。このまま函館まではしゃいでいたらもたないわと思っていたら、日が暮れてきて窓の外が見えなくなってきたのでようやく就寝(そうならないと見るのをやめられないのか)(子供だ)。爆睡してしばらくして起きるもまだ着かない。そのうち今度は電車に酔う。スーパー北斗、かなり揺れるんですよ。体調悪い時に電車に乗ると通勤路線でも酔いやすい私。というか明らかにはしゃぎすぎなんだよ……(それはもうほんとよくわかっているから)。でもテンションは函館に近づくたびにあがっていきます。ようやく函館着。ちなみに函館は学生の頃に来ているのですが、駅前の様子が全く変っていました。迎えに来てくれた小郷さんと半月ぶりに再会(北海道と千葉の人なのに半月ぶり)(笑)。小郷さんの愛車・義虎で倉庫街にあるはこだてビールに連れていってもらいました。ここでようやく本日初めてのまともな食事(笑)。体調はほぼ戻っていたのですが、さすがにアルコールは避けました。結局、札幌でも函館でもご当地地ビール(生)を飲まなかった。六実さんなのにねー、本当に体調管理は大事です。
 で、その晩は小郷さんが一緒に泊ってくれました。私のリクエストで窓から海が見えるホテルです。駐車場についた時点で「うわすごーい」と夜の海にむかって走っていく六実さん。ダメ、この人全然ダメ。ホテルでは大真くん人形でひとしきり遊びました。割とリアルに似ています。そして遊んでいるとどんどん可愛くなってきます(笑)。

・札幌→函館一口メモ
 移動中に停車した「登別」。クマ牧場見えないかなぁと見ていたら、ホームが鬼だらけでした。どうしてかと聞いたら「登別地獄温泉めぐりだからです」ああ、そうか!ちなみにその前には「ひがしむろらん」がありました(……)。


【みっかめ(10/23)】

 小郷さんと一日デート(笑)。地元の人ナビで車付きなんてすごい贅沢だ。
 前回、函館に来た時には「土方歳三・さまよえる墓標ツアー(自分で命名)」だったので、本当に土方絡みのところしか見てないんですよ(笑)。ちなみに土方絡み以外の所で行った観光地と言えばトラピスチヌ修道院ぐらいで、後は旅行に来たのにゲーセン入ったり古本屋入ったり、同行の競馬好きの友達のリクエストで函館競馬場(オフシーズン)を見に行ったりと今思いかえすと「意味がわからない」旅でした(でもそれが楽しいんだよね)。
 話が逸れたついでに、小郷さんに聞いてもわからなかったことを試しに聞いてみます。当時(約8年前)五稜郭タワーから降りてくると、タワー内に東武ワールドスクエアみたいな世界の名所めぐり再現(かなり微妙)みたいなのがあったのですが、あれはまだ残っているんでしょうか?あの時、その中にあった「トレビの泉」で、じゃーせっかくだから皆でやってみよう!と後ろ向きでコインを投げたらクマコさんのコインが天井に激突したっていう思い出があります(笑)(バラすな)。
 という訳で、前回行っていないところを回りたいとあちこち連れまわしてもらいました。チェックアウトしてから朝昼兼用でラッキーピエロでご飯を食べた後、小郷さんオススメの函館市外が一望できるところへ。ちょうど函館山とは反対方向になるんですが、すごい絶景。本当に一望できました。あああれが青森拳をやった大真くんの手の部分であれが頭の部分で(笑)。本当にあれは地元の人じゃわからない場所だ。すごかったのーすごかったのー。下界(笑)もかなり紅葉しているんですが、山の上なのでこちらはもっときれいに色づいていて、それだけでも素敵な風景なのに、もうすごいしか言っていなかったよむっさん。
 あと山に登る途中にあるラブホテル街も案内してもらいました(爆笑)。モーテル、というか函館のラブホテル(に限らないのかなぁ)は車で来て、1階のガレージに入れてそのまま上の2階が部屋になっているという構造。メゾネットタイプって言えばいいのかなぁ。で、その中に部屋の一つ一つに王様や女王様の名前をつけたところがあったんですよ。「エリザベス1世」とか「フィリップ11世」とか(笑)。廃墟になってしまっているところだったので、幾つか看板が取れていたところもあったんですが、絶対に「ルイ16世」もあったに違いない(爆笑)。あと「ホテルアルファSEA」というところがあって、そこの看板にイルカのマークが!ああ、そうかしぃちゃんのしぃは海のSEAなんだ!(納得)ちなみに函館のFM局は「いるかFM」です。あと今回の旅でビバテラ設定の立樹さんの本名は「立樹椎太郎」に決まりました(関係ない)(つうかもうこの話題から離れなさい)。
 小郷さんゆかりの地(笑)も見てきました。小郷さんちとか小郷さんが落ちた階段とか。男乃武器屋さんはここから生まれているのだなぁと、新選組ツアーをする人の気分(笑)。
 函館の町並みというか家々がすごくかわいかったです。だってこの辺じゃあんなキュートな色遣い見たことない。パステル調のピンクだったり青だったり、屋根が平たくて、トタンになっているのとかもすごくカワイイ。普通の人が住んでいる住宅なのに、すごくカワイイ。ことあるごとにウッディーさんの物真似で「かわいいね!」と言ってました。でも私が言った後に小郷さんが言い直す方が断然似ている(笑)。
 その後、私のリクエストで元町方面へ(前回はこの辺を全く見ていないので)。近代建築萌えの血が騒ぎます。一番行きたかった旧函館区公会堂でしきりに「うわ!大真のおじさまの家みたい!」と騒ぎまくる。つうかいちいち萌えって言うなお前(笑)。ほんとこの時ばかりは携帯のカメラが壊れていたのを悔やみました(デジカメでは撮ってきたよ)。この元町界隈も見ていて楽しかったです。ちょっとした路地裏とか、和洋折衷の建物とか教会とか蔵とか。
 その後お茶して、函館のトイザラスへ行ってひとしきり遊びました(笑)。私も地元のトイザラスにたまに行きますが、ああいうのは誰かと一緒だと楽しいですな。そして旅行者なのに買い物までしていた六実さん。詳細はのちほど。
 そして函館空港(ここも新しくなっていた)で、お土産を買う(ほぼ自分用)(笑)。小郷さんには本当に最初から最後までお世話になりっぱなし、そして私ははしゃぎっぱなし。本当に楽しかったでもいちいちうるさくてごめんねと謝ったら「いや、いつもより大人しいですよ?」……いつもの私って(笑)。小郷さんに惚れるイキオイで感謝。最後にヨゴ恒例別れの儀式(笑)をして、函館発最終便で帰京。そういえば、新空港になってから第一ターミナル使うの初めてだったんですが、第一ターミナルの京急改札口にスープストック東京があるんですね。覚えておこう(メモ)。

・函館一口メモ
 函館のホームセンターには「ウッディー」という名前のトンカチが売っているそうだ(トンカチ!)「むっさんにお土産であげようかと思ったけれど手荷物検査でひっかっちゃうからやめました」確かに(笑)。



 満腹満足満喫しました。
 後でまたデジカメ日記にしますが、とりあえずその日のうちに書いておいた方がイキオイがあっていいと思いまして(ありすぎます)。


2005年10月20日(木)
百万本のバラの花をあなたにあげる(涼さんなら実現できる)


 今日明日と代休連休。
 青年館行ってきました。


 ※ネタバレしてますよ。






[龍星メモ:終わらなかった物語]

 児玉作品にしては、と私も言っておきます。つうか普通に面白かったです。いや、すごく面白かった。が、最後の最後でどうしてもひっかかってしまった点についてマシンガンします。

 「龍星は絶望したままだったのか?」
 
 ところで、名前が無いという事は存在が無いということに等しいのかなぁと、龍星を見ていて思いました。で、存在とは何で成り立つかというと「過去」と「今」と「未来」なんじゃないかなぁと(いきなり哲学ですか)。
 龍星には「今」しか無いように見えたんですね。孤児である自分自身の過去を消し去り、自分自身の未来を何も見出さずに、ただ龍星を欲している。龍星という名前、その存在、過去もあり未来もあるその名前を。「みなしごのくらいひとみをその過去を消し去りたい」みたいな事を歌っていた龍星も、自分にだけ笑えればいいと言う龍星も。雪に残した足跡を消し去る(つまりは過去を消し去る)(実際にはそれぐらい速く疾走するという意味なのかもしれませんが)という龍星も、正に今だけを生きているような。
 過去に裏切った(葬った)人たちが出てきて、それにたましいを吹き込むようにしてまるでゲームのように操って子供のように楽しんでいる龍星(ここの安蘭けいさんがすごく秀逸)も、なんだか他人を思うように操ってただ今だけを楽しんでいるような、その場限りの娯楽に耽っているような、そんな風に見えたんです。
 その龍星に対するように霧影がいる。霧影には名前があって存在がある。「いい人たち」な家族に囲まれた過去があって、今があって、未来もあって、そしてさらに「未来のその先」その(星になって再びめぐり会う)すらも霧影は持っている。という意味で対極だなぁと思ったんです。
 でも本当はそんな龍星にもちゃんと「龍星」ではなくて龍星自身の(みなしごだった名無しのゴンベさん自身の)、過去が積み重ねられているんですよ。砂浬に白い花を贈りつづけたのは「龍星」ではなく、龍星自身(みなしごだった(以下略))だと思うんですよ。そして飛雪が仕えていたのは「龍星」ではなく、龍星自身(みなしご)だと思うんですよ、砂浬が哀れだと思ったのは皇帝「龍星」ではなく龍星自身(名無しのゴンベさん)だと思うんですよ。
 私、最初は龍星は死ぬと思っていたんです。「本物の龍星」が現われる事によって龍星の存在が失われる、そういう物語だと思ったんです。だから最後に砂浬と飛雪が出てた時に「え?」と思ったんです。で、「あ!」と思って↑みたいな事に思い当ったんです。龍星は「本物の龍星」を倒す事により「龍星自身」(砂浬が愛し、飛雪が慕った)になれるのではないか、その時初めてこの人は『龍星』という名と存在を手に入れることができるんじゃないかと。龍星自身が消し去ろうとした「過去」を受け入れて、龍星自身として生きていけるんじゃないかと。死にゆく砂浬と「来年は梨の花を一緒に見に行く」と「未来」約束し、次に生まれ変わって砂浬を愛すると「未来のその先」を誓う。ちゃんと龍星自身の「過去」と「今」と「未来」、つまりは存在、そして『龍星』という名前を手に入れる……。
 ところが龍星はラストにも「みなしごのくらいひとみをその過去を消し去りたい」と歌います。ええ?君まだそんな事を言っているのか?と驚いたんです。というかそこまで龍星という名前に執着するのかがわからなくなった、だってあそこで砂浬と飛雪が出てきたことで君の存在は証明されているんだよ?龍星自身でいいんだよ?もうなんでそれがわからないのもうりゅうせいくんのバカ!(目に涙うかべつつ)(やめなさい)
 というわけで、最後に龍星自身としてではなく『龍星』としてでもなく、「龍星」として玉座に座ったところに違和感を覚えたんです。この人、何も得ていない何もわかっていない。逆にそこできっぱり終わるならそれも良かったんですが、その後に花蓮が出てきて「男たちの物語」みたいに総括(違)するじゃないですか?その男たちの中に龍星は入っていないように思えたんです、未完の龍星はこの物語の最後から外れてしまったような気がしたんです。
 更に違和感を感じたのがその後のフィナーレ、子供時代の自分自身を抱きしめる龍星、それが龍星が「龍星自身」の「過去」を受け入れたんだと思ったんです、「龍星自身」を認め手に入れたんだと思ったんです。でもそれが物語ラストの龍星とはどうしても繋がらない。フィナーレを別物と考えればいいんでしょうが、でもやっぱり関連つけるじゃないですか?投影させるじゃないですか?(例えば王家のフィナーレのデュエットでラダメスとアムネリスが別次元で結ばれたのねほろり、みたいに)それは観客側の勝手な思い込みじゃなくて、演出も役者もその投影を意図しているわけじゃないですか?ラストに歌うあの歌も、龍星が「龍星自身」として『龍星』となってからだと、あの歌詞も生きてくると思うんですが、絶望したまま未完の龍星には繋がらない。フィナーレだから別次元だからつうか宝塚歌劇のフィナーレだから大団円、とは受け取れなかったんですね。
 (まあとりあえず落ち着け)
 いや、単に私が「こうなったらいいのにな」解釈を押し付けているだけかもしれませんが、でも私の中で私なりに咀嚼して解釈してきた物語の一番最後の部品がぽろりと外れてしまった感じです(ぽかーん)。
 龍星と霧影は単なる入れ代わりの物語というだけではなくて、その対比として面白かったと思うんです。上でも言った「今」しか持たない龍星と、「過去」「今」「未来」「未来のその先」まで持っている霧影。でも霧影だって「霧影」という名前は本当の名前じゃ無かったわけじゃないですか?名前そのものはあっても「霧影」ではない、「霧影」という存在ではない。けれども霧影はちゃんと自分の力で自分自身を持っていたんだと思います。だから自分が本当は龍星だとわかっても、何も揺るがず何も変らず、自分自身をしっかり持っていた。自分自身の存在が「名前」に頼るものではない、と。龍星は「名前」が無いと、自分自身の存在がないと思い込んでいた。そういう対比、悲劇なんだと思います。
 星に「未来」を、「未来のその先」を託していた霧影、星から出た凶兆を笑い飛ばした龍星。そこもまた対比であったのかと思います。

