今年一発目、ファニピーメンバーのみの練習。 とは言っても突発的にリーダー繁を誘い急遽敢行したもの。 でも、かなりの驚きがあった、当然俺も刺激を受けないはずがなかった。
例によって乱打形式から始まる。 話には聞いていたが、バックハンドに対する自信があるのか、多少のバック気味のボールは平気でバックの逆クロスで返球してくる。 リーダーはダブルバックなのである程度の高さまでなら調子のいいときは平気で打ち込んでくるのだが気合い一発そらいけーなんてばくち的なものを感じない。 安定していて自信があるからこそ出せる余裕が力みのないスイングを生んでいたよう。結果得意のフォアよりもバックの方が崩れにくいことが判明した。
ラリーはいつものように互いがリズムを作りながら浅いボールや甘いボールに対して都度仕掛けていく方式。 前半は仕掛けられるのが常。プレースメントとフォームをチェックしている時間が俺の方が長いため、開始直後から浅いボールを打つのはいつものこと。 しかし、前回打ったときから感じていたネットダッシュのスムーズさが顕著に現れている上、去年に比較するとネットプレーの柔らかさが比較にならないほど増していて、球質、コース、深さがベストであれば手加減してパスを打とうものならば一発で決められる。ボレーをおっかなびっくり打っていた去年と比較すると一定以上の余裕があり、予測が出来ているパスに対してはきっちりいボレーを打てる技術があるので本気でパスを打たざるおえない。まぁ、ボレーが出来ない相手であればボレー練習のため返球する必要があるがそんな段階は去年のオフシーズンのレッスンで飛び越えた模様。自分で「このオフにリーダーは伸びますよ♪」といっていたことを忘れていた。マジで忘れていたから驚きも二倍だった。
ラッキーだったのがバックコートラリーでも物怖じせずストローク戦が出来るのでこちらも集中してバックハンドの練習が出来るようになったことが大きい。 正直去年まではバックに打ったら終わり、という感じもあったのだが、今年はない。本人も苦手意識はないようだし、逆に僕がネットについたときに脅威を感じるのはバックのパスの方だった。
若干このオフでテクニック系統のショットや球種やダブルスという競技などを考えることがあったようで正直ファオハンドは方向性自体が決まっていない様子。 非常にコントロール性は高いが乱打形式でネットにつく時もアプローチのコースさえ間違わなければ抜かれそうもないスイングだった。しかし自身でも気づいているらしくどうせまたそのうちに密かにカスタマイズして練習後ほくそ笑む気に違いない。
いずれにせよ遙かに予測を上回るリーダーの上達と仕上がりぶりに俺も集中力が高まった。 いまだ下半身の作成中なのだが、できあがるまでは無理しない、という基本姿勢は去年と同じなのだが、走ることまで無理しないと言うのは違うことが分かった。 去年は走ることさえ押さえていたきらいがあり、結果さらに小手先度が増したのだと思う。 どうせオフにだらしない生活をしていたのだから多少の走り込みで仕上がってくるわけはない。良いショットを打とうとして上体に力が入るのは馬鹿者だが、足を止めずにフットワークを作るのはコートでも出来るのだ。 現段階でテクニックを向上の優先度はかなり低いが、良いフットワークを作ることは最優先事項だ。そしてこの中で動きの中から本来のショットが出来てくると考えている。
フットワークから考えられる今のショットの完成度はとにかく低いと思われる。 冷静に判断してそう思う。 昨日もあったのだが完全に崩してチャンスボールが上がってきていて、フォアに回り込み相手の動きを見て正確にオープンコートに打ち込む、こういう流れになるはずが、回り込むだけで精一杯、ポジショニングもややボールによりすぎて、おまけに相手を瞬間でも見ることが出来なかった。 ボールを見ているわけでも相手を見ているわけでもないようだ。 本来はボールを見て、相手やコートは瞬間見てイメージする、というのが僕のスタイルだが、フットワーク時のバランスが悪く、当然起動も静止も遅いから時間的に余裕がない。 とにかくフットワークを水準レベルまで戻さなければショットやフォームそのものまで考えなくてはならないと思う。 去年あちこち故障が出てきたのはここに原因があったんだと思う。 本来は自分の動きの早さをそのままスイングスピードに生かす、そういうスタイルで動きのスピードがあってこそのスイングだったはずだ。 スピードが戻せなければ今のスイング、今のフォームは体に悪い。 まだあきらめるつもりはないが、これも今年の隠れたテーマになるだろう。
してきました。前回がひどかったのもあるけれどかなり改善されたと言えるでしょう。 とは言っても良くなると言うよりも戻るとか思い出す、感覚の方が強い。 何しろ去年のオフからせいぜい月一程度のテニスしかしていない。 そんなんでは状態を維持できるわけもないな。
