2005年05月31日(火)
お水のなかだと肌の色はすこし白く見える


 モチベーションは落ちていないがテンションが低い(あたしが)(えーそれで?)。


 水鏡に映した顔をごらん
 ……見ているだけでちょっと楽しくなってきた。
 
 もうちょっとテンションあげてみます。


 長崎らぶらぶ節を更新しました。
 かおりちゃんが出てこれないようなので、せめて私から。


 (で、テンションあがった?)(どうかなぁ)






2005年05月30日(月)
水色の舞踏会


 今回のショーで一番ときめいた言葉はバレエの場面でドゥが歌う「水色の舞踏会」です。みずいろのぶとうかい、ちょうかわいい(素)。つうかあそこのドゥちょうかわいい(頬染)(るな)。「みずいろ」というのはなんとも言えず叙情を誘うものなのかもしれません。リリカル?(よくわからない)。
 仲良し元同期(子持ち)に聞いた話ですと、今の色鉛筆には「はだいろ」は無いんだそうです。「肌の色はひとつじゃないから(=差別につながるから)」という理由で「うすやまぶきいろ」となっているんだそうです。へぇぇぇぇー(素で驚き)。なんかそれも違和感あるんですけれどね。
 そのうち「カズノリレッド」とか「マレーネ先輩色」とかそういう色鉛筆もできるのかもしれない(できないよ)。でもそう思うと(この辺り一帯限定とは言え)「色」に名を残していったあの人はやっぱりすごい人だったのかもしれない。

【45R的色鉛筆】
・もやし鳩色(しろ)
・カズノリレッド(あか)
・マレーネ先輩色(むらさき)
・真飛黒髪色(くろ)
・雅春鱗色(メタリック)



 なんの話がしたいのだ君は(さあ?)。


[はみだしソウル・オブ・シバ]

 STOMPの場面は大百しか観れていない私ですが、2回目の観劇時のこの場面のラスト、オーキッドさんに「ええ?僕の事を選んでくれないの?この服を見てよ?」なアピールをする涼さんを捕獲してしまいました。そんな着ている服をアピールしたってアカデミーには入れてもらえないよ!(笑)。あれは「こんな服を着ている僕をどこの家の子だと思っているんだい?(圧)」なのかと思っていて、その辺の話を小郷さんにしたら「いや、きっと議員バッチとか弁護士バッチとか見せ付けているんですよ」と言われました(忘れずにメモったよ!)。ひぃ!財力じゃなくて権力(いっそ法の力)に訴えてきているんですか?……いずれにせよ「涼さんならありえる」と思わせてしまうあたりがスズミズムの真髄だと思います。
 ショーを見ながらずっと「どうして涼さんは全然振り付けが正しくないのにこんなに素敵なんなんだろう」と思ってました(笑)。


[伝書鳩返し]

 すっかりご無沙汰しております(平伏)。ちょっとした反応から長文論文までいつもいつも楽しく読ませてもらっております。本当に最近レシーブしきれずに取りこぼしておりますが、呆れず見放さずにはばたかせてもらえるととても嬉しいです。
 配役ネタに反応返し。

・妄想配役はいつも、配役そのものよりまず元ネタが伝わるか気になっているので、CATMANにちゃんと反応いただけて驚きました。そう、あの太陽に向って撃つのとかやってもらいたいですよね!(前のめり)。

・ああ、そうか!学年無視すれば「琴百白陽」が一番しっくりきますね(@若草物語)。納得ー。
>ローリー=大真君で!
 それ、私も考えたんですが、なんかドリーム過多っぽくて黙っていました(笑)(よかった、ひとりじゃない)。
 ちなみにジョー=ヒヅキを配したのは続編のベア先生(手袋の指に穴が開いていても気にしない人)とのほのかなラブロマンスが見たいからです(「先生がいなくなってしまうから!」)(この場合ベア先生はおかっちさんでお願いします)。
 メグ=となみを配したのは続編の家中をジャムまみれにする新妻パニックが見たいからです(つうかいちいちマニアックすぎるよ!)(笑)。


 あ、あと自分の中でちっとも消化しきれていないと反省することしきりだったエリザマシンガンに、色々反応いただけて嬉しかったです。本当に今更ですが、嬉しかったです。





2005年05月27日(金)
忘れていることを何度でも思い出せるのは


 「新選組!」続編ドラマ放映決定
 うわーい!(キラキラキラ)



[長崎ぶらぶら節:唐人屋敷のひとびと]

 初見の時に、となみが「らしゃの恋人」として紹介された時、後ろで一緒にお辞儀をしていた、おやびん・まりえちゃん・ヒヅキ……私、あれを「らしゃをはじめとする伊左次の子分の女『達』」って解釈したんですが、間違っていますか間違っていますよねでも都合のいい方に解釈します(かけざんだいすき)(だって人数ちょうどぴったりじゃん!)。という訳でその場で組み合わせ抽選会を(脳内で)行った結果、『さそり×桃羽(琴)、らっこ×柳花(百花)、あんぺ×柳麗(陽月)』という対戦カードが決まりました(脳内で)。裏カードとしては、『さそり×らっこ、桃羽(琴)×柳花(百花)、あんぺ×柳麗(陽月)』もご用意しております(笑)。いや、意外に琴百(百琴か?)が良かったんですよ。まりえちゃんがおやびんに縋って泣いているところをみてちょっとときめいたんだよね。なんか「おねーちゃんおねーちゃん」って懐いている感じがしてね(目を覚まして!)。山下先輩によるとあの四人は姉妹らしいいので(決め付け)、四人姉妹は自然と2対2になるらしいので、となみ×ヒヅキ、百花×琴という感じでいけばいいんだと思います。桃羽もきっといつも姉達の後ろを着いて回っていたんだと思います。だけどある日、柳花ねえさんは、尾張無宿の恋人に愛想をつかし出入りの内通辞と手に手をとって唐人屋敷を出て行ってしまった。何よりも家族を一族を重んじる中華民族であるねえさんなのに、それほどまでにそのこいははげしくもえたものなのでしょうか。大人の世界をかいま見る桃羽。なんだー、お芝居でも大百じゃーん!(何もかも間違っています)。どうでもいいんですが、内通辞たちがいる麻雀部屋とかいう話が出てきましたが、その瞬間「いる!ももかさんは絶対にそこにいる!すごくそこに馴染んでいる!きっと今ツモっている!」と思いました(笑)(麻雀良く知らない)。
 ちなみに私の中でははエレナ様はシャーマン(呪術者)という設定でした。いや、最初に祭壇(?)に向って祈っていていたのを見て。かっちゃんもシャーマン、つうかこの場合風水師か?二人は中国4000年の歴史をもってあの出島界隈に結界を張っている巫女なんです(震)。ひかちゃんマリーノはその後継者、多分一番呪力が強いのはマリーノだけれど未だその目覚めを知らないっていう設定でした(でしたって言われてもさあ)。いいの、マリーノが可愛かったからそれで(繋がっていない)。
 つうか四人姉妹と聞いた瞬間、うっかり脳内で百琴白ヒヅキで若草物語を上演しかけてしまいましたが、まったく配役が合っていない事に気付いて即行で却下(最初からやるな)。でもヒヅキのジョーは見たい(続・若草物語の方で)、ついでにとなみのメグも見たい(続・若草物語の方で)。


