テニスとゴルフの日記

2003年05月23日(金) 外練習11回目

はー風邪気味です。しかし試合までさほど時間がないので完調ではないものの練習に向かいました。
この日は同じサークルのH川プロとKD君が練習していたので仲間に入れてもらいました。
前回の試合から目標とすべきポイントは見えてきていたので後は練習するだけです。

この日はさすがに集中は出来ませんでした。
しかしストロークのフィーリングは固まって来たのを確認しました。
バックハンドもだいぶいい感じです。
H川プロと少し乱打しましたがもう少し足が動けばいい感じかな。
速いスピンに対してはまだバックのドライブは打てそうもありませんでした。
乱打の後サーブアンドボレーの練習をしましたが、かなりサーブの練習が出来ました。とは言っても正直体調が悪く体が重かったのですが頑張って見ました。
何球かは良いサーブが打てたと思うけれどコースを狙う感覚はなく頭は終始ぼーっとしていたので練習の間隔が空きすぎないで良かったなーという日でした。
まだ今日も体調今ひとつだからもう一日無理せず早めに寝ようと思います。

技術が低い割にはセンターで捉えられるボールが増えてきたなーという感じを受けることが多いです。
おそらく細かいフットワークとインパクトまでの集中力、そしてコースをしっかり狙って打つことが不足しているのだと思います。
相対的には良くなってきていると思います。

リターンの時にはより前方に振りだしていくことが時々出来るようになってきました。ドライブでのリターンミスとスライスでの甘い返球の区別がうまくいかないところが少し問題です。遅いサーブを上から叩けるようにならないとバックサイドプレーヤーとしては物足りなさが残りますね。ここが強化ポイントです。フォアも前に入りながらリターンできるように心がけましょう。
後は狙ったコースにサーブを入れ、予定通りにサーブアンドボレーをすることが目標です。もう少し下半身を意識してサーブできるようにならないと確率は上がりませんねー。でも前目のトスアップから打点を前にしたサーブアンドボレーが出来つつあります、というかあまりに後ろにトスを上げすぎだったようだ、慣れというのは怖いねぇー今までのようなトスではサーブダッシュしにくかったでしょうに。



2003年05月21日(水) 外練習10回目

昨日の練習はテーマは決まっていた。バックハンドの強化とより正確なフォアハンドのコントロールだ。

ウメさん、じゃいあん、だじん、あにき、そして俺の5人で始めた。
乱打時点でウメさんにバックに集めてもらい数球良いフィーリングを確認。
フォアの安定感は向上しつつある。高い打点からでも安定してとらえられるようになってきた。後もう少しという感じ。
軽い乱打が終わってからゲーム形式による練習をする。
リターンサイドを固定して残り三人がサーブアンドボレーをする。
やはり俺の中での一番の重要ポイントはサーブアンドボレーとリターンだ。
ここを可能な限り高い確率でプレーすることで勝利への確率はぐんと上がる。
サーブの安定感は今ひとつだった。
前半はしっかり打てていたが後半になるとやはり集中力が無くなってきて下半身の蹴りを疎かにしてしまう。これがサーブの安定感を圧倒的に欠く大きな原因となる。下半身の蹴りに集中力を割かれると振りが甘くなるが打点が高くなるのでフラット系のサーブが自然と枠に入る、これは新たな発見だ、S田プロもこういった無回転のフラットサーブでコントロールしていた。まぁそこまで手本にするつもりはないが下半身の蹴りが上手に使えて高い打点で捉えることが出来ればサーブの確率は自ずと上がってくるはず、基本に忠実な体の使い方はプレーに悪影響を与えることなどないはずだ。

気持ちの中ではリターン練習がメインだった。
前回の試合で予想通りではあるが一番納得がいかなかったプレーはリターンである。リターンミスほど自分たちを苦しくし相手を楽にするプレーはない。
イメージはあったので後はどれだけ集中してイメージ通りのリターンが打てるかが練習のテーマであった。
最初はフォアサイドでのリターン練習。
バックハンドのイメージが固まりつつあったのでセンターへのサーブも結構ドライブで打ち枠には飛んだ。しかし押しが利いていないので失速して沈み、結果的に良いリターンになっていたがこれは確信を持って打てていないから運が良かったにすぎない。残念ながらそれを証明するようにやや速いサーブがコントロールされればスライスになってしまう。最後のじゃいあんのサーブは速い上跳ねたので完全にスライスリターンが浮いて一本で仕留められてしまった、やはり気持ちで負けている部分が大きい。フォアは問題はない。
しかしウメさんのプレーにやられた。S田プロの戦術と同じである。センターにリターンを打たせワイドに浅めにボレーを流す。これにより相手が中央に固まりパスを打つコースがストレートとショートクロスに限定されてしまう。このパターンを二度やられ、一度目はショートクロスへのパスをネットにかけてミス。二本目はストレートに狙ったが枠を捉えきれなかった。この状況になったのは先にリターンで先行できなかったからだ。こうなってしまうと次に確実にミスを逃れたいのならばロブをあげるしかない。それでは性格にあわないので三本目はリターンから勝負した。おそらくakiさんのいう先行した方が有利!というのはここにあるのだろう。単純に良いショットで相手のミスを誘うのではなく、相手にコースをコントロールされるリスクが減ることが本来の有利さなのだろう、さらに奥の深さを見た。
 バックサイドのリターンではより得意のフォアハンドが生かせるショットが打てた。昨日くらいにリターンを叩けるとこちらも先手を取っているので切り替えされても次のボールも思い切って攻めにいける。フォアリターンの問題点はセンターぎりぎりにコントロールされた時どこまでラケットを前に振り出してスピードを維持できるかにある。
バックハンドは何とか当てられるようにはなってきた。
未だ納得のいくレベルではないが、コンパクトに素早くテイクバックしながらしっかり振り出せるポジションに滑らかにはいることが出来ればgood!
どかっと前足を踏み込んだりすれば体が回らなくなるので良いショットは望めない。あくまで出所で素早く判断しポジショニングと同時にテイクバックを完成させボールを低い姿勢で待ちながら思い切りよく前方に振り出すこと!これがイメージ。小手先で何とかしようと思ったら既に負けていると思うこと。
相変わらず多いミスが予想よりも遅いサ−ブが入ってきたときに慌ててリターンダッシュのフットワークでフォームの溜を無くして慌てて振ってしまうミス。
しっかりと溜めてドライブで打ち込むか足を先行させながらもしっかり溜めてスライスで返球すること!いずれにしろどんなときでも足を止めないこととテイクバックを完了させておくことは怠ってはならない。
 
最後に前衛の動きの練習にもなったのでいけると思うボールには結構行ったがじゃいあんにかなりカットされた。カットされてもエースになるわけではないのでその次のボールにもう一本食らいついて行くことに慣れなければならないと実感した。B級レベルならばまだしもA級レベルでは届かないところに落とさなければ返球されるのは確実だと言っても良い。とにかくボールがツ−バウンドするまで気を抜けないのはどのクラスも同じようだ。
センターのボールに関しては今少しじゃいあんとの作戦会議が必要である。
このまま怪我無く仕上げていきたい。



