『日々の映像』

2003年10月31日(金) SARS飼い猫から人に感染 

 サーズのことは、今年4〜5月に7回ほど記述した。寒さの到来と共に、サーズの感染を警戒する記事が散見される。体力の衰えた時にサーズに感染すると60歳以上では、50%を超える人が、あの世へ旅立たねばならない。よって、過日の新聞は、高齢者の風邪の予防注射を薦めていた。    
 
 サーズウイルスは家庭で飼育されている猫(その他の飼育動物省略)に感染することが分かった。猫などのペットを媒介して、サーズウイルスが拡大する危険性があるのだ。オランダと香港の研究チームは「予想以上に幅広く動物の間のウイルスが潜伏し、そこからヒトへ再感染する可能性がある」(30日・毎日から)と指摘している。
 
 この実験内容が10月30日発行の英科学誌「ネイチャー」に掲載された。要点の一つは、これまでサーズウイルスは、野生動物からヒトに感染したとされてきた。「今回の研究で、逆にヒトから動物へも感染する」(同)ことが証明されたのだ。  

 国はサーズウイルスの原因動物とされるハクビシンを今年7月に輸入禁止を決めている。その他哺乳類の輸入は多くある。国は2年以内に、輸出国に衛生証明書の添付を義務づける計画を立てている。輸入動物からのサーズウイルスの侵入を警戒してのことである。   

 前に何回も書いたが細菌は攻撃する薬はあるが、ウイルスを攻撃する薬はなく、頼りになるのはその人の免疫力だけなのである。よって、日常生活でベストコンデイションを保つことが最も大切なのである。
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癒しの森74                          2003年10月31日
           人 中村美津子さん

 人を理解することは、そのまま心の癒しになると思う。大阪の歌手中村美津子さんと言えば、ほとんどの人が分かると思う。やや古い話で恐縮だが1997年5月7日、この人に関する感動的な特集を読み日々の映像に綴った。この内容の一部を引用したい。中村美津子さんは、36歳で不倫の恋、出産、破局などの苦しみの時を過ごす。36歳でデビューしたものの2年間はほとんど売れなかった。

 この時、美津子さんの才能を信じる元ジャズ演奏の富田氏と運命的な出会いをする。この富田氏が、何と借金までして美津子のテレビ30分枠を5年間も買い続けるという、途方もない手法で大阪でのファンを増やして行った」と出ていた。まさに師、富田氏に出会ってから中村美津子さんドラマが始まったのである。

 ・師ありて 美津子の世界が 開かれし 人の運命 不思議なるかな

             (資料・1997年5月7日の日々の映像)


2003年10月30日(木) 王ダイエー強さの秘密 

 10月21日、「王監督の余裕、城島を中心とするモチベーシヨンの高さ」と書いた。総ては王監督の指導によるところが大きいことは言うまでもないが、選手のモチベーションの高さがダイエーの強さの秘密のように思う。過日雑誌で「城島健司さんが『勝負』について熱く語る」を読む。   
 
 18歳で入団した城島選手は27歳になり、今では日本を代表するような一流の選手となった。一流になった彼を育てたのは・・それはここで記述するまでもない。   

 城島は言う。「プロとして『最善を尽くした』と言える一日にしようというのが、毎朝起きてからの僕のテーマになっています」最善まで行かなくとも、われわれも意味のある一日一日にしたいものである。    

 城島選手の語録に人間社会の基本の言葉があった「僕はいつも『右手に勇気、左手には信頼というものを持ちながらボールを放ろう』とチーム内にいっています」彼はこの年代の青年として、精神面でも超一流なのである。   

 城島の投手に向ける眼差しが温かい。城島は言う。「優勝が決って、いわゆる消化試合になると思いますが、そこで一人投げるピッチャーには、彼の生活がかかっています。ピッチャーの最後の一球まで受けてあげたい。・・『城島が一年間、オレのいい時も悪い時も知っていてくれた』といわれるキャッチャーでいたいと思うんです」と。これだけハートのある捕手がいれば最強のチームとなっていくだろう。
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癒しの森73                          2003年10月30日
            城島選手がMP

 パは城島健司捕手、セは阪神の井川慶投手が最優秀選手に選ばれた。城島選手は全試合に出場し、打率3割3分、34本塁打、119打点、という成績を残したのだ。捕手として140試合フル出場した選手は40年ぶりだという。日本シリーズでも4本のホームランを打つなど、これほど信頼の厚い捕手はいないだろう。
 一流の選手の言うことは、光るものがあるので引用したい。城島は言う。「打てる球は一日に何球もありませんから、いつ来てもいいように準備を忘れないよう肝に銘じています」ホームランは日ごろの厳しい練習で生まれてくるのだ。   
 日本シリーズで戦った阪神の矢野輝弘捕手の活躍にも強い印象が残った。彼はベストナインに選ばれたが、MPも小差で井川投手になっていたのだ。矢野捕手の来年の活躍を期待しよう。

  ・信頼と 勇気で固めた 軍団の かなめに座る リーダー光る


2003年10月29日(水) イラク深刻な内乱状態

 イラクが深刻な内乱状態の様相を呈して来ている。今週の主な事件を取り上げてみよう。

・25日 米軍ヘリコプターロケット推進式RPGの攻撃を受け墜落炎上。
・26日 占領軍の中核ホテルにロケット弾8発が撃ち込まれる。イラク訪問中の米国防副長官は危機一髪無事であったという。米兵1人が死亡、15人が負傷している。
・27日 バクダット中心部にある赤十字国際委員会の事務所前ほか、4ヶ所の警察署付近で爆発があり34人が死亡、224人が負傷している。米占領軍といっても、点(都市・主要施設)と線(道路)を占領しているだけなのだ。
・28日 バクダット西方60キロ地点の警察暑で自爆テロがあり5人が死亡
・28日 バクダット副市長が自宅で暗殺される。武装集団は、米軍に協力する全ての行政官を暗殺の対象としているのだろう。
 
 ブッシュ政権は大きな見誤りをしたと思う。イスラム世界の大衆は、西側の近代の文化・政治体制をほとんど理解できないことだ。これがブッシュ政権の最大の誤算ではなかったかと思う。ただ、アメリカ憎しに洗脳された若者が、いわゆるイスラム過激派なのだ。      

 シリアの外相は「国境は全て管理できず、(過激派)国境を越えてイラクに入っているのを防止できていない」(26日・世界日報)と述べている。同外相は「彼らの決意は固く、多くの者は、米軍の戦車に出会うことを夢見いる」と語っている。戦うことしか教育されていない哀れな若者が無数にい
るのだ。
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癒しの森72                         1003年10月29日
           ランディー・ジョンソン

 24日から、ワールドシリーズと日本シリーズのことを書いている。感動的な人を知る・・感動的な世界に触れる・・これに勝る癒しはないと思う。よって、あと数回はこのシリーズの余韻を書き残したい。10月26日はクレメンスのラストピッチングのことを書いた。クレメンスの妻デビーさんは「選手としてまだ活躍できるから、複雑な気持ちだけれど、父親を必要としている子供たちがいるから」とのこと。4人の息子たちは、父親の最後の雄姿を目に焼き付けたことだろう。

 ナ・リーグの最優秀投手に選ばれたのは、今季21勝6敗(防御率2・49)を記録した38歳のランディー・ジョンソンだ。しかも、33歳から3年連続4回目の受賞というから、信じられないほどの大記録である。来季は39歳となるがジヨンソンは「まだ改善できる要素がある」と意気軒昂なのである。

 ・アメリカの 野球文化の 象徴か 勇姿みなぎる ランディー・ジョンソン 




2003年10月28日(火) 衆院選挙が公示される

 衆院選挙は今日公示され、小選挙区300、比例代表180の計480議席をめぐる12日間の選挙戦に入る。12日間は余りに短いような印象を受ける。     

 自公の連立政権は4年目に入った。今回の与党側の選挙は完全な自公連立選挙である。公明が大阪ほかの小選挙区で10名候補を立てる。注目すべきは、この10選挙区に自民党は候補を立てないのである。沖縄でこの自民党本部の方針に造反して、保守系候補が無所属で出馬するようであるが、その他の9選挙区は自民党本部の方針が浸透しているようだ。    

 公明は290の小選挙区で候補を立てない。公明の比例の票は、少なくとも850万票はある。単純に300選挙区に割ると一選挙区あたり28000票になる。自公本部の方針を踏まえ自民各議員の要請によって、公明が自民党候補を推薦している。   

 詳しくは省略するが、公明票の大半は自民党に流れる構図となって来ている。よって今回の選挙は、まさに自公保政権が支持されるかどうかの選挙といえる。これだけの自公連立選挙になっていることは、一つの時代の流れのようだ。しかしこれらを知らない人が意外と多い。     

 中曽根元首相が引退することになった。自民党内の権力基盤は、10月23日にも書いたように小選挙区比例代表制になってから様変わりしているのだ。
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 癒しの森71                          2003年10月28日
            ダイエー4年ぶり日本一

 看板の強力打線が阪神を跳ね飛ばした。昨日の第7戦はダイエーが6−2で勝ち日本一に輝いた。10月21日の日々の映像にダイエーのことを書いた。この時点で日本一は王ダイエーではないかと思っていた。そのように思った背景は、捕手城島を中心とする選手たちのモチベーションが高いのである。

 王監督が指導した豪快野球を井口・城島たちが完璧に身につけてきた。「世界の本塁打王」はダイエーにとって、かけがえのない恩人になった。そして世界の本塁打王は、今回の優勝で「大監督」の名声が更に高まっていくだろう。投手力、豪快なホームランバッター3人の存在を目の当たりにすると、来年の日本一もダイエーになるような気がしてならない。

