テニスとゴルフの日記

2002年08月30日(金) 新たな火種

左足の裏が痛い。
多分腰痛から来ているモノと思われる。
一昨年も腰の調子が悪くなれば膝を通過して足の裏まで来ていた。
ここまで来れば整骨院に行っていたが、良くも悪くも去年はフルショットとは無縁なプレーをしていたためにプレーに耐えられないほどの痛みは無かったから放置していた。
実は膝の痛みはかなり以前から自覚はしていた。
ただしこの時は腰から来ているモノだとは思いもよらなかったため、日常生活で階段を上っているときに「ちくっ」と痛むとなるべく痛みが走らないような歩き方をしていた。
おそらくこの時点で既に歩き方が正しくなかったのだろう。
腰から膝、そして足首。
全ての要因は腰にあるのだろう。

昨日も兄貴と練習した。
動きの悪さは改善の見込みはないが、前回と同じようにボレーさせてもらった。
今回はがむしゃらさに少し余裕を持たせておいてトライした。
とにかく最初は自身の姿勢が高いことに気が付くまで時間がかかる。
これに気付き修正した後で、この低い姿勢からのボールへの飛び付きがきついことに気が付き反応をより早くするためにボールの出所をよく見ることに集中する。
ここに集中した後にしっかりした準備がなされていないことに気付きしっかりテイクバックを取り、ボールを捕らえることに集中し始める。
しかし自分のイメージとはほど遠いボレーしか打てない。

今年はテニス以外の部分でも多忙だったため練習量は過去最低レベルにまで減少している。
やはり失ったモノは練習でしか取り戻せないのだろう。
既に俺のシーズンは終わっているが、ここのところの残暑(と言えるほど夏はなかったが)でもう一度減量を試みている。
減量の基本は適正な食事と適正な運動が全てだと思っているので、食事の量、夜半過ぎの間食は控え、お酒も止めている。
まだ効果はさほど現れていないが願わくはもうしばらくこの暑さが続いて欲しい。

昨日の練習もそうだが、最近の練習では特にサービスに集中している。
満足できるプレーをしたければサービスアンドボレーは欠かせない。
ここ数年崩れてしまったが、本来俺のサービスはサービスポイントを奪うことが主題ではなく、次のボレーをより効果的に決めるための武器であった。
しかし現在ではサービスポイントを奪う目的で打っていることが多い。
原因はファーストボレーへの自信が欠如していることにある。
残念ながらトップスピードでのプレーを制限しているうちにその感覚とそれを満たすための動きですら失ってしまっていた。
単純に走るスピードには今現在はさほど変化は見られない程度にまで回復しているが、ランニングショットに求められる走り方とランニングの走り方とは全く違うことが昨日分かった。
とにかく低い姿勢を保ったまま走ることが出来なければ正確なランニングショットは打てない。
昨日兄貴が気を使ってくれて同じコースへの配球をしてくれたときに2球目により丁寧に低く入りショットしようと心がけたが、1球目よりもややましなレベルでネット。しかし2球目と1球目へのボールへの入り方はさほど変わらなかったモノの走りから止まりながらスイングを始める際の各部の動きがぎこちなくうまく連動していない。さらには走りからショットへの移行の上下動が大きすぎる。
これは詰まるところランニングショットを打つ走り方と通常のランニングの大きな違いだと思う。
さらにはこの上下動を大きくする要因としてやはりウエイトの増加、そしてそれに従いバランス感覚の低下が悪影響を与えている。
今年の最悪のプランは一年間かけて体を作ることにしていたが、単純に体を作ってもそれに対する適正な練習量を維持しなければ技術の低下は想像以上に大きいから今後はこの点に注意して練習量も相当量確保するつもりだ。

おもしろいことに最近の練習ではようやく前足と後ろ足の体重のかけ方のバランスや、懐を意識したスイング、ラケットの上下の軌道よりも前後の軌道に気を使っているために時々しっかりした当たりで良いボールが打てるときがある。
それにサーブの下半身の使い方などに見られるように極力基本に忠実なプレーを心がけていて、そこから来るモノなのか昨日は寝るときに膝に違和感を感じた。
本来ならば考え物ではあるのだろうが、前段で述べたように足の裏の痛みは慢性化していて朝一番ではかなりの痛みがある。
当初は暖めれば気にならなくなっていたが最近は暖かくなっても痛みが引かない。
いったんコートに立ってしまえばほとんど関係はないが、ひどくなる前になんとかしなければならないと考えていた。
おそらく昨日ひざに痛みが来ていたのは正確な下半身の使い方をしたためだろうと考えている。
しばらく痛みに耐えながらも正確な使い方をしていけば腰に痛みが戻ってくると思う。
そこでしっかり対策を打って腰の痛みは腰の痛みだけで留めるように今後は対策していこうと思う。
変な目標だが、足の裏と膝の違和感を早いところ元のさやに収めようと考えている。




