テニスとゴルフの日記

2003年04月30日(水) 一日明けて

やはり体はきつかった様子。当日はさほど疲れを意識していなかったのだがやはり疲労は溜まっていた。筋肉痛もやや自覚していたが、これはベッカムとむかつく奴らとの試合で意図せずに全開モードに入ってしまったからだろう。
正直言って腰の痛みが再発しなかったのがありがたい。
決して痛みは無くなったわけではないが、ひどくもならなかった。
ここ数日の走り込みの成果と地道な減量の成果が出ているのかも知れない。
しかし熱くなって全開プレーをしてしまったことは反省しなければならない。
このところ順調に仕上げているので今一番怖いのは怪我である。
怪我をしてしまえば全てが水泡に帰してしまう。
とにかく調子が良くても決して無理をしてはならない。
日曜日の試合で怪我が出なかったのはやはり当地が暖かかったことと睡眠が十分だったこと、それに煙草を吸わなかったこと、そして節煙効果で試合中に集中力を奪うほどの疲労を感じなかったことが大きいのではないかと考えている。
ここ数年は競った試合になればダブルフォールトが出始め、より試合時間が長引きずるずると疲労が蓄積し始める。おまけに自分が頭に来るミスをするとよりストレスが溜まり始める。全ての根元は疲労により集中力が失われる事による僅かなミス、例で言えばフォールトになるサーブは大きく外れることはなく、ほんの数球長いことが最初に顔を出すのだ。この時の集中力の低下は負けている時には現れない。勝っている時やポイントアップの時に集中しようと言う気持ちが弱まることにある。他の言い方をすれば「アップしているから気を抜いても良いかな?」と思っているのだ。やはり勝つためのプレーをしたいのならば体力不足や集中力不足はあってはならない。精神的に厳しいが煙草を完全に止めるか日に数本程度で押さえて試合当日は一本も吸わないと言うくらいの決意が無くては試合に通用するプレーは出来ないだろう。
後は常日頃の練習で半端なプレーは止めてがんがん行かなければダメだ。
試合と同じプレーを練習で志さなければ試合では出し切れないのだ。
テーマを持ってしっかり練習しよう。