2003年05月19日(月) 今期2戦目

結果一勝二敗予選落ちでした。
しかし満足行く結果でした。

去年から通算で三試合目のA級挑戦になりましたが自身の充実度の違いがそのまま現れた結果がでたといえるでしょう。
去年米ちゃんと組んで出ていた時は自分にも自信が無く、ラケットもグランディアを投入しサイドもフォアをやってみたりとらしくない選択をしていました。
しかし今期は5割程度の出来ながら確信を持ってショット出来る部分が多い上、意識の上でも己に集中してプレーできる土壌が揃っていたので当然の結果といえるでしょう。
しかし、前夜には迷い不安になる部分が大きく、自分らしいテニスが出来なければ自分自身が失望することは十分に分かっていたので、ここまで築き上げてきた僅かな自信までが無くなってしまうことへの恐れに包まれていたというのが正直なところでした。

当日の気温は決して高くはなかったが、風もなく曇天の日でした。
珍しく早めに起き少しアップできました。
というのも前日の夜に張りあがったラケットを全く使っていなかったためいくらか感触を確かめたかったのが大きな理由でした。グリップの位置を確認したところ今まで使っていたミレニアムモデルはややラケットを短く持つセッティングになっていたので確認しなければならなかったこと、そしてミレニアムモデルはすでにガットの反発が落ちきっていてこのラケットでは三試合持たないだろうことが分かっていたのでこの新しいラケットで試合に臨むつもりもありました。しかし結果的に体を温めることになったと思います。やはりしっかり早起きしてアップをしておく必要はあるなと思いました。

一試合目 VS K池さん、ハッシーペア

K池さんは今年前半にサークル対抗戦で組ませてもらったサークルの人です。実力は折り紙付きです。しかし二人ともサーブだけはスピードがさほどあるわけではないのでもつれれば勝つチャンスはあると思っていました。
しかしパートナーのじゃいあんはまだA級二戦目。おまけにおれと違い人が良いので自分の実力がA級で通じるかどうかを試す程度に考えていたようです。ここが俺とは大きな違いでした。序盤は恐る恐るプレーしていたのが分かったのですが数ゲーム経過後自信を持ち後半にいたり自信を深めていったようです。
この試合では俺自身の自信のなさ、それに意気込みすぎて無駄なエース狙いのボールでミスをしてしまうなど純粋に技術的なもの、そして俺自身も今の仕上がりでどこまで通用するか?という不安が入り交じった状態だったのが後半の勝負所で顔を出し、ノーアドで三ゲーム分落とし(確か三つとも俺のミス)2−6で負けました。じゃいあんはミスらしいミスもなく、淡々とこなしていましたのでこの試合の負けは俺が自分のスタイルを貫ききれなかった心の弱さと、かつ決めに行こうという気力に欠けていたため重要なポイントで足が止まってしまっていた為によるミスが大きかったです、次に当たった時は逆のスコアで勝つつもりです。

二試合目 VS S田プロ、H電コンビ

S田プロは言わずと知れた釧根地区最強の親父(命名あにき)です。パートナーの子は若いですが実力者なようでした。この試合がハイライトでした。
俺のプレーではリターンに正確性を欠いたこと、そのことによる次のボールへの後手後手の展開が全てでした。相手は完全になめきっていたので(決して相手を馬鹿にした態度ではなく淡々と普通のプレーをしたという印象、若い子は最後まで上に来たウォームアップを脱ぎませんでした)暖めることすら出来なかったのでしょう。ここが実力の分かれ目だったでしょう。こちらは二人ともに全開モードでした。
このゲームで己の問題にも気が付かされることは多かったですが、ペアとしての戦略不足も露呈しました。
僕のサーブの時にリターンをセンターに打たれることが多く、僕のミスになるとき、そしてじゃいあんが飛びつくもミスになるパターンが続出しました。これはその日の夜の祝勝会の時(N本さんがB級女子で優勝!おめでとー!!)ウメさんからいい話を聞いて納得!つまりはサーバーがイメージするポイントの取り方のプラン通りにいかに二人で実行できるか?ということ。
試合最中にじゃいあんが「どうしてもストレート抜かれるような気がしてセンター開いちゃう」と言ったことが全てです。自分自身が未だストレート打ちを武器の一つとして重要視しているので逆に相手も同じように狙っていると思っているのでしょう。これは話し合う必要があります。俺自身も少し前まで同じように考えていましたので、基本的に立ち位置はストレートに飛びつけるポジションが基本で、ストレートにこなければポーチを狙うと言った考えの持ち主でしたので相手がパートナーのサーブで完璧なリターンを打てなかったとき以外はポーチは考えていませんでした。センターも後衛がとれないボール、つまり弾道が自分のサイドよりのボールは閉めましたがそこからやや離れるとカットできない習性を持っていました。
この試合は相手がS田プロだったので当然リターンミスは望めず、狙ってここを通されました。なおここを通す際の鉄則は速いフラットボールですね。後少し遅ければチャンスボールになるのですが、この微妙なスピードの差が一歩目の出足を鈍らせ前向きにボレーできなくなるのです。極論ストレートを捨ててセンターよりのポジショニングをとること、それかサ−ブを常にセンターよりに集める、この二つの基本戦術があります。これは互いのサービスゲームのビジョンを如何に正確に持ちそしてパートナーに理解してもらうかが勝負の分かれ目になるのかもしれません。
個人的にはやはりサーブです。重要なポイントになると平常心でサーブが打てていないのは自信の欠如です。アベレージを上げなければ同じ結果が待っています。
リターンも同様です。コースに正確にはいることが出来ても狙って打つというレベルには到達しておらず、それが全て。常に先手うち続けることで今までテニスをしてきた以上今後も打てると思うボールは打つ!そうでないボールはもう一本待つ、という判断を正確かつ素早く判断し思い切りよく打つことが出来るか否かが重要になるだろう。

三試合目 VS バリバリ、I上さんコンビ(I上さんは60歳オーバー、恐るべし)