2002年08月26日(月) 試合終了から

二回ほど練習した。
正直気持ちの中では既にシーズンは終わっている。
会社の先輩のなべさんから「腰痛には四股を踏むのが良い」と聞いたので実践している。確かに効く!。

シーズン終了後まず兄貴と一回練習した。
どうも集中力が出ないのとラリーでは機敏に動くことが出来ないようなのでネットに出させてもらいシングルスコートでのボレーストロークをしてもらう。
ここで分かったのが細かい動きの早さが落ちていること。
ストロークはある程度打てていても、ボレーはまず相手のパスに対して体が反応することが最重要課題。
来てからのんきに準備していては間に合わないのだ。
この練習で姿勢の低さと下半身からの反応、横ではなく斜め前に踏み込みながら打つ感覚をいくらか思い出す。

後半はいつものようにゲームをした。
四股の効果により腰痛は軽減されていたが、ここで手を抜いては来年のためにならないので、サーブを意識して練習し始める。
とにかく左腰が痛くなるのはステップインした右足に全く体重がかかっていないこと、そして踏切は左足でしか行っていないことが悪いのだろう。
おまけに右手でサーブを打ちに行くので打点が低くて詰まるときなどは確実に腰に負担が行くはず。
従ってしっかり踏み込んだ右足も使って両方の足でしっかり踏み切ること、スイング起動時点でいったん前足に乗せた体重を後ろ足に戻す(それか最初から両足に均等に体重を乗せておくか)事を正確に行い、高くトスを上げ上に向かって伸びきるように下半身のケリを使うように心がけた。

実際には下半身を意識するとトスが低くなったり、しっかり溜め込んだがそのかわりにトスが低くなったりと散々なモノだったが、何球かは良いイメージで打てていた。
失敗するときは決まって上体がかぶったり、しっかり下半身のケリを使えなかったりしている。
確かにウエイトは重いがここで各部をしっかり使った運動連鎖によるサーブを打てないと来年も困るので地道に頑張ることにする。

ゲーム内容は互いにブレーク合戦だったので特にないが、良いリズムでネットプレーをして最後にスマッシュを決めるプレーが出来た。
やはりシングルスはリズムが命。
そしてそのリズムを決めるのは自分自身の実力以外の何者でもない。
ようやくシーズンが終わり、終了のきっかけとしてシングルスがあり、その試合で封印し続ける羽目になったフルショットを試し、最後に来てようやく体が動き始めたと言うところ。

ストロークにしてももっとリズム良く全身の力を使える様にならないとイメージ通りのショットは打てない。

それに練習時間もある程度は必要だ。
やはり感、というものは存外重要なようで、間隔が開くとこの「感」というものを取り戻すのに結構な時間が必要になってしまう。
今年の残りは少しでもらしいプレーを出し続けることと、ダイナミックなフォームを思い出すことに重点を置こうと思う。



2002年08月20日(火) うーーーむ

忙しくて全く更新できなかったけどそこそこテニスはしていましたよ。
先週末の今期最終シングルス結果から言えば2回戦負け。
しかしなぜかベスト4。エントリー数が8だったんですね。つまり開始時点で既にベスト8なんです。一回戦が準々決勝・・・。

ちょうど試合前の週にakiさんが家族で遊びに来ていました。
当然テニスもできた。
たったの2試合だったけれど他のどんな試合よりも集中できていたと思う。
この時に久しぶりに全開でプレーした。
サーブも久しぶりに打った。忘れていたモノを思い出した気がした。
こういう目指すべき人がいればまだまだ頑張れるな、そう思った。
また来てねーakiさん。

で、目標だった最終戦シングルスだけど残念ながら調整も練習も不十分のまま参加することになった。
でもakiさんと試合できたことで一段落ついていた。
一回戦はアシスタントのたけちゃん。
トーナメント表は俺が作っているので誰と当たるかは分かっていたけど、勝ち負けは不思議と考えなかった。
とにかくどこまで全開で出来るか試したかっただけ。