  ・監督を 10年続ける エネルギー 豪快野球が 見事花咲く


  

2003年10月27日(月) 参院埼玉補選の投票率僅か27・52%

 衆院戦の前哨戦と位置けられてきた、参院埼玉の補欠選挙の投票率が僅か27%だった。補選となると投票率が低くなるのが通例であるが、これほどの低い投票率は記憶にない。投票率の低さを数字で見てみよう。

・関口 昌一 当選 648319票 (有権者数に対する得票率11・75%)
・嶋田智哉子     635332票 (有権者数に対する得票率11・51%)
・阿部幸代      232850票 (有権者数に対する得票率4・22%)
・投票総数     1526501票 (投票率27・52%)
・投票棄権総数  3964040票 (棄権率72・48%)
・有権者総数    5519541票

 自民党は「公示と前後して首相は二回、安倍幹事長は五回も埼玉入りするなど、補選としては異例の応援体制敷く」(27日・毎日)しかし、関口昌一の得票数は、自民・公明の基礎票すら集めきっていない数字であろう。
 
 民主党は、旧自由との「合併効果」顕在化させる好機と判断して、嶋田智哉子を立てて管直人代表と小沢一郎氏が「圧倒的支持で勝てば、日本の社会を変えることができる」(同)と政権交代の必要性を訴えたが、僅か11・51%の得票で終わっている。

 この数字を管代表はどう受け止めるのだろう。政治が社会の中心の価値観でなくなって来ている。このことを政治家はもっと理解する必要があると思う。
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癒しの森70                         2003年10月27日
           王ダイエーも3勝

 昨夜の福岡での第6戦は、王ダイエーの勝ちで共に3勝3敗とした。今夜行なわれる最終戦は王ダイエーが有利でないかと思う。王監督手作りのダイエーが最後の力を発揮するような印象を持っている。赫々たる戦歴の王監督に敬意を表わす意味で、この人の野球人としての経歴を記したい。

・1959〜1980 巨人軍選手 通算打率 ,301 通算本塁打 868号
・1981〜1983 巨人助監督
・1984〜1988 巨人監督  リーグ優勝は1987年の1回のみ
・1995〜2003 ダイエー監督8年目 1999・2000年リーグ連覇など

 王監督は、1995年に「さらば巨人軍 豪快野球で王道を往く」という本を表わしている。万年Bクラスだったチームがパリーグナンバーワンの豪快野球を展開しているのだ。王監督があと2年監督を続けるだけで、ホームラン868号に匹敵するだけの大記録なのである。

  ・豪快な 王道野球の はれ舞台 若獅子たちの 乱舞あざやか
                         
(27日17時に記す)




2003年10月26日(日) トレーラーのタイヤが脱落する

 恐ろしい欠陥トレーラー・トラック4000台が今日も走っている。車軸にブレーキとタイヤを取り付ける「ハブ」という部品がある。このハブが走行中に車軸から外れてしまうのだ。「事故を起こしたトレーラーは、左前輪のハブが破損し、ブレーキドラムごと外れていた。その結果直径約1叩幅約28造能鼎140舛250侫丱ぅに匹敵するタイヤが母子を直撃」(25日・時事通信)という事故が起こっている。    

 昨日のニュースでも走行中のタイヤ脱落事故が、全国で37件もあるなど大きく報道していた。この脱落事故のほとんどが三菱自動車工業製のトレーラー・バス・トラックなのである。神奈川県警の捜査本部は24日午前、業務上過失致傷の疑いで、トレーラーを製造した三菱自動車工業の捜査を始めた。         
 
 メーカーが部品の安全性の問題で、警察の捜査を受けるなどは信じ難いことである。ハブの脱落事故がこれだけ起きているのに、問題解決が事実上放置されていた疑いから、設計部門、製造部門、本社の管理部門の捜査となったのだ。この会社は、問題に対する部門間の情報交換が行なわれないのだろうか。企業イメージのダウンによる損失は数百億円にもあたると思う。   
 
 三菱自動車工業は、3年前にもクレームやリコール隠しで、警視庁の強制捜査を受けている。部品の安全性に関して、警察の強制捜査を受けるようでは、会社の存立そのものが問われると思う。
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癒しの森69                          2003年10月26日
          ヤ軍・クレメンスのラストピッチング

 ワールドシリーズは、マーリンズが制覇して終了した。松井の大リーグ挑戦1年目も終了した。ヤンキースが地区優勝したあたりから、初めて大リーグの試合を見た。

 この中で一番印象に残ったのは、今季限りでの引退を公言しながら大活躍したヤンキースのクレメンス投手であった。1962年生まれ。39歳。今年も16連勝を含む20勝3敗という抜群の安定感で、エースとして君臨。歴代最多の6度目の最優秀投手に選ばれている。 しかも通算の勝ち星が神話になるほどの310勝なのだ。

 ナ・リーグのランデー・ジョンソン選手のことは知っていたが、ロジャー・クレメンスのことはよく知らなかったので、この人の最後の投球を敬意と感動とともに見守った。クレメンスの言葉を引用して置こう「観客も最後の回、最後の投球を楽しんでくれていると思った。あのフラッシュの数には驚かされた」と。

 ・クレメンス 最後の雄姿を 留めんと フアンのフラッシュ 数限りなし




2003年10月25日(土) 道路公団藤井総裁を解任(辞令交付) 

 石原国土交通相は24日「午前111時55分藤井氏本人に解任の辞令などを手渡した」実際は石原国交相の代理として公団を訪れた国交相人事課長から「A―4サイズの解任辞令書」(毎日から)が渡されたのだ。法的には解任辞令書を受け取った時点で効力が出るのだという。   
 
 召集で急きょ集まった500人を前に藤井氏は「ただいま、石原大臣から解任の通知を受けました。・・・・」と1〜2分にごく短い挨拶をした。そして藤井氏が公団を去ったのは「午後〇時半ごろ」という。解任の辞令を受けてから、僅か35分で公団を出たことになる。    

 ポイントは次のくだりだ。「いつもの黒塗りの大型乗用車[公用車]でなく『おそらくタクシーで出たのでしょう』(幹部証言)」幹部が何で帰ったか分からないのだから、藤井氏は挨拶が終わると、そのまま一人で公団を後にしたのだ。

 藤井氏は政権の方針・時代の流れを理解せず、古い官僚主義に武装して政権側と争っても、ほとんど無力であることを知ったであろう。明日からはただの人である。これから行政訴訟を起こすと伝えられている。   

 その前に藤井氏は「政管癒着疑惑の国会議員名を公表すれば守秘義務違反に問われる可能性があるとして、石原国土交通相の公開の許可を求める質問状を提出した」(24日・産経)という。しかし、既に藤井氏は23日発売の週刊文春のインタビューで、圧力をかけて来た政治家のイニシアルの実名を明らかにしている。圧力が犯罪になるのか、そうでなければ藤井氏が名誉毀損で逆に訴えられるだろう。藤井氏は、自分を中心に社会が動くとでも思っているのだろうか。
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 癒しの森68                        2003年10月25日
          花金3連勝の美酒

 昨日の阪神・ダイエー戦のテレビを6回から見た。阪神が勝ったからではないが、「勝とう」とする執念は阪神ナインが勝っていた。そう感じさせたのは、阪神の矢野捕手のガッツポーズであった。打者を三振にして投手がガッツポーズをすることは多いが、捕手が打者一人を三振にする都度ガッツポーズを表わす姿を見たのは初めてであった。最後の打者を三振にした時のウィリアムは、五体全体で狂喜せんばかりの歓喜を示していた。「勝とう、勝つのだ」この執念の差が阪神に勝利をもたらしてようだ。

 1球1球に全神経を使う星野監督は、くたくたに疲れたようだった。「・・3つも勝っちゃった。疲れたなあという感じだけど、ウィルアムスがいるだけ心強い。・・必ず向こう(福岡)で胴上げして帰ってきます」とフアンに挨拶していた。昨日は花の金曜日、大阪のそこ彼処で3連勝を祝う酒盛りが続いたことであろう。

   ・花金の 3連勝の 美酒かな 疲れを知らない 六甲おろし




2003年10月24日(金) 注目の選挙区 

 注目の選挙区を記述したい。注目というより、わけの分からないのが田中真紀子さんの新潟5区からの立候補である。今月初めは無所属出馬するとの報道であったが、一昨日の報道によると「秘書を通して自民党本部に小泉純一郎総裁あての離党届を提出した」(22日・毎日)とのこと。    

 報道によれば地元後援会は「離党しないでほしい」との意見が相次いでいたのである。田中真紀子さんは、離党届を出した理由を選挙民に説明する責任があると思う。

 外務大臣の時、福田官房長官、小泉首相とかなりの葛藤があったようである。ただ怨念を晴らすため出馬であれば、選挙民のために何が出来るかという政治家の原点はないといえる。選挙民はこんな怨念のゲームに載せられることを理解しているのだろうか。
 
 自民党の小泉首相、安部幹事長は比例区の重複立候補はしていない。政権を争う選挙であれば民主党の管代表もカッコウをつける必要がある。管代表は「衆院選では東京18区から出馬する一方、比例選に重複立候補しない意向を明らかにした」(24日、朝日)東京18区は、自民党から鳩山邦夫・元文相が出馬する激戦区で、管民主党代表の落選もあり得るのだ。
 
 管氏に見習い、民主党の岡田幹事長も三重三区に出馬して、比例区の重複立候補を辞退。するという。この二人が過半数近くの得票で当選出来るかどうか注目の選挙区といえる。
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 癒しの森67                          2003年10月24日
           阪神連夜のサヨナラ勝ち
  
