ナナとワタシ
ナナとワタシ
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2011年08月31日(水) ラブホにまつわるエトセトラ

さーて。
ついに、ナナと、ラブホに行く日がやってまいりましたーーーー。

以下、ラブホのにまつわるエトセトラをダイジェスト版でお送りさせていただきます。
ダイジェストとか言ってますが、なんか、長いです。すみません。


【フライング】---------------

約束のお迎え時間は、朝の8時半です。
ラブホでうっかりその気になって、何か間違いが起こっても良い万全の準備をするために、
朝お風呂に入って、体の隅々まで洗い倒し、腕の毛以外のむだ毛を徹底的に処理し(腕はまだアレルギー対策中…)、あれやってこれやってとするために、
ワタシは朝の5時半に起床いたしました!張り切りすぎです!

まあ、ナナとワタシにおいて、たとえラブホという愛の蜜壺のような場所にこもったとしても、色っぽい事象が起こる確率は万馬券当てるより低いとは思うんですがー。
それでもですね、もしそのような確率の事象が起こったときに

「あ!むだ毛処理してないから今日はダメ!」

なんてことになっちゃったら、なんかもう、その場で死んだとしたら地縛霊になるしかないような悔やみっぷりではないですか。
てことで、できる準備はしておくじょりぃなわけですよ。
成仏したいですからね。
って、ワタシはどんだけ毛がぼーぼーなんだよって思われてしまいそうな大仰な話しっぷりですが。
張り切り具合をですね、表現したかったんですよ!

・・・と、張り切って早起きしたワタシだったんですがー。
そろそろ出かけないと遅刻しちゃうよね!って時間になって、ナナからメール着信ですよ。
時間、9時半にしてくれる?って書いてあります。あたしが決めたのに、本当にごめんね。とか低姿勢です。
いいんだよナナ。
このように事前に連絡くれれば、ワタシほら、怒らないでしょ? やっとわかってくれたんだね。
でも、もう少し早く連絡くれないと、ワタシ、今車のキー持ったところだったぜベイビー。

で、9時半にナナんちに着いたんですが、車から降りようとしたところで、頭の上から
「ごめん。洗濯物干しちゃうから、そこでちょっと待ってて」と。ベランダにいるナナの声が。
なんてこったい。ベランダで洗濯物を干すナナのかわいらしいことったら!<「これからラブホ補正」かかってます

結局10時に出発することになりました( ´_ゝ`)早起き返して

出発は遅れたものの、じょりぃったらものすごくゴキゲンでございましてね。
ナナとこんな風にお出かけするの、すごく久しぶりですし。
今日は長いこと一緒に、それも純粋に遊び目的で一緒にいられますし。
何時までいられるかまだワタシ知らないんですが、ナナが「5時間コースがうんたら」とか言ってたことあったから、少なくとも5時間は一緒に愛の蜜壺にこもれるわけですよ。
ゴキゲンにならずにいられませんよ!
もうね、頭の中のBGMはPUFFYの「渚にまつわるエトセトラ」ですからね!
♪なぎっさーへいこうー の部分がですね、♪らぶっほーへいこうー になってですね、エンドレスリピート状態。

なんて具合にテンション高く、にこにこしてましたら。

「あたし実はさー、偵察に行ってきたんだー」とナナ。
「偵察? どこに?」
「今日行くラブホ」
「へ?」
「やっぱよかったよーあそこ(・∀・) それにチェックインとかももうわかるから、じょりぃ、心配しなくていいよ」
「偵察って、   パパと?」
「うん」
「あ、そーなんだ」


じょりぃ、 一気に  ダークサイドに転落。


先ほどまでのウキウキと浮かれまくったゴキゲン具合は、もうすっかり過去のものとなりました。
陰の風が吹き、滅の雨が降る。
簡単に言うと

いじけました。 すっかり。
なんかもうホント、自分でコントロールできない部分で、心の力が入らなくなりました。
心が低血糖起こしちゃった! そうなるとどうなるか。

にこにこしてられなくなりました。
ワタシの平気なフリとかポーカーフェイスは「笑顔」という仮面でもってなんとか作られるものでありまして。
にこにこできないと、なんかもう、ことさらしょんぼりしたオーラを惜しみなく振りまいてしまうという大いなる欠点を持つじょりぃ。
これはまずいぞじょりぃ。いじけてる場合じゃないし、せっかくの久々のデエト、にこにこ過ごさないともったいないよ!
と思うんですが。思うんですが。

力入らねええええええ。

てかさー。
あなたがあのラブホ気に入ってたのは知ってたけど、
パパとフライングしちゃうほど行きたかったのかい!って話ですよ!
あのね、今回の企画の主役、一応ワタシだから!
もう少しこうさー・・・うわああああああああん・゜・(ノД`)・゜・。

それに時間的なこと考えちゃうと、パパと行ってきたのって、つい最近じゃんか!
おまえ、ワタシの気持ち知ってて、ちょっと無神経じゃないかー?
それに、前回のナナワタで、ワタシをおおいに安心させてくれた「大丈夫だよ」も、
そうかそうか、もう既にパパと行って様子がわかってたから、ワタシが何にビビってるかはさておき、大丈夫だよとか断言できちゃったわけね。
とかね、もうホント、カンペキダークサイダーじょりぃ。

そんなワタシの様子にナナは気づいていないようで、隣で何か話してます。

「時間遅れちゃって申し訳なかったんだけど、考えてみると、かえってちょうどいいと思うんだよね」
「んー・・・」<空気の抜けたじょりぃ
「どしたの?」
「なんかさ・・・あなたもう行ってきたのなら、今日、別にラブホじゃなくていいよ(´・ω・`)」

あーあ。 言っちゃった。

「え・・・?」
「どっかほかのとこ行かない? ドライブでもいいし(´・ω・`)」
「・・・いいけど別に」
「うん」

間。

「でもせっかくだしさ、行こうよ、ラブホ。ね?」 やさしく諭すように言ってくれるナナ。
「・・・・んー・・・」<空気の抜けたじょりぃ
「どうしてもイヤならいいけどさ」
「・・・んー・・・」
「とりあえず、コンビニ寄ろ?」
「・・・うん」

ワタシがすっかり空気抜けちゃってノリが悪い・・・というか、急にいじけモードに入ってめんどくさい状態だというのに、なぜかやさしい口調のナナ。

コンビニに着きまして。車のエンジンを止めまして。
車から降りようとしないナナ。おまけに

「なんだよー」と、唐突に、拗ね口調のナナ。
「なに?」
「ほかのところ行こうとか、なんで言うんだよー」
「・・・あなたもう行ってきたんだし、いいじゃんか(´・ω・`)」
「じょりぃはいいの? 行ってみたかったんでしょ?ラブホ」
「・・・なんか、いいかなとか思ってきた(´・ω・`)」

間。

「なんだよー」とふたたびナナ。
「・・・・・(´・ω・`)」
「だいたい、急にほかのとこ行こうって言われたって、あたしはもうすっかりお風呂に入るつもりですっぴんで来ちゃったっつーの(笑)」
「ははは(´・ω・`)」
「なんで急に行きたくなくなったの?」
「・・・だって・・・」

パパと行ってエッチしてきたばかりのホテルにのこのこ行くのはイヤなんだっつーの!