 児玉っちは何が言いたかったのかなぁ(真顔)。本当に数奇な運命に弄ばれたかわいそうなみなしごとして、トウコさんに龍星を書いたのかなぁ。その為に最後に砂浬と飛雪を最後に出して、龍星が「龍星自身」でありえた証拠を失わせて、尚も龍星として君臨するしかない、その哀れさを書きたかったのか……でもそれはあまりにもひどすぎるかわいすぎるつうか鬼だよ児玉っち。本当にそうしたいなら、そう徹底すれば良かったのに。そうしたいならあの可愛そうな黒猫龍星のままで幕を下ろせばいい、フィナーレなんていらない、かわいそうなままにして客席がボーボー泣けばいい。その方がすっきりするよ?(私的にはね)

 補足になってしまうのですが、龍星が李宰相を殺した時点で、本当は龍星は「龍星自身」として『龍星』を手に入れることができたんじゃないかと思うのです。「龍星自身」を見ていた砂浬・飛雪に対して、李宰相は龍星に「自分の息子・霧影(が皇帝になること)」を見ていた。
 更に言うと烏延将軍は「龍星自身」に龍星という名を与える事によって「龍星自身」を封じ、龍星をつくりあげそのつくりあげた龍星を見ていた。皇后やその他の登場人物も龍星を本物の皇帝と信じて、「龍星自身」を見てはいない。そう思うとやっぱり龍星が「龍星自身」を手に入れるのが物語のテーマでいいような気がしてきた(超手前味噌)。

 というわけで、私の中ではこの龍星という物語は完結しなかったなぁと思った訳です。龍星はいつまでも龍星を欲して龍星になれず龍星自身にも戻れず、あの玉座に座っている。多分彼には「名前」も「存在」も一生手に入らない。死するときまで龍星を追いかけつづけている、絶望したまま……なんて救いのない物語なんだろう(めそめそ)。


 いつもの事ながら伝わらないマシンガンでごめんなさい。つうか括弧括り多すぎ。


[龍星メモ:ヒロインが書けない児玉っち]

 「天の鼓」を観た時に児玉っちは娘役が書けないと言ったのですが、正しくはヒロインが書けないんだなぁと今回思い直しました。花蓮も李夫人も鳴沙も狄妃もいいキャラクターだったのになぁ(え?そこで狄妃(オトハナ)も入るのか?)(いやぁあれは良かったよすんごい強そうで)(本気で戦っていた)(オトハナ強い!オトハナ最強!)(すみません話がそれました)。ちなみに皇后は男子カウントしておきます(笑)。
 龍星について砂浬と鳴沙が語り合っているときの砂浬の台詞のいちいちがひっかかるというか、馴染めなかった。すごく陳腐に思えたんだよね、なんだか借り物っぽい。古今東西のありがちな台詞を並べただけみたいな。そう聞こえるのはその前後が全く書かれていないから、繋がっていないから、だからものすごく安っぽく見えた。せっかくのみなみの見せ場なのに!つうかヒロインなのに!(握りこぶし)一緒に出ているしげちゃんがいい仕事しているだけに、なんとも言えない借り物的な砂浬の台詞の数々が浮いているように思えました。ちなみに女子モードに入った花蓮の台詞もどこか借り物っぽく見えた。なんだ、恋する女が描けないのか?それって宝塚では致命的なんじゃないか?(素)(ってこれも前に言ったような)
 更にこれも前にも言いましたが児玉っちは児玉っちでいいもの持っているし、それが徐々に形になり始めているんじゃないかなぁと。というかこだまっちにしかない「何か」があるような気がしてしょうがない……やはりそれも児玉マジックか?


[龍星メモ:その他言いっぱなしメモ]

・どうしよう明石に恋しそうです。素敵だった、本当に素敵だった。隙あらば明石を探していた自分に驚いています。いい仕事でした。
・かけざん管理人としては柚梅に喰らいつくべきなんでしょうが、何故か私の中でウメアカシが熱いです。二人が斬り結んでいる姿を見て沸騰しました。
・安蘭けいさんに関しては本当に最近はもういじれなくなっているんですが、元ねつトウコ部として「ああ、鬼と呼ばれていた人のあの人が鬼と呼ばれている」「ああ、ケダモノと呼ばれていた人のあの人がケダモノと呼ばれている」と感慨深くなってしまいましたっていうのは口が裂けても言えません。
・しげちゃんが本当にイイ仕事していたなぁ(うっとり)。しかし鳴沙から見れば白い花をこっそり贈りつづける龍星とうわごとに龍星の名前を呼ぶ砂浬に対して「もういいからお前らはやくくっつけ(うんざり)」かもしれない(笑)。
・今回舞台機構がすごく良かったなぁと思うんですよ。、あの鏡と大階段みたいにしつらえた階段。あの階段があることで不思議な奥行きというか広さがでてきて、その向うに青空や星空や夕焼けが広がっているのを見ると、本当に中国大陸みたいだった(行った事無いけれど)(笑)。気になってチェックしたら、装置が女の人でした。装置助手も女性。へー(かんしん)。
・あと戦闘シーンがいちいちカッコよかったです。これも上手く舞台をつかっていて、一幕の宋国と金国の戦いで、階段中段に横にずらっとならんだ宋国兵士と、階段上段に横にずらっと並んだ金国兵士が対峙するところ、こちらに背を向けている宋国兵士がすっと持っていた盾を背にしたじゃないですか?あれにおお!となりました(わかりがたい)。なんだか後楽園の野劇でヒーローショーを見ていた頃を思い出しました(さらにわかりがたい)。太鼓をつかっているのもいい効果だったよなぁ。



 色々マシンガッって文句も言っていますが、最初に言ったようにすごく面白かったです。なんというかすごい高揚しました。その高揚は私の特撮好きな部分とか歴史物好きな部分(史実とは違うのは知っていますが、歴史的、なドラマではあったと思うので)がびこんびこん反応しているからかなぁと思いつつ、とにかく面白かった。同じような感覚をいつか味わったなぁと思ったら、実は「送られなかった手紙」なんですね(ええ?)。あの時も私の芝居好きな部分がびこんびこん反応していた訳です。平たく言うと、宝塚としてではなくて面白かったという事になるのですが。
 で、この「宝塚としてではない」というのは、出演者(ジェンヌ)個人によらないという事なのかなぁと思いました。○○ちゃんが出ているから面白い、××ちゃんのキャラクターが構築できるから面白い(いや後者はこの辺だけじゃないか?)(笑)というのではなくて、物語として舞台芸術として面白いと感じる事が実は「宝塚としてではない」なんじゃないかと。そう思うと、この龍星と同時上映(違)の全ツベルばらは「宝塚として」面白いんじゃないかと(少なくとも私にとっては)。単に星組担だからかもしれませんが、ベルばらにも龍星にも喰らいつけるわたくし六実、でもその着眼点は少し違う。そう思うと宝塚の楽しみ方って本当にいろいろあるんだなぁと思いました。いろいろあるから面白い、みんなちがってみんないい(みつおか!)(笑)。そんな事を思いました。


 ずっと「『龍星』私は何回観ればいいの?」と思っていたんですね。ちらほら聞こえてくる評判を聞いても結構評価分かれている感じで。正直な話、今回私の主食(主に観ている生徒さんたち)が全ツ組だったので、バウ組はそこまで喰らいつかないかなぁと。でも面白かった、すごい面白かった。これならリピートできる、つうかリピートしたらもっと違うものが見えてきそうだし、感想も違ってくるだろうなぁ。いや、最初は土曜にダブルできるチケを確保していたんですけれどね、それを捌いてまで全ツ北海道楽に行くわけですが、







 というわけで、全ツ北海道楽に乗り込みます(先生!ダメな大人がここにいます!)。
 とはいえ周り人には「やっぱり」な顔されたんで、こんなネタに仕込むことでもないかもしれないですが、自分的にはほんとダメな大人だなぁと思っています(でもいい笑顔)。更に小郷さんと函館デートもしてきます。すごい楽しみ。
 それでは、日曜日まで留守にします。ダメな大人のリアル旅日記はチェキ日記からどうぞ。


2005年10月19日(水)
金なら一枚、銀なら五枚


[スカステメモ]

 最近チューナーの調子が悪くて予約録画ができません(開始と同時に中止されていないのに放送が中止されましたで電源切られてしまう)。なーんーでーだー。

・全ツプロダクションノート、というかお稽古場映像を見ました。今更ながらロケッターズのタイツの透け具合がエロい!と気付いて沸騰してしまいました(うなだれ)。
・フェルゼンとアントワネットの別れの場面を顎に手を当てて凝視する涼さん。業界のプリンスパラメータMAX(ときめく)。
・予告編で気になっていた「野菊の墓」のラストランを途中から今見ているんですが、ドンピシャにわたくしごのみの世界が繰り広げられております。やっぱり撮っておけば良かったよ。郷真由加さん素敵。


[自分用メモ]

 今朝出勤中にパチンコ屋のポスターで「番長三番勝負」というのを見ました。
(カーン)(脳内に響くゴングの音)
 一番勝負:コムロ番長VS水先輩
 二番勝負:コムロ番長VSカッさん
 三番勝負:コムロ番長VSマイカゼ(真打)
 レフェリーは壮君(蝶ネクタイに縦じまシャツ)。ラウンドガールに大月さゆちゃん(ミニスカートにブーツ)。セコンドにハマコ氏(泪橋のたもとで歌っています)。
 っていうのが一瞬にして繰り広げられました。



 最近のマイブームは近代萌えできるネット小説探しです(何しているんだ)。
 ちょいエロならなお良し(何を言っているんだ)。


2005年10月18日(火)
金銀パール、全部まとめてプレゼント(涼さんなら言える)


[うちの恵斗さん知りませんか]

 どこにいったのかと言ったかと思えば
 ここにいた(スケジュールより公演予告ムービーを辛抱強く見てください。)
 うちにもタレコミいただきました。ありがとうございます。

 なんになりたいんだろうなぁけいとさんは(素)。


 (ちょっと苦しくなってきました)


 退団者つながりで、先日のヤツカの出演情報をまとめておきました。



2005年10月17日(月)
今日は月に一度の白鬘プレイデー


 今日は気合入れてレスポンス大会です。
 本当に長いこと放置していてごめんなさい。

[も〜っと!エルコレ・コレクション]

