テニスとゴルフの日記

2006年02月21日(火) 一行最後のレッスン(泣)

最初で最後の大盛況でした。
参加人数は10名。いつもなら少人数でのレッスンでボレストから最初の球出しでいい汗がかけるのですが、昨日はゆっくりと待つレッスンとなりました。

特別良いフィーリングは無し。
ただ、肩の痛みが治まってきていたのでその分だけ良いボールは打てたと思います。

一行に出会ったのは一昨年の4月。
2年弱の付き合いでしたが彼との出会いでこれほどまでテニスを変える事になろうとは思いませんでした。
人生初のエルボーも、肩の痛みに耐えながらのテニスも人生初。
結実した結果を見せる事は出来ませんでしたが、彼がいなくなっても自分で何をすべきかは分かってきました。
彼のレッスンが受けられなくても会えなくなる訳ではないので、次にあったときに是非とも完成した自分のスタイルを見て貰いたいし、完成した暁には試合で勝ちたいですね。
未だ試合での勝ちをイメージ出来るレベルにはありませんが、己の完成系はおぼろげながら見えてきた気がします。
殿の研究もより具体的に、自分のスタイルに取り込む事が出来るようになってきました。

とにかく修行有るのみ。
試合をする機会が恵まれているのは今年一年だけで、その後は保証はありません。
慌てても完成はしないのですが、間に合ったら是非挑戦したいですね。

アディオ〜ス一行。
向こうに行っても頑張れよー。



2006年02月13日(月) 一般開放

あきと行って来ました。
あき相手なら〜と思いアルパワー使ってみましたが肩が痛い・・・
こいつはもうお払い箱ですたい・・・

さてと、経過報告。
フォアハンド、やはり正解のようです。
久しぶりにDVを持ち込んで撮影してきたのですが、見てみるとバランススイング共に問題なしです。
あきが相手だったのでインパクト後のワイパーはさして意識はしなかったのですが自然に振れていたと思います。
フォーム全体の流れを見てもきっちり腰が回っているのでセンターを外さなければ良いボールが飛んでいくのは分かりますね。
後は振り込みでしょう。微妙なコントロールはまだまだですが、完全にコースを外す事も無く、スピンがかからないように意識して振っている割には回転量が多かったので基本的なスイングはマスターしたと言えるかもしれません。
今後の目標としては、ハードヒット時のスピン量とスピードの関係、深さとフォロースルーの回転の煮詰め、高い打点からの打ち込み時のスピン量とスイングイメージの確立、とこんな所でしょう。
何となく掴んだなぁ、というのではなく理論的に掴んでいるので大崩はしない気がします。

バックはここのところ不調でしたが、やはり駄目でした。
どうにも打点が詰まっている気がして打ち続けていたのですが、最終的にはセンタにまで当たらない始末・・・どうしようもないですわ。
スライスはそこそこ遊べましたが、やはり安定感は無し。
あき相手なのでガッチリ打つと厳しくなるからソフトタッチで打ってみたのですがなんかそれでも駄目・・・ゆっくり振ったときにぐっと押し込める感じが数球しか続かないので根本的に狂ってる部分がありそうです。

DVで見てみるとドライブの問題点は分かりました。
まず打点が体に近すぎます。
厚く捉えたい感じは伝わってくるのですがその結果詰まった打点になっています。
で、体からの距離が近くインパクト面がきっちり水平になる前に当たっているために手首等での操作で無理矢理インパクト面を作ろうとするので、よりスイングスピードが遅くなる上腹切りに近いスイングになっているようです。
解決方法としてはフォアハンドと同じイメージでスイングする事です。
軽く素振りしてみましたが良い感じでです。
今までもバックハンドは色々な感覚で調整してきましたが、今回の調整方法は、インサイドアウトです、って普通に聞こえるかな?
具体的にはフォアハンドと同じように体から近いところにからスイングスタート。しかし手首を先行させて手首ごと外側に押し出していき、インパクト直前で面を出して大きく前方にワイパーです!まさにフォアハンドと同じ!!
で、素振りしてみましたがとても良い感じ。
かなりスピンがかかりそうな打ち方ですが、nsixoneのパワーとスピード感を生かすためにはこの方が良さそうです。