とは言えないので。
ナナを慮ってということではなく、単にワタシが自分で嫉妬を認めたくなくて言いたくないというのと、
それを言われたところでナナも困るだろうし怒るかもしれないということで、「だって」と言ったものの、車の計器類のあたりを眺めながら黙っておりましたら。

「そうか、そうだよね。わかったわかった」と、ここまでワタシがぐずぐずしていても、まだやさしいナナ。
「・・・・(何がわかったのさ)(´・ω・`)」<いいかげんこの顔文字もうざいですね
「あのね、フロント、全然余裕で通れるよ? 女同士で来る人も多そうですよねって聞いたら、そういうお客さん、ホントに多いですよって」
「ふうん」
「心配しなくて大丈夫だよ?」
「・・・・・」 

ワタシがそれを不安がって、空気抜けちゃってると思っているのかしら。
それも不安なんだけどさ。でも今こんな(´・ω・`)になっちゃってるのはそこじゃないんだよナナ。

「じょりぃが心配してたから、あたし、下見に行ったんだよ?」

パパとのフライングでワタシがいじけているというのはやはり察知しているらしいことを感じさせる、ナナのこのセリフ。
たぶん下見目的というのは本当なんでしょう。と、今ではわかるんですが。
このときはまだ全然わからなくて、「ワタシの純情を返せ!」的なわけわからないいじけっぷりを発揮しまくっているじょりぃなのでした。

「・・・・・・ありがとう」 でもセックスもしてきたんでしょ、とか当然思っている上での、やさぐれありがとう。
「ね。 じょりぃもきっと、のんびりできて楽しいよ?」
「うん」
「行こうよ?」
「・・・うん。じゃあ、後学のために行こうかな」

どこまでえらそうなのかワタシ。
ナナと行きたいー、から、後学のためにしかたなく行くよじゃあ、みたいな方向へシフトして、しかもそれを宣言。

「そうだよ。行けば楽しいよ」 ここまでよくキレなかったなナナ。
「うん」

ワタシのぐずぐずに、ナナがここまで下手にやさしく出てくれているというのに、これ以上我を通すのも気が引けたので、承諾しつつコンビニへ。
それになんだか、チェックインやホテルの様子に怯えるワタシのために下見しに行ったって、ホントっぽく感じたのでした。ウソかもしれないけどさ(´・ω・`)

別に、ナナがパパとラブホに行くくらいで、ワタシもいちいちしょんぼり大騒ぎするつもりは・・・まあそういうこともありますけども・・・ないんですよ!
でもだって、今度のラブホ行きは、ふたりの計画ー☆みたいなはずだったのに、って思うんですよ!
それをフライングされたというのが、なんかショックだったんです。
ワタシよりナナのほうが楽しみにしちゃってたのはわかってましたけど、だからって待てねえのかよ!と。


しかし、コンビニで買い物をしているうちに、ワタシの心もほぐれてきまして。
ナナが「アイス食べたいー。アイス買っていこうよー」と、甘えた声でアイスアイス言ってるの見たら、何こいつかわいいとかアホっくせえこと思ったりして。
そのうちワタシもにこにこし始めましたら、ナナが言いました。

「あ、そうだ。あたしねー、今日、すっげー機嫌悪いから。 覚悟しててね。たぶんイヤな思いするよあなた」と。
「ええええ!」 さっきまであんなにやさしかったのに!
「もう、ここ数日、子どもたちとバトりまくりでさー。特に末子。今朝もケンカして出てきたから、超気分悪いんだよね。あなたにやつあたりすると思う」

(°▽°;)何その高飛車な宣言・・・。

しかしまあ、それならなおのこと。

よくさっきまでのワタシのいじけに根気良くつきあってくれたねえあなた。
いいよいいよ。
今日これからは、ワタシに存分に八つ当たるといいよ。
と、心のプロテクターの紐を締め直すじょりぃでありました。


(結局、終日ゴキゲンなナナでしたが。でもグチはたっぷり聞かせていただきました)



【チェックイン】---------------

ホテルのフロントの前に駐車しまして。

「よし、じゃあワタシがチェックインの手続きしてくる!」と、張り切るワタシ。
「え? それがイヤだったんじゃないの?」
「今後のために壁を乗り越えたいんだ。覚えたいんだ。練習してくる。待ってて(`・ω・´)」
「あたしも一緒に行くよ」
「ワタシひとりで行ってくる(`・ω・´)大人として」
「あのですね、どっちにしても、あたしもフロント通らないと、部屋に入れないんですよ」
「(°д°)そうなの?」 <無知
「それに、部屋も一緒に選ばないとだし」
「それは一任してくれたまえ。とにかく行ってくる(`・ω・´)待ってて!」 <まだ話がよくわかってなかった人

ナナ、車から降りようとするワタシの腕をつかみ、

「だから、あたしも、フロント通らないと、部屋に、入れないん、です」 と。アホの子に言い聞かすように、ゆっくりと。

「(°д°)そうなの?」 <とんま

ラブホのチェックインという、初めての学習に血気盛んになりすぎて、ナナの話がちぃっとも頭に入ってこなかったらしいじょりぃでありました。


さて、フロントに着き、フロント脇のメニューで部屋の写真と説明を見ながら部屋選びをすることになりまして。

「どの部屋がいい?じょりぃの好きな部屋でいいよ?」
「●●●の部屋以外ならどこでもいい」

ちなみに●●●の部屋とは、ナナとパパが入った部屋です。
いつまでいじけるつもりなんでしょうかワタシ。
しかもケンカ売ってる風味すら漂った口調で言い放ってしまいました。

「でも、●●●の部屋がいちばん充実なんだよねー」
「んー・・・」

この部屋がどーのあの部屋がどーのとふたりで議論&検討。
フロントでの部屋選びとチェックインに怯えていたカッコ悪いワタシは、波照間あたりまで飛んでいってしまったようです。

しかも、ワタシが楽しみにしていた部屋、もう借りられちゃってやんの( `з´)
その部屋なら、自然な流れでダブルベッドだったのに!

「だからさー、あたしがパパと来た部屋でいいじゃん。いちばんいい部屋なんだから」と、引き続き無神経 じゃなくて無邪気なナナ。
「ワタシは実のところ、その部屋以外ならどこでもいいという気持ちでいっぱいなんだよね」
「じゃあ、この部屋あたり?」 ワタシのひねくれた態度は軽やかにスルー。
「いいよ」
「ツインとダブルとあるようだけど。どっちがいい?」
「ダブル」 きっぱり。ダブル。ワタシも成長したもんです。
「わかった、ダブルね」 やさしいナナたん。

チェックインの手続きはワタシにさせてもらいました。
ひとつ、大人の階段を昇ったじょりぃ。


【恒例・お風呂はどうする?】---------------

部屋に入りまして。

「あー。やっぱ内装は、こないだの部屋と同じような感じなんだなー」とナナ。
「ふうん」 おもしろくないワタシ。
「でも、こないだの部屋の方が広かったよ? やっぱあっちのがよかったんじゃないかなぁ」
「しつこいなぁ。たとえシーツ替えたとしても、あなたたちが何かいたしたベッドに寝るのはイヤなの!」

ついにハッキリ言ったじょりぃ。
しかも、ぷりっぷりしながら。

「わかったわかった」

軽くスルーするナナ。

「うっかり夫婦孝行しちゃったよなー。まったく」と、さらにイヤミをかますワタシ。

ナナ、さすがに無言。
怒ってはいなそうですけど、「やれやれ節」とかつくって鼻唄でも歌いそうな雰囲気で、無視。

この時点で、なんかごめん(´・ω・`) とやっと思い始めたじょりぃ。
フライングにこだわるのはもうやめよう、と、気持ちを切り替えることにしました。
せっかく来たんだもんね。やっと来たんだもんね。ナナも根気よくワタシのいじけにつきあってくれたんだもんね。

で、ふたりして、トイレやらお風呂やら見ましてね。

「わお」とワタシ。
「なに?」
「これさ、たとえばあなたがお風呂入ってるとしてさ」
「うん」
「ワタシがトイレに来ると、あなたがお風呂に入ってるとこ、見えちゃうんだね(・∀・)」
「そうだね。てか、ラブホってなぜかこういうつくり多いよね」
「あなたがお風呂入ってるとき、トイレに入ってもいい?(・∀・)+*+*」
「別にいいけど」
「いいの?!」
「いいけどさ」
「あ、 ワタシが用を足してるところもあなたから見えるってことか(・_・)」
「そうだよ(笑)」

あきらめました。
しかし、そうだ(・∀・)ピコーン

「お風呂、一緒に入ろって言ったら入ってくれる?」とワタシ。

もはやナナワタ恒例といってもよい、お風呂に一緒に入るか入らないか論争。(大袈裟)

「別にいいけど」 <この答も恒例ですネ
「ふうん(にやにやにや)」
「自分が入れないくせに(笑)」
「なんですがー・・・・ 今回はね、入ってもいいよ別に」

ちょっと大きな駆け引きに出てみました。
本当にナナと入ろうとは思っていないんですが、単にこの会話遊びでナナに勝ちたかったんです。

「入れるの? 一緒に?」
「うん(・∀・)入ろう」
「・・・やっぱヤダ」

やったーーーーーーー!勝ったーーーーーー!