 エルコレ・コレクションを大量にいただきました。というかもはや遺産相続なイキオイです。これはもう皆でご相伴にあずかるしかないですな!(きらんきらん)


> ジルがエルコレの双眼鏡を奪おうとすると、「むぎゅー」と謎の声
> (わかりやすい例を出すと、「ロマンチカ宝塚'04」実況CDで、
> うっかり入ってしまったセーラー大真くんの声です)で抵抗します。
> 2人が1つの双眼鏡を持つ形になると、エルコレがジルに顔を近づけ、
> 「フ〜ランス語でコクリコ〜♪英〜語で♪…でぇ?」と促します。
> 迫られた(違)ジルは、「ん〜」と泣きそうになりながら、顔を背け
> ジル「…ポピー…♪」
> エルコレ「やった!」
> ジル「もう〜デスクの馬鹿〜(泣きつつ)」
> エルコレ「今度一緒に歌ってくれればいいのに」

 迫られて泣きそうになるジル、それを全く意に介さないデスク。もうデスクの馬鹿!(さあ皆さんもご一緒に)


> ジルが双眼鏡を奪おうとすると、「シュッシュッシュッ」と声に出しつつ
> 双眼鏡を持ち上げたり、横や下に動かします。
> 身長的に、手を届かせるのは無理なので、ジルは「あ!」と
> 遠くを指差したのですが、これはエルコレの持ちネタ(?)なので、
> 引っかからず、
> エルコレ「はぁ?」
> ジル「手強いなぁ…(素で笑っていました)」
> 無理矢理奪うしかない、と手を出すと、エルコレの胸に触ってしまいます。
> エルコレ「こしょばい〜(ギャル系)」
> ジル「んもう!!デスクの馬鹿!」
> ジルが去り、台詞に戻るかと思いきやエルコレ「さむっ」。素でした。

 逆セクハラ?(笑)つうか「こしょばい」って方言ですか?なんだかすごいオヤジに聞こえます(大喜び)。


> 何故か激甘でどうしようかと思いました。
> エルコレ「フ〜ランス語でコクリコ♪んにゃ。英語でポピー♪んにゃんにゃ♪」
> ジル「わー!!」
> ジルが登場と共に思い切り突き飛ばすと、本舞台の袖前まで吹っ飛びます。
> ジル「もう何の物真似ですか〜!!」
> エルコレ「お前今思い切り突き飛ばしてくれたなぁ。」
> ジル「だって〜。」
> エルコレ「行かなかったぞ、俺。ほら。」
> ジル「でも駄目、はしたないで(エルコレ、双眼鏡を右上に)…
> はしたない…(左に)はしたないって…(後ろに隠す)あぁんも〜うぅぅ!!」
> エルコレ「あはははは!!(前に出してあげる)」
> ジル「なんですかもう!返してください!(奪う)もう!」
> エルコレ「可愛いよ、今日の服。」
> ジル「…ありがとうございます…(照)」
> エルコレ「もういいよ帰って」
> ジル「も〜う、デスクの馬鹿ぁん」(確かにそう聞こえました)
> エルコレ「後でな!!」
> その後台詞に戻っても、鼻の下伸びっぱなしでした。

 後で!後でナニをする気なんですか!デスクの馬鹿ぁん!(さあ皆さんもご一緒に)


> エルコレ「フ〜ランス語でコクリコ〜ん♪英語でポピ〜♪(声裏返し)」
> ジル「わー!!(突き飛ばす)もう何歌ってるんですか〜」
> エルコレ「ふわぁぁ〜」(飛ぶ)
> エルコレ「行かなかったぞ俺、ほら!!」
> ジル「でも駄目!!(強く)(間)はしたないでしょ?(キレた笑顔でゆっくり)」
> エルコレ「怖い〜(泣)(素直に双眼鏡を差し出す)」
> ジル「もう、返してください!!も〜う(退場)」
> エルコレ「わーごめんなさい!!(泣)…………なんだろな…はっは(素)」

 そんなあなたこそ「なんだろな」ですよ!


> エルコレ「フ〜ランス語でコクリコ〜んにゃ♪英語でポピ…」
> ジル「こらー!!」
> エルコレ「アーッチ」
> ジル「またぁ〜」
> エルコレ「行かなかったぞ俺、ほら。」
> ジル「でも駄目、はしたないでしょ?」
> エルコレ「ケチっ!!」
> ジル「(俯いて、泣きそうになる)」
> エルコレ「あ、ごめん…」
> ジル「うっそー!も〜う、デスクのばかぁ〜(ニヤリ)」
> エルコレ「最っ低だな、アイツは」

 ジルも反撃を覚えた模様です。


> エルコレ、歌が投げやり風。
> ジル「こら〜もうサボって何やってるんですか?」
> エルコレ「行かなかったぞ俺、ほら。」
> ジル「でも駄目、はしたないでしょ?」(アマポーラで頭を叩く)
> エルコレ「いたーい痛い痛い痛い痛いいたーい(嘘泣き)」
> ジル「大丈夫ですか?何か取ってきますー!」
> ハケると思いきや、振り返るジルを見て、1度言い止めたエルコレが
> また「いたーい痛い痛い…」を始め、ジルが完全にハケると、
> 「やったぁ」と一言。

 デスク!どこの子供ですか!(腹抱え)


 本当にありがとうございました(かけざんまつりの感想と一緒にいただいたものでしたが、やはりもったいないので、載せてしまいました。問題ありましたら言ってくださいませ)。
 いやもう繰り返しますが、本当に壮シナアドリブ掲示板つくれば良かったよ……じゃあ、吉野さんが壮一帆部を作った暁にはサテライトクラブ活動として「壮シナ愛好会」を作ります五人揃えば部に昇格です嘘です調子にのりすぎましたでも気持ちはそれぐらい盛り上がっていますから!



[伝書鳩返し:全ツ報告ありがとうございましたスペシャル]

 大百に関しては即行小郷さんちに流しているんですが(笑)、こちらでも喰らいつきます。

>さいたまの夜。
>チークダンスのところで百花さんが大真君の汗を拭いていたら、大真君がその右手首(右手にハンカチを持っていたのです)をきゅっと掴んでちゅっ♪てキスしてました。
>本当にそういう音が聞こえた感じで…百花さんがめちゃめちゃ照れてました(笑)

 ひゃあ!ところで先日小郷さんちで「手首のキスは欲望のキス」と教わってきました。それもあいまって一粒で二度おいしくなりました(ほくほく)。

>10月10日夜、上越でのマダムと彼。
>エンドレスで彼の汗を拭いてあげるマダム、その手を取って顔を傾け、手のひらにキスするホスト。

 こちらも「手のひらのキスは懇願のキス」と合わせて反芻させていただきます(胃袋よっつ)。こんなところにも小芝居キングを発揮というか、なんだか色々バリエーションつけてきてあいつやっぱり千人斬る気だなぁと思います(笑)。

>こちらと小郷さんの所を覗いてなかったら、
>(大百)チェックしてなかったと思うので、良いもの観た気分でした(笑)

 皆でひろげよう大百の輪!本当に我々だけでひゃあひゃあ言っているだけじゃなくなってきたんだなぁと、嬉しくなります。


> 私も涼オスカルに対し「かわいいっ」と言う声を聞きました! やはり通路を挟んでいたのに。びっくり。>「私だって恋をしている」のくだりでした。
> ちなみに梅田です。同じ人だったらどうしましょう(いやまさか)。

 もう千秋楽は皆で叫ぶといいと思います。
 かわいいよ、涼オスカル。ぷんすかって書いてあったもの(笑)。

>ぷんかぷんかしてばかりの涼オスカルを丸ごと包みこんでしまう類稀な愛の広場(を持つしぃアンドレ)
 いい例えですな!(ウケました)。しぃちゃんだったら愛の広場どころか愛の東京ドーム5杯分ぐらいはあるかと思います。

・大真担視点の報告ありがとうございました。すごい参考になりました。おかげさまで初見からガッツリと喰らいつかせていただきました。あといつも同業者トークもありがとうございます。そちらはもう落ち着かれましたか?(本当にこの業界ワンダーランドだらけですよね……)


[伝書鳩返し(通常営業)]

>花組に行った真飛さん、いきなり寿美礼さんの「上司」役に当確ということが明らかになったのですが、
>これはどういうかけざんと思えばいいのでしょうか?!

 いや、かけなくてもいいんじゃないですか?(笑)
 というか未だにちゃんとあらすじ読んでないんです(読めよ)。まあおさまとに関してはきっとこれから見られる機会があると思うので、私的にはまとふーに喰らいつきたいんですが!
 というわけでどさくさまぎれに言っておきます。真飛さんで「永遠物語」、吉岡夫人にふーちゃん(ええ?)、ガイチさんがやった敏雄の大人時代はまっつさんがいいです。
 ごめんなさい、思いっきり話題がそれました。

>バースデーケーキの生クリームを唇の端っこにつけた大真君(子供か)。
>それを百花マダムが拭き拭き(何で)(ちゅーで)。

 ちゅーで!いいですなぁそのシチュエーション(キラキラ)。でもきっと生クリームが唇の端っこというより、今にもパイ投げイベントが始まりそうですねあの店は(笑)。
 ちなみにうちにも恵斗茶会写真はきておりません。どうしちゃったんでしょうねー(写真も恵斗さんも)(うわ)。

・大真鳥担さんへ
 そうですね、お正月ネタとかピンスポセンターとかちゃんと収録すればいいんですよね(自分で気づけ)。私も丸顔じゃなくなって寂しいなぁと思います。でも丸顔だった事を一生忘れない為にも大真鳥コンテンツは細々続けていきます(嫌がらせか)(笑)。きながーに待ってやってください。


[全ツ思い出したぞメモ]

・タップの場面にマリーノが出ていたのですが……(無言)。あの衣装はゆっちが着ていた奴?あー、なんというか場違いなミニーマウスみたいでした(素)。誰もツッコまないので私が心を鬼にしてツッコみます。いや、面白かったからいいんですけれど。

・スウェーデン士官の一輝慎君がすんごいきらんきらんしていました。みらゆかとセンターで踊るところがあるんですが、すごい嬉しそう。「ミラン先輩とレイ先輩と踊れて俺嬉しいな!」みたいな?(笑)でもあんなに愛想をふりまいてしまった一輝君は、後で宮廷の貴婦人達から「あの子かわいいわね」ともみくちゃにされるんだと思います。その様子を見て、だから言わんこっちゃない、という顔のみらゆか(昔同じような目にあいました)。ああ、そうか。先輩達はこうなることがわかっていて、あえて真顔で踊っていたんだと気付く一輝慎君という物語が透けて見えました(君だけにな)。

・あと全ツとは全く関係ないんですが、その昔私が考えたオリジナル戦隊に「軟派戦隊スケコマンダー」というのがありました。今ならスケコマレッドには大真みらんさんを推薦したいと思います。もちろんブルーは紫君で。つうかそれはどういう話なんだ?(番組改変期になると次の戦隊は何だと予想というか妄想を繰り広げていた特撮時代の六実さんの恒例行事)(こんな私ですからあんなビデオが出てくるわけですよ)(私信)。


 息切れしましたが、肩の荷が下りました(ためすぎた自分が悪い)。
 いつもいつも構っていただいてありがとうございます。



2005年10月15日(土)
「貴女はいつも、最後に笑って、逃げるばかりで」


 大真みらんさんお誕生日おめでとうございます。




 と言っても何も用意していないんですが(笑)。
 気が付けば大真鳥コンテンツもまる一年更新していない(……)。アナログコンテンツは手元に溜まっているんですけれどね(かおりちゃんからすごいたくさんもらっているんです)……。

 じゃあせっかくなので

[大真当番日誌]

 全ツのショーの話。
 なんだかあれこれ言う前に、あんなに汗をかきながらすごいがんばっている大真くんを見るのが初めてな気がして、割とそれで胸が一杯だったんですよ(うわ)。ちょっと感銘をうけてしまったというか。あのピンスポソロのイケてないキャスケットどうこうよりも、その前の場面ででずっぱりで踊って急いで早替わりしてでてきて、スポットがあたる前に一生懸命呼吸を沈めて集中しようとしていた姿が、なんだかいじらしくて(ええ?)。
 場を与えられて、それに全力で応えていた大真みらんさんが、ピュアな気持ちで嬉しかったんです。

(なんだか恥ずかしくなってきた)

 と、ところで韓国シバでのクラブの場面、きっと大真くんのところにれおんが入るんだよね?そうすると韓国では大百じゃなくて柚百になるのかしら?……柚長と百花さん?(違う!)
「奥様、冗談はおよしになって」
「ふふ……赤くなってかわいいかた、たまにはいいじゃないですの、ね」
「あ……」

(それってどうなの?)