 前言撤回。これ全然リピート出来る。二回しか見ていないのにこの有様だしな。我ながらウンザリだが自分にとっては一番正しい観劇方法かと(笑)。



 長崎同心でギャルゲーが割と好評で嬉しかったです(伝書鳩さんありがとう)。でも続編はでませんからー!(笑)



 唐突に。真飛さんでCATMANはどうだろう。(「うんざりなんだよこんな街」……うわー、ときめくー(私が))(よくよくみたら、登場人物に鼠さんがいました(大笑))


2005年05月25日(水)
若さ、振りかぶって投げた


 ぃよくやった!(小学二年生の頭わしづかみにしつつ)(わしづかみ?)(笑)


 というわけで、ちゃらさんちでの大真茶報告をすんごいピュアファン気取りで読んでほろりとしてきました(うわ)。今年度の私の目標は新公卒業した大真みらんさん(タレント契約)のモチベーション低下の予防と対策(なんなんだそれは)だったんですが……だ、大丈夫だったみたいよ?いや、舞台を見ててもそうは思っていましたが、というかそういう事を本気で心配している辺りが割とマジメイトっぽくてうっとおしいよね六実さんは(倒置法)。
 そんな事を考えながら、ふとこの間プロパーさんとこのお姉様とご飯食べながらモチベーションの話をしていた事を思い出しまして。お姉様曰く「結局モチベーションって、自分自身の問題だから、周りの環境がどうとか立場がどうとか、そういうのでモチベーションあがったりさがったりって文句言うのは違うわよね」。……いやあ、正論かとは思いますが、それでもあがったりさがったりしてしまうもんじゃないですか、ねえ?
 若い頃は(遠い目)この「どうしてもあがったりさがったりしてしまうもの」に対して力づくで向っていたんですが、ようやく「あがるときはあがる、さがるときはさがる」と気付てからは、割とその波をやりすごすようになってきました……いや、向っていく力が無くなってきたんだな、きっと(笑)。でもできるだけ上げていこうとは思っています。本当にね、とりあえず元気じゃないとどうにもならないじゃないですか、とりあえず元気ならなんとかなるじゃないですか。
 何が言いたかったのかというと、そういうものですから、大真みらんさん(たれ目の貴公子)のモチベーションを心配するなんてさぞかし余計なお世話で、そして涼紫央さん(宝塚スタァ)のあのどこに出しても落ちないモチベーションは本当に見習うべきだなぁと(意味がわかりましぇん)。いや、涼さんのあのモチベーションの高さはすごいと思うのよね、あの人からネガティブなイメージを受けたことが無い(素)。


 話が繋がったところで(ええ?ここまで前振りなの?)、ソウル・オブ・長崎ぶらぶら節の涼さんの話を。


[高い男(モチベーションが)(そして金額も)]

 誰もつっこまない、というかスルーされている気がして仕方ないのですが(笑)、私的にはらっこさんのビジュアルはアリです。すごいあのヅラはがんばっていると思うよ!あれをかぶっても「タカラヅカ」しているところが涼さんだなぁと思います(言っておくが誉め言葉ですから)。公演始まって1週間と日は浅かったんですが、涼さんにしてはめずらしく役柄が出来上がっていたかな、と(お芝居はいつも、ムラの時点では役者というより宝塚スタァ色が濃厚な人)。いや、単にあれ以上掘り下げることのできない役だからじゃね?(しーっ)久しぶりに「悪」寄りな涼さんで楽しかったりしています。あの、片頬あげて笑う様がたまりません(そんなのむっさんだけだから)。あと人の生き死にを諸行無常に流しているところとか。
 ショーはもう涼さんのソロ、あのクラブでのソロがあったことに初見の時にすんごいびっくりしちゃってね。なんだか色々すごいじゃないですか、いや立ち位置とか見せ場とか美味しいとかそういう意味じゃなくて、涼さんのあの声が流れるクラブて!あの声でみんなが踊ったりいちゃいちゃしたりするなんて!(きゅうううううう)(何の音?)(笑)。……涼さんは本当に素敵だなぁ。今から全ツが楽しみです(飛びすぎですよ!)(全ツ班と信じて疑っていない)。




 そういえば宙バウ観てきたのに何にも触れていませんねこの人。……いや、わかりやすく食べ残してきちゃってね(遠い目)(食べ残したものは山下せんぱいとえみさんが食べてくれました)。とりあえず、ケーコたんのドリー夢満載の舞台に「タカラヅカでこんなものが!!!タカラヅカって奥が深い!(やや引き)」と思い、天羽珠紀さんに「管轄外にこんな人が!!!タカラヅカってまだまだ広い!(前のめり)」と思いました。MVPは文句なく彼に捧げます、あの職人芸にすごい惚れる。あのひとすごい。


2005年05月24日(火)
この梅雨を君にあげよう


 今サイコウにキッコロ萌えな香鼠さんに捧げます(是非最後までスクロールしてね★)(つうかそんなのメールでやれ)



 場もなごんだところで(なごんでない)。おとといの自分の発言を有言実行してみます。
 ええもう、ひとりでも需要は需要ですから(えー?)。

[長崎同心日誌合コン大作戦]

 今話題の合コンアドベンチャー。今日は攻略方法を大公開★

【館岡さん】
 長崎同心の中では一番攻略の難しい館岡さん。最初の合コンでよほど運が良くなければ「無理矢理合コンに参加させられた館岡さんが帰っちゃう」イベントが発生、その後、シナリオの後半まで館岡さんに会う事はほぼ皆無。もし館岡さんを攻略したいのなら、「無理矢理合コンに参加させられた館岡さんが帰っちゃう」イベントの翌日に、長崎湾に行ってみて。これまた運がよければそこで「港に傷つき迷い込んできたイルカを飼育する館岡さん」に会えるかも。意外な彼の一面を知って、きっと好感度パラメータがあがるはず。でも気をつけないと「武士として恥ずかしいところを見られた」と館岡さんが出家するイベントが発生しちゃう可能性もあるからね!
【佐藤さん】
 粋でイナセな佐藤さん、大人な態度な合コンリーダーには、品格パラメータと知性パラメーターを上げて迫っていこう!但し粋でイナセなだけに、佐藤さんはひとつところにいない人、上手くいっていると油断していると、佐藤さんの部屋で石浜さんと鉢合わせ★なんてイベントが発生しちゃうから気をつけてね。どうして石浜さんと鉢合わせるのかは、粋でイナセな佐藤さんは男色の気もあるからなんだって。