2003年04月28日(月) いきなり実戦一回目

昨日地方での試合にいきなりデビューする羽目となった。
話は少し前からあったのだが、朝の弱い俺に考慮してもらい当初は「重役出勤でも良い」とのことだったのだが前日の深夜に「やはり早めに来て欲しい」とのこと。出発は5時半、となったのだが当然起きれるはずがないわーー。回収&輸送担当のあきに聞いてみたところ起こすのに30分かかったそうなー・・・ご苦労様。
その後車中で爆睡、いびき付き、歯ぎしり無し。
現地到着後牛丼を食し目的地に向かうが行きすぎる。電話で連絡を受けながら何とか到着する。その時点ではまだ肌寒く天気予報に舌打ちする。コートに到着したところ第1試合が終わり第2試合に突入したところ。ん?いきなり第三試合に出勤ですか?私。ということですぐに試合。まだまだ練習不足なので自信はないがまあやれることだけはしようとミスを少な目にしてプレーする。
あまり記憶にないが1−6か2−6で勝った、残った印象はやけにここの高校生は話し合いが長い!と言うことだけだった。
で、試合が終わり今回の試合の詳細が分かる。
チーム戦だと言うことは分かっていたが、3チームによるリーグ戦で一位抜けのみが決勝リーグ進出形式だった模様。と言うことで一試合目は男子高校生のみチーム、ここに2−1で◎、第2試合はおじさんおばさんチームとの試合でした。
第1試合は落とす。第2試合に再び出勤です。パートナーは数年前にミックスでベスト4入りした時のK野さん。テニスは分かっていたのでこんかいは安心。しかし相手が恐ろしいペアでした。背の大きい親父と小さい親父のコンビでしたが何がすごいって徹底して女性狙い!セオリーと違っていてもとにかく女性狙い。序盤は「おまえらほんとに男かよー、情けねー」と思いイライラしてスマッシュミスや下らないリターンミスを入り混ぜましたが後半に行くに従って「こいつらは女性以下だ」と言うことに気が付きストレスから解放。同時にK野さんもボレーが決まり始めより安定傾向。一番厳しかったのがサーブが弱いK野さんのサービスゲームでしたが「相手が男ならばポーチして何が悪い!」と言うことで容赦なくポーチ二本で勝利を決めました。しかしこのゲームは学ぶことが多い試合でした。
セオリー通りに相手がプレーしてこないのでほとんど俺はロブケアーが中心の動き。ここでチェンジはしているのだけれどカットのボレーが距離があわずにネットにゴール!と言うシーンが幾度となくあった。これは正直な所相手のロブが甘すぎて集中力が上がらなかったことが原因である。良いロブである場合には落として切り替え直しにするしかないのだが、甘いロブでも女性ならば抜けてきてしまう。これに対しては「カットできるからいいや」と思うのが集中力を半減する大きな原因になる。この場合はのんびり腕だけでカットしに行くのではなく、早く正確にしっかりポジショニングをして前向きに足を踏み込んで打っていかなければならない。三回連続でこのパターンでミスをしたが4度目にはスイング軌道を修正し前に押し出すようにしてポイントゲット。結果的に流れは最後まで掴めなかったがこの試合のポイントは流れをどう掴むかだった。
俺の考えではこういったプレーヤは元々流れという物を持ってはいない。従って一本一本のみと楽しむプレーヤーである。フォームもあるわけではないので小手先でのショットが軸なのでフォームからはショットは読めない。しかし少しでも動かすことが出来れば崩すことが出来る。でもそこにも落とし穴があってリズムのない遅いボールをコントロールして打つのはかなり難しい。こういった時は相手がいるところでも良いからより強いボールで同じ所に一本打ち、相手を自分のペースに引き込んでから一気に攻め込むことが効果がある。たとえダブルスとはいえ、ロブで切り返した後また正確に繋がれ、しかもより速いボールを送り込まれればコースを切り返し続けることは難しい。世の中には色々なプレーヤーがいるが、勝利にこだわるタイプのプレーヤー、自分のテニスにこだわるプレーヤー、そしてテニスを楽しもうとするプレーヤーで大部分が分別できる。おじさんプレーヤーは勝ちたい!と思う気持ちを持つ以前に「俺はここまでしかできない」という気持ちを隠し持っている。しかしその気持ちを抑え込むためにゲームプランや勝つためのショットを持って試合に臨んでくるのだ。こういったおじさん達には隠し持った「ここまでしか・・・」という状態に追い込むまで決して無理をしてはならない、しかし行けるところはしっかりといっておき、ポイントとゲームは簡単に離してはならない、プランでプレーするプレーヤーにとってはゲームカウントが命!
これが0−4であれば風前の灯火だが、逆に4−0であればまくられても決して焦ることはない、こういう人達は競ったゲームが当たり前で、6−0等という圧倒的な勝ち方はないのだ、追いつかれるまで様々なプランで揺さぶりをかけてくる。ショットそのものの精度で勝負できないことを熟知しているのだから彼等にとっては当然の選択肢なのだ、卑下する必要はない。ただし尊重し付き合う必要もないだけだ。しっかりと正確にショットコントロールを淡々とこなし勝つのみ。己のベストを尽くそうとしてはならない、相手のキャリアを尊重しつつ動きとショットの精度で圧倒し続ければよい。この試合は勉強になった試合だった。

しかし三戦目で悲劇が訪れる・・・じゃいあんとわかがおばはんペアに3−6で負けた・・・だ人は帰る支度を始めた・・・。俺はアイスを食べながら帰りの観光プランを考え始めた。しかしこの地方の1勝1敗三つどもえの際の判定方式が地元とは違い、総取得ゲーム数を総失ゲーム数で割りその数値で勝者が決まるらしい・・・なんと、0.7ポイント差で決勝リーグ進出・・・これは帰りが遅くなるのう・・・。

決勝トーナメント1回戦、なかなかむかつく相手でした。
パートナーはサイボーグ。この人は攻撃的なプレーヤーでフォアの強打とポーチに圧倒的な精度を誇るプレーヤーである。立ち上がりブレークし、サイボーグがキープし、相手のでかい方にはキープされる。2−1で迎えた俺のサービスゲームが肝。まぁ相当やられましたねーたこジャッジに。ことごとくフォールトにされ、何度もデュースを繰り返す羽目に。まぁここ一番でファーストが来て、相手のリターンミスにも助けられ、最後はサイボーグのポーチとリターンミスでキープ。この後は淡々とゲームを進めました、多分6−2か6−3で勝った。
このゲームで学んだことは「ジャッジに厳しい奴は自分に甘い」と言うこと。平たく言えばすごい奴はいないと言うことだ。一度二度の事なら良いがことごとくフォールトにしてくれた。さすがに頭に来たから「入ってないノー」と声を上げてやったが、めんどくさいので気合いを入れてファーストで生きのいいセカンドを使ってあげたら勝手にミスし始めたし、サイボーグのポーチ能力を考えればサーブにこだわる必要はなかったなぁと反省。最後の方はサイボーグが大暴れしてがんがん決めまくってくれたのでとても楽な上楽しかった。動きが早く攻撃的なプレーヤーは俺に合っているんだろう。それと弱い奴にムキになるのは止めましょうね。