開始〜10分
動きが改善されない以上当然良いショットを望むべくもないが、とりあえずはボールに届くように頑張って動く意思を固める。 体が重いことは分かっているが、むち打って走る。 次第にボールへの反応が早くなってきて、それに従い初動も良くなる。 その時点でとにかく自分が打ったショットに対してぼーっと見ている自分に気づく。そんな状態からいきなり走れるわけもなく、とにかく足を止めないこと、小刻みに動かし続けることの重要さを思い出し、疲れを振り払って足を動かす。
10分から30分
疲れがピークに達しつつある中で、ようやく集中力が体力を越え始める。 下半身でとり続けていたリズムが次第にショットに移りはじめ下半身からショットを作るイメージが戻ってきた。 低いボールを打つ際に自身が低い体制で入れていないために小手先の加減でネットに着く兄貴に難しいボレーを打たせようとするが、オーバーとネットにかかるのとオフセンターが幸いして結果ナイスボールになるのとがきれいにばらける状態に。 より低い姿勢を保つことに意識を集中してボールをうち続けるがさすがに限界が訪れ少し小休止をとる。
30分からラスト
小休止をとった後、まだ休みたい気持ちを振り払いコートに戻る。 この時点ではっきり分かっていたことは、とにかくテイクバックが甘いことと、正確なポジショニングが出来ていないことにより打点が体に近すぎてバランスを崩しながら無理矢理上体を開いて振り出すスペースを作りスイングしている点に注意して下半身を低く保って膝で突っ張るような動きをやめて、柔らかく使い運動エネルギーを膝で止めてスイングスピードに転化するよう心がけて打つ。 バックのスライスは手首のロックをしっかりキープし肘を先行させないように気をつけてショットする事に集中した。肘を先行させてヘッドが回ってこない腹切りスイングにならないように肘を体から離さないよう、かつ先行させないように残しておくことにより球質はかなり良くなってきた。 当たりがしっかりしてきたことにより無駄な力みが抜けよりインパクトでパワーをかけられるようになってきた。 しかしランニングショットを強いられたときコートカバーに気を取られすぎてしっかり膝に体重を乗せてショットしていないので、結果的に切れのないショットとを打ちかつリカバーしきれない事が分かったため、カバーが甘くなることを承知の上でしっかりショットする事に変更。 結果そういいアプローチをもらうことが少なくなってきた。 この辺から自分の基本戦略を思い出し始める。
ショットそのものが切れ・深さ・コースを満たしていて、それを越えるようなボールを打ってくる相手には自分の対処できうる相手ではないということだ。 ひらたくいえば、プラン通りにゲームは出来ないし簡単に勝てない相手だということだ。 だからといって自分の基本であるテニスを崩してやったこともないテニスをしてもそれは明日には繋がらない。自分のテニスを貫き通す中でプラスアルファーを見いだすか、足りない部分を明確にし、明日への希望とする、これが俺の本分なのだ。
テニスというスポーツにおいて考え方はいろいろあるが、やはり自分の基本はショットの威力で相手を劣勢に強いるタイプのはずだ。コースやタイミングを外して相手をかわすタイプではないということだ。ダブルスをやってきたおかげで肝心なことを忘れていたようだ。 相手にコースを読まれた際には当然危険が生じるが、そのとき怪我が少ないのはショットに切れがある方だ。コースと安定感を選択するのを主とするか、威力で多少のコースの悪さと安定感の低さをカバーするのか、俺の場合は完全に後者のタイプ。 であれば、正確コースへの返球を望むがゆえに、威力を落とすようなショットの練習は本末転倒と言える。
それに気づいてからはより一本一本のショットに対する集中力が増してきた。 兄貴のアウトボールに対しての反応もよくなり始め、準備の早さ、予測の早さ、バックステップの早さ、テイクバックの早さなどが改善されてきた。 当然だがコースは真ん中に集まっているのだが、カウンターに対しても驚くことが少なくなってきて、自然に対処できるような精神状態になってきた、あくまでも精神状態だけでカウンターショットは打ててはいないが。 いずれにせよ、打たれ続けても守り続けられる自身めいたものが出てきて、その中からカウンターを打てる状況も出始めてきた、守りと攻めの切り替えが自分自身でも出来ていないため、攻めに変わると喜びのあまりにミスをしてしまうことが多くなってきた。 それでも守るべきところを無理してカウンター狙いでミスをしたり、仮に決まってもオフセンターで無理矢理持っていった結果だったとしたら、信頼できるテニスにはほど遠いと思う。 まずは自身のショットが完成されていること、その次にコース球種ゲームプランが来るはずだ。効果が高いからと言ってそのショットを練習するのは俺の性格にはマッチしていない。 自分で納得できるショットを打ってその結果相手にポイントをとられれば相手が自分より上なだけだ、そのときに初めて勝つための算段をすべきだ。
