『日々の映像』

2003年11月30日(日) 03年度版 犯罪白書

 法務省は11月28日2003年度版犯罪白書を発表した。ここでは白書の要点を箇条書きで記述したい。
1、警察が認知した刑法犯  ・・369万3928件  (前年比3.1%増)
2、過失致死傷を除刑法犯 ・・285万4601件  (前年比4.3%増)
3、上記の内の窃盗事件   ・・240万(この内ピッキング犯罪は2万件)
4、上記の内の強盗事件   ・・6984件 (7年前の3倍という急増ぶり)
5、事件の摘発     ・・・・59万2681件
6、事件の検挙者    ・・・・34万7880人
7、事件の検挙率    ・・・・20・8(20.8%の計算式が分からない)
8、摘発された来日外国人  ・・7691人     (過去最多)
9、主要国の検挙率
  ドイツ     53.1%
  フランス   24.9%
  イギリス   23.4%
  日本     19.8% ・・・・日本は97年までは40%台であった。
  アメリカ    19.6% 
 日本の検挙率は1988まで60%前後であった。その後しだいに低下して97年の40%から一気の20%前後となり、治安の面ではアメリカ並みになってしまった。285万の刑法犯は大変な数で、市民が最も事件に巻き込まれそうなのは、路上での窃盗である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森103                           2003年11月30日
           ガンジーの非暴力主義

 暴力は悪いことだ・・これくらいは小学校1年生でも知っている。しかし、社会は様々な暴力が大手を振っている。地球上の視点に立つとまさに暴力だらけで、その究極がテロ・国家の暴力すなわち戦争だ。いかなる理由があるにせよ、毎日のニュースにテロ、テロ戦争が報道されていること事態が異常と言わねばならない。
 
 11月26日のNHK「その時歴史は動いた」はマハトマ・ガンジーの無暴力の戦いであった。ガンジーは、50年以上前の世界の覇者大英帝国に対して武器一つ持たずに戦い、インドを150年にわたる植民地支配から解放したのである。まさに、暴力否定の思想を打ちたてた半裸の聖者で、この思想は世界の心ある指導者に引き継がれている。

 貧しい民衆にも重税を強いる「塩税法」をイギリス支配の不正のシンボルとし、「みんなで破ろう」と呼びかけた。海まで390キロの道のりを歩くこの塩の行進には、最終的にインド民衆500万人が参加してイギリス支配の屋台骨を揺るがしていく。 1997年1月23日、マハトマ・ガンジーの遺灰がガンジス川に流される報道があった。この時の解説などを読んで、次の短歌を作る。

  ・ガンジーの 暴力否定の 精神は 七つの海へ 広がり征かんか
  ・悠久の 歴史を讃えし 大地より 扉を開きし マハトマ・ガンジー

(全文は癒しの森に記述してあり、ここではダイジェスト版になっている)

2003年11月29日(土) 消費税率2けた引き上げを示唆

 政府税制調査会は11月27日、2004年度税制改正答申の中間報告を公表した。消費税に付いては将来の「2けたへの引き上げ」を言及している。小泉首相は先月のTBSの番組で「3年過ぎ後、将来展望すれば、消費税を上げざるを得ない状況になることはわかっている」と述べ自分の総裁任期の3年間は引き上げないとの方針を改めて強調していた。
 
 しかし、これも考えようによってはおかしな話だ。小泉首相は消費税率を決めて退陣しようと言うのだろうか。ともかく、消費税の2けた引き上げは国民に大変な負担を求めるものだ。2桁とは最低で10%の引き上げを意味し、現行5%とあわせて15%になることだ。
 
 塩川前大蔵大臣は、この消費税の税率について「ドイツあたりが・・」と発言していた。ここで、ドイツあたりの消費税率を見てみよう。
        
        標準税率   食料品
ドイツ       16%     7%
オランダ     17%     6%(少数点以下は切り捨てて示す)
フランス     20%     5%(同 上)
イギリス     17%     0%(同 上) イギリスのみ食料品は0%だ。
日 本      15%     15%の可能性
(上記は東京主税局の「君も税博士」のページから引用)
 
 政府税調は、欧州の主要国のように、食料品とその他の物品の税率を分けようとの前提があるのだろうか。主税局の税理論の中には、食料品の税率分離の想定は全くない。今までの消費税に関する報道の中にも税率の分離論は見たことがない。よって、今の流れがそのまま続けば、上記の通り食料品を含めての消費税が15%になる可能性が高い。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森103                          2003年11月29日
            皆既日食のドラマ

 太陽が月の影の隠れる皆既日食が、日本時間24日朝南極で観測された。太陽の縁でコロナと呼ばれる輝く層がはっきりと映し出されていた。コロナが太陽の半径(696000キロ)と同じぐらい広がっており、その規模の大きさはとても頭の中に収まらないスケールである。
 
 皆既日食は月が主役であるので、月の大きさを仮に1メーターとして比較してみよう。
 
 太陽の直径  1392000キロ   400メーター
 月の直径      3476キロ    1メーター
 地球の直径    12740キロ    3・6メーター
 
 月の直径が仮に1メーターとすると太陽の直径は実に400メーターもあるが、月に完全に隠れてしまうのだから、それだけ太陽は遠くにあるのだ。どれだけ遠くにあるのかも距離の比較で見てみよう。 
  
  地球から月までの距離      384000キロ   この距離を1とする
  地球から太陽までの距離  149600000キロ   月までの距離の390倍
 
 太陽は直径139万キロという巨大な恒星であるが、地球から1億4960万キロも離れているので、3476キロの小さな月にすっぽりと隠れてしまうのだ。話は飛躍するが、地球の全ては、太陽の恩恵によって成り立っている。

   ・太陽に 青き地球が 育まれ いのち輝く 銀河の旅人

(全文は癒しの森に記述してあり、ここでではダイジィスト版になっている)


2003年11月28日(金) 自民 北朝鮮制裁法の成立を目指す。

 北朝鮮は徹底的に日本に反発しているが、世界の常識でない以上同国のプラスになるとは思えない。北朝鮮は、11月11日戦前の人権被害補償会談を提案してきている。「日本が朝鮮人民に与えた人的被害に対し謝罪し補償することは政治的な問題を超越した人権問題だ」としている。そして「このような人権被害補償が解決できない限り、朝・日国交正常化は絶対にあり得ない」(11月11日・世界日報)としている。

 終戦後58年も経過している歴史を持ち出すのなら、例えばインドはどうだろう。1947年8月15日、ガンジーの非暴力不服従の戦いで、150年もの植民地支配から独立した。しかし、インドがイギリスに対して150年の植民地支配の補償求めたとは聞いていない。

 北朝鮮は「国交の正常化は絶対にあり得ない」といっているが、正常化できなくとも日本は何も困らないのである。北朝鮮は中国がどのような理念で日本と国交を樹立したか、日韓の国交回復の条件などを冷静に受け止めるべきである。

 国連食料農業機関は「北朝鮮の栄養不良人口が750万人に達し、総人口の34%を占めるとの推計を明らかにした」(引用・同) 国民(人民)を飢えさせておいて、どうして「人類の太陽 金正日総書記」(11月25日・朝日)などと呼べるのだ。

 自民党は11月27日党本部で「北朝鮮による拉致問題対策本部」の会合を開き、北朝鮮の制裁法の成立を目指す方針を確認した。これだけ世論の反発があれば当然の動きといえよう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森102                           2003年11月28日
             人気ダントツ 高見盛
 
 妻が癒しの森に高見盛のことを書いてほしいと言う。「ロボコップ・パフォーマンス」ですっかり有名になったが、これだけの情報ではエッセイは書けない。あのパフォーマンスは、自分自身の恐怖心を振り払うために気合を入れているのだと聞く。

 11月17日日本相撲協会が9月の秋場所中に国技館で行なった入場者アンケートの結果を発表した。「好きな力士を1人教えてください」の質問で「高見盛は投票総数の3分の1近い8889票を獲得。この時の2横綱4大関の合計7474票を軽く上回った」(17日朝日から)というから、その人気ぶりが伺える。

 この結果に付いて高見盛は「うれしいけど、この差は怖い。世の中どこかおかしいんじゃない」と戸惑い気味なのだ。恐怖心を乗り越えて懸命に進もうとする人間性に人気が集まっている。観客は、高見盛を見て、何かホットする癒しのようなものを感ずるのではないだろうか。

  ・全力で 己を鼓舞する 振る舞いに さあガンバレの 大歓声が
  
  ・誰しもが 己の弱さと 向き合って 鼓舞する日々と かさなる姿  

(全文は癒しの森の記述してあり、ここではダイジェスト版になっている)          




2003年11月27日(木) HI拘鏡者4000万人死者数300万人

 9月15日「エイズで南アフリカ存亡の危機」と題して記述した。ともかく、妊娠女性の4人に1人が感染者だというから大変なものだ。 国連エイズ合同計画と世界保健機構によると「世界には現在4000万人エイズウイルス感染者がいる」という。しかも、この70%がサハラ砂漠以南のアフリカ諸国に集中している。感染と死者を示すと次の通りだ。
 
 エイズ感染者  4000万人  新たな感染者500万人、
 エイズ死亡者   300万人 前年より20万人増加

 毎年300万人のエイズ死亡者は大変な数である。この300万人が固定するのでなく、増加の一途を辿っている。国連が発表した年度別を比較すると次の通りである。
           1999年      2003年
 感染者     3700万人     4000万人  
 死者数     210万人      300万人  5年間の死者約1250万人

この4000万人の内アジア、太平洋地域は740万人で微増。消毒が十分でない注射器の使用や危険な性行為のため中国、インドネシア、ベトナムなどで爆発的な感染の拡大が懸念されている。 日本は感染率が低いものの、感染者は確実に増加している。「01年、02年の新規感染者数はいずれも600人以上で1990年代から倍増している」(11月26日産経から)と国連エイズ計画は警告している。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森101                         2003年11月27日
         アルビレックス新潟優勝の余韻