決勝トーナメント2回戦、男女ペアおそらく男はゴルゴだ・・・
心もプレーもきれいな人達でしたのでガツガツ行かずにきれいにプレーして勝ちました。ゴルゴのトスは昨日も高かったです。特筆事項無し。
1回戦目でかなりむかついたので2回戦目で通常の精神状態に戻りました。

決勝戦・・・?じゃいあんが第一シードを引き当てたので既に決勝戦です。終了後実家に帰るサイボーグを引き留めて遂に決勝進出です。
相手は元気バリバリ高校生!俺たちの相手は偽ベッカムで、「シューズほしーー」と気合い十分でしたが、じゃいあんずメンバー既に体は終わっていた様子、俺以外だけどね。とりあえずサーブ練習から始めるがいきなりスーパーリターンが帰ってきた・・・シャキーン、スイッチオン!
トスに勝ったので俺がサーブをもらう。ファーストサーブを三本送り込んでびびらす(おとなげない)。しかしベッカムの物欲は強く(笑)、ひるまないのでリターン打ち込んでサイボーグポーチでしめる。3−1までいったあと、スーパーチャンスボールをベッカムがスマッシュミスする、イングランド代表地面に突っ伏す、一同笑い、ベッカムは物欲モードへ、サイボーグは肩が上がらなくなった模様。どうやら他の面では0−3等でやられている模様、もう良いかと言うことで3−4で最後に敗退、しかし楽しい試合でした。ベッカムは物欲が無くてもなかなか良いプレーヤーだったはず。スピンサーブが俺の肩口まで跳ねてきたので序盤気合いが乗っていて「なめんなよ小僧」モードの時は打ち返せたけれど気が抜ければリターンしにくい良いサーブを持っていました。最後の最後に少し全開モードになれたことも貴重な体験でした。この日は最後まで一本も喫煙しませんでした。



2003年04月25日(金) 外練習4回目

昨日は定時練習日の日だったが、兄貴が「DVD関連の知識を深めたい!」というので当初はみわっちが出掛けている間に作業を進めている間に授業とテストを並行して行う予定だったがインフル疑惑があり、タミフルを服用しているリーダー繁から「テニスしたい」というアホアホなメールが入ったので再度予定を変更し(ちゅうか元通り・・・)テニスをすることに変更。
でも本当はDVDいじるよりも上がってきたテニスをしたかった気持ちもあったため結果オーライなのだ・・・と言うことでテニスバカが三人でテニスをすることになったとさ。

例によって1対2の乱打から始めた。
フォアハンドの当たりは未だ維持されている様子。
バックハンドは打点が近いことを実感したのでより大きいスイング軌道をイメージしスイングの開始を早めに意識しやや数球良い当たりを体感。
スライスも右足へのしっかりした踏み込みと後ろ足をしっかり前足の高さに合わせる事を意識して数球良いボールを打った。体を送り込むとか体重をかけるとかよりもとにかく低い姿勢で走り、前足と後ろ足の高さを同じにすることを意識すれば自然と体重も乗りスイングも安定するようだ。少し光が見えてきたかも。

