Shigehisa Hashimoto の偏見日記
塵も積もれば・・・かな?それまでこれから


2003年12月31日(水) 大晦日の道

餅 芳しき大晦日
気忙に流れる長針が
一回まわって夕暮れの
もと来た道を惑わせる

ランプに映った仕合わせが
僕をなおさら急がせて
急げば 街は上気して
暗い夜空に溶け染まる

ベートーベンも笑うでしょう
切羽詰ったオーデオに
ベートーベンも笑うでしょう
明けて落ち着くのん気さに

去りて来る とめどない繰り返しが
あまりにも可笑しくて 滑稽で
笑いを止められないでしょう
笑いを止めたくないでしょう





2003年12月29日(月) テレビっ子な僕ら〜年末奮闘篇〜

8:00
昨日録画していた「めちゃイケSP」を観た。開始早々から音声しか出なくって面食らってしまった。どうやら放送事故らしい。
肝心の内容は残念ながらあまり良い出来ではなかった。
数取団やカマ騒ぎは通常放送の段階で既に大して面白いものではないから、今回の内容も推して知るべし・・・と思っていたら案の定面白くなかった。そして目玉企画である期末テストも流石にマンネリのそしりを免れず、初回の馬鹿ばかしさには遠く及ばなかった(初回では「この川は世界で一番長い川です」という文の英訳問題を浜口が「The is a nunder one liblary(ザ・イズ・ア・ナンダーワン・ライブラリー、と読むそうだ)」と解答した時は本当に笑ったものだった)。このように内容そのものにも多くの不満が残ったが、もっと不満なのはスペシャルだと言うのにレギュラー放送の延長線のような企画しか立てなかった、ということである。そもそもめちゃイケはスペシャルの時は本当に通常放送ではやらないような特別な企画を立てるのが魅力だったのである(例えば中居のコンサートに乱入した事件などがその際たるものだろう)。昨今、ただ時間を引き伸ばして内容を薄くしたものを「スペシャル番組」だと言って憚らない志の低い手合いが多い中で、唯一めちゃイケが反逆していたのが頼もしかったのに、いつのまにか体制側に迎合してしまっている。番組のピークとしては2001年頃から明らかに凋落傾向にあるのだが、近年のバラエティ番組のなかでは際立った存在だっただけに、非常に残念である。もういちど輝きを取り戻して欲しいと願うのは無理な相談であろうか。

15:00
競馬・有馬記念を観た。クリスエス強し!恐ろしい、凄まじいまでの強さ。あの圧倒的な馬身差、淡々とした勝ち方に、ただただ呆気に取られるしかなかった。なにやらレコード記録だったそうで、なるほど速いわけである。天皇賞・秋の時も危なげない勝ちっぷりだったけど、今回はもっと凄かった。天晴れ、としか言いようがない勝ち方である。しかも、これで引退してしまうというのだからまたびっくり。まあ、惜しまれるうちが華、ということで同じく有終の美を飾ったオグリキャップやトウカイテイオーのことを思い出した一幕であった。

19:00
「M−1グランプリ2003」を観た。2001年から始まって、今や定番になりつつある番組。第1回は司会がまごついてしまって、見ているこっちもハラハラしたが、今回は今田が取り仕切っていたので安心して観る事が出来た(もっとも、控え室の案内役だった木村祐一が手落ちを何度もしでかしたので、やっぱりハラハラしたが)。何千組もの漫才コンビの中を勝ち上がってきた面子なだけあって、どの組も負けず劣らず面白かった。ただ、個人的には一昨年にかなり革新的なデビューを果たした麒麟がイマイチ不発だった事が残念である。どうも声ネタに頼りすぎなようだ。精進して、さらに面白さに磨きを掛けてもらいたいものである。なお、私が特に良いなあと思ったのは決勝に残った三組と「リアルキッズ」、「二丁拳銃」であった。「リアルキッズ」は高校生とは思えないほど(いや、もしかしたら高校生だからこそ、なのかもしれない)の切れ味の鋭さがあった。惜しくも決勝には進めなかったが、こんな若い段階で過剰に褒め上げられると天狗になって本質を見誤る可能性があるから、これもまた良しかな、と思っている。一方、「二丁拳銃」は流石に場数を踏んでいるだけあって手堅く笑わせる印象を持った。もうM−1に出場する資格は失ってしまったそうだが、実力は存分にあるから問題ないだろう。今後の飛躍に期待、である。
決勝の3組についてはほとんど甲乙つけがたく、故にどれが一番かということは決められない。それでも強いてと言うのなら、敗者復活というギリギリの線で出場しておきながらトントン拍子で決勝まで勝ち上がり、見事大接戦を演じたアンタッチャブルを挙げたい。このコンビは4年ぐらい前に伊集院光が司会を務める「ゲームWave」のころから知っているが、なかなか見るべきところのあるやつだなあ、と思っていたので今回の躍進には素直に拍手を贈りたいのである。まあ、総じてレベルが高かったから、優勝できなくとも大健闘と言えるだろう。2001年、2002年と観てきたが今回が一番面白かったような気がする。来年末も是非、今回を上回るパワーと熱気で我々を楽しませて欲しいものである。


2003年12月16日(火) チトセ・カンバック

♪シャバドゥビィ……イエー……

俺がむかし赤ん坊だったころ
俺の親父は暖房
お袋は学生帽で
弟は酸素欠乏
妹は超多忙だった

…分かるかな?
わっかんねえだろうなあ…

もうひとついこうか

俺がむかし鉄道員だったころ
親父は衆議院
兄貴は実印を持っておらず
甥っ子はストナーサンシャインと叫び
従兄弟はホルスタイン牛乳ばかり飲んでいた。

…分かるかな?
わっかんねえだろうなあ…

♪シャバドゥビィ……イエー……



橋本繁久

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