テニスとゴルフの日記

2005年04月30日(土) 今日も素振りしたけど

いまいちかなぁ・・。
とりあえず背筋を伸ばすことを意識してみたけど今ひとつしっくり来ません。
とりあえずテイクバックを上から引かなかったときの効果をチェック。
これまた一行に言われたとおりに「肘を高くセットしたまま引かないとラケットが下から出てしまうのでスピンがかかりすぎる」と言うことが判明。
やはりフラットで打つなら上から回すように引く必要があるなぁ。
一応、あえて下から引いてフェデラー方式でスイングしてみたがこのグリップでは横振りできないのスイングパワーが不足するでしょう。
続いて右腰をどうやったら送り込めるかチェック。しかしどうやっても上手くいかない。送り込むことに終始したら足の蹴りが弱くなってしまう。
とりあえず下半身のみに注意を集中して振ればそこそこ上手くいくがしっくりは来ない。
ただ前回の練習で気が付いたように下半身主導のスイングではなくなりつつあるので、低い姿勢で荷重移動をしっかり行う意識で素振りをしてみた。
スイング軌道は悪くはないがやはりイマイチであった。
ひとまず月曜日に午前中のお墓参りをすませたら、午後からマックスと5時間やるつもり・・・無理だろオイ!
まぁじっくり研究しながらやるつもりです。



2005年04月29日(金) 出来るはずなのだが

どうもうまくいかなかった。やはり足が止まるのだろうか?
昨日は乱打を多めにやった、しかし疲れと睡眠不足がたたって疲れ気味な上、やや座骨神経痛が発生気味。
ここ数日自覚症状はあったのだが、今までとは違いサーブで痛めたわけではなくフォアハンドで前足で支えることによる負担がかかっていたのだと思う。もう少し下半身を強く柔らかく使う意識を高めよう、ちょっと上半身の研究に終始しすぎたようだ。
バランスを取ると言うことでは後ろ足で蹴るときに前足が上がるのは悪くはないが、この癖が付いているときに低いボールを打とうとすると腰が回りきらない。しかし腕は前方に出していくしかないので溜まったパワーを左腰で受けすぎているのかもしれない。フォーム全体のバランスを考え修正しよう。
後半には試合をした。
最近俺の中でブームな練習が「4ゲーム差が付いた時点で終了」というパターンである。
論理的な裏付けはないが、4ゲーム差が付いた時点からの逆転は難しく、逆に4ゲーム差が付くか付かないかのゲームで差を縮められるようなゲームをすれば以外と優劣が変わる事が多いと思ったところだ。
3ゲーム差を付けられていても自分のサービスゲームをキープし、ブレーク出来れば2ゲーム差は一気にひっくり返す事が可能だ。つまりサービス先行で6−3で勝てば実際には1ブレークしかしていない。まずキープし、ブレークし、キープするだけで3−0。ここからキープキープが続いても6−3で勝てるのだ。逆に相手のサーブから始まりブレーク、キープ、相手のキープだと2−1。マッチゲームでも5−4でありこのパターンだと自分のサービスに対してプレッシャーがかかりやすい。
よってレシーブから始めたときにはもう一つブレークが欲しいところ。
ブレーク、キープ、ブレークから始まれば3−0でさらに自分のサービスである。これをキープすれば4−0で相手の次のサーブは落とせば団子行きが確定しやすい。
サーブスタートパターンでも、3−0からの次の相手のサーブをブレークすれば4−0でさらに自分のサーブをキープできれば5−0である。こうなると相手はサービスキープどころか戦意すら無くす確率が高い。
つまり4ゲーム差は絶対的なものになるが、3ゲーム差はリターンスタートであろうがサーブスタートであろうが絶対的な有利になるカウントではない。むしろ「3ゲーム差ある」と考えてしまえば精神的に楽になれるが、ブレークされれば一気に相手にひっくり返されやすいゲーム差なのだ。
昨日も5−2からの4ゲーム差を迎えるサービスゲームを落としそのまま5−4まで持っていかれ危うかったが何とか勝ったのだ。

と言うことで4ゲーム差で終了するパターンでゲームをしているのだが、今年はマックスリーダー共に実力を発揮する術を身につけつつあるので一方的になることは少なくなって来ている。バナは元々一発は持っているプレーヤーなので、破壊力だけではなく深さやサーブダッシュの重要性を気づきやすいようにプレーしているので近いうちに何かを見つけそうだ。
特にマックス&バナは筋肉部族という括りで扱っているが二人ともテニスには不要なくらい強いフィジカルを持っている。よって攻撃衝動が強いため素晴らしいプレーとひどいプレーが共存している。一般的な指導者ならば抑えて打つことを強要するのだろうが、俺は指導者たろうと思っているわけではないし、第一守備から呑気に始めていられるほど時間はない、ジュニアじゃないんだから。とすれば本人に気づかせるしかないし、今持っている最大の武器である素晴らしい攻撃と躊躇無いプレーを抑え込むのは愚かなことだ。より積極的に使わせるように導いていけばいいのだ。バナもマックスもようやく基本中の基本に気が付きつつある。呑気に上から見下ろしていられるのもそう長くは続かないだろう。

リーダーもようやく己のテニス哲学らしきものを見つけつつある。
リーダーはセンスがあるプレーヤーなので、センスあるプレーヤーらしい長いトンネルを抜けつつある。
人より努力しないで良いボールが打てると言うことは考える必要性がないので、対応力が付きにくい。
またこういうプレーヤーに型のはまったパターンを教え込むと途端にショットからセンスが消え失せる。
こういうタイプは目的意識を持ったタクティクスが最も重要。
何をするのか?どこに打つのか?自分でプレーをコントロールする意志がなければ来たボールにひたすら合わせるだけのプレーに終始してしまいやすい。そして相手によってはこの合わせているだけで良いプレーが出来てしまうこともまた自我の発露の邪魔をしてしまうのだ。
若く動きの良さがあればとにかく勝つということのみに終始しひたすらプレーをしていれば伸びるのだが、リーダーにはこの足と若さがない。となれば如何に来たボールを上手く捌くかという段階で止まったままになる。
若いうちに勝つ事を経験していれば自信にもなるのだが、社会人から始めたらそれは難しい。一番長いつきあいをしていて一番良く知っているので歯がゆい思いをしてきたが(それはリーダーも同じ)ようやく己のテニスはどういうものなのかが分かってきたようだ。怪我に気を付けて己に厳しくし、己の哲学を貫くことを重視すれば必ず自信となって跳ね返ってくるはずだ。

ということで今年のファニピーは期待大である。
三人で始めたファニピーだが三人が同時に公式ジャンパーで来たことは過去になかった。しかし今週は始めて三人揃った。
ちょっと恥ずかしくもあったがなにか気持ちが同じ方向を向いている気がした。リーダーがギャンブルで儲け、追加作成してバナに無理矢理着せて貰いたい!まぁがっちり万馬券でも取ったら新調して貰うのもありだな!

さ、素振り結果・・・
腰が痛くならないように素振りを再チェック。
テイクバックはOK!。後ろ足からの蹴り出しを控えめにして腕のスイングを優先して下半身のバランスが崩れないかチェック。
一番バランスが良かったのがやや前傾で肘が伸びきるまでフォロースルーを伸ばすイメージ。スタンスはやや狭めに設定しこれで良いかなと思いいっこうに質問&写真メール攻撃。すると「型くらいの高さのボール以外は前傾しない」「写真では腰が折れているので背筋をもっと伸ばして腰を折らないようにすべき」とのご指導。さらに「フォロースルーの段階で右肩右腰を前方に押し出すイメージがある」とのこと・・・右肩は分かったが腰は全くイメージにない・・・
時間がなかったので余り練習できなかったが、確かに腰を伸ばすように打った方がボールにパワーは伝わりやすくスイングパワーは出せそうな感じ。しかし右腰のイメージは分からなかった。何度か試したが右腰を押し出す意識を高めると左足とのバランスが取れないのでスイングそのものが難しくなる。ちょっと研究が必要かも。
左足で荷重を支えすぎるのか、右足の蹴りで一気に振り出しすぎるのか、上半身が先行しすぎているのか全く不明・・・
フェデラー研究をして、後ろ足をボーリング風に抜くときには上手く前足に荷重を乗せることが出来たので、この辺の感覚なのかも。
しかし一行方式での後ろ足の蹴りはかなり重要なポイントで蹴れないと前に荷重を移動できないしスイングパワーが出にくい。もっと前足を寄せるとか、スタンスを狭めたり、オープン気味にセットしたり、試すことは多い。
総体的にはかなりのレベルまで近づいてきていると思うが、実際にコートで鬱と上手く打てないことも多い。
習熟の問題もあるだろうが、今週のレッスンで出来ていた打ち方が既に出来ていない・・・再現すら出来ないので、忘れている部分も多いのかもしれない。うーむ、まだかかるかなぁ・・・



2005年04月28日(木) 晴れました!

練習できますね!
今日の素振りでは前回のチェックポイントであるテイクバックに中止して素振りしましたが、やはり油断すると体の前で引いています。この引き方をすることのデメリットは腰の回転を横に捻ってしまうことで、引きすぎと振り遅れしやすいことです。それに大きく引いて後で溜めることが目的ではなくスイングパワーを生み出すだけのために引いているので、腰を捻りすぎてしまえば打点までも遅れることになり最終的には前荷重すら怪しくなるのです。今日の素振りでもまだ修正できていないので、コートではより注意してプレーしよう。
もう一つは左手の引き。これも前回同様徹底できない。はっきり言ってテイクバックよりも難しい、テイクバックすることは今も昔もしているので引き方を注意すればいいのだが、左手の積極的な引き込みは昔は全くない動きだからだ。また出来なくても打ててしまうのでより注意が必要。
今のフォームは左手の引きと右足の蹴り、打点、この三つを完璧に組み合わせて完成するのだ。

まだ甘い部分は、スイング開始時から実際の腕の動きが決まっていない。
ゆっくり振ると出来るが実際に「手首からボールにぶつけていくように」という一行の教えを実践するのは簡単ではない。
しかもこの動作は円を描くように遠い打点へ持って行かなくてはならないし、ある程度のところでインパクト面を作る動作も必要だから難しい。つまり手首からインパクト面に向けていく動きをいつまでも意識しているとインパクト面が遅れるし、早めにインパクト面を作ってしまうとスイングが小さくなる上、前方へのフォロースルーが小さくなるのだ。
しかし答えは決まっている。今までがインパクト面を大事にプレーしていたのだから、遅れてもインパクト面をギリギリ残すように修正すべきなのだ。
大きなスイングを究極目標にするためには小手先で小細工することは極力避けて険しい道を行くべきである。まぁそのつもりでも結局面を出してしまうに違いないのだが・・・。

バックハンドは引きを柔らかく早く行う。肩の捻りが甘いのが問題。
前捌きだけで打たないように!