一巡しシングル戦を控えた二人にボレーをさせてから1ゲーム交代でのゲームを始める。兄貴のサーブで俺がリターンの王様スタート。内容はともかく無敗だったことは褒めてあげよう。
兄貴のサーブは本来の切れがない上回転の掛かりもしっくり行っていないようでジャッジしにくい所にサーブが飛んでくる。
例によって全てインにしたが、こういった時のリターンが集中できないのが分かった。
ここ数年弱気なプレーを続けていたことにより「相手のミスを期待する」事に慣れてしまっているのだろう、これはまずい。
俺は相手がどんなサーブを入れてこようが自分が打てると思ったボールは全て打ち返すことで自信を深めてきたプレーヤーなので、相手のミスを計算に入れるようなプレーをすると攻めの気持ちや集中力が無くなってしまう。
今後は多少のフォールトでもしっかり良いリターンを入れ、その上で相手がフォールトかどうか疑問を感じた時にレットなりにすればよい。きわどい相手のショットが入るか否かなどに集中力を裂くべきではない、1、2球のフォールトなど完全にコースを予測し最後までしっかりボールを見つめて良いリターンを打った時くらいしか正確に判断できるわけはないのだ。
しかしとにかく躍起になってボールに食らいついていた段階と比較すると明らかに状態は上がっている証拠であると思う、フォアハンドに関してはしっかり良いスイングが出来れば打てるという自信が戻ってきているおかげで精神的なプレッシャーは少ない。だからこそボールを判断しようとする余裕も生まれてきているのだ。ここでもう一段上に行くために、しっかりとボールを見つめ低い姿勢で多少のフォールトに対しても足を動かしナイスリターンを打つことを徹底しよう。
兄貴との試合では前回に引き続きバックスライスからバックパスという流れで良いポイントがとれた。今回は前回よりもパス自体の精度は低く、コードに当たってはいるという結果になったが、これはリターンからボレーのコースを予測し、パスのコースの決定までが早く行えたために逆にショットへの集中力が低下し悪いプレッシャーから逃れられた変わりに良いプレッシャーを保つことも出来なかったという結果だ。
おそらく今後はこのあたりの悪いプレッシャーと良いプレッシャーの行き来が激しくなるだろうと思う。
ショットが安定すれば「良いボールが打てるだろうか?」というプレッシャーから逃れられる変わりに「正確に打とう!」という気持ちも同時に薄れ、打てるはずが凡ミスになってしまう可能性が出てくる。
このあたりのメンタルコントロールと集中力のかけ方や抜き場所を間違わないようにしよう。
昨日はサーブが良かったのでサーブアンドボレーも何度か試したが、やはり問題はサーブへの自信とファーストボレーへの執着心が足りないことだ。
あまりにイメージが異なるサーブになってしまった時でもあきらめずにしっかりボレーポジションに入ることを怠ってはいけない。
正直がっかりする気持ちが大きいし、サーブアンドボレーで一番重要なのはサーブコントロールなのだが、今の俺は良いサーブが入った時でもボレーに対する集中力、というかネットプレーでは守る気持ちではポイントはとれないので常にボレーを相手コートに返してやるという気持ちが必要なのだ。
あまりにイメージとかけ離れすぎているために凹む気持ちも分かるがここはしばらく我慢のしどころだと思う。とにかく慣れも必要なプレーであることも事実なのだから。
しかしサーブの他にも問題はあって、やはり待ってボレーしてしまう状態になることが多い。これは判断の遅さと動きの遅さの二つに、少しでも前で取ると言う気持ちが無いために前に踏み込みながらボレーできていないと言う現実がある。
パスに対するボレーもベースラインプレーヤーのように真横に動いてしまうため、届いてもドロップボレーしか選択肢がない場合に陥ることがある。ドロップボレーやアングルボレーを打ってしまう時は自分のネットでの動きが遅い時になりがちになっている事を肝に銘じておこう。ネットプレーは素早さが命だ。

リーダー繁とは今期始めての外テニスになる。
昨日はインフル上がりで体力が無かった割にはショットは良かったと思う。
特にフォアはしっかり前に押せていたので伸びのあるボール飛んできていた。
バックは自身の判断通りに後ろが小さく、力むと空スピンのボールになっていたが、プレースメントが出来ているためにネットは確実に超えていた。数ヶ月前にみた時と比較すると、バックハンドよりもフォアハンドベースのテニスをしていた。
病み上がりにしては上々なテニスだった。
まぁ最も良かったのは病み上がりなのにもかかわらず「テニスをしたい」という気持ちがあったことだろう・・・でも、テニスには良くとも体には悪いだろうが・・・
兄貴リーダー共にシングルス頑張ってください!
俺は6月のシングルスをターゲットに頑張ります。

最後にチェックポイント。

1.フォアの当たりが良くなってきた分、テイクバックや踏み込みを省略したり、下から上のスイングになる傾向が顔を出しやすいのであくまでも基本のフォームを大事にプレーすること。特に立ち上がりではしっかり意識してフォームを作ること。
2.バックハンドが顕著だが、とにかく低い姿勢を維持することがショットの正否に大きく影響する。バックスライスは後ろ足を前足同様に低くはいることを徹底しなければ、タダでさえ上から下に振りやすいのに、その傾向が強くなってしまうし、体が前傾しているのに後ろから前を意識すればスイング自体もおかしくなる。
とにかくバックは低い姿勢を意識すること。
3.バックスライスでは面を立てること。昔の兄貴のバックをみて「ずいぶんオープンだな」と思った記憶がある。俺は本来かなり面を立ててスライスを打っていたのだと推測される。スライスの回転量ではなく、厚い当たりで捕らえられるような面の角度を意識しよう。その面の角度でスライスを打つにはボールの高さに体を合わせることが最重要だと予測している、少し試してみましょう。
4.とにかく持球体制で、スプリットステップを止めないこと。動きを止めれば初動も遅くなるぞ。

