テニスとゴルフの日記

2003年06月27日(金) 前回の発見を

すぐさま試してみましたが効果はてきめんのようです。
この感覚もしばらく忘れていた感覚でした、2,3年ぶりくらいかなー。

スムーズなフットワークが良いショットを呼び起こすことは分かっていたが、まさかフットワークがほとんど不要の時でも下半身を柔らかくすることでショットが伸びるとは思っていなかったので驚きでした。
ここの所は切れを出すことに夢中でとにかく良いポイントで力をこめることに集中していたから、結果テイクバックまで力が入っていた。
ただし、力が入っていてもしっかり引くことさえ出来ていればボールを懐まで呼び込みやすいのである程度のショットを打つことは可能だったからとにかく正確なポジショニングと素早い準備を心がけていた、これは間違ってはいない。
しかし、集中して良いボールを打とうとするがあまりポジショニングの最後の課程で後ろ足を決める段階でぐっと力を入れすぎて踏ん張ってしまう。このことにより正確なポジショニングが出来たとき以外(出来たときはそこそこ打てる)は力みすぎてスイングがスムーズにいっていないことが多かった。
最近はこれらのことが分かっていたから良いショットを打つにはとにかく正確な打球判断とポジショニングを心がけていたのだが、あまりにチェックすべきポイントが多いので結果忙しすぎていったい何の練習をしているのかが分からなくなっている時があった。これらを説き明かすために良いポイントに気が付いたのが下半身を柔らかく使うことだったようだ。

昨日の練習でもとにかく下半身を突っ張らないように心がけた。
そうするとやはりスムーズにラケットが出やすい。
今までは良いショットばかりを求めていたセイでかえってスムーズなリストワークを阻害していた部分が多いようだ。
これを練習する時のグリップはコンチネンタルでゆっくり大きく回すスイングの方があっているようだ。特に相手がある程度ショットにスピードを乗せてきた時に懐まで呼び込みストレートに受け流す時の感覚がとても気持ちが良かった。
スイングが遅い分、面に乗せてスイングの中にボールを呼び込み、スイングとともに捉えて押し出している感覚が強く感じられる。
今まではとにかくうち負けないようにインパクトで力をこめることに重要性を感じていたが、この打ち方ではそういった感覚は必要ない。このスタイルは「打ち返す」のではなく「受け流す」打ち方なのだ。フォアのクロスコートでラリーからストレートに流す感覚がとても気持ちがいいのだ。
残念ながらこのストレートのうち流しが中に入ってしまうことが多かったが、それでも打ち終わった際のバランスに優れているため空いたバックサイドに打ち込まれてもしっかり相手を見ることが出来る持球体勢が出来ているし、うち流したボール自体が遅いややループ気味のボールであるために、相手が高い打点で早めのライジングで打つつもりで待っていなければすぐには攻撃するタイミングは取れない、相手にとってはイライラするペースを持つボールになる。
過去の戦略はこのボールへの返球にアプローチを合わせていく作戦だったことを思い出した。このボール自体には何の威力もないが、逆に相手も攻撃しにくいボールになるのだ。ただし、このボールをしっかりクロスに深く返球された時にさらに流し返すだけのバックハンドの技術が今の俺に無いのがつらい・・・
まぁ、このスタイルの目標は脱力から力をこめていくタイミングを図ること、それに大きな体の使い方を覚えることが目標なのであまり深入りはせずにおくつもりだ。
昨日の練習でも見た目の遅さと切れの無さとは反比例した伸びのあるボールを何球か打てた。しかし反面問題点もいくつか見えた、と言うか今はこの下半身の柔らかくしなやかな使い方に集中している事が原因なのだが、相手の攻撃的なショットに対してインパクトで浮き上がるボールを押さえることに苦労した。
まぁこの問題にも完璧を来そうとすればたちまち力みが出てくるので、あくまでも柔らかい使い方に主眼をおくつもりだが、余裕があり熟練度が上がって行くに従って、厳しいボールに対してインパクトを大切にしていく感覚も育てていこうと思う。
理想的な練習方法としては立ち上がりではがっさんラケットでリラックスした打ち方を行ってから、後半にプロスタッフを投入してしっかり打っていく練習をする、というのが良いだろう。
しばらく試合がないのでゆっくり練習できるのはありがたい。
でも、この下半身を柔らかくして打つというのは結構疲れるようだ。
力んで着地の時にドン!ドンドン!!という大きなフットワークの方が楽のようで、この練習法にしてからやけに下半身への負担が大きいことを感じる、ちゅーかあちこち痛くなるし汗も出る。
ここ最近練習でも疲れないと思っていたのは下半身の使い方がいい加減になっていたからでしょう。まぁ走れないのは仕方がないとしても、届くボールには可能な限り柔らかくしなやかな使い方を意識して打っていきましょう。
バックのスライスで悩んでいた前足の踏み込みで踏ん張ってしまうのは、こういう事が理由だったのです。