 歳を取ると筋肉痛は2、3日遅れてでてくるって言うじゃないですか?あれは身体の疲労度もそうなんですかね?9月の仕事祭りの疲れと市川全ツ見て以来ダーッと駆け抜けてきた疲れと、なんだかんだ言って10月入ってからも忙しくしていたのも合わせて、それがいまドカンと出てきたみたいです。久しぶりに夕方まで寝てしまいました(素)。


2005年10月10日(月)
「絡めた指の、薬指に感じる、手袋の下の、指輪」


 林檎茶会に合わせてヨゴほぼ集合してました(当然茶会には言ってないわけですが)。
 寺先輩なんて1年ぶり。こうしてまた再会できてくっちゃべれるのは嬉しいなぁ(しみじみ)。みんなみんなありがとね。
 今回の流行語は「ここにダメな大人いる」だと思うのですが、多分、私がそのうち一番ダメな大人になりそうな予感がしています(何考えているんだアンタ)。



 キャトルで涼オスカル写真を見てきました。四枚全部手にとって「ちょっとづつ違うのー!」とうひゃうひゃ遊んで(遊ぶな)、さて棚に戻そうとしたら、あ、あれ?(ちゃんと元に戻せなかったひと)(だってみんな同じに見えるんだもん)(つうか買えよ)。
 若の写真は購入見送り。つうか私的にはちょっとあれはナシだな……。


[さらっとメモ]

・星組大劇場オスカル役替わり。ふとラスカルがオスカルをやるのかと思って一人で腹抱え。
・全ツナウオン、稽古場でプロローグのスタンバイで並んでいる大百だけで幸せになる。
・全ツナウオン、レオタードだけにドイちゃんのロケットガールが生々しい。
・気付いたら紫明石トークを見逃していた(凹み)。
・バウホール写真集を立ち読み。ドゥ×ギャラクシーの対談で「(恋人同士という設定で)下級生ということで気をつかってもらいたくなかったから、(ドゥが)毎日稽古が終わるとご飯に誘っていた」という話は、すごいイイ話だと思った。確実にギャラクシーの最初の女性はドゥなんだと思うよ?





2005年10月08日(土)
歯医者さんのご褒美


 ちなみに今週のマシンガンタイトルは、私の本棚にある「涼さんに言わせたい台詞辞典」から引用しました。ページをめくると、目次があって「すずやつの涼さん」「錫嗄の涼さん」「涼の跡取」「生徒会長」「涼先生(英語教師)」とかいった具合にカテゴライズされています。現在「しぃすずの涼さん」の増補改訂中ってそんな辞典ないから!(つっこむならもっと早くつっこめ)

 そんな涼さんの全ツ写真が出揃っていたそうなんですが、4枚とも全部オスカルだったそうです。ひー、衣装全部同じなのに!(爆笑)……きっと鬘がちょっとずつ違うんだよという事に(私の中では)なりました(笑)。

 綺麗にプレトークが繋がったところで今日は涼さんの話を。


[君は素敵、すごく素敵、そのままで素敵]

 涼オスカルについては話をしたのでショーの話。
 全ツらしくポジションアップで大活躍だったのですが……わたくし、生まれて初めて涼紫央さんに「やりすぎですやん!」とツッコんでしまいました。……いや、もちろんわたくしはそんな涼さんが大好物なんですが、今回は露出が多い分(……)ちょっと引きました。何、アレはオスカルの反動?(真顔)まあ私の事はさておきまして、今回オスカルで初めて涼さんの事を「あらv」と思った人も多いんじゃないかと思うんですよ。そしたらショーもチェックするじゃないですか、そんな涼ビギナーな人たちがショーで引いてしまったんじゃないかと心配で心配で(どういう心配だ)。きっと田舎のおじいちゃんが「ハァーあのおすかるやっでた子、めんこかったな」と思ってショーを見たら「あれま!」と腰抜かすんだと思うんですよね……(いやそういう心配しなくてもいいよ)。
 何度も繰り返しますが、私はそんなやりすぎな涼さんも大好きです。でもね、そろそろそんなにやりすぎなくてもいいんじゃないかなあーと思いました。そんなにやりすぎなくてもあなたは充分素敵なんですから(うわ、言った!)。むしろ今後はオスカルで見せたようなああいう意外に子供っぽいところというか、わがままというか、さびしがりというか、「あの素敵でお金持ちな涼さん、でも実は……」っていう面を出していくといいと思うんですよね。何故なら女子はその「実は……」というところに惹かれるのだから。そのギャップに萌えるのだから。それでオフはあの大阪弁マシンガン(サービス満点)な訳ですから、更に倍率ドン!そういう面を出していくといいんじゃないかなぁと思ったんですよ。
 今回のショーで一番素敵だったなぁと思ったのが、となみを挟んでしぃちゃんとシンメで踊ったプロローグなんですね。あのひたっとした静謐感と湿度(むっさん言葉わかってつかっている?)、すんごい素敵だった。攻めるよりも、守っているのが素敵だった。そう思ったのです。
 でも何度も繰り返しますが、そんなやりすぎな涼さんも大好きです、そしてこんな心配をしてしまうぐらい大好きです。



 ぼんやりとつぶやきます。
 全ツを観て、本当にすごいみるところ一杯で、すごい消耗して、一瞬「もうー!半分しか出ていない公演なのにこんなに盛り上がってどうすんのよー、こんな調子で本公演観たら体力もたないわよー!」と自分でツッコんでから、そんな心配は全く無用なことに気付きました。このすごい消耗度は全ツだから(正規の公演じゃないから)こそなんですよね。私がターゲットとしている人たちに立ち位置が与えられているからこその消耗度(うわ)。ちょっとイヤな感じの言い方なんですが、まさしくそうだなぁと痛いほど痛感しました(言ってて自分でうつむいていますから放っておいてください)。
 返す返すも伊勢崎、宇都宮、新潟は最初から視野にいれておくべきだったと思いました(ええ?)。


2005年10月07日(金)
『たくさん食べてください。食べているあなたもかわいいですよ』


 ちょっと冷静になりたいので、星組から話題を変えます。
 スカステ映像を見て、今が最後のタイミングだと思ったので。

[出張報告:エルコレ・コレクション、略してデスクの引き出し]

 ありがたくもいただいたデスクとジルのアドリブコレクションです。
 情報共有情報共有(うきうき)


> ワタシがムラの前楽で観たときは、
> 「はしたない!」(双眼鏡をこっちによこしなさい!)のときにデスクが
> 「…、やーだーやーだーやぁーだぁーッ!」と駄々をこねていたよあの巨体(超ナイススタイル)全部を使って大暴れ。
> そんな駄々っ子デスクを「だーめーでーすー!」とまるでママンのように叱りつけるしなぼん。

 ママン……ママン……(身悶え)。ちなみにこの情報はえみさんからもらいました(身内情報開示)(笑)


> 双眼鏡渡しなさいの「ハイ」BYジルまでは一緒です。
> まず、ベルトの所に挟んでいた(ように見えた)アマポーラ1輪差し出すデスク。
> 違うでしょう的なことを言うジル(すいませんココ曖昧です)。
> 次は
> デスク:「最後の一個かー」
> と言いながら右ポケットからアメを出して渡すデスク。
> ジル:「子ども扱いしないでください!」
> デスク:「じゃあこっち」
> と左ポケットからコインを出す
> ジル:「うわーデスク貧乏ですねー」
> と言いながらコイン受け取る。
> ジル:「じゃあそれ(双眼鏡)はお昼代にしてください」ジル退場。
> デスク:「これじゃ食べれないよ」

 ジルに養われるのか!(笑)


> デスクから取り上げた双眼鏡を、目一杯背伸びして腕も一杯伸ばして頭上にかかげるジル。
> そんな彼女からあっさり双眼鏡を取り戻すデスク。
> 「んもう、なんで届くんですかー!?」
> 「背伸びもしてないんだけど」
> 悔しがって走り去るジル。
> 「あいつホントにちっちゃいなぁ(嬉しそう)」

 ほんとちっちゃいなぁ(嬉)。つうか「なんで届くんですか」って!(なんでって聞く辺りがなんかエロいよね!)(ええ?)


> 「フランスではコクリコ〜♪」とほろ酔い加減で歌ってるデスク。
> そんなデスクに、
> 「デスク、なんか変ですよ・・・?」と登場時から既にちょっと引き気味のジル。
> それでもデスクのテンションは変わらず、
> ジルに双眼鏡を取られても
> 「馬鹿だなぁ(ジルのほっぺをつつく)」
> 「そんなもの取ってどうするのさ」と余裕の態度(ほろ酔いで)
> 「もういいです、返します!」
> 逃げ帰るジル。
> 双眼鏡取り戻して
> 「やった♪(ガッツポーズ)」なデスク。

 ほろ酔いどころか酔ってますよ!このひと!


> 大変です!!
> 雪組千秋楽でエルコレさん、
> ジルに指輪を渡しましたよー!!
> ちなみに「手作り」だそうです。(何故)

 千秋楽映像は私も見ました。この報告を聞いた時には「うわぁ(赤面)」と思ったのですが、映像みたらエルコレがやっぱりオヤジでしたよ!(大喜び)
 ところが報告はこれだけじゃなくて

> ラスト銀橋の真面目なシーン、
> お2人仲良く、さりげなく、
> 指輪をはめていらっしゃいました。

 (キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!)
 こういう時、管理人やっててよかったと心底思います。つうかよくぞそこまで見てくれた!


 ほんとにありがとうございました。ええもう最高にニヤニヤさせてもらいました。


・わすれないうちにメモ
 雪組公演中に吉野さんと会った時に「壮シナで『天まであがれ!』はどうよ?」で盛り上がりました。
 沖田=壮君、こより=しなぼん、土方=カッさん、蓉姫=いづるん、るりこ=花帆杏奈ちゃん(満場一致即決)、そしてキラー・クイーン(風守)にかなめさん(キタ!)。壮シナでてるしなという、大変コストパフォーマンスが高い作品です。
 白菊丸にコマちゃん(そのまんま)、コム蔵さんが近藤なのか芹沢なのかはまだ結論がでていません(ええ?)。


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[出張報告:エルコレ・コレクション、略してデスクの引き出し2]

 もらいましたもらいました(嬉々)。

> 「フランス語でコクリコ〜♪」とエルコレが歌っていると
> いつものようにジル登場。
> 「はしたないでしょー!」と言うと突然エルコレがひなげしの花を指して
> 「はいこれ何でしょー?」
> 「う〜ん、う〜ん」と悩むジルをからかうように
> 「ちっ、ちっ、ちっ、ちっ、ぶー、はいハズレ〜。お前今まで何やってきたんだよ」
> ジルが「悔しぃ〜」と走り去ると双眼鏡を弄びながら
>「もうちょっとやれると思ったんだけどな」言ってました。

 「お前今まで何やってきたんだよ」って!OJTですかデスク!(笑)


> 「はしたないでしょー!」とジルが言うといきなりエルコレが
> 「あーっ!」と叫びながらどこかを指します。
> 「えーっ、どこどこ?!」とジル。
> 「うわ〜っ、大変だ!」とさらにエルコレ。
> 「ぎゃ〜っ!」とパニック状態のジル。
> そんなジルの目を見て真剣な表情で「逃げよう!」とエルコレが言うと、
> ジルは「はいっ!」と言ってバタバタと逃げていきました。
> そんなジルを眺めてエルコレ、「何を見たんだろう…」って逃げろって言ったのあなたですから!
>
> ……ジルがエルコレに勝てたのを見たことがありません(素)

 壮一帆さんのシレっと魂(何ですかそれ)爆発ですな。そんなデスクが大好きです、デスクのDは大好きのD!(ってジルが言ってたよ)(言ってません)。


 ありがとうございました。ついでにしぃすずSSにも反応ありがとうございました。
 やはりアドリブ掲示板は立てるべきでしたな(反省)。




 今日はもう〆ます。仕事がおちついたとは言え、今週はずっとこんな調子でうわっついていたもんだから、ちっとも身体が休まってません(いや自分のせいだから)。今週末はリカバリーに努めます。


2005年10月06日(木)
『あなたが落としたのはこの銀のマイクですか銅のマイクですか?いえこの金のマイクは僕の私物です』


 お昼休みに歌います。

 「アン、大百の(というか大百を見たいが)為の道、
  ドゥ、大真くんの(というか大真くんを見たいが)為の道
  トロワ、しぃちゃんの(というかしぃちゃんを見たいが)為の道」

 (つうかその三叉路は全て全ツ会場につながっているんじゃん!)(迷う必要ないじゃん!)