追加
ネットプレーでバックボレーが遅れるのは判断した瞬間での引きが遅れていることだ。とにかくラケットの引きは怠るな。



2003年04月23日(水) 外練習三回目

いい感じです、フォアだけは。
昨日は想像以上に寒くラケットすらしっかり握れなかったので飛ぶラケットをチョイス。改めてラケットパワーのすごさを実感。やはり厚いラケットは飛ぶわ。
フォームグリップなど関係なし。真ん中ヘンに当たれば飛んでいくし返る。でもこんなラケット使っていたら上のテニスは目指せないね。

と言うわけでそこそこに暖まってからすぐにビンセント君投入。
相変わらず球出しから正確に行えていないが、ここのところ集中して練習しているおかげで前足を踏み込んで打つことや、上体を開かないで打つことにやや慣れてきているので徐々に良い当たりが出始める。
この日もやはり基本中の基本に徹底したのが良かったのだろう。
「ボールをよく見て打つこと」と言われるが、これは実際にボールをよく見ることでセンターで捕らえられる確率が上がる事が一番の目的ではないのだろう。おそらくボールを見ようと意識することで体の開きが抑えられる事が一番の大きな効果だと思う。しっかり引きつけて打とうと意識した時にはボールを追いかける目の動きに同調して自然と上体が捻られるのだ。俺の場合、最初はボールを見ることよりも大きくしっかり引くことを重視していた。実はこのこととボールを見ることがうまく同調していて昨日は良いフォアが打てたと思う。
基本中の基本かも知れないが、流れ的には

◎1.しっかり大きく引く事→2.ボールをしっかり見ること→3.前足に踏み込んでいくこと→4.しっかり前で捕らえること

これが俺の流れになる。
グリップが厚くパワフルなプレーヤーであれば4.の動作だけで十二分に良いボールが打てるはず。ところが俺はそんなタイプではないので、あくまでも1〜3までの動作が基本になる。ここがしっかり固まってくれば最後の4のステップでいくらでも小細工はきくのだ。

昨日も最初のウチはやはり打点が近く、アウトサイドインのスイングになっていた。「またいつもと同じかよー」と三村ばりにつっこみを入れつつ叫びながら打っていたが、しっかり構えられる時には踏み込んで打つことも何とか混ぜることが出来るようになっていたので、良い時のインパクトのフィーリングは戻ってきている。後はインパクトの瞬間にうまくパワーを凝縮できるか否かがポイント。
で、ラッキーなことにたまたま打点を前にして打つことが出来た時何かを掴んだ。俺はあまりに打点を引きつけようとして詰まりすぎていたのかも知れない、と。
打点が近い、と言うことはネット対してに90度向きになった時にネット方向への遠近、そして自分に対しての前後の2種類がある。
俺が意識できていたのは後者の方だったのでとにかく正確な打点を意識しようとしていたのだが、オープンスタンスでは右足一本になるためにどうしても腰の位置が安定しない。つまり打点を安定させるために点と点の直線関係のみしか存在していなかったのだ。ところがしっかり前足を踏み込むことで線と点になる。こうすれば腰を安定した軸としてスイングすることが出来る。特に俺のような後ろから前の要素が大きいフラット系プレーヤーにはこの軸となる腰を安定させることが重要だ。腰を安定させることでショットの正否にかかわらず自分とラケットスイングの正確な距離感を計ることが出来るのだろう。練習量を一定水準以上維持し続ければこの感覚が安定してくるので、試合などでフォームを崩されてもショットコントロールできるのだ。
がんがん当たるのでこの日は打ちまくった。詰まりながら打つのではなくしっかり当てて前に振り切ることを重視して高いボールも何球かハードヒットしてみた。正直いい感じだった。枠に収まることはこの段階では重要ではなく、思った通りにスイングし振り抜けるイメージさえあれば後は最後の修正だけだ、要は1〜3が基礎になり、入る入らないは最後の4のステップでコントロールすれば良いだけなのだ。ただし結果的に枠に収めることや、4の形にこだわって1〜3までを変えることは間違いだ。あくまでショットの基本は1〜3にあるのであって4からその後ではない。ここだけはしっかり意識して練習すべきだ。ようやく基本はわかり始めてきた。応用編はフットワークも大きく関係してくるので先は長いが何とか光が見えてきたかも知れない。