 アルビレックス新潟優勝とJ1昇格のことは、11月24日の日々の映像に書いた。チームスタートから5年目でおとぎ話が現実になり、悲願の優勝と共にF1昇格を決めた。

 友人から「遂にやりましたね。新潟では久しぶりのホットなニュースで盛り上がっています。アルビレックス新潟の優勝とJ1昇格おめでとうございます」という趣旨のメールが数人から来た。

 なにしろ、00年まで1試合の観客動員数が平均で3000人程度でだったのが、01年にW杯新潟スタジアムが完成してから、観客数が増加して行った。この影には無料券を有効的に配布するなど、関係者の大変な努力があった。

 選手、関係者、サポーターにとって、「今季はJ1、J2を含めて史上最多となる66万7447人に膨れ上がった」(11月24日・スポニチから)この事実は、知恵と情熱がもたらした神話に近い財産といえる。新潟の事例が全国に伝播していけば、日本のサッカーは発展していくのでないか。
                         
   ・感動が 巨大な渦と 巻き上がり 涙涙の 歓喜飛び散る

(全文は癒しの森に記述してあり、ここはダイジェスト版にしてあります。)




   

2003年11月26日(水) 少年の児童虐待という名の殺人

 2年ほど前まで児童虐待殺人のことは、毎年4回余り書いてきた。この虐待がこれだけ大きく報道されているのに、どうして減少しないのだろう。減少どころかこの悲劇的な事件が増加の一途で、毎月5〜10件の虐待殺人が報じられている。11月の事件を拾い出すと次の通りだ。

 4日、玉野市・岡山で大やけどした2歳女児を放置し死亡させた両親逮捕     される。
 6日、福岡・児童虐待 3歳児に熱湯かけた母と内縁の夫が逮捕される。
11日、名古屋・幼児虐待事件 高校生を家裁送致、母親は起訴される。
17日、千葉、児童虐待 5歳児を蹴った母と祖母逮捕される。
18日、福岡、虐待死 生後4ヶ月の娘を死なせた父逮捕される。

上記のような事件は、毎月のことであり特に書き出すこともないかもしれない。ただ無職の少年が同居女性の幼児を虐待となるとことは深刻だ。ここで2件の事例を取り上げて置きたい。1件は松山市で起こった。無職の少年(16)が同居女性(20)の長男(2)の頭を殴るなどして重体にさせる事件が起こる。

 次の事件は名古屋で起こる。高校3年生(18)が同居女性(27)の長男(4)に暴行を加え死亡させる。この2件の事件はささいなことが動機で起こっている。高校3年生の暴行は、母親と男児が「2人分の飲料水しか買ってこなかった」(24日・共同通信)ことだったという。

 この2つの事件は「キレやすい」少年の精神状態が、虐待につながっている危険性が浮き彫りにしている。それにしても、16歳・18歳の少年が、両親のいる家を出て女性と同居するなどは、大人の常識では考えられないことだ。精神病理学の専門家は「こういった事件の数は加速化する」と予測する。日本の教育に重大な欠陥があるように思えてならない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森100                           2003年11月26日
         31文字(短歌)が出来るまで

 早いもので、癒しの森のナンバーが100になった。いつ途切れるかと思いつつ書いて来たが、もう少し続くようである。この短文エッセイは、最後に31文字で結ぶことが一つに形式だ。我流とはいえ短歌で結ぶのがなかなか難しい。読者の中には、この31文字が事前に浮かんで書き出しているのかと思う人もあるかもしれない。全く違うのである。文章を書いている時は、短歌は思いつかないのである。

 この小エッセイを書き終えて、文章を読み直す時点で滑り出しの上の句が浮かんで来るのだ。上の句の5・7・5がまとまると、後は比較的容易に出来るものである。時によっては作ろうとしてまとまらないことがある。10月30日城島選手の『右手に勇気、左手には信頼というものを持ちながらボールを放ろう』を短歌にしようとしたがまとめられなかった。 

    ・文章を まとめて浮かぶ 滑り出し 簡潔我流の 31文字
      


 


2003年11月25日(火) 日本の新技術開発

 2年ほど前まで日本の製造業の中国進出が、大々的に報道されていた。このまま行けば輸入量の増加で、貿易黒字は減少して行くとのイメージを持った。悲観的な論調は、「日本は高賃金だから、賃金の安い中国あたりに、やがては追いまくられて経済は破たんの道を歩む」(11月24日・産経、正論から)などがあった。ところが貿易黒字は減少しないどころか最近では増加の傾向を示している。

 11月20日財務相が発表した10月の貿易統計速報によると次の通りだ
  輸出     4兆9139億円・・・前年同月比5・4%の増
  輸入     3兆8268億円・・・前年同月比1・8%の増
  貿易黒字額 1兆0739億円・・・全年同月比20・4%の増

 この貿易黒字を支えているのが、日本の新技術の開発なのである。日本製品、部品が世界シェア70%などという品目はいくらでもある。「最近では日本メーカーが出荷するデジタルビデオデスク(D坑帖砲蓮∪こΔ硫板軻發防甬擇靴討い織咼妊テープとすっかり入れ替わるのは確実だ」(引用・同)という。これらの新技術の製品で、輸出が減少する気配がないのである。

 日本の企業が新技術開発に使っているお金は「年間16兆円」(引用・同)ある。お金の額もさることながら、この研究の分野で働いている数十万人の日本人が、日本の技術を支えている核なのである。これらの技術者の人々に心から敬意を表したい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森99                         2003年11月25日
          NHKスペシャル「松井秀喜」

 11月23日9時のNHKスペシャルは、作家・伊集院静が見つめた「松井秀喜」であった。テレビを見ての記述は正確さを欠くことがあるので、放映された1面を少々記述したい。

 松井秀喜さんは人の悪口を言わないとのこと。確か中学2年から言わなくなったという。このことは初めて知った。そして、一番嫌いなことはとの質問に対して「人と人が憎しみ合うこと。戦争が一番嫌いだ」と答えている。何処かの国会議員は、この松井秀喜さんの語録に耳を傾けて欲しいものだ。
 
 今年5月打率が最低で苦しんだ時期があった。この時トーリ監督は「松井は誇り高き若者だ。必ずスランプを乗り越える」と言ったという。その後の活躍はここで記述するまでもない。松井秀喜の人間性を私なり理解していたが、今回のNHKスペシャルを見て、もっと松井秀喜のことを知ろうと思った。以前も類似した表現をしたが、人間性に富む人を理解することは、心の滋養と癒しになるのだ。

  ・アメリカで 子供のフアン 多かりき 彼らの瞳に 松井が映る          








2003年11月24日(月) アルビレックス新潟、J1昇格を決める

 昨日はスポーツで大きなニュースが二つあった。一つは栃東の優勝であり、もう一つは、アルビレックス新潟の初優勝、J1昇格だ。

 大相撲九州場所で栃東が、強敵朝青竜と一五日目相星決戦を行い押し出しに勝ち優勝した。相撲関係者にとっては、悲願とも言える日本人横綱の誕生を予感させるものとなった。相撲関係者は、来場所栃東が13勝2敗であれば、優勝しない場合でも横綱に推挙するという。国技の相撲で日本人横綱がいないことが、なんともいえない焦りになっているようだ。

 新潟が勝利して逃げ切るのか、それとも川崎が追いつくのか、答えはラストゲームになった。J1昇格をかけた今季最終戦、新潟スタジアムには過去最高の「4万2223人の観衆」(日報から)が詰めかけ、NHKテレビに放映されていたように、超満員のスタンドがオレンジ色のアルビカラー一色になった。

 試合の内容はここで記述するまでもなく、大宮に1−0で勝って歓喜の渦となった。新潟アルビレックスは念願の初優勝とJ1行きを決めた。テレビは優勝が決った瞬間の選手、サポーターの歓喜の様子をくまなく伝えていた。まさにスポーツ文化が花開いているようである。

 地方都市でスタジアム満員の42000人ものサポーターを集めたことは大変なことである。年間の観客動員数は、65万人を越えJ1を含めて観客動員数はトップレベルである。スポーツを含めて、文化的なものは人と人を結び付けるので、アルビレックスの存在は大きい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森98                            2003年11月24日
           松井秀喜9ヶ月ぶりに帰る
 
 11月21日、日本中を沸かせた今年最大のヒーロー松井秀喜がニューヨークから帰国した。ホテルで記者会見した松井が「自分の数字としては、日本でやっていた時のものは残せなかったが、ベストを尽くした」とすがすがしく語った。そして「目の前のワールドチャンピオンを逃しすごく残念だった。ただ素晴らしい日々、最高の経験ができた」(21日・yahoo! Sports)と充実感いっぱいの表情で大リーグ生活を振り返った。

 苦しい時もあったのに「素晴らしい日々、最高の経験」というあたりに松井の人間性が伺える。「内気でシャイな少年の間で松井人気が高い」(11月12日・スポニチ)という。なぜなのか。松井の大リーグゲームを数多く観戦した伊集院静氏(直木賞作家・立大2年まで野球部・スポーツコラムを多数執筆)は、「彼の活躍自体よりも、おとなしい子供たちの信頼を得たり、人知れずチャリティーに参加するような彼の人間性、1年目の苦しみを克服した姿勢にひかれる」と言っていた。

 ・素晴らしき 日々を重ねた ヒーローは 青少年の 心の支え
   
(全文は癒しの森に記述してあり、上記はダイジェスト版になっています)


2003年11月23日(日) 強力な自爆テロ攻撃の段階か 

 イラクの攻撃の大義は「大量破壊兵器」であった。だがこの兵器が出てこない。やむを得ず米国の指導部は「大義」を変質させようとしている。「イラクは対テロ戦の中心的な戦場だ」(朝日・大統領の戦争・10から)との論が前面に出てきている。100歩譲ってテロとの戦いでも仮に良いことにしよう。