 ……ってネタにしているうちは大丈夫だ(自分に言い聞かせ)。


[大真当番日誌]

 稽古場映像を見たときに「ああきっとこの場面だけだろうな、よりによって一番強調されたくないところが強調されて描かれているんだなぁ」と思っていたら、まんまとその通りで初回はやや凹みました(素直だな)。でもアリです。今回の脚本のルイ16世としては十分役割を演じて、むしろやりすぎているぐらいで心底震えます。そういうところが好きなんです(素直だな)。
 というか大真くんのルイ16世は怖かった。キモいを通り越して怖いと思いました。アンシャンレジームの頂点に立つ男は、誰にも理解できない理解されない。孤高だなんてもんじゃない、ただ、そこにひとりしかいないんだなぁと。異質、つうか異常。
 4戦ともすべてピン撮ってしまっているので(またしても分厚くなるアルバム)、このルイ16世に対する周りの反応が見えなかったのですが、あそこは皆ドン引きしているんでしょ?「国王様のお心と思います」とまでいった涼オスカルの心境やいかに。
 という訳でヅラを気にする間もなく、いやヅラを気にする以上にその役作りが怖いなぁと思ったのです。


 ところで記憶が確かならば、大真くんの帰省公演(笑)て、ファラオの全ツ以来ですよね?
 あの時パンを奪っていた少年(パキ)が、再びこの地を訪れたときにはありとあらゆる女性のアレやコレ(唇とか視線とかハート(うわ)とか操とか)を奪っているんだなぁと思ったらちょっと感慨深くなりましたって操ってー!(爆笑)もし私が大真くんのご近所さん(市川に来ればおつきあいで観にいく)だったら超びっくりすると思います(笑)。



++++++++++


[星組全ツ記念SS劇場2]

『泣き虫』


「フェルゼンは帰ったぞ」
「そうか、無事に本国にたどりつくといいな」
 窓から外を眺めたまま。いや、俺に背をむけたままオスカルはなんでもない事のように答えた。なんでもないわけがないのは、俺が一番良く知っている。
 オスカルに近づこうとすると、全身で来るな、と言っているのがわかる。ぴりっ、と青い電流が走るよう。けれどもそれを聞くわけにはいかない。
「オスカル」
 肩をつかみ、こちらを無理矢理向かせる。オスカルは全く想像通りに泣いていた。慌ててその涙を拭おうとする手を捕らえた。慌てて顔を背けようとするのを、許さないように両手を強く掴んだ。
「泣き虫」
「なっ!」
「お前は、本当に昔から泣き虫だな」
「何を……」
「お前はいつだって泣いていたじゃないか。田舎に遊びに行って、大きな蛙を見て泣いていた」
「何の話だ!」
「庭の大きなすももの木から落ちて泣いていた」
「アンドレ、一体何を」
「旦那様が大事にしている、大きなガラスの花瓶を割って、泣いていた」
「昔の話はよせ!」
「初めて俺に剣の勝負で負けたときも、泣いていた」
「アンドレっ!」
「泣き虫」
 俺はオスカルを抱きしめた。
「離せっ!」
「泣き虫オスカル、泣き虫が泣くのを我慢してどうする」
「……っ!」
「泣き虫が、泣いてもおかしくないだろう?」
「……」
「オスカル、泣き虫オスカル」
「馬鹿にするなっ!」
「泣いてしまえ」
 言葉でも身体でも抵抗するオスカルの、顔を無理矢理俺の胸に押し付けるようにして。
 そうだ、泣いてしまえ。今のお前は泣き虫だから泣いているのだから。決してフェルゼンの為に泣いているのではないのだから、それなら、それならばお前は泣けるのだから。
 泣き虫オスカル、お前が泣き虫な事を知っている俺の前で泣いてしまえ。昔の思い出と共に泣いてしまえ。俺はお前の涙を全て知っている、全て知っているつもりだし、全て知りたいのだから……。
「馬鹿……」
 堪えきれないように、オスカルが泣き出した。しゃくりあげるように、泣き出した。怒っているのか泣いているのかわからないような声で泣き出した。
「馬鹿やろう……」
 何度も何度も俺の胸を叩いていた抗議はやんでも、言葉での抗議はやめなかった。俺はそれを黙って受け止めていた。
「……」
 言葉にならない声で、抗議をしながら、泣いている。
 本当はこれは全て俺のエゴかもしれない。オスカルの涙を受け止めるふりをして、オスカルがフェルゼンの為に泣くのを許したくないのだ。お前自身がそれを許さないのではなく、俺がそれを許していないのだ。本当はそうやってお前を苦しめているのは、俺自身なのかもしれない。
 だから、お前はここで泣いてしまえ。俺はお前が泣き止むまで、いや泣き止まなくてもここいいるのだから。
 ようやく落ち着いたのか、泣き腫らした目で俺をオスカルが睨んだ。泣いた事を恥じるのではなく、それすらも俺のせいにするようにきっと睨みつけた。
「お前だって」
「え?」
「お前だって泣き虫だったじゃないか」
「は?」
「初めて私と会った時、私に剣の稽古をつけられて泣いていた」
「あ」
「私がお前の焼き菓子をこっそり食べてしまった時に泣いていた」
「いや、だってあれは」
「庭の池に滑って落ちて泣いていた」
「だから、その」
「ばあやに怒られていつも泣いていた」
「……」
「お前だって、お前だって……」
 俺はなんだかおかしくなってきてしまった。むきになって泣いていた俺を思い出しては並べ立てている。そうだな、俺がお前の涙を知っているように、お前は俺の涙を知っている。それが、なんだかおかしくて、そして……。
「それに……アンドレ?」
「え?」
 オスカルの指が俺の頬に触れる。その指先と頬の間に、涙があった。その涙はなんと呼べばいいのだろうか。
「ほら、お前だって、泣き虫だ」
 そして泣き虫がふたり、顔を見合わせて笑った。


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(いきなりSS始めんといてください!)(だってここはナパームスクエア)(それをジェラシーと呼ぼう)(どうやら流行らせたいらしい)

「泣き虫オスカル」……涼さんのオスカルを見ていたらそんな単語が浮かんでしまいそこからだらっと漏れました。なんというかアンドレの前では子供みたいというか。これだけいちゃついていてもオスカルはアンドレに対して幼馴染以上の感情を持っていないんだ!アンドレもとりあえず自分の恋心をうっちゃってオスカルを慰めたいだけなんだ!うわ、萌えるよね!萌えるよね!(お前だけだ)……そんな感じを表現したかったのですが、多分きっと失敗(うなだれ)。
 観劇前にしぃすずかすずしぃなのかと言っていましたが、満場一致でしぃすずです。前述の新婚バカップル変換でもいけますが(するなよ)、実は801変換でもいけます(ええ?)。身分と財力に見合うだけの実力を陰ながらの努力で身に付けている涼さんと、そんな努力の涼さんを天然な天才肌でしのいでしまう立樹さんという図式です。涼さんが抱くのは、強い憧れと嫉妬。それは同じ強さで涼さんを苛む。それをジェラシーと呼ぼう(しつこい)。
 実は誰ともかけざんはし難い(しぃちぐは別格)と思っていたしぃちゃんが俄然、ナパームスクエアの射程圏に入ってきました。もう、太陽はひとりぼっちじゃない(詳しくは立樹DSの時の感想を読んでください)(伝わりにくい)。





 なんだかすごいしゃかりきになってすみません。しかもするべき事は他にあるような……(公私共々)(素)。
 伝書鳩が滞っていてすみません。かけざんメルマガも忘れてません。でも今はとりあえずソウルオブベルばらで踊らせて下さい。


2005年10月05日(水)
『そんなにかっこよかった?僕が』


 お昼休みからこんにちは。
 びっくりするぐらい仕事が落ち着いています。もとい今日も職場に人がほとんどいないんですが(笑)(納期終了につきパートナーさんの契約切れおよび残存メンバー代休消化中)。
 何度も何度も何度も何度もこういういわゆる「火事場」に放り込まれているので、どんなにひどい状況でもどんなに厳しい状況でも必ず終わるときはくるというのはわかっているんです。色々なものを巻き込んでいろいろなものを犠牲にしながら、なんだかんだで終わるときはあるんです。でもその状況下にいる時はそうは思えなくて何度も何度も何度も何度も心身ぼろぼろにしながら働いています。わかっているんだから、もうちょっとコントロールできればいいのにねってできねえよだめじゃん。
 わかっていてもそれを繰り返してしまう、それをジェラシーと呼ぼう(全然違う)。

 でも終わりが来てもまた始まるんです。そういう仕事です(半笑)。


 ところで今日、夢に涼さんがでてきました。
 星組ショーか何かで皆がでている中、涼さんだけが白馬にのって出てきました(大爆笑)。



++++++++++

[星組全ツ記念SS劇場]

『最期のスープ』

 君は、今台所に立っていてスープを作っている。
 この混乱の状況下で厳しい食料事情の中、少しでも王妃に食べていただけるようにと、毎日スープを作っている。もう何日も王妃はそれを口にはしない。それでも君は毎日スープを作る。少しでもお口に合うように、少しでも食べていただけるようにと。
 ふと、リズミカルに野菜を刻んでいた肩が止まった。そして肩が震えた。わかっている、泣いているのだ。王妃の身の上を思い、王妃の心を思い、もしかしたらこれが最期のスープになるのかもしれないと思い、泣いているのだ。
 俺は、その背をみつめることしかできない。俺には何もできないからだ。
 初めて王妃と言葉を交わした時、俺はとても驚いたのだ。そこにはただの普通の女がいた。あれほど俺たちが憎み恨んできたブルボン王朝最後の王妃……毎朝、既に断頭台の露に消えた夫の為に祈り、片時も忘れない引き離された子供たちを思う。妻であり、母であり、そこにはただの普通の女がいただけだった。
 もしかしたら、俺たちは何か間違いを犯しているのではないだろうか。しかし紛れもなくその女は王妃だった。フランスを破滅へと導いた、アンシャンレジームの頭角。それは今このフランスでうごめく歴史が証明しているのだ。けれども。
 ただひとつわかった事は、彼らもまた人間であったのだ。彼らが俺たちを人間とみなさなかったように、俺たちもまた彼らを人間とはみなしていなかったのだ。同じ人間なのに、それがこの悲劇の始まりだった。そんな簡単な当たり前の事を、彼らも、俺たちも知らずにここまで来たのだ。
 ありがとうベルナール、と差し出した王妃の手は、あんなに暖かかったのに……。
 そして俺は何もできずに立ち尽くしているだけだ。今も。
 うつむいてじっと震える君が動いた。きゅっと、手の甲で涙をぬぐったのがうかがえる。そしてきりっと顔をあげると、またリズミカルに野菜を刻む。君はなんと強いのだろうか。オスカルは君を春風と称した。けれども春風は、ただ優しく吹くのではなく、全ての命の芽吹きを誘うほどに強いのだ。その強さが俺は好きだ。俺はその強さに何度も何度も救われた。
 その風が、今時代の嵐の中に放り込まれている。嵐をとどめることはできないから、だから俺は春風を守ろう。共に嵐に吹かれ飛ばされようと、きっと君は春風のように微笑むだろうから、俺は君と一緒に嵐の中をゆこう。いつかまた芽吹きの季節がやってくるまで。