【旗野さん】
 ある意味、館岡さんより難しいのが旗野さん。なぜなら彼には「妻子もちコード」があって、基本的にハッピーエンディングがないから。それでも歳に似合わず熱血な旗野さんとは「今宵ひと夜」イベントがとても発生しやすいの。でもこのイベントを消化してしまうと、他の同心とのエンディングはまず不可能。腰を据えて本気で攻略するか、あるいは最初から近寄らないのが無難かも。それでも同心の中では一番親しみやすい人だから、仲良くしておくといい事が沢山あるよ。

【鈴木さん】
 うっかりすると「あらいたの?」な存在感の鈴木さん。おっとりのんびりで、台詞ページもスキップできない仕組みになっているから、一度ハマるとなかなか抜け出せない予感。ある意味、一番プレイを長く楽しめる相手かもしれないけれど、とにかく色々はっきりしない人なので、なかなか恋愛パラメータがあがらないの。それでも彼には隠しエンディングで「実は京都の老舗呉服商の若旦那、都に凱旋嫁入り」があるから、攻略しがいのあるキャラかもね。

【石浜さん】
 一番若い石浜さん。おそらく最初の合コン翌日には、一番最初にアプローチをしてくるはず。けれども若いだけにかなり移り気、ちょっとでも油断すると、すぐどこかに行っちゃうから、最初のアプローチを受けるなら、最後までつきあう覚悟がいいかも。シナリオの後半で「四葉のクローバー探し」イベントを攻略すると、ほぼ確実にエンディングを迎えられるけれど、そこで四葉のクローバーが見つからないと、佐藤さんも交えて「あいつとあのこ、そしてあたい」の堂々巡りイベントが始まっちゃうからそこだけは気をつけて。

【その他】
・複数の同心とかけもちお付き合いになった場合、剣を抜いての「私の為に争わないで」イベントが発生して、同心の負けた方が死んでしまうから気をつけて。その時、近くに佐藤さんがいれば「おっとりチャルメラ」でイベント回避できるから、佐藤さんの同行は常に把握しておいたほうが吉。
・同心攻略の進捗度を知りたかったら、唐人屋敷を訪ねてみて。そこで「さそり、らっこ、あんぺ」に絡まれた時、その時点で一番好感度の高い同心が助けに来てくれるから。でもシナリオの最初の頃にこのイベントをやっても、「誰も助けにこない」なんて事になりがちだから、それは避けた方が賢明かも。
・情報集めは「ぼら」を上手く利用して。あとシナリオ後半からは「ひさご屋のお吉」さんからも情報収集可能になるわよ。
・運良く雨の日に「らしゃ」に出会えたら、絶対に話しかけて。唐人屋敷の中への出入りが自由になって、同心の皆さんに売れる情報をつかめるかも。
・追加ディスクを利用すると、この「らしゃ」を中心とした18禁イベントが楽しめるわよ。


 以上、長崎同心の皆さんと合コンするギャルゲーの攻略方法でした(ギャルゲー違う!)。ギャルゲーはおろかゲームもろくろくやったことないので、色々なものが間違っていると思います。じゃ、とりあえず猫耳とメイド服投入で(誰が着るんだ)(誰がつけるんだ)(軌道修正不可)。


 すみません、ふざけすぎました。
 反省して、ちょっと真面目にいじります。








[長崎同心日誌]

「おい、そう怒るな」
「これが怒らないでいられるか!私は帰る!」
「まあまあ、今日はあんたの為に設けた一席じゃないか」
「仕事の話かと思えば、こんなところで乱痴気騒ぎとは!」
「あんただって、嫌いじゃないだろう?」
「一緒にするな!」
 こうなってはもはや手がつけられない。丸山遊郭、館岡の歓迎とばかりと一同で乗り込んではきたものの、ごらんの通りの顛末で。丸山の外れまで、途中で席をたってしまった館岡を追ってきたものの、取り付くしまもない有様で。肩をいからせて、下駄の音すらも叫びをあげるように。身体も大きければ声も大きい、それでも浮世の愉楽のこの界隈では、そんな館岡を気に止める者もなく、ただ佐藤だけがそんな館岡の背を見送っていた。
「佐藤さん」
 声をかけるものがあった。
「なんだ、鈴木か」
「館岡さんは?」
「ここにいないって事はそういうことだろ?」
「ええ、まあそうですが」
 ほんのり酔った顔が、苦笑した。
「お前は?なんでわざわざ来たんだ?」
「いえ、酔いを覚ましに風にあたりに来ただけで」
「なんだい、そんな理由か」
「心配してきた、と言ったところでもう意味のないことですから」
「お前、酔っているなぁ……で、旗野さんは?」
「酔っ払ってますよ。いつも通りに。あんまり絡むもんだから、姐さんたちも皆下がってしまって」
「いつも通り、か。どうせ明日になれば、館岡さんに吹っかけたことも忘れているんだろうなぁ」
「ですね」
「石浜は」
「一人で飲んでますよ」
「で、俺たちが戻ると、褌一丁で大の字になって寝ている旗野さんと、顔色一つ変えずに黙々と飲んでいる石浜がいる訳だ」
「ええ」
「戻りたくねえな」
「でも、いつも通りですよ」
「だなぁ、そうなんだよなぁ」
 遠くから聞こえる三味の音にも、どこか異国の音色が混ざる。さんざめく声、声、声。
「良く言うんだけれどな、同じ釜のメシならぬ、同じ見世の妓ってね。いっしょにあがって一晩過ごせば、こうぴったりと仲間意識が生まれる、って寸法だったんだけどなぁ」
「あの人には、通じないでしょうね。そういうの」
「……最初にいえ、そういうのは」
「酔っているので」
「そうか」
 いつまでも、こんなところで男二人いても仕方ないと、来た道を戻り始める二人。
「なあ、鈴木」
「はい?」
「お前、館岡さんの事どう思う」
「いい人です」
「打てば響くような答えじゃないか」
「いい人です。こうして、館岡さんの為に心をくだく佐藤さんも」
「は?」
「皆さん、いい人です。皆さん、皆いい人です」
「お前……同心にはむかねえなぁ」
「は?」
「うんそうだな、なんか客商売とかしたらどうだ?なんか呉服屋の若旦那とかさ、似合いそうだなぁ」
「何ですか、いきなり」
「お前が、『いい人』だからだよ」
 照れ隠しのように、言葉を冗談にまぎれさせて。最後の言葉に、少し遅れて鈴木が顔を赤くした。このはんなりと笑う仲間を、佐藤は弟でも見るような気持ちで好ましいと思っていた。そしてきっと、館岡に対しても、自分はどこか好ましさを感じているのだろうとも。
「ま、いいか。行くぞ」
「はい」
 石畳の上を、下駄の音がまろぶようにからからと、丸山の夜がふけていく。


 (相当長崎同心が気に入った模様ですよ?)(つうか真面目にいじるとこれか)(どっちにせよ性質悪いな君!)