実はこの試合は既に興味の対象ではなかったのでやる気がなかった。1−2でチェジコートの時に「もうやる気無いんだよねー」とじゃいあんに伝えたら「いや俺はいっぱい練習したいから5−6で負けるまでやりたい」といったのでスイッチを入れた。6−3で勝った。しかし多くのことが学べた、ありがとうじゃいあん。
この試合が始まったときには気温が下がってきており体が完全に冷え切っていた。おまけにやる気は失せていたので入れに行くセカンドサーブ中心のプレーをしてブレークされた。この時点では俺はひどく失礼なプレーヤーだったと反省した。二試合目で全開プレーをしていたのになぜ三試合目にそれをしないのか、それは己がおごり高ぶったプレーヤーだったからだ。じゃいあんが引き戻してくれたおかげで初めて気が付いた。その後は集中力を高め勝つために必要なプレーを勤勉に行った。
勝ってから分かったが、このペアもいい加減にプレーして勝てるほどレベルの低いプレーヤではなかった。勤勉にプレーすれば勝てるが真剣にプレーしなければ決して勝てないプレーヤーだった。
この勝利は己が抱いているポイントをとるイメージ、そして気持ち、さらには集中力を維持し続け高いレベルでの安定したプレーをする重要さを思い出せた。
とにかく俺は自分よりスピードのない相手に対してはショット自体のスピードで崩すことを基本としている。スピードレンジが同等であればそれにコースを付ける。
すなわちはじめにコースありきではないのだ、やはりスピードを落とすプレーは決してしてはならない、それこそが己のテニスの崩壊の始まりなのだ。
マッチポイントが象徴的だったが、サーブダッシュしリターンをバックボレーで返球、バリバリ理事がスピードを殺しネット下へ沈めようと試みたがすかさず前に詰めフォアのパンチボレーでフィニッシュ。
このときにしっかりサーブダッシュしなければファーストボレーがハーフボレーになる可能性が出てくる、そこでいったん落として打ちに行きミスになる可能性もある。仮に正確にハーフボレーしてもロブをあげられてチェンジさせられてしまう可能性もある。相手も必死にポイントを取りにくる。ベテランプレーヤーたちがスピードに強弱を付けたりするのは当然だ。S田プロのように歳を重ねてもトレーニングし続けてスピードを維持しているのならば若い連中のようにスピード勝負できるだろうが、それは出来なくなってくる。逆に手元での感覚は染みついているので相手を動かしてミスを誘うプレーは当然である。
こういったベテランプレーヤーたちを負かすときに己のスピードで負かしてあげることは決して失礼ではない。逆に同じようなコース取りとリズムの変化でポイントを取りに行くのは俺にはふさわしく無いだろう。とにかく自分らしく、正々堂々と本気で全ての試合に臨もうと思う。
後はじゃいあんのしたいプレーを知り、己のしたいプレーを理解してもらうことが次回の試合で勝利へ近づく重要なポイントになるだろう。



2003年05月18日(日) 一日戻ってS田プロの研究

変なタイトルだけれど、これを書いているのは19日の日記を書いた後です、流れとしては逆になります。

S田プロのファーストボレーはワイドにやや浅く流すようにコントロールされる。
これは次のボールが非常に勝負しにくいコースである。
一見浅く入ってくる分打ちやすそうに見えるが、ワイドに浅いボールを持ち上げてストレートに打つのは難しいだろう。かえって深くコントロールされた方がショートクロスとストレート、センターへの勝負がしやすい。
おそらくは最初のサーブ練習の段階でバックに不安があるのがばれたのだと思う。
ひょっとしたら俺のバックの完成度が上がっていてバックの浅いアングルからでもショット出来ると判断したらフォア狙いでセンターに配球してくる可能性もある。
いずれにせよ次に当たったときにこの対策を練っておく必要がある。
まず先手をとらなくてはならないのでコンパクトにフラットでリターンを叩かなくてはならない。可能な限り速く低いリターンを打つように心がけよう。このショットは下から上に振るよりも後ろから前のスイングを基本とし、前方への抜き加減によって沈めるように打ちスピードを殺さない事を最重要ポイントとする。仮に沈まなくても可能な限り深い位置でボレーさせることが重要。プロに前に詰められてしまえばコンパクトなスイングで左右どちらかに振りセンターかワイドに集め、次のボールで開いたコースに勝負か、戻りをみてロブかの選択になる。
とにかくプロが深い位置でボレーをするようにリターンしなければならない。前でボレーされるようなリターンを打ってはプロの思うがまま。
実際にプロのリターンも早いタイミングで深い位置でボレーさせることを第一目的としている。サービスライン上でボレーになればローであろうがミドルであろうが球足の長いボレーを打つ必要が出てくる。さらにはスピードを落として深くコントロールすれば前衛にかかり、スピードを速めれば自分がベストのネットポジションまで詰める時間が無くなり、プロは余裕で次の攻め玉を打てる。あわてて詰めようとすればロブがあがってくる。余裕を持ってためた後に正確にロブをあげられればどんなに集中している前衛とて容易にスマッシュは出来ない。さらに後衛が後ろに下がる羽目になりプレッシャーが重なる上運動量も桁外れに多くなる。
やはりリターンゲームにおいて重要なポイントは最初のリターンの精度になる。
俺のビジョンは基本的にワイドの足下に沈めることだ。
フォアもバックも同様にワイドに狙い前衛にポーチさせるのがベストビジョンだ。
これに先手を取れるようになれば自らもダッシュしてドライブボレーでセンターを通す。相手前衛がカバーに回ってきたらワイドにボレーする。
技術力の高いプレーヤーであればワイド方向へのリターンに対してロブボレーで前衛の頭を抜いてきたり、アングルボレーで切り替えてくる可能性もある。
アングルボレーの正否を分けるのは早いタイミングで速いリターンを打てていればアングルボレーはアクロバットだ。仮に入ってもこちらが気を抜かなければエースになることはない。こういったスーパーショットが入ってしまえばポイントがどちらに行くかは全く分からなくなる、まぁスーパーショットがらみのポイントは取れたらラッキー取れなくても運が悪いと思いあきらめよう。
サーブアンドボレーは第一義的にコースを正確に狙って打つ必要がある。おそらく少しくらい良いコースにサーブが入っても届きさえすれば当たり前にリターンは帰ってくる。問題はどのコースにリターンを打たせるかだ。これは自分のボレーに自信があれば全てセンターに入れるべきだ。相手のリターンのコースが限定されるからだ。ウメさんの教えでは、プロはスピードを重視した戦術が基本であるからスライス系統で低い弾道のサーブが有効だと言っていた。仮にスピン系統だと上から押さえ込みながらより速いボールで足下にリターンが飛んでくる、そういう分析のようだ。ワイド方向ではさらに角度が付けやすいかららしい。
実際に同じフラット系の俺としても、調子さえよければバックに跳ね上がってくるサーブをライジングでとらえてアングルに持っていくのは容易だ。フォアも同じ。
プロのサーブは基本的にフラット系で、4年前にみたときにはものすごいスライスサーブをびったりライン上にコントロールしてマッチポイントをもぎ取っていた。
その試合はプロも気合いが入ったようで帽子を叩き付けて勝利を喜んでいたというか相手のミスジャッジに頭に来ていたようでジャッジはおそらくクリーンな人間だと思う。
話はそれたが、プロも上から叩かれるよりも下から持ち上げさせたリターンを打たせたいようだ。ここは自分の好みと分かれる所だ。
仮に角度のあるリターンが帰ってくる可能性があってもワイドへのサーブは捨てられない。それに気合いが乗ってきたときのセンターへのスライスサーブは時々入るが、今更スライス主体のセカンドサーブは練習できない。確率とスピードを両立させるにはスピンサーブが一番だし、長年このスタイルでやってきてリズムが染みついているので球種は変えるつもりはない。
だたしコースに対する精度を格段に上げる必要性と、コースを読まれにくいフォームを身につける必要がある。
サービスゲームに関してはバックハンドワイド方向のリターンを打たせ、ストレートは諦めてセンターを締めてもらう事を要請しよう。
とにかく基本は正確なコース分け、そして可能な限り速いスピードを維持すること、である。
ちなみに俺に対しては徹底したバック責めではなく、最初はボディーにサーブが多かった。これを回り込んでフォアで何とかリターンしていたのだがミスが多かった。たまに何とか返球したところに次に冒頭に書いたバックサイドにコントロールしてきてミスになっていた。