「お、うまそうだな」
 ロザリーに近づき、味見とばかりに鍋に手を伸ばしたら、お行儀が悪い、と軽く手をはたかれた。そこで顔が合う。ロザリーはもう泣いてはいない。俺を見て笑っていた。
 涙も笑顔も、君の思いはきっと王妃様に届くだろう。
 俺はロザリーにそっと口づけた。


「王妃様、せめてスープだけでも。ロザリーが心をこめてお作りしたのです」


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 (いきなりSS始めないで下さい)(だってここはナパームスクエアだもん)(それをジェラシーと呼ぼう)(だからそれ違うから)。


 ベルナールとロザリー、たったあれだけの場面なのですが、あれだけであったが故に漏れました(病気だから)。紫君とまりえちゃんの並びは良かったなぁと思うのです。きっとこの夫婦はあまりいちゃつきはしないと思います。でも基本ベルナールはマザコンなので、紫ベルナールはまりえロザリーにママンとか言って抱きつくといいと思います。
 と、これだけ漏らしつつも、まりえちゃんがワタフェルゼンを引き止める場面の見事なタックルにガタガタ震え(笑いをこらえて)、王妃がロザリーのスープを飲んだ後に味については一言もコメントをしていないことに気付いてしまいガタガタ震えてました(笑いをこらえて)。


[はみだしソウルオブベルばら]

・やはり「オスカルは死にました」はあんまりだと思うので、今度皆で示し合わせて客席で、「オスカルは死にました」で「えー!」って叫ぶといいと思います(超言いっぱなし)。あと皆でルイ16世コスでオペラグラスを一斉に落したりな!(いやコスはいらんだろう?)(つうかそれじゃあまるで学校の先生に嫌がらせする中学生見たいだ)(時間が来たら一斉にカンペンを落すレベル)。

・もし劇場で「もしかしてナパームスクエアの六実さんじゃないですか?」と言われたら「違います、……違いますっ」と涼オスカルコスでしらばっくれようかと思いました(いやコスしている暇はないだろう)(いやそういう問題じゃないだろう)。しかし最近、この台詞がイヤにやらしく聞こえて仕方ありません(いやそれ脳内で山下先輩んちで言ってた仏蘭西学園浪漫を上演しているだけだろ?)

・ウッディーさんを思いかえすだけで、どうにもツボってしまう。「ヘイユー!君君ぃ!」どうしていちいち繰り返すのー?「♪君の夢は〜、『なに?』」どうしてそこだけ台詞にして問いかけてくるのー?(腹よじれ)。何気にしぃちゃんはお笑いのセンスもあるんじゃないかと思いました。市川でのアドリブで落花生を買いなさいと言って、ええ?となるレークに「そう、茹でるんだー!」と妙におかしい間合いで合いの手(?)、ららぽーとで遊んでおいでと言われて、「近いのかなぁ?」となるレークに「15分!」といい間合いで切り替えしたり。でもそんなセンス云々より今回は「立樹遥さん自身がなんかおもしろい」(誉め言葉)と知らしめた公演だったと思います。

・もしも、レークさんが美稀千種さんだったら。
「君の名前は?」「チーク(ン)!」「かわいいねぇ!」「お前それさっきも言った!二度も言うな!」

・あと、こういうネタとか
「君はレディ・ホワイトが好き?」「はい!」「今度彼女のサインもらってあげるよ」「ええ?マジっすかー!」「ついでに僕のサインも……(ごそごそ)」「いらねーよ!」

・ウッディーさんはレディ・ホワイトへの想いを隠していると言っているが、絶対に回りにばれていると思う。

・そんなに明るくてハッピーなウッディーさんが、実はあんな凄まじいジェラシーを四人も飼っているのかと思うと、それがたまらなくぐぐっときます(飼ってないから)。


 ……大真当番日誌(芝居編)をするつもりがしぃトークで終わってしまったよ(笑)。


[なれあい]

・市川で中日ぶりに再会した小郷さん(よく来た同志!)。ところで小郷さんの物真似は結構似ていると、いつも密かに感心しているのですが、今回一番似ていたのは「ワインにざざ虫がはいっている事に気付いて『え?』『え?』となる柚長マダムの物真似」ですって待ってそんな場面どこにもないから!(笑)。

・管理人仲間に同い年(ヨゴうさぎさんチーム)がいるのがうらやましいと小郷さんに言われ、そこから発展して「45RAC」に三十路チームのリンクだけを集めたサテライトサイトを作ったらどうかという話になりました。タイトルは「30SAI」(まんまじゃねえか!)。キャッチフレーズは「ヨゴじゃねえよ、ウサギだよ!(いやヨゴだし)」。

・という訳で皆で広げよう大百の輪!(繋がっていない)是非各地からの報告をお待ちしております。人によって見え方や感じ方は違うと思いますので、ガイシュツだからとか思わずにください(両手差出し)。もれなく小郷さんちでの作成中の大百アーカイブに回させていただきますので(そんなに一生懸命か)(うん)。



 代休とれたら関東圏なら楽々再戦できたことに気付きました(真顔)。でも今はまだ代休消化できる状況にはなってはいないのでね(大真のおじさま口調)(最近ブーム)。


2005年10月04日(火)
『子供はこんなことはしてくれないでしょう?』


 あんまり長かったんで、こちらでしきりなおし。
 ひっさしぶりに早く帰れたもので、マシンガンが暴走しております。


[新しいアンドレ]

 星組全ツのアンドレはアンドレではないと思いました。
 どう見ても立樹アンドレは「身分の差」では悩んでいないように見えたんです。もうただひたすらに「オスカルが振り向いてくれない」ことに耳としっぽをたらして悩んでいるような?(問い掛けるな)
 正道にて王道な太陽のしぃちゃんのアンドレには全く後ろ暗いことなんかなくて、ストーカーも毒殺もなくて、ただただオスカルがだいすきでだいすきでだいすきでだいすきでかわいくてかわいくてかわいくてでもふりむいてもらえないないからかなしくてかなしくてかなしくて仕方の無いアンドレなのでした(今日のわんこ風)。本当はあの明るさと大きさが、そういう身分の差に悩んで苦しんでそれを乗り越えた故の明るさと大きさ、なら良かったのですが残念ながら現時点ではそこまで到達しておりません(あら手厳しい)。でも今の役作り(の「とっかかり」)は間違っていないと思います(後述)。それに今回の全ツ版ベルばらで、アンドレとオスカルの身分差という要素はいらないと思うしね。本当はフェルゼン伯爵がアンドレを励ます場面が、同じく身分の差の恋に悩むフェルゼン自身の投影という事になるんでしょうが、宝塚のベルばらにおけるフェルゼンとアントワネットの障害は「身分差」という社会的障害ではなく、「不倫」という倫理的障害に重きが置かれているので、フェルゼンの投影としての「身分差の恋に悩む」アンドレはいらないんですな。平たく言うと今回の宝塚版アンドレは原作どおりでなくていいという事なんですが(でも今回に限らず、つうかアンドレに限らず宝塚版は原作通りじゃないんじゃね?)(そうだった!)
 ついイジってしまうのですが、そのフェルゼンに「身分がなんだ!」と励まされて「心の人オスカル」を歌うくだりのしぃアンドレはどう見ても「そっか!身分なんて関係ないんだ!フェルゼン伯爵が言ってたし!よーし明日からガンガンアタックするぞ★身分差なんてちいせえちいせえ!」にしか見えなかったんですが……(あー、また敵を作るような事を)。でも後半戦に俄然芝居の質をあげてくるしぃちゃんなので、その辺は報告を待とうと思います(秘技・他力本願)。いずれにせよ、あの明るさと大きさは本当に得難いなぁと思っています。


[新しいオスカル]

 星組全ツのオスカルはオスカルではないと思いました。
 何が違うかって、涼オスカルは自分が女であることよりも、世の中が正しくない事悩んでいるオスカルなんですよ!正しい事、あるべきことがおさまるべきところにおさまっていない事に悩んでいる、正義のオスカル。そんなの初めて見ましたよ。実際、原作では自分が男であり女であること、そして身分差とそれにまつわるフランスの民衆の現状とフランスの行く末と人が人として生きるべき姿を憂えているのが微妙に交錯しあいながら、最期にバスティーユに倒れるのですが、星組全ツ版のオスカルはまっすぐに正義正当を貫いております。なんかフェルゼンとの恋に悩んでいるのは「自分は男として生きていかなくてはならないから」でも「フェルゼンは王妃様を、王妃さまはフェルゼンを愛しているから」でもなくて、「自分は軍人だから(戦場に恋は不要)」に見えるんですよ(曲解しすぎ)。例の「君は僕のことを……?」とフェルゼンに恋心を暴かれる(笑)場面も「違います、つうか今勤務中なんでそんな話しないでください!」って言う風に見える(かなり曲解)。前日のテキストで、「フェルゼン達が子供に(幼く)見える」と言ったのですが、オスカルに関しては加えて恋の仕方も幼いなぁと思ったのです。フェルゼンが言う「あこがれ」がまさにぴったりな。身を焦がす恋情ではなく、淡い、本当に淡いはつこひ(旧かなづかい)。原作通りである必要はない、と前述しましたがこちらも同様です。むしろ正義正当を貫いている分だけ、キャラ立てが際立ったと思うし。今回の星組全ツ版では正解ではないかと。あの「少しも早くお戻りください」の場面がすごく良かったです。正しい事を正しく通そうとするオスカル。情よりも正をとるオスカル。良かったです。
 涼さんのオスカルは非常にかわいかったです。オスカルという役を被せたらいつものキザな部分とか見栄っ張りな部分とかあざとい部分とかがすっぽりかくれてかわいいとよこちゃんが残ったみたいな。すごく面白かったのがとある回で「まてアンドレ!」と叫びながら去っていく涼オスカルに「カワイイ!」と後ろから声が聞こえてきた事です(通路を挟んでたのに)(笑)。でもそのきもちはよくわかる。うん。


[新しいアンドレとオスカル]

 というわけでアンドレでもオスカルでもない二人だったんですが、かけざんとして素晴らしかったと思います。正しい事にきちきちきりきりしているオスカル(痛々しい)を大らかに包むどころかまるめこんでしまう(笑)アンドレ。つうか一歩間違えばあの人たちやっている事ラブコメですよ!(爆笑)
 という訳で観劇しながら「料理をしていたら塩と砂糖を間違えてしまいキーッ!となるオスカル」「それを『そんな事気にするな!胃袋に入ってしまえば同じだ!』というアンドレ」「『何よ!いつもそんな風に思いながらアタシの料理食べていたのね!』とキレるオスカル」という構図が浮かびました(どこの新婚さんだ)。なんというか、しあわせな組み合わせでした。涼オスカルにはしぃアンドレみたいな適材適所感がたまりません。色々な意味で原作とも、これまでの宝塚版とも違ったアンドレとオスカルなんですが、それぞれの役者としての性質と、今回の脚本にはすごく合っていたんじゃないかなあと思います。だからしぃちゃんのアンドレの役作りも正解だと思うのです。