 阪神は10月21日時点では、屈辱的な2連敗であった。この時点で誰がサヨナラ連勝を予想しただろう。甲子園には魔力があるのだろうか。5対5で迎えた延長10回、ヒイロー金本の打球は低い弾道であったが、ボールはライトスタンドに飛び込んだ。この瞬間甲子園球場と阪神フアンは、天にも昇るほどの歓喜のるつぼと化した。

 甲子園球場で生き返った阪神、「何とかあした勝って、日本一に王手をかけたい」と六甲おろしが鳴り響く甲子園に約束するか金本。はたして、阪神ナインは、勇退する星野監督の花道を飾ることが出来るか。答えは今夜を含めて第6戦又は第7戦まで決着が付かない。私はダイエー有利の印象だ。(24日17時に記述)

  ・甲子園 魔力が有るのか 2連勝 星野野球の 花道飾るか



         


2003年10月23日(木) 首相、中曽根、宮沢元首相に引退要請 

 小選挙区比例代表制の選挙制度は政党の力を飛躍的に強化している。自民党の中選挙区時代の群雄割拠の時代は完全に終焉を迎えている。分かりやすく言えば、派閥のボスが集まって政治的な判断を決めるようなことはなくなって来たのだ。
 
 首相による、中曽根、宮沢元首相の引退要請は、政党として所属議員の支配力が強化された象徴的な出来事だ。首相の引退要請に対して宮沢氏は会談後の記者会見で「総理・総裁に恥をかかせられない。党の若返りに貢献することが大事だ。自発的に立候補を辞退したい」(23日・朝日)と党総裁の意向に従がうとの表明である。    

 これに対して中曽根氏は「断じて承知できない。私は議員として最高の使命感と一途な思いでやってきた。突然こういう爆弾を投げるのは政治的なテロだ」(引用・同)との表明で、小選挙区からの出馬について選挙民と相談して決めるなどと記者会見(23日・時事通信)でいっている。公認権は党にあり公示前日の「27日に発表する比例名簿に中曽根氏は登載しない方針」とのこと。  

 自民党は今年3月に衆議院比例代表候補について「公認時に満73歳未満」(23日・産経)と決めている。中曽根氏が反旗をひるがえして、小選挙区から党公認なしで立候補できるだろうか。中選挙区の時代であれば、投票数の20%前後の得票で当選できたが、今は過半数に近い得票が必要なのだ。中曽根氏はしゃべり、動いた分だけ晩節を汚す結果に終わるだろう。
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癒しの森66                           2003年10月23日 
             凄い人間群像を知る

 01年高橋尚子が出した世界記録(2時間19分46秒)は、その後の2年で歴代4位の記録になってしまった。10月19日の北京国際マラソンで中国の孫英傑(26)が2時間19分39秒の世界歴代3位で優勝した。歴代1位は今年3月英国のラドクリフが出した2時間15分25秒なのだ。

 凄い人間群像を知り、理解する、これも大きな心の癒しになると思う。パリマラソンで銀に輝いた野口みずき、この人の走行中の写真を何度も見たが、両足が地上を離れているものばかりだった。身体のバネを使った素晴らしいストライク走法だ。アテネ五輪の出場は、野口みずき外2名だ。凄い女性達の戦いは、次の3レースで決る。熾烈な戦いに挑む彼女達に心から敬意を表したい。

・東京マラソン  (11月) 出場予定   高橋尚子・・シドニーで金
                        土佐玲子・・エドモント陸上で銀
・大阪マラソン  (1月)  出場予定  弘山晴美・・前回選考で泣いた
                       渋井陽子・・昨年大阪で4位
・名古屋マラソン (3月)  出場予定  千葉真子・・パリマラソンで3位






2003年10月22日(水) ビンラディン氏日本も名指しで「報復」 

 18日、カタールの衛生テレビ局アルジャジーラは「ウサマ・ビンラディン氏の声明とされる録音テープ2本を放送した。テープの声の主は、米国内外で新たな自爆攻撃が発生することを予告するとともに、イラク統治で米国を支持している全ての国が標的となると警告した」(10月15日・ロイター)このテープは、米中央情報局によって本物であることが確認された。
 
 ビンラディン氏は、イラク人に対してイスラム政権が樹立されるまで、米国人への「聖戦」を呼びかけると共に、米国のイラク政策を支持する「英国やスペイン、オーストリア、ポーランド、日本、イタリア、イスラム諸国を名指しして『われわれには適切な時期と場所で報復する権利がある』と主張。特にクウェートなど湾岸諸国に報復するとしている」(同)         
 
 アルカイダというテロ組織は、米国と協調する国は全てテロ報復の対象になるのだ。ただこの組織が、米国と協調する湾岸諸国の全てを敵に回してどれだけのことが出来るというのか。ただ、同時多発テロに見られるように、世界に恐怖を振りまいていることは確かだ。    

 この集団の最大の攻撃先である米国は、テロとの戦いの延長としてイラクを攻撃、莫大な財政赤字を出している。姿を見せないテロ集団から脅される・・この対策に膨大な支出を余儀なくされる。米国の今年度の財政赤字は3742億ドル(41兆円)で楽観出来ない数字なのである。
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癒しの森65                         2003年10月22日
           松井三点本塁打の余韻
 
 一昨日は松井フアンにとってたまらない日であった。大リーグに「監督にとって最良の友は、三ランホームランである」という言葉があるとのこと。トーリ監督は、カウント0−3から打った松井の能力に舌を巻く。・・松井はどこに力を入れて打つか分かっている。無理して引っ張ろうとしない。本当にいい打者だ。松井は慣れない左翼の守備も堅実にこなし、リーダーになった。若手は彼から多くを学んでいる」との賛辞である。なにしろ、前日の3安打と合わせ、シリーズの打率5割で松井の輝きが最高潮になってきた。
 
 松井が米国でも「怪物」と認められたようだ。20日にデリー・ニュースは「10月の怪物と表現・・・ベストヒッターはジーターでもポサダでもない。マツイだ」と絶賛した。本塁打直後の3回、松井が打席に向かう時「大型ビジョンには巨大な岩石を投げるゴジラの映像。大音響で泣き声が流れると、満員の観衆は『マツイー』の大合唱とともに再び総立ちになった」(21日・スポニチから)日々の映像で何回も書いたが、このあたりがアメリカの野球文化の真髄のように思う。松井は今日行なわれた3戦も勝利打点をたたき出した。

   ・アメリカの 野球文化が 頂点に 日本の松井が 輝きわたる



2003年10月21日(火) 松井(ヤンキース)と城島(ダイエー)の活躍

 大リーグワールドシリーズ、日本シリーズと野球フアンにとってはたまらない試合が続く。 大リーグの松井は別格として、日本のプロ野球選手の中で最も存在感があり、輝いているのはダイエーの捕手城島健司だろう。松井と城島に関することは、後日詳しく書きたいと思っている。今日は活躍中の2人の一端を記述したい。 
 
 ワールドシリーズでの松井の活躍は素晴らしい。第1戦では3安打を放った。第2戦ではヤンキースの勝利を確実にする先制の3点本塁打を放った。本塁打は408フィート(124・4メートル)のフェンスを越え、5万5000人の観衆の拍手とざわめきが長く続いた。ヤンキースがワールドシリーズの勝者になるかどうかは、ひとえに松井の活躍にかかっているようだ。
 
 日本シリーズ第1戦はダイエーのサヨナラ勝ちであった。第2戦は13―0という阪神にとっては屈辱的な連敗である。おまけにシリーズ史上初の六者連続安打で伊良部が粉砕された。敵地(甲子園)に行っても、このダイエーの勢いを止めることは不可能のようだ。王監督の余裕、城島を中心とする主力選手の「モチベーションの高さ」(20日・ヤフースポーツ)特にチームの要である捕手城島は2試合連続ホーマを放つなどその存在感は桁外れに大きい。
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癒しの森64                            2003年10月21日       
             人を幸せにすること
 
世の中には、素敵な概念・目標をもって活動している人たちが多い。コンピュータのスペシャリスト集団セリーシーン(文京区水道町2丁目19番12号・メインステージビル1F・03−5689−0535)のホームページの冒頭のモットーは次ぎの通りである。

「人のために生きることが、真に幸せであると考えています 共に力を合わせ、人を幸せにしていけることを願っています」 

そして代表の坂上潤さんは、セリーシーンの夢として次の内容を掲げている。   
「私達の第一の目標は、人を幸せにする事です。人が生きていくには、目標が必要です。明確な目標を見失っては、進むべき道が見えなくなってしまいます。私達の生きている意味を問われれば、それは人を幸せにしたい。この一言に全てが集約されています。人を生かすために、人は生き、自分を幸せにするために、人を幸せにする。人の数と同じように、才能の数があり、それぞれに出来ることがあります。私達は、自分達のやるべきことを理解し、その目標へとより強く進んでいくためにCELIY SCENEを結成しました。   セリーシーン代表:坂上 潤 」

 私はこの夢を読んで、アインシュタインの言葉を思い出した。「人は自分以外の者のために生きるとき、新たな生が生まれる」(記憶で書いているので正確さがないかもしれない。後日確認)人が自分以外の者のために生きるとき、信じられない活力が生まれるという原理なのだ。       

   ・人のため 生きる人生 力あり 躍動していく 人の勢い




 


2003年10月20日(月) マニフェスト選挙

 マニフェストという言葉が燎原の火のように広がった。世論調査でも「マニフェストを投票の際の判断基準にしたい」と言う比率が80%前後になっている。 

 各政党が曖昧な部分を残しての公約から、政策の具体的実現をイメージできる政権公約を掲げるとことは良いことだと思う。ただし、民主党が掲げた高速道路無料化のように、財源の根拠を示さない政権公約はおかしいと思う。マニフェストが政権公約である以上、今回の選挙は「政権選択の選挙」になる。朝日新聞連続世論調査の「望ましい政権の枠組み」の質問に対する回答は次の通りだ。
        9月24日       10月9日
自民中心     45%        38%
民主中心     29%        30%
となっており自民中心が落ち込んでその差が縮まった。政権選択の選挙であるので「首相選び」の選挙でもある。「どちらが首相にふさわしいか」では8月28日にも引用したが小泉氏との差は大きい。今回の調査でも「小泉首相55%(前回63%)に対し管民主党代表21%(前回18%)の結果が出た」(10月11日・朝日から)   