・・・って、一緒に風呂入りたくないって断られてるんだってばワタシ。よろこんでいいのか。

「なんだい。だんだんキミの方が意気地なしになっていくな。( ゚∀゚)アハハハ八八八ノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \」勝利の高笑い
「違うよ。 もっと大きい温泉みたいなお風呂なら別に全然いいよ? けど、狭すぎるだろこれー」
「まあ、確かにね」
「ちょっとさー、マジで聞くけどさー、正直なところ、あなた、ホントに本気で、このお風呂にあたしと一緒に入れるんですか?」
「ええと、 無理です」
「なら聞くなよ(怒)」
「すんません(´・ω・`)」

結局負けた・・・気がします・・・。


【忘れ物】---------------

しばらく、ふたりでヤンヤンと部屋の中を探検いたしまして。
エロい自動販売機とかはなくて、それをちょっと楽しみにしていたじょりぃとしましては肩すかしだったんですが。
エロくない、女性が喜びそうなギミックはたくさんありましてね。
オーディオ機器もひととおりチェックしたりした後、ふたりでコーヒーを飲みながら、ちょいと一休み。
ナナが仕事の話をぺらぺらし始めたところで、ワタシ、思わす「あ!」と。 思い出した!

「何?」とナナ。
「いや。ごめん。 あなたの話が終わってから話す」

ナナの話が終わり。「で、さっきの『あ!』はなんだったの?」と。

「あなた、ナース服持ってきた?」
「あ! 忘れた!」
「マジかよーーーーーーーー!あなたんち出る前に思い出してればよかった!!!」

文字通り、ふたりしてソファの上で orz の姿勢をとりました。(なぜナナまで)

「先送りだね。絶対約束守ってもらうから」とワタシ。

いざナナがナース服になれば弱気になるのですが、今現在、ナース服がないとなれば強気になるのがじょりぃという生き物。

「わかったよ・・・」
「ナース服のためだけに、またラブホに来ることになるよ」
「あたし、ここならいいよ(・∀・)」

やった。

「でもさー、あたし、ホントに看護師になったじゃん?」とナナ。
「うん」
「そうなると、もう別におもしろくなくない? 今さらナース服着たところで」
「おもしろい」
「なんかさ、制服フェチだとしてもさ、たとえば病院でナース服着てるとこ見てもなんとも思わないでしょ?」
「いや。 大好きだけど?病院で働く看護師さん」
「・・・そういう患者、ヤだなーーー・・・」

でしょうね。ごめんなさい。

「まあとにかく、次はちゃんとナース服着てよ」
「わかったよ。  でも、病院で仕事中にあなたに会うのは、絶対、イヤ」
「頼まれたって行かねえよ(`Д´*)」

そこまで言って、ラブホではナース服着てくれる気があるって、キミもちょっとおかしいと思うよ実際。



・・・・とまあ、ダイジェストと言いつつ長々と書き連ねさせていただきましたが。

さて、
ラブホという、そもそも性的に関係を発展させる目的の場所に8時間半もこもって、果たしてナナとワタシの間で性的な進展はあったのか。

字数の関係で、それは次のナナワタでご報告させていただきます。
「報告しなくてもわかるからいいよ」という、ニヒルな微笑みつきのご意見が大半かとは思うんですが。
でもですね、今までは手をつなぐことすらしたことないワタシたちでございますから、ほんの些細なことでもですね、進展と呼べる行為は山ほどあるわけですよ。
まさかね、まったく進展がないとかね、ありえなくないですか?
だってワタシたち、8時間半も愛の蜜壺で過ごしたんですよ? 同じベッドの上で!(まあ、ベッド以外のところにもいましたけど)

ということで、そのへんは次回のナナワタで。
まあ、エロティックな内容を期待してくださってよろしいかと思います。(地球をすっぽり覆えるほどの大きな風呂敷を広げてみました)







2011年08月28日(日) ラブホにビビるワタシ

今。この記事をカタカタと打っている今現在。

8月28日でございます。夜ですちなみに。

そして、ナナとラブホに行こうネ☆って決めた日が、8月29日でございます。
明日です。

前回までの記事では▲日と日付を濁していたのに、今日になって急にオープンにしているあたりに、「あら流れたのね」めいた暗示を感じたり感じなかったりするかもしれませんが。
まあ聞いてくださいよ。


29日に行こうね、と決めたものの、時間などをハッキリ決めていなかったワタシたち。
この日はナナの夜勤明けの日で、ちょっとハッキリ時間を決めるのが難しいということもあったんです。
それはわかっていたんですが、やっぱり、「だいたい何時頃」くらいのことは把握したいワタシなんですよ。
なもんで、昨日の夕方、ナナの携帯に電話をかけてみたんですが。

電源が入ってないか電波の届かないM78星雲あたりにいらっしゃいます、とかアナウンスが。

ちっ しかたねえなあということで、「メールか電話くださーい」とメールを入れたんですけれども。

連絡来ず。
夜の12時ちょい前頃にもう一度電話してみたんですが、7コールした時点で電話に出ないので、寝ているのを起こしたりしたらかわいそうってことであきらめまして。

で、今日。
約束の日の前日ですよ。
おまけにおそらく今日の夕方あたりから、ナナは夜勤に入ってしまいます。
そうなるともう、翌日病院から出るまで、ナナとは連絡がとれなくなります。

あー。もー。(´д`)
なんか自分がしつこくてちまちました人間みたいでイヤになりますけど、てか、実際そうなんですけど、
でもしょーがない、また電話してみることに。
もし明日、本当に行くようでしたら、日中の仕事タイムに数時間出かけることになりますからね、
なっちゃんへの仕事の段取りとか、決めねばなりませんし。

午後1時半。
この時間ならつかまるかしら・・・と思いながら、ナナの携帯に電話。


・・・出ない・・・orz


もしかしたら、なんか急に忙しくなってしまったりしているのかなぁ。
子どもに何かあったのかなぁ。
それともそれとも

ナナワタがバレてて、いつの間にか絶交されてたりして! <いつも最後はこれでビビるワタシ


さてどうしようかしら。

実は、ワタシがしつこく明日の時間・・・というか、ホントのところ、行けるのか行けないのか、ってことも気になっていたんですが・・・を気にしているのには、仕事の段取り云々以外にも理由があったのでした。
それはなにかと言いますと。

ワタシ、すっかりビビっていたのです。
や、ナナワタバレじゃなくて。それも年中ビビってますが。そうでなくて。

ラブホに行くことに、ビビっていたのです。
それも、ナナとラブホに行く、ということにビビっていたのです。
これ、ワタシによくある、しょーもないパターンですが。

たとえば。

「ナース服着てよー」と駄々をこね、実際着てもらったら、もうビビっちゃってビビっちゃって、とか。
「卒業式参加させてよー」と駄々をこね、実際参加してみたら、もうビビっちゃってビビっちゃって、とか。
「ワタシのこと好きになってよー」と駄々をこね、「あたしがじょりぃを好きになってしまったら、あたしたちどうなるの?」とナナに言われたくらいで、もうビビっちゃってビビっちゃって、とか。

という、期待していた局面が現実になるとビビる、という悪いクセが、またもやワタシを襲っているわけです。

で、今回いったい何にビビっているのかハッキリとはわからないんですが。

ラブホという環境に身を置いたことにより「ナナを襲っちゃったらどうしよう!」とか「ナナがその気になっちゃったらどうしよう!」とか、そういうビビりは

残念ながらちぃっともないんですが ァ'`,、('∀`)

やー、正直に言うと、妄想上ではですね、そんなのもアリかな!とかぽわぽわ考えたりするわけですが、ワタシのビビり癖やナナの態度を考えてみれば、まあこれはないだろうということはワタシにもわかるわけです。

では何にビビっているのかをじっくり考えてみますと。

●ナナとラブホに行く、という、それだけのことなのに、なんかもう恥ずかしくて悶絶中。
 チェックインのシーンとか、部屋に入ってすぐのところとか想像すると、恥ずかしくて不整脈まで発動しそう。なほど、ビビる。

●フロントのお姉さんとかおばさんとかが、知り合いだったらどうしよう! とビビる。

●おまけにその知り合いが、高校のときの同級生だったりしたら「ああやっぱりね」って思われそうで困る!
 やらしーことしないし、そういう関係じゃないのに、ナナに悪いー、とビビる。

●ナナがホントにナース服着てくれたとして、その後ワタシ、どしたらいいの? と想像すると、ビビる。

●その他もろもろ、上記よりもっとくだらなくてしょーもないことを想像しては、ビビる。

とまあ、こんな具合でしてね。
ビビり続けていたら、「もういっそ、行かなくていいかも・・・ナナが一緒に行ってくれるって思ってくれただけで、ワタシ満足なの・・・」てな弱気にとらわれましてですね。
いっそナナが「忙しいから今回パス」と、いつもの気まぐれキャンセルを発動してくれないかしら!とかですね、責任転嫁もはなはだしい歪んだ期待をもって、ナナに「明日どうすんの?」と確認したがっている自分が存在しているんですよ。
なんかもう、自分がなさけないですわ・・・(´ω`)