 無理だとわかっていてもこの二人でもっと見たいと(平たく言うと大劇場版として見たいと)思いました。
 でもそれは叶わない事なので、せめて脳内でしぃアンドレ涼オスカルにやらせたい原作場面ベスト10選出作業に勤しんでおります(笑)。ちなみにベストワンは単行本版の7巻で、司令官部屋で勝手に着替えていたアンドレを見てしまい「ばか者ー!司令官部屋をなんと心得るー!」と怒鳴り「あの胸に私は今まで平気で顔をうずめていたのかわたしは……」とモノローグする場面です(細かすぎる)。
 あと6巻の婚約者選出の舞踏会に軍服で現れて、その場の女性陣をなで斬りしていく涼オスカルが見たいです「さくらんぼのような唇をしてわらっていた、ではこのさくらんぼを盗んでも罪はならないだろうか」




 なんでベルばらでこんなに語れるかというと、単に原作ベルばらが大好きだからなんだよね(笑)。良くも悪くも楽々脳内変換とか妄想劇場とか配役ができる辺りが(笑)。という訳でドイちゃんはサンジュストをやるといいよ(最初は紫君かと思っていましたがベルナールが思いの他良かったので)。ロベスピエールに七風宇海君、ナポレオンにれおん(俺今いいこと言った!)(そうか?)……というか番外編の黒衣の伯爵夫人のリオネルを紫君で。でもル・ルーは大真くんです、これは譲れません。


 すみません、もう少しベルばら語りが続きます。


2005年10月03日(月)
『本気になる相手を間違えてはいませんか?』


 書ける時に書けるうちに書ける順に書いておきます。
 
[ベルサイユのばら]

 市川初日に客席で「これを韓国にもっていくのか」と真っ青になったのですが、その反面ここまで来るとああもうそういうもんだと思うしか、と思えてきました。
 シンディの作品は「植田歌舞伎」と揶揄されますが、今回はベルばらそのものが歌舞伎になったなぁと思いました。歌舞伎ってある程度基礎知識とか元ネタ知らないとわからない部分があるじゃないですか。あと一つの物語の一場面だけを上演するってあるじゃないですか。話の筋が荒唐無稽だったりするじゃないですか。まさに宝塚のベルばらはそうなっていた。あれだけの原作を持ちながら、伝統芸能化してしまったのはある意味すごいなぁと。だからまあ韓国にも「こういうものなんですよ」で、持っていくしかない。「こういうものなんです」と思ってもらうしかない。宝塚が「こんなもの」だけじゃないというのは宝塚が好きな私としての強い反論なんですが、でもそれが世間に浸透しないのは、実は韓国だろうが 日本だろうが変わらないよね?日本の人だって殆どの人が宝塚と言えば「こういうもの」と思っているのだから。……くやしいけれど。実はそれが宝塚がいつまでたってもメジャーエンタ−ティメントになりえない(と私は思う)理由だとも思うし。
 シンディのベルばらは完全にダメだとは思わない。いっこいっこの場面にはすごくいいものを持っている(ものもある)(笑)と思うし、原作のエピソードをダイナシに切り刻んではいるけれど、そこに入れている宝塚のベルばらとしてのエピソードとか解釈(例えばステファン人形への投影とか、つきつめればものすごくいい素材だと思う)も悪くない。けれどもそれを全部ダイナシに(見えるように)してしまっているよね。これだけ批判をうけながら尚も変らないのも、ある意味すごいなぁと。
 あきらめともあきれともつかないようで、でも実はそれが真理のような気がしてきた。

 もうこの際だから、ベルばらは常に名場面集の上演としてしまえばいい。ファン投票で名場面だけやるTCAスペシャルにしてしまえばいい。つうか組を超えた役替わりをしている時点でこれはTCAなんだよ(笑)。
 というわけで、名場面集にするなら私は最初から最後まで薔薇タンでリクエストします(ええ?)。男役は上級生から研一まで薔薇タン。曲が終わるともう次の部隊が大階段上に控えています。男役は全員薔薇タン。もちろん未沙のえるさんにも薔薇タン。割と本気です(娘役は?)(全員悶絶?)(それはちょっとイヤだな)(じゃあ娘役も薔薇タンで)(よみがえれソウル・オブ・喜多)。


[三者三様三叉路]

 フェルゼン編の味わい方がわかったような気がしています。いや、ラストの牢獄の盛り上がりは好きなのですが、それ以外のフェルゼン編の場面て好きじゃなかった。つうかフェルゼンが好きになれない、宝塚の主演男役(笑)がやる役としても、物語の主人公としても、まったく受けれいれられなかったんです。それが、今回はちょっとというか全然見方が変りました。その辺をまとめておきます。
 初見の時にふと「この物語は三人が大人になるまでの物語なのかなぁ」と思ったんですね。三人というのはフェルゼン・アントワネット。オスカルなんですが、この三人がなんだか子供に思えたんです。まあこの「大人」「子供」という言葉は適切じゃないかもしれないんですが、とにかくこの三人は他の登場人物とは異なる(主役(級)だからという意味ではなく)、ある意味違和感を覚えたんです。
 ところでフェルゼンの歌う「愛の三叉路」(今プログラム確認したら「アン・ドゥ・トロワ」というタイトルでした)は今回初出ですか?私は初めて聞いたのですが、これが今回のベルばらの全てだなぁと思っています。 三叉路で立ち止まっているのはフェルゼンのみならず、アントワネットもオスカルもそうだと思っています。アントワネットの三叉路には「子供のための道」とか「国のための(王妃としての務め)道」とかが入り、オスカルの場合は「王宮のための道」「国のための(民衆=国民のための)道」とかが入るんだと思います。で、三人が三人ともその三叉路を前に迷っている。違う国で同じ年に生を受けた三人が、三叉路で迷っている。その三叉路を自分でひとつ選んで進んでいったのがオスカル、フェルゼンに助けられて三叉路を選んで歩きはじめたのがアントワネット、そしてその三叉路に立ち止まったままなのがフェルゼン……いつもの事ながらどんどんわかりにくくなっていますが続けます。
 最初に私が感じた「大人になる」はその三叉路を選ぶという行為なんじゃないかと思いました。大人になると色々な経験や立場から、選択肢っておのずと増えてくると思うんです。そしてその中からひとつを選んで進む、それは立場上選ばざるを得ない場合もあれば、自らの確固たる意思である場合もある。何かを犠牲にして選ぶ場合もあれば、何かを手に入れるために選ぶ場合もある。それが成功するか失敗するかはわからないけれど、選んだことに対する功罪はすべて自分にふりかかかってくる。なんだろう、自分自身の人生に対して責任を持つとでも言えばいいのかなぁ……そういう行為を「大人」とするならば、三叉路で立ち止まっている迷っている三人は子供、あるいは迷い子なのかもしれない。三人以外はみんなその三叉路を選んで進んでいる人たちばかりなんですよね。フェルゼンとメルシー伯の場面が一番象徴的で、メルシー伯はフェルゼンに王妃様の事を本当に考えていないと罵られながら、王妃が王妃である為の道を頑なに主張するわけじゃないですか。それがメルシー伯が選んで進む道だから(そしてそのメルシー伯の前で道を選ぶ事に迷ってしまったフェルゼンは完全に負けたわけで)。アンドレもオスカルとの事に悩みつつも、「自分は死ぬまでオスカルを守る」と道ははっきりとしているから「大人」。プロバンス伯爵やブイエ将軍には「貴族の立場を(自分の利権を)守る」という道を進んでいて、ルイ16世には「錠前を開ける」という道を進んでいて(どういう道だよ!)、デュガゾンは「フェルゼンを監視する」という道を進んでいて、ヨルゲン陸軍大臣は「スウェーデンの名誉を守る」という道を進んでいて、その部下達は「ヨルゲン大臣の為なら俺たちがんばる!(大佐命!)」という道を進んでいて……なんだか話がずれてきたな(笑)。でもとにかく三人以外はそうした道(目的とか使命とか趣向とか生き様とか)を確固たる思いで進んでいるわけです。けれども三人はその道を選ぶ前段階にいる訳で。それを選ぶ過程が、もっと言うとその「ぶれ(迷い)」が固まっていく様子が物語というかドラマになるのかもしれないなぁ(逆を言えば主役(級)以外は固まっていないと話が成立しないというか)。
 「国の為」「王宮の為」と悩んでいたオスカルは、最終的に「国の為」の道を選んで進んでいって散っていった(描かれていないけれど)。
 アントワネットは最終的に「フランス王妃の務め」「母としての務め」を選んで進んで弾頭台の露と消えた。それが物語の「ドラマ」になっている。
 じゃあ主人公であるはずのフェルゼンは?というと最初に言ったように彼自身は自分が歩むべき道を選んではいないのだと思います。一度は王妃の為に身を引く=「ドゥ、あなたの為の道」を選んだのに、最後にまた三叉路に戻ってきてしまった。そして同じくそこにいたアントワネットが最期に三叉路を選び取るのに手を貸した。けれどもフェルゼンはその三叉路に立ち止まってしまった。もうどこにも行けなくなってしまっている。ラストシーンにフェルゼンが浮かべる笑みはアントワネットの人生を(彼女の希望どおり)満たす事のできた満足感であり、自分自身の人生の達成感ではない。ある意味「ドゥ、あなたの為の道」を選んだ事になるのだろうけれど、それがフェルゼンの選んだ(進んでいく)道ではないように思えたのです。きっとあの後フェルゼンは三叉路に立ち止まったままいつまでも「心の荒野」を抱えたままでいるんじゃないだろうか……。原作のラストシーンは、「王妃を失ってから民衆を憎むあまり冷たい独裁者となって民衆から恨まれて殺された」フェルゼンの死体の絵で終わっているんです。なんだかワタさんのフェルゼンを見ていたら、それがやたらと思い出されたのです。そういう寂莫感というか無情感をワタさんのフェルゼンから感じてしまったのです。
 玄宗皇帝の時も思ったのですが自分で選択・決定をしない主人公は、主人公として成立しないというかカッコ良くないんですよ。フェルゼンがカッコよくないのも正にそれ。自分で道を選んでいないから、だから共感し難い。けれどもつきつめて考えていくと、自分の道を選択するより他人に道を選択させる(自分が道を選ぶ事を放棄している)ってすごい事なんじゃないだろうか。そして間接的にではあるけれどオスカルがあこがれを捨てて自分の進むべき道を選んだのも、やっぱりフェルゼンが関わってくると思うので、三叉路から二人の女性を送り出したフェルゼン、という事になるのかもしれない。
 でもすごくわかり難い主人公像だと思います。主演漢役(正しい漢字表記だ)(笑)のワタさんには、もっとわかりやすい主人公というかヒーローを振ってやればいいのに、立て続けに辛抱役というか一歩間違えば宝塚のヒーローして全く成立しない役を振られている。けれどもそれが決してナシではなくて、ワタさんだからこその主人公になっている。作・演出サイドがワタさんの持つキャラクター(スケールの大きさとか)に甘えてるとも思うし、それをこなしているワタさんをすごいとも思います。
 フェルゼンはやっぱり好きじゃないし、感情移入も共感もできない。けれども解釈というかようやく納得ができた。すごいなと思うようになった。物語を面白いと感じた。……やっぱりそれはワタさんフェルゼン故だったんじゃないかなぁと。
 という訳で、今回のベルばらは面白かったです。相変わらずの俺的身勝手解釈ではありますが、すごく面白かったです。


[ソウル・オブ・ベルばら思い出したぞメモ]

・靴磨きの場面で、レークを「かわいいね!」というウッディーさんは一体何を指してかわいいと言っているのだという話になりました。レークさん自身?それとも着ている服?(失礼な)……多分「キュッ、キュッ、キュッ」の音がイルカの鳴き声に似ていて「かわいいね!」なんだよ(ええ?)(だってその証拠にあのキュッ、キュッを一緒に歌っているじゃないか!)(笑)。

・お芝居のとにゃみアントワネットの大熱演にうっかり泣かされたのですが、そのとにゃみアントワネットが、牢獄でしきりに自分の髪(白髪)を触っていた仕草が気になりました。私にはあれが「現実を自分自身に言い聞かせる為の」仕草に見えたのです。きっと白髪になった髪は昔と手触りが違うのだと思います。白髪は鏡を見なければ、見ないで済む。けれども今確かに自分は死を目前にした囚われのルイ16世の寡婦なのだと、自分に認識させるように、その手触りで白髪を、今の現実を思い起こさせる(ずぎゃん)
 フェルゼンの声がして「まさか」と現実を確かめるように髪に触れていたのが、すごく印象的に残りました。


2005年10月02日(日)
それに相応しい名前をつけて呼ぼう


 結局市川4連戦しました(ありえない)。明日からも仕事なのに。
 でも思い残す事はありません。


[大百4連戦]

・10/1昼
 これが噂の……!とマダムとボーイな大百。しきりに汗を拭いてくれるマダム。ほんとにこれでもかこれでもかと拭いてくれるマダム。そんなマダムの手をとって手首にチューする大真くん。キタ!
 つうか大真くん、マダムに「拭かせて」いるよ。左手を腰に当てて、でも右手はしっかりマダムの腰をホールドして……。うわぁ。

・10/1夜
 引き続きしきりに汗を汗を拭いてくれるマダム。ほんとにこれでもか(略)。この回は汗拭きだけで終了。小郷さん曰く、ちょっとキスしそうになった段階で喧嘩が始まってしまったらしい(あんた見ていたんじゃないのか)(いやもう目の前の情報整理が追いついていなかったんだよ)。しかしアレですよ、大真くんがマダムの手を引いて出て行くのがなんかいやらしい。喧嘩に参戦する時に大真くんと離れる時に、ぎりぎりまで手を離さないでいるのがいやらしい。キタ!