今のフォアハンドも正直理屈は分かりません。
一ヶ月前くらいにナベさん、N村さんがG2に振替で来ていたときに掴んでいたフォアの感覚が今の完成系に近かったはずです。
自分でなぜ打てるか分からなかったし、速いボールに対してはやたらと強くインパクト出来るので完成したかな?と思っていたけど結局なぜ打てているのかが分からなくてまた不調に陥ってしまった。
感覚としては右足を軸にして右腰を軸に横降りしていた感覚。
nsixoneのパワーと相手のスピードがある場合限定という感じで、リターンや、ロングストロークでは右腰を軸に打たなければならないために使い方が分からなかった。
で、踏み込みながら使えないかな?と思っていると打てた事も出来なくなり路頭に迷ったのだった。
もっとも、一番崩れた原因はリターンで右腰に引きつけて打つイメージを持っていると差し込まれる事が多かった事だ。
ボディー気味に来た場合、ワイドに動かされた場合には右腰の軸を感じる事は出来なくなる。
おかげでフットワークの重要さを感じ取る事は出来たが崩れたのは事実。

だけど今回は右腰でカウンターを打つ感覚、そして前足を踏み込んでいっても打てるフォームを知っている。
何より、力まずに腰の前にヘッドダウンして手首から外側にスイングする基本が頭でも体でも分かっている。
さらに、インパクト後にワイパースイングする意味と効果が理解出来ているから調子に乗りすぎなければマスター出来るでしょう。

という訳でフォアハンドの手首からインパクトに向けて大きく外に振りだしていく感覚からさらに背中側にフォロースルーするイメージでの素振りは掴んだ。


後は肩の治療だ・・・
2週間薬を飲んだが芳しくない・・・
完全に休養すれば良かったと後悔しているが、まぁ自業自得。
今週水曜日に再度通院して注射して貰いつつ薬も貰おう。
痛みが完全に治まったら始動しようと思う。
今週は休んで走り込みと腹筋背筋、食事制限でフィジカルコントロールをやろうと思う。
しばらくお休みだ。



2006年02月09日(木) いつの間にか2月

練習量が豊富、とは言えないのでネタも少なくなるねぇ。
さて昨日もサークル練習行って来ました。
アップで実力の割には自信なさげで超低姿勢なハンサムさんと乱打しましたがここでフォアストロークのコツを掴みました、完全にスピンスイングです。
実はストロークここ数週間絶不調でした、ちなみにバックは今でも駄目ですけど。
ひとまず投薬治療とストレッチにてそこそこ動かせるようになってきた事もありなかなか良いスイングが出来たと思います。

まずポイントは、スタート位置。
テイクバックしてそのまましたに落とし外に振りだしインパクト後ワイパーをかけ振り抜く、これでスピンスイングの完成です。
振り出し、インパクト、フォロースルーまで綺麗に連鎖してくれます。
おかげで色々な問題点が見えて来つつあります、でもこれは高度な問題。
煮詰めていけば解決出来ると思います。

ここまで色々悩んできたけど、スイングの基点となるのは殿のフォーム研究で一番最初に感じた疑問点である、「テイクバックからなぜ真下にラケットダウンするのか?」という事にあったと思います。
大きく後ろに引いて腰・肩・手首と十分に捻り込んで蹴り込みと同時にインパクトに向けて一気に解放するスイングをしていた人間にはなかなか理解出来ないポイントでしたがようやく分かってきました。
当初の予測では、今までのスイングは「後ろから横」で殿のは「横から前」という事だけでした、まぁ外れではないでしょう。
ただし、それだけではただ前打点で叩くだけの打ち方になってしまいます。
タイミングが合えば素晴らしいフラットボールが打てます、しかしタイミングが合わない遅めのボール、またはサイドに振られたりバランスを崩したときにはスイングすら出来ないという事が分かったのが一昨年の冬。
年が明けてK坂師匠と出た試合では、ペースのある遅めの配球に対して打っていくタイミングが取れない事が分かり、結局自分が求めるのはフルスイングしてボールをコントロールする事だと再認識。
で、去年はフルスイング・スピード・コントロール・スピン、これらを満たすためのスイングを開発すべく研究を重ねてきたのだ。