バックハンドは相変わらずダメ。
フォアハンドで打点を前にする感覚を掴んだため同じように打点のコントロールに挑んで最初の1、2球は成功したがその後は全くダメになった。
あまりこだわるとフォアハンドにまで影響が及ぶので止めたが、それでも中盤でもがいて分かったことがいくつかある。
やはりダブルス特有の踏み込んだ足で戻るネットプレーの練習をしてからの癖で右足に体重を乗せ切れていない。右足で溜めるどころか打ちながら延ばしているのだ。しかも打点が近いのか上体が捻れていないのか何が悪いか全く分からないが、打ちながら足を延ばし下がっている。ダメだというのは分かっているがどう修正すべきかは分からない。結局ストレスも溜まるしフォアのリズムを壊すので以降は無理矢理ドライブで打つことにした、ドライブも特に変化無し。

最後の延長戦でゲームをしたが、リターンの際に低い姿勢を保ちそのままリターンすることは若干改善傾向にある。まだかかるけど。
次のポイントは、リターン後の2球目に対する準備だが、やはりイメージに近いリターンが打てれば次も動きやすい事を再確認。
良いリターンを打つためにはリターン前の予測、そしてしっかり前向きで打つことが重要だ。この日もバックのスライスでリターンし、バックのパスを通すという流れがありこれが象徴的。リターンもパスも特別良いボールではなかったが、流れが止まらずにポイントに繋がることは非常に重要である。

やはり俺にとって一番重要なのはこのリズムを如何にして保つかである。リターンゲームでは最初のキーはこのリターンであり、ここで相手のリズムを変換することが最初のチャンス。ここでミスしないことを重視してリターンしても自分で自分を殺すだけだ。仮に次にチャンスボールが来てもミスする確率は高くなる。逆に自分のリズムでプレーしていれば、甘くなったリターンを良いコースに配球されても次のボールでカウンターが打てる確率が高くなる。やはり自分が思ったイメージ通りのボールを打つことが重要である。ショットや技術を教えることは出来てもリズムやイメージだけは自分のモノなのだ、誰にも変えることは出来ない。

サーブは特になし。
ゲームし始めたら寒くなってきたので全開で打つことは一切止めてある程度のコントロールに挑んでみた。最初はひどいがまあ後半は枠には入ったな。
サービスゲームのリズムを作るのはこのサーブだ。ここも妥協せずにまじめに練習しておかないとゲームにならないな、と思った。
まぁ今は信頼できる武器を一つずつ固めていくことにしよう。
一気にうまくなるわけはないのだから慌てずにしかし可能な限り正確に仕上げていこうと思う。外三回目にしては出来すぎな日だった。

最後に先週の練習の時には節煙がうまくいっていたがまた最近量が増えてきた。
そのせいでバックコートの練習をした時に心が折れた。
やはりもう一番ステップを上るためには練習で心が折れない体が必要だと思った。
頑張りましょうね、節煙。



2003年04月18日(金) 外テニス2回目

体調はかなり良いです。
まだ動けていないせいもあるのだろうけれど一時間いっぱい動いても未だ水いらず。何とか不摂生は現状レベルで抑えて後は減少傾向に持っていきましょう。

昨日のテニスで分かったのはとにかく体が正面を向きすぎてること。
おそらくセミオープンのスタンスで練習し始めた時には下半身に粘りと強さがあったのでうまく下半身が使えていたから、上半身の捻りが作れたのだろうと思う。
ところが今は下半身の粘りがないし、腰も万全ではない。
従って無意識の中で腰を捻り切るような動きが出来ていない。
とにかく打点が近く、テイクバックが小さくした過去が癖になっている。

バックのスライスは全くイメージがない。
腕のスイングすらもイメージにない。
とりあえず前足にしっかり体重を乗せること、上から下ではなく後ろから前を意識すること、それと腰・肩・手首の捻りをしっかり作ること、かなー
相当時間がかかるだろう。

フォアはテイクバックを大きくとり、早め早めの準備と大きなテイクバックからの振り出しを意識できて、実行さえ出来ればまだまだ良いボールは打てることがある。
今年はじっくりファニピー精神である「きれいに枠に入れることよりも最高のショットを打つこと」にじっくりこだわっていこうと思う。



2003年04月16日(水) 外テニス初日

行って参りました。
昨日はとにかく寒かったです。
ここのところ暖かかったので期待していたのですがまた寒い日が続き始めています。さすがに0〜2度の間でテニスをするのは辛い・・・秋から冬にかけての季節じゃないんだからさーー。

ここのところの節煙効果と減量政策、それに愛犬とのバトル散歩の効果もあってか一時間強の練習でも疲れを感じることは皆無に等しかったです。
だが技術は体力の改善とは違い進歩は見られませんでした。