・10/2昼
 更に引き続きしきりに(略)。しかし今回は大真くんが途中でマダムの顎にさりげなく触れる。でも拭きつづけるマダム。が、そんなマダムにずいっと迫ってチューしたー!チューしたー!チューしたー!(お前は中学生か)。いやあもうなんと言えばいいのやら、っていうか普通に「うひゃあ!」って言ってました(お前うるさい)。

・10/2夜
 更に更に引き続き(略)。でも今回は早めに動きがありましたよ。チューキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!さらにマダムから右手を大真くんの首筋に回す!そして左手を大真くんの肩にかける!そしてそこで唇が離れ(そこまでずっとキスしていた)、互いに間近に見交わすようにデコを交わすようにうっひゃあー!あまーい!

 あと紫のところも大百でしたな。ももかさんが背中にはりついているだけなんですが、そのももかさんの手の這わせ方がいやらしい。そして最後に二人で目線を合わせるのがなんともいやらしい。退廃的な大百。すごいよ、そんなの見たこと無いよっていうか大百自体がほとんどないんだよ(笑)。
 総じて大百並びで出ていることも多くて、いつもならそれだけでひゃあひゃあ言えるのに、今回はそれ以上ですからね。ああもう現実が妄想を超えると妄想って打ち止めになりますな。もう見てきたものをそのまま書けばいいんだ!(あんたいつも歪曲捏造しすぎ)。もう目の前のものを食べるだけで精一杯ですよ。どうしよう超しあわせ。おなかいっぱい。
(小郷さんが来てくれてよかったなぁと思いました(素)。東宝の時、ストリート大百を毎回チェックしつつも、文章にならなくてそれを伝えられなかったのが辛かったんですよ。この喜びをお前と分かち合いたい(ファラオコス)のに!のに!というジレンマが(笑)あったので)。


[大真当番日誌]

 恒例の当日しか言えないピュア発言をば(恒例?)。
 実際の舞台を観ていると、自分がほんとに大真くんの事を好きなんだなぁと痛いほど痛感(真飛語)します。 でも舞台が終わるとその思いは消えてしまいます(ダメじゃん)(笑)。本当にね、観ている時の私はもうピュアなんですよ!(自分で言うな)でも舞台が終わるともういじくりまわしたくてしょうがないんですよ!……わかっています。結局どっちにしても痛いって事は(うなだれ)。

 というわけで、いじります。
 大真くん、素晴らしいスケコマシっぷりでした。
 その1:クラブの場面で登場時に花愛瑞穂かあさんから熱烈な声援(「すばらしぃー!」)を受けていた大真君。市川千秋楽では、そんなかあさんに投げキッス。かあさん陥落。
 その2:同じくクラブの場面で、舞台前方で踊っている時に、最上手テーブルにいるまりえちゃんにモーションかけます。それに「きゃあ!」といつも反応していたまりえちゃん、市川千秋楽ではくらん、と椅子から転げ落ちそうによろめいていました。
 その3:ももかさんへの、というかももかさんからの熱烈なキスシーンは上記の通り。
 その4:紫のところ、背中にすがるももかさんとのやりとりもあれなんですが、ここではにゃんさんとしているキスもすごい高カロリー。
 その5:白シバの子の最後の(元々は銀橋だったところの)場面。今回は組長と並んでいるんですが、曲の終りのキメシーンで、組長を後ろからエスコートしてキメポーズを取る大真くん。ついに組長までエスコートテクを使いますか!(あれ振り付けなんだよねぇ?大劇場東宝の時はまりえちゃんを後ろからエスコートしていたのですが、今回大真くんがむりやりやっているように見えるんだよ……)。

 大真くんのエスコートテクとかキス魔っぷりとかは今まで言われてきたと思うのですが、今回はっきりとわかりました。奴がやりたいのはきっと千人斬り








 そんな大真みらんさんが大好きです(まとめ)。



--------(インターバル)--------

 とにかくものすごい情報量で、いまいち整理しきれていないのですが、ネタメモだけ書いておきます。こういうのはすぐ抜けちゃうからね(笑)。ベルばらに関するあれこれとSSは後日にしておきます(ちょっとまて後半のは何?)

[ソウル・オブ・ベルばら順不同メモ]

・とりあえず今回は芝居もショーもしぃちゃんの圧勝だったと思います。びっくりした。思っていた以上にしぃちゃんて宝塚スターだったんだ(素)。いやスターになったというべきか。しきりに涼さんと並べたいと言っていたんですが、多分二人とも『宝塚スター』(涼さんの場合はスタァ)(笑)だから並べたいという直感が働いていたのかもしれないって何言っているの六実さん意味がわからない。

・しぃちゃんのウッディさんはオーキッドさんとは全然違いましたな(いやそもそも名前が違うし)(笑)。あの奇妙な余裕というか大きさにすごいやられました。
 で、一番違うと思ったのが嫉妬の場面。トウコさんの嫉妬は後ろ暗くも止められない負の感情の表れ。とまどいもためらいもあるけれど、それでも抑えられないこの思い、それに揺れる涙目が萌えなんですが(最後のは関係ないんじゃね?)(笑)。しぃちゃんの嫉妬はそれが負の感情であることをわかっていながら、けれども自分の思いは抑えられないから、だから自分にとってはそれが正であるとしている。それがどれだけ愚かで醜い事かわかっていても、自分にとっては正道。なんのためらいも迷いも無い。それを非難されるのなら、地獄の門番の剣で貫かれるのなら、それを甘んじて受けよう。覚悟の嫉妬、当然の嫉妬。……それが怖いぐらいでした。
 歌詞が微妙に変わっていますよね?トウコさんの時は「それはジェラシーと呼ぼう」でしぃちゃんは「それをジェラシーと呼ぼう」(間違っていたらごめんなさい)。たった一つの助詞の違いで全然違う。
 「それは」ジェラシーと呼ばれるものだから、人間の負の感情としてだれしもが持つジェラシーと呼ばれる感情。己の思いをジェラシーと決めているのは、人間の普遍の真理から。
 「それを」ジェラシーと呼ぶのは、自分自身の意思。己の思いをジェラシーと定義づける。定義づけるということはその思いに責任を持つという事。誰が決めるのでもない、誰に決められたものでもない。
 (これで全然違っていたら本当にはずかしいな)
 そういう違いを感じました。

・今回、嫉妬の場面の影達は、盆にのって回るのではなく、舞台後方の階段で控えているのですが、そこでレーク、ホワイト、ウッディの様子を見ている大真くんの表情が凄まじかったんです。すごい目線でホワイトを「見やって」いた。そしてその右斜め上で、ずっと腕を組んだまま前を見ている紫君。表情は見えない。その後後ろを向いてもやはり腕を組んだまま微動だにしない。冷静に事態を見守っているよう。ああ、そうか大真くんが嫉妬の動の部分で、紫君が嫉妬の静の部分なのか。あるいは「熱」であり「冷」であり。ウッディーの中にうごめく嫉妬という感情たち。東宝で盆がぐるぐるまわっている時はこの対比に全く気付きませんでした。すごいぐっときました。

・と、言いつつもうっかり「立樹遥とザ・ジェラシーズ」という単語が思いついてしまい一人で悶絶しておりました(笑)。「立樹遥とジェラシー隊」「立樹遥とチーム・ジェラシー」……立樹遥を安蘭けいに入れ替えると全然おもしろくないのに、「立樹遥」だとなんでこんなに面白いんだろう(素)。そういうところもウッディーさんとオーキッドさんの違いかなぁと(ええ?そうまとめるの?)

・クラブの場面はほんとに大百しか見ていないのですが、ちらりと視界に入ったぎんがみ君の成長振りに驚きました。あの仕掛け方というか誘い方がすごい様になっていた。まりえちゃんと踊るのですが、まりえちゃんとちゃんとリードしていたもんなぁ。

・ついでにクラブの場面で大真くんをピン撮っていた時、一緒に視界にはいってきますちゃんのリアルギャング(違)っぷりに震えました。椅子に腰掛けて、葉巻に火をつけて、けだるげに吸っている。すげえ、すげえよますちゃん(でもちゃんづけで呼ぶのか)(笑)。

・今回もいそいそとまりのゆい部活動をしていました。仮面舞踏会のソロで、こういうクラシカルな場面にも合う歌い方ができるんだなぁと実感。いや、割と彼女は歌姫だけど癖があるかなぁと思っていたので。ああもうほんとマリーノはカワイイなぁ。あのざますざますの場面でヅラびょんびょんさせて跳ねているのはすごいオモロカワイかった(オモロ、て)。ショーのプロローグは相変わらず強そうでした(誉め言葉)。伝わりにくいとは思いますがマリーノの事は溺愛しております。本当に目に入れて痛いぐらいかわいい。

・ドイちゃんはイイなぁ。私は彼を若くて可愛いだけの男役じゃないのよ!と強く世間に訴えたいのですが、でも可愛さ「も」愛でられるのは今ならではの事なのかなぁとも思いました。ちょっと目が離せない時期だと思います。ロケットリーダーはすごかったですな。ほんとドイちゃんはイイ。フィナーレの元気な笑顔もイイ。男役への姿勢が強そうなところもイイ(それ前も言った)。
 ところで市川初回での、芝居でのスウェーデン士官がいつものポマードペッタリオールバックでした。そうか!ドイちゃんの中ではやっぱりオールバックなのか!と大喜びしていたら、そのあとは普通に髪型作ってました。いや、普通に考えて後者の方が正解なんですが(笑)。



 時間切れ。追々書いていきたいとは思いますが、今週そんなに時間とれるかしらね(聞くな)。
 書き足りないと思うのは、それだけ満足してきたって証拠だよね(聞くな)。


[伝書鳩返し]

・雪組(つうか壮シナラブコメアドリブ)タレコミありがとうございます。で、いただいた伝書鳩の中に
 >きっともう六実さんの頭の中は
 >全ツで一杯だと思うので
 >季節外れネタですいませんでした。
 何言っているんですかー!(全力ダッシュで接近)それとこれとは話が別ですよー!(空っぽのおひつを差し出しつつ)(別腹ならぬ別おひつ)(笑)。おいしくいただいております、ありがとうございます。まだ食べれます(貪欲)。
 本当はこんな状況じゃなかったら「壮シナアドリブ報告掲示板 エルコレ・コレクション略してデスクの引き出し」というのをやりたかったのですが!が!(なんだそのタイトルは)(笑)。



[おまけ]

 六実さんが4コマに挑戦しました。大層微妙。



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