そんな具合にビビりつつも、行くにしても行かないにしても、ナナに「どうすんの?」と聞かねばならないリミットが近づいてきてるわけでして。
そして、携帯がダメならイエ電にかけてみればいいんじゃんね(・∀・)と気づくじょりぃ。
ちょっと遅かった。これに気づくのが。
で、かけてみました。

「はい、もしもし?」 

ナナにそっっっっっくりな声と話し方ですが、これはおそらく末子ちゃんでしょう。
中学生になったら、上の姉ちゃんふたりよりもずっとナナに声が似てましてね!
そのうち区別がつかなくなりそうです。

「あ、じょりぃです」 とワタシ。
「あー、じょりぃちゃーん」
「末子ちゃんかな?」
「そうだよ。ふふふ」
「ふふふ。 あの、ママって今、家にいる?」
「いるよ。 ちょっと待って」
「あ!待って!」
「何?」
「寝てるなら起こさないでいいよ」
「寝てないよ(笑) 待って」

ママー、じょりぃちゃんだよー、 という声を電話の向こうに小さく聞きながら、ナナを待つワタシ。
ああ、どうか、不機嫌ではありませんように!


「もしもし? あ、ごめん。なんかメールもらってたみたいね」
「あ、うん」

よかった。 不機嫌ではなさそうです。

「あ。 電話も何回かもらってた?」 今携帯見てるみたいです、ナナ。
「うん。しちゃった」
「ごめんね。 携帯、末子がずっと持ってるんだよ」
「そうなのか。  あの、明日なんだけどさ」
「あーー・・・・・」

何その、あーー・・・・ って。
もしかして、都合悪くなった?
いいよいいよ? 無理しなくて全然いいから!
なぜならワタシ、行かなくてもいいかもって思うほどビビっているんだよ!あはははははははは!


「都合悪くなっちゃった?」とワタシ。
「うーーん・・・・」
「体調が悪いとか?」 だとしたら心配ですからね。
「いや、体調は大丈夫。 なんですけどー」
「うん」
「あたし、すっかり忘れていたんですけど、明日って始業式だったんだよね」
「あはははははは」
「あはははははは」
「じゃあ無理だね」
「ごめーん」
「いやいや。  どうする? 日を改める?」

一応ね、聞いてみました。
行くとなるとビビりまくるんですが、行けないとなるとなんか残念な気がしちゃって、「違う日に行こうよ」めいた気分になるあまのじゃくじょりぃ。

「うん。 あたし、●日と○日、休み」
「休みなのか!」

だったら夜勤明けとか言わず、最初からその日がよかったじゃんかー。
て、急遽休みになったのかな。

「どっちかなら行けそうなの?」とワタシ。
「うん」
「どっちがいい?」
「どっちでもいいんだけどな・・・じょりぃはどっちがいい?」
「ワタシはあなたに合わせるよ。どっちでも大丈夫だよ」
「じゃあ●日」
「わかった」

ものすごく近いうちに仕切直しになりました。
この短期間では、ワタシのビビりは解消されなそうな予感・・・。

とビビりつつも、時間を確認しておかないとね!

「何時に迎えに行けばいい?」
「そうだね・・・じゃ、8時半」
「え?」

8時半?
夜行くの?
夜は混むから外そうって言ってたよね?
てことは

「8時半て、朝の?」
「そう」
「はやっ!」


ラブホ行くのに、朝の8時半に迎えに来いって、普通なんですかねこれって。
あ、すいてる時間を狙おうってことなのかな。
それにしても早ぇぇぇえぇ。
てことは、ワタシ、8時に家を出るのか!ラブホに行くために!

「早すぎる? 起きられない?」 とナナ。
「いや、それは大丈夫。 思ったより早かったからビックリしただけ(笑)」
「じゃあ、そういうことで」

と電話を切ることになったんですが、でもでも、ちょっと待って!

「あ、ちょっと待って!」とワタシ。
「なに?」
「あの・・・なんか、 大丈夫かな?」 もじもじもじもじ
「何が?」
「あー・・・なんかすごく不安なんだよね・・・
 ・・・なんか、すごい緊張しちゃっててさワタシ・・・」


ビビるという言葉を使わずに、不安、緊張という表現をしてみたものの、ものすごく唐突な告白をするワタシ。
それにだいたい、この話し方では、いったい何が不安で、何について緊張しているのか、さっぱりわかりません。
当然ナナもわからないと思うので、「不安とか緊張って、何について?」とかな答が返ってくるかと思っていたんですが、

ナナの答は


「大丈夫だよ(笑)」


って、おまえ、何が大丈夫なんだよ!
ワタシが何にビビってんのか、わかってんのーーーーー?
ワタシにもよくわかってないっつーのに!


「・・・大丈夫かな?」と、もう一度もじもじとワタシ。
「大丈夫だよ」 やさしく言い切るナナたん。


そうか。
大丈夫なのか。


ナナがどこまでわかって言ってくれてるのかはさっぱりわかりませんが、でもなんかすごく安心した!
なんか心強くなった!
ワタシ、ナナ姐さんについていくから!


てことで、ナナ。
チェックインとかそういうの、あなたに任せていいってことだよね?
ああ、安心した、安心した。
と、ビビりながらも安心ぶって、当日は平気な顔して颯爽とラブホに乗り込みたいと思います。
まず無理でしょうけど。
やだなぁ。変な汗びっしょりかくんだろうなぁ。挙動不審になるんだろうなぁ。
カッコ悪いなぁワタシ。








2011年08月21日(日) 約束

さて。
前々回のナナワタで、食事のあとナナがとっとと子どもを先に家に帰したことを書きましたが、ワタシとナナのふたりきりになるなり、ナナが話し始めた話題がこちらです。

「こないだね、次女ちゃんと車に乗ってたとき、じょりぃと話してたラブホの裏を通ったので、料金メニューとかさりげなく見てきたんだ(笑)」
「へー(・∀・)」

その話がしたくて子どもたちを帰したのかね(°▽°)

ってことはまさかないんでしょうけど、そのラブホについて得た情報をワタシに教えてくれるナナ。

「学校の若い友達とかにもそのラブホについていろいろ聞いてみたんだー。
 そしたらなんか、やっぱ女同士でも全然平気で入れちゃうところみたい」
「それは助かるね」

そして、複数の友だちから仕入れた情報を楽しそうに話してくれるナナ。
キミがそんなに(ワタシと)ラブホに行くことを楽しみにしてくれるなんて。
ええと、なんとなく、(かっこ内)はナナにしてみれば別に誰の名前でもいいのかなって気もひしひしとしたので、遠慮がちにかっこをつけてみました。
いずれにしても、楽しみにしてくれるのはうれしいです。

しかし、ちょっと気になる。

「あなた、そんな、ラブホのこと友だちに聞き込んじゃったりして大丈夫なの?」とワタシ。
「別に平気でしょ? きっとパパと行くのかなとか思うよ」

それはそれで恥ずかしいのでは。家があるのに。
いや、家があってもラブホでエッチ、結構なことですけれども。消費に貢献できますしね!

しかし。
もひとつ気になる。

「次女ちゃんと車に乗ってたときって言ってたけど、次女ちゃんにワタシと一緒に行くって話したの?(・_・;)」
「話してないよー。 でも別に話してもいいけど。次女ちゃんなら気にしなそう」
「ならいいけど・・・それに、家族にオープンにして出かけられるなら、その方がいいと思うし」
「あー・・・でもパパには言えない。パパ頭固いからさー、女同士でラブホに遊びに行くって、理解できないと思う。
 おかしいよそれ、変だろそれ、を連呼しそう。そして余計な疑惑を持たれてしまいそうだ」

余計な疑惑だけ持たれるくらいなら、いっそ実践しようよ(*´∀`*)

とは言えないので

「なるほど。では家族には内緒の方向で」
「うん」

ワタシはどうしようかな。きょんに正直に話そうかな。
実は「ナナとアパート借りたい」ってのは、きょんに話してしまったんですよねワタシ。(結局ナナがオバケ怖くて流れましたが)
その話には、別段あやしさを感じなかったらしいきょん。
日頃、ナナとワタシがいかに健全すぎるほど健全なおつきあいをしているか、おわかりいただけるかと思います。

でもラブホだとどうなんだろうなぁ・・・。
なんかちょっと話しづらいよなぁ・・・。
かといって、ナイショにするのもイヤだしなあ・・・。
モラル的にという立派な理由ではなく、あとあとまでウソをつかねばならないのがめんどくさいんです。
困った困った小股。

というワタシのしょーもない葛藤はさておき。


「でね? あたし本当にこのホテルが気に入ってしまったので、ここ以外、もう行く気になれないの」とナナ。きっぱり。

大変です! それならワタシもそこでいいから!