2005年04月27日(水) まぁ分かっていたことだが

理解することと実践することとは違う・・・鬱
とまでは行かないけれど、少しは慣れてきたかな?
まず問題点はテイクバック。昔のようにヘッドを寝かせたように肘から引いてしまうのでターンが遅れやすいね、でもビデオ見なければ分からなかったなぁ。これが一番大きな問題なので恐らくこの理由でバランスが狂っていたと思います。
肩の入れ替えも理想的に出来なかったし、後の蹴りは出来ていたけど前荷重が徹底できず。
もう少し低い姿勢を意識して打つべきだね。
バックは自分の感覚以上にフォームは良いようだ。
でも肩の捻りは全体的に甘い。
前捌きが上手いので良いフォームに見えるが実際は結構切れがないボールも打っている。ボールをよく見てより捻り戻しを強く意識しよう。
とにかく下半身から打つ感覚をフォアバック共に強く持つべきだ。
サーブはダブルフォールト1本あり、やはりスライススイングになっている。壁を崩さず自分から前に進んでいくスタイルで下から上に一気にこすり上げスピードと回転を両立させよう。
スピンの回転量をもう少し自在にコントロールできるようになろう。

対マックスはフォアの当たりが出てきたので1stボレーでしっかり低くはいるようにしよう。対バナはサーブリターンですごいのが来るのでポジショニングと準備を正確に。対リーダーはボールの伸びが一段違うのでしっかり足を使ってポジショニングして打ち返そう。対兄貴はスピンで深いボールが来たときに足が止まるので決して止まらないように動きつつテイクバックを正確に行おう。

木曜日は雨の予報だけど変わったらいいな!



2005年04月26日(火) 完璧に理解したぞ・・・

一行フォア。今まで言われてきたことの全てが理解できた、全てを完璧にこなすのはもう少しかかるが次回のダブルスには確実に間に合うだろう。

昨日の試合後あきとドームに行き軽くテニスを楽しんだがこの時点ではまだ分かっていなかった。
しかし夜リーダー繁と試合後の反省会を行い入浴後考えていたら全てがいきなり理解できたのだ。一行の試合を後ろから見たことが大きかったのだろう。ポイントはラケットを回すように引くことだった。

テイクバックは上から回すように引いていくのだが、これはテイクバックそのものではなくプレ動作だ。フットワークのリズムとボールに合わせる程度のもの。ここから肘を支点に円を描くようにヘッドダウンするのだ。
タイミング的には蹴り足である右足をセットした瞬間が一番高い位置にラケットがあり、ほぼ同時にヘッドダウンしていく。
ここから右足の蹴りと共に腰の回転左手の引きと共にインパクトに向かう。
肩の入れ替えも同時に行うことで肘先行、というか一行が言っていたように手首をぶつけていくようにボールに向かってスイングが始まる。インパクトの瞬間にはしっかりボールを見つめバランスを維持する。
手首はロックしたままで良い。というかグリップエンドを向けたままインパクトに向かうので使いようがないようだ。そのまま一気に前方に振り抜きフィニッシュ。フィニッシュは真横ではなく前方に大きく振り抜かれる。よほど意識してスピンをかけない限りはフォロースルーが小さくなることはない、おそらくこれで基本形はマスターできたはずだ。

レッスンではこれをチェックした。
クロスには完璧すぎるほど入ってくれた。
残念ながらストレートは調整が必要で、バックアウトとネットが多く完璧なイメージはつかめなかったが、フェデラーの足の抜き方を研究しているときにはストレート方向に打ちやすかったので、右足で強く蹴ることを少し制限して打球方向にパワーを収束させることを意識すれば良いかもしれない。しかしさして大きな問題とはならないだろう。
ボレーストローク、ストロークストロークでも全く破綻無し。
ランニングショットではややバランスを崩すことがあったものの全体的なバランスは崩れはしなかった。
特にボレーストロークではこちらが遠慮して打つことすらあった。叩ける感覚を完全にマスターしたと思う、まだ感覚だけだが。
フォームのバランスも完全に止まってがっちり構えてからフルショット出来ることもあった。過去にない出来だった、今までの苦労が形になってくれたのだと思いたい。後は習熟だけだ、打つ打たないは腕力ではなくフォームでコントロールも出来そうだ。

バックハンドは球出しのボールに関しては悪くなかった。
ドライブは微妙なコントロールがまだ付いていない。打点が近いことが分かっているのでフィジカル面での強化が全体的なバランスを良くしていることは間違いない。イメージとしては足を決めた後でもう一回絞り込む動作か、前足に早く乗せすぎなのかもしれないので、後にある程度残したまま振りに行くのかチェックが必要。
しかしスライスがいい感じだ。前方への大きなフォロースルーを始め、前足にきっちり乗せつつ膝で方向をコントロールできつつある。

ボレーは先週から継続しているが、とにかく足で合わせること。
細かく足で動けば腕の振りは大きくなくて済む。タッチが生かせるようになってくるだろう。それとバックではほんの少し巻き込むイメージでヘッドスピードが出せる。これはエッジ側を相手に見せるように手首を巻き込む感覚かな?手首が巻き込むことが良いのではなく、肩が捻られることが良いのかもしれない。いずれにせよかばっと勢いで引くのではなく柔らかく巻き込む感じでほんの少し引ければ良い感じでボレー出来るようだ、フォアはピンと来ない、まだフィーリングは戻ってきていないようだ。

サーブはもっと駄目だ。昨日は下半身の蹴りと大きな上方へのスイング軌道を意識したが、スピンにはなったもののスピード切れ共に絶対的に不足していることが分かった。少なくとも一行の試合でのマジ2ndサーブとは比較にならないくらいショボイ。
彼と同じレベルは難しいかもしれないが、せめて7,8割程度の威力はマスターしたい。

全体レベルは上がっている、チャリ通勤の効果は想像以上にでかい!
走り込みはさぼり気味だが、単純な心肺機能、脚力は相当上がってきている。久しぶりに体重を量ったらやはり73.7キロ、24%は変わっていないのだが、動きと切れは明らかに違う。
試合後のあきとのテニスでも低い姿勢でランニングショット出来ることも多かった。明らかに今までとは違う動きをしている。
ちなみにこのとき久しぶりにコンチネンタルでフォアハンドを打ったが気持ちよく打てていたのは、下半身を正確に使えている証拠だろう。
やれる、そう思い始めた。
次は6月中旬。
どこまで煮詰められるか分からないが、フォアがこのまま順調に仕上がって、サーブの確率と質感が上がればメダル取れるはずだ、優勝も夢ではない。
第一戦は一回戦負けだが、すべき事足りないことを埋めれば勝てるはずだ。
間にダブルスが入るが、これすら調整項目にしようと思っている。
己の実力が本当に通じるか試してみよう。勝てる!と思えなければテニスを止めるときだ。今は自分の判断力を信じひたすら前に進もう!



2005年04月25日(月) 今期一回目シングルス

一回戦高校生相手に3−6で負けました。
しかし今後のために良い負けだったと思います。

立ち上がりサーブから始め40−15まで順調に進行。
しかしここからダブルフォールトと無理なフォアの回り込みでデュースへ。
ワイドへのノータッチを決め再びゲームポイントを握りましたが取れずダウン。
相手のサーブもブレークできずに0−2。
何とかここで一個キープし1−2。しかしブレークできず1−3。再びブレークされ1−4。一気に押されそうでしたが何とか踏ん張りブレークとキープで3−4。ここで再度ブレークできれば展開は広がったでしょうけれど3−5。集中してキープしワンチャンスを狙うつもりでしたが内容の伴わないプレーでダウンし3−6で負けました。

自分のプレーを見直すと、まずフォアハンドが熟成不足であること、それとサーブが不安定すぎて全く使い物になりませんでした。
団体戦での負傷、それとフォアの研究で肩への疲労もたまっており意識して練習していませんでしたが、俺のテニスではサーブで相手を押し込むことは不可欠ですね。
特に今回の相手はフォアハンドのスピンが良かったので浅く切れのないボールを余裕を持って打たれると辛い展開になりました。
総体的に押し込まれることよりも押し込む展開か俺のバックアウトが多かったのですが、それでもミスが多かったのは本当に俺のミスだけではなく、相手のリズム感が早いことで余裕がある動きになっていなかったことです。
単純にフットワークが悪かったのではなく、ポジショニングするときの動き、つまり速いリズム感でのランニングショットの完成度が低く、実際に有効だったのはろくに練習していないバックスライスだったということが相手のボールの良さや自分のリズム感の遅さを証明していると思います。
もっと早く反応しもっと細かく足を使って可能な限り基本に忠実な打ち方が出来るようになるべきです。
それにしてもサーブの出来が良くないことが全体のリズムに大きく影響が出るとは想像しませんでした。
まぁ今までの試合では後半には何とかなることが多かったし、ここまで1stの感覚が無く試合が終わったのは初めての経験でした。
サーブもそろそろしっかり固める必要があるでしょう。
特にセカンドサーブでは俺の生命線であるセンターコントロールが全く出来ずに打ちやすいところに何球も入ってしまったことで相手のリズムを良くしてしまった側面があるでしょう。ほとんど相手にバックハンドを打たせることが出来なかったと思います。一本打たせたときにはそのまま高い打点からフォア二本続けてエースを取ったので、サーブが安定して使えればもっと楽な展開になったと思います。
サーブ&ボレーも大事なところで一本きれいに決めれたのはうれしかったです。
フォアのラリーでは打ち勝ってエースも取れたので基本的な戦術はこれで良いでしょう。
リターンからの強打や、ランニングショットの精度、サーブの再構成、これがまとまればA級でもメダル狙えそうです。
バックスライスのダウンザラインは完璧に決まったのが一本あったし、ポイントを取れたときのプレーは問題なし。後は失ったポイントが自分の技術的な問題なのか、その前のボールが悪いのか、仮に前のボールが悪くてもどうカウンターを打っていくか? これが出来れば負けるとしたら相手の実力が自分より上なのでしょう。
ちょっとミスヒットからのひどいポイントの取り方が多かったけれど負けたから許してねー高校生君。
次に会うときは確実に勝てるようになっている予定です。
一回戦負けで偉そうなことを言えるはずはないのだが、次はやれる、やりたいと思う心境です。
実は久しぶりの実戦なのでどこまで出来るか何が出来ないかかなり不安は多かった。2回戦に行けば有名選手との試合が待っていたのだがやりたくなかったというのが本音。
でも今はすべき準備をすれば大丈夫、是非試合してみたいという心境に変化しました。
やはり俺はこうでなくては!
周囲の声や、相手が敵ではない。
自分の敵は自分の中にのみあるのだ。
自分がすべきプレーをすれば恐れるべきものは何もない。
迷いは消えた。後は練習あるのみだ。
次は勝つぞ!



