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グラデーション 2006年01月18日(水)

空にグラデーション かけたら
最後には白に到達する
最後には黒に到達する

あの向こう 白
ああ あれは
そびえ立つビルディングの蛍光灯
カメムシみたいに走る車のライト

上のほう 黒
そうか そうか
それは宇宙の闇
ブラックホール

きっとみんな白い世界を望んだ
すべてを読み解くために 白へ

きっとみんな知らないんだね
白い世界に 君がいること
そこは明るい白い世界さ
ここから見える
そこからは ここが見えるだろう
白く 形なく

ついに届いた白い世界

みんな忘れちゃったんだ
本当に届かないのは 黒 ということ
自ら光を放つ星と永遠の闇
忘れたかったんだ
気付けないんだ 黒い世界




パ(ーカ)ッション 2006年01月16日(月)

できればそこまでいきたいです
でも聞こえないところで聞いています

鳴らしていてください
その胸のあたり

私の胸のあたりと合わされば
不可思議なリズムを刻んで
不細工な音楽ができるでしょう
好きだなそういうの

低く穏やかに
でもそれは情熱
速く細やかに
でもそれも情熱

君に言わせてもそれは愛




前髪の外 2006年01月10日(火)

前髪を切ったら
世界が見えるようになった

だから
君の顔が見えるようになった
君の表情を読み取るようになってしまった

光は案外不便なものだ

どうぞ君は白い光を反射しなさい

隠しても隠しても掻き分けてくる
ざらりざらざら
君の手は悪魔

どうぞその爪を失くしなさい

私たちは目を見ないほうが
うまくいくのだと知った

目の形
目の色
目蓋の曲線
目蓋の影
睫毛の揺れ
睫毛の濡れ

すべてが君を
すべてが私を
傷つけるのだと知った

私は君が傷つける動物だと
知りたくなかっただけなのだと知った

裏切りを許せないのならば
私たちはただ笑い合うだけの他人のままだろう

動物は孤独を身勝手にぶつけるのだから





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熊野ポーラ
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