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漫画関連ファイル


2002年10月31日(木)
『私の永遠の恋人』byよしながふみ

うわー、メジャーなヒットを描いても守りに入らないところが
よしながさんのすごいところだわ。しかもSF!(もどき)SFやおい。
掲載誌はビブロスの「be−boy GOLD」
『ジェラールとジャック』の掲載された雑誌です。
載ってる作品ははっきりいって男同士の恋愛ばかりでPG−15ってところでしょうか。
でも、どんなにやりまくっていても(失礼)よしながさんの作品は
他の作品と並べた時に、ちょっと違う。(新田さんの作品はまた別だけれど。)
このへんが鍵かもしれませんね。

お話はピグマリオンのような感じ。
本気がどこにあるか?というのが問題ですが、やはりピグマリオンならば
人形を作った人間が深みにはまるのがお約束だと思うのですが。
そのへんが微妙でわかりにくいところが上手いといえば上手いけれど。
読み返してみると、これまでのいろいろな作品を思い出させてやっぱりうまい。

あわせて「月刊フラワーズ」も買ってきました。
萩尾さんはあいかわらず手練の安定した仕上がりだし、
(だからこそ、状況説明のような話でも、安心して見ていられる。
 でも読者を酔わせてくれるところまではいかない。
 職人的な作品になりつつあるのかも。もちろん某T氏的「職人」じゃないが)
YASHAの番外が載っているし、この号は「買い」とか言って
はりきって買いに行った割に、おもしろくなかったかなあ。

「be−boy GOLD」と並べた時に、
なんだかパワーが感じられない気がするのは私の目が腐ってきているのでしょうか。
だいたい、フラワーズのラインナップ自体が守りに入っているような感じだからかな。
まあ、両誌とも全部読んでないから、パラパラみた印象だけれども。



2002年10月24日(木)
『水と器』 by 山田睦月

指輪のHPを拝見してイラストに惚れ込んで、
それからマンガを読みました。コミックスは七冊でています。
『ペーパームーン』がとても好き。そして『水と器』は今年出たばかりの新刊です。
とても絵が上手い人で、SFもコメディもこなし、『水と器』は和モノです。
江戸時代、とても美しいけれども中身が空の人形を作る人形師と
悪霊退治を生業とする坊主が、様々な人たちの事件に関わり
その中で二人のかかえる闇もまた少しづつ明らかになっていくというようなお話。
WINGSに不定期連載されている作品ですが、ネムキに載っていてもおかしくない。
あたたかい視点と、闇の不気味さがほどよく調和して
独特のムードがあります。さりげない風景の描写も素敵。
長いお話になってくれるといいなあ、と思います。

andante
www.i-chubu.ne.jp/~mutsuki/andanteindex.html
山田睦月
members.aol.com/Terafort/Comics/Cothers/mutsuki.html




2002年10月23日(水)
『いとこ同士』 by 今市子

今市子さんの新刊が出ました。といっても、同人誌掲載作品の再録ですが
おまけのマンガでご本人が照れておっしゃっているほど、
汚い原稿ではありません。やっぱり絵がお上手です。お話も初々しくていい感じ。
ボーイズラブでいとこ同士というところがすこし、こそばゆい?
同人誌再録はこの本のあとにも予定があるようです。
あの分厚い『星姫』や『千金の夜』もいつか入手できるかしら?

www.movic.co.jp/daria/new/



2002年10月06日(日)
『やろうぜ!』 by 石原理

バイクのレースで世界を目指す男の子たちの話(・・・という説明でいいのかしら)
かっこいい男の子がたくさんでてきます。
しかも誰一人嫌なやつがいない。軟派なやつでもどこか芯の通ったところがあって
読んでいて気持ちがいい。
コミックス二冊で終わってしまうのがもったいない。
もう少し長くいろいろなエピソードを読みたい。
と、思わせるような魅力的なキャラがいっぱいです。

