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漫画関連ファイル


2000年05月25日(木)
「西洋骨董洋菓子店一巻」byよしながふみ

WINGSに連載中の、「西洋骨董洋菓子店」がもう単行本になりました。
おもしろかった〜 おすすめです。(新書館 wings comics)
掲載誌がwingsのせいか、ボーイズのお話は味付け程度。
でも、その味付けがさりげないのにすごい!

趣味で洋菓子店をはじめた金持ちのドラ息子、橘(ストレート)の前に現れた
最高のケーキ職人小野は、学生時代、橘に告白してふられたゲイ。
しかもケーキ作りのほかに隠された特技(?)をもっているのでした。
そこへボクサー上がりの、ジャ○―ズ系の美少年が弟子入りし、
おいしいケーキを、趣味にはしったアンティークで食べさせる
なんだか変わったお店がオープンします。

お店にやってくるお客も、ちょっとヒトクセありそうなおじさんや、
ちょっとあやしい女の子達や、一体このあと話にどう絡んでくるのか
予測がつかないところが期待大、です。

でてくるお菓子がどれもこれもおいしそうで、お茶もおいしそうで、
こんなお店があったら行きたいなあと思わせます。

よしながさんのゲイのお話はとってもエッチで楽しいのですが
そういうものを全く入れなくても、話はいくらでも描ける人のようです。
ふつーの会話で、日常を描いても、底がみえないくらいいろんなものが
こめられているみたい。

そして、男の子もかっこよかったり、かわいかったりするけれど
女の子のやさしさや、賢さを、こんなに、上手に描いてもらえると
うれしくなってしまう。

「ジェラールとジャック」も楽しいけれど、「西洋骨董洋菓子店」も素敵。



2000年05月12日(金)
『ジェラールとジャック』byよしながふみ

よしながさんの単行本はほとんど購入し、何回も読み返しているのだけれど、
ただいま連載中の「ジェラールとジャック」もすごく好き。
単行本は一巻だけ出ている。
フランス革命期の、平民の金持ちの主人ジェラールと、没落貴族だった使用人ジャックのお話。

「執事の分際」が、主人と使用人の立場だけど、人間的な強弱は逆という
逆転現象が楽しい話だとすると、こっちは、身分的には、使用人の方が上、
というところがひねりになっているかな。

でも、そんなことはどうでもよくて、ジェラールはかっこいいし、いい男だし、
ジャックは無邪気でかわいいんだ。そのふたりが、心のひだをなぞるように
接近していく話なので、おもしろくないわけがない。

今月号ではそこに、嫉妬心を悪意の底に秘めた、敵役が登場しました。
ますますおもしろい展開で、早くコミックスにならないかな〜

しかし、連載中のBe boy Gold、、、(という名前かな)
立ち読みするには少々、勇気がいるなあ。
知り合いが増えて世間が狭くなるにつれ、立ち読みもできなくなっていくのだった。

単行本リスト
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic/1383/book.html