 女性の支持率でみると、小泉氏が64%、管氏14%を大きく引き離している。昨日の懇談の時これが話題になった。管氏を知っている人がいうには「彼のあだなは『イラ管』といっていつもイライラしているのだ。とても首相の器でないと思う」と言っていた。それにしても女性支持率14%は管氏の本質を女性が見抜いているデーターなのだろうか。
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癒しの森63                            2003年10月20日
            マザーテレサの残したもの

 ローマ法王ヨハネ・パウロ2世は、10月19日貧しい人々の救済に生涯を捧げた修道女、故マザー・テレサをカトリック教会の「聖人」の前段階にあたる「福者」に列した。
 この人が亡くなった1997年9月、インド政府はマザー・テレサを国葬とした。当時の毎日新聞は次のように説明していた。「CNNテレビ見ながら、人間の素晴らしさを思った。この世界を見事に生きた人がいるという感動。人間とは何と素晴らしいものか・・」と。
 毎日新聞の社説は「人のために生きる人生こそが価値あることを教えている」と結んでいた。

 ・人生を いかに生きるが ベストかと マザー・テレサは 無言で語る

         (文章の一部と短歌は1997年9月16日の日々の映像から)



2003年10月19日(日) 中国の有人宇宙飛行(科学技術の頂点)

 中国は15日午前9時有人宇宙船「神舟5号」を打ち上げた。同宇宙船は地球を14周し、23時間後の15日朝、予定通り内モンゴル自治区の砂漠に着陸した。有人宇宙飛行は国威発揚を目的とした国家プロジェクトであるという。  
 そのため打ち上げの現場に国家主席ほか中国指導部が集まるという物々しさだ。胡錦濤国家主席はテレビで「われわれの偉大な祖国の栄光だ。中国人民が世界の科学技術の頂点に至る道のりで、重大な歴史的意義のある一歩を踏み出した」と語っている。   

 胡錦濤国家主席は「科学技術の頂点に至る道のり」と言っているが、米ロに続き事実上科学技術の頂点に立った宇宙大国になったことを意味している。   
 1961年4月ソ連が世界初の有人宇宙船を打ち上げた。搭乗したガガーリン飛行士は「地球は青かった」との有名な言葉を残した。1969年7月、アポロ11号のアームストロング船長らが初めて月面に立ち「人類にとって巨大な飛躍だ」との言葉を残した。   

 新聞記事の見落としがどうか分からないが、中国の有人飛行に対して、アメリカ政府の公式な祝福のメッセージはないようだ。ブッシュ政権には、中国に敵対的態度を明確にしている中国専門家が政権の中枢に入っている。    
 このネオコン(新保守主義派)と呼ばれる指導者たちは、イラクに見られるように「独裁国家・一党独裁国家に戦争を仕掛けて倒し、強制的に民主化する」との戦略を持っている。このような思考から、一党独裁体制の中国を敵視し今回の有人飛行の成功で、益々警戒心を高めるのではないか。
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癒しの森62                          2003年10月19日
         グラビアアイドル サトリエの夢

 10月12日のスポニチでサトリエさん(佐藤江梨子)のインタビューを読んだ。将来の夢は「直木賞を獲って印税生活」と公言している。これだけ目標を公言しているのだから、実に立派なものである。サトリエさんは9月20日に処女エッセイ集(詩を含む)「気遣い喫茶」を出版している。このインタビュー記事を読んで、サトリエさんの才能を感じたのは「ペンを持つと呼吸みたいにパーッと書いちゃって」という言葉であった。サトリエは身長1メートル73、B88、W58、H88と抜群のプロポーシヨンをしている。文章も伸びた手足のようにのびのびしているのだろう。グラビアアイドルは、女優、物書きと様々な顔を持つ。追って、本好きの物書きがグラビアアイドルをやっている・・になるのだろう。

  ・書くことに 目標定めた サトリエの 道は洋々 賞に向かって



      

2003年10月18日(土) ヤンキース・ア、リーグ優勝

 昨日のア、リーグの最終戦を5回からテレビで観戦した。名場面が多くあり素晴らしい試合であった。5回の表までヤンキースは5―2と3点リードされていた。始まった8回、1点を奪ってなお1死1塁で、我らの松井が打席に立った。マルティネスの3球目を右翼線に強烈なライナーではじき返し2塁打となる。   

 続く捕手ポサダの小フライが中前に落ち、松井は一気に本塁にすべり込んで同点となった。生還して松井は大喜びで飛び上がり、叫び、拳を握り締めての大きなガッツポーズをする。松井は試合後のコメントで逆転を信じていたという。   

 トーリ監督は劇的な幕切れを見届けると「目を真っ赤にして」(スポーツナビから)次々と選手達を抱きしめていた。トーリ監督が松井に近づき頬に手を当てなにかねぎらいの言葉を掛ける。大きく笑う松井、まさに信頼の糸でしっかりと結ばれた一幅の名画だ。       

 トーリ監督のコメントを引用しょう。「『このチームがベストだ。彼らはあきらめることを知らない。・・ライバルをこのように下せるとは・・これ以上の満足感はない』いつもと違って興奮を隠せぬ63歳がそこにいた」(スポーツナビから)   

 松井の存在は大きい。ヤンキースに松井がいなければア、リーグの優勝決定戦が日本で放送されることはなかったはずだ。明日からワールドシリーズで、ナ、リーグの王者マーリンズと対戦するがここでも松井の活躍が光るだろう。
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癒しの森62                          2003年10月18日
              歓喜の松井秀喜

 松井選手がヤンキースの一員として、いかに同僚の信頼を集めているかが、試合を見ているとよく分かる。同点になった時の喜びようは日本では見たことのない歓喜の姿であった。優勝が決まった時、松井を抱きしめる同僚・コーチの姿などは歓喜爆発の絵巻物である。優勝直後の松井選手のコメントは「なんと言ったらいいか・・・。言葉にならない。信じられないことが続いた。ワールドシリーズ? 今は興奮している。何とか4つ勝てるように頑張りたい」と声が弾んでいた。

  ・興奮の 夢冷めやらぬ 大勝利の  歓喜の絵巻が どこまで続く

  

2003年10月17日(金) 拉致被害者帰国から1年(2)

 昨日は曽我さんと蓮池さんのことを少々書いた。今日は地村保志さん富貴恵さん夫婦のことを書きたい。地村夫妻は昨年10月15日の帰国から1年を経過した現在までの心境を綴った手記を毎日新聞に寄せた。手記はA4判5枚でその全文が毎日新聞に掲載されていた。   

 拉致にあった人が拉致についで述べると、文字も怒りがこもっているように感じられる。以下は地村保志さんの手記である。「そもそも北朝鮮による拉致事件はなぜ起きたのかを考えると、そのひとつに戦後国交が正常化されていない日本との対立関係が背景にあるものと考えられる。そういった意味で拉致は戦争の延長、犠牲とも受け止められる。・・・しかし私自身、拉致問題は戦後に起きた国家犯罪であり北朝鮮が拉致事実を認めた以上、早期解決と謝罪があって当然だと思う。まして家族の帰国問題は、人道上の観点から考えても、無条件、即時実現されるべきである」と訴えている。   

 北朝鮮は家族の帰国を無条件、即時実現すべきである。北朝鮮が何の説明もなくこの人道上の問題を放置することは許されない。もし放置するのであれば、世界から人道上見地の食料支援は止まる方向に動き出すだろう。そうでなくとも援助疲れをしているのだ。   

 日本は過去人道上の見地から50万トンにも及ぶコメの援助をしたことがあるが、今の日本の世論では援助などは全く不可能である。私はいたずらに北朝鮮を批判しているのでない。家族を無条件で日本に返すことが、北朝鮮にとってプラスになるといっているのだ。
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癒しの森61                          2003年10月17日
         生きていれば何かがある

 地村富貴恵さんの手記の1部を引用したい。「最初は何度も死にたいと思った。しかし死んだら自分に負けることになると気づき、いのちの続く限り生きてやるという決心をした。その時から胸のつかえがとれた。生きていたからこそ主人と結婚できたし、恋しいみんなとも会うことが出来た」といっている。このことの補足で主人の地村志保さんは「生きていれさえすれば、何かが起こる。・・・物事を楽天的に考え、前向きに対処していけば、必ず自分なりに満足感、幸福感というものを見いだすことが出来るというのが私達夫婦の一致した思考である」と。

 生きていれば何かがある・・・これは富貴恵さんの口癖であったという。2人は「生きていれば・・生きていれさえすれば・・」と励ましあい支えあって生きてきたのだ。苛酷な環境で生き抜いてきた地村夫妻に敬意を表したい。

 ・過酷なる 時を生き抜き 今日ありき  願い抱きしめ 明日も生き抜く  


       

2003年10月16日(木) 拉致被害者帰国から1年(1) 

 昨日で拉致被害者が帰国してから一年を迎えた。曽我さん、蓮池・地村夫妻は記者会見を行なうとともに手記を発表していた。北朝鮮は繰り返し「拉致問題は日朝平壌宣言の採択とともにすべて解決されている」との姿勢なのである。   