 テロの側から見ればイラクに千箇所近い10万人以上の動かない標的があるのだ。5月1日、ブッシュ大統領は空母リンカーンの艦上で戦闘終結を宣言した。テロ側から見れば、この日は戦闘開始の日であったようだ。

 テロがなぜ起こるのか、という根本的な論議をすることなしに「米国はテロとの戦いに勝利する」との思考で、アフガニスタン・イラクの2カ国の統治体制を破壊した。果たしてこれでテロの勢いが減少するだろうか。連日のイラク報道は、テロの勢いが増しますます高度かつ大規模になってきている。

 ブッシュ大統領の「戦闘終結宣言」以来、米兵の死者は170人を超え、戦争中の犠牲者を超えている。問題はテロの攻撃がこれから本格化する気配である。11月20日トルコの英系銀行と英領事館は、強力な自爆テロ攻撃を受けた。この規模が凄まじい。爆発地点から1キロ以内は震度5に相当する揺れがあった。18階最上段の窓ガラスまで、吹き飛ばされているのだ。

 過日、日本大使館が銃撃されたが、この規模の攻撃があれば、英領事館と同じくかなりの人的被害はさけられない。イラクでの大規模自爆攻撃のニュースがいつ飛び込んでくるが分からない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森97                            2003年11月23日
            人間はダイヤモンドの原石

 11月18日の日々の映像で暴走族の殺人事件、裁判官の「暴走族は産廃以下」発言に関連して、松下幸之助の人間観を引用した。「人間とは繁栄への能力を秘めたなんと素晴らしい存在であろう。あたかも磨けば光るダイヤモンドの原石のようなものだ」と。人間は繁栄への能力を秘めた素晴らしい存在と認識することが最も大切なことだと思う。
 
 人間は磨けば光る、努力すれば人は変わることが出来る・・そう考えるか、そう信じるか、これが一切のベースなのだろう。これがなければ人は良い方向に変化しないと思う。
 
 磨けば光る、言葉だけでは簡単だが、実際にこれを可能にしていくには、良き指導者に恵まれないと難しい側面を感じる。ただ、この磨けば光るとは、外部から与えられるものでなく、何らかの規範を持って、自分自身の努力によって磨かれていくのでないだろうか。

  ・人間は 内なる能力 厳然と  磨けば光る ダイヤの如し
  
       (短歌は1997年12月30日の日々の映像から・上の句は変更)





2003年11月22日(土) 北朝鮮の食糧・燃料不足

 北朝鮮の食糧の不足は、国連の世界食料計画によると「北朝鮮の昨年の穀物収穫高は350万トン。需要量の500万トンより130万トン不足した」この不足に対して、韓国から50万トン、中国20万トン、その他は国際支援に頼っているのが現状なのだ。

 燃料の不足も深刻だ。テレビなどで何回も報道されているが、冬になっても各家庭で暖房をすることが出来ない。それどころか、昨年まで朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)の枠組みで、米国が昨年まで北朝鮮の供給してきた発電の生命線である重油50万トンが止まっている。

 この重油50万トンを中国が無償で供給することになった。「中国が北朝鮮に対し、次回6ヶ国協議の受託を前提に、重油50万トンと食料20万トンの無償供与を約束した」(14日・時事)という。数ヶ月前中国の消息筋の話が報道されていた。それによると中国が北朝鮮のエネルギーの60%を供給しているというものであった。

 金総書記は、住民が飢えていることは知っているようだ。朝鮮人民軍の内部資料によると「食料事情が困難で人民のコメをろくに供給できないが、人民軍軍人には切れることなく供給している」(19日・朝日から)という金総書記の言葉が載っているという。

 人民にコメをろくに供給せず100万人とも言われる餓死者を出した責任を全く感じないのだろうか。体制を維持するために非生産性の膨大な人員を配置しているので、ますます国力が減耗していくと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森96                            2003年11月22日
             手の不思議

 11月18日手と口を使う重要さを書いた。考えてみると、小説家、音楽家、画家などの超一流の人で手を使わない人は誰もいない。それどころか、普通の人の何倍・何十倍も手を使っている。私事になるが、1997年1月から毎日日々の映像と題するエッセイを書くようになった。このことが私にどれだけ記憶の範囲を広げたか計り知れない。

 書く前に読まなければならない。書くという前提があると読み方が違ってくる。イギリスの哲学者ベーコン(1561〜1626)が次の名言を残している。

 「読書は充実した人間をつくり、書くことは正確な人間をつくる」

 書くことは知識を記憶の中に残す大きな力となることは云うまでもない。11月18日に書いたように「手は脳から飛び出した頭脳」なのである。手を動かすことと、脳が活発に活動することと一体なのである。親しい友人には日記、メモ帳なんでも良いから書く習慣をつけることを奨めるのが常である。

 ・書くことで 豊かな日々を 育むか 不思議なるかな 第二の頭脳  
            


2003年11月21日(金) イラクの事態に苦慮しているか 

 イラクの情勢は11月14日に書いたが、実に深刻なものである。ブッシュ政権を批判し、同政権の政策を支持する小泉政権を批判するのは簡単であるが、長期的にこれらの問題を如何にすれば良いのかという姿勢が必要だと思う。

 米映画界最大の祭典、第75回アカデミー賞の授与式が11月23日ハリウッドで行なわれた。長編アニメ賞に宮埼駿監督の「千と千尋の神隠し」がアカデミー賞に輝いた。長編映画としては実に55年ぶりの快挙なのだ。

 宮崎監督はこの名誉ある授賞式にも、日本での記者会見にも姿を現していない。鈴木敏夫プロデューサーによると宮崎監督は「時期が時期だけに素直に喜べない。ぼくのうれしそうな顔が(報道で)出るのがつらい。いま世界は大変不幸な事態を迎えているので、受賞を素直に喜べないのが悲しいのです」(11月17日・スポニチから)と言っている。

 宮崎監督のいう「いま世界は大変不幸な事態」とはイラクを指していると思う。同氏はこの大変な不幸な事態に心から苦慮しているのだと思った。だから「うれしそうな顔が出るのがつらい」と言っているのだと思う。この一言は宮崎氏の心の深さを示すものだ。

 反面、小泉内閣のイラク政策を批判する野党の指導者の言動には、イラク問題を心から苦慮している姿勢は感じられない。スイスの大教育者ハイリンヒ・ぺスタロッチ(1746〜1827)は「幸福の笑み、同苦の涙は動物の世界にはない。それは人間の特権なのである」と言っている。政治家の前に宮崎監督のように苦慮し同苦する人間であって欲しい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森95                           2003年11月21日
          
             銀杏の勇姿

 11月18日、村松町慈光寺の銀杏を見に行く。晴天で車の中は温かいが、外に出るとさすがに寒い。銀杏の大半が落葉しているかと思っていたが、ことしの秋の暖かさでまだ20%余りであった。それでも大地は黄色の絨毯になっており、まさに秋の深まりと初冬を感じさせる風情である。銀杏の中には黄色の葉を多く残して佇み、背後の杉林をバックに見事な色彩美を演出している木もあった。自然の美しさは、人に感動を与える力を秘めている。

 300年以上経った銀杏の大木を下から見上げると、なんともいえない迫力がある。現存する植物としては、地球上で最も古いのだ。進化論のダーウィンは「種の起源」の中で、「太古(2億年)の昔より生き抜いた化石」と表現した。他の生命・植物が絶滅するほどの氷河期を4回も耐えたのだ。そして、太古のままの姿で現在も生き続けている。

  ・氷河期を 耐えつつ生きた 二億年 生きた化石の 雄姿厳たり 




2003年11月20日(木) 厚生省、年金改革案を公表 

 厚生労働省は17日、年金改革に関する同省案を発表した。この厚生省案の輪郭は既に報道されていたがその骨子は次の通りである。

1、保険料を来年度から毎年段階的に引き上げ、22年度(18年後まで)に年   収の20%(現行13・58%、労使折半)に固定する。
2、給付水準は現役世代の手取り収入(初任給から退職時までの収入の平   均)の50%から50%台半ば(現行59%)を維持する。
3、147兆円の積立金を22兆円残して95年かけて取り崩し給付に当てる。
4、基礎年金の国庫負担は2分の1(現行3分の1)に引き上げる。(財源は大  蔵などとの協議が必要な案件であり明示せず)
5、離婚時には厚生年金を夫婦で分割。(現行は基礎年金の部分のみ)
6、国民年金保険料は、O5年度から毎年引き上げて、11年度までに17300円   (現行13300)。
7、その他省略
 
 この年金改革案はよほど強力な内閣でないと法案がまとめられないと思うほどのテーマである。厚生労働大臣のみならず与党全体として、年金に対する国民の不信、経済団体の猛反対をどう乗り越えていくか、まさに政治決断の時がここ1〜2ヶ月余りで訪れるのである。
 
 この厚生省案に対して経済4団体「絶対反対」の決議を行なっている。反対の理由として「保険料率の引き上げは、雇用コストの上昇となり、大企業、中小企業の収益を圧迫し、国際競争力の低下を招く」としている。しかし、ヨーロッパの主要国の年金保険料が20%前後になっており、上記の反対理由だけでは説得力がないと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森94                            2003年11月20日
             音の色彩を輝かせて(2)

 梯剛之さんは1997年の20歳の若さから全国各地でリサイタルを開催して大きな反響を呼んでいる。1997年9月26日東京NHKホールの感動的なコンサートを伝える記事を引用したい。曲はモーツアルトのピアノ協奏曲第13番 「絶妙な呼吸で澄んだ音が流れる。・・・各曲の演奏が終わると感極まった指揮者の秋山和慶は『モーツアルトの再来だ』と絶賛した。・・・拍手がいつまでも鳴り止まなかった」と報じていた。凡人が感想を記述する資格もないが、人間の能力の限りなさに驚嘆するのみである。これだけのピアニストを育てた母郁子さんはどんな人なのだろう。
 