技術的に書いても仕方がないので相対的に書くと、とにかくボールに対する反応が鈍い。これは相手の打つボールに対しての集中力が甘いこと、弾道の予測、正確なポジショニングの判断、ショットの選択、移動、これら全てが目標水準に全く届いていないと言うことです。
決して疲れてはいないモノの、しっかり足を動かし続けているかと言えばそうではなく、漠然とボールを眺めていることもあるし、ボールが飛んできているのに動き出していなかったりしていることが多く、最終的にはその場から1歩か2歩でボールにあわせるショットが多かった。
良いところは全くなし。
とにかく球感が無く、インパクトの瞬間にもボールを見ている確率は20%が良いところ。
スイングも下半身がほとんど使えていないので腕のみのスイングになっている。
疲れを感じないのはある程度の評価は与えられるが、逆を言えば疲れるほど勤勉に動けていないとも言える。
まだまだ先は遠い。
短い距離で素早く起動し素早く準備し正確なインパクトでボールを飛ばす感覚を身につけよう。
俺のテニスはランニングショットのバランスが全てだ。
練習量を増やしてどんどん打っていこう。
大きくゆっくり体を使って打てるようになることが当面の目標だね。



2003年04月14日(月) 昨日は一般開放日

あきさんと行って参りました。
状態はさほど変わらず。
ただ節煙効果があるせいでやはり疲れはほとんど感じません。
技術的には余り変化はなく、ボールへの入り方やリズムが悪いことを再確認しました。
バックハンドはどうもしっくり来ないです。
高い弾道が気に入らないので低めに打とうとするとネットを超えない状態です。
意識すればするほど腕だけが空回りし、腹切りフォームになってしまいます。
やはりフォアハンドよりも自由度が低いのでより下半身から上半身への運動連鎖が重要なのだと考えています。
フォアハンドは打点が近いのでフォロースルーで肘が抜ける打ち方をしてしまいます。スピンにはなるけれど本来はこのボールはしっかり手首肘を固定してフラットで捕らえる打ち方にしたいです、これには腕の使い方とボールへの入り方、そして正確な打点のイメージを固める必要があり先は長い感じです。

腰の方は鈍痛があるモノのどうしようもない痛みではないので決して無理をしないレベルでテニスをしていると言う感じです。
これに関しては長い付き合いなので、シーズンが本格始動する前に一度整骨院に行こうと考えています。

煙草を減らして走り込みを増やせる状態に持っていき何とかアスリートとしてのレベルを上げながらプレーの質をゆっくりと上げていこうと思います。



2003年04月12日(土) 節煙生活約一週間目。

なかなか体調は良いようです。
やはり吸わない方がいいのだろうけれど昼間はどうしても何本かは吸ってしまいます。

今週の水曜日も練習に参加させてもらいました。
僕の中では3月一杯までと思っていたのですがどうやら4月一杯までのようでした。ですが、来週から外のコートが使えるようになるので残り数回はあきに行ってもらうことになるでしょう。

と、今週の練習でしたが、節煙効果が想像以上に高いことに気が付きました。
まぁ汗は今まで通りにだらだら出るのですが、疲れません。
やはり肺の酸素吸収力が高くなっているので効率がいいのでしょう。
いつもならば一杯一杯になる時間を過ぎても一向に疲れを見せないのです、驚きました。
しかし疲れないからといって早く走れるようになったかというとそれはまた別の話です。残念ながら走るスピードは変わりませんでした。
この段階で走り込みを行えば疲れがない分だけ距離も二倍くらいは走れるでしょう。二倍走れると言うことは筋力の強化も減量も比例した効果が得られると思います。なんとか日に三本以上の喫煙は抑える予定です、でも飲み会会ったら無理だな。


最近はテニスに関係ないことを書くのがマイブームです、まぁインパクトのあるネタがないんだな。と言うことでこねたです。

まず疲れを感じないので冷静にボールに対処できます。
それに手先の感覚が気のせいだと思うのですが鋭くなっている感じがするのでなぜかフォームを細かく分析できました。
ここのところバックハンドはあきらめ気味で、基本的にスライスしか使っていません。この日はあきとよく乱打していたので切れすぎるスライスは彼女には厳しいのでドライブを打たざる終えない状況でした。
リストワーク中心に打つと深くなる時には深くしっかり過ぎるほどスピンがかかってボールが飛んでいきます。まずいと思い力を抜くと手前に落下しおまけに伸びのないボールになる。
これはつまりボールにしっかり押しを加えられていない状態である。
で、グリップとリストを固定し、肩を頑張って捻り(肩は捻ると痛いので左手で引く)、早めにフォワードスイングを開始してゆっくり大きいスイングでボールを飛ばす練習をした。結果弾道は安定したが明らかにスピン気味のドライブである、あまり好きな球種ではないので、もう少しイメージを固めてからフラット気味に打てるようにグリップを変えていく予定だ、まぁ今年の中では一番イメージは良かった。
フォアハンドは基本的にはダメだが、一つ大発見をした。
今まではしっかりラケットを引くことだけに集中し引けていると思っていたが、前の肩を入れることをすっかり怠っていた事に気が付いた・・・1年以上も気が付かなかっただろう、あまりの懐かしさにうれしかったが当然とまどいもあった。
肩を入れれば捻りは大きく作れるがインパクトからフォロースルーにかけてかなりぎこちなく動きにくい。とはいっても昔はこのフォームで打っていたのだからうまくスイング出来た時には感動モノである、見事な運動連鎖だーと自分で思えてしまった。いかにいい加減なスイングをしていたかがよく分かった練習でした。
その他はボレーが大分いい感じで捕らえられるようになってきたくらいです。
もうそろそろガットが限界ですね、ショップに出しに行こうと思います。
今年はプロスタッフ2000と台湾モノがメインです。