 どこが解決されているのか、外交問題でこれほどの食い違いは、前代未聞のことだ。よって、家族の呼び寄せ問題は全く進展していない。進展どころか交渉のテーブルが出来ていないのだからどうにもならない。北朝鮮は、日本をなめてかかっているのだろうか。   

 一日千秋の思いで家族を待つ拉致被害者の心を無視していくことは、北朝鮮にとって大きなマイナス要素になってくると思う。曽我さんは北朝鮮に残る夫と娘2人に関して「この1年は23年間より長く感じた。家族と一緒に暮らした23年間より深い愛を感じられるようになった」(10月15日・朝日から)と語って家族を一日千秋の思いで待っているのだ。   

 蓮池薫さんは「明日にでも、直ぐこの1時間後にも進展があってほしい」とこちらも一日千秋の思いで帰国の進展を待っているのだ。これらの人の心を無視することは、日本の世論が強行論に傾いていくのではないだろうか。   
 
 安部幹事長は「党として(輸入制限などが出来る)立法的なことを検討したい」としている。その前に百貨店・大手スーパーに注文を付けたい。黙って松茸を店頭に並べていなで産地を表示せよ! 北朝鮮産松茸を誰が買うものか。
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癒しの森60                          2003年10月16日
          宝田明さんの青年へのメッセージ
 
 月刊誌第三文明10月号で芸能生活50周年を迎えた俳優宝田明さんのインタビュウーが掲載されていた。インタビューの題は「苦労や失敗が人生を豊かにする」であった。最後の青年へのメッセージを引用したい。「苦労をたくさんしてほしい。人間は苦労すると、ワンステップずつ上がっていきます。また一つの失敗をすると一つ貴重な宝物を得られます。

 どんな職業でも同じでしょうが、苦労や失敗を経験してはじめて自分の中に何かが残る。山あり谷ありの人生のほうが人情にも触れられるし、人間として豊かになる・・・」と言っていた。苦労や失敗をして始めて自分の中に「何かが残る」を心に留めたい。

  ・人生は デコボコ道も 谷もある ここを通って 何かが残る



2003年10月15日(水) 選挙の焦点 年金問題 

 毎日新聞が11、12日に実施した世論調査が報道されていた。この調査で、国の年金制度の将来について聞いたところ「大変不安だ」と「少し不安だ」の合計が90%に達している。ここで何回も記述してきたが、年金に関してあまりにも不安をかき立てる無責任な報道が多くあったためであろう。  
 
 今回の衆院戦で、最も関心のある政策を六つの選拓から選んでもらったところ「年金など社会保障が41%でトップになり、年金問題が選挙戦で大きな関心を集めていることが分かった」(13日・毎日から)すくなくとも、年金問題が選挙の大きな焦点の一つになっている。   

 坂口厚生農林大臣を出している公明党のマニフェストによれば、同党の政治目標として、既存受給者の年金額は引き下げないと明言している。(ただし、物価変動の1〜2%の調整はある)これに対して、民主党案は「現役時代の拠出の応じた給付」として支給額の変化に対する明言を避けている。経団連は「既存の受給者を含めて2割削減すべきである」としている。    
 
 年金問題は、保険料の2分の1企業負担という側面があり、よほど強力な厚生大臣と大臣を支持する安定多数の政権でないと、法案を成立させることが出来ないほどの大テーマなのである。    

 公明と坂口厚生労働大臣案(厚生年金保険料を将来とも20%に固定・年金水準を生涯平均所得の50%台とする・積立金147兆円を取り崩すなど)に対して、民間のシンクタンクの一部で一定の確率で厚生省案が崩れるなどの批判がある。問題に焦点は、批判の段階ではなく数ヶ月で決定しなければならない段階になっているのだ。
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癒しの森59                           2003年10月15日
             「ジャングル大帝」(2)

 この物語の構成は分かりやすく、子供たちの心の教育にとっては最良のアニメである。津嘉山さんは「この作品は、自然を含めて愛すること、力強く生きることを次の世代に伝えようとしている」と解説していた。生命の尊さ、平和、家族の愛、立派なお父さん(レオ)を語りかける一大抒情詩なのだ。クライマックスは、下山途中レオとひげオヤジを吹雪が襲う。傷ついたレオはひげオヤジに「私の肉を食べ、皮を着て山を下って下さい」という。人間愛の極限を訴えているようだ。
 
 ・生きること 愛することを 物語る アニメの傑作 レオの抒情詩
     
                 (参考資料 1997年8月19日の日々の映像)



2003年10月14日(火) 体育の日(適度な運動を)

 体育の日は東京オリンピックを記念して定められた祝日である。この日を記念してさまざまな行事が行なわれる。庶民も何らかの運動を行なう人が増えている。中高年にとっては運動不足がさまざまな成人病の原因になることが、広く知れ渡っているためだと思う。
 
 しかし、現役の中高年の人たちが、肥満を防止するために週3〜4回一定に運動をすることは仕事の関係でなかなか出来るものではない。私は1年前に禁煙し、1ヶ月前からどうにか早足で歩く運動が軌道に乗ってきた。今は夕刻、市のスポーツセンターへ行って、5キロ少々を一時間で歩くようになった。肥満は1年ぐらいの時間をかけて5キロの減量をしたいと思っている。 
 
肥満が多くの病気を引き起こすことは広く知られている。アルツハイマーも肥満と関係があることが近発表されている。「米疾病管理局の調査報告によると、年齢70歳の女性はアルツハイマー病にかかる危険性が高いことが分かった」(7月14日・世界日報)という。詳しくは省略するがBMI基準で30以上の人は、70〜80歳代でアルツハイマーになる危険が非常に高まるのだ。   
 
 肥満の問題は、中高年より子どものほうが深刻だと思う。同じく前記した米疾病管理局によると「食事摂取量に抑制と運動行なわなければ、2000年生まれの子供の3人に1人は糖尿病になる」と警告している。それほど子供にとっては、適度な運動が重要なのだ。
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癒しの森58                           2003年10月14日

            「ジャングル大帝」 (1)

 このアニメを知らない人はいない。なにしろ1950年に連載が始まったという歴史を持つ。そしてこれほど子供たちに受け入れられたアニメはないだろう。「ジャングル大帝」の主役レオは、勇敢で優しくジャングルに平和境を築こうとする白いライオンである。レオの声の出演者は津嘉山正種さんである。詳しくは省略するが、津嘉山さんはレオに劣らず立派なお父さんである。同氏のコメントの要旨を引用したい。「吹き替えは人物のキャラクターがすでに出来上がっている。アニメは絵に生命を吹き込んでいくところがあり、自分の声でレオのキャラクターを作りあげていく楽しさがあります」と。
                       
 ・動画(え)の中に生命(いのち)吹き込む心あり 声の響きが子らに伝わる
              
           (参考資料 1997年8月4日の日々の映像から)                  
             


2003年10月13日(月) 農村社会の倫理観  

 昨日書いた収穫前の稲刈り泥棒は、農村社会の疑いの影を投げ掛けると思う。この泥棒は99%身近な農家の犯行と推定され、一体誰がやったのかとの猜疑の目を向けなければならない。   

 そして、常に自分の農作物が大丈夫はと神経を使わなければならない。このような世相であれば、止むを得ないので、農業組織(農協・土地改良)と警察が連携して夜間の張り込み、パトロールを実施しなければならないだろう。福岡県で駐在所の警察官の張り込みでサツマイモ泥棒が逮捕されたニュースが報じられていた。
 
 10月11日、愛知県でアッと驚き、考え込み、農村社会はここまで倫理観が無くなって来たのかと、ため息が出るような盗難事件が発生した。ビニールハウスからイチゴの苗2300本(23万円相当)が盗まれたのだ。イチゴの苗であるから明らかに周辺部の同業者の仕業である。   

 問題は泥棒の内容である。「苗は、前日植えた2000本とハウス内の縁に置いてあった300本」(10月11日・朝日から)であるという。すなわち、畑に植えてあった苗を2000本も抜き取って持って行ったのである。   

 被害を受けた佐野さんは「12月に実が出来ればカギを付けるが、苗を取られるとは思わなかった」(引用・同)たしかに、苗を畑から抜き取ってまでの盗難は前代未聞のことである。  

 今年度この種の事件がどれだけ起こるか分からないが、稲刈り泥棒、苗泥棒などが頻発していくようであれば、農村社会の精神文化が崩れ始めていると言わねばならない。
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癒しの森57                         2003年10月13日
            「人」 梯 剛之   

 梯さんは盲目のピアニストである。この人のことを知ったのは、1997年5月5日であった。この日毎日新聞の1面トップで、目の不自由を乗り越え、国際的に活躍しているバイオリニストの和波たかよしさんとピアニスト梯剛之(かけはしたかし)さんのことが大きく報道されていた。東京サントリーホールで開かれた「心を奏でるコンサート」では、天皇・皇后両陛下も出席して拍手を送っていた。私はこの記事をくまなく何回も読んで感動したことを今でも記憶している。梯さんのことはこの癒しの森で4〜5回か書きたいと思っている。

 ・全盲の 2人が奏でる 演奏に 2千の聴衆 酔いしれゆかん
 ・全盲の 2人のハートが メロデーに 乗って流れて 響き渡らん
 ・人々に 夢と希望を 与えるか 人の能力 計りがたしか 
                  
      (短歌は1997年5月8日の日々の映像から。1部修正して掲載)




2003年10月12日(日) 米泥棒の頻発 

「・・コシヒカリなどの新米を狙った盗難が頻発・・10年前の大凶作をほうふつさせる米騒動・・200件を超える盗難があった1993年以来の異常事態だ」(共同通信)この報道は8月23日のものだ。その後も毎日のように米泥棒の報道が続いているので少々拾ってみよう。  