2005年04月22日(金) 雨が降ったので

予定通りちよちよくんのレッスンに行きました。
最初は球出しメニューから。
サイドスタートでセンターからフォアの逆クロス、回り込んで逆クロス、最後に浅めのボールにバックのクロス、この三球のパターンでした。
結局紆余曲折を経ながら一行方式で固まりつつあるので、フォームチェックのつもりでしたが同じグループにマックス&バナがいたので打ちまくってしまいました・・・失敗。
しかし何球かはいい感じを得ることが出来ました。
難しいのは右肩の入れ替えです。これを意識しすぎると打点が遅れます。
打点が遅れると当然パワーも乗りにくいので打点の遅れだけは防がなければなりません。しかし肩の入れ替えを肩のみで行うことはまず不可能だ。動き自体も大きくなるのでやれたとしてもスピードが出せない。よって後ろ足の蹴り、腰の回転を使って行わなければならない。
これに左肩の引きを加えてようやくスイングスピードとパワーが両立できるのだ。
と言うことで一本目のクロスに動いての逆クロスは動きと打球方向が一定するので何球か成功。しかし二本目の回り込んでの逆クロスはほとんど成功していなかった。これはフットワークとスイングが全く噛み合っていなかったからだと思う。
最後のバッククロスはほとんどミスはなかったが大して良いボールも打てていなかったというのが正確な論評である。

ようやく掴みかかったが実戦で期待するのは無理だろう。
日曜日の試合では2回戦で強敵と当たるのでせめて経験だけは積むためにも一回戦は何とか突破したいな。
体力的には問題は少ないが技術的に問題があってもこれまた辛いもんだなぁ。
ひとまず努力は欠かさず今日も昼の強化素振りはしっかりやろう。
スイングイメージが固まった以上後は運動連鎖を正確にこなせることが大事だ。
とにかく振ること、そして生きたボールに足で合わせる事。
フォームの熟成は次のダブルスまではきっちり仕上げよう。



2005年04月20日(水) 今期一回目外練習

寒かったです。しかしそこそこチェックできました。
まず第一チェックポイントの前荷重ですがこれは50点です。
決して後荷重にはならなかったことがGOOD!しかし下がらないで打つので無理矢理その場で打つことでポジショニングが甘くなること、そしてボールを最後まで見ていないことでミスヒットが多くフレームショットが多くインチスピンが返球される確率も高かったです。
バックはどうやら傘になっていたようでイマイチボールにパワーが乗せられませんでした。
ボレーはまだまだ。動きながらのショットで全体的なバランスが甘かったこと、リターンダッシュではポジショニング出てきていたのにもかかわらず足の運びが大股だったので、もっと細かく早くステップするように心がけるべきです、集中力も甘いですね。

さてやはり問題はフォア。そこそこ形になっていることは間違いないのですが、昨日はボールに威力が乗っていませんでした。
でもある程度は想定済みで、試合が近いので深さと切れを重点に、回転量を多めにする意識でやっていたのでこれは予定通り。しかし懸念していたリズム感の確認はやはりBAD!
アニキと乱打したときには腕のロッキングが上手く出来ずにインパクトまでは前荷重ですが綺麗に最後まで回る意識が少なかったので、必要以上にスピンがかかってしまうことが多かったです。
と言うことでさらに研究。

前荷重にする動作では後ろ足で大きく蹴り出す必要はないのですが、いったん前足と前腰に乗せるイメージで。そしてここからさらに回転力を増すために溜めた足腰を伸ばすように蹴り出すことで一気に打点にパワーを収束させることが必要でしょう、これは新たな発見です。乱打しなければ分からなかったでしょう。
昨日は意識下で出来ていなかったけれども、逆クロスへの打ちにくさが無くなり時々いい感じで打てていたのはこの動きが出来ていたときでしょう。出来ていなければ抜ける感覚でインパクトしてしまいます、よってジャストコード直撃が多かったのだと思われます、それにしてもまだインパクト時にボールを見つめることが徹底されていません、どうしても打球方向に意識が奪われがちですね・・・がんばれよ俺。
さらに腕の使い方だけどロッキングが上手く維持できない。結果的に肘の入れ替えを大きく使うことが多くなりスピン量が増えスピードと威力が無くなったと思います。ちょっとこれは要研究だ・・・
もっと力を抜いてラケットエンドを相手に見せるように肩から引き出したいのだが、肩の柔軟性がないのか巻き込むようにはスイングできない。肘も想像以上に出しにくく上手くスイングできない。これではナチュラルにスピンはかからないし、フラットはかなり厳しい。肩の柔軟性を高めるかグリップを厚く握るか悩むところだ。まぁ一行方式という手も当然あるが・・・
とりあえず固まることはないので、出来るだけのことはしてみよう。
焦ってはいないが・・・
とりあえず木曜日は雨らしいのでちよちよくんのレッスンでごまかそう。それと金曜日も練習できそうなので出来る限り理想の形に近づけよう。
今は出来ることを少しでもたくさんやるべきだ。

ちなみに辛いながらも続けている自転車通勤のおかげでかなり走れる。
決して体は軽くないのだが(73.7キロ)ただの贅肉だったものが筋力に変わりつつあるのだろう。息が上がることも無かったしフィジカル面は想像以上にいいようだ。
よって全開プレーしても体力負けする確率よりも、技術的に負ける可能性が高い。まぁここ数年にはない負け方だから良しとしよう。
体力的に負けているなら根は深いが、技術面だけなら練習して改良していけば良いだけだ。さてどこまで伸ばせるか!だな。やるべき事もやりたいことも多いぞ今年は!

さてとちょっと素振りしてきました。
前腰と前足の蹴り出しは確認、これで良し、リズム感もあると思う。
テイクバックだが思い切ってインパクト面を後ろに向けるように引いてみたらこれがなかなかいい。コンパクトにしようと意識しすぎるとリズム感もロッキングも無いフォームになるのでこれくらい引いておいた方がいいかも。
リターンの時にこの大きなフォームをどうコンパクトにまとめるかが見えないが、リターンはストロークが安定してからでなければイメージするのは難しいだろう。とりあえず動きは去年より良いので可能な限り大きいフォームで打てるように動きでカバーしよう。

あーーーがっちり素振りしたらやっぱり一行になってしまった・・・なぜだ・・・。
まぁこれで行こうか・・・



2005年04月19日(火) レッスン。

新期始まりました。
しかし体調は最悪、仮眠を取ったけれど不足。でも10時半までと決めて参加しました。

アップはボレーボレーから。これはそこそこ。足から動く感覚はあるものの目が寝ていました、まぁこの日は最後まで目は起きませんでしたが。
次にボレーストローク、うーん特別安定せず。ストローク役もイマイチ。
そしていつもの球出しからメニュー開始。まぁ当たりは良いかな?
体調的なものもあるのか安定感は今ひとつ。
フラットは悪くないけどやはり未だ実感が弱い、ボールを見ていない感覚が強かったのだが実際ボールはほとんどみれなかった気がします。
2セット目はシングルス対策と言うことで、センタースタートでフォアクロスバッククロス前に出てアプロ−チローボレー灰ボレーの5球セット。
やはり目覚めが悪くイマイチ気合い入らず。
特に一本目のフォアクロスが打ち切れていなかったのはフットワークのせいかな?球出しでは動きが少ないので前方への荷重移動が出来ていたけど、走らされると難しいねぇ。
3セット目はグループ分けしていつものメニュー。
生徒さん同士のラリーはなかなか!あら良いじゃない?くらいかな。
しかし一行とのボレーストロークは全然駄目。一球目から全く打てる気がしない感じ、気合いの乗りが全然出せませんでした。しかしストロークは悪くないんだなぁ、これは体調が悪かったと言うことにしよう。
なにしろ一行と絡むのが一番キツイのだ。
と言ったところで途中撤退。

昨日の問題点はテイクバック。早く引き後ろ目のポジションという作戦は維持できていたが、セットアップした後のロッキング動作が全く出来ていなかったのが一行とのボレーストロークでの問題点。パワーを出しに行くためのロッキング動作ではないが体が回り前方への荷重移動が出来ないのだ。
ロッキング動作からスイングを開始する感覚を軽視するとまるでしまりのないボールを打つことが分かった、リズム感が全くと言っていいほど無くなるのだ。
担ぎ上げるのは余裕があるラリー時には必要だがこれは体が開きすぎないようにする程度だろう。コンパクトに打たなければならないときは、上げてから次の後ろに伸ばしたロッキングフォームをコンパクトフォームとして意識しなければならないね。そこから前荷重にしつつ後ろ足を抜きスイングを開始するのだが、肘にため込むように肩からフォワードスイングを始めるようにしなければうまく打てないかもしれない・・・
ちなみに今日もイマイチの体調です、今日も早く寝るように心がけよう!
疲れたまりすぎだし深夜テレビ意味もなく見過ぎだ。精神的にも肉体的にもちょっとキテルなぁー、とにかくたくさん寝よう・・・辛いぞーチャリ通勤。