昨日のハイライトは最後の最後に実力者かしらとクロスでストローク戦を決行。
どちらが先にミスしたのかは定かではないが、後ろで見ていたじゃいあん曰く「どっちもアウト打っているのにストローク戦を止めない〜」とのことだったので微妙にアウトを混ぜながら打ち合っていたんでしょう。
かしらのフォアストロークは正確さと威力を併せ持っている素晴らしいショットで、リターンでも多少甘めのコースに入ればアングル足下共に強烈なボールが帰ってくる。ストローク戦でも深さを重視したボールとスピードを重視したボールの双方のコントロールが可能だ。
そのかしらとフォアストロークでミスヒットやバランスを崩したフォームが混じっても打ち合える事が出来たのは嬉しい。
正直去年までならば、全神経を注ぎ込んで先にフラットボールを打ち込むことでペースを奪う事が出来なければ決して有利な展開は作れなかったのだが、昨日のラリーに関しては習熟度が甘い事を除いては、スピードに気押される感覚もなかったし、無理にフラットショットを打ち込むことを選択しなくても良かった。
残念ながら、低く直線的に伸びるフラットボールの方がかしらを崩す事が出来る事は間違いないので、浅いチャンスボールを打たせるまでに追い込む事は出来なかったが、フルスイングで厚いスピンを打てる事が分かったのは大きいな。ちょっと今までとは違うフォアハンドの未来を感じる事が出来た。

スイングのまとめ。

1.テイクバック

基本的に変更無し。
ほぼ静止してスイングを開始出来る場合には肩の前にセットした位置からループスイングしても良いと思う。
ランニングショットの場合にはラケットを水平プラス10度程度に横に伸ばし手首を後方に残した状態から手首を入れ替えてスイングを開始するイメージで良いと思う。

2.フォワードスイング

ちょっと煮詰めが必要だが、止まって打てる場合には高くセットした位置からそのまま真下に落とす事から始める。(ここが始動位置)この動作自体にはあまり意味はない。後ろに引きすぎる癖が出てくると後ろから前の動きが出てきてしまい、綺麗に回転出来なくなる。
つまり自然にヘットダウンした理想的な位置を0度とすると、マイナス位置からスイングする事になるので、打点までの距離が長くなる。
結果的に打点が遅れる可能性も出てくるし、遅れなかったとしても体が回っていかないので前方に押し切れないスイングになりやすい。
ラケットを開始位置にセットしたら右足の蹴りからスイングを開始する。
注意すべき点はラケットをインパクト位置に運ぶのではなく手首からボールにぶつけていくようにスイングを開始する事だ。
ラケットヘッドはインパクトの直前まで相手コートを向く事はなく、最後の瞬間まで後ろを向けておく事が重要。
重要な事は始動位置が体の横、というか腰の横に置いてあるという感覚の方が正しいかな?
で、ここからスイングを開始するので動き自体は後ろから前ではなく腰から横に手首が動いていく。
始動位置での面の向きはほぼ真下。殿より俺のグリップの方が薄いために地面に対して平行ではなく少しオープンになっている程度。
この状態から手首が先行しインパクトに向けて面が起きていくのでインパクトでスイングを止めたとしてもある程度のスピンはかかる動きになっているはず。つまりコントロールはともかくとして、始動位置からインパクトまでの動きだけを正確に行えばそれだけで十分ボールが飛ぶはずである。
ランニングショットの場合には横に伸ばすテイクバックを行うが、この横に伸ばす動きこそ始動位置の設定である。
ループスイングをして、始動位置まで落とす時間的余裕がないので走りながら始動位置を設定する。オープンスタンスでクロスコートへの返球である場合には左手もある程度開いた位置で良い。
コースを隠して打つためには可能な限りネットに対して左肩と右肩線を90度に保つようにフットワークする事が大事。
ただしネットに対して垂直以上まで捻り込む必要はないはず。
捻り戻して打つのではなく、あくまでゼロ位置から360度回す感覚が重要。レディーポジションではとにかく力まない状態を維持する事が大事。
よって絶対やってはならないのは「引きすぎ」である。

