TOP 最新の記事 戻る≪ I NDEX ≫進む


漫画関連ファイル


2000年08月29日(火)
『永遠の仔』 by 天童荒太

市立図書館で順番待ち37番、待つこと2ヶ月でやっと読みました。
『永遠の仔』 読んで、あれれれ〜?
これってまるっきり『残酷な神が支配する』じゃないの?
最後の手紙の内容も、まだ見ぬ残神の解決策として、多くの人が
予想しているもののひとつ。

なぜ、こんな物語が今書かれるのか?時代が必要としているのか。
それとも、そういう症例が増えて、研究書がたくさん出ているせいなのか?
著者にそういうものを書かざるをえない動機があるんだろうか。

いずれにせよ、まずテーマが先にあって、すべてがそこに向かっているので
物語に読者が遊ぶ余裕とか、流れに身をまかせる快感は得られないまま、
次つぎと悲劇が起こる。ちょっ不完全燃焼気味の物語のように思いました。

人格障害や、人との関わりをうまく結べないことの原因を
生育歴やトラウマに求めることがあまりに一般的になりすぎて、ちょっと食傷気味。
いや、実際、そういうことはあるし、深刻な問題だけれども、
創作の場にそれを持ち出すのは、物語の自由さを奪っちゃうのじゃないかしら。

そういう物語を読むことによって、救われる人がいるかもしれないから
あまり大きな声でワルクチは言えないけれど、、、



2000年08月18日(金)
名香智子さんの旅行記

以前にも少しご紹介しましたが、名香智子さんは「無聊庵」というHPを持っておられて
季節の植物や食べ物の話題で、掲示板はいつもにぎわっています。
(このページは青磁さんとして、白磁さんと御一緒に運営されています。 漫画関係の話題はありません)
また、SIMAさんの「名香智子パーティー」の掲示板にもよくレスを書かれています。
(こちらは、漫画関係の話題もOKですね)

そんな中で、最近気になった記事をふたつご紹介します。
一つ目は、7月に行かれた東欧の旅行記。
写真がたくさんあって、見ているだけでも楽しい。
(個人的にはドールハウスの写真が垂涎の的ですが)

無聊庵TOP>無聊庵濡縁>東欧日記>オーストリア・ハンガリー・チェコ旅日記  
http://www.terra.dti.ne.jp/~sei-ji/buryouan/hyousi/index.html

それから、これは掲示板で読者の方の書き込みにレスされたものですが、
「エリザベート」についてのお話。
名香さんのエリザベート像を読むと、観劇の際や名香さんの作品を読む際に、
いろいろと参考になるのではと思いました。

名香智子パーティーTOP>BBS>名香智子の愉しみ BBS>374:「エリザベート観劇」スレッド
http://www1.linkclub.or.jp/~sima/index.htm

作品だけではない、いろいろな情報が得られるので、インターネットは楽しいですね。



2000年08月17日(木)
『文鳥様と私』 by 今 市子

6月16日発売予定。『文鳥様と私』を買ってきました。(あおば出版 650円+税)
金沢は一日遅れの発売で、今日書店に並んだのだけれど、
多分まんがが一番たくさん置いてある本屋で、一冊しかなかったのをGETしてきました。
う〜む、「鳥っ子倶楽部」を立ち読みした時は、何とも思わなかったけれど、
今、家には、うずらのヒナがいるので、いちいち実感しつつ読みましたわ。

鳥のヒナは、いけなくなるのもあっという間、回復するのもあっという間。
水分が足りなくて、くたっとしたヒナにくちばしの横から水を流しこんだけれど、
うずらは一羽死んでしまいました。もう一羽はなんとか一週間たったので
このまま、家に住み着きそうです。

ほのぼのペットのマンガかと思ったら、途中でちゃんとホラーしてるじゃないか。
「グロい物をちゃんとグロく描けてすごい」、、、
うまれたばかりの文鳥のヒナはエイリアンの子供のようだわ。

しかし、文鳥を放し飼いで、フンがそこらに落ちてて、原稿にシミがつかないものかしら。
と、余計な心配。もしかしたら、『百鬼夜行抄』の原稿にはホワイトかけてあるけれど
実は文鳥様の○ンコがついているのだろうか、、、、
と思ったのでした。

うずらの一羽は元気にジャンプの練習を始めました。
給水器と、ヒナのえさを買ってきました。
鳥かごもそろそろ用意しようかな。
子猫は、もう少し大きくなったら、おばあちゃんの家で飼うことに決定しました。
トイレの砂を10キロの袋で買ってきました。
ああ、いつの間に、こんなに動物をしょいこむことに
なってしまったのかしら、、、
子猫を助けたのが運のつき。
もしくは幸運の始まり?



2000年08月15日(火)
ブックオフのオンライン書店

ブックオフのオンライン書店ができたようです。「eBOOK OFF」
少し見てみたけれど、検索でヒットするのは、よく見るような本ばかり。
これは、どれだけタイトルを入力できるかがポイントかもね。
萩尾さんの『海のアリア』が1冊200円で買えるのは、お買い得かも。
(8月15日現在、在庫あり。『あぶない丘の家』も)

ところで、新刊本がこんなふうに半額で売買されているのを見ると
う〜ん、こんなことしてていいんだろうか・・・・?
とちょっと心配になります。店頭では見慣れた光景だけれど、
うちのパソコンの画面上で、新刊のオンライン書店と似たような画面で見ると
なんかそこはかとない危機感を感じてしまいました。

GAZOO SHOPPING MALL
http://gazoo.com/ebookoff/index.asp?tab=



2000年08月10日(木)
水樹和佳子さんのホームページ

いつから和佳さんが水樹和佳子さんになったんだろう。
イティハーサの途中から、フォローしなくなってしまったので、
今、どんな感じなのかよく知らない。SFマガジンに載ってたっけ・・・?

デビューからずっと読んでいて、かなり好きでした。
イティハーサも機会があったら、まとめて読んでみたいと思っています。

じつは、さっき甥っ子に頼まれて、エヴァについて調べていて、
ガイナックスのHPを見ていたら、水樹和佳子さんの
CD−ROM画集『水色の言霊』が、発売されたと書いてあったんです。
たくさんイラストが入っているし、少し懐かしくなって
やはり機会があったらこれも見てみたいと思ったのでした。

『典型的な悪友』とか、『エリオットひとり遊び』がじつは大好きなわたし。
SFもいいけど、こういうお話をずっと並行して描いて欲しいな〜

Wakako Mizuki's Room
http://www.fbook.com/waka_mizuki/
水樹和佳子さんのホームページ から、ガイナックスのCD−ROMの紹介ページへ
飛ぶことができます。けっこう内容がたくさんあるので、ファンの方は
ご覧になってみてください。