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漫画関連ファイル


2004年01月21日(水)
二ノ宮知子『GREEN』

さて、気に入ると他の作品を読んでみることになる。本屋に行ったけれど『天才ファミリーカンパニー』が見つからなかったので、『GREEN』を買ってきた。これは、1999年から2001年にかけて描かれた作品。全四巻。都会からキャンプにやってきた女の子が、ハンサムな農業青年に一目ぼれして、農家の押しかけ嫁になる話。最初の話は、ずいぶん調子の良いお話だったけれど、だんだんギャグが上手になってきて、最終回の結婚式前夜の騒ぎがとてもおもしろい。農家の嫁の話は夢路行さんにもあったなあ。レディース漫画にはそういうジャンルがあるんだろうか。農業青年の誠くんがやはり王子様キャラで目の保養でした。
出かけたついでにBOOK OFFでのだめの連載されているKISSという雑誌を立ち読みしてきた。単行本の続き。のだめはどうやらコンクールを順当に上がっているようだ。うーん。やっぱりおもしろいなあ。二冊の雑誌を二回読み返して帰ってきた。そして家に帰って作品リストがないかな?と検索して作者本人のHPを見つけた。「ハブとマングース」のぬいぐるみの写真があったりする。そしてSオケのTシャツの通信販売も!

http://www.din.or.jp/~nino/main.html




2004年01月20日(火)
『のだめカンタービレ』再読中・・・

気に入ると繰り返して読む。というのは、私の昔の漫画の読み方だったけれど、この頃は一回読めばそれでいいや、ということが多かった。久しぶりに、時間があると再読している。『のだめカンタービレ』。そこらじゅうに散りばめられたギャグも楽しいんだけれど、ふざけているようで、きっちりそれが次の展開への伏線になっている。そうやって千秋やのだめや龍や真澄が成長していく。敵役っぽい元彼女の彩子さんさえ、失恋が決定的になった瞬間に、一皮むけてしまう爽快感。そして、何度も読み返して飽きないのは、音が聞こえないのに、素晴らしい演奏の瞬間の登場人物たちの心のときめきが聞こえるような気がするから。楽器を演奏できる人はうらやましい。言葉を使わずに他人と心を通じることができるから。
千秋が巨匠とラフマニノフを弾く回の表紙がいい。一台のグランドピアノの前に並んで座っている千秋と巨匠の後姿。どんなに巨匠ミルヒー(←仮名)が女にだらしなくていいかげんで利己的で千秋に迷惑をかけても、音楽に関してはこの一枚の絵が全てを語っている。同様に、のだめがきたなくて食い意地がはっていてゴーイングマイウェイで自分の才能を無駄遣いしているように見えても、千秋と一緒に演奏をする時間から離れられるわけがないのだ。
ところでうちの娘達は、この漫画の主人公は誰?と聞くのだけれど、「えーっと、たぶんのだめ。今は千秋君みたいに見えるけれど、これからあっと驚く展開でのだめが主人公になるんじゃないかしら?」といいかげんな答えをしている。私的には千秋が主人公でかまわないんですけれど。おれ様王子様キャラなのにそうは見えない千秋がかわいいから(笑)

ところで、全然テーマは違うけれど、『ハチミツとクローバー』と構造的には似ているのでは。あっちは美術。こっちは音楽。天才肌のカップルのお話で。着ぐるみが似合うところなんかが。雑誌を読まないので、最近の傾向とか、どういうところから出てきた人たちとか全くわからないんだけれど。共通項はあるのかしら?