少なくとも技術に不安があればプロに勝つことは100%無理だろう。
可能な限り高いレベルで準備を整えたい。

もう少し心に余裕があればビデオデッキを持ってきたのだが、本当に惜しいことをした。貴重な体験であり今後の勉強になったと思われる。
次回も出来れば当たりたい。プロと当たることは己の精度を確かめる貴重な時間なのだ。
次回は絶対ビデオ持参で行こう。



2003年05月15日(木) 外練習8、9回目

少し期間が空いてしまいました。スランプだからです・・・うが。

火曜日に合同練習しました。じゃいあん、うめさん、あにきの三人と一緒です。
最初にじゃいあんと乱打をしました。じゃいあんは生きのいいスピンを打つプレーヤーなので調子を落としていると太刀打ちできません。この日は前日の夜に初代ウインドウズマシンのパーツ交換をして寝たのが二時前・・・お疲れ気味です。
当然体の切れもない上疲れを自認していて、走り込みもさぼってしまいました。
乱打では全くダメで、後半のゲームに望みを託しました。

動きと読みに関しては問題は少なく、強化ポイントであるセンターの封じだけは相変わらず行けそうで行けない状態でした。
リターンはフォアに関しては及第点でした。問題はバックです。
今ひとつ良いイメージでショット出来ません。
相手がセカンドサーブの時や最初から回転系で来ると分かっている時のアプローチアンドネットがうまくいきませんでした。やはり本来は回転系に関してはドライブで一本狙えた方が有利です。いくらボレーボレーに持ち込めても決定力が出しにくいです、しかし現状のバックではドライブでコースを狙う事はほぼ不可能です、スライスでよりワイド方向への切れのあるリターンを打ちたいところですが当日の状態が悪ければ全く体(腰だね)が切れません。
残念ながら未だ深夜の活動は続けているので体調が悪く昼間のお仕事の合間の一服が欠かせません・・・禁煙するには十分な睡眠による疲れの除去、それにより一服を抑える自制心を準備しなくてはならないと思います。今日は深夜活動をしないためにパソコンを部屋から撤去する予定です。

スランプの時にはあえて細かく書くことはないですねぇ。
今日の練習もやや憂鬱です。

唯一良いのはボレーのフィーリングですかね。
今日ラケットを張りに出します。
せめてガットくらいはおニューで行きましょう。



2003年05月12日(月) 外練習7回目?

昨日は二時間やった。久しぶりに日曜日のお昼に試合以外でテニスをしました。
やや気温は低かったですが動くと暖かい日でした。

コートに行くとすごい盛況ぶりで待ち時間20分をいただきました。
丁度リーダー繁から「1時から来ない?」と誘われていたので時間つぶしに見に行くことにしました。すると三人でボレーボレーをしていたので時間まで仲間に入れてもらうことにしました。なかなか良いボレーの感触を得ることが出来ました。リーダー繁はフォアのハイボレーに独特のセンスを発揮していましたし、卵パパ、現場主任も相変わらずしっかり己の個性を発揮しながら練習していました。

時間になって始めましたが今日もあきとのスタートです、その後じゃいあんと副住職と練習することになったのであえてスタートです。
あきは食欲が無くエネルギー不足の割には頑張って動いていました。このところテニスをする機会が多いので自力も出てきたのでしょう、なかなか楽しいラリーが出来ました。後半に運動量が落ちてきたあきを救うためにボレーボレーを始めましたが三回目なのにすごく上達してきており驚きました。ろくに筋肉持っていないのにあれだけ動けるのは白筋が多いのでしょうね、怪我防止のため無理をしすぎないようにうまく筋力を付けられれば強いからだと強いテニスの両方を手に入れることが出来るのではないかと淡い期待を抱きました。

時間が終わって帰るつもりが次回のペアじゃいあんが現れたので急遽もう一時間追加することにしました。
三人練習の時には必殺の練習方法がありそれを今回も行いました。
正直動きには結構自信があったのですがこの練習をしてみて太股がきつくなる自分を発見しました。左右に休み無く走る上、ストップアンドゴーの連続をしていると明らかに脚力の無さと体重の重さを感じました。体力の無さよりも足が悲鳴を上げたのはこれが人生初めてでしょうか、辛かったです。
ストロークではスライスを打つ時にだらっと長く振ることではなく、しっかりインパクトに向けて正確にスイングすることが何球か出来ました。しかし振り返しのフォアのストレートが安定しませんでした。まぁフォアの振り返しになるのはじゃいあんのスピンなのでそれだけで厳しいモノがあるのに、インパクトでバランスを安定させることが出来ずにロングとショートをたくさん打ってしまったのが今の自分の状態を表していると思います、しっかり受け止めましょう。
ストロークを二周したところでボレーに移行しました。ボレーはコツを掴んだのとあきとの練習が想像以上に練習になっていて結構イメージ通りに打てたと思います。
久しぶりにお日様の下でテニスが出来たのは楽しかったです。



2003年05月10日(土) 今期二試合目、出走決定!

じゃいあんからオファーが来たので来週のダブルスに出走することにしました。
後半は例によって現状分析とイメージ戦略を立てておこうと思います。

昨日はオファーの前にあきとテニスすることにしていたのでじゃいあんの練習には加わらずあきとテニスしました。
彼女は結構向こうっ気が強く、フラット系の速いボールをがんがん打ってくるのでぼーっとしていて結構エースを取られました。
気温も低かったためしっかり暖めるためにミニラリーから始めましたが、最近はミニラリーから始めて長い距離に戻すと距離感が掴めないことが多いです、多分ミニラリーで力を抜きすぎていることが原因なんでしょう。
フォアハンドもバックハンドも今ひとつでしたが、スライスが安定してきていることを実感しました。
良かったのはボレーで、ボレーボレーのなかで忘れていた重要なコツを思い出しました。あきはまともにボレーをするのが二回目?位で最初はとまどっていたようですが後半から結構がんがん打ってこられることが多く、ごまかして返球できなくなってきたため打った後しっかり左手でラケットをセットすることを意識したところ良いボレーが打て始めました。つまりは今までボレーを打つ時に左手でのセットアップを全くしていなかったということです。
バックボレーには一番不安がありましたが、前回の練習でスライスのスナップを思い出していたのでこれも相乗効果を出していたようでなかなか良い当たりでボレーできていました。フォアボレーはやはりリズムで、ボールの見極めが甘く情けない体裁きでボレーする場面も何度かありました。
しかしボレーの一番大切なフィーリングが掴めたことは予想外の収穫でした。