  ・ この母の 海より深き 愛ありて 息づくいのちが 大樹とならん 
 
 梯剛之さん語る。「音楽というのは生命みたいのもの。雨が降ったり、太陽が出たりすることで自然が息づいている。自然に対して養分を与えると同じように、音の色彩という養分を与えることで感動が『パーッ』と広がってゆく。その感動をいかにインスピレーション(霊感)に直結させて聞いている人に届けるか。その基本はどの曲も同じです」と。 音楽の世界で深い悟りを自覚している語録である。人の心に感動を与える大音楽家に母郁子さんが剛之さんを育てたことになる。

  ・この母が 教え育てし 剛之あり 感動伝える 二人の絆

 (本文、短歌も1997年10月19日に日々の映像から。短歌は修正して掲載)






2003年11月19日(水) 裁判官の「暴走族は産廃以下」の発言 

 裁判官の少年に対する「暴走族は産廃以下」の発言が波紋を広げている。発言は非公開の少年審判で、50代の男性裁判官が暴力団の名前を挙げて「暴走族は暴力団の少年部」指摘「犬のうんこも肥料として使えるのに、そんな暴走族はリサイクルできない産業廃棄物以下」(11月7日毎日)と発言したと言う。
 この発言が伝えられると、当然賛否両論が出てくる。毎日の伝えるところによると、裁判官の発言を「良くぞ言ってくれた」と言うような支持・擁護のメールが多く、「発言は不適切」とする意見は少なかったという。
 少年らに息子(当時16歳)の命を奪われた小倉景一さん(56)は公判を傍聴した直後は「『うんこ』『産廃』と言われても構わないはずだ」と思ったという。しかし「少年らの表情を思い浮かべると反省の態度が見える。今は、少年らを『産廃以下』とは思わない」(引用・同)とその心境を述べている。
 この裁判官の発言を目にして、6年前の日々の映像で松下幸之助の語録を引用して「人間はダイヤモンドの原石」題するエッセイを書いたことを思い出した。人間をどう見るか、暴走族の少年たちをどう見るか、1枚の静止した暴走族の写真と見るか、人は常に変化する能力を秘めていると見るか、・・・この人間観がその人の文化そのものであると思う。
 松下幸之助は「人間とは繁栄への能力を秘めたなんと素晴らしい存在であろう。あたかも磨けば光るダイヤモンドの原石のようなものだ」(1997年12月PHPから)と言う人間観を持っていたのだ。上記の少年達も「可能性を秘めたダイヤの原石」という眼差しを注がれて育てば、暴走族になって、殺人を犯すことはなかったと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森93                           2003年11月19日
          音の色彩を輝かせて(1)
 
 6年10ヶ月間、毎日1枚の日々の映像のなかで、最も感動して書いたのが盲目のピアニスト梯剛之さんのことである。この人のことは、10月14日にも書いたが、これから2日間続けて梯剛之さんと、母郁子さんの物語を記述したい。
 なにしろ、剛之さんは生後1ヶ月で小児がんに冒され両眼の視力を失ったのだ。剛之さんは言う。「僕は今、普通に歩いていますが、どうやって足を動かすのかも逐一、母が足を持って歩かせた。そうした1つづつのことをやってくれたから今の僕がある。その忍耐の力というものは計り知れないと思う」と母に対する感謝の気持ちを表わしていた。全盲の1歳児に歩くことを教えることは、母郁子さんの想像を絶する努力があったことだろう。

 ・一歩二歩 歩くこととは こうなのよ 偉大な母の 愛を讃えん
 
 N響の父とソプラノ歌手の母の元に生まれたことが、剛之さんが人間の限界を超えた才能を開花させたベースなのだろう。4歳で本格的にピアノを習い始めたという。剛之さんはいう。「5本の指を使うということが驚くほど難しい。これも忍耐のいる仕事だったと思います」と。いうまでもなく、母が全盲の4歳児に手を取って教えたのである。これがどれだけ難事であったかは想像すら出来ない。

  ・指を取り ドレミとたたいて 音ありき 耳に響くは 母の愛かな

          (本文、短歌とも1997年10月19日の日々の映像から)



2003年11月18日(火) 女子学生の痴漢で懲役1年

癒しの森92                           2003年11月18日
              老いぼれない方程式
 
 一昨日の養老さんのアドバイスを引用したい「人間ってのはいつも頭を使い、手を動かさなきゃいけないの。脳で考えたことを出力できるのは筋肉だけなんですよ。だから僕はいつも言うの、『頭だけで考えるな、身体を使え』って。たとえば頭で考えたことを、声を出したり文章を書くことで相手に伝わり、そこからコミュニケーションが生まれ・・・・脳ミソと身体を絶えず使っていたら、老いぼれる暇なんかなくなりますよ」とのこと。老いぼれないポイントは、手を動かす、口を動かす(会話)ことなのである。

 1998年12月31日の日々の映像で「手の不思議」と題して、日々の映像を900枚書いての感想を記述した。その中の一部を引用したい。「手を動かすとは、肉体の一部を使うことである。どうもわれわれの脳は、身体の一部を使わないと記憶を預かる脳が作動しないようである。・・・情報・知識に触れても、手を動かす(書く)か、口を動かす(話す)行動がないとほとんど脳の記憶に残らない」(要旨)と書いた。
 
 「手は第2の頭脳である」という言葉があるが、西洋では「手は脳から飛び出した頭脳である」と表現する。手を使うことがいかに重要であるかを示唆している。
 
  ・手と口を 動かすことで 生き生きと 脳がまわって 老いぼれ知らず




2003年11月17日(月) 社民党の行方は 

 社民党は選挙区の敗北などで議席を、解散時の18名から6名(選挙区1名・比例5名)と激減した。世論の中心である東京比例区(定数17)で社民党は当選者を出していないのだ。護憲政党といっても、ただこれだけでは国民の支持を得ることが出来ないことが明らかになったといえる。

 衆院選の惨敗を受けて辞任を決めた土井たか子氏は「敗北への責任は何といっても党首である私にある」と言って辞任した。社民党は前議員辻本清美と土井党首の元秘書が逮捕されるという事件があった。特に土井党首の愛弟子で、社民党の顔であった辻本清美氏の逮捕は、社民党のイメージを決定的に悪くした。

 土井党首はかって、衰えた社会党を歯切れの良い弁舌とマドンナブームに乗って救った人である。その後衆院議長を勤めるなど衆院議員としては、赫々たる経歴の人である。しかし、今回は兵庫7区で自民新人に敗北した。

・大前 繁雄  当111,216  自民・公明・保守
・土井たか子    96404  社民・民主

 土井たか子氏は、「党としては(民主党と)合併しないと決めて・・現在も変わっていない」(13日・時事通信)と断言している。しかし、上記の兵庫7区に民主党が候補を立てたら、土井さんの票はどれだけ集まるのだろう。時代の流れとしては、二つのグループにならざるを得ないのではないか。

 社民党は土井たか子党首の後任に福島端穂幹事長を選出した。「土井氏の辞任に伴って同党の求心力が低下、党分列の火種もくすぶっており、新党首の船出は厳しい」との指摘通りだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森91                           2003年11月17日
            高橋尚子7連覇を逃す
               
 信じられないことが起こった。こんなことが起こるのだろうか。11月16日の東京国際女子マラソンは高橋尚子の優勝と信じていた。マラソンの女王高橋尚子が、7連覇でアテネ五輪代表のキップをつかむと思っていた。それが全く予想外の結果になった。30キロ過ぎから高橋尚子のスピードが止まってしまった。そして、40キロ手前でエチオピヤのアレムに抜き去られた。こんなレース展開を誰が予想しただろう。高橋尚子も限界を持っている人間であったのだ。

 前半温度25度、向かい風5メートルの中で2時間20分のペースで走ったことが失敗であったようだ。走り終えた後の高橋尚子のコメントは「30キロ過ぎから足が棒になった」と言っていた。小出義雄監督も「油断があった」とコメントしていた。それにしても高橋尚子に以下のようなタイムがあろうとは。
  優勝 アレン   2時間24分47秒
 2位 高橋尚子  2時間27分21秒

  ・誰しもが 限界持って 今ありき 過信がもたらす 敗北なるか
                        






2003年11月16日(日) 就職戦線過去最低

 厚生労働省の調査によると、来春卒業予定の10月1日現在の就職内定率がこの時期としては下記の通り過去最低になった。
大学生の内定率  60・2% (前年同期より3・9%減)
高校生の内定率  34・5% (77年調査開始以来2番目の低さ)
 厚労省のコメントでは「大学生への求人は増えているが、採用側の選考基準が厳しくなり、基準に達する学生がいなければ無理には採用しないという考えが広がっている」(11月14日・毎日)という。要するに企業が求職者を厳選する傾向が強く、選考期間が長期化しているのだ。最終的には大学卒業者の3人に1人は正規の就職ができない。 
 高校生については「厳しい状況に就職をあきらめる生徒か増えている」(同)高卒の40%余りがフリーターしか職を得ることが出来ない現実が広がっている。これも見方がいろいろある。企業は、1年で半分はやめていくという高校新卒者への採用意欲がないという側面もある。
 11月15日の小泉内閣メールマガジンで統計が出ていたので引用しよう。
・平成2年のフリーターの数は183万人で若年人口の10%であった。
・平成13年のフリーターの数は417万人で若年人口の20%強である。
・平成14年は、高校卒業者の38・4%、が新卒フリーターになっている。
・平成14年は、大卒の31・3%が新卒フリーターになっている。
・フリーターは「学生と主婦を除く15歳〜34歳の若年のうち、パート、アルバイト及び働く意志のある無職の人」と定義している。パート、アルバイトの先しかない若者が417万人もいることが、少子化に拍車をかける最大の背景だと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 癒しの森90                           2003年11月16日
             人 養老 孟司(たけし)さん

 私が解剖学者の養老さんの文章に接したのは、2000年10月のことであった。養老さんが毎日新聞の「時代の風」に登場したのだ。社会を見る視点が独創的であり、文章も分かりやすく軽快であった。この人のコラム(エッセイかもしれない)は、月1回で2002年12月まで続いた。月刊誌潮の12月号で「現代の主役」として養老さんが登場していた。
 