2005年04月18日(月) コートオープン

ということで行って来ました。
しかし過去にも経験がないくらいの強風でサーブは苦しみました。
人数も多かったので15−15スタートのゲーム形式でしばらく楽しんだ後2面確保できたので3時までゲームをしました。

フォアは最初はまるで駄目。
体調も良くなかったのでこんなものでしょう。
後半は少し回復し感覚を掴みましたが、リターン、仕掛け、攻撃のパターンでは最後の攻撃で目が離れる癖が無くならないので習熟が必要ですね。
対してバックハンドはかなりいい感じ。
サーブはチェックできませんでしたが、総体的に見て中での感覚をそのまま使えるレベルではあるようです。
残りはフットワークです。これは火曜木曜の練習がすべてでしょう。
今日は前夜に飲み過ぎて調子悪いです・・・
今日から煙はもらうだけで抑えるつもりです。
今日のレッスンは辛いなぁ・・・眠れなかったら休もう・・・



2005年04月16日(土) 手首が痛い

ラケットが握れないほどではないし、テニスも出来るが痛みがあるのは事実。やはりセミウエスタンでフェデラーと同じ動きをするのはちょっと厳しいかもしれない。
しかし下半身の動きはこれで良い。
理想的な動きではないのかもしれないが、フェデラーのように完全に跳ね上げるのはバランスを維持するのが難しいし、一行方式ほど後ろから前に蹴り出す感覚もこれまたバランスが難しい。
つま先でやや蹴り出すくらいの感覚で前足に乗せることが良いようだ。
腕の動きも巻き込むように出すスタイルはセミウエスタンでは辛い。少し大きく回ってくるが、ラケットエンドを相手に向けてスタートし、少しずつ相手に面が向いていくように水平に振る方が負担は少ないように思う。
インパクト直後のワイパーのイメージもやはり苦しいかもしれない。
水曜日の練習では何度かうまくいったが、それでも俺のグリップで、インパクト直後にワイパーをかけるのは手首への負担が大きいかもしれない。
ここは基本に戻り、縦の距離をコントロールするのはフォロースルーで行うべきかもしれない。
スイングパワーは昔のスタイルと比較出来ないが、フォロースルーで距離をコントロールする事は可能だと思う。

さて明日ついにコートがオープンする。
明日のチェックポイントを書いておこう。

1.フォア(今年はとにもかくにもこれだ!)

下半身の使い方は今のイメージで良い。
前足で止める感覚で後ろから完全に体重を移すことが一番重要だ。
これにより打ちたい方向に右半身(右腕ではなく右肩を主導として動かす)でぶつかっていくように打つイメージが威力コントロールとも増すはずだ。
コースを隠したいという欲求があるのは分かるが現段階ではコースを隠すことよりも打ちたい方向に最大パワーで打てることが重要。
スイングスピードが速くなれば自ずとコースを隠す効果は大きくなるだろうし、何よりも完全に相手の読みを外すことよりも読まれても返球に窮させる事が最大の目的だと考えるべき、相手はプロではないのだ。
とにかく荷重移動とボールを最後まで見ること、大きなフォームを意識することが最も重要だ。フィニッシュ時に右足が前足よりも前に出ることも重視しよう。これが出来ていればコントロールもパワーも十分に出ているはずだ。

2.バックハンド

テイクバック時のひねりと溜めがポイント。これに前足に荷重をかけることが出来ていれば問題はないはず。
スライスも混ぜて後ろに蹴り戻らないように意識したトレーニングをすること。

3.ボレー

とにかく足で打て!ポジショニングを素早く容易にするためにはかかとをあげて細かいステップワークを意識しろ。
リストワークは動きに乗せてほんの少し手首を使うだけで十分な切れとスピードは出るはず。

4.サーブ

大きな後ろへのひねりを意識しよう。それと最近の癖である捻り戻りが中途半端にならないように上半身のターンも忘れないように。
一行のようにダイナミックな肩の入れ替えも忘れない。
しかしサーブは下半身の蹴り出しがすべてのパワーの源であることも忘れない。

まぁこんな感じだろう。



2005年04月14日(木) 練習結果

昨日もバナをゲットしがっちり乱打。しかしバナは手首を負傷した(していた?)模様。完治するまでしばらく休むと言って帰っていきました、早い完治をお祈りします!

さてとレビュー。
結果から言えば習熟不足ですね。やはりバナのスピンは強烈で合わせるだけでも一苦労です。序盤はフラットでのカウンターを狙いつつ、自然にスピンがかかる程度に意識して打ちましたが、バックアウトが多かったです。
これは回転量の多いショットに対して押さえ込む動きが不足していた証拠でしょう。後半にはフラットよりもスピン系統の意識をしたスイングに移行してやや安定感は増しましたが、それでもまだまだでした。

昨日の練習は終始一面練習コートがあったので良かったです。
それにもましてアップ30分の後同じく30分程度サーブレシーブがあったのが良かったと思います、サーブに問題があったのでサーブ練習&ストローク練習と欲していた練習が出来たのは良かったです。

サーブはそこそこ確認できましたが、まだ完全に掴み切れていません。
いっこうにレッスンで指摘されたように反った状態が戻し切れていないかもしれません。もう少し調整が必要ですね。
バックハンドはかなり良いイメージが出来てきました。スピード感もかなり出てきているので差し込まれることはなくなってきています。後は球種に対して足でリズムとパワーアシストが出来るようになれば及第点は取れるでしょう。
総体的にフィジカル面が上がってきているおかげで大分躍動感らしきものが出てきています。まだまだ不足していますが、体重が74キロ弱と過去最悪時と変わらない状態の割には反応速度やダッシュスピードが上がってきています。単純に脂肪が筋力に変わってきている段階でしょうから、このまま自転車通勤と息子の散歩兼走り込みで下を作っていきましょう。まだまだトップスピードには満たないものの、サーブ&ボレーで飛び跳ねる動きが自然に出ているときもあるのでこれを意識的に行うことも入れていこう。

後半の試合では、わかとペアでなべさん&先生ペアと試合。
なべさんのサーブはブレークできず。リターンエースもなくバックアウト連発で終了。しかし1stサーブに対するリターンはすべてフルスイングできている。結果はミスになっているが今のところこちらの問題である。エースを狙っていることで出るミスと、丁寧に打っているがミスすること、この差は大きい。恐らく二本仕立ての感覚でリターンすれば返球は可能だが正直今の感覚では丁寧にリターンするのは違うと俺の感性は言っている、ここはミスしても打ちに行ってどういうミスをしているのか自分でデーターを集め将来の糧にしろ、そう言ってくる。よってバックアウトが多くても、リターン前に丁寧に入れて次で勝負しよう、と思っても結果的に打ってミスしてしまうことが過半だ。しかし今はこれで良いと信じよう。
しかしなべさんは本当にうまい。現役バリバリの頃だったら絶対勝てないな、と思わせるプレーを持っている。2試合目で組んだ先生もわかも同様だがダブルスをプレーする上でペアに対する考えとか意識というものがないプレーヤーと組むとなべさんクラスのリターナー相手の前衛は非常に疲れる。というかこれがダブルスなのだろうが、やはり先手を打っていくとか、二本目で崩すとか目的意識が無いプレーは前衛は動きにくいし守りにくい。まぁ結果として一番効果の高いセンターボジションにいるので事なきを得たが、それでも最近のフィジカル面の強化が無ければミスまたは抜かれることが多いはずだ。己自身が後衛をプレーするときも前衛ペアにそう感じられることがないようにプレーするように心がけよう。

最後にフォアチェック。
KS師匠と試合中のラリー時にメンタルでやられました。
KS師匠はダッシュしてこないので(ボレー自体はうまいし出てこないのは趣味?)まずリターンをガッツリ返して攻める気満々だったが綺麗に返されパニクリながらもう一発撃ち込む。しかし今度はワイド気味に浅く切り替えされ爆発、どーーーん・・・ スピードで押し切れなかったのでワイドアングルにスピンで攻めるつもりだったが精神的に破綻していました。
このプレーから言えることは、絶対的ショットパワーに賭ける気持ちとショットに対する自信が強いので、返球されると不安がスパークしてしまうのだ。これはKS師匠との通常の乱打でも同じ状況が何度もあり、バカスカ打っている自分が気恥ずかしくなる上打ち勝つことも出来ないので情けなくなると同時に負けていると思うのである。
これはスピード重視派のプレーヤーは当然のごとく通る道で、ある程度固まってきた段階でレギュラーショットを打つときの気合いとスピードを抑えてプレーして、ここ一番でコース、深さ、スピードを兼ね備えた一発で一気につぶしに行く、という理想型にたどり着くまではコントロールを重視しすぎてスピードを我慢したりするのは間違った練習法だと思う。今はまだKS師匠にコースを散らされ前後に振られながらやっつけられて恥ずかしい思いをしながら自力をあげていく時期だと思う。とにかくたくさん打ってたくさんミスをしてその中から納得出来る自分のボールを見つけ磨き続けることが大事だと思う。

と、脱線だわ。
昨日はビデオカメラを持ち込むつもりが、バッテリーの充電が間に合わずデジカメで1分収録・・・128MでVGAサイズで撮るとこんなものだ。しかもAVIの割に画像は汚い・・・デジカメの動画機能はおまけだな。
しかし思ったよりも打点が近いことが判明、まぁしかし相手がバナなので大きく外に打点を取ることは難しかったと思う、精神的にもフォーム的にも。
しかし下半身の動きはGOOD! まだしっかり使えてはいないけれど、お尻が綺麗に揃っているのはフェデラーと同じ。この意識がなければ横打点で回転力を有効に使うショットは難しいでしょう。と言うことで基礎部分はある程度OK!
フォームではまず引きが遅すぎる。
旧来の打ち方では引いた勢いでリミットにぶつかり跳ね返すようにスイングパワーを加速させることを意識していたので引き遅れは許されるし何とかなるが今の打ち方で引き遅れは致命的。まず急いで引くことでリラックス状態を生み出せないのでフォワードスイングで力が入りすぎる。するとスイングは加速されないので打点が遅れ詰まることが多い。体の動き主導という意識をもっと体に植え付けなければなるまい。
それと肘の押っつけが甘い。ロッキングを意識した方がいいことは分かっていたが、熟練度が低い。甘くなり手打ちになると上体が使えなくなる。結果威力もコントロールも落ちてしまう。もっと練習が必要だ。
左手の引きはまだ確実に出来ているとは思えないが、上半身の動きを邪魔しているほどではなくなってきていると思う。撮影してみなければ何とも言えないが、首から肩にかけて左右両方痛い・・・と言うことは恐らく引き込む動き、引っ張り出される動きは少し出来つつあると想像している。
全体的なバランスで言えば後ろに体重が残ることは少なくなってきていると思うが、まだ完全に前に乗せ切れているとは言えないだろう。可能な限り前足に乗せきることを重視しよう。まだコースを正確に狙えるバランスが生み出せていないので、体全体を使って打つこと、ヘボショットだろうがナイスショットだろうが徹底して打とう。
それと深いボールや反応が遅れたときでもボールから目を離さずに打つことをもっと大事にしよう。利き目が左なのでバックは目が離れないがフォアは離れやすい。目を離さないように気合いを入れてボールを見ろ!俺!