今年後半のテーマ「下半身は柔らかくしなやかに使い、上半身は大きくゆったりと」で行きましょう。



2003年06月25日(水) また久しぶり

ここのところとにかく体調が悪いです、まぁ12時前に寝ない俺が悪いんだけど。
お酒とたばこ、へらさなきゃ・・・ふう。

昨日久しぶりに練習した気がしますね。まぁ一週間ぶりです。先週の火曜日は6人でサーキット式に練習したので細かい修正は出来なかったので特に書くことはなかったのでさぼり。やはり乱打中心にじっくり打った方が練習になるなぁ。
しかし帰宅後あまりの眠さと体調の悪さで兄貴から電話が来るまで仮眠をとりました、この辺改善の余地は日々の生活習慣部分が大きいなぁ。

まぁ最初は寝起きだったので無理せずに厚ラケでアップ。
暖まってきたのと、思いのほか外が寒くなかったし、調子も悪くなかったのでプロスタッフを投入しました。つくづくこのラケットの面の狭さを知りました、数年前までこのラケットを使ってもほとんどセンターをはずさずにプレーできていたとは信じがたいです、しかし事実だからねー、まぁ体調と相談しながら行こうか。

特に修正点はないですね。前の日にあきと打ったときは寒かったので厚ラケを使ってプレーしていたので、そのときに思い出した手首の使い方を意識し大きなスイングから上手くヘッドスピードが乗るような使い方を意識してフォアハンドストロークを打ちました。バックのドライブも上手く打てると思ったのですがどうもうまくいかない。これは相手のボールがフラット系のボールかスピン系のボールの違いでしょう。兄貴みたいなスピン系主体の人にはドライブを打つよりもスライスで上から押さえ込む方が打ちやすいですね。まぁスライスはシーズン前半の状態からは抜け出してきていますね、後は失速しかかっているボールをドライブで打てるようになってくれば完成系に近づくのですが、バックのドライブは体の捻り戻しや下半身との連動が全くと言っていいほどイメージがないのでまだまだ時間がかかるでしょう。しかし試合は7月に一回、残りは8月半ばだし、7月は試合に出ないのでゆっくり仕上げていく時間がありますねぇ、ゆっくり行きましょ。

昨日ひとつ気が付いたのは下半身の柔らかさが重要だと言うこと。
打ちに行ったときに上半身にある程度の力が加わるのは良いけれど下半身に力が加わるとスイングがスムーズに行かないことが判明。
打ちに行かないバックのスライスでも結構下半身に力が入っているときが多く、そういうときに相手のボールが多少変化して、センターで捉えられない時は良いショットにならないことが多い。下半身の重要さはフットワークのスムーズさに大きく影響するので重要なことが分かっていたが、短い距離でのフットワークでも下半身に柔らかさと強さがないとバランスが保てないようだ。
気が付いてから意識して下半身の力を抜いてスイングしてみたが、その方がスムーズにラケットが出てくるしヘッドスピードも上がったように感じた。
バックハンドスライスでは元々上向きの面で捉えるためにネットを越えないことは少ないが、バウンドしてから延びないショットになることは多い。
これはせっかく大きなテイクバックをとってスイングしに行っても、前膝に力が入って突っ張りながら打つと前方へのスイングがスムーズに行かなくなる。
やはり下半身を柔らかく強く使えるようにならないと良いショットなりにくいのだろう。これはフォアハンドでも感じた。
フォアにアプローチしてきたときにクロスパスを狙ったのだが打つ瞬間に飛んでしまった。ボールを持ち上げようと言う意識自体は悪くはないが、それはしっかり沈み込めた場合の話であり、走ってきてそのまま飛び上がれば前に押し出す力が抜けるだけだ。もう少ししっかり打てるようになってこないとこういったショットはあまり打つべきではないと思った。
まぁこのこと自体は今年はずっーと意識していたので、修正に入り、まず前足を踏み込みつつネットに対して上体を横向きにすることに集中。その後近すぎる打点を修正。こういった修正をランニングショットやほとんどその場で打てるショットを入り混ぜながら修正できるようになってきた。後は一日の練習で修正に使う時間を少なくできるようになってくれば新しい技術に挑戦できるようになる。