 この人が書いた「バカの壁」がベストセラーになっている。養老さんが言いたいバカの壁とは何か。関心のある人はこの本を読まれたら良いと思う。バカの壁の要点は「現代人は、何だって理解できると勘違いしているのです。つまり自分の考えにこだわって、相手の話しに耳を傾けようとしない。全部でき上がっている世界の中で固まって壁を作り、そこから外を見ようとしないんです」との指摘である。要点中の要点は「自分の考えにこだわって、相手の話に耳を傾けない」ことだろう。
 
 1997年1月27日の日々の映像で、アインシュタインの言葉「常識とは、18歳以前の心につもりにつもった偏見以上の何物でもない。それから後に出会うどんな新しい考えも、この『常識』の概念と闘わねばならない」を引用して、上記と同じ趣旨のことを書いた。現代人は自分の常識にこだわっている人が余りに多いと思う。

  ・僅かなる 自分の知識に こだわって 自ら拒否する 新たな概念
                     






2003年11月15日(土) トヨタ、9月中間純利益が過去最高

 トヨタ自動車の半期売上高が前年同期比8%増の8兆2242億円、税引き後利益は23・2%増の5244億円と過去最高になった。年間で言えば税引き後利益1兆円の企業になるわけで、まさに日本が世界に誇り得ることだと思う。
 
 11月10日の時事通信の伝えるところによると「トヨタ自動車の世界の販売台数が7−9月期に米フォードを上回り、4半期ベースで世界第2位に浮上したことが明らかになった」(要旨のみ)ここで7−9月期の販売台数(連結ベース)をメモして見よう。

米ゼネラル・モーター   188万9000台
トヨタ自動車         157万6000台  (年間利益が1兆円に迫る)
フォード・モーター     141万台     (2年連続の赤字となっている)
 
 トヨタは上記の通りゼネラルモーターの83%の水準になっている。米経済誌ビジネス・ウィーク最新号は「だれがトヨタを止められるか」と題する特 集記事を掲載している。この中で「トヨタの現在の成長が続けばフォードを抜くだけでなく、世界1位が次の目標になるだろう」と指摘している。
 
 日本の自動車メーカーの強さはトヨタのみでなく、ホンダ・日産も健闘している。4−9月の前期比の販売台数では、GM・フォード・クライスラーが減少し、トヨタ・ホンダ・日産が増加しているのだ。しかも上記の日本メーカー3社は過去最高の利益を計上している。
 
 相手の立場になるとアメリカのビック3にとって、日本のメーカーの収益力と技術力はまさに脅威であると思う。視点を変えて表現すれば、日本人の優秀さをこの3社が具現化しているのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森89                           2003年11月15日
            阪神をリードした男〜矢野輝弘
 
 昨日のNHK人間ドキュメントはプロ入り13年目の「阪神をリードした男〜矢野輝彦捕手」34歳であった。平成2年ドラフト2位で中日に入団する。しかし、6年間はほとんどベンチに座っているだけで、付いたあだ名はカマボコであった。そしてプロ入り7年目に阪神に放出される。

 ここでも最下位を連続4年も経験する。レギュラーポジションと名捕手の評価を得るに10年以上を要した。矢野の持ち味は、投手の良さを引き出そうとする姿勢なのだ。その典型が「キャッチャーのサインが気に入らなかったら首をふれ」との指示だ。そして、常に若手ピッチャーを常に気にしている。ある時は負けん気を刺激したり、ある時はひたすら優しく元気づける。

 この独特の姿勢は、悔しさを味わいつくした経験がベースになっているのだ。悔しさを味わい尽くした矢野輝彦が、投手の球と心を受け止める名キャッチャーに成長して行った。そして、ピッチャーの力を最大限に引き出す「矢野流・心のリード」が完成する。

 ・悔しさを 味わい尽くして 培った 矢野流リードが ことし花開く
                             





2003年11月14日(金) イラク自爆攻撃でイタリア軍17人が死亡 

 自衛隊が行く予定のイラク南部(ナシリヤ)で、イタリヤ軍17名が死亡した。自爆テロによって、このほかにイラク人8名が死亡し、負傷者が80人以上出ている。駐留軍を狙ったテロとしては、米兵16人が死亡したヘリ撃墜を超える規模である。
 
 日米政府間でどのような話し合いがあったかは分からないが、自衛隊の派遣は今回の事件を一つの理由として中止すべきである。これだけ泥沼になっているイラクで、安全な地域などはありえないのである。
 
 以前何回も書いたが、旧フセイン勢力にとっては、米軍に協力する国連、赤十字、イラク新統治体制、外国駐留軍の総てが敵なのである。9月30日に「ブッシュ政権イラクの泥沼」と題して書いたが、最も深刻な悲劇は米軍に協力するイラク新統治関係者が、次々と暗殺の対象となっていることだ。
 
 彼らに残された道は旧勢力を皆殺しにするか、自分達が皆殺しにされるかである。この国の文化には、人命尊重などはないのだ。一つの勢力で殺されるか、彼らを殺すかの「掟」が支配しているだけである。西欧の文化が全く流れていない国に「自由と民主化を進める」などと考えたブッシュ政権の思考は余りに単純といわねばならない。
 
 ブッシュ大統領は12日「イラクを統治している米軍の権限をイラク国民に前倒しに移譲(暫定指導部の新設)する」(13日・毎日)方針を明らかにしている。イラクを統治している米軍の権限といっても、点(都市部)と線(道路)を占領しているだけである。フセイン旧勢力が、「面」の民衆の中に溶け込み次々と攻撃を仕掛けてくる構図である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森88                          2003年11月14日
          舞台「放浪記」1700回をめざして

 森光子さんといえば、舞台の「放浪記」である。過日に新聞によると、1961年の初演以来42年間、ロングラン記録を更新中。現在は東京・芸術座で12月28日まで上演されている。なにしろ、今年9月に公演1600回を突破1700回に向けて主演の森光子さんはますます元気なのである。
 
 この舞台の上演時間は3時間半。演技はもちろん体力も必要だ。前半の林芙美子役は22歳の年齢だ。この役を80歳を越えた森光子さんが演じるのだから凄いものだ。喜びを爆発させる「でんぐり返し」も披露する。こうしたシーンのために毎日150回のヒンズースクワットを欠かさず体を鍛えているとのこと。この舞台へのエネルギー、執念は凄いものである。

 1997年10月24日の日々の映像で森光子さんを書いた。年齢よりずば抜けて若いので「化けもの」という異名があるという。放浪記の演出家三木のり平氏は「明るさや優しさ、おおらかさが森光子の芸の魅力の源」と説明する。森光子さんは「ともかく新しい血が欲しい。冒険心を忘れたらこの仕事はダメです」(放送評論家岩切保志の解説から)と言い切るとのこと。新しい血が欲しいとはどうゆう意味だろう。いつか分かりたいと思っている。

  ・八十を 越えてもなおかつ 輝けり その源は 何処にありけん 

 

2003年11月13日(木) 過労死過去最悪のペース

 働き過ぎが原因で過労死する人が増加している。厚生省の調査によると「2003年度上期(4〜9月)で労災認定を受けた人が136人と、過去最多だった前年同期の115人を大幅に上回るペースで増えていることが分かった」(11日・共同通信)という。

 まとめによると、ストレスでうつ病などの精神障害になったり、自殺したりして労災申請した件数は、203件と前年同期の148件から大幅に増加しているのだ。この内自殺による申請は69件であったという。

 子供が遺書を残して自殺すればニュースとなるが、中高年の自殺は余りに多くいちいちニュースにならないようだ。よく指摘されるように、過労自殺者の多くは、自殺前に体調を崩しうつの状態になっている。この段階で休暇をとり体調を元に戻す必要があるのだ。

 はっきりと、うつの状態がでると、自殺を未然に防ぐことが出来る。肉体と心の中がぼろぼろになっても、それでも弱さを出さずがんばる人ほど、ある日突然自殺するケースがあるという。

 過労死という概念は欧米ではないようだ。よって、音訳の「karoshi」で通用するという。国会議員はほとんど休日なしで動き回っている。どの国でも猛烈に働いている人がいる。NHKのプロジェクトXに登場する人たちの働きぶりはすごい。要は、受身であるか、自分の意志で働くかの違いであると思う。前者の場合に自殺が出るのだ                   
                (参考資料・過労死を防ぐための心理学)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

癒しの森87                           2003年11月13日
            人 久本 雅美さん
 人を理解することは難しいことだと思う。特に頭脳に柔軟性がない人はそれなりの人を理解できないように思う。人を理解することは、自身の心に癒しを与えると共に、自身の成長にとって少なからずの影響がある。
 
 雑誌のグラビアで久本雅美さんが出ていた。テレビのレギュラー7本。バラエティ、司会、ドラマと引っ張りだこの超売れっ子である。インタビューの会話が深いので引用させて頂いた。−すごい活躍ぶりですが。「ありがとうございます。1回1回が勝負だと思っています。皆さんに元気になってほしい。いつも根本にあるのは、そのことですね」テレビでのお笑いも根本となる心の波動があるのだ。
 
 更に「いいものをつくるためにも誠実でいたいし、自分も周りの人も輝いていられるようにしたい。・・いつも全力投球でやっています」とも言っていた。一番印象に残った言葉は「自分を鍛える時間を絶対に忘れたくない」であった。爆笑を呼ぶ力は、見えない場所で培われているのだ。
 
   ・人知れず 己を鍛えて 朗らかに 元気を与える 振舞いキラリ




2003年11月12日(水) 政権が交代する時

 今回の選挙で政権が変わることもあるとの印象を、多くの国民が持ったと思う。しかし、現実をよく知らねばならない。一〇月一〇日にも書いたように、民主党の参院の議席は二五四議席中僅か六七議席なのである。