2005年04月13日(水) 今日はサークル練習の日です。

昼の素振りを終えましたが新たなる発見は無し。
昨晩フェデラーアガシ戦再度見ましたが、見れば見るほどすごいボールを打っていることにびびります。根本的にフォームが違いますね。

発見という部分ではないですが、スローリプレーで見ると、かなり前でとらえた後インパクトポイントでワイパースイングしている動きが分かりました。
まぁスピンをかけると言うことに対して強い興味は沸きませんが、安定感と攻撃力を両立させる場合や、先に先手を打たれた場合にはこういうショットが打てればカウンター能力が上がるなぁと思いました。

自分のチェックポイントとしては、前にかかりすぎないことと、逆に残しすぎないこと、この二つの背反した注意点がこのフォームの最大のポイントです。
後はテイクバックからフォワードスイングするときにぎりぎりまで腕を伸ばすことを我慢し左肩からきっちり回すこと、インパクト時にしっかり右肩を前方に押し出すこと、この辺もポイントかな?
基本的にはスピン量を増やすつもりはないけれどちょっと試すこともしてみよう。フラットで当ててしまうこと自体は良いのだが、このフォームでは簡単にスイングパワーが出てしまうので、フォロースルーの方向が甘くなりやすいので、着地時に右足から降りていること、前に出過ぎず後ろにも出過ぎないバランスで打てているかチェックしよう。
プロの試合と比較して意味はないが、やはりオープンスタンスでのショットを余儀なくされる場合もあるので、基本はセミオープンで打つようにして基本をしみこませ、オープンスタンスで打つ場合にも同じボールが打てるように意識しよう!



2005年04月12日(火) よっしゃ来たぜ!

今回が一番イメージ通りに振れた!
最初はとまどいがあったけど、一番心配だった威力も十分。
腕は関係ないと思っていたがロッキングは十分関係あるようだ。
ちょっと一行の教えから外れた打ち方だけど基本思想は一緒だから許しておくれ。

さて腕のロッキングと、ボーリング式左足の抜き、これをイメージ通りにこなせたことで前荷重はほどスムーズ。特に最初の球出しの時はかなりいい感じ。今までと比較するとストレートが打ちやすかったね。
今まででも打てないことはなかったけれどどうも手打ち感覚になることが多く全体で打ちに行くと体重を乗せられなかったというのが本当のところ。でも今回の打ち方は、肘を畳みながら面をぎりぎりまで残しておくことで上半身ごと回って行きやすいのが特徴かな?
日曜日の軽い練習では全く駄目だったけど、この結果から月曜日の素振りにつながり昨日の練習でいい結果が残せたと言うことなので、やはり頭でっかちになりすぎずに少しでも良いから生きたボールを打つことは大切だと反省。まぁ冬は仕方がないけどね。
バックハンドもしっかり後ろを作る意識が出来てまぁまぁ。でも一行とのボレーストロークではスピードに付いていけず・・・問題はフットワークと打ち終わってからのバランス、そして素早い次の準備だな。しかし無酸素運動でうち続けるのはちょっとまだ厳しいか。
ボレーは光が見えたかも。
これは走り込みの成果かもしれないのだが、今までは腕を使いすぎだ。
特に相手が一行であればいくら腕で振ってもパワーとコントロールは両立するのは完璧な読みがなければ無理だ。
で、終わり際気が付いたのは基本はやはり足でポジショニングすることだ。そして手首の少しの基本操作だけでパワーを出す、これだ。
一行の後上地さんとおちびちゃんチームとボレーストロークしたが、ここでも低いボールや、浅いボールに対して腕ごとボールに向かいすぎだ。
極端に言うと打点めがけて腕ごと移動してしまうので軸も頭も下がってしまう。ここを腰の位置、つまり頭を動かさずに下半身で移動できれば腕の操作も肩の位置も頭も動かないはず。結果腕の操作も少なくて済むはずだ。
先週言われた「振るなと言っても振るでしょうから、せめて前で取って」との最低限度アドバイスに併せて、下半身で打つ、この感覚を取り戻しましょう。
イメージはあるがまだ体は動かない・・・
チャリ通勤他で地道にやっていこう。
さぼった期間が長い分取り戻すのも時間がかかるはず。
今年は試合にがんがん出て負けることからモチュベーション引き出していくつもりだ。まぁイヤなときやペアいないときは出ないけど。

さてフォアのイメージの記載。
テイクバック自体は高くあげるとかこの位置でとかの意識はしない。
インパクト時のイメージのまま引く感じ。極論すぐに畳んで面が自分の体と同じ方向でセットしているかな?余裕があるときはやや高めにセットしてリズムを取ってるときもあるかな?まぁ振り遅れなければ問題は無かろう。
ポイントはここからの振り出し。面の向きを維持したまま真横に振り出す感じ。俺の時代では禁断のドアスイングの動きそのものだ。しかし腕の伸ばしたままではなく、畳んで肘から先に先行させるところが大きな違い。スイング自体は肘からと言う意識だがロッキングされていることと、後ろ足を抜く事で前足に荷重がかかり左肩の引き(恐らく昨日はさして出来ていないと思う)で肩ごと入れ替わる動きがあるので思った以上にパワーは乗るようだ。
まぁ最後の試合では思い切りよく行けない場面もあったがたたき込む感覚で打てる場合は何となく感じは出せるかな?
後はやや回転をかけるときと、フラットで打つときのスイングバランスの研究と認識、下がりながら前に戻すときのバランス、腕を伸ばしきったところでのインパクト、フィニッシュ時のバランス・・・チェックすべき点は多いが、練習量の割には実感のもてる出来だった。
後はとにかく練習量だ。
今まではラリーは良いけどストロークが駄目、などというバランスの悪さがあったが今回は双方とも同じイメージで打てるところがかなりGOOD!
基本はこれで良いと思う。後は煮詰めと習熟だ。
金曜にオープンするらしいので、誰でも良いからちょっとは打とう!

追記。
気を付けなければならない頭の位置は、前足に荷重が乗れば自然と出来るようだ。後ろ荷重で打つ場合には前足を地上だろうが空中だろうが残してバランスを入れ替えるように意識しよう。つまり後ろ荷重になっても早めに飛び上がって前方に荷重を移そう、そしてやはり前足付近のいつもの打点で打てるようにすること、これは難しいが出来なければ守るとき辛い。
それと左手の引きをしっかりやること。自然に出来つつあるように感じるが油断はするな。
それと地面についていて打つとき、前腰を折らないようにフェデラーのように左腰で少し止めるような感覚も研究しよう。
今のところ問題はないが、前にかけっぱなしで抜けてしまう可能性もある。いったん乗せて止める意識も重要だ。

ポジション下げてみよう!ベースラインから1メートルくらい下がろう!



2005年04月08日(金) まだ試していないけれど

もう一つ重要ポイントを書いておく。
腕のロッキングである。
このロッキングが甘いと荷重移動と左肩の主導で右肩が動く際に上腕から先が引っ張り出されないので要注意!
がっちり握っては遅れるのであくまでもリラックスさせた状態で肩、肘の内側を一直線になるようにキープするくらいの力で握ろう。
ラケットは地面に対して垂直に立ち、面の向きは体の向きとほぼ同様に。振り出すと空気抵抗を受けるのであくまでも肩肘に追従するようにぎりぎりまで開いてコートを向かないように残しておくことが重要。
その効果によってインパクト付近で一気にスイングパワーを生み出すことが出来るはずだ。
昼の素振り待ちである、しかし行けることは分かっているのでバランスと明確なイメージを持って回数をこなそう!