2004年01月18日(日)
二ノ宮知子『のだめカンタービレ』

おもしろかったー!七冊一気に読んじゃいました。千秋かっこいいー!のだめおもしろいー!ミルヒー変態!こんなにたくさんギャグをかましてくれるのに、演奏のシーンでは音楽が聞こえてくるようだ。楽しんで、リラックスして、自分の個性にあった音楽を。でも、そのためにはきちんと練習してきちんと音楽に向き合って、努力をすることが必要。絵がとても上手くて安定しているように、お話もきちんと筋が通っているので、読んでいて楽しかった。
私が巡回しているサイトに、音楽系の同人誌を書いている人がいて、その人がのだめの感想を書いていたんだけれど、「題名を聞いただけで音楽が頭に再生される自分でよかったけれど、反対に題名を聞いただけでわかる読者がどれだけいるだろうか?」ですって。「マンガって楽譜をのせられるから、ずるいなあ。一目瞭然だし。」そんなふうにこのマンガを読みながら、音楽を再生できるって楽しそうでうらやましかったです。
個人的に次女と一緒に受けたのは第一巻第一話ののだめの部屋。「ぎゃはははは、うちみたいじゃん!」とピアノを指差して笑う親子。おりしもその時おねえちゃんは練習中でした。反省。明日は掃除をしよう。掃除も料理も上手くて、ピアノもバイオリンもうまくて、なんでもできる千秋君がほしい。



2004年01月16日(金)
<同人誌>よしながふみ『青い鳥』

1月6日に代金を郵便振替で振り込んだ本が今日到着しました。よしながさんの同人誌の発送処理は迅速ですね。さて、今回の本は前回の『悪魔のような男』の続編です。ネタばれせずに感想を書くのは難しいかな。
この本でわかったことがあります。幸せになったら小野は魔性じゃなくなってしまうということ。この本もやはり家族の物語に収束したということ。しかし本当にそのような結末が永続するでしょうか?商業誌本編のほうが、この四人がいずればらばらになってそれぞれの道を歩き出すような予感がありましたが、今回の本はおとぎ話にしちゃったのねー。思えば、民法シリーズも三暮シリーズも、安定した関係になって、それを延々と書き続けることになっていますが、それじゃあまるで結婚したあとの夫婦みたいなものじゃないですか。そこにロマンはあるのか?うーむ。
おまけの短編はおもしろかったわ。やっぱりちいは大物でした。



2004年01月11日(日)
<アニメ>『鋼の錬金術師』

アニメを見ました。・・・わかりました。はやってるわけが。
これは、誰かが確信犯的に、商売にするつもりで
お金をかけてきちんと作ったアニメなのね。
絵がきれい。色がきれい。動きにも破綻がなくてキャラがかわいくて。
金髪碧眼のキャラをカラーで見るのは楽しいし。
うちのチビたちは録画した番組をもう一度見せろと言って
ふたりで見ていたから、ヒカ碁のかわりには十分間に合うようだった。

原作者が女の人って、ほんとですか?
あ、やっぱり。って長女が言っていた。
なんか、妙な違和感があったんだよね。戦闘ものにしたら。



2004年01月03日(土)
<まんが>『鋼の錬金術師』1〜6巻

『鋼の錬金術師』を読みました。
コミケ会場で異様な混みかたをしていたのが、この作品のコーナーだったんですが、
読んでみたら、あんまりお話はすすんでないのね。
始まったばかりで、アニメにはなるは、同人誌は出るわで、
最後までちゃんと行くのかなあ〜などと思いつつ。
絵が上手かった。ヒカ碁にキャラが似ていた。
ねことか犬に弱いところは、あずまんがのようだ。
そしてお話は『からくりサーカス』的だと思ったけれど
少年漫画はほとんど読まないから、的外れかも。
弟の生身のビジュアルが児童文学の主人公ぽくて好み・・・
という読み方でいいんだろうか。
軍服フェチの向きには「焔の錬金術師」さんとその部下たち。
この作品のどこに私の萌えどころはあるんだ?
という読み方自体が、すでに毒されていますか。

あ、全く関係ないけれど、よしながさんのファンサイトであるところの
大沢家政婦協会闇の関西支部では、昨年末からMLをやっています。
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最新号では、通販情報の要項のメールサービスが始まりました。
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