トスに勝ってサーブを取る。
時々枠に飛ぶモノのサーブは全く安定しない。
特に自分の調子をつかむのに必要なアドコートでのワイド方向が定まらずサーブでアウトボールを連発した。
いきなりのブレークピンチ30−40。
しかしここでは思い切り良くセカンドを打ち、このリターンをしっかりフォアでストレートに打ち込みデュースに持ちこむ。おそらくこのフォアハンドのエースが今年で一番のショットだったろう。
その後はサービスウィナーとリターンミスで第1ゲームをキープ。
その後は2−2までよたよたしながら進む。
しかしこの後たけちゃんが崩れはじめダブルフォールトを連発。
そこにつけ込んでブレーク。
その後は徐々にサーブも安定し始め、得意のコースへのノータッチも決めつつゲームは進行。
たけちゃんの壊れかたは激しさを増し、後半は完全に集中力もやる気も失せていたと思う。
自分でも今日の俺に勝つのは難しいなと思いながらプレーした。
とにかくとんでもないフォールトとエース、情けないリターンミスとやはりエースが交互に来るような相手に勝つには我慢が大事。
でも我慢だけでなくいきなりエース級のボールが入ってくる事もあるからさぞかしやりにくかっただろう。ごめんね。

2回戦はキングカズ(今はスーパーがつくらしい)。
2−2の40−15からサーブアンドボレーに出てボレーミス。これは明らかに練習不足と自身のスピード不足。
二本目は良いサーブが入ったので安心していたら、何とも微妙なところにリターンが返ってきて、準備不足のままドライブボレーでカットを試みネット。完全に集中力が切れていた為のミス。
そこから記憶はないが最後まで連取され負ける。

2試合とも正確な記憶はない。
これが全ての敗因と言える。
記憶がないのは集中しすぎているか、疲れていて考えられなくなっているかのどちらか。
残念ながら俺の場合は後者のほう。
やはり最初から勝つつもりで準備もできなかったし、当日もどうなるかは自分でも考えられなかった。
正直なところ試合に出ることさえ考えたくらいだ。
しかし結果から言えば出て良かったと思う。

でもこの日の2試合と、その後サークルの練習に参加しただけでじつはやや腰に不安が出ている。
確かに全開でのプレーを控えていたおかげで今まではさほど不安は顔を出さなかった。
この日の2試合だけでもこういった不安が顔を出すのであれば本格的にダメかも知れない。

ただ、自分でも完全にコンディションが作れたとは思っていないし、減量も出来ていない。
フォームも改善すべき点を見いだしたのでこういったことを改善していけばうまくいくかも知れない。
今シーズンは終わりだから来期に向けてゆっくり筋力強化と地道な減量を続け、最後にフォームを作り直そうと思う。



2002年08月02日(金) まぁまぁだね。

昨日兄貴とリーダー繁と1時間半コースで練習をしました。
まぁまぁといったところ。

三人で練習をする以上三人用のスペシャルメニューを当然のごとく実行。
結果は如何に・・・

最初は兄貴と乱打。リーダー繁が遅れてきたので梅さんから借りていたがっさんのラケットを使用して始める。
梅さんは「止めた方がいい」と言っていたが、なぁにそう悪く無いじゃないー。
結構気に入りました。

5分位した後でリーダー繁が到着。メニューを始める。
最初は僕が一人。
ランニングショットを含めフォアハンドは悪くない。
やはりしっかり走ることさえ出来ればボールを懐に呼び込むことは可能。
最初はずるずるとオープンスタンスでボールを呼び込んでいたため今ひとつしっくりこなかった感があるが、余裕があるならばしっかり踏む込むべき事に気付き、その後はめきめきと安定感を増していった。
思い出した感覚があって、やはり大きいテイクバックを取ることは良いのだが、その後にしっかり脇を絞めて振り出していき、インパクト前後からしっかりラケットを握ってフォロースルーをする感覚だ。
今まではテイクバックが小さい上に準備が遅いから、インパクト前後でもスイングスピードを上げようと試みていた為にインパクトでの力の収束がうまくいっていなかったはず。
これが昨日は出来た。
理由は言うまでもなくしっかり打球に入れていたことである。
かつ、走ることに精一杯になっていてはスイングを起動し始める段階でほとんど余裕が無くなる、という事が少なくなる。
やはりテニスは走るスポーツに他ならないのだ。
ショットに安定感と威力を両立させるためにはより早くより正確に持球体制にはいることが重要なのだ。