2005年04月07日(木) サークル練習

冬季限定で参加しているサークル練習も4月一杯で終わりです。コートも来週終盤には開くらしいです。

さて、実践結果です。
相手はバナ。客観的に見ていたあきにも素振りのフォームと実際のフォームに大きな差異があることが分かったようです・・・つまり習熟不足がまだ目に見えるようですね。

試すべきところはいくつか確認できました。
相手がスピナーのバナだし、彼のスピンはスピード回転ともに強烈なので合わせることだけで結構な負担が強いられますが、この日は自転車による下半身の覚醒、そして気合いの乗りがあったので結構勤勉な反応と動きを感じることが出来ました。
練習前の段階で目標とした「最初から前打点で打つ意識」は何球かトライできましたがうまくパワーを乗せることが出来ませんでした。
当たりはある程度実感できたのですが、前打点で打つというだけでフォームをしっかり整えることが疎かになりやすく、当然打ちやすいボールに対してのトライしかできないために、遅く勢いのないボールに対してパワーのないフォームでのショットになるので結果伸びや切れが無いショットになってしまいました。
下半身で押し出してから腰を回す、という基本的な動作はやはり難しく、下半身を押し出せば打点から目が離れ、下半身の動作を怠れば腰の回転だけになってしまう結果になりました。
終わった後自分で作ったフェデラーの連続写真を研究してみると、スイング前の動作で前足と前腰が伸びきっていないことが気になったので今日の昼の素振りで研究する予定です。
まだまだ完成にはほど遠いようです。

素振り結果・・・
後ろ足の蹴り出し・・・必要ないかも。
蹴り出しと言うよりもむしろボーリングで行う後ろ足の抜き、と同じ効果を狙っている可能性が高い。
フィニッシュでのバランスは完全に前足一本になっている、と言うことは蹴り出しがあるかないかは別として加重は前足に移動しているのは事実。テイクバック完了時にはバランスよく両足に荷重がかかっているので、蹴り出しによる後ろ足から前足への加重移動ではなく右足を押し出すくらいの感覚で左肩を力点、腰を支点、そしてラケットを作用点としてのスイングを意識しているのかもしれない。さらにエッセンスとして重要なのが、左肩とラケットの距離が長いので、支点である腰と作用点であるラケットの間に頭をねじ込みキープさせることで、バランスが左肩(距離的に不足しているので体はバランスを取ろうとするはず)に流れることを防いでいるのではないだろうか?
さらに発見したポイントはテイクバック時の腕のリラクゼーションと各部の微妙なロック関係だ。
今までいろいろ試してきたが、とにかく苦しんだのがこのポイント。しかし腕の使い方自体に意識を持つと打点が遅れやすいし、力も入りやすかった。よってあえて無視してきた部分なのだがよーく研究してみると、フェデラーは手首や肘で微妙にロッキングを行いリズム感を取っているように見える。
うまく素振りできなかったが、完全に脱力し肩から振り出すと言う意識でスイングすると肩→肘→リストと出てくる順番は悪くはないのだがヘッドだけが遅れやすいのだ。そこで手首を固定しリストと一体になるようにスイングするとヘッドは遅れることはなくなるもののスイングスピードが遅くなる。これでは本末転倒だ。で、フェデラーを再チェックしてみたら脱力しながら立っていた面を寝かせながらリズム感を取り、左肩と腰の始動によって右肩の線とラケットが一直線になるように徐々にスイングを加速させていくように見える。
これを実際に意識してやってみると、前足に荷重がかかりすぎてしまう。特に右足を蹴ろうとすると腕が先に始動してきてしまう。
タイミングの取り方が難しい。
ちょっと素振りに行くわ・・・

キターーーーーー(2ch風)
たぶんこれで良いはず!

最重要ポイントは最初のテイクバック完了にあった。
後ろから前に加重移動させる、これが大きな間違いだ。
テイクバック時は両足均等にリラックス状態で完全に左右バランスを整える、ここがキモ!
そして前足に荷重をかけると同時に左肩を始動させる、頭の位置はキープのまま。そして先ほど発見したロッキングを行い、肩に主導されるように肘を引っ張り出し最後にラケットが出てくる、ラケットヘッドが加速されるように巻き込んで出てくるのだ。バランスも想定通りに後ろ足が上がるし、頭のキープも自然に出来る。これで完璧なはず!グリップもセミウエスタンのままだ!

がっちり振り込んではいないものの今までの素振りと違いかなりイメージが明確だ。
分析を加えると、まず左足の跳ね上げは、何度か想定したとおりに蹴り出した結果跳ね上がるのではなかった。もし蹴り上げているとしたらまっすぐのびたフィニッシュになるはずだからだ。しかしそうはならずに跳ね上げたフィニッシュになる理由は冗談で述べたようにボーリングの後ろ足の抜き、つまり前腰を壁に想定し腰を有効に回転させる効果、そして後ろから加速されてきたスイングパワーを支えて止めることでよりヘッドスピードを加速させる効果があるのだろう。
以前に一行が前にアプローチする際のフェデラーのフットワークについて話していたことがあり、前足でぽんぽんとステップを切りながらタイミングを合わせてアプローチを打つことをすごいと言っていたことを思い出した。
一行が評価したフェデラーのすごさはこの際関係ないが、前足の壁を崩さないで打っている事の証明であろう。

ちなみに発見した打ち方で最後まで振り切ってみるとしっかりフィニッシュで右足が前足を追い抜いた。

後は実践で試すこと、そして下がりながら打つ場合の右足の蹴り出しとスイングバランスを体得できれば完成するかもしれない。
かなりシンプルにスイングできるスイングが出来たのではないだろうか?
ポイントはテイクバック完了時の左右均等バランス。そこから前加重(むしろ後ろの抜き重か!?)と同時に左肩の始動。そしてロッキングを維持したまま右肩右肘と徐々に加速させ頭をキープしたままラケットヘッドをぶつける。これでどうだ!後は実際に打てたショットがどの程度威力があるかどうかだ。
テストは日曜日だ!  我慢できなくても試す場所は金曜深夜のTCしかないなぁ、まぁ最悪ここもありだ!

とどめに一言。
蹴り上げるのは最終的に前足である左足になるかもしれない。
タイミングが合えばスイングを加速させることが出来るだろう。



2005年04月06日(水) ブログ・・・

はやっていますね。俺にとってはあちこちリンクする必要などありませんのでここで十分です。思い出すたびに永久会員になろうと思うけれど忘れてしまうのが玉に瑕・・・しかし間違いなく今年度中には永久会員になるでしょう。ファイルのダウンロードをしておきたいね。

さて、昨日の事。
兄貴からもらったフェデラーvsアガシのUSオープンの試合をパソコンで取り込んで自分で連続写真を作ることに挑戦しました。
うまくいったのですが画像が荒い・・・残念。
で、最近思うことは薄いグリップにこだわる必要があるかどうか?です。
マックスやリーダー繁にはフラットの優位性を説いてきましたが、今やっている新しいフォームにはグリップによる大差がさほどあるとは思えません。
フェデラーを見ていると特にそう思うのですが、彼はフラット系のボールを打つときにはほとんど水平にスイングします。この水平にスイングする、と言うことが俺の知っているテニスとは根本的に異なるフォームがまさしくフェデラーのフォームであると考えることが多くなってきました。

力の強い男性がテニスを始めたときにフォアハンドストロークで注意されることは「腕だけのスイングにならないこと」「体を開いて打たないこと」この二点であろうかと思います。なぜそういわれるかと言えば腕だけのスイングをする、すなわち肩を支点としたスイングになれば怪我をしやすいこと、スピードは出るもののコントロール、回転を加えることは難しくなること、これが主な理由でしょう。従って体重移動や腰の回転を加えて大きなフォームを習熟させようとします。
つまりもっともパワーの出る打ち方である、回転運動にコントロールと回転を加えることが出来れば最高のショットが生み出せるかもしれません。その可能性がフェデラーのフォームなのかもしれない、そう思うのです。
確かに10年前と違ってプロ選手も大きく体の回転を使うようになってきています。特に腰の動きを積極的に使うフォームは5年前ほどから研究されてきていて、クロ−ズドスタンスこそテニスの基本!そう教わって来た時代からオープンスタンスで積極的に腰の回転を使う打ち方が流行ってきました。
クローズドスタンスのもっとも有利な点は全体重を使えることです。下半身を使って後ろ足から前足に荷重をかけることでかなりのスイングパワーを稼ぐことが出来ます。ラケット自体も強度が弱かった上、重量もあったのでスイングスピードを稼ぐのは簡単なことではなかったでしょう。
しかしラケットの進化によって体重移動を常に行わなくてもボールを打てるラケットが登場してきました。確かに今でも他の人から重い!と言われる事が多いプロスタッフだけど、ウッドよりは遙かに強度はあるし、パワーがないと言われるほど飛ばないラケットではありません。むしろ俺の感覚では今の新型で軽いラケットはボールが飛びすぎてしまいます。枠に収めるためにはスピンをかけるしかないし、どんなに飛ぶラケットでもスピンをかければプロスタッフのフラットよりはスピードが出ないと思っています。すなわち俺の中でのラケットの進化はウッド以降からプロスタッフやグラファイト、プレステージが出てくる前までです、マックス200は俺の中ではウッド以降プロスタッフ前に含まれるラケットだと思います。サイズも85インチ以下のほとんどレギュラーラケットだし、俺は全く使える気がしませんし。
で、今のラケットがらくちんラケットとしか思えない俺にとってはクローズスタンスとオープンスタンス、そしてフェデラーのフォ−ムを考えたときに導かれた答えが、
「クローズドスタンスにおける体重移動」と「オープンスタンスにおける腰の回転」これをミックスさせたスイングが現在のところ最高の理論なのではないか?という結論です。
俺の考えが間違っている可能性もありますが、クローズドスタンスでは前方へのスイングパワーは意味出しやすい反面上下運動や左右の回転は生み出しにくいと思います。
オープンスタンスでは下半身の蹴り出しで上下の運動パワー、さらには腰の捻り戻しが大きく使える分左右の回転パワーが生み出せます。
と言うことは、クローズドスタンスではフラットショットが向いていて、オープンスタンスではスピンショットが向いている、そう考えています。
さらにプロスタッフ以降積極的にパワーを生み出せるラケット、つまり材質の研究や強度が上がり、適切な重さで大きなフェイスとパワーを付加したラケットが登場したことによって、クローズドスタンスでもフラットショットを可能にしたのではないでしょうか。
ボルグが出てきたときに当時の人々がどういう驚きを持って迎えたのかは分かりませんが、少なくとも俺自身、ウッドラケットでスピンを打つと言うことが理解できません、理解というか不可能です俺には。
これは想像でしかありませんが、ウッドラケットで上下に振り抜くスイングが出来るプレーヤーは、あの狭い面でなおかつ上下に振る事が出来る能力があったのでしょう。それでは現代ではどうかと言えば、大きいフェイスでしかも軽いラケット、さらにただ飛ぶだけではなく適度なホールド感もスピン性能もある、こういうラケットがあれば純粋に水平に振ればフラットショットになり、上下に振っても多少のずれがあってもスピンをかけることが出来ます。これに斜め上に振ることを覚えて、体の使い方をマスターすれば不要に筋力トレーニングしなくても簡単にボールを飛ばすことが出来ます。
僕の若い頃はまだテニスは難しいスポーツ、そう思う人も多く、敷居は高くはなくコート事情も悪くはなくてもやはり力の弱い女性には厳しいスポーツだったといえたでしょう。現に女性ではないものの全く運動した経験がない男の友人にも様々なラケットを勧めたもののただ飛ぶだけで使い物にならないラケットも数多くあった時代でした。しかし今現在、これはひどい、と言うラケットには出会ったことがありません。技術の進歩はすばらしいですね。
さてフォームに話を戻すと、ラケットや身体能力の進化に伴ってオープンスタンスでスピードとパワーを兼ね備えたショットを打つことが可能になってきたと思います。結果テニスはハイスピード時代に突入し、ベッカーから始まりサンプラスを経て先に攻撃したものが勝つ、という時代に入ったと思います。当然ショットスピードだけではなく、準備もスピードが要求されます。そうなるとしっかり踏み込んで後ろから前に体重移動する、というクローズドスタンスのような時間がかかるフォームでは対応できなくなってきたのでしょう。一般レベルでは正確でパワーを付けるための動作としてボールに対して回り込む動きを指導しますがプロレベルでは、後ろから前ではなく、横から前、が基本になってきているのではないでしょうか?
オープンスタンスで使いやすい横の回転や上下の回転も、踏み込み方や蹴り出す方向をうまくコントロールすれば前方へのパワーと変化させることが出来るはずです。ただし厚めの握りでは薄い握りに対してラケットスイング自体の回転慣性は低くならざるを得ないので、安定性とスピン量を一定水準まで上げることは出来てもそこから先にある、エース級のボールをマスターするにはフィジカル面の強化やより積極的な体の使い方が必要になるでしょうが。
ということを考えていると、サフィンのような長身で強靱な肉体を持っている訳ではないフェデラーがなぜトップに君臨しているのだろう?この答えはクローズとスタンスとオープンスタンスの高度な利点の融合であろうと思います。
彼のスイングで顕著なのは打ち終わった後に左足着地で右足右肩が左足を越えた位置にある場合が多い、この事実だけでも判断できることは多いと思います。一見右足だけで蹴り上げて回っているだけに見えますが、もしそういう打ち方ならば右肩右足が左足を越えることはありません。右足を前に出したまま打っているのならばあり得ますが、テイクバック完了時点では間違いなく左足が前出でています。よって単純に言えば右足で蹴りながら前足に加重を移動させる(クローズドスタンスの利点)ことを行っている証拠です。さらに左肩と右肩が完全に入れ替わっているので腰の回転も使えています。
これを瞬時に行っているのです。タクティクス面やフットワークの良さや読みの良さなどフェデラーの良いところをあげるときりがないですが、一番驚愕するのはこのフォアハンドの技術です。素振りをしていても感覚は分かるもののハイスピード領域になるととたんに回転重視か、体重移動重視かの2択に迫られる俺にはそう簡単に実現できそうもない技術ですね。