 民主党にとっては第1の関所は、来年の参議院選挙でどれだけ過半数(127議席)に近づくかである。1回で過半数に達することは考えられない。よって、来年と4年後の参院選に勝利する必要がある。この面から見ると少なくとも今後4年は政権交代がない。    

 衆院における自公の過半数割れは、次回の衆院選挙で起こるかもしれない。どのようなパターンで起こるか。自民党は今回大都市部で惨敗した。自民党25人に対して、民主党は54人の当選となっている。(11日・毎日から)新潟市のような都市部では、自民党55人に対して民主党38人である。この都市部で新潟市のように自民党が惨敗する時、政権が交代すると思う。   

 自公と民主では政策的に大きな隔たりがなくなって来ている。よって、最後は候補者のレベルによって勝敗が決ってくると思う。中選挙区時代の自民党議員・候補で、講演も満足に出来ないようなクラスでは、無党派に訴える力がない。   

 自民党は都市部の候補者を吟味していかないと、大都市並の大惨敗があると思う。政権の交代の有無は、自民党が大都市、都市部に送り出す170人の候補者のレベルによって決ると思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

癒しの森86                           2003年11月12日
           高橋尚子が帰ってきた
 
 6日、高橋尚子がコロラド州ボールダーから、Qちゃんスマイルを振りまいて帰ってきた。10月23日に書いたように、五輪代表をかけて16日の東京国際女子マラソンに出場する。オレンジ色のシューズを履き、秋の東京を風のように疾走することだろう。

 インタビューの一部を引用したい。−16日のレースに向けた仕上がりは。「42・195キロをいろんなパターンで走り切る体力はついたと思う。・・」−どんなレースを。「展開は周りの状況次第。タイムは考えていない。そんなことよりもスタートできるうれしさ、元気でやって来たことを披露できる楽しさがある。早くレースの日が来ないかと、わくわくしている」(6日・産経から)と目を輝かせているのだ。

・オレンジの シューズを履いて わくわくと アテネを目指して さあ8連覇



2003年11月11日(火) 各党の得票数  

 今回選挙の各党の得票数は左記のとおりであった。特筆すべきことを何点か記述しておきたい。

・民主党が比例で2209万票(72議席)を獲得して第一党になった。
・公明党は比例で前回比97万票増の873万票(25議席)を確保した。
・共産党は比例で前回比210万票減の458万票(11議席減の9議席)となった。
・社民党は18議席から6議席となった。
・保守新党は9議席から4議席となった。
         自民    民主    公明   共産    社民    計
小選挙区   2608    2181     88   483    170    5950
比例区     2066    2209     873   458    302    5910
 
 自民の小選挙区は公明の票が550万余り流れている。このことについて11月11日の毎日は次のように分析していた。
1、自民党の選挙区当選者                  168人
2、公明比例票が半分しかなかった場合の当選者    126人(42人落選)
3、公明比例票が丸々なかった場合の当選者        87人(81人落選) 
政治に対する受け止め方は様々である。ここでは認識・解釈などは省略して、事実のみの記述に止めたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

癒しの森85                         2003年11月11日
            松井にグッド・ガイ(いい男)賞
 
 全米野球協会の二ユーヨーク支部は、グット・ガイ賞(人柄を評価する賞)にヤンキースの松井秀喜外野手を選んだ。40人の記者が出席した選考会議で、米国人記者から「言葉の壁がある中、日米双方の報道陣の取材の連日快く応じた。プロフェッショナルな態度だった」(6日・毎日から)との評価で、他の候補を抑えて多数で選出された。
 
 ここまでは、今までの報道で予測されるところであった。しかし、次の報道はイメージに全くなかった。「キャンプ中、われわれ担当記者を夕食に招待してくれた上に全員の名前を覚えてくれた。こんないい話は今まで聞いたことがない」(6日・yahoo!sports)といった賛辞が相次いだというから素晴らしいことだ。

  ・グットガイ 賞賛浴びる 振る舞いを 誰もが認める 松井の存在          



2003年11月10日(月) 衆院選挙の結果

 野党の議席は激変したが、政権与党が過半数の240を超える275席を確保した。よって、政権に大きな変化が起こらないことになった。民主党の躍進によって、将来政権が変わり得るという緊張感が出て来た。このことは政治そのものを良くしていく方向に作用していくので良いことだと思う。   
 
 小選挙区比例代表という選挙制度が、不適切な人材を厳しく淘汰していくことが明確になった。なにしろ、投票者の過半数近くの支持を得ないと当選しないのである。中選挙区時代と異なり、政党の公認になったから当選することはほとんどなくなった。ここでは代表的な事例を記述したい。

・新潟で自民候補が2人落選した。候補者が変わらないと議席の奪還は無理 との印象である。
・山崎拓副総裁が落選した。以前であったら自民党前幹事長の落選などは考 えられない。
・大田誠一元総務庁長官が、レイプ容認(?)発言が影響して落選。
・民主党の松村健四郎さんが、暴力団関係者から秘書給与肩代わり問題が影 響して落選。
・熊谷保守新党代表が落選する。この人の政治行動と選挙区事情で落選は予 測されていた。9議席から4議席になった。もはや党とはいえない事態と なった。
・社民党土井党首も小選挙区で落選する。比例で復活。18議席から6議席 への激減は何を語るのか。もはや党とはいえないと思う。
・共産党は20議席から9議席となった。これだけの大敗北をしても、委員長は責任を取らないのだろうか。テレビでただ口汚く自民・公明、民主党を批判するだけでは、国民の支持を得られないことを知るべきだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森84                            2003年11月10日
          イチロー3年連続「ゴールドグラブ賞」

 米大リーグ、ア・リーグのゴールドグラブ賞が発表された。マリーズのイチロー外野手が新人だった2001年から3年連続で選出された。今季も抜群の守備力を披露しているのだ。2人目の松井秀喜外野手も打率287打点106で、新人王の最有力候補となっている。この2人の存在が、日本選手の評価を上げる大きな役割を果していると思う。
 
 内・外野手の3人目は、7日に書いたように西武の松井稼頭中内野手、4人目はダイエーの井口であろう。5日の報道によりとダイエーの村松有人外野手(打率320)がフリーエージェントの権利行使を正式に表明した。この人も大ルーグへ行くのだろうか。ヤンキースがヤクルトの高津臣吾(34)の獲得に向けて動いているようだ。野茂・イチローが開いた大ルーグへの道、これからどれだけの選手がアメリカに渡っていくことか。

     ・先駆者が 道を開いて 次々と 目指せアメリカ 30球団
             



2003年11月09日(日) 衆院選挙の投票率  

 投票率によって各党の議席の議席に大きな影響を与える。民主党の岡田幹事長は「65%なら必ず勝てる」(4日・毎日)としていた。投票率が高まれば、無党派層の票が民主党に集まり有利に働くと判断しているのだ。
 過去の投票率と今回の投票率は次の通りである。
  ・93年の投票率   67・2%
  ・96年の投票率   59・6%
  ・00年の投票率   62・49%
  ・今回の投票率   59・86% 
 今回の選挙はマニフェスト・政権を選ぶ選挙の流れが出来て、2大政党有利の選挙となっている。その影響で共産党、社民党、保守党は大幅に議席を減らすようだ。この3党の議席減が、そのまま民主党の議席増なる情勢である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森83                           2003年11月9日
            惑星探査機ボイジャー1号

 昨日書いたように宇宙の広さを実感として理解するには大変だ。そんな中で、多少でも実感できた時は感動する。ボイジャー1号が打ち上げ後26年で、太陽系の縁にたどり着いたという。「1977年の打ち上げられた米国の惑星探査機ボイジャー1号は5日現在、地球から約130億キロ(約90天文単位。1天文単位は地球と太陽の距離)の宇宙空間を飛行しており、太陽系の最も外側に達している」(11月5日・時事通信から)
 
 この記事を読んでハッとした。「そうか、太陽系の外側は僅か90天文単位でしかないのか」と。太陽系の外側までは下記の計算の通り光速で12時間しかかからない。
 1天文単位の光速の時間8分19秒×90天文単位=747分(約12時間40分)

 上記は半径の時間であり、太陽系の直径は光速で約24時間なのだ。それでは太陽系が属している銀河の直径の距離はというと、実に10万光年なのである。日数で示せば以下となる。
 100000光年×365日=36500000日(365万日)

 地球が属している銀河の直径は光のスピード(秒速300000キロ)で365万日もかかる。一方太陽系の直径は光速で1日の距離でしかない。よって、太陽系の直径は銀河系の3650000分の1となる。これでは分かりにくいので数字を置き変えてみよう。
・銀河系の直径を仮に3650キロとする(3650000メーターとする)
・この場合で太陽系の直径は1メーターである
 
 銀河系の直径からすると、太陽系の直径(地球上の距離の単位では約260億キロ)はまさに点に過ぎないのである。ボイジャー1号が26年もかかって飛行した130億キロも、銀河系の大きさからすると、点に近い空間の移動でしかないのである。

  ・巨大なる 楕円銀河の 広がりよ 太陽系すら 僅かな空間 






2003年11月08日(土) 衆院選投票日の前夜 

 明日は衆院選の投票日である。劇的な変化は起こらないように思う。そう思う第1の理由は、朝日新聞が行ってきた連続世論調査の結果である。7月26・27日から10月30・31日まで8回の世論調査で、首相にふさわしいのは小泉か管かの質問を繰り返したのである。その結果は次の通りだ。
 7月26・27日の調査  小泉氏 46%   菅氏 24% 
10月30・31日の調査  小泉氏 48%   管氏 21%
 
 民主党の管直人代表は、4日夜記者会見して総選挙で政権を獲得した場合の閣僚名簿を発表した。目玉は地方主権担当相に田中康夫長野県知事、財務相に榊原英資元大蔵財務官、国土交通相に元サックス投信社長の山崎養世を起用すると発表した。   