昨日の練習はフットワークがただ速く走り移動するだけの物ではなくショットの切れや安定感を出す上での重要な役割を持っていると分かった。
ここの所体調自体が悪い上下半身もできあがっていないし(作る気力もない)無理して体を酷使してまで良いテニスをしようと思わない事が多い。
おまけにいざがんがん行こうと思っても疲れることすら出来ない日もある。
月曜日に久しぶりに整骨院にお世話になったがさほどひどくはなかった様子。
うれしさ反面、おかしくなるほどまで動けていないと言う事実でもあるので今後のテニスに対する取り組みかたがどう変化していくがが気になるところである。



2003年06月09日(月) サークル対抗戦

午前中だけ参加してきました。6−2、6−0(2勝0敗)任務完了しました。
サークルは無傷で予選を突破して決勝トーナメントまで進み、準決勝で敗退したようです。

2試合とも顔なじみのプレーヤー達でした。
彼らは主戦場がC級なので精神的には余裕がありました。

1試合目はわか・ランチアペアでした。
今回の試合のペアは兄貴・・・1試合目は正直「負ける可能性アリ」と踏んでいました。
おまけに前日の夜にパソコンの分解を始めコートに付いた時点ではとても不快な体調。こりゃーまずいかなと思っているうちに試合が始まりました。
予定通りにリターンはコントロールできず。しかしサーブはしっかりしているため2ゲームとも相手にノーポイントも与えずにキープできました。やはり格下相手にはサービス力がものを言います。2試合とも全くサービスゲームは危なげなかったです。
1試合目は2−2からわかのサービスゲームでノーアドになり、リターンをへなちょこってランチアにポーチを食らいましたが兄貴が奇跡のへなちょこカット!!!
ブレークして3−2になりそのまま6−2でフィニッシュしました。
この試合でのポイントは相手のサービスが安定感にかけるため足の動いていない状況下でフォアのドライブリターンにミスが出やすかったので冷静にスライスでのアプローチからネット勝負に変更したことです。
一昔前ならば遮二無二打ちに行くところですが、去年から色々考えていたことがようやく身に付いてきたのか、プレッシャーのかけ方を実践できるようになりました。特に今回のようにセンスとスピードは持っているが経験と実績がないプレーヤはプレッシャーに対する耐性が低いので、一本で取りに行くよりもじわじわと押し込むプレーがゲーム中盤から後半にかけて効果を発揮します。
スピードスターに対してスピード勝負するのは大好きだが、それはシングルスでやればいい。ダブルスは自分の他に3人のプレーヤーがいるのでこのプレーヤー達のプレッシャーをどうコントロールするのかが勝敗を決めます。
そしてこういう風に考えたスライスリターンからの戦術変更によりボールに集中するようになり姿勢も低くなってきて、序盤当たりが悪かったリターンが後半になって切れを増してきて相手の反撃の意志をさらに弱めたと分析しています。
第1試合は何とか後半になって盛り返してきたという印象で終了しました。今までであれば完全に集中力を失ったプレーをしながら経験と技術でだまくらかしながらプレーして最終的に結果勝つ、と言った充実感のないプレーをするのが常なのですがこの日は終始集中力を欠いたプレートは無縁でした。やはりどんな相手であろうが集中力を欠いたプレーをすればプレーヤーとしての己に悪い癖が付いてしまうようだ。特別に優れたショットは打たなかったが、決していい加減な気持ちでプレーしたわけではなく、ベストのショットをうち続けなくても集中力を維持した質の高いプレーは出来るということを学んだ。
第1試合の勝因は前述したように丁寧で質の高いプレー、それに相手側が恐らく勝つ意識が希薄だったこと、それに俺が恐れるスピード勝負に出てこなかったことである。恐らく中盤の数ゲームで集中力の欠けたプレーをし続け、ミスを頻発していたならば相手がペースや勝機を掴みスピード勝負に出てくる可能性もあっただろう。どんなスポーツでもそうだが相手に勝てる!と思われたらそこから挽回するのは並大抵のことではない。相手が格下ならば決して「勝てる!」と思わせないようにプレーすること、そして格上ならば「簡単にはいかないなー」とか「負けるかも知れない」と思わせることが重要になってくるだろう。

