愛なき浜辺に新しい波が打ち寄せる DiaryINDEX|past|will
夏休みが、終わってしまった…。昨日、海水浴場のすぐ近くのカフェに行ってきました。激混みです。20組待ちです。都会の人の感覚だと、20組くらい大したことないのかもしれませんが、こっちではありえないほどの混みっぷりです。待つけどね。海水浴シーズンは過ぎていて、海の家も閉まっていますが、ビーチは、カフェ待ちの人々で賑わってました。砂のお城を作ったりしているうちに、一時間が過ぎ、お店に入れました。我々の後に、待ってる人がまだまだいるので、ささっと食べて退散です。私は、もっちゃんと砂遊びをしながら、夏の出来事を回想していました。ブルーベリー狩りしたり、ワークショップで工作したり、夏祭りを楽しんだり、海で泳いだり、動物園で犬と散歩したり、混雑を避けて、花火大会には行かなかったけど。うちのマンションのベランダから花火が見える、って、あいつを誘って、一緒に花火を見た。酒はあまり好きじゃないから、炭酸を飲みながら。奴は飲めるクチなのに、用意してやってたアルコールは口にせず、お茶を飲んでる。花火は、遠目だし、半分ほどがビルに隠れていて、臨場感など全然ないが、それなりには綺麗だ。
わー、真田、誕生日おめでとー! 立松(というか、みー様だけど)もおめでとー。私の予定では、今頃は、とっくに若真ネタを終えていて、誕生日ネタをやろう、って感じだったんですが、全然ダメでしたね。予定通りにはいかないものですね…。
私はまあまあ虫が苦手なんですが、もっちゃんは大好きです。そういや私も子供の頃は虫が好きだった。我が家にカブトムシがやってきたよ。今日はバイトだったんですが、もっちゃんを実家に預けておりました。バイト終わって迎えに行ったら、母親から、「近所の人からカブトムシもろた。持って帰りー」って、虫カゴに入れられたカブトムシを渡されたんです。そんな、急に。何の用意もないのに。もっちゃん、上機嫌。帰りに、飼育ケースやら何やらを購入し、帰宅。帰ってすぐに、カブトムシ様の家作りです。ちょっと、私、まだ昼ご飯食べてない。「ささっと昼ご飯食べるから、家作りちょっと待ってよ」「昼ご飯とかどーでもいい。かんけーない。早く家を作ってあげようよー」ヒー。もっちゃんは、実家でたらふく食ってます。私は、バイト終わって(13時まで)すぐ迎え行ったからご飯まだだったんです。空腹のまま家作りです(奴隷)。ケースにマット(土のことです)を敷き詰める。霧吹きでシュッシュしつつ、説明書通りにやります。上り木を置き、エサケースに昆虫ゼリーを入れて、お家が完成。さーて、カブトムシさんを新居に…、あれ…? カブトムシさん、動いてらっしゃらない…? あー…。家作りの間に、お亡くなりになってしまった!? まじか。暑かったから? あーあ…。もっちゃん、固まってました。「死んじゃったね…?」と私が言うと(ストレート)、「寝とるんや。明日の朝になったら起きるから…」だって。はー、明日、もっちゃんの言う通り、起きてくれたらいいのに…。
こないだ一泊で旅行に行ってきましたよ。動物園行ったり、子供向けのイベントに参加したり、まあまあ夏休みを満喫しておりますよ。この旅では、イケメン(になるだろう子供)との出会いはありませんでした。なんやかんやで毎日が過ぎていきます。
出会ったその日に、理由も分からず、イケメンに恋されて、グイグイ押されて、最初は戸惑うものの、いつの間にかほだされて…、みたいな、そんなん、よくあるパターンですが、男女ならともかく、ノンケの男同士でまさかそんな。まあでも、作り話ですからね。夢物語ですよ。なんて考えを、私は改めますよ。ありえますよ、そのようなことは。ていうか、あったから。見たから。この目で。現場に居合わせたから。子供同士ですけど。恋ではないですけど。海水浴に行っとったんですよ。またもや。フェリーに乗って島に行ったんです。船に乗ってるとき、家族で海を見ていたら、親しげに話しかけてくる男子小学生がいました。仮に彼の名を、一郎としますよ。一郎君は小一です。