 こういう事をやっているのが、一番ナパームスクエアらしいなあと思います(素)。



2005年05月22日(日)
「おあずけですよ」(涼さんの声で読んでください)


 今年最後のムラ遠征から帰ってきました。でも何故かオトモダチに「むっさんはあと一回は来るね、雪組とかで来るね!」とすごい力強く予言されました(笑)。とりあえず、予定上は今年最後です。
 ヨゴ方面は濱鯱鼠豆で集合でした。天気がなんとかギリギリ持ちこたえたのは、やっぱり北濱西のワイルドカード(違)が切られていなかったという結論に(笑)。
 そういえば、本科生のすみれ売りだったんですね。遠くから冷やかすつもりが「うわ、カワイイ!あのコカワイイ!」と喰らいついてしまいました。……いいよね、カワイイのは(素)。
 ちなみに大真茶は参戦しておりません(えー?)。






 以下、ネタバレなんて気にしてないんでご了承ください、な公演メモ。


[長崎ぶらぶら節メモ:総論など]

 初見の時に、幕が下りて驚いたのが「あ、意外とまとまっている」だったんですね。えーって思う人もいるかもしれませんが、シンディにしてはちゃんと公演時間枠に合わせた作品だったなぁと。おそらくミエコ先生ショーの部分を除いたら、芝居の正味時間は一時間強かと思うのですが、その時間枠に起承転結ちゃんと収めたなぁと思いました。ちなみにこの時間枠に対して中味が薄くて「合っていなかった」のが「天使の季節」ですな。 もちろんもちろん、檀ちゃんのサヨナラ作品としてはどうなの?とタカラヅカの興行として不十分な部分とか、つうかさそりはどうなったの?とか未消化な部分も多々あるのですが、主役二人(伊佐次と卯之助)を中心に見ると「なにがどうしてどうなってそれにはこういうりゆうがあってだからさいごはこうなった」がちゃんと成立しているんですよね。それがひどく真っ当に思えました。つうかそれすらも今までの植田作品はクリアできていなかったんだよ(毒)。理事辞めてから少しはいい方向に改善されつつあるのかなぁと、割とシンディ擁護論に気持ちが傾き……いや、私が思った「まっとうな」部分は原作による部分(シンディの功績じゃない)なんじゃないか?(しまったー!)


[長崎ぶらぶら節メモ:咀嚼解釈]

 原作のタイトルは「江戸無宿」。
 でもふと思ったのが皆「無宿」なんだなぁと思ったんですよええ唐突に。
 (↓ここから過大解釈が始まります)
 「みんな無宿」
 江戸無宿と称される伊佐次だけじゃなく、江戸から長崎にたどりついたおしまも、江戸から伊佐治を追ってきた卯之助も、伊佐次の子分達も無宿。唐人屋敷の人々も、祖国を出ているという点でやっぱりみんな無宿なんだと思います。誰もがみんな、今いる場所は仮の宿にすぎない。その無宿な状態から、帰る場所を、戻る場所を、あるいは本当の宿を求めようとしていたんじゃないのかなぁと。
 その中で伊佐治とおしまは同じ帰る場所を求めた。それは江戸ではなくて、過去に帰ろうとしていたんじゃないかと思えてならないんです。
 とにかく何の因果か再会した幼馴染三人、そのうち二人はまるで夢見るみたいに、「なにもかもが輝いていた」江戸に、過去に帰ろうとしていた。やりなおそうとしていた。たまたま現状の「仮の宿」で足掻いていた伊佐次とおしま、帰るところは同じ二人が、ただ帰りたがって肩を寄せ合って帰ろうとしていた。けれども同じ帰る場所を持っている卯之助は帰ろうとはしなかった。彼は二人が帰ろうとしているところが、過去にすぎなくて、そしてそこには絶対に帰れないことを悟っていたんじゃないかと思ったんです。おいらの足が治らないのと同じように、昔になんてもどれやしねぇ(つうかワタさんごっこかよ)。
 けれども卯之助も無宿、仮の宿。彼にも帰りたい場所があって、それは伊佐次の中にあったんじゃないのかなぁと。伊佐次によって生きる力をもらった卯之助は、伊佐次がいるから生きてこれた。だからこそ、伊佐次を生かしたかったんじゃないのかと。仮の宿で、生きていけば、生きているんだからそれでいいじゃねえか、と。おめえらが帰りたい過去には、帰れねえんだからよ!(つうかワタさ(以下略))
 そして同じように無宿で仮の宿にいるらしゃ、彼が帰りたかったのは母親のところ、自分が生まれてきた母親の元に返りたいと切望していた無宿者だったんじゃないかと。
 ところで、伊佐次とらしゃ、そしてさそりたちの間には微妙な温度差があったように思えるんです。割とさそりたちはドライと言うか、割り切っていると言うか(トウコさんが一人で水からあがってきたようにウエッティーなのはさておき)(笑)。それは彼らが同じ無宿者でも、戻るべき場所に戻るんじゃなくて、帰るべきところを探していたからなんじゃないのなぁと。無宿者、帰る場所はあっても帰れない、次から次へと仮の宿を探している。さそりたちは戻るという後ろ向きではなくて、次へと行こうとしているから、伊佐次らしゃとは温度差が出ているんじゃないのかなぁと(え?でもあんぺは土佐に帰るって言っていたよ?)(いやでも前と同じ場所にはきっと戻れないんだよ)。
 そんな風に皆が無宿で、今いるところは仮の宿で、もがき苦しみながら、帰るところ、行くところを探している。そんな彼らを見守っている唐人屋敷の皆さんも、やはり今は異国の空の元での無宿、ここは誰にとっても仮の宿……って考えたらぐわーんときてしまったんですね。
 更にそうやって帰ろう帰ろうとしていた伊佐次とらしゃは「還って」しまった訳じゃないですか、精霊流しと共に(更にぐあーん)。
 生きているこのうつつは、すべからく仮の宿(ぐあんぐあーん)。

 まあ、むっさんのこういうのはもはや病気なのでほうっておくとしてですね、そんな過大解釈を捏造したが為に、私は割とこのお芝居を受け入れやすかったんだなぁと、思っています。
 でも実はこの解釈、初見でぐわーっと漏れてしまったんですね。いつもならこうした解釈って何度も何度も見ながらああでもないこうでもないって、やっていって最後に自分の中で繋がると「やったー!」って思うんですが(何もかも間違っている観劇スタンス)、それが一回で完結してしまった。うっそー、タカラヅカなのにこんなに簡単でいいのー?つうかこれじゃリピートできないじゃん!(本当に何もかも間違っている観劇スタンス)
 あくまで初見、そして二回しか見ていない上での所感で、今後変わるかもしれませんが、この「初見で答えがでた」ところが、何よりもこの作品が「まっとう」だった理由になるんじゃないのかなぁと。「まっとう」であるがゆえに綻びがない、「まっとう」すぎて隙間が無いところにリピートしにくさ、というかこれ以上の咀嚼解釈がしようがない……そう言った意味では長安の方が面白かった、長安の方がリピートできた、と思った訳です。