さて、本題の現状分析と対策です。
サイドがどちらになるかはまだ話し合っていないけれど基本的にバックのドライブが全く使えないのでどちらのサイドでも今は同じ。フォアのクロスも安定感に事欠くモノの過去にはない技術があるのでそこそここなせると考えています。
まぁ後一週間もないので技術的に詰められるのはサーブアンドボレーの習熟度だけ。これはひとえにサーブの出来が大きく関わってくるのだけれどサーブで無理をして体を痛めるわけには行かないので基本的には暖まってくるまでは生きのいいセカンドサーブ中心でのプレーを考えよう。サーブに集中力を裂かれるとダッシュがおろそかになりやすいので、ここはサーブをしっかり打ってボレーで粘る方向でのサービスゲームのプランニングを考えよう。ボレーはありがたいことに良いフィーリングを掴んだのでイメージ通りにダッシュすることを考えていれば一定水準のリターンならば捌けると思う。今回テーマになるのは今まで心の奥底に描き続けていた良いサーブから良いボレー、ダメならチャンス待ち、といったシンプルなパターンを貫けるほど自分のテニスに自信を持ちきれていないところだ。よねちゃんと組んでいた去年と比較しても自分の状態が勝ちに行ける状態に近いために正直とまどいは大きい。やはり今回は出場自体を見合わせるべきだったかもしれない、という気持ちが半分と、実戦の中で前衛としての動きを学びたいと思う気持ちの半分に揺れているというのが正直なところだ。
ただし残り一週間といえども可能な限りの準備を整えておくべきなので体を眠らせておくことだけは避けよう。
今現在不安があるのは前衛でのセンター攻撃における一本目のカット、それにロブに対する反応だ。走り込みでの成果が徐々に現れているのは感じるが、前向きにフィニッシュできるほど脚力、バランス共に安定感にかける。簡単に言えばやはり勝ち気が足りないために反応が鈍い。もう少し全てのボールを決めきるくらいの集中力をもって練習をしていく必要がある。前衛としての心構えはK池さんとの試合で分かっているはずだから後は思い切りと行ける行けないの判断を可能な限り早くして、1発100中の気持ちよりも相手の流れを止めること、そして考えさせて迷わせることを増やすつもりで前衛でのプレーを心がけよう。ただしじゃいあんはボレーは下手くそではないし動きも悪くないし、かつ彼は良いサーブを持っているので無理にカットする動きは状況に応じて行えばいいだろう。ダブルスとはいえ基本的に1+1であり、個々が1以下であれば基本的には勝ちはない。あくまでも1にプラスアルファーする感覚でプレーすべきだ。後は2対1にならないように気を付けて流れを変えていけば良いだけだと思う。

リターンゲームでは現状一本でとれるほどのショットを連続する安定感はない。序盤では前衛の動きをケアしながらブロックリターンでサーバーにリターンを打たせてから勝負しよう。後半の勝負所でしっかり狙っていけるように冷静な判断とリズムを合わせておくこと。相手にもよるがA級の選手はとにかくしゃにむにポイントを取りに来る選手は少ない。正確なコース取りとしっかりした球種で相手の数本のスーパーショットを気にしない。トータルでゲームキープ出来さえすれば
勝利だと考えているし、トータルでのバランスの高さと安定感こそが自信の源になっている。すなわちA級で勝つには同じ領域まで自ら上がっていくか相手を引きずりおろすしかない。結局は序盤で離されないように心がけること、無駄なミスは最小限度に押さえて勝負所で勝負できるように集中力を高めつつ最初からトップギアで戦わない事が重要だと思う。
完全に仕上がってさえいれば、最初から力まずに良いショットが打てるのだが今はまだ無理だ。だから基本は無駄なミスを最小限度に押さえ、相手に簡単にポイントを与えないことを重視しよう。リズムがかみ合っていれば必ずどこかで行けるポイントがあるはずだ。このポイントまで我慢できれば勝つ確率は五分五分だ。序盤で精神的な優位に立たれないように、また自分でプレッシャーにつぶされないように集中力を切らさず、かつ焦らずプレーをし続けることが重要だろう。

究極はサーブ力とリターン力が勝敗を決めるといっても過言ではない。
若先生などはボレーに圧倒的な自信を持っているはずなので淡々とキックサーブから深いボレーを入れてくるはずだ。ロブに対しても構えられて打たれる場合以外は「どうせロブで逃げるんでしょ?」くらいにしか思っていないし、そう思えるだけの技術を持っている。やはり彼のような一流に対してはまず一本目のリターンが重要だ。ここで良いリターンを打てなければもはや負けたも同然である。彼は俺と違い遅いペースにも乱されないので遅い展開は通じない。トップスピードで勝負するしかない。
リターンに関しても多少良いサーブを打とうがリターンはされるはずだ。
やはり良いリターンを打たれないためには良いサーブが必要であり、良いサーブが打てない時には前衛が助けるべきである。

今回の試合でどういった相手と当たるかは分からないが一流プレーヤーと当たった時に重要なのは攻守の切り替えの早さが案外ポイントになるかも知れない。
ここの当たりを今回は勉強しようと思う。



2003年05月07日(水) 外練習6回目

前日の深夜に遅くまで活動していたので夕方の散歩兼走り込みでも終始歩きに徹して、愛犬との鬼ごっこのみの全開、という疲れた状況での練習になったのでさほど期待はせずに始めた、という日でした。

