確かにどこかにあったはずなのに本がでてこないので、 図書館で借りてきました。『まぼろしの白馬』
「萩尾望都的な世界」と自分で言っておきながら、 そういう先入観で読むのはもったいないかもしれない。 銀色の髪の女の人や、月の光、塔のあるお城、夢に出てくる少年。 海から現われるユニコーン。輝く真珠の首飾り。
図書館のひんやりした書庫から、自分で見つけて読む少女は幸せ。 何回も何回もその世界に行きたくて、本を借りてしまうだろう。 「ポーの一族」を何回も読み返した私(たち)のように。
だからこれ以上は、書かないけれど、再読して新しい発見がひとつありました。 ある場面で花郁悠紀子さんの作品を思い出したこと。 「少女趣味の世界」が好きな人ならきっと気にいる1冊でしょう。
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