俺の基本的概念では

フラット主体のテニスは薄いグリップで体重移動を重視したクローズスタンスで基本をマスターし(直線的なパワー発生優先)、オープンスタンスの利点である回転力をミックスさせる。
スピン主体のテニスは、厚いグリップで回転力を生かしたオープンスタンスで基本をマスターし(回転力重視)、クローズドスタンスの利点である直線力をミックスさせる、これが基本である・・・

つまりつたない人間工学で考えたとき、回転力を生かすには半径を小さくしスピードを生かすべき。つまり有効にスピンをかけたければグリップは厚くなるはず。
直進力を生かすには半径を大きくして運動慣性を大きくすべき。つまりフラットを打ちたければ薄く長く握ればいい、そう考えてきた。

うーん・・・
さらには低いボールを強打するためには本来ならば薄いグリップで加重移動で打つのがベスト、しかしハイスピードテニスに対応するためにはオープンスタンスで上下運動よりも前後の運動を意識すればいい。しかし薄いグリップではパワー負けする・・・つまりオープンスタンスでもフラットが打てる技術があればパーフェクト・・・低い打点での強打や高い打点での強打を可能にするには厚いグリップでも大きな前後運動さえ出来れば可能だと言うこと。すなわちオープンスタンスで腰の回転を生かしつつ前方にパワーを乗せるフォームが最強なのか?
薄いグリップでオープンスタンスで打つメリットはあるか?
速い動きの中では前後運動をするにはオープンスタンスで前に蹴り出してうまく伝えることが出来ればいい。低い打点でも同じか?
グリップの厚い薄いはスタンスとは無関係なのか?なぜフェデラーは厚いグリップなのか?スピンが好きなのか?基本が体の回転力を生かしたスイングでスピン、これに前方への加重移動をミックスさせたのがフェデラーの完成型なのか?ならば薄いグリップでフラット主体の育ちから回転を生かしたスピンが打てればこれもまた究極か?
ひとまず回転力よりも前方への加重移動を重視しやってみるか。
それと引き込む感覚は忘れ前打点で取る感覚でポジショニングすることを意識してみよう。



2005年04月05日(火) レッスン結果

まぁまぁですね。予定通りというか素振り通りにはそこそこ打てていましたね。頭が動かないように気をつけていましたが、やはりキープは難しくぐらつきます。しかし最初の球出しでは結構良いボールになっていたのでひとまずこのまま習熟させていく方向で間違いないでしょう。
頭が動くのは左肩を開く事で頭が引っ張られやすいからです。人間工学上仕方がないことですが、スイング全体のバランスを維持するためにはこの技は必須で、フェデラーもかなり無理のある頭の残し肩をしています。特にインパクト前後では頭を右腕側に傾けたを位置をキープすることを重視しているようです。実際に打ってみても違和感はあるものの結果的にスイングの中心が頭であることを痛感させられるし、頭が左肩に引っ張られてしまえば回転半径が小さくなる上パワーがでません、おもしろいものです、しかし理にかなっているのです。

昨日も体調が悪くレッスンを休むかどうか悩むくらいの体調だったので積極的に新しい技術を試すことはなかったのですが、それなりに素振りのイメージ通りに打てることもあったので良しとしましょう。
ボレーは目が付いていかなくてBAD!まぁでもこれも動きの良さとある程度の減量が出来れば効果は上がるでしょう。一行が「ボレー振るなと言っても無理でしょうから、せめて打点前にとって遅れないようにしてください」と言っていたのでそうしましょう。ぶんぶん振り回してスピードを出す気はないけれどセットしてブロックして押し出す打ち方は切れが出ないのでやる気はないのだ。やれば出来るのは分かっているが気持ちが良くないのである。
サーブはフェデラーのイメージを取り戻したのでこの感じでちょっと煮詰めてみるつもりです。悪くないかも。
バックは今ひとつ当たりが良くないしスライスもちょっとバランスが悪い。
しかし走り込みは継続しているし、そろそろ大きい公園も雪が解けただろうと思うので距離も伸ばすつもりです。
いつもは筋トレから始まっている春の走り込みだけど今年はある程度の筋力は確保した状態から始められるので効果のほどに期待しましょう。
完璧ではないものの順調だといえるでしょう。試合まで後二週間を切っています、やれることをしっかりやって試合の時にはそのときのベストを尽くせるように準備しておきましょう。今年はすべて最上級クラスでエントリーするつもりです。



2005年04月01日(金) 今度こそ掴んだか!

まぁ落ち込んではいなかったが、水曜日の練習では打っている感覚に乏しかったこと、それに書かなかったが何となくショットのスピードが落ちた気がしていたので一行にメールして聞いてみたりしていたのだった。
で、春休みで帰省中の一行にメールをしてヒントを得ようそしていたのが昨日までのこと。

「打点は左足よりも前で、インパクトの時の体の向きは正面に近い横向きです!正面から20゜くらいひねった感じのところですかね。」とのこと。さらに右肩が前か左肩が前かという質問には「ただ単純に体が正面から20゜横に向くっていうだけですよ!」とのこと。うーん・・・実はこの答えで悩みましたね。悩んだのは俺の期待した答えとは全く違っていたことである。
俺の感覚では、テイクバック完了時にはスクエアスタンスで上体の向きもほぼ同一線上にある感覚。ここから踏み出していき上体を回していくのだがインパクト付近の上体の向きはネットに対しての水平に近くなっていく。このときの体の向きはテイクバック時がネットに対してマイナス90度であり、−80,−70と減っていき最終的にネットを越えた20度なのかネットよりマイナスの20度なのかが知りたかったのだ。
で、昨日は素振りできなかったので確かめることができずに終了。あくまで一行と俺では育ってきた基礎が違うことを実感。
で、今日である。
今まで素振りしてきて練習してきた経過の中で俺の基本スタンスは「過去の経験や実績に捕らわれないこと」であった。しかし数度にわたりトライし続けた結果何が良くて悪いか分からなくなった。特に下半身の使い方の感覚、つまり右足で蹴る動作、これがどうにも理解できなかったのだ。
そこで今までの素振りの成果を念頭に自分の下半身の使い方を考えてみることにしたのだ。
年度末に掴んだと早合点したときは非常にシンプルな事しか考えていなかった。つまり前荷重と前打点である。よってリターンのような大きく振り回すスイングが出来ない状況下でその効果を発揮したと思う。
ここでおそらく今までの常識にはまったのだ、リターンはストロークの延長であってリターンが出来るということはストロークは出来ているはず、そう勘違いしたのだった。当然その甘い考えは正月の試合で覆されることになるのだがシンプルであるからこそ出来るショットの意味を考えざるを得なかった。
で、当初低い弾道のスライスサーブなどに対するリターンを研究し、ある程度クリアしたところで、スピンボールの研究に入りフェデラー研究道にはまる。結局スピンベースのスイングを理解できずにまた一行パターンに回帰している、これが俺の現状である。
で、一行パターンに回帰したはいいが、目前に現れてきた問題はストロークである。単純にボレーストロークならば問題はない、なぜなら迷う暇はないからだ、俺が考えるまもなくボールは返球されてくるのでとにかく振り続けるしかない。ボレーストロークならばひどいアウトボールでも一行は返球してくれるのでひたすら打つことが出来るし、とにかく実践し続けることは出来る、しかしこのパターンだけでは練習量不足であることは明らかである。
よって素振りでより実感を持つことを求めるのだ。
この感覚はおそらくジュニア時代からバンバン練習によって作り上げてきた一行には分かりにくいのだろう。おそらく彼は一球でも多く打たせることが完成に繋がると思っているだろう。これは間違いではない。
しかし俺にはそこまでの時間や体力はない。となれば素振りによって実感できる感覚を高め生きたボールを打つ際に積極的に生かすことが重要になるのだ。