そのとき、一郎君は、もっちゃん(我が子。四歳です)とはあまり接せず、私と夫と話しているだけでした。島に着いて、海で泳いでいると、一郎君がやってきて、もっちゃんと遊んでくれる。めっちゃ遊んでくれる。もっちゃんが、気のない素振りというか、いっそ嫌そうでも、全然気にしない。グイグイくる。一郎君は、三人兄弟の長男なんですよ。二郎君と三郎君も近くにいるわけです。なのに、もっちゃんと遊ぼうとする。二郎君に、「一郎!!」って呼ばれてんのに、もっちゃんを構うんだ。なんでなの、一郎はん。と思いつつも、まあ、初対面の子が新鮮で興味深いこともあるだろう、くらいに思ってました。そんで、一郎君も、常にもっちゃんを構うわけではなく、たまに思い出したようにちょっかい出してくる程度でした。時間は経ち、帰りの船の時間になったので、港に向かう。港で、一郎君に会いました。そしたら、一郎君が、もっちゃんの手を取り、「一緒に船に乗ろう」って言ったんです。もっちゃんは、うん、とも言わず、でも、手を払うこともなく。結局二人は、手に手を取り合って、乗船しました。そんで、私ら家族は、一郎君家族と通路を挟んで隣の席に座りました。そうするのを、二人が望みましたので…。通路を挟んで、一郎君ともっちゃんは隣り合ってるんですが、手を繋ぎたがるんですよ。実際繋ぐし。そして、通行する人の邪魔になる、っていうか、通行止めになってた。慌てて阻止する親達。一郎君が、もっちゃんに、「上(デッキ)に、海見に行こ。一緒に海を見よう」と誘う。そしたら、母親に、「子供だけで行っちゃ駄目。もう、ここでじっとしてなさい」って止められる。一郎君は、あっさり引き下がり、お菓子を食べ出す。もっちゃんと私が、自販機に行こうと席を立つと、「どこ行くの?」と聞いてくる。トイレ行くときも、「どこ行くの?」って聞かれた。お菓子を食べ終えた一郎君は、母親に「あの子と海を見に行きたい」って言う。そしたら、もっちゃんも、「一郎君と海見に行く」って。それぞれの父親が付き添って、デッキに海を見に行ったり、他の見知らぬ子も巻き込んで鬼ごっこしたりと、船内で遊びました。最初は、一郎君が、「あの子はどこ?」なんて言って、もっちゃんを追いかけてたのに、港に着く頃には、もっちゃんの方が、「一郎君、一郎君」言っとったわ。というか、もっちゃんは一郎君の名を知って呼んでたけど、一郎君は、もっちゃんの名前を知らんのよ。もっちゃんは自己紹介しないし、一郎君は名前を聞いてこないし。船を降りるとき、一旦バイバイしたんですが、どちらからともなく「一緒に降りよ」ってなって、またもや手を繋いで降りてった。その後、改めてバイバイしたんだけど、どちらの家族も港まで車で来ていて、同じ駐車場に駐めてることが分かり、じゃあ一緒に駐車場まで行きましょう、となったとき、一郎君が、「まだ手を繋いでおけるね」って言ったんです。これ、ほんとにそう言ったから。そんで、繋いでましたからね。一郎君のお母さんが、私に、「人懐っこ過ぎてすみません。いつもこんな感じなんです」って言いました。いつもこんななんですか、一郎はんは。誰にでもですか。罪な男…。一郎君、男前なんですよ。ここ、重要ですよ。私が好きな攻めの感じ(クールビューティーな王子様系?)とは全然タイプが違って、スポーツできそうでクラスのリーダーっぽい感じなんですが、そういうのもいいよね。って思った。今日初めて思った。まあそんな感じだったんですが、一郎君は、別れ際は非常にあっさりしてました。じゃあバイバイ、って背を向けたら、もう振り返らない。もっちゃんは、名残惜しそうでした。「バイバイ! またね! See you!」って、大きな声出してた。車に乗ってから、私は、「一郎君と遊べてよかったね。でももう多分、会えないよ」って言った。意地悪で言ったんと違う。思ったまま言っちゃっただけ。そしたら、もっちゃんが、「なんで? 会えるよ。また、すぐに」って、返したんだ。
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