 まあそうは言っても東上したらリピートするんですけれどね(乾笑)。
 とりあえずこの初見時で一旦完結した解釈が、東京で自分の中でどう変わるのかを楽しみにしたいと思います。


[長崎ぶらぶら節:長崎同心の皆様の話]

 割と本気で思ったのが「長崎同心の皆さんと合コンしたいー!」なんですが(ええ?)。だってあのヒトたちギャルゲー並の品揃えだよ?(ギャルゲー言うな)。星組の渋めの美味しいところを上手く詰め合わせたなぉと、本気で感心しております。
 ちょっとしびれたのが長崎同心の人たちに感じた、なんとも言えない「融通感」なんですね。なんというか彼らは柔らかいなぁと。鎖国と言うシステムの中の「長崎(開国)」という矛盾(敢えてそう言います)した世界観の時代を、彼らは上手く乗りこなしてきたんじゃないんだろうか。ましてや時代は幕末、時代の狭間で明日世界観は変わるかもしれない、逆転するかもしれない。そんな中で彼らは時に敏感に、そしてときとして鈍感になりつつ、鎖国と開国いう矛盾した世界を、斜めに見やっていたんじゃないかなぁ。……なんというかそういう普段の彼らの姿が垣間見えたんです。
 数々の局面を佐藤さん(にしきラブ氏)なら「粋」に交わしていくんだろうなぁ、旗野さん(ますちゃん)は歳の「功」で上手くやっていくんだろうなぁ、鈴木さん(おかっち)なら「柔」な精神でどんな事でもうまく収められそうだし、石浜さん(ゆかり君)は「飄」々としてこのお勤めを過不足無く果たしていそうだなぁ……と観劇しながら『彼らの仕事振りを漢字一字であらわしたら』にハマって楽しくなってしまいました(あんたと言うヒトは)。で、そんな彼らの佇まいの中で、館岡さんの「粋」でもなく「功」でもなく「柔」でもなく「瓢」でもないところが、すごくクッキリと浮かび上がっていたんです。四角四面で規則どおり型どおりな館岡さんとの対比……ここのキャスティングすげぇ!と誰も誉めないと思うので私が誉めます。で、このメンツの中でゆかり君がかなりイイ感じに食い込んでいたのがすごく良かったですな。ものすごく勉強になるだろうなぁ。
 「長崎同心日誌」とかやりたいと本気で思いました(需要ないよ)。


[長崎ぶらぶら節メモ:らしゃが唄えば雨が降る]

 やっぱりトウコさんはすげーと思ったのが、銀橋渡りで唄う「長崎しぐれ坂」(テイチクレコードより好評発売中)。びっくりした、本当に雨が降ってきたのかと思ったよ(素)。さああっって言う雨の音が聞こえてきたよ!あの声は是非レコードに録音してヘッドフォンで聞きたい。きっとレコード特有のノイズがそのまま雨の音に聴こえるんだろうなぁー(うっとり)。本当にドラマが歌えるヒトだなぁ。
 まあぶっちゃけトウコさんの出番もアレなんですが(死ぬとは知らなかったんで驚いちゃったよ)、でも私がトウコスレイヴだったら、この銀橋だけで元取れたって言うと思う(素)。
 リスペクトトウコさん。
 今回はそんなリスペクトトウコさん(私の中でトウコさんはあのひとがいなくなってからどこか上のイジリ難い立場に行かれてしまったという印象があります)が、我々の土俵に降りてきてくれた感がすごくあります(笑)。お芝居もショーも含めて。「萌え降臨」というか(笑)。その辺はきっと私が弄らなくてもこの辺皆でいじるかと思うので、今日はあれこれ言いませんが、なんだかトウコさんを弄る、という感覚にひどく懐かしさを覚えました。って話が反れました。


[ソウル・オブ・シバ:総論など]

 やっぱり星組ショーは楽しいでーす(いい笑顔)。いやでも初見の時はすんごい疲れちゃったんですが(もう!ごちゃごちゃしすぎで何がなんだかわからないわよ!)(逆ギレ)大体の立ち位置を把握したらもうすみからすみまでゴチ★でした。
 という訳で、わたくしの総論は「ソウル・オブ・掛算」です(ええ?)。ありがとう藤井先生、こんなに掛算天国だなんて。つうか大百!大百!……初見の時に、二人が視界に入った瞬間「ええ?」となって、でも具体的な絡みはなくて、でもこんなに長時間同じ視界で二人をピン撮れるなんてこんな僥倖初めてつうかあともうちょっとだから絡め!絡め!と手に汗握って念を送っていたら、気付いたらレークさんがアカデミーに入ってました(笑)。二回目観た時は、ちょこちょこ絡んでいてくれたんで大百カウントとして東京でナイフとフォーク抱えて食べ尽くしたいと思います(いい笑顔)。他にもすずしゃがだったりみらことだったりおかことしぃトウコだったり(ついでに紫ふありもあってびっくり)、とにかく見どころは掛算です、つまりは愛の物語です(そうまとめるのか!)(笑)。



 というわけで、とりあえず今日のうちに言っておきたいことだけ(長)。
 細かいところは後で思い出したら書いていきます。


[大真当番日誌]

 こちらも今日のうちに言っておきたいことを。
 本日マチネは、大真会の総見だった模様。そしたら若ってば「2階席に向ってウィンク★」してたわよ!しかも2回も!うわー、あのヒト宝塚スタァみたいだ!(笑)いいもん見たー。
 細かいところはとりあえず胸の中にしまっておきます(ぎゅうぎゅう)。



2005年05月20日(金)
ひとりだけだから必要ということか


 どうにか身体を通常稼動にして、ムラに行ってきます。
 今回の旅で何が一番心配かと言うと「る・ぷてぃ・じゃるだん」を正視できるか、いや静止したまま(笑)観ていられるかって事なんですが!(震)初日映像だけですごいびびっているんですが大丈夫ですか?あたしみたいな非コジャレ属性女子力一粒300メートル後退なヒトが観ても大丈夫ですか?というかゆうやくんのパーマ頭がでかすぎるような気がしているのはあたしだけですか?初日映像で大真みらんさんカッコよくなったと思ったのはあたしだけですか?(そうやってさりげないふりしてなにもさりげなくないのだな君は)。

 それでは、行ってきます。


2005年05月17日(火)
耳の中に本物のかたつむりがいるのだと信じていた[追記]


[うっすらなれあい]

 私は初日映像の蠍さんからコレを連想しました。
 (ええ?)