と思いつつも

「ワタシもそこがいいんだけどさ。でもひとつだけ残念なことがあるのだ」
「何?」
「ワタシ、どうせならもっとラブホラブホしたところを経験してみたかったなー、なんて」
「・・・あたし、やだーーーーーー。せっかく行くんだからさー、なんか、こう・・・」
「ラグジュアリー感がほしい」
「そうそう。 気持ち良くくつろぎたいんだもん」

そもそものラブホへ行く目的がセックスではなくて、調子っぱずれですしね、ワタシたち。無理もないです。

「いや、いいのよ、ここで。 ただ、この計画における残念な要因として挙げてみたかっただけ」
「そういうところにはきょんさんと行きなよ」
「行ってくれるならとっくに行ってるって」
「あたしここがいい」
「だからそこでいいって言ってるじゃん(笑)」
「ならいいけどさー(笑)」

よかった。そのホテルを気に入ってくれて。
このホテルあってこその、ナナのこの乗り気。
「じょりぃとなら、もうどんなところだっていい☆」とはなりっこないんですから、ホテルに感謝せねばならないでしょう。
ありがとう!ありがとうこのホテル!


「行くなら今月中に行っちゃお?」 積極的なナナたん。

・・・イヤなことはとっとと片づけたい、とかじゃないですよね?

「うん。 あなたいつなら平気なの?」

ここでスケジュール帳を開くナナ。

「●日」とナナ。
「あ、ワタシ、その日かその前の日に、一日がかりの外仕事があるの。 ダメかも」
「えーーー。・・・じゃあ、▲日。それが無理なら9月になっちゃう」
「▲日は大丈夫だよ( ^ ω ^ )」
「でもあたし、▲日は夜勤明けなんだよね」
「それによる不都合は?」
「たぶん、ホテル行ったはいいけど、ずっと爆睡してると思う」
「つーまーんーねーーーーーーーー(´д`)」
「しょうがないじゃん(笑) 当番医の夜勤だから、特別忙しいんだよね。たぶん休むヒマなく救急対応」
「まあいいけどさ、寝っぱなしでも。しかたないし。
 でもこのホテルで夜勤明けに、うとうとしながら数時間過ごすって、すごい気持ち良さそうだね(笑)」
「ね! 楽しみー☆」 ワタシ残念ー☆
「でもさー、あなたが寝てる間、ワタシすごいヒマで孤独・・・」
仕事持ってくればいいじゃん

鬼かあんたは。

「いやだよ!」
「前はよく温泉に仕事持ってきてたじゃん」
「あれはしかたなくだもん。持っていかなくて良さそうなのに、ラブホに仕事持っていくなんてやだよー」
「そうか」
「DVDあるんだろうね、このホテル」 なかったらヒマ死。
「あー、どうだろ・・・そもそもDVDのことなんて調べてないわ。ないかも?」

そもそもワタシ、ラブホでDVD観よう、って誘ったんですけども。ないの?

「あなた爆睡する予定なら、DVDないと困るよー」 
パソコン持ってきて、パソコンで観てればいいじゃん
「いやだよ! 何が悲しくて、わざわざラブホで、ひとりでパソコンでちまちまとDVD観なきゃならないんだよう」

好きな相手がすぐそばで寝てて、そりゃあんまりだ。

「あー、あるよある。DVDはたぶんある」 さっきと言ってること違うじゃねえか。しかも投げやりに。
「えーホントかよ・・・あんまり退屈だと、ワタシ、寝てるあなたにいたずらするかもよ?」
「・・・・・・」

ここで沈黙は痛い。

「顔にラクガキしたりしてさ」  本当のいたずらに話をすり替えてみるじょりぃ

「でも夜勤明けだったら起きてられないよー(´д`)」とナナ。
「じゃあいいよ、寝ても。しょーがない」
「じょりぃも前の晩、徹夜しなよ。 そうすれば一緒に寝られるよ?(・∀・)」

言葉のとおり、ホント、一緒にぐうぐう寝られるよね!

しかし、ホントにナナが爆睡の熟睡をしてくれれば、何か悪さできるかも。

と、気を取り直し(悪さができるはずないのに)、「まあじゃあ、キミは寝てろ」と最後は命令口調のじょりぃ。


そして、これを忘れてはいけない。

「ナース服、持ってきてね」


ずーーーーーっと前に約束していたんです。ナナが言ったんです。
「今度お泊まりのときは、ナース服着てあげる」とな。


「あー・・・・したね・・・そんな約束・・・」
「した」
「わかったよ・・・」
「そんなイヤそうに言うな」 かえって興奮するから
「仕事用のでいいのかな・・・あ、学生用のがあった。あれのがかわいいかな」
「学生用がいい!」
「じゃあ持っていくよ・・・」
「持ってくるだけじゃなくて、ちゃんと着るんでしょ?」
「着るよ・・・」

どうしてなのでしょうか。
ナナに乗り気になられるよりも、イヤそうにされるほうがこんなにうれしいのは!
イヤだイヤだと思いながらワタシの前でナース服姿になるのかと思うと、ホントにワタシはうれしい!

しかし。

これでナナとワタシが恋人同士かなんかで、セックスもしてる仲な上での「ナース服」でしたら、こう、制服プレイって感じで収まりがつきますが、
そうでない関係なわけですので、ナナはナース服に着替えたまま、することなくうろうろしてなきゃならないわけで、ふたりともナース服的に間が持たなくて、ものすごくマヌケって気が。

あ、そうだ!(ピコーン!)
今度こそ「看護婦さんごっこ」してもらえばいいんだ!(・∀・)+*+*
って、それもどうなのかしら。
とりあえずどうしたらいいのかわからないから、ナース服着たナナにビンタでもしてもらおうかしら。(だんだんわけわからなくなってきたじょりぃ)

まあ、ナース服のことはいい。本番のときに考えよう。あらやだ、本番ですって。って誰かワタシを止めてください。
念押しがもういっこあるんですよワタシは。

「あとあなた、一緒にプリクラ撮る約束もしてるんだよ?」 そうそう、これこれ。
「・・・したね・・・わかったよ・・・」
「そんなイヤそうに言うな」 かえって興奮するから
「あー、ね、プリクラじゃなくてあれじゃダメ? インスタント証明写真」

どうしてプリクラよりそっちのがいいの?!
って思わず笑ってしまいました。
あんなぶっさいくに撮れるもん、わざわざご指名なんてさー。

「いいけどさー(笑) どうせ撮るなら、プリクラの方がかわいく撮れるよ?」
「あ、そうだよね。 証明写真て、どうして変な顔に撮れるの?」
「あなたやワタシのように凹凸のある顔は、写真写りがそもそも悪いんだよ」
「だったらあたし、黒目が大きくなるプリクラで撮りたいなー」

何その、さっきと打って変わった突然のプリクラへの積極性。

「ワタシ、ちょっとあれはなー・・・」
「なんでー」
「あなたもともと黒目大きいから、別にそれでなくてもいいじゃん」
「大きくないよー」
「それにワタシの目で黒目がさらに大きくなると、かえって気持ち悪くなりそう・・・」
「ああ(笑) なるかもね」

じょりぃの黒目大きいバージョン、自己イメージ。
 うがっぐるるるっ

X-menに出てくるセイバートゥース。しか思い浮かばなかった。


「まあとにかく、ラブホとナース服とプリクラだ。 借金たまっちゃったね、あなた( ^ ∀ ^ )」
「はあ・・・」 ためいきつくなよ。


そして、本日、一日がかりの外仕事が●日に決まりました。
ということは、ナナとラブホに行けるのは、ナナの夜勤明けの▲日となったわけです。
はー、ヒマで孤独な数時間になりそうですよと!