2003年04月07日(月) そういや

先週の日曜日試合に出たなー。
あまり良いところがない上に体力もなく集中力もなかったので何の足しにもならなかった。分かったのはあそこのサーフェースが早いって事だけでした。

昨日はサーフェースを新調した昔通っていたスクールで、サークルの練習があったので参加してきました、これで3回目なのかな?サークルの練習に参加したのは。

サーフェースは昔よりは幾分早くなっていたけれど試合に参加した新しいスクールよりは遅いという感じ。昔のサーフェースが遅すぎたので当たりが悪ければドロップショットになりやすいのが改善されたという程度かな?普通です。

遅刻気味に行ったのですが少し乱打をさせてもらいました。
当然足は動かないけれどそこそこの打感で打てました、フォアは。
バックはフォーム自体がない感じだったので、基本的にスライスを使用しました。
ラリー時のスライスはまあまあだったかな?

乱打の後人数が少ないのですぐにゲームに入りました。
以外と良かったのがサービスで、早くなったコートも影響してか、サービスポイントや前衛のイージーポーチを引き出す程度の威力はあったようです。
さほど力んで打ったわけではなく、最初のウチは下半身を起点として打つように心がけていたので無駄な力みが無く、サーブに伸びがあったようでした。
セカンドサーブも打点が高かったせいか、デュースコースでなかなか良い切れを見せていました。でもワイドがいい時って体が開いている時も多い。
アドコートではワイドにフラットサーブは全く入らず(あまり本気で狙わなかった、おそらくここで大きな体の入れ替えを行うのが腰に一番悪いようだから)、ボディー気味のフラットと、センターへのスライスを軸にサーブダッシュをしました。
一つ分かったのが、ファーストサーブでダッシュできる時は結構しっかりネットダッシュするようだが、セカンドサーブになると途端にダッシュが甘くなると言うことでした。
まぁ何しろメンバーは今の俺には少しレベルが高い人達である。
練習にも飲み会にも積極的に参加していないので慣れがないせいもあるが、セカンドはダブるわけには行かないと思うのでサーブに集中力が行き過ぎるのだろう。
昨日は2球すばらしいサーブアンドボレーをメイクしたが、その時も1stサーブの勢いに乗って行ったプレーであった。
やはりサーブアンドボレーを正確に行うためには信頼できるサーブが重要であり、そこに大きな違いがあるのだろう。
決してすごいサーブは必要ないとは思うが、信頼できるサーブは最低限必要だ。
入れるだけならば入れることは可能だが、そんなサーブが通用する人達はこのサークルにはあまりいない。
冬季の練習には一切参加できなかったが、夏は積極的に参加すべきだろう。
もう一つ分かったことが、リターンで初動を軽くするためにやや腰が立った持球体勢を取っていたが、今の状態ではコースに反応してもインパクトでボディーバランスが崩れるので意味がないことが分かった。
低い体勢で体を安定させて、インパクトを大切にしたほうが結果良いリズムは出てくるだろう。
あいかわらずバックのリターンはセンターに当たらない確率が高いが、ここでも一つ発見。
しっかりセンターで捕らえた切れのあるリターンは以外と前衛は反応してこない。
ここで反応してくるプレーヤーは持っているスピード感が高いか、決めポーチであろう。
しかしはずれ気味に飛んだリターンにはほとんど反応される。
やはり重要なことはしっかりセンターで捕らえて最低限度の切れ維持したリターンが必要。成功したリターンの内の半分がヘッドが立ち気味になる腰より高いサーブに対してのモノで、そこより低かったり、スピードがあった時にはほぼリターンミスかポーチにかかっていた。
しっかり下から作っていこうと思う。
それが一番重要である。


 < 過去  INDEX  未来 >


ビンセント