 涼さんの首にかける数珠の先には十字架がついているのだと信じて疑いません。生臭坊主どころか破戒僧です。キリスト教という最大の「破戒」(うっとり)(するな)。



 久しぶりに医者に行ったら「医者は待つ」という事をすっかり失念していた自分に気付きました(本持っていけばよかった)(手持ち無沙汰)。風邪ではないなと感じていたので(熱ないし)耳鼻科に行ったらドンピシャリ。どうやら今の症状が全て「鼻炎」からきていたらしくて、やっぱり耳鼻咽喉系弱いんだなぁとしみじみと帰ってきました。週末までに良くなりますように。


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(寝なさいよ)
 スカステでこだわりアラカルトを見てました。今月の特集は「スーツ」。ロマンチカの青の洞窟が入っていて、本気で喰らいついてしまいました。ああ……髪の毛おかしくない頃だ(涙)。で、この番組には「おすすめあらかると」で番組視点のセレクトコーナーがあるのですが、今回は「娘役のスーツ姿」でまとめてきた模様でした。いや、実際には「皆がスーツ」という視点なのかもしれませんが、事実上のキーワードとして「娘役」が入ってきたのはちょっと感慨深かったです(わかんないよ)。一番面白かったのは、真飛さんのジェフが見れた事です(@ラブイン)。あと途中から見てたので気付かなかったのですが、魔都のマンダリンルージュと踊る香寿さんが入っていた模様。
 で、見ながら「そろそろテーマのネタ切れだよな、だからそろそろマニアなネタが出てくるよな」と考えていました。「白衣」とか「メイド」とか「眼鏡」とか(マニアすぎる)。きよしくんの言っていた「黒髪」もありだと思うんだよね(素)。と思っていたら8月のテーマが「男役の演じる女役」



 じゃ!そういうことで!(イイ笑顔)


2005年05月16日(月)
よひょうさんのおよめさん


 男に生まれてくればよかったと思う瞬間

 素晴らしいね、素晴らしいね。





 中途半端に風邪引きさんです。治るなら治る、ひくならひく、どっちかにしてくれと自分の身体を小一時間ほど問い詰めたい。


2005年05月15日(日)
無駄なこととはわかっていても


[スカステメモ]

 エイジ・オブ・イノセンスを家事雑用しながら見ておりました。フィナーレの右京さんに思わず「うわぁ」と声をあげた自分は本当にダイスキだなと思いました。待っててね、今会いに行きますから(来るな)。
 で、幸運庭(うわー、一気に安っぽくなったよ)の稽古場映像を捕獲したんですが、右京さんの役所がさっぱりわかりません。いや、両チーム出る右京さんこそ、夢大輝氏のやっていたような役どころかなぁと思っていたので。つうか囲み取材の景子先生の「きゃ」な風情が気になって仕方がありません。つまりはその「きゃ」な感じが舞台上で再現されていると思っていいんでしょうか?(わかりにくい)たのしみだなー(ちょっと怯えてます)(笑)。
 エイジに続いて星組ステージインフォを見ました。芝居はどうやらネタバレ注意な結末になっている模様。じゃー、あと一週間我慢しようと思います(耳栓)。タキシードで踊っているところの並びが涼嶺綺華大真……素晴らしい(感涙)、全部一度に観れるなんて(たいていは上手下手に分かれています)(感涙)(泣くな)。



 エリザベートを観てきました。マイ楽。
 とりあえず前回語った部分はさておきまして、だらっと箇条書きにいきます。


[エリザメモ]

・瀬奈君エリザベートに補足。つうか観ながらああ!これ前回言い忘れた!と思い出したので(笑)。
 娘役、瀬奈じゅんにものすごい品を感じました。男役という殻を娘役という殻で被せた上で、あの品が出てくるというのは、瀬奈君云々よりも、タカラジェンヌは本当に「品」があるのだなぁと思いました。で、この品が実は私の感じた「物足りなさ」なのかなぁと。「パパみたいになりたい」の、最初の子供時代にやっぱりすごい「品」を感じちゃうんですよね、でも今までのエリザベート役にそこでこういう「品」は感じなかったなぁと。そう考えると瀬奈君の「パパみたいになりたい」はちょっとリアル感にかけちゃうんですよね、子供と「品」って繋がらないから。ちなみに「パパみたいになりたい」で一番好きなのはどりさんのエリザです。当時、私は何故かあのシーンで泣けてしまったのですが、それってすごく「リアル」だったからじゃないかなぁと。今更ながら自分の昔の感想を整理してみたり。
 と、言いつつこの「品」が逆にすごい効果をあげているなぁと思ったのが、三色旗を着て「エーヤン、ハンガリー」な場面です。あの押し出しの強さは瀬奈君が男役だからじゃなくて、瀬奈君の持つ「品」「品格」みたいな物が出てきたからなんじゃないかなぁ。あの場面であんなにゾクゾクさせられたのは瀬奈君エリザが初めてです。

 つうかちっとも箇条書きじゃねえ!

[エリザメモ:気を取り直して箇条書き]

・ガイチさんのフランツはチョコレートのようだなぁと思いました(もしもし?)。時と共にミルク、スィート、セミビター、ビターと味が変わっていくような(むっさん何を言っているんですか?)。ガイチフランツは無茶苦茶甘いと思ったんですよ。バートイシュルなんて本当にべったべたに甘くて、にやにやととろけました。で、そんなガイチさんがすごい印象に残って。で、最後までそんな甘い甘いミルクチョコレートな部分がこの人には根底に残っているんだろうなぁと思いました。すみません、すんごいさっぱりです。

・霧矢君のルキーニの見どころは、台詞のない部分だと思いました。あの存在感、上手く言えないんですが、あの空間での佇み具合がすごく印象的。

・ようやくちゃんと(笑)、祐飛さんのルドルフを観ました。逐一観ました……言葉にできないんですが、なんかすごかった。明らかに今までのルドルフとは違うような気すらして。全然言葉にならないんですが、あの祐飛さんを全力でリスペクトしたいです。

・ひっさしぶりに、本当にひっさしぶりにまともなゆらさんを観た気がします(素)。素敵だよね、やんちゃを封印したほうが断然素敵だよね!(拳)

・メイク革命もあいまってか、一幕のシュテファンが可憐で可憐で仕方なかったです(シラフ)。それでいてむちゃくちゃハートフル、うわー。でも二幕に入ったら一気にオヤジ臭くなっていました(愕然)。わかりやすく言うと一幕でなら革命家総受ポストはシュテファンですが、二幕になるとジュラになるって事です(わかりにくい以前の問題です)。更にフィナーレで、メイクが後退していて愕然。面白いな、あいつ(あいつ言うな)。