さて今日に繋がる素振りの中で分かっていた重要なポイントは、「腰の回転を積極的に使い切ること」である。
最初に掴んだときには腰を使っている意識など皆無である。ただ前荷重の前打点、である。よって良いショットが打てる状況は限定されていた。ちょうど素振りで行う腰近辺の高さである程度スピードが乗っているリターン、である。これがワイドコースにスピードを落としたスライスサーブなどが飛んで来ようものなら前荷重はいとも簡単に崩されバックアウトになってしまう。つまり無駄な動きを限定されることで一回目の勘違い時期のフォアはナイスショットを生み出すことが出来た。正直言ってうれしさ反面「実感がないのになぜ良いボールになるのだ?」と思っていた。しかしそれは自分の感覚で自分の意識下でフォームをコントロールしていないからである。客観的に見ると、相手のスピードが速いボールは打てたが遅いボールを打つことは出来なかったと思う。

で、第二期に入る。第二期のポイントは遅いボールや速いボールを如何に打ち返すか?ということがテーマだった。スイングのイメージは一行に教えてもらった、前に打ち抜くように前方に大きくフォロースルーをのばしていく感覚である。これは素振りでも実感できていた事もあり、ある程度の成果は得られていた。
水曜日のサークル練習の試合では、無事に正月のリベンジが実行出来たこともあった。そして大きな山に自らぶつかることになるスピンも打てるスイングの研究に入るのだ。ちょうどオーストラリアオープンも開催しており、フェデラーの試合を見る機会に恵まれていたこともある。
しかも一行の教えを請うて新しいスイングに挑戦していたものの、簡単には理解できかねる一行のプレーも目の当たりにしていたので、このまま完全に彼のいうとおりに仕上げて良いものなのか?という疑問もあったし、さらに大きな問題は彼と同じ事をすれば一行には勝てないという感覚があった。
だからこそフェデラー研究に走らせたのだと思う。まぁそれはいいか。
で、フェデラーの研究を始めたのだが、これが想像以上に難しく全くと言っていいほど得るものがなかった結果に終わった。
今は少し違うのだが、当時は単純に諦める事にして第二期は終わる。
第二期のポイントは、ボレーストロークのストローク側ではセミオープンで前打点で捕らえることに慣れ、厚い当たりでスピンボールが打てたこと、これに対して高い打点のフラットがやや不安定になり、高い打点でもスピンで打つことを目指して失敗したという評価が良いかな?

そして第三期が始まる。
第二期での失敗によりやはりスピンベースは合わないということが分かり一行パターンに回帰する。第三期のテーマはストロークでも使える用に仕上げることであった。しかしなんだかんだ言って慣れが生じたニューフォアは良いところと悪いところが入り交じっていた。慣れによる力み、ミスによる再集中のショットが入り交じり何をすべきか分からない日々が続いた。風邪も引いたせいで練習量が落ち研究のみが進む頭でっかちな時期が長かったことも要因の一つだろう。
で、回帰する中で前方に大きくフォロースルーすること、つまりインパクトまでの動きよりもフォロースルーを意識し研究することで全体のバランスを整えようとすることを意識した。結果素振りでは非常に思い切ってスイングできるようになった。しかし同時にインパクト付近での不安定感は増した。実際の練習でも環境に応じて振り回すこともあったがどうにも良い実感は得られなかったし、結果的にショットの質そのものが低下した気がしていた。ぶっちゃけセンターで捕らえられなくなってきていた。フォロースルーできっちり回しきることに傾向したせいで頭が動くことが多かったのだと思う。
この時期は一行に「頭が動かないように」とよく言われたし、後ろ足で蹴る事、溜めを意識することもよく言われた。そこで最近溜めて蹴ることを重視した素振りをしていた。リラックスして打てる環境ではうまく出来ていたと思う。
しかしハイスピード領域では上体の力みが全面に出てきてスイングが乱れることが多かった。最新のレッスンでは後ろ足を蹴ることは出来たのだが前足に荷重が乗らずにスイングしていたようだ。ゆっくり打てるときにはしっかり荷重を乗せることが出来るが、速いペースになると後ろ足で蹴るだけになるのだろう、当然前荷重が維持できないのだから頭も動く。しかし打点は遠くとれるようになってきてはいた。

そして今日!第4期のスタートであろう。
今までの素振りと大きく違うことがある。
まず早いタイミングでも対応できるために走り込みを開始していたが、これはこれ、後に役立つことである。
一行が最新レッスンで話してくれたで「試合で常に100%で打ち続けることは無い」と言うことだった。まぁ俺にもその記憶はあったがここ最近そういう意識は消えていた、やはり100%で打ち続けるべきだし、その結果早いポイントメイクが出来るはずと考えていた、これを否定するつもりはない。しかし実戦では常にフルショット出来るわけではない。常に100%で行く!というのは心構えであって実際の試合で行えることではないことも分かっている上である。しかし練習であるからこそ常に100%で打つことを己に課そう、これが俺の練習に対する心構えである。
で、一行曰く、「試合ではフォームで打つのでせいぜい7・8割のパワーですよ、100%で打つときもありますが、7・8割のショットと100%のショットにはそんなに差はないと思いますよ、だから試合で常に100%で打っていると感じたらそのときはショットのほとんどが腕打ちだと考えても良いですよ。」とのことだった。
この言葉を再度噛みしめつつ今日の素振りを開始。
まず下半身の使い方からチェック。右足の蹴りやスタンスを昔の自分方式に戻した。理由は違和感がある下半身の使い方をしていてはうまくスイングできないであろう事、そして後ろから前に乗せるという動き、それに連動してくる腰の回転は別に一行方式でなくても可能だと思ったからである。それに後ろで蹴って前に乗せる、という大きな動きよりも膝の送り込みによる加重移動でも十分前荷重は体現できるだろうと言う予測があったからだ。これが大成功!!!
まずふらつくスイングを是正することが出来るようになった。頭が動くことを防ぐ意味、そして大きなスイング軌道を描くにはクローズスタンスの方が安定するのではとも思い、やってみたらこれがまたGOOD!
下半身が安定すれば上半身も安定する。そして一番の成果は大きいスイング軌道を描く動きの中で腕を伸ばしていく課程でスイングスピードが上がる感覚をつかめたことだ。実は今まで一行が言うような「最後に手首をぶつけていくようにインパクト」この感覚が全く理解できなかった。結果スイングが小さくなるし肘の出し方が悪いのか、フォワードスイングが悪いのか色々悩んでいたのだった。しかし下半身を今まで通りに使い左肩主導で上体を回転させると勝手に右肩が出て行くではないか!そうすると自然と回転半径が大きくなり腕は遅れて出てくる。20度の謎も自然と解ける。右肩がネットとの水平軸を越え+20度まで出ていく位置がインパクトポイントである。
そしてさらに安定感と一体感を求めるために初めて逆クロスのイメージで素振りを敢行!来ました!来ました!これだというものが!!

まぁ残念ながらテイクバックからインパクトまでのイメージなのでフォロースルーをつけたときにちょっと前荷重になりきらない感覚はありますが、これも少しずつ修正していけばいいでしょう。そして恐ろしいことに頭が動かない事が判明。スイングがインパクトポイントにパワーが乗るように修正できている効果か、頭が打点に引っ張られるような感覚があります。この辺は修正の余地は大きいかもしれませんが、基本的には良いはず。
無理矢理フォロースルーをつけてみても、最後に飛ぶような動きがあるものの何とか回り切れそうです。
ようやく実感できる素振りが出来た気がします。
後は実践してみるだけです。それまでに可能な限り素振りをしてとっさの時にも腕打ちにならないように、下半身の加重移動、左手の引き、腕を伸ばす切ったところでインパクト、大きなフォロースルー、これを習熟させていこう。かなりスイング軌道は大きくなっているはず。早く打ちたいけれどちょっとここは素振りで熟成させることも楽しいと思える出来です。

さてと書き終わったところでチェック&モグリ素振り。
やはり良い!
でポイントがさらに煮詰まりました、正直なところかなりシンプルなスイングになりました。
まず下半身は旧来通り。ちょっと癖が付いていて飛び上がりやすいですがこれは飛び上がる動きを押さえてしっかり前足に加重移動をした方が安定する気がします。むしろ下半身の感覚としてはちょっと前のめりになるくらいの勢いで踏み込んでいった方が体重が後ろに残りにくくフォロースルーが前に出やすいですね。ここもやはり前膝の使い方が重要で乗せた後つまりインパクト直後に完全に膝の真上に体重がかかっている感じかな?さらにその勢いを止めずに前にけり出すくらいの感覚があると後ろに体重が残ることはほぼ無いですね。前足の意識もかかとに乗せるのではなく、つま先をやや前向きにセットし母子球から親指にかけて荷重を意識するとつま先が回りやすいのでより前方に体重がかかるでしょう。下半身の意識はこんなところ。実践ではしっかり両足を地面につけて腰を大きく移動させていく感覚の方が結果的にスイング軌道が安定する気がします。
上半身は下半身の荷重移動が終わるか終わらないかのタイミングで左肩を主導としてスイングを開始します。そうすると自然と右肩が出てきます。中止すべき点はあくまで左肩が回った勢いで右肩が引っ張られてスイングが開始されてくる感覚を意識することです。ここで右肩を動かそうと意識してしまうととたんに荷重が後ろに残ってしまうので綺麗に回れないと思います。あくまで左肩の開きを意識し先導させる意識を固めましょう。
後は一行の言うとおりに自然とラケットが出てきます。右肩自体の意識は必要なく前に荷重移動するパワーと前足で一瞬支える事による反動と左肩の引きで右肩を回す感覚です、むしろ右肩は回すと言うよりも前荷重と左肩の引きによって回る上半身の回転、つまり腰が回ることで引っ張られていく感覚と言った方が正確かもしれません。一行の言うとおりにほとんど右肩と右腕上腕には力が入りません。上半身が下半身の上で回る感覚に等しいです。今までなぜこう出来なかったのか不思議なくらいに綺麗に回っています。
スクール行こう・・・試したい。


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