本とパソコンとDVDを用意して、ラブホに赴こうと思います。


ああ、どうせナナが爆睡しちゃうなら、いっそ場末の「これでもか」っつーくらいのラブホに行ってみたいです。
ミラーボールと回転ベッドが回る中、ひとりでパソコンでDVD観たかったーヽ(`Д´)ノ<やけくそ









2011年08月18日(木) やさしさの証明

さて。
前回のナナワタで、食事のあとナナがとっとと子どもを先に家に帰したことを書きましたが、その後、ふたりで「おべんきょ以外」のお話を久しぶりにたっぷりいたしまして。
恋愛についての話も出てきまして。

「ワタシはさー、愛情表現はかなり屈託なくてさー。
 好きな人には好き好きーー大事大事ーーって表現するし、会いたいーと思えばもう会いにいっちゃうしって感じ」

こういう話になると口がなめらかになる愛らしいじょりぃ。

「ああ(笑) 屈託ないかもね」

今さらそんなこと言わなくてももうお腹いっぱい、と思っているに違いないナナ。

しかし待て。

「でも、あなたには割と遠慮してるんだよ。これでも」とワタシ。
「なんで?」
「すげえ意地悪いし冷たいけど、案外やさしいじゃん?あなた」
「あたしやさしいんだってば。やさしいと思うんだけどなー」
「だからやさしいって言ってるじゃん。あなたが思ってるほどかどうかはさておき、やさしいよ。
 日頃の態度はさておき、根っこはね
「やさしいと言われている気がまったくしないんですけど」

今このように書いてみたら、ホント、「やさしい」という言葉を隠れ蓑に、冷たいだの意地が悪いだの好き放題言ってますねワタシ。

「やさしいから、特に会いたいとか言うとさ、断りづらくて悩ませちゃったらどうしようとか思って、なんか言えない」とワタシ。
「あ、それなら心配しないで。あたしあなたに対して断りづらいってこと、もう一切ないから」
「あっそ( ^ ∀`^ )」
「じょりぃが何か言いたそうなのにハッキリ言わないのは、末子と携帯を共有してるからなのかと思ってた」
「あ、それもある」

基本的に、ナナに送ったメールは末子ちゃんに見られちゃいますからね。
昔みたいに「今はいてるパンツ何色?」とかですね、「ナース服姿見せて」とかですね、どさくさにまぎれて送れなくなりました。


「あたしはさー。  好きーとか、会いたーいとか、思っても、言えない」

愛情表現の話に戻ったナナ。

「言えないの?」
「うん。気持ちが強いほど言えない」
「ふーん。 ツンデレだな」
「うん。 あたし、ツンデレみたい」


やったーーーーー。


と、なんでワタシがこんなことで喜んでいるかといいますと。

ワタシ、「ナナってツンデレだよナ」とは思っていたんですが、実はツンデレでなく、単にワタシに冷たいってだけだったらどうしよう!ってのも思っていたもんですからね。
だってほら、ツンデレ気質ってことなら、ワタシにツレなくしてるのも、もしかしたらラブのせいかもしれないじゃないですか。
という妄想ができるじゃないですか。
でも単に冷たいだけだとしたら、そのようなにへにへとした妄想すらできなくなって、ぐすんぐすんですよ。
そんな折の、ツンデレ自己申告。(まあ、ワタシ、誘導しちゃったけどネ☆)
これからは今までよりもいくぶんゆったりとした気持ちで妄想もできるというものです。
やったー。ツンデレばんざーい。

てな具合に、ひとりでぐふぐふと、アゴの下を撫でられた猫のように喜んでおりましたら

「あたし、マジでやさしいと思うんだけどなー、じょりぃに」とナナ。

今度はそっちの話に戻るんですかい。
てか、自分でやさしいと思っているのに相手からは思ってもらえないなんて、あなたワタシみたいね!

「だからやさしいって言ってるじゃん(笑)  根っこは」
「さっきから、根っこだけかよ」
「ははははは」
「いや、マジでさー、あたし、じょりぃがホントに困るようなこととかあったら、絶対助けるよ?」

それはありがたい。 どうもありがとう。
それに、かわいいことを言ってくれるぢゃありませんか。
そう思いながらも、ワタシの口から発せられた言葉はこちら。

「ワタシがホントに困ることって、どんなことだー?」

ワタシも相当かわいげがないです。もしかしてワタシもツンデレなのかしら!
でもほら、そこまで自信たっぷりに「あたしはじょりぃにやさしい」って言われると、日頃の態度がアレなだけに、イジワルのひとつも言いたくなるんですよワタシは性格悪いから。

「えーーと・・・んーーー・・・」 考えるナナ。
「(にやにやにや) ワタシ、そんなに困ることってないもん」 年がら年中困っている割には、えらそうなワタシ。

「・・・あ! じょりぃが心停止しちゃったら、心臓マッサージしてあげるよ?(・∀・*)」<もじもじと、しかし得意そうに



(°▽°) 確かに、心停止は、 困るよね



てか困りすぎだろそれ。



「ありがとう。心強いよ( ^ ω ^ )」

なんか一生懸命考えてくれたみたいですし、一応お礼を。
でも、相手がワタシでなくても隣で誰かが心停止しちゃったら看護師として体が動いてしまうんではないか、それってやさしさなのか、とか、まあいろいろ言いたいことはありますが、ありがとう。


「じゃあ、心臓発作起こしたら救急車呼ぶ前にあなたに電話するから、どこにいても必ずマッサージしに来てね」<ホント意地が悪い
「救急車呼んでください」<即答
「なんだよ話が違うじゃんか」
「じゃあ、心停止するときは、あたしと一緒のときを狙うといいよ(笑)」

そう言ってくれるのはありがたいんだけど、それ、難しいし。
それに、あなたの技術を信用していないわけでは全然ないんだけど、
心臓マッサージで助かるよりも、最期を看取ってもらう確率の方が高いんじゃないかしら・・・なんとなく。


まあでも、どっちにしても、なんかワタシしあわせかも。
と思えたので、わかったわかった、あなたはやさしいやさしい。<棒読み







2011年08月15日(月) 家族総あたり戦 + セルビア戦

深夜の1時少し前。
ちまちまと仕事をしておりましたら、ナナからメールが。

夜分にごめんね。
明日というか今日なんだけど、末子のブラバン発表会なんだけど、どうする?
ごめんね急で。○時から××(場所)です。



そうか。次女ちゃんに引き続き末子ちゃんも、部活をブラバンにしたんだっけ(・∀・)
そんなの行きたいに決まってるじゃんか!
ワタシのプリティ・ベイビーの成長具合を見なくては。

行くー、と返事をし、待ち合わせ場所と時間の確認をやりとりした後で。

じょりぃんちってビデオカメラあったんだっけ?

おまえ。
それが目的だな。
と思いつつも、家捜しして何とか充電まで済ませましたよけなげなじょりぃは。

今回、「待ち合わせ場所には先に行ってるからね」と高らかに宣言しておりますナナ様。
さらに「席もとっておくからね」と。

おー、こりゃ頼もしいな( ^ ω ^ )と、ワタシはきっちり約束の時間に待ち合わせ場所に到着したのですが。


ナナ、いない(・_・)


あれー?
もしかして、ワタシが来るってことを忘れてしまっているのかな。
と本気で心配になりまして。
だってもう開演まで秒読みって感じになっても、待ち合わせ場所に現れないんですよナナ。
なもんで、受付を済ませていったん会場に入り、ナナの姿を探してみますが。

やっぱいない。

どうしよう・・・と思って会場の外に出ましたら、あのヤロウ、今きやがった!ヽ(`Д´)ノ

モデルさんみたいなすらっとした高身長の娘さんの横を通り過ぎ、ナナのところへ向かおうとしましたら

「あー。じょりぃちゃーん」

と、モデルさんがワタシに話しかけてきましたよ!
何、こんな、170cm以上はあろう背の高いオサレな若い女性、ワタシ知り合いいませんが・・・

って、

「次女ちゃん?! おっきくなっちゃってわからなかったよ!」
「ニューハーフだよね、まるで」と、次女ちゃんの隣から長女ちゃん。

あれま! あなたもわからなかったよ!
この年頃の娘って、会うたびにキレイになったり印象変わったりで、じょりぃもうついていけない(´Д⊂)

次女ちゃん、そもそも背が高めなのに、カッコつけてヒール穿いていたので、妙にニョキニョキした人になってたんですね。
見上げなきゃ話せねえっつーの。
ワタシに登ったり抱きついてたりしたあのちっちゃい女の子が、こんなに縦長になってしまうなんて・・・。
と感傷にひたっておりましたら

「ごめんごめん。結局やっぱり遅刻しました(´∀`)あはは」 とナナ登場。
おまえは相変わらずだな!