・という訳で、革命家三人は全員受カテゴリだと思います。ツェップス一人勝ち?と言ったらクマコさんかおりちゃんに最高に呆れられました(だろうな)。

・フィナーレの男役群舞、最後のキメで一人だけ口半開きでイッてしまっている真野君が気になって仕方がありません。本当に「おーい、大丈夫かー?」と言いたくなるいとおしさです(歪んだ愛情表現)。今日もそんなカンジでピン撮っていたんですが(そうだったのか)、彼の動きの一部始終を「体力持つかしら?」観点で見守っていた事に気付いて一人客席で肩震わせていました。気分はすっかりセコンドです(笑)。おやっさん愛です(爆笑)、これからもそんな気分で、泪橋のたもとから見守っていたいきたいと思っています(迷惑)。

・管轄外組で下級生に喰らいつくのは基本的にナシだと自分では思っているのですが、それでもやっぱり目につく事もあります。と言う訳で、今日やったらオモロで目についた子がいたので、終演後にプログラムを見せてもらったら(買えよ)、姿樹えり緒君と判明しました。オモロカウントでいいんでしょうか?あと初見の時に二幕の大使の中で、どえらいウィンクをかましていた人をみつけたんですが、あれは誰だったのか今でも気になります(今日捕獲しそこなった)(朝桐紫乃ちゃん?……じゃないような気もしてきました)(私信)。……やっぱり管轄外組で下級生に手を出しちゃダメー!(自分に言い聞かせ)(笑)。


 本当はアヤキトートの話をがっつりしたいのですが、結局最後まで結論は出ませんでした。前回、「恋するトートじゃない」と言ったのですが、今日観たらちょっと変わっていたような気がします。でも「恋するトート」じゃない。どちらかと言うと「恋を知ったトート」かなぁ……。礼拝堂でエリザに拒絶されて、銀橋に出てくるところの感情が、前回よりも剥き出しになっていた気がしました。それがなんだか迷子になった子供みたいな風情で……だめだ、まとまらない。
 いつもいつもああだこうだと言葉を(並べすぎるぐらい)並べて、自分が感じた事を表現しているのですが(成功しているかはさておき)、今回はそれが追いつかなかった。でも、アヤキさんのトートが素晴らしかった事には変わりないし!と一人で馬鹿のひとつ覚えみたいに訴えたいと思います。
 じゃあとりあえずまとめておきます。

 初見の時に思ったのは「恋していないトート」
 二度目に思ったのは「恋を知ったトート」
 そしてそんなトートにあたしは恋をした。


 はい、終了ー!!(六実さんしっかりー!!)




 こんなにしゃべってどうするんだ自分?(素)。



2005年05月14日(土)
そのためになにをしたのか


 GW明けからイキナリ心身共にな低調期とプチ仕事祭が重なってぐったり。月次処理(笑)もぶつかっちゃって倍率ドン。……ふー。ついでにここ数日の気候の急変の受けて珍しく体調を崩してかけています。かけている、のがポイント(動けるし食べれるけれどずっとだるいよおかあさん)。
 給与改定(年功序列色の廃止と定期昇給の中止を前提とした制度改革)がありまして……ああ(うなだれ)。ついでに時間外の支給率も下げられたのはかなり痛いです。
(……改めて文章にすると厳しいなぁ)。
 そんなせちがらい浮世の話はさておき。
 今日は会社の仲良し同期、マチコさんとマチコさんの父上(え?)と昼間っから飲みin浅草神谷バーを開催してきました。いや別に父上に「マチコさんをください」と言いに行った訳ではなく(ネタにも何にもなっていない)、現在宮城より東京に単身赴任しにきている、マチコさんの父上とひょんな事から飲みましょうという話になったのです。初対面なのに私以上にマシンガンな父上でした。仕事の話からマチコさんの暴露話まで(笑)。割とおじさまと飲むのは苦では無いほうです。結局その後、お茶して夕食までご一緒していたんですが、途中でたまたま上京してきたマチコさんの妹さんも合流して家族ぐるみのお付き合い。つうか「今日だけ僕マチコさんちの子になるんだい!」な状態(笑)。楽しかった。


[常は志紀さんでもいいなぁ]

 ひょんな事から東亰異聞(小野不由美)を読んだんですが、ひさしぶりにガツガツ食いちぎるように読んでしまいました。いやー、面白かった。ちなみに小野さんの本を読むのは初めてです。
 で、腐女子のたしなみとして読みながら平行して妄想配役なんぞしていたのですが、うっかりすずおか変換してしまいすんごいニヤニヤしてしまいました。電車の中で読まなくてよかったと思う程に(笑)。ちなみに万造=嶺、新太郎=涼で(知っている人はええ?って言わないように)。ついでに常はゆかり君で、直は大真くんです(みらゆか)(はい、そこええ?って言わない)。とは言え「いやでも単にすずおか見たいだけじゃん?みらゆかにしたいだけじゃん?」と冷静に分析もしつつ読んでいたのですが、最後のネタバレでいやもうドンピシャリ!俺偉い!と思ったそうですよ?(だからそこ(以下略))。いやもう萌えましたええはいまあ。
 ついでに輔は殿下で熙は麻尋君です。菊枝さんはひかちゃんかと思ったのですが、今ならかっちゃんできるよなぁ。多恵はヤツカじゃなくちゃイヤです(魂胆丸見えです)。
 あまりに面白かったので、今再読中です。


[一足遅れましたが]

 というわけで
 涼嗄はじめました(夏の風物詩のれん風味)
 かおりちゃんとこの長崎らぶらぶ節の協賛作品。いつも通り俺的に漏れてます。
 いや、皆さん忘れているかもしれませんが今回はすずおか解散公演なだけじゃなくて、涼嗄も解散公演なんですよ?(いや忘れるどころか気付いてないよ皆)(君も忙しいひとだな)。かけざん大好きサイト管理人の立場からだらっと漏らしていきますが、かおりちゃんちから入れば更に色々見れると思います。メイン会場はあちらです、こちらはサテライト会場というかコレだけになっちゃうもしれないんですが(笑)。
 本当は真飛さん組替えにちなんで「せいくんのおわかれかい〜真飛聖総受祭」をやるつもりだったのですが(去年から)(ええ?)、めぐりめぐってこんな形に。つうかこんな状況になるなんて思ってなかったしな。いいんです、どっちもアタシが楽しければ。

 稽古場映像の銀橋に涼嗄!と喜んだのは私です。ありがとう藤井先生、つうかこんなところに轟御大特出効果が。まさに風が吹けば桶屋がもうかる、です。


 明日はエリザを観にいってきます。大きな声では言えませんが、初見の時花粉症の薬を服用して行ったら、あの逆らえない睡魔がまんまと闇が広がるに被って、気付いたらアヤキさんとゆうひさんがせり下がっていくところだった、という手痛い失点がありました。リベンジ(素)。




2005年05月10日(火)
コム蔵さんと修学旅行に行く夢をみた


[なれあい]
いやそれ私じゃない濡れ衣ですわ寺先輩、鯱ちゃん信じちゃダメーー!(笑)

とはいえ大真くん出してもらえるんだったら、メールすりゃ良かったとは思いました(素)。でも私の見たい場面なんてマニアすぎてスカステ映像に映っている訳ないやテヘ(かわいくない)(何キャラだ)、と思った自分は疑われて当然なんだと思いました(後ろ向き)。


ついでに。稽古場映像を見ながら立樹さんにこそ(にこそ?)ジャベールなんじゃないかと思いました(天文部活動の一環として)(ええ?)