 この発表は無党派層を取り込む力となると思うが、劇的な変化までには行かないと思う。山崎氏は民主党がマニフェストの柱に据える「高速道路無料化案」の提案者である。山崎氏は、道路公団は廃止しなければならないとしている。   

 しかし、実現に向けてのプロセスは全く説明されていない。3公団が抱える40兆円の金利負担と返済・道路の管理費をどうするのか。全て税金で賄うのであれば、生活の中で高速道路を使わない庶民に新たな負担を求めることになる。。自公が進める民営化は、国鉄の民営化のように今の体制からの大改革であると思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

癒しの森82                            2003年11月8日
             近くと遠くの銀河発見

8月28日の日々の映像で火星大接近のことを書いた。これに関連して癒しの森29で「地球と月」、同30に「宇宙の広さ」の一部を書いた。11月5日の報道によりと、太陽系から最も近い小銀河(2万5000光年離れている。星の数は10億個)と、最も遠い銀河(128億3000万年光年離れている)が発見された。最も遠い銀河は、日本の天文台チームがハワイの「すばるも望遠鏡」で見つけたものだ。どれだけ離れているのか、感覚的には全くつかめないが、数字を並べてみよう。
                光速            ジェット機 
月               1・3秒           16日間                           
太陽             8分19秒             17年
北極星            800光年           392000年      
近い小銀河        2万5000年          (今回引用)
遠い銀河       128億3000万年          (今回引用)

   ・悠久の 時間と距離の 空間が 無辺に広がる 宇宙の神秘                       
                         


2003年11月07日(金) 猛毒ウイルス 米で開発

 ワクチンが効かない猛毒ウイルスが開発されたという。米セントルイス大の研究チームが、米政府の生物テロ対策の一環として、「ワクチンが効かない猛毒の『スーパーウイルス』を遺伝子操作で作り出したことが明らかになった」(6日・読売から)    

 このスーパーウイルスは、マウス痘ウイルスに免疫の働きを抑える遺伝子を組み込んだものだという。このウイルスを使うと、どんなワクチンをつかっても、マウスに感染させると100%死んでしまう。    

 このウイルスは「人には感染しない」としているが、人の感染する天然痘ウイルスに応用すれば、ワクチンが効かない強力な生物兵器を作り出せるのだ。よって、研究の是非や公表の仕方などをめぐって論議を呼んでいる。    
 
 研究はブッシュ政権が年間約18億ドル(1900億円)を投じて進める「生物テロ防衛計画」の予算を使い、この種の猛毒ウイルスへの対抗手段を開発する目的で進められているのだ。米国に対するテロ集団が、このような研究をしているとの前提に立っているのだ。米国は「細菌・ウイルスで攻撃されるかもしれない」という恐怖から脱け出すことが当分の間は出来ないようだ。   
 
 この危険なウイルスが、何かの事故で試験管以外に飛び出し、感染しながら自己増殖でもしたらどういうことになるだろう。人間が作ったウイルスによって、人類が滅びる危険はないのだろうか。

 この生物兵器に関連して、細菌を兵器として使った731部隊を検索してみた。「731部隊・細菌戦とは」など5390件のページがある。われわれは生物兵器の恐怖をもっと知る必要があると思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森81                           2003年11月7日
             ダイエー井口も大リーグか
 西武に松井稼頭央遊撃手(28・FA宣言)の大リーグ入りするニュースが先行している。松井の獲得に「オリオールズが正式に名乗りを上げた」(11月3日・スポニチ)とのこと。ダイエーの井口資仁二塁手(28)は、ポスティングシステム(入札制度)で大リーグ移籍を希望している。ダイエーのオーナーは井口放出には難色を示していると伝えられている。
 しかし、日本の一流選手が、大リーグに挑戦する流れを止めることが出来ないと思う。なにしろこの2人は、下記の成績の通り走攻守三拍子そろった超一流の選手なのだ。シアトル・タイムズは一日、井口二塁手を取り上げ「もう一人の日本のスターが米国へむかうかもしれない」(ヤフー・スポーツから)と報じてダイエーの井口を高く評価しているのだ。日本のプロ野球界に何が足りないのだろう。超一流の選手の全員がアメリガでプレイすることになるようだ。
      打率   本塁打    打点   盗塁   出塁率   三振
松井  3割5厘  33本     83点    13     3割6分  124
井口  3割4分  27本     109点    42     4割3分   81

   ・アメリカの 野球文化を 見習えや スター選手は 日本脱出


 

2003年11月06日(木) 拉致被害者 田中前外相に抗議書

「口は災いのもと」という格言がある。発言の内容が誤っていれば、なお波紋を呼ぶことになる。田中前外相は佐渡の演説の中で「あの方(拉致被害者)たちは日本人ですが、子供たちの国籍はどこですか。北朝鮮なんじゃないんですか」(2日・毎日)と発言した。             
 
 更に「違う国籍の人が簡単に帰ってこられますか」と拉致被害者の希望を砕きかねない発言もしている。この発言は、田中氏の明確な誤りがある。国籍法は「父か母が日本人である時は、子供は日本国籍を持つ」と定められている。

 「田中真紀子氏の暴言に抗議する家族会・救う会の声明」で「両親のどちらかが日本人であればその子供の国籍は日本国籍である。国会議員、外務大臣という要職を努めた田中氏が、このような基本知識さえ持ち合わせていないとは怒りを通り越して哀れささえ感じる」と激しく批判して、「発言の取り消し、謝罪して政治家と完全に引退すべきだ」と声明の中で述べている。  

 家族会は3日、都内で記者会見して「田中氏の選挙で新潟県民の良識が問われる」と改めて田中前外相を批判している。
   
 詳しくは省略するしかないが、真紀子さんの言葉が波紋を起こしているのである。蓮池薫さんの兄で事務局長をしている透さんのことを真紀子さんは「 ヒゲの兄さんが、真紀子はけしからんと本に書いた。本人より兄弟がギャーギャーいっている」と批判している。真紀子さんの発言は、1日にも書いたが、信じ難いほど口を極める毒舌の連発なのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森80                            2003年11月6日
           小説家 藤原周平

 一昨日の紅葉のこと書いて小説家藤原周平のことを思い出した。同氏が死去したのは1977年1月であった。日々の映像の書き始めた頃、藤原氏の解説を何点か読む。同氏は雑木山が好きであったのだ。雑木山の四季と人生を重ね合わせていたのだ。雑木山は冬になると丸裸になるように、人も死を迎える時は、一切の虚飾が剥ぎ取られるとの視点を持っていたのだ。

 藤原周平の作品は少年藩士が成長していく姿を描いた「蝉しぐれ」に代表されるように、庶民が主人公の作品が多い。これらの解説を読んで次の短歌を作る。

 ・冬の木々 総ての虚飾を 剥ぎ取られ 追って迎えん 覚悟はいかに

 ・逆境に さらされながらも 誇りもち 耐え抜く庶民を 顕わし残さん

               (短歌は1997年1月28日の日々の映像から)


2003年11月05日(水) 親を殺す 10代カップルの暴走 

 親が突然殺される、十代カップルの暴走に大人社会は震撼した。事件は大阪長野市で1日未明に起こった。大学1年の長男が「親の存在が邪魔」(1日・毎日から)との理由で、母親(43歳・死亡)父親(46歳・重症)弟(14歳・重症)の3人を殺傷したのだ。    

 ある日突然長男に襲われ、妻は死亡、重症となった父親は心の整理が出来るだろうか。出来るはずはないと思う。何故こんな不孝な事件が起こるのだろう。一八歳の長男は「世の中暗いことばかりで嫌になった。1人で死ぬのは怖いので家族を道ずれにした」と話している。
 
 ショックを受けたのは次のことである。「長男と一緒にいた交際相手の高1女子生徒(16)も、自分の両親を殺すために包丁を買っていたとして殺人予備容疑逮捕された」(引用・同)という。 高1女子生徒の家族への犯行は未遂であったが、この両親の受けたショックも計り知れない。

 女子生徒は「2人で過ごしたいと思ったが、家族は邪魔。全部殺すつもりだった」と話したという。この女子生徒の家族は、両親、妹、祖母の5人なのだ。この両親もわが娘が、なぜこのような発想になるのか・・これも心の整理が出来ないと思う。   

 報道によれば「心中覚悟で家族を殺害する計画だった可能性が高まっている」(11月3日・毎日)という。なぜ、恋愛・家族の殺害・心中と連動するのか、どうしてこのような行動を起こす10代が登場するのか、日本の教育全体に何がたりないのか、深刻な論議が巻き起こることは必至だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 癒しの森79                          2003年11月5日
               紅葉と夕日
 
 今日は、妻と近所の婦人2人を連れて荒川上流の紅葉を見に行く。この国道113号線は「荒川峡もみじライン」いわれるだけ、見事な紅葉が広がっていた。特にこの紅葉が夕日に照らされ、その風景を北側から見る時は、紅葉がキラキラと光り息を呑むほどの絶景となる。

 春四月青葉が延びる山の風情も美しい。八十八夜のころは緑が萌え、盛夏とともに草木の生が燃焼するように延びていき、あたりには草いきれが漂う。そして紅葉の時を迎える。小説家藤原周平は雑木山が好きであったという。雑木山の四季、落葉樹の1年の変化と人生を重ねあわせていたのだ。人生の最後を夕日に照らされた紅葉のように美しく飾りたいものである。

 ・平等に 必ず迎える 老いと死を いかに飾らん 夕日のごとく
              
              (短歌は1997年11月7日の日々の映像から)    
  
    