 第2試合は始まる前から目標は相手に一ゲームも与えずに勝つことだった。従って試合のペースを俺のリズムに変えておく必要があると考えた。
序盤で相手のミスリターンかロブ狙いのボールのミスか分からないが甘めのボールが上がってきた時想像以上にポイントを掴み損ねていて相手コートにすら返球できないというひどいミスショットをやらかした、別段ゲームの流れには関係しなかったがスマッシュ練習の必要性を感じた。まだ今年はやっていなかった。
この試合も1試合目と同じように相手のサーブが安定していないのでフォアのリターンミスをしてしまったので再びスライスアプローチからリターンダッシュする戦法に切り替えた。これで安定してプレーできるようになった。
この試合の目標は1ゲームも与えないことなので、自分からのミスは当然のこといかにしてポイントを重ねるかということに集中力をおいた。よって常に足を小刻みに動かして動きを止めないように心がけた。コートもちょうど前回の大会で良い感覚を掴んだ第3試合と同じコートだったが、あの時も集中力を出してプレーでき始めたときのきっかけは細かい足の動きだった。やはり足を動かしていると無意識のうちに正確なポイントに入れるようになってくる。そうすれば良いショットに対する反応が上がってくる。相手のボールの出所に集中力を割くことが出来る。こういう状態になれれば相手のスピードが己の予測範囲ならばほぼミスすることはなくなる。早めの判断がゲームを有利にさせるということを学んだ。

今回の試合は相手が格下であったことは間違いない事実だが、一本一本のショットや試合に集中し続けるということが如何に重要であるかを再確認できた良い機会だった。相手が格下でもしっかりとした丁寧なプレーは出来る。
特に2試合目の最後のゲームでリターンミス3本連続で40−0になってしまった。ここで諦めるのは簡単だがとにかく一本返すことに集中し一本取り返した。次は兄貴のリターンなのでミスが出ればその時点で終わりだが一本返してくれれば次は俺のリターンになりデュースまで持ち込めると考えた。結果ノーアドで180(人の名前!?)がダブルフォールトをしてゲームを取った。セカンドサーブがネットにかかったとき喜びよりも「なぜ枠に入れてくれなかったんだー」と思った。相手のミスで取るよりも自分でポイントが取りたかった。久しぶりの感情だった。

技術的に得るものはなかったが精神的に大きなものを得たと思った。
未だ満足のいかない部分はあるがそれは技術的な部分が多い。
技術的なものは練習することで取り戻すことは出来る。
しかし精神的なものは練習では得ることは難しい。
久しぶりに味わった充実感を味わいながら、サークル総帥の豚汁も味わった。
背後のコートでA級ランカー達が試合をしていたがすごさを感じなかった。
このまま弛まず努力を続ければ間違いなく彼らに勝てると思えた。
忘れていた何かを思い出すことが出来試合だった。

午後は総帥の「豚汁食べたよね?」という冗談半分(本気半分?)の口撃に後ろ髪を引かれながら撤退。ぼうずを洗った。
就寝は午前2時を回っていたが気持ちが充実しているので今も疲れは感じない。
サークル対抗戦に「午前中でも良いから来て」と誘ってくれた総帥とトーナメントで素敵なくじ運(俺にとっては)を持っていたサークルに感謝。
さあ明日も頑張ろう!

そういや第1試合が終わった後でじゃいあんが「おしーなー兄貴にボール集めてミスさせてビンセント(私です)を怒らせて勝つ作戦だったのになー」と言った。わかがすかさず「えーそんな作戦聞いてねーよ」と切り返し俺が「作戦聞いてなけりゃー出来ないよなー」と締めくくった。
俺はペアがミスすると怒っているらしかった、決して口で言わないもののプレーでは怒っていたのだろう。自分の知らない部分を知った・・・やや凹んだ。



2003年06月07日(土) いやはや

実はこれ6月6日の追加加筆分です。
以降の分を加筆して登録しようとしたら「日記は原稿用紙20枚以内にしてください」とのメッセージが出てきたさ、間違いなく過去最高に書きまくったようです。
以下は続きです、どうせ土曜日は書くことはないでしょうからー