結果から言えば想像以上の出来でした。
フォアハンドはまた新たな問題点を発見しましたが、これはより高度なプレーへの布石という部分と、ごっそり抜け落ちている基礎の欠如を証明する部分の二種類に分かれました。
前半部分はチャンスボールの処理とメンタルの持ち方。
まぁチャンスボールと言っても流れ的にランニングショットにならない場合のショットと、ランニングショットだが余裕を持って狙いに行ける場合の二種類に分かれる。一つ目のランニングショットにならない場合、これには球出しの直後のボールのミスも同様に言えること。自分が止まっている状態からの普通のショットでうまく振り出せていないのかネットにポテンとかかることが多かった。イメージ的には球出しの一本目だからリズムを作るために丁寧に打とうと心がけており、センターを外したショットになってはいないのだが、これが失速すると言うことは意識レベルでインパクト時の力配分が弱すぎるか、丁寧さを意識しすぎて各部のロックが甘くなりすぎてスイングにメリハリが無くなり過ぎているのではないかと思った。それに、未だショットする時に100%しっかり前に体重をかけて打っているとは言えないので、リズムのない一球目などは前に荷重がかかっていない可能性もある。
いずれにせよ、まだスプリットステップを怠ったり、テイクバックをしないでインパクトでリストに頼って打っていることも少なからずあるので、フォーム全体の完成度とショットへの信頼もまだまだだ、弛まぬ努力が必要である。
二つ目のランニングショットからのショットだが、読みやすい配球の後には高い確率で攻撃できるショットが来る。こういった時に集中力がとぎれてしまいやすい。確かにチャンスボールには違いないのだが、完全に崩しきったわけではないので安心と余裕の両方が入り交じった感情が出てくる。未だ全てを予定通りに配球できているわけではないので前のボールが良いボールだと喜びが最初に出てきてしまう。高いレベルで自分のテニスを信用していないのでこういった感情が生まれやすいのだろう。それに今までは常に受けに回ることを当たり前としていたので攻撃に回った瞬間に切り替えが出来ていない。1.リズムのつかみ合いから2.主導権を奪い、3.攻撃に回った後で4.決める、という4段階の流れがあるのだが主導権を握った2の段階で安心してしまう上、3の攻撃段階で気持ちが切り替わっていないから「早く攻めなきゃ」とか「より良いボールで決めよう」と考えてしまう。状況により主導権を握った瞬間に決められるパターンも今後は出てくると思うが、今は慌てずにあくまでも攻撃の一本目だと考えて二の矢のために正確なショットを配球しようと意識しておかなければフォースとエラーの山を築くだけだ。動きプランショットの精度がより信頼に値するレベルに到達すれば早いタイミングでエースを放てるようになると思うが、正確な自己分析においてしっかり溜めて、前後左右どこでも狙える準備が出来たと確信するまでは精神的には一本で決めるつもりでがっつかないようにしよう、未だ布石や切り返しには不安定さがあるから不用意な攻撃は自分のカウンターテニスのリズムを崩す羽目になる。ストロークでエースを狙う必要はない、あくまでもアプローチへの布石でありポイントはネットで決められる形を作ることが一番俺らしいスタイルだし、ストロークでのエースは博打に過ぎないと肝に銘じておこう。

バックハンドは前回の教訓から踏み込み足のステップの仕方を修正して打つことに心がけていた。やはり最初はしっかり踏み込めていないことが多く、何球かは前回と同じように伸び上がりながら打ち、着地時に打ったポイントから下がってフィニッシュ、という見た目には打点が近くなって仕方なく下がりながら打つように見えるフォームが所々で顔を出していた。しかし我慢して耐えながらストレートにしか飛ばないバックでも体重を前足にかけながらしっかり膝をキープして伸び上がらないようにして打っているウチに後半にコツを思い出した。
練習の中で浅めのボールに対してアプローチする状況が多かったので、自ずから前進しながらのバックハンドスライスを打つ機会が多くあったのが幸いしたのだろう。アプローチ自体の精度は低く、トップで捕らえるべきショットをあまりに前に行こうと思い過ぎ気だけが焦ってライジングでスライスを打つ羽目になったり、良いポイントに入っておきながらボールの高さに膝で合わせずにスイングしていたためにゴールシーンが多かった。しかし同じゴールでもイメージ通りの厚い当たりでのゴールなので、後は己の膝でボールの高さに合わせることを徹底できれば(これが難しい、走りながら徐々に低い姿勢を取っていき重い体重を前膝一本で支え無ければならないのだから)アプローチとしての球質は及第点になるだろう。でもアプローチショットはスイング軌道を後ろから前に修正するには良い練習であることが分かった。
 で、序盤で綺麗に入れることよりもリズムと球質にこだわるスライスをミスし続けたおかげで徐々にベースラインでのスライスにもリズムが出来てきた。テイクバックも重要だがやはり手首の入れ替えを積極的に使い、インサイドアウトの動きで斜めの面で厚くインパクトするイメージが重要であることも実感できた。思えばバックの逆クロスのボレーも斜めに捕らえるイメージでボレーしていたから、おそらく俺のバックのスライス系のイメージはインパクトの角度を最初から作っておき、全身の捻りを小さく速く戻しつつ手首の裏側からボールにぶつけていくスタイルだったと思う、確信はないが。でも良いイメージでボールが飛んでいたし、何よりもボールに対して正しい縦回転がかかっていて、落ちてから横にスライドするような回転がかかっていなかったことが良いショットであることを証明していると思う。意識してスライド回転をつけるならまだしも意識していないのに横にスライドしたりボールが止まってしまうのはいくらコースが良くても俺のテニスのリズムには合わない。
 後半には深く追い込まれた時でもインパクトが安定してきたおかげで何とか返球できる場面が多くなってきた。昨日もかなり深いアプローチを打たれた時にボールに追いつき、ネットまで確信を持って打ち返せた場面があった。ドロップで落とされたので、心が折れた事と深い位置から腕打ちスイングではなく返球できた事に満足してしまったが、確信を持ってスライスをコントロールできればドロップボレーはとれるはずだ。まぁフットワークももう少し必要なのだが。
 次回の練習時には低い打点のスライスにはラケットの引き空を小さく腰に巻き付けるようなイメージで練習し、高い打点には低い打点での腰の捻りを意識しつつヘッドを立てて厚い当たりで打てるように練習しよう。理想を言えば深い位置で高い打点のスライスを打つのは己の判断が遅いのが原因で、前に出ながらライジングでせめて肩口から切り下ろすくらいのポジショニングが出来るようになればいいのだが。ただし高い位置からのスライスでもポジショニングが近すぎないように心がけることと、膝を緩めておくことも忘れてはならない。

 ドライブは何球か試したが全然ダメだった、予感はあるが今はスライスの習熟度を上げることに集中すべきだ。全部で10球打ったか打たないかだった。ドライブこそより低い姿勢をキープしなければならないだろうし、高い打点ではさらにその下半身の使い方を維持したまま上半身のコントロールをも行わなければならないのだ。基本的には肩口より高い打点でバックハンドを打ってはならない。しっかり下がって打つのならばいいが、基本ポジションであるベースラインから二歩ほどの位置は死守しなければならない。そこから前はあっても後ろに下がることは決してしてはならない。ベースライン深くに追い込まれた時の一本目のチョイスは一本で決められないようにスライスでネット際にコントロールし、体制を整えつつ次のボールへの予測を可能な限り早く行い、パスで勝負!という流れを徹底することだ。

ボレーはネットに行く機会が多かった分トライも出来たがアプローチが良ければそのまま決まるパターンかアプローチが悪く構えて打たれる場面の二種類に分かれた。構えて打たれた時に、飛びつける感覚は出てきたのだがアプローチで後手に回った時に止めてやる!とか決めてやるといった気迫に欠けているために横に動いてしまう。結果としてパスの勢いに負けてしまっている状況が多かった。ネットプレーをするならば良いパスを止めてこそのネットプレーである。いまだボレー自体の自信はないに等しいが、流れの中でボレーすることに価値を見いだすのならば決して気持ちで引いてはならない。アプローチも重要な流れを持つことも確かだが、前に出てしまえばもう逃げられないのだからボレーで止める気持ちを決して忘れずに予測を外されても良いから思い切って踏み込みながらボレーしよう。