2003年11月04日(火) 今度は大型ヘリが打ち落とされ死傷者35人

 10月29日イラクは内乱状態を呈していると書いた。その後の主なニュースを見てみよう。  

・10月29日ブッシュ大統領は記者会見し「イラクは危険な場所」との認識を示した。「イラクが自由になれば、自分たちの特権が得られなくなるため、混乱と恐怖を作り出そうとしている」(朝日から)と指摘している。イスラム圏に西洋の価値観(自由)を持ち込もうとすること事態が無理なのである。   
・10月31日金曜礼拝に集まった数万人に対して、モスクの宗教指導者は「わが国へのどんな勢力の侵入も認められない。ハリケーン、カリフォルニアの山火事はいずれも、イラク人を殺し、拘束し、占領する米国への天罰だ」(同)と米国への憎しみを煽るだけの演説なのである。   
・11月1日、赤十字国際委員会のイラク在住職員130人から30人への削減が発表された。  
・11月1日、アンナ国連事務総長は連続テロをうけ国連要員の完全撤退を決める。
・11月1日、フセイン派の一斉蜂起の噂が流れ、公務員らが出勤を控え都市機能がマヒする。   
・11月2日、大型輸送ヘリコプターが地対空ミサイル攻撃を受けて米兵13人が死亡、20人以上が負傷した。     
・11月3日、ヘリ墜落の死者は昨日より2名増え15人、負傷者21人と修正される。

 今回使われた携帯式地対空ミサイル数百基が不明のままだという。よってこれからも類似した攻撃があるだろう。ともかく、大衆の支持のない占領は、ただ点(都市)と線(道路)を支配するだけである。ここでは点(バクダット)の治安さえ維持できないのである。    
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森78                           2003年10月4日
          二人は魂でつながった「戦友」だった

 ピンクレデーが2年限定で復活、全国で120回のコンサートを開くことは知っていた。未唯(みい)と増田恵子に音楽評論家の伊藤強氏が加わったてい談(雑誌・潮)を読んだ。会話のレベルの高さに感服した。
・伊藤「ツアー120回が終わると、それぞれにすごく変わっていると思う」
・未唯「私はプロデュースがもっとできるようになっていたい。それからケイとの昔からの友情・・・戦友としてずっと魂でつながっているんですが、今回、さらに深い関係が作れるんじゃないかと、鳥肌が立つぐらい楽しみにしているんです」
・増田「私は自分の魂がもっともっとキラキラ輝いていくと思う。『ピンク・レディはあなたにとっては何だったのか』と聞かれても即答できないけれど、この2年間の120回のツアーをとおして、新しい『思い』が沸いてくると思います。私とミーは宇宙というか神様から出会うべくして、そしてそういう『使命』を受けて、この世に生まれたような気がするんです。その意味がもっと分かった時の自分の魂のきらめき度がすごく楽しみです」
   
   ・人生の 価値観どこに 定め往く 内なるものと 友情なるか  


2003年11月03日(月) ロシアの「対米核報復」現在も健在

 米ロの冷戦時代の核戦争配置が、そのまま残されているというから考えさせられる。米ソはそんなに相手国が信頼出来ないのだろうか。「米国の先制核攻撃で国家指導部が全滅した場合、ほぼ自動的に、残る核ミサイルを米国に向け発射する旧ソ連の核報復システム『死の手』が現在も稼動中であることが1日までに、複数のロシア軍部筋の証言で判明した」という。
    
 露軍部筋は、対米関係は現在良好でが、将来悪化して再び核の緊張が高まる恐れは否定できない、・・としている。一方の米国も極密の核戦争計画「『単一統合作戦計画』(SIOP)に基づき、露連邦領の2000ヵ所以上にICBM・・などで狙いを定めている」     
  
 ロシアも米国と同様に「露軍事筋は、自国にもSIOPと同様、米領内の標的を定めた極密戦争計画が存在することを認めた」という。簡単に補足すれば、米露がお互いに2000発以上の大陸弾道核ミサイルで狙い合っているのだ。こんなことは、馬鹿馬鹿しいからもうやめようと言う事になるまで、あと何世紀の時間が必要なのだろう。相手国を信用しないことは、その国に莫大な軍事費負担をもたらすことになる。   
 
 個人も国家も何をどう考えるかが最も重要だと思う。北朝鮮の金正日は、米国が攻撃してくるとの前提に苛まれている。以前報道されていたが、金正日の移動は朝方であるという。米軍の偵察衛星で自分に居場所を突き止められないためだ。6ヶ国協議でも、米軍の不可侵を必要以上に求めているのは、米国が北朝鮮を攻撃してくるとの考え方があるのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森77                           2003年11月3日
             脳に広がる映像
 
小説を読みたいと思っている。その時間がなかなか見出せない。96年に「恋」で直木賞を受賞した小池真理子さんのインタビューを読む。以前、日々の映像でテレビの映像を見るより、文字を通して頭の中で情景を浮かべたほうが、桁外れに脳を使うという趣旨のことを書いた。小池真理子さんが、そのあたりを分かりやすく説明していたので引用させて頂く。

「映像では、私たちはスクリーンに没頭します。・・映像というものは与えられた情報です。それに対して、小説を読む作業は、活字を追いかけて大脳の中に自分なりのスクリーンをおろし、自らが映写機となって、スクリーンに情景を写し出していくようなもの。自分自身が映写機の役割を果せるような力は、小説を読むことによってしか育まれません」と。

  ・活字追い 立ち止まりつつ 考える 脳に広がる 確かな映像

      (短歌は1997年3月7日に日々の映像から。下の句は修正)      
      

2003年11月02日(日) 黄(ファン)元書記金正日除去の持論展開

 黄元書記は、日々の映像を書き始めた1997年の亡命で、ここで何回も書いてきたので記憶は鮮明に残っている。今回米国を訪問、米議会で講演するなど波紋を広げている。ここでは新しい事実を少々取り上げて置きたい。   
 
 黄元書記は米議会で「北朝鮮の金正日体制は、食料や燃料など最大の経済支援国である中国が『生命線』で、中国の支援が途絶えれば崩壊は近い」(一日・産経)との見方を表明している。ポイントは支援の量である。「中国が昨年、北朝鮮に食料105万トンと所要燃料の60%を支援した」(一日・毎日)と証言している。    

 毎年、中国からこれほどの援助を受けている北朝鮮は、果たして独立国家といえるのだろうか。黄元書記は「体制崩壊に導くカギは、(大規模支援を続けている)中朝同盟関係の断絶が必要だ」(毎日・要旨)との主張なのだ。中国にとって北朝鮮は、同盟関係というより、深刻なお荷物になっているのではないだろうか。   

 黄元書記は、中国を敵視するネオコンの代表格であるラムズフェルド国防長官、相当数の米政府高官、上下両院議員にも同趣旨の見解を伝えたようで、米国の中国政策に少なからずの影響を与えるだろう。     

 なにしろ、黄元書記は北朝鮮のナンバー2の立場であったのだ。よって、一つ一つの証言は北朝鮮の核心を熟知した上での発言になる。「核問題で騒いだら、金正日の思うつぼ。彼の価値を高めるだけだ。根本問題は、彼の独裁体制を取り除くことだ」(10月31日・読売)独裁者・・時代の審判が独裁者を弾劾し、排除していくだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
      
癒しの森76                           2003年11月2日
              人 吉永小百合さん
 
 昨日の宇津井健さんのことを書いて、1997年に吉永小百合に関して短歌を作ったことを思い出した。この年の10月に「原爆詩の朗読会を静かに続けて12年」というグラビアの特集を読んだのである。6年前で小百合さんは52歳、今は58歳になられる。どうしてこの人はいつまでも美しいのだろう。

 この時の解説では「輝くことを強く自制しているが、抑えることで一層気品に満ちた輝きを増している人」と讃えていた。小百合さんの言葉で印象に残ったのは「教えることは出来ませんが、生涯様々学んで生きて行きます」であった。この人の美しさは常に何かを学ぶ姿勢にあると思った。

  ・生涯を 様々学んで 生き抜くと かくして生まれん 心の美かな

              (短歌は1997年10月10日の日々の映像から)



2003年11月01日(土) 田中前外相の首相への「口撃」が始まった

 10月14日注目の選挙区として、新潟5区の田中真紀子さんの無所属での立候補を記述した。この時点でも釈然としないものがあり「ただ怨念を晴らすための出馬であれば、選挙民のために何が出来るかとの原点がないといえる」と書いた。    

 真紀子さんは佐渡両津市の公の場で、小泉首相や自民党に対する本格口撃に踏み切った。なにしろ、「演説に大半が口を極めてののしる悪口のオンパレード。集まった有権者らも最後は唖然としていた」(11月1日・スポニチから)余りにひどい口撃のせいかこの真紀子さんの演説の要旨は、全国新聞には掲載されていなかったようだ。 どんな悪口口撃であったのかを少々挙げてみよう。

1、自民党というクモの巣城にいる手品使いの純ちゃん。ライオンヘアだが、かつらだか。 
2、選挙だから、慌ててA級戦犯の孫を幹事長にした。
3、総理になった途端に、森、福田、安部ら右翼グループに押さえ込まれた。
4、ブッシュさんだかプッシュさんが小泉にニヤニヤして、5500億円も持っていった。
5、そんなに兵隊行かせたいなら、売れないタレントの息子二人で行けばいい。
6、三年間は消費税上げないなんて、嘘ばっかりこきやがって!
 
 などの毒舌の連発なのである。4の発言は、日本の元外務大臣としては、信じれれない発言である。5の小泉首相の長男で俳優の小泉孝太郎まで持ち出す悪口は、名誉毀損で訴えられる可能性がある。6の言葉は如何でしょう。言葉・文章はその人の文化が反映するのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
癒しの森75                           2003年11月1日
              師匠に付く

 3〜4日前のテレビで「徹子に部屋」を見る。そこに宇津井健さんがゲストとして出演していた。お年を聞いてビックリした。72歳であるとのこと。どう見ても5歳以上、いや10歳近く若く見える。まず、日常的な身体の訓練である。腹筋を1日300回もするというから大変なものだ。

 その他、この人の若さの秘密は、常に何かを習う生活パターンであるようだ。今はヒップホップとタンゴを週1回習いに行くとのこと。常に師匠に付いて何かを習得する・・・これが宇津井健さんの人生の生き方そのものなのである。

  ・生活の 一部となった 学ぶこと 師匠を求める 美徳の心
      

      

 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