で、
末子ちゃんの演奏をにこやかに堪能し、最初の休憩時間になりまして。
持ってきていたジュースなどを飲み出す、ナナ家の面々。

「いいな。ワタシ何も持ってきてない。喉乾いた」

時間を守ろうとしたから飲み物買ってるヒマなんてなかったんだよね。
と、イヤミのひとつも言ってやりたかったんですが、子どもらがいるのでやめておきまして。

「じょりぃちゃん、ロビーに売ってたから買う? 長女が奢ってあげるよ(・∀・)」

長女ちゃんはいつもやさしい。

「や、や、奢ってもらわなくても大丈夫だよ。ありがとう(笑) でも買ってこようかな」

そうしましたらナナ、
「いいじゃん、買わなくても。 これ一緒に飲も?」と、自分の飲んでいた0キロカロリーサイダーをワタシに渡そうとしてくれたんですが。

「いい。いらない」 いつも通り、冷たくお断りするワタシ。

一緒にひとつのサイダー飲むなんて、恥ずかしくて、無理。

その様子をワタシの隣で見ていた長女ちゃんが言いました。

「そんな間接キスみたいなことしたくないよね、じょりぃちゃんは(笑)」

ナナがこのように「一緒に」と差し出してくれるものをワタシが断るシーンを、長女ちゃんは今までも何度か目撃しているものですから。
じょりぃちゃんはそういうこと嫌いだよね、と助け船を出してくれたんですね。

でも長女ちゃん。ワタシ、実は

あなたのママと、間接キスみたいなこと、すげーーーーしたいの!!!!
なんなら「間接」、いらないくらいなの!
でもそう思えば思うほど、恥ずかしくてできないの!


とは言えないので

「そうそう。ワタシ、潔癖性だから( ^ ∀ ^ )」

落ちたモノでも拾って食えそうなたくましさを持つじょりぃですが、潔癖性を名乗ることにしてみました。
ナナも、よくまあ懲りずに「一緒に」って言ってくれてるのに、いつもつっけんどんに断ってごめんよ。
ワタシ、潔癖性なんだ。ウソだけど。


発表会が終わりまして。
ナナは一応、ブラバン部員のおかあさんということで、片づけを手伝いに行くらしく。
長女ちゃんもそれについていくことに。
次女ちゃんはお友だちと一緒にOBとして楽屋に顔を出したあと、失踪。

「てことで、裏に行くから」 と、ワタシも一緒に連れて行ってくれようとしたナナだったんですが、なんかワタシ、ホントに部外者ですし、行きづらいじゃないですか。

「ワタシはいいよ」とお返事すると、長女ちゃんが
「でもじょりぃちゃん、一緒にごはん食べるでしょ? 帰らないよね?」と。
「え。 一緒にごはん行ってもいいの?」 ちらっとナナの顔を見ながら。

「そのつもりでいちゃったけど、あなた仕事忙しい?」とナナ。
「大丈夫」 てかそういうの先に言っておいてくれるともっとうれしいけどな。
「じゃ、どうする?」
「車の中で待ってる」 ナナの話の様子からして、撤収の手伝いなんて、30分くらいでショ?
「じゃ、終わったら電話するわ」

ぽつん。 むしむしむし。 と、暑い車内でひとりになるじょりぃ。
いつもよりいくらか涼しく感じたので、ガソリンもったいないのでエアコンは止めて、窓を開けまして。
待つ。

待つ。

遅い。

暑い。

遅い。

・・・そういえば、今夜の女子バレー、セルビア戦は何時からだったかしら!
夕飯食べて帰っても間に合う時間だよね?
仕事は気にならないけど、セルビア戦は気になる!
確か日付変わってからだったと思うけど・・・。

不安になったので、女子バレーを共に愛し、おまけに面倒見の良いtokuさんにメールをすることに。

tokuさん、お忙しいでしょうに「深夜からですよ」とすぐにお返事くださいまして、おまけに「今日は流星群がピーク」なんていう素敵な情報も教えてくださいましてね!
条件はあまり良くないけど、と注釈つきでしたが、ナナとごはん食べられる日に、夜空にびゅんびゅん流れ星飛んでるかと思うと、なんだかロマンチックではないですか、ねえ?

てな具合に、tokuさんのお世話になってからしばらく経っても。

まだナナたちから連絡来ない。
もう1時間くらい経ってますぜ?

てことで、長女ちゃんにメールしてみることに。
ナナにメールしても「うるせえ、まだだっつーの」と思われてしまいそうですが、長女ちゃんならやさしく状況を教えてくれるに違いありません。
ほい、送信、と。

おなかすいたお(´;ω;) さびしいお(´;ω;)

語尾に「お」つけてるんじゃねえよ気持ちわりー。
と自分でも思いましたが。
しかも、自分の娘ほど年の離れた、友人の娘に対してのこの甘えっぷり。
ちなみに、ナナにこのようなメールを出したことは、ただの一度もございません。

長女ちゃんから返信。


っていわれてもね( ̄▽ ̄)
待っててよ。



がーーーーーん Σ (゚Д゚;)
何この、ナナみたいな冷たい返信!

と、一瞬ショックを受けたんですが、一行置いて「by ナナ」ってありました。
ナナの言葉をそのまま自分のケータイから送ってくれたようです。
ワタシはあなたからのやさしい返信を期待していたというのに、もうー。

後で「もうちょっとやさしいモノの言い方はできないのか」とナナに不服申し立てをしましたら
「え、長女、そのとおり送っちゃったの? あははははは。もうちょっと脚色してよー」と笑っておりました。
長女ちゃん、アホな大人ふたりに挟まれて、とんだとばっちりでございますよ。


その後、なんだかんだで8時頃にやっと、ナナ、長女ちゃん、末子ちゃん、ワタシで食事をしまして。(次女ちゃんは失踪継続中)
末子ちゃん、中学生になっちゃったからもう話してくれないかなーと心配しておりましたら、べらべら話してくれてうれしかったです。
しかし、現在ものっすごい反抗期だそうで、特にナナに対するアタリが強烈らしいです。
長女ちゃん曰く「ママに『朝から怒鳴らないでよ!』って朝から怒鳴ってるよね、末子(笑)」だそうで。
でもママがいちばん悩んだのは、あなたの反抗期なのよ?長女ちゃん(´∀`)感慨深いなーーー


さて食事も終わり、でもまだ末子ちゃんはノリノリでおしゃべりしていたんですが、頃合いを見計らってナナが言いました。

「長女、末子を乗せて帰って。ママはじょりぃちゃんに送ってもらうから」

え!

てかワタシの予定とか聞かなくていいところなのそこ。

と思いつつ「うん。送るよ」とワタシ。

長女ちゃん「てかさー、すごい唐突だったけど今。ママ、じょりぃちゃんの都合は聞いたの?」
ナナ「聞いてない(笑)」
長女「(´д`)-3 じょりぃちゃん、いいよ置いて帰って、こんな人」

あなたは常識的なので、ワタシ大好きよ?
その調子でママを教育してやってちょうだい。

じょりぃ「あ、じゃあ、車に自転車載ってるから、それあなたに貸してワタシは帰るわ( ^ ∀ ^ )」
ナナ「あー、それうれしいかもー。なんなら歩いて帰ってもいいし。いいよ、じょりぃ帰って」

いいのかよ・・・(´;ω;) <墓穴掘った

長女「じゃああたしたち帰るよ? パパに夕ごはん届けなきゃだし」
ナナ「うん。よろしく。あ、ママはじょりぃちゃんと話があるから遅くなる、ってパパに言っておいて」

え!

てかワタシの予定とか聞かなくていいところなのそこ。

まあ、もちろんワタシはにっこにこでナナとお話させていただいたわけですけどね!

いろんな話をしておりましたら時間の経つのは速いもので、あらら、そろそろシンデレラも慌てて帰る時間でございますよ。
ってことで、店を出て、車に乗り込むワタシたち。

「一緒に流れ星見よ?」とナナ。
「うん(*´∀`*)」

先ほどtokuさんから仕入れた流星群の情報を、さっそく知ったかぶって食事中にナナに教えたもんですからね。
帰りの車の中で、一緒に流れ星見つけようよ、と、ナナ様はかわいいことを言いやがっているんですナ。
tokuさんのおかげで、ナナもいくらかかわいい面を見せてくれましたですよ!