しかし、上記はフォアハンドに限って言えることでバックハンドはいまいち。
やはりテイクバックが甘い上、若干グリップが薄いのかどうも握りが甘い。
前足に体重が乗っていないだろう事は予測していたがもう少し良い当たりでスライスが打てるものだと思っていたのだが、やはりスライス過多で、切れがない。
上体が開きすぎているようでもあるし、上から下へのスイングも直っていない。
とにかくクロスコートですらしっかりした感覚がつかめずにヘッドスピードも乗ってこない。
これはラケットの問題ではなく明らかにフォームの問題だろう。
時々打つドライブは後ろ足の送り込みがうまく行えていない割にはコンスタントに良い当たりは出来ているし、ネットを越えないことはそうはない。
しかしこれに対してスライスでは丁寧さを心がけてもネットを越えないショットが出てきてしまう。
昨日のチェックポイントの他にしっかり横向きの姿勢が出来ていないことや、上体と肩のひねりをより意識してフォームを改善していかなくてはならないだろう。

ボレーはまぁこんなものかという感じ。
良い当たりは出来ているようだが、ガットも悪いのでいいフィーリングがなかなかつかめない。
まぁ俺のボレーは腕で打つタイプのものではないので、体全体の軽い動きと素早い反応、それに体軸を如何に崩さないでボールを捕らえるかということをミックスして仕上げていけば良いだろう。まぁまぁだ。

昨日一番良かったのがサーブ。
当初下半身主体でのスイングを意識していたが、途中で体軸の調整を意識し、次にヘッドの抜けなどを重視して打ち始めた。
するとこの日はなぜか集中力が煮えがちだったので気合いが入り始め、しっかりセンターで捕らえることに燃え始めた。
そのためには・・・と考えたときインパクトの瞬間でしっかりボールを見ているのか?俺は。と言う疑問が頭に浮かんだ。
実際最近の試合でも自分の動きが落ちていることを自認していたのでサーブはそこそこに、相手のリターンのコースを少しでも早く予測するために目が離れていたのではないのだろうか?と思った。
事実最近の試合でセカンドサーブになったとき意識したことが、より高しトスを上げしっかり高い打点で打つことを意識した結果ダブルフォールトはない上に切れは十分あったと感じた。
ただしこの試合の後でサーブに重要なポイントは上体がかぶって傘にならないことだと考えていた。
しかし究極の所低すぎるトスは論外として、インパクトの瞬間までボールを見ていれば上体はかぶらないのだ、と言うことが分かった。
昔は意識せずに出来ていたことでも一度歯車が狂い始めればいとも簡単に忘れるものだと痛感させられた。
しかし、これを思いだした結果、昔通りとまではいかないもののイメージ通りのバランスでサーブを打ち、ダッシュし、ボレーするという流れを体感できた。
最後のボレーでは切れのある良いボレーは打てなかったが、一番の懸案であったサーブに光を見た気がする。
あまりに良い感覚を味わったのでおかしくなる前にやめておいた。
少しずつ体に染み込ませていこうと思う。
急に打ちまくったからといって体が痛む可能性が増えるだけだ。
「これだ!」という感覚さえ覚えてしまえば、それ以外はNO!だからあわてる必要はない。出来ないときには無理をする必要はない。

しかし昨日の乱打の最中に唯一違和感が感じた部位があった。
肘である。
これはストロークの最中に感じたのだが、スライスが悪いのかドライブが悪いのかは分からないが、やはりセンターで捕らえられる確立が低いとプロスタッフで練習するのは体へのリスクが高いことが分かった。
今後も走り込みは継続し続けるつもりだが、諸事情で数日出来なくなる可能性も否定できない。
こういうときに練習して、センターで捕らえられないときには潔く飛びの良いラケットに変えるべきだろう。

それとやはりタバコはまずいな。
最初のメニューで肺が苦しかった。
俺の考えるテニスを行うためには体力と動きは不可欠だ。
どのタイミングで止めるかが勝負だ。
タバコが止められなければ100%試合で良い結果は望めない。
俺にはそれなりのテニスで勝つというプランは組み立てられない。
完全に勝つ事、以外は計算できない負けに等しい結果なのだ。一切の評価に値しないのだ。


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