昨日もつくづく下半身の重要さを思い知らされた。 長く休んでいたことによりくだらないプライドや癖が抜けていること、そしてそれ以上に自分自身がどういうショットが好きで、どういうテニスをしたいのかあらためて考えることが出来ている気がする。
昨日は随所に現在の状態で、という前提の元で納得いくショットを打てていたと思う。 一本だけイメージが完璧だったショットがある。 これはその前ショットが良かったことに起因するが、このショットに対する返球が見えて、それに対してスムーズに体が反応し、リズムを合わせ、大きくテイクバックをとり、そして正確なインパクトから良いコースへのショットが打てた。 返球からショットまで完全に自分のリズムで行えた、これが非常に重要だと思った。ショットそのものを見ればインパクトまでが理想的すぎたので大切にショットしたからスピードは完璧にはほど遠いものだったが、スピードなど基本が完全に身に付けばいつでも出せるものだ。 基本を軽視し、見た目だけを重視すれば必ず後で痛いしっぺ返しが来るものだ。
まあ、俺が病み上がりなので兄貴が手加減してくれているとは思うが試合に対する集中力とか、練習そのものに対する集中力とかではなく、自分の打つ一本一本のショットに対する集中力やイメージというものにこだわれる楽しさ、そういうものにまた出会えたような気がする。 周りが認めてくれても、自分自身が納得できなければ完成ではない。 自分自身が如何に納得できるテニスをするか、それを貫き通すところに俺らしさがある。 自分らしさを完全に取り戻した上で余裕を持ってダブルスなりの競技に望むべきだ。 自分に余裕がないのに人にどうこう言う資格はないし時間もないな、俺の場合。 やはり人にどうこう言う時間があったら自分がどうすべきかを考える方がより重要だ。
昨日は自分のリズムとフォアバックのショット選択のバランスがフォア過多にならないこと、これを中心に練習した。 フォアハンドはさすがに経験値が高いのか、ある程度までの信頼度は回復できてきた。しかしここに落とし穴があり、前回から今日の序盤まで如実に現れていた肘が先行する癖はいつ出てきてもおかしくないと思う。 これを徹底して体の回転からしっかりエッジから振り出せるようにイメージを固定させることが重要だ。 それと全くと言っていいほど練習していないボレー、そしてオーバーヘッド系のショット。 これらに到達する前に下半身の強化と腹筋背筋の強化を徹底して行っておこう。 俺にかけているのは下半身の弱さ、それに集中力の維持だ。 そしてこれらを克服するすべを知っている以上、それが出来なければおっさんテニス界への切符を手にしただけだ。 無理はせず今年一年かけてゆっくり作っていこう。 一年くらい無駄にしても先はまだ長いはず。 目先のことよりもより長いスパンでモノを見ていこうと思う。
まぁ、こんなもんでしょってとこ。 予想通りにまずは走れない、届いてもうまいこと運動連鎖が行えていないのでインパクトに力を収束できていない感じ。
当初、いつものイースタンよりのグリップでフォアを打っていたが、テイクバックが遅い上しっかりと引けていないために、打点を引き込めていなかった。 結果、手元で無理矢理スイングスピードを出す羽目になるので当然スイートスポットもはずしがちになる。それを是正するためによりボールを見てセンターでとらえようとすると今度はまた引きが甘くなる、と言った悪循環を繰り返す羽目に・・。 途中でその無駄さ加減に気づき、お気楽ラケットに持ち替えて体を大きく使ってゆっくり大きいスイングでボールを飛ばすことに変更。 これが功を奏してようやくボールを飛ばすイメージをやや回復。 バックハンドもとにかくボールに近いポジショニングしかとれずにいたのがようやく良いポジションを取れるようになってきた。 感覚的にはバックは全くダメ、と言ってもいい状態で、自分で「ボールから遠すぎるわ」と思ったときに限っていい打点だったり、ボールを見過ぎて全くテイクバックをしていないときがあったりと、もうむちゃくちゃ。 スライスに至っては、手首のロックすらままならない状態でおまけに打点が近すぎるので面をオープンにしていい加減に腹切りスイングで打つのが当たり前になっていた。 バックハンドはまさにゼロからの積み上げになりそうな気配。
フォアは最後に少しやったゲームでも良いショットが打てたので後は基本を崩さずに不必要なラケットの振り上げや、スピンをかけるのを制限してフラットがしっかり打てるように仕上げてからドライブ系統を練習すべきだと思った。