〜いやはや今日の日記はさぼりが長かっただけに次々と書きたいことを思い出しては追加してるよ。

前衛での動きについてさらに加筆。
徹底して頑張っていた成果が現れ始め、かなり前衛での反応が良くなってきたし、思い切りも良くなってきた。しかし結果が問題である。恐らくポジションとの関係が大きいと思うが、カットしたボールが前衛に引っかかりやすい。まぁ返球してくるのはじゃいあんだけでウメさんや兄貴はだいたいミスしてくれるが、ミスしてくれるのはあくまで結果で本来は返されて当然のボレーしか打てていない。
カットしなければ良かったと考えることもあるがそれを言い始めれば元の木阿弥である。返球されるときに多いのが決してイージーボールではないボール。ネットよりやや高いくらいのボールが多いのだけれどこれをコントロールすべき場所が見あたらなくてよく正面に持っていってしまう。まぁじゃいあんの反応と技術も褒めるべきだがこんなカットならばサーバーにボレーさせた方がいいのでは?と自分で思ってしまう。恐らく今まではセンターリターンを締めておけばいい、と思っていたのが慣れによりポーチへと発展しつつあるのかも知れない。
いずれにしろ元々のスタート地点がネットから遠いことがボレーのコースを見いだせない原因の一つかも知れない。
実際に今のポジショニングならば100%センターリターンはカットできる、しかしポーチポジションまで行った時どうしてもネットから遠い位置でボレーせざるおえない。まだまだ反応が遅く前ではなくほぼ真横に動いてしまっていると言う点も見逃せないが、レディーポジションをH川プロのようにもう少し前めに立つ必要があるのかも知れない。正直言ってアタックボールが怖いがこれは己のボレーに対する自信があれば恐怖感にうち勝てるかも知れない。
結局の所己のサーブアンドボレーのイメージが特殊なため早いボールでぶつけられたときの処理に自信がないのが前目のポジションを取れない理由だろう。
ダブルスで前衛をしているときのボレーを自分がサーブアンドボレーをしているときのボレーは使い分けなければならないときが今は多い。
タッチとフィーリングを殺してまでボレーしたいと思っていないからサーブアンドボレーの基本イメージは変えるつもりはないが、ダブルスに出場する以上なんとか対処策を練っておく必要もある。
もう少しでイメージが仕上がる機運はあるがこの問題は試合の重要なところで足をひっぱるかも知れないことを肝に銘じておこう。
とりあえずは現状のまま少しずつ結果を出せるように改良する努力を忘れないようにしよう。



2003年06月06日(金) しばらく日記をさぼっていました

と言うのもやはり風邪の具合がよろしくなく、当然練習への意欲も低かったからです。でもなんだかんだ言っても練習だけはしていましたよー。

とりあえず昨日の練習で引きずっていたスランプから抜け出せそうな気配が出てきました。スランプの原因は二つあります。
一つは風邪で体調を崩し走り込みをさぼっていたことで、もう一つは前回の試合後集中力を欠いた練習をしていたことが原因でしょう。

試合で気の抜けたプレーをして負けたならば練習に対する意欲が出るか否かは終わってみなければ分かりません。でも今回の場合、結構納得のいくプレーをした上での勝利だったので自信につながっていました。
 しかしこの自信というのが慢心や集中力の欠如に結びつきやすい傾向がここ数年出ています。正直今年は体調自体は過去最悪な感じで、さすがに人間ドックで引っかかっただけのことはあるなと思わせるに十分な体調が日々続いています。
少しでも睡眠時間が減少すると次の日の体調に直結します。禁煙も計画に入れていて一時はかなりの減煙に成功していたのですが、この成功期間を経てまた量が復活すると節煙以前の体調以下にまで落ちる感覚があります。恐らくしっかり止めるか無駄な努力を止めて体に無理な急激な変化を与えない方が結果的にはいいのかも知れません。
 本題から逸れたけどこういった日々の中、当初の予定とは違い自ら真剣にダブルスをする道を選んだため一戦目を経て二週間後の試合にもエントリーすることになり、さらにその二週間の間に風邪を引き、感覚を失わないために体を張って練習していた、と言うのが日記を休んでいた期間の日常でした。
体調も悪く気分も乗らない中で練習していたことでまず基本に対するチェックが甘くなり、体調の悪さも影響して手先でのショットが当たり前になってしまっていたのでより深いスランプに陥っていたのでした。

忘れないうちにスランプ時の原因と対策を書いておくことにする。

1.体調の悪いときこそしっかりラケットを引き正しいテイクバックを怠らないこと。

体調が悪くて気分が乗らないときはフットワークをしない事が多い。これはある程度仕方がないが、足が動かなくてもテイクバックを取ることは可能なはず。腕の力でボールを飛ばし始めると体がどんどん開いていきフォームを完全に見失うことになる。特に最近気が付いたことが、俺の場合早いボールを打ちたいが為に大きく引いているとどこかで考える部分が自分自身でもあったため、ダブルス主体の数年間の間にコンパクトなショットも練習した経緯があり納得行くショットを打っていた期間があった。まぁ当然心の奥底では安定よりも攻撃力を重視しているので満足は決してしないが、これでも十分だと考えていた。
しかし俺の場合打ちに行こうが行くまいがテイクバックの大きさはフォームのバランスを保つ上で非常に重要であることが分かってきた。テイクバックを大きく取ることと上体を捻る動作がワンセットなのだ。従ってテイクバックを怠る=上体を捻らない、という公式が当てはまってしまうのだ、とにかく大きなテイクバックは俺のリズムの源であり、フォームのバランスさえも司っていると今は考えている。試合に出場してコンパクトなショットでポイントを重ねると試合後でも大きなテイクバックが消えて不要なときでもコンパクトになってしまうことがあるので、あくまでコンパクトにプレーするのは試合だけである!と心に銘じておかなければならない。