2005年05月08日(日)
きれいごとはにがてなの


 またしてもトップを季節感溢れるものにしてしまいました(しかも微妙にずれているし)。


[地下牢からのお知らせ]

 俺的王家@中日に小郷さんからいただきもの(ガッツポーズ)。
 ドラマティックでドラマティック(素)、うっかり何かが漏れそうに(耳栓)。本当にSS書き冥利につきますな。

 しばらくというか、多分今のまま残しておきます。



[自分用メモ]

 ウィズたからづかにまっつさん
 「ストイックに剣の道を行く孤独な美剣士に、憧れている」
 誰かまっつさんに少しも早く沖田を!(笑)。

 でも本当のメモは一番最後の「次号のフェアリーインタビューは、星組の涼紫央さんの予定です。」です(笑)(ムラ行った時に捕獲してこれるわね)。




 空前のGW(10連休)(入社以来こんなの初めてだよおかあさん!)が終わりました。
 とりあえず、が今の私にとって決して最良の選択ではないとはわかっていますが、とりあえずがんばろうかと、な(誰に言っているのよ)(笑)。


2005年05月07日(土)
夢の中のあの人はいつだってあんなに


 「今度帰ってくるときはもうちょっとやせてきなさい」(六実母談)
 が、がんばります……。


 帰ってきました。満喫実家生活はチェキ日記でどうぞ。まあわたくしめも女子としての今後について母親と飲みながら大討論(ケンカではないのでご安心を)(言われても)してきていたりするのですが、それは左に置いておきます(うすら笑い)。
 色々更新物があるのですが、とりあえず今日はこの話題だけ。


[さいたまメモ]

・そのいち
 ついにコバトンがさいたま公式マスコットに
 ↑でコバトン辞令公布の模様が動画で見られます(笑)。

・そのに
 さいたま群雄割拠時代到来[PDFです]
 実家所在町を含めて、市町村合併がすすんでいるのは知っていましたが、ここまでとは知りませんでした(驚)。岩槻までさいたま市に合併されていたのに驚きです。つうか秩父市の形が(そして面積が)ありえない。
 かくいう私の地元も当初2市7町の合併が想定されていたのですが(それもありえない)、色々紛糾した模様です。その経過はさながら欧州史を見るようです(それは言い過ぎ)(笑)。いい方に向ってくれればいいんですけれどね。
 心は今でもさいたま県民だと思っています(落花生コス)(どんなんだ)。


2005年05月04日(水)
船、航海、旅立ち


 AM1:00に朝刊が届くってどうよ?
(説明しよう!田舎は新聞の版が若い為、こんな時間でも朝刊と言い張るのだ。都会に近ければ近い程版は遅くなる(緊急の記事を差し込んでも配達が間に合う=集配所(印刷所?)からの距離が近い)のだ!)
 そういえば、大学の頃終電で帰ると駅前の売店の前にはもう朝刊が置かれていたっけ……。


 昨日から帰省して実家ライフを送っております。うっかり発掘作業にいそしんでしまい、いろいろなものを見つけて半笑いです。大学時代のレジュメとかそのままあるものなー(素)。物持ちが言いというより、単に置きっぱなしなだけです。私は社会人になると同時に家を出たので、そしてありがたいことに実家の自分の部屋はそのままにしておいてもらっているので、7年前のままになっているんですよ。たとえばこれがひとつ処にいるならば、物が増えていくにつれて、自分の興味が変わっていくのにつれて、物理的な収納問題から、過去のものって淘汰されていくじゃないですか。今の実家の自室はその過程を経ていないわけですからね。だから1998年当時のまま取り残されているわけです。
 てなことを昨日考えておりました。
 一番おもしろかったのは、大学の講義ノートの端に書かれたかおりちゃんとの往復書簡です(笑)。




2005年05月01日(日)
手首の皮の薄いところ


[世界の中心で大真担が何かを叫びつつ伝書鳩返し]

 おとめの大真みらんさんの写真のやりなおしを要求しまーす!

 ……また、髪型ひとつで我々を試そうとしているんですな……(遠い目)。いいですよ、今年度もそういうことでいいですよ(投げやり)(笑)。


[昨日の日記1]

 不忍ブックストリート一箱古本市というものに行ってきました。古本探しというか、あの辺りを一度うろうろしてみたかったんで。上野から降りて不忍通りを延々西日暮里まで歩いていました。今日時点で筋肉痛になっていないんで、多分明日あたりからなるかと(笑)。天気も良くて、通りを入ればいろいろなお店があって、面白かったです。あの辺住むにはいいよなーと、思わず不動産屋をチェックしてしまったんですが、やっぱり都内は都内(しかも山手線内ですよ)な値段ですな(いきなり現実に戻ったらしい)。
 また行ってみたいです。今度は美術館めぐりでも。


[昨日の日記2]

 新宿コマで狸を観てきました。つうか狸ですらセンターを観れなくなった自分に愕然としております(幕開けと同時に汐夏ゆりさちゃんを探したひと)(後でひとりじゃなかったことが判明)(笑)。かわいかったなぁ。
 芝居の方は、今までの中で一番まとまっていたというか面白かったです。あと15分短ければいいなぁ。いきなりマリコさんが「風になりたい」を歌いだした時は心底震えました。あ、あと私は話の流れ的に鳳×麻路が成立するかと思っていたんですが、麻路×榛名が成立してしまい別の意味で震えました。いや、アリですけれど(笑)。今回は娘役じゃなかったので、麗しい若侍姿と(ショーちゃん相手の)ラブシーンが見れて楽しかったです。
 ショーの方で印象的だったのは峰さんの歌う「哀しみのコルドバ」の主題歌。もともとあの歌好きなのですが、生で聞けてすごいぞくぞくしました。あとサミーさんの生まれながらの男役なダンスにクギヅケでした。

 大きな声では言いませんが、狸組の弱点は「平均年齢が高い」(笑)じゃなくて「日頃の鍛錬(タカラジェンヌとしての、男役としての)差が激しく出てしまう」事なんじゃないかと思いました。いや、当たり前なんですけど仕方ないことなんですけれどね。



 そんな感じでGW始まっていきなりアクティブな私だったんですが、予定は昨日ですべて終わりました(笑)。残りは家と実家で引きこもってすごす予定です。


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