 11日、新潟県六日町コシヒカリ660キロ30万円相当の盗難・10日、盛岡市ひとめぼれ1260キロの盗難・10日、茨城県大和村1500キロの玄米の盗難というように、ほぼ毎日のように米の窃盗事件が続くという異常事態だ。  

 大凶作になると米泥棒が頻発するというのだから、この泥棒の一定割合は現役の農家の従事者である可能性が高い。9日滋賀県で収穫前の稲が刈り取られる(840キロ・22万円相当)という前代未聞の窃盗事件が発生した。これなどはコンバインと付帯する輸送手段を持っている農家しか出来ない事件である。 

 泥棒をする農家の人は、経済的に追い込まれているのでするのだろうか。泥棒(窃盗)をする人は刑法235条(窃盗)「他人財物を窃取した者は、窃盗の罪として、10年以下の懲役に処する」をよく読んで逮捕された時のことを十分に考えるべきだ。   

 困ったことに農作物の窃盗の検挙者の割合が少ないのだ。今年1〜8月農作物の窃盗事件は324件(被害5500万円)発生しているが、検挙件数は僅か13件でしかない。その後、米の窃盗事件が続いているが、逮捕されたという報道は1件もない。9月27日に書いたように、なんらかの自衛手段講じるしかない困った世の中だ。
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 癒しの森56                           2003年10月12日
            人間は悩むために存在する

 松下幸之助の本をかなり読んだ。PHPで「松下幸之助の残した言葉」は長く続いた。次の言葉が印象に残った。「・・今悩むために自分は存在しているんやな、悩みが本業やなと、このような感じをもつようになったんです」
 
 イギリスのポール・ストラザーンの「90分で分かるプラトン」によると、哲学の世界では「人間の存在とは何か」が解決(?)されていないという。哲学の世界をそんなに難しく考える必要はないと思う。例えば、問い「人間の存在とは何か」答え「人間とは悩むために存在する」これでよいと思う。大事なポイントは、何に悩むかである。

   ・人間は 悩みを持って 存在す 何に悩むで 人生変わる
  
  (短歌は1997年6月8日の日々の映像から。下の句は修正して掲載)


2003年10月11日(土) いじめ教諭の訴訟に弁護団503人

 戦前の日本軍が、アジア諸国に行なった蛮行を指弾する書物を何回となく読んだ。蛮行を行なった思想的な背景の一つは、朝鮮人、中国人、などの人種に対する恐ろしいほどの蔑視に思想であった。外国人に対する蔑視に思想が、まだ生き残って問題を起こしている。    
 
 福岡市の小学校4年男児が、担任の男子教諭(46・停職中)からいじめられ、自殺を強要されPTSD(心的外傷後ストレス障害)になってしまった。両親が教諭と福岡市に損害賠償を求める訴訟を福岡地裁におこす。大変な人種差別の事件であり「男児を孤立させないようにと全国の弁護士計503人が名を連ね、異例の大型弁護団が結成された」(9日・共同通信から)という。  

 訴えによるとこの先生は男児の祖父が米国人であることを理由に「汚れた血だ。自宅マンションから飛び降りて死ね」「まだ死んでいないか。今日やるんだぞ」(引用・同)と繰り返し自殺するよう要求していたのだ。    
 
 これら言葉の暴力の他に下校時には、鼻血が出るほど鼻をつまみ回す「ピノキオ」の刑、耳を引っ張る「ミッキーマウス」の刑などでいじめていた。これらが明らかとなって今年8月に「停職6ヶ月の懲戒処分」を受けていた。   
 
 それにしても、差別、乏しい人権感覚に加えて、教諭が教え子をいじめるなどは前代未聞のことである。ことの重大性から503人もの弁護団が結成されたのだろう。ここまで問題が大きくなればこの先生、停職の懲戒では終わらないだろう。
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癒しの森54                            2003年10月11日
             少年少女の愛の絆(2)

 ワイルド・スミス氏と類似した少年の愛がPHP5月号に出ていた。作家鈴木光司氏の結婚に至る体験記である。題して「運命の出会い」であった。本文の最初と終りの部分のみ引用。「出会いは、忘れもしない。小学校の5年のことである。担任の先生から転校生が紹介された。・・・僕はその女の子を見てハッとなった。始めてみるその女の子に対して、直感はこうささやいたのだ。『あ、ぼくの妻だ』一目ぼれの初恋・・・」以来26歳で結婚するまで鈴木氏の努力は続く。「・・この時期を逃すべからずと、ぼくは総攻撃に出た。この強引さに観念したのか彼女はぼくの妻になった。小学校5年で得た直感が正しかったことが証明されたわけである。結婚して13年になるが、妻と結婚したことを、一秒たりとも後悔したことはない」と結んでいた。

  ・一秒も 妻との結婚 悔いなしと そこまで言わせる 女性の幸せ

(文章・短歌とも1997年5月30日の日々の映像から。下の句は一部修正)
  



2003年10月10日(金) 衆院解散、選挙戦に

 予定通り今日13時に衆院が解散された。形式的には10月28日公示、11月9日投票であるが、実際は今日が選挙線のスタートである。政権交代を掲げる民主党の管代表は「マニフェスト(政権公約)解散としている。焦点は野党民主党がどれだけ議席を伸ばすのかであるがたいした伸びを示さないと思う。そう思う理由は以下である。  

 民主党は自由党との合併効果を期待しているようであるが、政治理念が水と油ほど違いかある両党の合併に疑念を持つ人も多いからである。民主党の中には元社会党左派に人も多い。それへ元自民党右派に当たる自由党がどうして一緒に慣れるのか合併自体が奇異なのである。民主党は、憲法・安全保障などの党内の政策不一致をどうして行くのだろう。  

 管代表は今月5日の合併大会で「必ず政権交代を成し遂げる」と表明し、あたかも今回の選挙で過半数240議席(現在137議席)を超えれば、政権が交代するような印象を国民に与えている。しかし、仮に240議席を超えたとしても、参院の勢力が僅か67人(過半数127議席)なのである。何で政権交代が出来るのか。ここまで説明しなければ「政権交代を成し遂げる」などという演説は欺瞞でないか。   

 次に管代表が与党を下品な言葉で批判する。今回の自民党安部幹事長、新三役の人事について管代表は「阿部さんと、あえていえば(人事を引き換えに懐柔された)『毒まんじゅう派』の二人で、『タカ派・毒まんじゅう政権』になっていくのか」(月刊誌・潮11月号・p142)と批判している。日本人は北朝鮮の下品な日本批判にうんざりしているのだ。下品な言葉ただ批判するだけであれば朝鮮指導部とたいした違いがないのでないか。
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癒しの森55                            2003年10月10日
              上杉鷹山の有名な句

 原前巨人軍監督は、江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山を尊敬していたという。上杉鷹山の有名な道歌がある。この短歌は貧乏藩を立て直すための鉄の意思が伝わってくる。現代風に言えば「出来ないという人は、やらないからだ」との強い指摘である。

・なせば成る なさねばならぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり

この鷹山の句を踏まえて1997年2月28日に次の短歌を作った。しかし、下記のような道歌的な短歌は余り好まない。日々の映像で短歌を書かなくなったのは、世間の出来事を31文字に結ぶと、どうしても教授的になることであった。日々の映像は、会話の題材を提供することに主眼を置いている。

・文章は 書けば書くほど 書けるもの 書けぬは人の 書かざるものか
                
             (短歌は1997年2月7日の日々の映像から)

2003年10月09日(木) 二歳の牛のBSE感染

 狂牛病に関心を持っている人、牛の生産と流通に携わる関係者は、1歳11ヶ月の肉牛のBSE(牛海綿状脳症)感染はかなりの衝撃であったと思う。その理由はこの僅か2年の間の飼料の中に、異常プリオンが混入していたことを意味している。1頭の感染は、数十頭数百頭の感染を予感させる。   
 
 この牛は福島県の農家が「栃木県の畜産会社に委託されて昨年5月から飼育していた。餌もこの会社から支給されていた」(6日・毎日から)という。当面は新たな感染ルートの調査になるが2年以内のことであり、あいまいな調査は許されないと思う。  

 BSEのことは2001年9月から約1年に渡って何回も書いた。一番印象に残っているのは、たとえ感染した牛でも乳、骨抜き肉、皮から作られたゼラチンは安全としていることだ。これは素人の感覚では納得できないことだ。感染する場所は、脳、目、脊髄、回腸遠位部とされている。   

 感染は、ヨーロッパで行なわれた実験の結果なのだ。マウスの脳に狂牛病の牛のさまざまな部分の組織を、接種する実験を繰り返した結果を受けて決められたものだ。厚生省は、今回の異常プリオンの感染力を調べるため、マウスへの接種実験を行なうという。   

 最大の謎は、異常プリオンがどこから来て、そして、異常プリオンが混じった餌がどれだけ出回ったかである。この成り行きによっては、第2の狂牛病ショックになる可能性がある。

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 癒しの森53                           2003年10月9日
             少年少女の愛の絆(1)
 
 世の中には信じられないほど、幸せな結婚生活をする人がいる。イギリスの絵本画家のワイルド・スミス氏と夫人との出会いは、おとぎ話のように美しい。17歳の少年がスケッチに行った。すると熱心に覗き込むそばかすの少女がいた。少年がスケッチブックをみせると、14歳の少女は音を立ててめくりながら満足そうに微笑んだという。2人の少年少女の愛は育って結婚する。ワイルド・スミス氏は妻のことを「彼女は、私を幸せにするあらゆることをしてくれた」(読売新聞社・「私の交遊録」から)と言っている。

・ほほえまし 少年少女の 出会いから 愛が生まれて 永遠(とわ)の絆が
             
           (文章・短歌とも1997年5月30日の日々の映像から) 



