『ハチミツとクローバー』は、少女まんがMLですごくほめている人がいたので 今のコミックスとは違う出版社から出ていたのを買った。 その後、掲載誌が変わり、改めて単行本が出版されて、巻数を重ねていたが、 書店で探してもみつからず、入手できなかった。 昨日のブックオフで3,4巻をみつけて購入する事ができた。(ほとんど定価)
この作品が作者のデビュー作だそうだ。一巻はあふれるような才気を感じたけれど はまるというところまではいかなかった。でも、巻を重ねるにしたがって、 どんどんすごくなっていく作品だと、昨日買った本を読んで思った。 美大に通う「はぐみ」という女の子を中心に、仲間達の恋愛模様を描く漫画、 と、要約してしまえばそういうことだけれど、それだけのことをこんなふうに 描いた人はこれまでにいなかったような気がする。 いや、時々奇跡のように空気の色まで切り取って見せることのできる漫画がある。 この作品もそういう漫画のひとつだと言ったほうがいいかもしれない。 変わっていく空の色、変わっていく気持ち、過ぎていく時間。 コマのすみずみからそういうものを感じることができる。 もう読んだ人は、きっと私の言う事がわかってくれるだろうし、 まだ読んでいない人は、すぐに手にとって読んでみて下さい。
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