2.打点を体に近くしないこと

これも不調の原因の大きな要素。
主に1.テイクバックの問題に直結して発生するのだが、気が付いた時点で遠いくらいの打点を意識して腕をしっかり伸ばしてボールを捉えるように修正していかなければどんどん打点が近くなる。一見力が入りそうだが気のせいであって薄いグリップで打点を近づけていくと実は肘が上がりインパクトでボールを支える形が崩れてしまう。そこでよりパワーを出そうと力を込めていくのだがそれによりヘッドスピードが逆に落ち前方へのフォロースルーが無くなっていき体を開いて振り出すスペースを作り始める。そして体を開いて打つようになり、手先でスピンをかけて安定感を図ろうとするが結果フォームをより崩す羽目になるのだ。
これに気を付けるためには3.の問題と同時に考えなくてはならない。

3.走り込みをさぼっているときには下半身の自然な柔らかさが出せていないので意識して膝をゆるめること。

これも1.2.と連携して出てくる症状。打点が近くなりフォームが小さくなっていくと下半身の力も伝えられなくなる。下半身が使えていないからフォームがおかしくなるのかフォームがおかしいから下半身を使わなくなるかは鶏と卵の話だが、恐らく下半身でリズムを取るのが俺のスタイルの前提になるだろうから、フォームが小さくなり上体に力がこもってくると下半身にも無駄な力が加わり柔らかさが無くなってくる。俺の良い点はフォームやショットに柔軟性がある点だと思っているので柔らかさを失うスタイルになりすぎるのは控えること。
とにかく昔すーさんに教えてもらったスイングの大前提は大きな間接の動きから小さな間接への動きの中でいかにしてヘッドスピードを上げるかがショットスピードへ大きな影響を持っているのだ。
 分かっていても出来ないこと、それは力むことは逆にスイングスピードを落としてしまう、ということ。
力みを抜いてリラックスしてショットし始め、ボールが飛ばないと感じたときにインパクトで力をこめることを始めてしまうが、これは間違いである。パワーの源は体の捻り戻しなのだから。