2003年10月08日(水) 日本道路公団内紛泥沼の事態に発展か

 道路公団の藤井総裁は辞表提出を拒否した。「辞表の提出を断腸の思いで見合わせる決断をした。更送理由を明確にしていない」として、石原国交相を批判するコメントを発表、反論する姿勢が鮮明になった。 

 これに対して、石原国交相は「行政手続法に基づいて藤井氏から事情を聴き、2〜3週間で総裁解任という異例の処分を決定する方針」(7日・毎日から)であるという。解任が決定すると、これを不満として藤井氏は行政訴訟など法的な対抗手段に訴えることも想定されるのだ。ここまで来れば泥沼の事態だ。藤井氏は、辞表を提出しないのだから、法的な対抗手段を考えているのだろう。  

 これら一連の記事を読んで、京セラ名誉会長の「動機善なるや、私心なかりしか」を思い出した。稲盛氏は考え方をまとめ、決断するに当たって重要なのは「人間として正しいか」そして稲盛氏が尊敬してやまない郷土の英雄、西郷隆盛の名セリフ「動機善なるや、私心なかりしか」を問い続けることだという。(資料・1997年8月20日の日々の映像)   

 藤井氏の行動の良否は分からない。民営化反対の勢力も強大である。これらの勢力の支援を受けている可能性もあり、怨念と怨念の激突なのかもしれない。少なくとも辞表提出拒否は「動機善なるや」のようには見えない。「私心なかりしか」はどうだろう。道路公団の利権の牙城を守りたいだけのように見える。
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癒しの森52                            2003年10月8日
              行く秋惜しんで

 急に寒く成ってきた。日本の四季の変化を、最も感じるのがこの秋だろう。夏の終りと共に蝉の合唱が終わり秋を告げるとコウロギの泣き声が響く。ここのところリーンリーンというコウロギと鈴虫の合唱が一段と高くなった。11月上旬になると彼らの鳴き声は耳にしなくなる。彼ら虫たちは次の生を残して、短いいのちの終りを迎えるのだ。
 自然に触れる機会を持つことは大切なことだと思う。これからは紅葉の秋本番である。そして、山の木々はまもなく冬化粧へと変化していく。

    ・虫たちは 時を惜しんで 大合唱 秋の夜長を 名ごり惜しむか


2003年10月07日(火) 千葉の少女(16歳)焼死体事件 

 6日の全国新聞のトップニュースは、石橋裕子さん(16歳)が焼死体で見つかった事件であった。死体損壊容疑で逮捕されたのは、戸籍上裕子さんの夫になっている運転手石橋広宣(22)高校3年の少年(18)土木作業員の少年(17)無職少年(17)無職少年(16)の5人である。 

 ここ事件が全国紙の一面に登場するのは、殺害の凄惨さなのだろう。「裕子さんは顔や頭の全体を、頭蓋骨(ずがいこつ)陥没や亀裂が生じるまで殴られ、脳障害で死亡し、その後火を放たれたとみられている。遺体が発見された駐車場は墓石などに使われる石材置き場になっており、血痕がついた凶器と見られる石材が多数あり、中には、重さ60〜70キロのものもあった」(朝日新聞から)という。 

 石を持って殴りつけたから、頭蓋骨が陥没し、亀裂まだ出来ていたのだ。このような時、一人ぐらい自制の声を掛けないのだろうか。詳しくはまだ分かっていないが、犯人グループは裕子さん殺害後24時間営業のスーパーでライター用のオイル十数缶を購入し、遺体にオイルをまいて火を放ち、ほぼ全身を焼いたものだ。  

 殺害の動機はまだ明らかになっていない。5人で寄ってたかって殺害するほどの動機があったのだろうか。5日にも書いたように若者・青少年の犯罪は深刻である。石橋裕子さんは、黒こげの死体となって両親に引き取られることになった。両親の衝撃はいかほどであろう。 

 9月16日に書いたように、犯人5人とその保護者10人は、被害者の両親から1億円を超える損害賠償の提訴を受けるだろう。子供をまともに育てられない両親のつけはあまりにも重い。
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 癒しの森 51                           2003年10月7日
            人生の原理は美しく単純だ
 
 あまり力を発揮出来ない人、光るものを持っていない人は、ほとんど尊敬する人を持っていないのが一つのパターンのように思う。2日前に書いたように人生の原理は美しく単純なものであると思う。「語る松井秀喜」というリポートが時折報道される。ここで松井選手はトーリ監督のことを次のように言っていた。箇条書きで少々引用。
「・監督は人間的に本当に素晴らしいと思います。・・個人的にとても信頼 しています。
・彼のもとにプレーできるということは幸せですし、今僕があるのも監督のおかげと言っても言い過ぎではありません。                     
・6月初旬で話し合ったことが印象に残っています『今は打てないけれども、守備とかチームにとっては大きな役割をはたしているから、自信を持って やってくれ』と言われました。このことが、一番自分が落ち着けた要因に なりました」と。 
ともかく、松井選手にとっては、トーリ監督は信頼し尊敬してやまない人なのだ。松井ほどの選手になっても、尊敬する人が有るか無いかで心の落ち着きが全く変わってくるのだ。                      
 ・人生の 織りなす原理は 単純だ 尊敬する人 有るや無しやで
   (短歌は1997年8月20日の日々の映像から。上の句の一部を変更)


2003年10月06日(月) 弘前病院放射線過剰照射問題 

 9月8日「医療の疑問ぞろぞろ」と題して記述した。その中に厚生省研究班の意見として「がん摘出に再発しないように行なわれる放射線照射は、かえって状態を悪化させるので、行なうべきでない」と警鐘を鳴らしている。放射線照射治療そのものに、疑問がなげかられているのだ。

 放射線照射治療は、がん細胞を殺ろすために、正常細胞にも放射線をかけざるを得ないので諸刃の剣だ。ダメージを受ける正常細胞の回復力に大きな個人差があるので、放射線の照射量も個人差があるのは当然だ。    

 弘前病院で恐ろしい放射線の過剰照射があったという。「国立弘前病院(弘前市)で1988年から1999年の11年間にわたり、がんなどの放射線治療をした患者254人に対し、計算ミスから過剰な線量の放射線を照射していたことが分かった」(10月4日・河北新報から)と言うからとんでもないことだ。       
 
 こんな国立病院は「再発防止に全力を尽くす」などと言う次元でないと思う。雪印は食中毒事件を起こしただけで、事実上会社は解体に追い込まれた。こんな事件を起こす病院は閉鎖すべきである。厳しいルールがないので、毎月驚くような医療事故が起こるのだと思う。過剰な放射線照射を受ければ「数年後にがんを発症することもある」(同)という。この254人の中で強い副作用(直腸炎・乳房変形)があり、過去の診療ミスが発覚したものだ。
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癒しの森50                          2003年10月6日
            人 市原悦子さん

 テレビの「家政婦は見た」の市原悦子さんを知らない人はいないだろう。市原さんが主演した映画「蕨野行(わらびのこう)」が公開される。この映画をめぐってのトークが報道されていた。ここで書きたいのは、市原さんの演技に対する姿勢なのである。一流の人には、一流の姿勢があると心から感服した。「・・舞台経験を積めば積むほど、演技に対してはうぶで、純でありたいと思っています。それには稽古に徹するしかないんです。目の前の課題に、無心で、真心で取り組むことにより、必ず新しい何かが生まれます」と言っていた。

 ・ひたむきに 生きる姿に 光あり 無心で取り組む 心まばゆい
                          
                          


2003年10月05日(日) 青少年・若者の犯罪

 最近の若者犯罪は深刻だ。史上初の犯罪が頻発する。まともな人間に育っていない若者が、続出していると認識せざるを得ない。日々の映像で同じ視点の記述を何回もした。人は「人との間に育つ」から人間なのだ!との捉え方である。最近は悪いパソコン情報・ビデオ・ゲームとの間に育ったような人間が続出しているのだ。   
 
 9月に発生した事件を少々取り上げよう。  
 
 9月7日、つくば市でナンパを無視されたとして少女2人を跳ねる事件が起こった。こんなことが起こるのだという意味で事件の概要を引用して置きたい「乗用車の男(2〜3人)は駐車場から少女らに声をかけたが、無視されると、幅寄せして女子高校生に接触、転倒させた。無職少女は怖くなり約20メートル引き返したが、車は少女を追いかけ、立ち止まったところをはねた。・・少女(17)頭の骨を折って1ヶ月の重傷、女子高生が頭や腰に打撲傷を負った」(9月7日・共同通信から)ナンパを拒否されたので、頭に来て少女達を次々にはねる行為は、普通に育った人間なら絶対にしない行動である。

 9月6日、兵庫県で25歳ぐらいの男が、6歳の女児にライターで火をつける事件が起こっている。女児に火をつけて逃げる・・何の意味があるのだ。   

 9月18日、女子高生(2年)をナンパしたとして暴力団関係者が、「私大生1人を車のトランクに監禁して河川敷に連れ出し、ペンチのようなもので歯7本を抜き取った」(9月18日・時事通信から)素人が抵抗する若者の歯をそう簡単に抜けるものでない。拷問に近い行為といわねばならない。
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癒しの森 49                             2003年10月5日
            五つ教えて三つほめ

昨日の「称賛する、誉める」に関連して、江戸時代の二宮尊徳の作といわれる有名な歌を引用したい。アインシュタインの「真実は美しく単純である」という有名な言葉がある。田中耕一さんほどの人でも誉められて力がつくのである。人が成長する原理は単純なのである。一人の人を、誉め讃嘆する人の有無で決るのだ。