清涼の殿舎のレビュー
www.jade.dti.ne.jp/~suzaku/yarouze.html



2002年10月04日(金)
羽海野チカさんのさるさる日記

時々さるさる日記を開けると、日本語キーワード検索の
ポップアップが飛び出すことがある。
T−CUPでもそういうことがあったが、さるさる、おまえもか!と思い
HPへ行っていろいろ見ていたら、やっぱり提携しているみたいね。
POPアップだけは嫌いなので、続くようなら引越しを考えよう。
で、さるさるのランキングなんかも見てみたら、トップはあいかわらず勝谷さんと
その関連の方々だが、珍しい名前をみつけたのでご紹介。
『ハチミツとクロバー』を描かれている羽海野チカさんが
さるさる日記を書いているのね。
私は単行本を一冊持っている。少女マンガMLで、強力にお薦めされていたので
買ってみたらこれがおもしろかった。ご友人による公式サイトもあるようです。

ウミノの日々
http://www2.diary.ne.jp/user/162279/
ザ★羽海野チカ(仮称・準備中)
http://www4.kiwi-us.com/%7Epico55/




2002年10月03日(木)
アニメ『ヒカルの碁』

『ヒカルの碁』のアニメはテレビ東京で放送しているので、
このあたりでは東京と同じ時間には入らない。
三週間ほど遅れて、ウィークデイの午後三時にローカル放送局でやっているらしい。
しかし、ケーブルテレビのハイビジョンのアナログ放送にテレビ東京系のチャンネルがあるので
三日遅れで同じ週の土曜日に『ヒカルの碁』を見ることができる。
家族全員でアニメを見る。留守の時はビデオに録る。
約一名同居人氏だけが原作のマンガを読んでいないので
新初段シリーズの塔矢名人と佐為の対局を見て、どっちが勝つの?とうるさかった。
そんなこと、この母子三人が教えてあげるわけないのである。(いじわる)

ところで、子供達がある時、チャンネルを適当に変えていたら
放送日でもないのに『ヒカルの碁』をやっていることに気がついた。
それはケーブルテレビの「囲碁・将棋チャンネル」だった。
CMなしで突然始まる『ヒカルの碁』。始まったばかりの頃の再放送。
・・・絵がうまい。色がきれい。動きがなめらか。最近のと、出来が全然違う。
最初は力が入っていたのね。このごろでは絵が下手なときは本当にどうしようもないからなあ。
違う曜日にも放送していた。それは第一回だった。
囲碁チャンネルは『ヒカルの碁』独占放送状態のようだ。
うちの家族は大喜びで毎回見ることにした。

◆番組表を見たら月曜と土曜日の午後五時半から放送している。
 月曜日は第一回だった。今週土曜日は第10回の放送。

www.igoshogi.net/weekly_program/program0210_1.html

◆『ヒカルの碁』第19巻は今月4日の発売です。



2002年10月02日(水)
スラッシュ君のコラム最新

slashを読む日本人が見たやおい漫画を読むアメリカ人第25回
<同性愛先進国はやおい後進国?(その3)− 家なき子を生んだ国民にショタを説かれるの巻> 

スラッシュ君のコラムが更新されていました。(9月13日)
こういうのを読むと、日本の混沌も捨てたものじゃないかも、と
少し思うのですが、どうでしょう。

www.sting.co.jp/voice/v38.htm



2002年10月01日(火)
「マンガで見る石川」

『ほっと石川』というのは石川県の広報紙で、無料で県下の全家庭に配布されます。
年四回発行、24ページが二回、12ページが二回。A4サイズのフルカラーです。
最新号の秋季号に森川久美さんの2ページのマンガが載っていました。
「マンガで見る石川」第一回・金沢の城下ができるまで
というタイトルで、石川の歴史が簡潔に描かれています。
問い合わせ先が石川県立歴史博物館になっているので、
きっと時代考証の打ち合わせ等大変だろうなあと思います。
自治体の広報紙だから、少女マンガするわけにもいかないし。(してほしい)
これから広報紙が届くのが楽しみになりました。

『ほっと石川』は内容も豊富でデザインも良く、自治体の広報紙としては
優れていると思います。実際、この4年ほど、都道府県の広報紙コンクールで
上位入賞が続いているの。森川マスターに原稿依頼する編集さんがいるからでしょうね。