フォアハンドは自信と安心感から来る甘さが徐々に顔を出している点は未だまずいが、浅くなったボールをランニングショットでストレートにコントロールしながら打つショットが得意だったはずだが昨日はことごとくミスショットになった。
おそらく前に踏み込みながら打つことにまだ下半身が慣れていないことや、フォアハンドでもカウンターは十分に威力はあるが、しっかりリズムと溜めを意識するほどフォームに安定感はない。今は力強く打つことに集中すべきだが追々柔らかさも必要になってくることを予感させられたミスだった。だがまだ欲張ったり慌てたりする時期ではない。正確に可能な限り作り上げていけばいいだろう。

ようやくトータルバランスが掴めてきたような気がする。
フォアバック共にポジショニングも少しずつだが掴めかかってきた。基本ポジションから球足の長いボールでリズムを作り、チャンスの時には一気にネットポジションを奪いに行くというスタイルを徹底しよう。このスタイルに重要なのは安定した伸びのあるボールと俊敏なフットワークなのだ。そして早めの判断、判断を容易にするためのショットの精度とプラン、これらが全てかみ合ってこそ満足するプレーが出来るのだ。
 昨日もフットワークは想像以上に良く、ワイドへの良いコースへのボールにも足が付いていくようになってきている、久しぶりの感覚だ。
やはり走ることに自信がついてきて、追いつけば打てる!と思うことは全てのショットに対して自信になる。昨日の後半にバックハンドもバランス良く返球出来るようになってからは苦手意識が消えて、「早めにスタートししっかりポジショニングできれば返球できる!」と思えてくるので、コートのどこに配球されても余裕を持って対処する気持ちを持てる。正直去年までは十二分に準備が出来る環境にもなかったし、メンタル的にも「休みたい」と言う気持ちが強かったのでショットに対する最初の執着心である「ボールに追いつき返球する」という気持ちが持てなかったから打てないボールに対して諦めてしまう事がほとんどだった。
今年は序盤から自分に高い負荷を課しているし、去年一年しっかり休んだことでテニスへの欲求や勝利への渇望が非常に強い。そしてそれを手に入れるためには己のテニスをしっかり完成させることが最初のハードルになる。どんな相手と当たってもベストのテニスをすれば必ず勝てる!そう信じることが出来るようになるまで堅実かつ謙虚な姿勢を無くさずに練習していこう。
技術力に基づいた自信が持てるようになること!これが今年の目標だな。



2003年05月02日(金) 外練習5回目

昨日は副住職から久しぶりに会ったので一緒にテニスすることになった。
後から遅れて兄貴と梅さんが来たが、互いにクロスコート半面で最後まで乱打する形でした。

始める前に副住職が「俺かなりうまくなったよー」と言っていたのでどのくらいうまくなったのかなーと思っていたら、想像以上にストロークが安定していました。
俺もフォアハンドに限ってはかなり感覚が戻ってきていたし、この日もいつものように走り込みしている中で、トップスピードでの走りを二度ほど試し、スピード感が戻りつつあるのを確認していたので非常に良い練習になりました。
副住職は自身の発言通りにストロークが安定していて、俺の振り遅れだが伸びのあるフォアハンドに対してもオープンスタンスでバックのドライブとスライスをしっかり使い分けて返球してくる。特にバックのスライスはフォームがコンパクトでインパクトがしっかりしていて、フォロースルーも非常にきれい。完全にバックのスライスは副住職の方が習熟度、安定感で勝っていた。おかげで視覚的に良いフォームが見れたので俺にとってはプラスで、練習前の段階でもバックは気合い入れて強化することを決めていた為良い見本になったと思う。
さらに元々フォアハンドは良い物を持っている副住職だが、クローズドスタンスにこだわらずにオープンスタンスで後ろ足のけりを使った新時代の打ち方が合っているらしく(新時代と書く当たり俺は古いわ、おまけに真似できん・・・)コンパクトに引き、後ろ足で蹴って押し出してくるのでいい感じで回転がかかっている。ボールが止まることもなくしっかり伸びてくるので昨日のような風の強い日でも負けることなく良いショットになっていたのはすごかった。

ということで副住職が想像以上に実力を付けていたし、本来遅いボールよりも速いボールの方が合うプレーヤーであることを知っていたので、何球か序盤でフルショットを試し、ことごとく返ってきたので遠慮無く俺もうち続けた。
向上が見られたのはやはり動きの面である。自覚症状はややあったが、遠目のアウトボールに対しても足が止まらずに何とかショットに追いつくことが出来るようになってきた。未だうまく前に荷重はかけられないが、後ろに体重がかかることだけは回避できるようになってきた。後は最後の一歩が前に出てくるように最後の後ろ足のセットを工夫して腰を送り込み前足に抜けていくようなフットワークが出来るようになればランニングショットも改善出来るだろう。
ただし、相変わらずテイクバックをノーリズムで半端に行ったり、ポジショニングを正確に行わないでリストに頼って打ってしまうことも少なくなく、このあたりはスプリットステップを怠らないことと、常に自分のベストのボールを丁寧なフォームから打つことを心がけなければならない。出来上がりつつある時期だけにより徹底してフォームを体に覚え込ませなければならない。
さらに欲を言えばもう少し低い体勢で走ることを意識すべきだ。これはフォアだけではなく、全てのショットにも言えることだけどねー。

バックハンドは予定通りに甘えないで打つことを心がけた。
序盤でスライスがあまりに打てなかったのはやはりテイクバックの甘さと、前足の踏み込みを怠るためにより必要な捻りを作れなかったことにある。
従って後半からはボールに遠いポイントからポジションに寄っていき、右足を踏み込みながら、インパクトにパワーが収束できるように気を付けた。
何度か良いショットは打てたが、インパクトの瞬間を見た記憶がないのはやはりヘッドが動きすぎている事と、考えている以上に横向きの姿勢が出来ていないからだと思う。コート正面から目を離すのは今は怖いが、本来コートは目で感じるモノではなく、背中で感じるモノなのでしっかりと横向きの姿勢を作ってインパクトの瞬間に頭を残して打てるようになろう。
 ドライブは大きな発見があった。
今までは打点が近いため、当たりが薄くなるのを嫌がりより体を開くフォームになっていた。自分ではスピンをかけようと意識しすぎてそうなっていると思っていたが、考えているポイントが少し違ったようだ。確かにスピンを多くかけようとするとインパクトから巻き込む感覚になるのだが、それも度を過ぎると打点が近くなってしまう。打点が近くなれば腕を伸ばすスペースが無くなるために体を開いて押し出すスペースを作ってしまう。しかもより多くのスピンをかけるためにはインパクト直前に肘やリストに緩みを作っておくことが必要なため、だんだんと打点が近くなっていったのだと思う。昨日はとにかくしっかりと構え前に大きく降り出すことを発見した。この時のインパクトの腕の形はしっかりと伸びきっている状態になっている。しかもスイング軌道はより前に振り切ろうという意識が働いてはいるが下から上への要素はまだ残っているため、程良いスピンがかかっていた。本来はもっとフラット系等のボールを打ちたいのだが、今の段階ではしっかり前に振り切ることでフォームのバランスを整えてから、下から上への動きを制限してよりフラットで捕らえられるように修正していこうと思う。