と、昨日は久しぶりにそこそこの体調であったので冷静に判断しかつ対処しうる状態だったので上記三点に集中して最初の乱打を行った。

前回の練習で(前回もひどく調子が悪かった)打ち終わったときの下半身の位置やラケットの位置を確認して素振りしたところ、良いボールが打てるわけがないフォームであることは分かっていた。
特にバックハンドスライスに関しては上から下への動きが大きく(膝が突っ張り力むとこうなる)前方へのフォロースルーが出来ていないし、グリップの握り方も正しいフィーリングにはほど遠い握りだったのでこれを修正した。それまではラケットエッジから振り出すイメージだったので打点が前になりすぎていた。
結果て自分の体の前から膝の斜め前あたりで厚く当てるイメージで振っていた。これはチェックポイント1で書いたようにテイクバックがしっかり取れていないため本来の打点であるやや膝より後ろで捉えて体を開かないでインパクトし腕だけが前方に延びていくフォームに修正した。
それまではスライス回転が多くかかるスライスが嫌いなために厚く当てようとの意識が前打点で早めに捉えようと言う意識を増幅し、打点が体に近くなってしまっていたのだ。
フォアハンドよりもバックハンドの方がテイクバックの重要性は言うまでもなく高いのでしっかり引いて状態の捻り戻しが使えていなければ当然パワーも出るわけもなく、良いショットに打ち負けたくないのでリストにも力がこもる、結果スイングスピードが上がらない、という恐怖の悪循環をひたすら繰り返していた事が分かった。
よって前回の練習ではしっかりラケットを引いておくこと、インパクトの際に体はあえて開かずにスイングすること(感覚的に言えば相手に背中を向け、背中で打つイメージ)を意識して練習し、しっかりラケットが走るようになってきた。
結果的にスライス回転は多くかかっているのでスピードは乗ってこないが、落ちてからの伸びは安定していたし、不必要な横回転もかからなかった。
恐らく基本のイメージはもう少しヘッドを立ててインパクトするようになるのだろうが、手首を縦に捻りあげるイメージではなく、鉄棒で逆上がりするような前方に対してのリラックスした立て方が正しいイメージのようだ。残念ながらこの日はさほど余裕がなかったためにこの後試合をしてことごとくバックのリターンがポーチに捕まると言った程度のスライスしか打てなかったが、下に飛んだり上に飛んだりするよりは遙かにましだと思ったし、結局のところテイクバックをしっかり行い捻り戻しでスイングを起動させない限りインパクトでリストワークを使ってしまうためショットが安定しないことを確認した段階でとどまった。
で、昨日の練習ではこの教訓を生かしさらにショットを安定させるためにはしっかり前足を踏み込むことを目標としていた。残念ながら今の俺は背中を相手に向けて打つことになぜかためらいがあり、どうしても相手コートから目を離せない癖が付いていて、背中で打つスライスのイメージは数球しかできなかった。
しかし相手の良いボールに対して何とかセンター方向にまでは返球できるようになったし、食い込まれた状況下でワイド側に引っ張る事が出来た(結果はアウトのボールだった)ので詰まってセンター方向に返るよりも良いイメージで打てていたことの証拠だと思う。
究極は肩とラケットヘッドの間に谷があるイメージでインパクトできればベストだと今は考えている。
そしておもしろいことを発見した。
序盤の乱打は兄貴と二人で行っていたが、途中でウメさんが入って来て数分間打ったとき、俺がバックサイドにへばりつき二人に俺のサイドに打ってもらう練習をした。この時クロスコートとストレートという打ち分けがうまくできたことが収穫だった。序盤にスライスを徹底して練習し始めたときから次第に前膝に体重がかかる打ち方になってきたのでドライブもいける!と思っていたが、実際にクロスから飛んできたスライスをストレートにドライブで何球か打てたときは正直うれしかった。恐らくクロスから飛んできたボールをクロスに返球するよりもストレートに返球する方が体を大きく開いていくという意識が薄れ、逆に開いてはいけないと言う意識の方が多く働くので、大きく引いたラケットが体の前を通っていくイメージが掴めたことは大きかった。
今までは体の前から振りだして膝の前でブロックするイメージが強くインパクトで無駄な力が入りやすかった。まあコンパクトな振りである以上、インパクトで正確にセンターで捉えられなければボールに伸びは出ないし、納得のいくスピードや切れは出せない。従ってよりフォームが小さくなり、その小さいフォームの中でインパクトに力を収束させようとするためにより力が入り腕打ちフォームになってしまっていたのだ。

ここまでの練習で俺に必要なものはほぼ分かった。足でリズムを取り、リズムに乗って大きなテイクバックを取り、コンパクトなフォロースルーでフィニッシュする、これが大前提になる。決してインパクトやフォロースルーで力を込めてはならない、インパクトで必要なことは捻り戻したパワーをインパクトポイントに収束する役目のために使うのであって、ボールにパワーを与えるために使うのではないのだ。

とにかくうまく回るときは全てがうまく回るようで、バックボレーはしっかりテイクバックし体を回さないで振り出されたラケットを止めるくらいの気持ちでいると頭も動かないしかえってヘッドスピードが上がる。バックボレーでよくいわれる基本の一つに後ろの左手を引っ張りヘッドスピードを上げるというのがあるが、俺の場合これに当たるのが右肩のロックなんだと思う。このロックを作るためにはとにかく早めにラケットを引くことが重要。一般的にはバックボレーは前で取れと言うことがよく言われるが、俺は真横で取るイメージがあっているようだ、これは昔から変わらないなー。最後の試合前に少しボレーをしたが、やはり良いイメージでバックボレーが出来ているときにはしっかりラケットを引けていて、後ろからスムーズにラケットが前に出てきている。その動きの中にボールを呼び込むフィーリングがベストだ。このイメージがあるときにはほぼ間違いなくボレーはエンドライン上にコントロールできる。昨日のボレー練習では久しぶりにネットをぎりぎり越してライン上に落ちるイメージが掴めた。この打球イメージがある限り、ボールの落下地点にさえ入ることが出来ればまずミスすることはあり得ないだろう。逆から言えば「良いイメージ」は「正確なポジショニング」から呼び出される。「正確なポジショニング」は、「早めの打球判断」に呼び出される。後は「早めの打球判断」とともに「正確なテイクバック」を行っておきさえすればボレーでイメージ以外のおかしなミスはなくなるだろう。。
これら全ての要因が重なり合うことにより己の技術に対する圧倒的な自信がつき、それを根拠として試合に臨むことが出来れば後は相手のショットに対する正確で早い判断が行えればポイントをほぼ手中にすることが出来る。ゲームを支配するにはまずショットを支配すること。そしてショットの支配を積み重ねる事により最終的にゲームを支配することが出来ると考えている。