トータル的にもとにかく下半身が出来ていないために、姿勢も高いしショットを打つときのバランスが悪く、技術的にどうこう言うレベルではない。 ここで技術でどうにかしようとすることは基本を無視して誤魔化すことにしかならない。今年はとにかく試合に出るためにどうこう、というのはないはずだし、俺自身も結局試合で如何にして頑張るか、と言うタイプではなく、きっちり準備した上で試合に臨みたい人間である以上わざわざ貴重な休みにテニスに出かけてストレスをためて帰ってくるようなまねはするつもりはない。 やはり勝てる算段をしてから望まなければ負けても正常な悔しい感情も芽生えない。「最初から勝てるはずがないのだから」そう思って試合に臨むほど無駄なことはない、自分自身をおとしめる事をしてまで試合に出れば結局のところモチュベーションが下がって行くだけなのだから。
今のところ全く試合に出る気はない。と言うよりもとても出れる状態ではない。 ここで、B級シングルスあたりに出てもある程度の結果は残せるかもしれないが自分を高いイメージで仕上げるためにはより高い緊張感を持ってチャレンジできる試合に出るべきだと思う。
自分自身のテニスを信じれるようになること、これが今年の最大の目標。
二回ほど打って分かったことをを羅列していきます。 まず一番の問題は「とにかく横向きが作れない」ことである。 ストロークもボレーもせいぜい良いときでも「横向き加減」と言ったことろ。 長年の蓄積があるのでごまかしが利いているがオフセンター率が思っていたよりも大きくこれを正確に修正できないと基本である体の動きが狂うために手先での修正を常にお行なわなくてはらならくなる。 安定感を失うに十分な問題である。
あ、ダメだ眠いわ。
| 2002年04月19日(金) |
ついにオープンする。 |
テニスコートがオープンした。なんだかんだ言って二回行ってきた。 体の状態は悪くないのかなぁ、確かに去年いっぱいいっぱいだった負傷箇所は大分癒えている様子。手首なんかは玉だしですら痛みが走っていたけれどそれはないし、バックハンドのテイクバック時に感じた肩の痛みもない様子。 ただし、トップスピードを出すためのフォームではないと言う前提下でだけれども。 大きな問題は増えすぎたウエイトの絞り込みなのだが、半年丸々休んでいたため身体能力が激減している事を実感する。 状況判断能力はさほど問題はないのだけれど、最後のところでのもうひと延びが安定していないし、バランスも悪い。 去年から痛めていた部位の休養になったが休むことによってこれほどにまで落ちるものなのか、と言うことを実感した。 当分の間はプレースメントとフィジカルトレーニングが基本になるだろう。 ショット云々にこだわっている場合ではない。体もできていないのに技術的なことを改善しようとしても体に無理がかかるだけだ。急がば回れの精神で頑張っていく必要があるだろう。 テニスを全くと言っていいほどしていないからかもしれないが最大の問題である腰にはまだ問題はない。かえって他の部位の方が心配なくらいだ。 暖かくなって来る季節までゆっくりと体を作っていこう。 試合に出るために無理するのは止そう、もう無理が出来る年でもないしな。
| 2002年04月11日(木) |
いつの間にかシーズンイン |
するらしい、今年も。 来週からコートは使えるようになるようだ。 去年のオフからトータルで二桁テニスをしただろうか?こんなオフシーズンは初めてだった。十分に体は休められたと思う。 現時点で痛みがある箇所は手首と腰くらいなモノだ、それも軽い違和感程度のモノだ。今後走り込みによるコンディション作りが出来れば久しぶりに体に不安が少ないシーズンに出来そうだ。
とりあえずは基本的な部分を大切に練習していく予定だ。 ちょっと調子がいいとすぐに難しいことに手を出してしまうが、今年こそは誰にも邪魔されずにゆっくり自分のペースで仕上げて行くつもりだ。 ここで無理をすると一年間を投げてしまうことと同じだからな。 自分にも言い聞かせて基本的な部分の確認に一ヶ月くらいをかけてゆっくりやっていこうと思う。
今期はリーダー繁を始め初代ファニピーリーダーもいるので俺が好きだったテニスをするための環境は整っていると言える、後は俺自身のモチュベーションの問題だけだ。テニスを心からやりたいと思う気持ちがどれだけ盛り上がってくるかにかかっている。正直ここまで暖かくなれば例年であればラケットを握ってうずうずしてくるのだがそう言ったテンションはここまでない。何か去年忘れた落とし物を取りに行くかのような感覚にとらわれている。 やはり去年無理した結果がこうなっているんだろう。 勝つためにプレーするのではなく、やはり楽しむためにプレーする、そしてそれを自分なりのやり方でやらなければ意味はない、そう改めて思うシーズンイン一週間前だった。
|