WINGSに連載中の、「西洋骨董洋菓子店」がもう単行本になりました。 おもしろかった〜 おすすめです。(新書館 wings comics) 掲載誌がwingsのせいか、ボーイズのお話は味付け程度。 でも、その味付けがさりげないのにすごい!
趣味で洋菓子店をはじめた金持ちのドラ息子、橘(ストレート)の前に現れた 最高のケーキ職人小野は、学生時代、橘に告白してふられたゲイ。 しかもケーキ作りのほかに隠された特技(?)をもっているのでした。 そこへボクサー上がりの、ジャ○―ズ系の美少年が弟子入りし、 おいしいケーキを、趣味にはしったアンティークで食べさせる なんだか変わったお店がオープンします。
お店にやってくるお客も、ちょっとヒトクセありそうなおじさんや、 ちょっとあやしい女の子達や、一体このあと話にどう絡んでくるのか 予測がつかないところが期待大、です。
でてくるお菓子がどれもこれもおいしそうで、お茶もおいしそうで、 こんなお店があったら行きたいなあと思わせます。
よしながさんのゲイのお話はとってもエッチで楽しいのですが そういうものを全く入れなくても、話はいくらでも描ける人のようです。 ふつーの会話で、日常を描いても、底がみえないくらいいろんなものが こめられているみたい。
そして、男の子もかっこよかったり、かわいかったりするけれど 女の子のやさしさや、賢さを、こんなに、上手に描いてもらえると うれしくなってしまう。
「ジェラールとジャック」も楽しいけれど、「西洋骨董洋菓子店」も素敵。
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