最後にいつものようにゲームを行った。
充実感のある練習をしていて、気持ちが乗っていたからトスに勝ってサービスを選び久しぶりに俺のサーブから始めた。
残念ながらトスアップが安定していないことと、下半身の蹴りが弱く体が重く感じたためサーブに安定感はなかった。しかしデュースコートではワイド方向とセンター方向にある程度のコントロールが出来ていた。アドコートは今ひとつだった。
二回目のサービスゲームでは少しスピードを載せてフラットサーブを使ってみたが結果的に枠に入っていると言うだけで良いイメージは掴めなかった。恐らくストロークは体がさほど切れていなくても基本を押さえていればショットは可能だが、サーブに関しては相手にあわせるという要素がないぶん己の体調が如実に現れやすい。仮にボレーやストロークが良くてもサーブが安定しなければ体力の消耗は激しくなるしリズムも悪くなる。良いサーブを打つには強い足腰が必要だと痛感した。
この日は俺以外が調子を落としているのか否かは分からないが、イメージ通りのプレーさえしていればミスしてくれた。まぁここしばらくミスをするのが当たり前だったからミスをしなくなれば相手のミスが多くなるのは当然だが、やはり一球でも多く返球することは相手へのプレッシャーになる。さらにこのプレッシャーを大きくするのがたまたま粘って返した、と言う形のものではなくイメージ通りにショットしたボールで相手にミスを強いなければならない、ミスを減らして相手へのプレッシャーをかける、と単純に言ってしまえばどんな形でもいいから返球すればいい、と消極的な気分になりがちだがそうではなく、しっかりした自分のイメージでショットし続けることが一番重要なことで、仮に返球してもイメージ以外のショットで返球しても相手へのプレッシャーの掛かり具合は少ないはず。相手に崩したけど粘られた、と思われることと、しっかり返球されたと思われることの間には大きな違いがあると考える。
やはり一番してはならないミスはイメージにないショットを打ってミスすることだ。己のイメージ通りにショットしてミスすることは己の鍛錬が足りないのみで済むが、ただがむしゃらさのみで返球し続けても己の成長にはつながらないだろう。

次回のチェックポイントはフォアハンドのイメージ。
フォームの全般の総括的なことは前述の通りだが細かい点もチェックする必要もある。
俺の場合、試合や練習などでスピンを打っているうちに肘が上がりやすい。前述した1〜3の基本を押さえた上でリストワークを正しく使う時に最も重要なことは肘が上がらないように押さえることだと思う。どんなに見事なテイクバックからスイングしても肘が上がってしまえばラケットが小さく回ってしまう。ここでしっかり肘から先を押さえ込むことを意識すればボールを支える形が自然に出来る。この形こそが俺のフォアには最も重要なポイントで、これが崩れるととたんにボールの威力が無くなる。打点が近くなることでより肘も上がりやすくなるため、正確な打点の認識はしっかり肘の位置をキープしようとする意識があれば以外と簡単なのかも知れない、これは次回の練習の時にチェックしようと思う。
もう一つのチェックポイントだが深いボールを打たれたときの処理。
昔は得意だったが基本練習しているうちにらしさを失ってしまったのがカウンター。深いボールに対して下がりながら打つ時はしっかりテイクバックをしながらボールを引きつけ、打点を決めたら思い切ってフルショットしなければならない。本来のスタイルがひねりのパワーを上体のブロックでヘッドスピードを上げるスタイルなため、下がりながら打つ際には前足は踏み込めない。従って壁を作りにくい為安定したバランスで打つことは難しい。ほぼ飛びながら打つショットになるが、全身で溜め込んでおいたパワーを飛んだ瞬間に思い切った後方への体重加速を使ってフルショットしよう!この時の注意点は体を決して開かないこと。逆にクローズドすぎるくらいの方がヘッドスピードが上がることを忘れないこと。
こういう状況下でつなぎのスピンを打とうとか、沈めようとすれば自分のリズムが崩れる。誰もが選択を迷うはず。一般的にはスピンで沈めたりロブをあげたりブロックしたりするが、相手に完全に読まれていない状況以外は思い切りカウンターを打つべきだ。ダブルスであればロブをあげるしかない状況もあり得るが、その後のプレーのイメージやリズムが無くなるので自分を殺してしまう。やはり己のリズムを維持し続けることだけは決して曲げてはならない。

今後はなんとか基本を堅持し、レベルの高いテニスを維持しつつ技術の向上を図っていきたい。日々の体調管理が大きくテニスに影響することが最近思い知らされるようになった。厳しいが今年をどう過ごしテニスと自分の関係をどう位置づけていくかは恐らく今年の行動が大きく影響してくるだろう。

続きが・・・


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ビンセント