3.インパクトからフォロースルー

引っかけてショートクロスに持っていく場合は肘から先をインパクト後にワイパーさせれば良いだけだ。しかしインパクト時点での肘の位置は肩と同じかやや前か、という位置なので、如何にラケットのヘッドスピードを上げてインパクトしたとしても当たりは薄目になりやすい。
よって若干インパクト位置から前方に押し出しつつワイパーをかける意識の方がスピンとスピードを両立しやすい。
特に低めのボールを持ち上げるときには、ワイパーだけを意識してしまうと上に持ち上がらない事が多い(昨日もそういうボールがあった)。
よって低いボールを持ち上げつつアプローチする場合にはきっちり捉えるまではワイパースイングを我慢するべき。
引っかけて持ち上げるのではなく、捉えてから上に振り抜くか、前方にフォロースルーーするかで球種が変わると考えて良い。
殿の写真を見てもインパクト位置では左肩・右肩・腕の線はほぼ一直線になっているが、フォロースルー段階のワイパー動作の際には上腕が前方に張り出している。
つまり、捉えた瞬間にワイパースイングしてスピンをかけに行くのではなく(食い込まれた場合には使う)捉えて前方に押し込みつつワイパーをかける、というイメージが正しいだろう。

総括。

最重要ポイントは始動位置からリラックスさせて手首をインパクト位置まで走らせる事である。
始動位置からインパクトまでの間で力んでしまうとスイングスピードが上がらないのでスイングパワーも出ない。
旧方式の打法とはやはり180度違う。
インパクトまでに如何にスイングパワーを出すか?という旧打法に比べて、スイングスピードを如何に上げるか?というのが新打法のキモだと思う。
ヘットスピードは力んでも上がらない。
むしろリラックスさせる事でヘットスピードは上がる。
ヘットスピードを上げて体の前でインパクトする事で、スピンとパワーを両立する事が出来る。
つまり、前方への押しが欠ける状況下でも、始動位置からインパクトまでの動きを正確に行えば、スピンショットだけは確実に打つ事が出来ると思う。
やはり殿のベースショットはスピンなのだ。
凄いのはその場でスイングスピードを上げてスピンが打てるだけには留まらずに後ろ足の蹴りと上半身の回転力をミックスさせる事によってインパクト前後にスイングパワーを加えている事だ。
理屈は分かったし、ある程度は出来そうだ。
腰の位置から横に振り出し、押し出しながら強烈にワイパーを加える。
これでベースショットは完成だ。
後は押し込みの程度とワイパーの強度と角度、それに始動位置をインパクトの高さに合わせるか、低く設定して基本スイングのスピン量のコントロールを状況に合わせて使いこなせるかが勝負である。

昨日の最後のショットは回りこんでストレートにフラットショットを打った、アウトだった。
完全なフラットを打つよりも、インパクト時に押し込みつつワイパーを抑えて前方に押し込んだ方がより確実に決めれる気がした・・・
昨日はフラットよりもスピンが多かったなぁ。
ちなみにアニキのフラットサーブをリターンしたときも、やはりフラットでアウトしてしまった。
打点は遅れ気味だったが、やはり押し込んでワイパーを意識すべきだったと反省した記憶がある。
強打するときには、必ずインパクト後の押し込みを欠かさずにやろうと決めた。
横降りスイングが基本だから押し込みつつワイパー出来なければ枠に収まらないかもね。


 < 過去  INDEX  未来 >


ビンセント