 二宮尊徳の短歌は子どもの教育の基本を述べている。ポイントは「三つほめ」なのである。ほめられる機会のない大人が、うつ病になるような気がしてならない。

  ・可愛くば 五つ教えて 三つほめ 二つ叱って 良き人とせよ



2003年10月04日(土) 旧日本軍の毒ガス兵器

 1997年8月15日の日々の映像で、悪名高い731部隊のことを書いた。この時初めて、731部隊の主要メンバーが医師たちであったことを知った。この医師たちが戦後実験資料を引っさげて、東大・京大・医大・薬大などの大学や医学界で高い地位を獲得して行った。週刊金曜日で731部隊出身の医学界現役指導者の実名を挙げていた。この細菌部隊の隠された闇が明らかになる時が来るのだろうか。   

 昨日書いた判決の要旨を検索して驚いた。判決の要旨だけでも膨大な量である。被告人である国を弾劾しようと言うのだから当然なのかもしれない。それぞれ毒ガスが出てきた状況が克明に述べられていた。国はこの判決に対して、控訴するのだろうか。少なくとも、この判決に対して誠意ある行動を取らざるを得ないと思う。   

 毒ガスの資料をインターネットで公開している民間団体は、「毒ガス島研究所」と「毒ガス被害者をサポートする会」の2箇所である。ここで述べられている膨大な情報の中からほんの目次程度の1部を引用したい。     
 
 日本軍が広島県の大久野島(毒ガス島)で製造した毒ガス弾は「推定600万〜750万発。少なくとも185万発が中国に持ち込まれた」という。この毒ガスに関する政府の公式な発表は私の知る範囲ではない。戦争が終わってから55年以上経過しているのだ。いたずらに闇の中に隠して、問題の先送りは許されないと思う。日本政府は毒ガスが遺棄された場所ぐらいは、情報を公開して突き止めるべきだ。
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癒しの森48                          2003年10月4日
           潜在力を信じよう
 
 誉めることが人を育てる上で不可欠の要素であることは論を待たない。日本生命が発行した「名言の泉」という小冊がある。その中にで「賞賛には能力を育てる力がある」と。能力を育てる力とは、子どもだけのことではないのだ。
 10月1日ノーベル賞から1年を控えて、田中耕一さんの記者会見の内容が報道されていた。田中さんは「さまざまな方に誉めていただいたことで自信がつき、自分の潜在力を引き出せるようになった。伸びる力は誰にでもある」と述べている。ノーベル賞を受賞するような人でも誉めていただいたことで、自分の力を引き出せたといっている。まさに賞賛は能力を育てる力なのである。

   ・賞賛に 能力育てる 力あり 潜在力を 信じ立ち往け 


                

2003年10月03日(金) 中国での集団買春と毒ガス事件

 詳細は分かっていないが、日本の旅行客約400人が集団で買春事件を起こしたという。中国珠海市の高級ホテルは営業停止処分、容疑者の拘留、となれば大きなニュースとなり、「日本人の品性」が問題になることは避けられない。   

 この問題で中国外務省は29日、日本大使館に対して「この下劣な違法事件が中国人民の感情を傷つけ、日本の国際的な印象を大きく損なった。日本(政府)が中国に来る公民に対し、中国の法律を守り道徳意識を強めるよう教育してほしい」(9月29日・毎日から)と「強い憤慨」を伝えたという。
   
日本人は外国に行く場合は、最低限その国のルールと歴史の概要を知って行動すべきである。日・朝間に一番問題が多いが、日・中間も解決が求められる問題が横たわっている。旧日本軍が残した毒ガス弾の撤去もいまだ本格的に行なわれていない。この毒ガス弾の戦後の被害者は2000人以上もいるという。   

この内13名が日本の「毒ガス被害者をサポートする会」(http://dokugas.fc2web.com/)などの支援を受けて国を相手に提訴していた。東京地裁は、戦後被害を受け、死亡したり、健康を損なった被害者13人に対する判決でほぼ請求どおり1億9000万円の支払いを命じたのである。片山良広裁判長の立法・行政に対する指弾を引用しよう。

「主権が及ばない中国側に回収を申し出るか、遺棄状況などの情報を提供して被害を防ぐ義務があった。日中国交正常化後も回収を怠り、放置した行為はわずかの正当性もない」国は新たな対応を迫られることになった。  歴史の事実にふたを閉めて置くわけにはいかない。あすは旧日本軍の毒ガス兵器の概要を記述したい。
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癒しの森47                            2003年10月3日
             王ダイエー3年ぶりの優勝
  
 王貞治・・赫々たる人生を築いた人だ。王さんがダイエー監督になったのは1995年。野球界では考えられない長期政権である。1999年に優勝、2000年にはリーグ連覇を果す。そして今年は、球団の身売り騒動にほんろうされながらの優勝、王監督の喜びはいかほどであったか。
 日本シリーズはダイエーに阪神が挑戦する構図だ。星野監督は「胸を借ります。ぶつかっていきます。強いチームに・・」と言っている。1999年、中日・星野監督は神宮で宙に舞ったが、日本シリーズで王ダイエーに1勝4敗と叩きのめされた。両雄は闘志を秘めて開戦を待つ。フワンの熱狂がこの戦いを熱くする。

  ・両雄の 火花飛び散る 甲子園 野球を愛する 男の戦い



2003年10月02日(木) 出光北海道製油所大火災 

 9月11日に大企業の爆発・火災事故のことを書いた。今回の出光興産北海道製油所のナフサタンクの火災は、43時間ぶりにどうにか鎮圧という空前の大火災になった。火災の原因などは今後の調査を待つしかないが、地震国である日本の石油タンク設計の根本にも影響を与えるほどの大火災である。  

 この大火災が地震の余波なのか、管理不足・人材不足による人災なのか、後者ではないかとの厳しい指摘が報道されている。仮に人材不足による管理不徹底が明らかになると、会社そのものが重大な局面に追い込まれると思う。  

 油を扱う会社がいかなる理由にせよ火災を起こすことは、会社の命取りになると思う。それがこの製油所ではなんと4年間に6度も火災を起こしているのだ。テレビで製油所の責任者が記者会見していたが、石油コンビナートという巨大施設の管理者としてはいかにも能力不足の軽い人材との印象を持った。(一見しただけの評価で誤っていたらお詫びする)  

 今回の火災は、数年前の雪印乳業の食中毒事件に相当する衝撃を出光興産に与えるだろう。雪印の食中毒事件の時、経営陣がテレビで釈明していた。この時友人の元銀行マンは「この程度の人材ならこの会社は持たない」と論評していた。私もこの時同じ印象を持った。出光の経営陣の釈明会見は見ていないのでなんとも言えない。総論を書くようであるが、人材のレベルが企業の命運を握っているのだ。
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癒しの森46                           2003年10月2日
             希望という名の宝

 8月25日、伝記ベスト5の中にヘレンケラーが入っていることを記述した。三重苦の少女がハーバード大学に入学したのだから、まさに19世紀の奇跡の人である。見方を変えれば人間には計り知れない可能性がある。9月10日に日々の映像で「どうして日本の若者は、将来に対して希望、夢を持っていないのだろう」と書いた。たまたまマガジンを見ているとヘレンケラーの言葉が出ていた。

         「希望は人を成功に導く信仰である」 
 
この言葉を読んで1996年希望に関する短歌を書き残したことを思い出した。アレキサンダー大王に関する解説を読んでのことであった。

  ・ただひとつ 希望という名の 宝あり 歴史を変えた ロマンの叫び

(短歌は交流の散歩道に掲載。ここでは「ロマンの叫び」が「アレキサンダー」となっている)





2003年10月01日(水) アフリカのエイズ孤児1200万人

 9月15日、南アフリカのエイズのことを書いた。国連エイズ合同計画の統計によるとサハラ砂漠以南のアフリカで「全世界のHI拘鏡者総数の4分の3に当たる、およそ3千万人」(9月28日・世界日報から)もいるのである。

 感染者が多いのは、南アフリカ500万人(人口4200万人)ボツワナ64万人(人口160万人の40%)である。ボツワナは世界最悪で人口の40%が感染者なのである。エイズによって母を失った子供たちがアフリカ全体で1200万人もいる。エイズにより子どもを残して死んでいった母親が数百万人もいるのだ。
 
 エイズになった庶民の大半は治療薬を購入できない。治療薬が、4%の人々にしか行き渡らないというから悲惨そのものである。ここではエイズになるとただ死を待つしかないのである。

 エイズで死ぬことはそう簡単でない。肌の色がだんだん黒くなり、髪の毛は抜け、歩行が困難になっていく、看護されながら自分の死を意識して死んでいくのであれば、まだ救いようがある。エイズに対して無智と偏見が横行しているアフリカで、数百万の若い母達はどんな扱いを受けつつ死んで行ったのだろう。
 
 9月9日〜11日にかけてブッシュ大統領の南アフリカ、ボツワナ訪問が報じられていた。アメリカは、アフリカ諸国のエイズ・マラリアなどの感染症拡大防止のために、150億ドル(1兆8000億円)の緊急支援を決定している。詳しくは後日に送りたい。

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癒しの森45                            2003年10月1日  
            人 うつみ宮土理さん(3)

 夫婦の会話は案外と難しいものである。自分の夫或いは妻とまともな会話が出来ない夫婦が結構いる。その意味で昨日と同じくエッセイを引用したい。
「夫(愛川欽也)に対しても、言いたいことは必ず言うようにしています。ただし、けなすような物言いはせずタイミングを見計らって意見を言うのです。心配りを尽くした上での本音というのは、決して相手を傷つけるものではありません。・・・親しき仲にこそ濃やかな心配りが求められているのではないでしょうか」補足は何も必要ない。
   
 ・ことわざに 親しき仲にも 礼儀あり 心配りが 絆を深めん        
               
               (短歌は1997年5月10日の日々の映像から)
            

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石田ふたみ