ナナの家に向かって車を走らせながらも、道がよくわからないじょりぃ。

「ええと、あなたんち行くにはここ曲がればいいんだよね?」
「え? 帰るの?」
「え?」

か、帰らないの? なんか会話がちぐはぐ中であります。

「流星群を見に、山の方にドライブに行くんでしょ?」とナナ。

や、そこまであなた言ってなかったから!
「一緒に流れ星見よ?」だけで、山までドライブって、誰がわかるというのか。
もしかしたら、パパならわかるのかし・・・?

「え!  ああ! うん。行く行く」 行くに決まってるんだけど!

てかワタシの予定とか聞かなくていいところなのそこ。(本日三度目)

と思っていたら、「仕事忙しいかな?」とナナ。

「忙しくないよ(*´∀`*)」 <なら文句言うなと


でもでも!
ワタシには今夜、女子バレーワールドグランプリ2011/日本vsセルビア を観るという予定があります!

しかし、セルビア戦はかなり遅い時間スタートだったはず。
まさかそこに食い込むことはあるまい。
まずはナナと流星群だじょりぃ。このチャンスを逃すなじょりぃ。


「ここまで来たんじゃ、ついでにパパの顔見て、じょりぃと出かけてくるって言ってこようかな」とナナ。
「うん」
「じょりぃと一緒ならパパもイヤな顔はしないと思うんだけどさ。念のため」
「ワタシ、いいこだもんね。パパには
「ホント。パパにはね。 これからもその調子でよろしく」


途中のコンビニで買い物しまして。
ワタシもパパへお愛想がわりのおみやげに、パパの好きな氷結を数本購入。

ナナんちに着きまして。

「じょりぃも一緒に玄関まできてさ、パパの機嫌が良さそうならちょっと顔見せていく?」とナナ。

これは「そうしてほしい」ってことですよね。

「ん。そうする」

ナナのあとについて玄関に入り、最初は気配を消しておとなしくしているじょりぃ。(パパの機嫌次第ではこのままそそくさと車に戻る予定)
つまり、パパはワタシが玄関にいることを知りません。
ナナはそのまま、玄関脇のパパの部屋へ。


「ただいまー。・・・と言いつつ、また出かけちゃうんだけど。へへへ」とナナ。
「はー?これから? なんで?」 この時点で12時まわってましたからね。当然のパパの反応。
「じょりぃと話があるから」
「だって今まで話してたんじゃねえの?」 そらそう思うわな。
「そうなんだけどー・・・・・なんか、じょりぃちゃん、悩み事があるらしくてさー。もう少し話したいんだって

はいーーーー?!Σ (゚Д゚;)


ワタシ今、悩み事なんてなんもないんですけど!


てかワタシと打ち合わせしておかなくていいところなのそこ。
それに全部ワタシのせいかいな!(笑)


「じょりぃちゃんが悩み事相談? そんなことあるんだ?」とパパの声。

ワタシ、パパにどんな人だと思われているんだろう・・・たまにはワタシにも悩み事はあるんですよ、パパ!


「はい、これ。じょりぃがパパにおみやげだって。パパの好きなやつ」 タイミングを見計らって渡す、姑息なナナ。
「お。うれしいうれしい」
「じょりぃにお礼言う?」<すんごい甘えた声
「ん? じょりぃちゃん、いるの?」
「うん。 パパの顔見たいって

・・・ワタシそんなことひとっことも言ってないけど・・・(°▽°)
別に全然いいけどね。


ここでパパ、ひょこひょこと登場。

「じょりぃちゃん、これ、ありがとなー( ^ ∀ ^ )」
「いえいえ。どうもごぶさたしてます」 満面の愛想笑いをするじょりぃ
「悩みがあるんだって?」 ほらきた。当然来るわな。
「ええ・・・えへへへ。 ワタシにもたまには悩みがあるんですよ。へへへ。 ママお借りしても大丈夫ですか?」
「役に立つかどうかわからないけど(笑)、どうぞどうぞ」

ほーら。じょりぃちゃん、いつもいいこにしてるからネ☆(パパには)


てことで、気持ちよく深夜の山ドライブに出かけられることに。
今日はナナんちの家族全員に会えたー。話できたー。
こんなのずいぶんと久しぶりでございますよ。


で、ドライブするために車に乗り込みまして。
やはりワタシとしては、これを言わねばらなないでしょう。

「さて。 さっそくワタシの悩み事を聞いてもらおうか
「あははははは。 ・・・はー・・・あたし、なんでこんなにパパに気を遣うんだろう・・・」

意外なことに、自己嫌悪に陥っているらしいナナ。

「いやそんな。夫婦の間なら、普通の気遣いじゃない?
 この時間に、いつも忙しい言ってるあなたが遊びに出かけるんだから、そりゃちょっと気を遣うくらいするって(笑)」とワタシ。
「そうか。 そうかな」
「そうだよ」
「あたし、パパにはすごく気を遣うんだよ」

パパにしてみたら、もしかして「これでかーーー?」って感じなんじゃないかしら・・・知らんけど・・・。

「いちばん近い間柄だからこそ気を遣うシーンて、けっこうあるよ」
「そうだよね。 あなたなんてしょっちゅうきょんさんの顔色うかがってるもんね」

いや、そこまで言われる筋合いはない。


で、流星ドライブは、結局薄曇りで流れ星はいっこも見られなかったんですが、深夜にふたりであてどもなくドライブ、なんて、本当に本当に久しぶりだったので、嬉しくて楽しかったです。
まーたナナが「オバケが出たらどうしよう」「ヘビが出たらどうしよう」とか小娘のようなことを言いやがるので、せせら笑ってやったりですね。

「えー、じゃあ、じょりぃは何なら怖いの?」なんて聞かれたもんですから、
「ワタシが深夜、このような山道をひとりでドライブしていていちばん怖いのはさ」
「うん」
「しかも、よく『それに遭遇しちゃったらどうしよう!』って怯えるんだけどさ」
「うん」
「信号待ちのときなんかに、血だらけの若い娘が手にナイフ持った状態で『乗せてください!』って車にすがりついてきたらどうしよう、って、それがいちばん怖い」
「それは怖い(笑)」
「血だらけだし、レイプされて逃げてきたとかかもしれなくて、それなら助けてやらなきゃじゃん?」
「うん」
「でも手にナイフ持ってるし、もしかしてキ○ガイだったりするかもしれないじゃん?」
「うん」
「深夜の山道でそのような娘に遭遇することそれ事態も怖いんだけど、その『助けるべきか自分の身を守ることを優先すべきか』という葛藤にさいなまれ、最終的にどちらか決断しなければならないことを想像すると、もう怖くて怖くて(´д`;)」
「・・・あなたの恐怖って、なんかいつも無駄に現実的なんですね・・・」

なーんてくだらない話をしながら山道を走らせていてもですね、
ワタシはもう、「セルビア戦に間に合うかしらワタシ!」って、それが気がかりだったりするんですよ。
でもかといって、「じゃあオバケはやっぱりいない?」「エネルギーの吹き溜まりのようなところはあると思うんだ。ホットスポットって今話題になってるじゃん?それに近い感じでさー」てな具合の甘い会話(どこが)を遮って「ワタシそろそろ女子バレーの時間だから帰るわ」と切り出すのは、惜しい。実に惜しいわけですよ。
山道ですからね、ラブホもちらほらありまして、しらばっくれてラブホに突入するチャンスかもしれませんし。できっこないけど。

で、ナナはですね、なんかあんまり帰りたくなさそうなんですよね。
それでもそのうちナナがあくびを連発し始めましてね。
それを理由にナナの家に戻ることに。
あんまり遅くなりすぎても、パパに心配かけちゃうでしょうし。
ナナと円滑につきあいを続けるためにも、ワタシはパパの点数は稼いでおきたいんですよ。
いつもは昼行灯さながらのじょりぃですが、こういうところは姑息で抜け目がなくて信用できないったらないですよねえ。


ナナを家まで届け、そのあとは「急げ、急げ」と、昔懐かしいゴリエのフレーズを口ずさみながら家まで車を走らせまして。
ニッポンがストレート勝ちしそうな勢いだったらしいですが、ニッポンチームったらワタシのために3セット目をわざわざ落としてくれたらしく、3セット目の終わりと4セット目丸々、楽しむことができました。


ナナんちの家族全員に会えて、深夜ドライブのオマケもついて、セルビア戦もかろうじて間にあって。

ワタシにしてはなかなかうまいこといった一日になりまして、世界の王にでもなったような気分でありましたことよ。
なんかすごく小さそうな世界ですが。
とりあえず、家族総あたり戦もセルビア戦もなんとかクリアできた、スモールワールドの王・じょりぃでありました。





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