このところ、漫画を大量に読むという幸せな日々を過ごしています。 高口さんの本を昨日10数冊まとめて読みました。 『少年濡れやすく恋成りがたし』と『叫んでやるぜ!』など。
デビュー作から(LaLaのアテナ大賞だったか)白泉社時代は 読んでいたけれど、あすかの途中から読んでなくて久しぶりの再会。 ああ、相変わらず。というところと、変わったなあ。というところが半々。
高口さんは他の人とは違う絶妙な瞬間をとらえて表現する人だと思う。 『少年濡れやすく恋成りがたし』では体と心のはざまで主人公が 悩む姿が色っぽい。思いもかけない心のひだを見せていただいて ありがとうという感じです。主人公以外の登場人物もひとくせふたくせあって ヤクザな男を描かせたら天下一品だなあ。(かっこいい・・・) でも、感覚的な描写が続くと時々見失ってしまうことがあるの、私の場合。 この作品はぎりぎりのところで何とかついていけた感じです。
『叫んでやるぜ!』になると絵も変わったけど(最近のボーイズ系の絵なのかな?) とっても親切に描いてあるので、何も考えずに楽しめる。 で、こーんなに親切なのに、本当はそうじゃなくて、突っ走ろうと思えば突っ走れるし 鬼畜になろうと思えばなれるし、ずぶずぶ深みに行こうと思えばいけるのに 行かずに描いているんだろうなあ・・・というところが、読者の妄想を誘うような気がする。 おもしろかったです。だって信乃かわいいし、天竜かっこいいんだもん。 息子の南夏也もいい子じゃないの。おばあちゃんも素敵だわ。 声優同士がこんなになっちゃて、というのは聴覚から妄想を刺激する効果もあるかも。 CDもでているところがすごい。劇中劇のサービストラックがあるのもすごい。 聞きたいけど誰か持ってないですか?(買えよ、自分)
高口里純公式サイト<サロンバタイユ> http://www.takaguchi.net/index.html 叫んでやるぜ!記念館 http://www1.neweb.ne.jp/wb/junju/index.html
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