ボレーは最初の方は全くダメで、どうしようかと思ったがまず中盤でグリップがフォア寄りになりすぎていることを発見し修正。バックボレーは引きが無くやはり横向きで捕らえられていないことで振り出すスペースがないことを再確認したがこれはバックのスライスとの連携の絡みで、しっかり捻ってポイントまで呼び込みコンパクトにミートする感覚を掴まなければしっかりしたボレーは打てないと思うのでバックハンドスライスの習熟と共にフィーリングもフォームも固まってくると思うのでバックボレーの練習をするくらいならばバックハンドスライスの練習をすべきだと思う。

最初から最後まで副住職と打ったが、最後の方で体力が切れかかり集中力を失い、スプリットステップも怠るようになりショットに正確性と切れを無くした。やはり想像以上に体力の低下は大きい。
勝つために最低限必要なのモノは、1.練習で集中力を失わない為の体力、2.ボールに追いつけるだけの脚力と細かいフットワーク、この二つをしっかり身につけていこう。
そして可能な限りスピードを落とさないで普段の練習に取り組もうと思う。
今年頑張らなければ来年はもっと頑張れないだろう。
自分を追い込めるところまで追い込んで持っているポテンシャルを出し切れるようにトレーニングしていこうと思う。

しっかしマジで体力落ちているわ・・・はぁ・・・でもがんばろー!!!地道にかつ妥協せずに内容のある練習をしていこうと思う。



2003年05月01日(木) なんだかな・・・

知人のHPに番人協会とやらがある。まぁお遊びのモノなのだが、ようはシングルスダブルス共にA級ではない人でかつB級で優勝候補とされながらも勝てないでいる人達のようだ。まぁここだけ読めばメンバー入りする資格は正当にあるのだが、なぜかむかついた・・・。まあ現実は受け止めねばならないが、お遊びでも不名誉なメンバーの一員になるのはごめんだと強く思った、今年は頑張ろうと思ってはいたが、別の所でも頑張らねばならない理由があったとは・・・。情けないが事実であり、この不名誉を挽回するには結果を出すしかない。結果を出すには実力を付けるしかないのだ。よりトレーニングと節煙にも力を入れねばならない。
ということで今後の目標をまとめておこうと思う。

1.フットワーク

とにかくこれが一番の要素。走れなければ俺のテニスは死んだも同然である。ここのところの走り込みである程度の脚力は付いてきたと思うが、やはり細かい動きはまだまだである。スプリットステップが止まらない限りはある程度の反応速度とスピードは向上しつつある。走り込みをしていても単純に脚力不足とウエイトの重さは感じるので、まだまだ時間はかかる模様。しかし昨日のような寒い日に下にもウォームアップスーツを着込むと暖まりが早い事が分かったので今後は減量効果も期待して気温が20度くらいに上がるまでは根性の上下ウォームアップで走り込みを継続しよう。

2.フォアハンド

正直言ってここまで回復するとは思っていなかった、と言うのが正直なところ。
薄い当たりをコントロールするまでには至っていないが、基本である厚い当たりのフラットはかなり良くなって来たと思う。しかし調子のバロメータになる高い打点のショットを打つ時のフォームはまだ安定していない。
基本的には前足の踏み込みが全てだが、踏み込めなくても踏み込んだ時と同じように体の壁を意識できればかなりいいボールは打てるし、またこういった不完全な状態でもタッチでカウンターを打てることがこのグリップのメリットであるために、体の軸を安定させることを中心に、しっかり前に振り抜いていこう。若干のスピンを加えようと思った時は必ず前足を踏み込まなくてはならない。厳しい体勢でこそフラットのタッチで凌ぐべきなのである。ここ最近はここが間違っていたポイントである。薄いグリップで厳しい体勢に追い込まれればスピン系など打てるわけはない。コンパクトスイングしコース狙い、可能な限りスピードをつけることが重要だ。

3.バックハンド

まだ先は長いが、ゆっくり作っている気分ではなくなった。フォアハンドはコントロールして浅くなるくらいならば思い切ってうち切って終わらせればいい。
今後はバックハンドを中心にトレーニングしていこう。
ここのところスライスしか打っていないので安定傾向にはあるが、やはり手首の角度のキープ、肩の捻りには甘さが多い。正直肩と手首は痛みがあるのでとっさに構えられないのが現実だが、これを無視してリストでショットしに行くようになればより悪化する可能性の方が高い。ラケットを回すようにしっかり構える必要がある。乱打でもしっかり構えるように強く心がける必要がある。
おそらくドライブは今のところグリップが厚いために、テイクバックが無くてもリストで打ててしまうので逆に信頼度が低くなっている。
やはりイメージ通りの上体と肩の捻り込みをリズム良く行ってこそ、良いバックが打てるモノと考える、少し時間がかかるだろうが妥協せずに行こう。

4.ボレー

これは不思議な事にこの間の試合で感覚が急速に戻った感じがする。おそらく気温が高く良く体が動いたためにスピード感が戻ったことが大きな要因だろう。
それに入るはずのないサーブが後半からどんどん入っていったため、サーブに裂かれるはずの集中力を使わずに済んだため、ネットプレーに集中できたのだろう。
思い返せば俺は昔からネット際についてボレーだけの練習などを徹底してやった記憶はなく、流れの中でボレーという技術を自然と身につけていったと思う。
従って今後はボレーのみの練習にはこだわらずに、乱打の中で積極的に前に行く練習方法でボレーを身につけていこうと思う。
おそらくバックハンドボレーが得意だったのは、バックハンドスライスが得意だったことに起因していたと思う。フォアボレーは既に満足行くレベルにあるから、後はバックハンドスライスの技術向上と共にボレーの感覚をより鋭くしていけばいいと考えよう。

5.サーブ

今はもうこの間の試合のようにはおそらく入ることはないと思うが、とにかく思い切り力んだわけではないのになかなかの切れとスピードが出たのが大きい。良い感覚を掴むという経験をたくさん積んでいけば必ず自分のモノになるはず。ただし腰への不安が完全に消えることはないので序盤戦は生きのいいセカンドサーブを中心にサーブアンドボレーをしながら徐々にスピードアップをしていけば体への負担も少なく怪我も防げるのではないかと考えている。
通常の練習でサーブだけを徹底して練習するのは危険が伴うし、性格的にも集中力が上がらないので、サーブは試合形式の時に集中して行い、体が仕上がるまで慌てずに我慢しながらゲームプランを考えること。今はまだがっついて練習する必要はない。バランスを崩したサーブをうち続けることが一番腰への負担が大きくなるのだ。


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