「にこにこばかりもしてられない。」
DiaryINDEXpastwill


2004年03月19日(金) 漏電ブレーカー

夜、子供達と布団にもぐってテレビを見てたら


ドン!

と突然灯りが落ちた。


えー?停電?

隣を見たら灯りがついてる。
・・・うちだけ。
ブレーカー落ちたのかしら。

エアコンもオーブンもドライヤーもなにもついてないはずなのにな。
台所に降りてブレーカーを探る。

メインブレーカーが落ちてない。

暗い中でケータイの液晶で照らしながら、
ほうきの柄で落ちてるところがないかさぐってみると、
メインの横の中サイズのブレーカーが落ちていた。

なんだろこれは。

あれ?
あがらない。

うぬ?
あがらない。

??

このブレーカースイッチの横の黄色のポッチはなんだろう。
押し込んでみようじゃないか。

ほうきの柄の先でちっこいポッチをべしりと叩きつけて押し込み、
ブレーカーのスイッチを上げてみた。

お。はいった。
部屋の灯りがつき、テレビの音が二階から聞こえる。
食器洗い機も動き始めた。
のに、

ドン!


また落ちた。


??

また黄色いポッチを押し込む。
ブレーカーを上げる前に念のためにオーブンの電源を引っこ抜き、
食器洗い機をストップさせる。

ブレーカーを上げてみた。


・・落ちない。
よし。

二階に上がってビデオデッキがリセットされてるのに気がついた。
んー。なんかヒゲくん予約してたような気がしたけどな。

ヒゲ君にメールする。
「今ブレーカー落ちたー。録画予約してたー?」

ヒゲ君から電話がかかってきた。
「してたけど、明日の分やからええわー。」
「あ、ほんま。メインとちゃうのが落ちてん。あれなに?」
「ちっこいのん?」
「メインの横の副班長みたいなやつ。」
「あ〜。漏電ブレーカーや。」


頼んない説明を電話で聞いて、
ああ、漏電ブレーカーや。と、すぐにわかるヒゲ君。
商売柄あたりまえかもしんないけどはっきり教えてくれて安心である。

「上がったんやろ?」
「上がったよー。食器洗い機止めたら上がった。」
「食器洗い機から漏電したんかなぁ。」

あらコワイ。さわらんとこう。


漏電ブレーカーひとつだが、
わからんダンナよりわかるダンナでよかったなぁと思った。便利便利。



2004年03月18日(木) 春の雨

朝、雨。

暖かい春の雨。


いい匂いがする。
緑の萌えるすがしい匂い。

春の雨のいい匂い。



ビバ いなか暮らしw


2004年03月17日(水) ナントカマダム

子供のスイミングで仲良くなったおくさんが
「ナリスマダム」だった。


アムエイマダム
ミキプルーンマダム
タッパーウエアーマダム
シャルレマダム
フヨーマダム
互助会マダム


うーん。
ナントカマダムって、みんな、
「あれさえなきゃいい人なんだけど・・。」なのよねぇ・・・。とほほ。


2004年03月16日(火) メッシュ型

メッシュ型を手に入れた。

キャロットブレッドを習ったときに、
この型はイカしてるなぁ〜、と一目惚れ。

さっそくプルマン食パンの生地をこねてメッシュ型で焼いてみた。

焼きあがったパンはコロンと丸い円筒形。
パリパリの皮の表面はパンチングの網目模様。

うんうん。
イカした型の自家製食パンが我が家の味になった日ー。



2004年03月15日(月) 貸さないわヨ



昨日、未回収だった廃品回収業者さんから電話があった。

なんだかとっても恐縮していらっしゃる。


いや、私、昨日は一日いなかったから事情がわからないけども、
今日引き取りに来てくれるんだったらそれでいいじゃん。
菓子折りもおわびもいらないことだと思うんだけど。
なんでそんなにびびりながら電話してきてるんだろか?

お願いしますと電話を切って、気になったので、
担当のPTAマダムに電話してみる。

「えー、実はものすごく常任委員さんが怒ってるんですっ!って言ったの〜。」


へ。
ワタシの名前出してシメた、ってことかい?
なんだぁ、知らなかったから、演出ナシで対応しちゃったヨ。



・・ていうかケンカは自分のフンドシでやんなさいなw


2004年03月14日(日) どうにもできない

いい試合だった。
結果が準優勝。
すてきだ。
ごきげんだよかーちゃんは。

ゴキゲンかーちゃんそのまま学校に用具の片づけに向かう。
学校のグランドでは3年生以外の学年が練習していた。


グランドに、ゾノさん。普段着にサンダル履き。
「準優勝やったんやて?」
「はい。いい試合でした。」
「そう、よかったねぇ。ボクも日頃指導してたものとして嬉しいねぇ。」


はっ、とした。

穏やかな言い方だけれど悔しさ、の、ようなものがにじんでいる。


今日の試合、ゾノさんは来てなかった。
そういえば公式戦でコーチベンチにゾノさんは座らない。

今年の3年生はずっとゾノさんが指導していた。
3年生担当のコーチは2人いるけれど、
2人とも仕事の都合で土日の練習に数えるほどしか来れなくなってしまったから、
ゾノさんは自分の息子の学年の指導を他のコーチに任せて、
3年生をずっと見てくれていた。

なのに、コーチベンチにゾノさんの席がない。

「試合、来てくださったらよかったのに。」
「いや、ボクが行っても煙たがられるだけですよ。」

え。

指導者サイドの大きな壁から
一瞬、どろりとしたものが洩れ見えた。



2004年03月12日(金) キィ


パンを3時間かけて焼いた。
明日、パン食べたい〜って言うから。


できたー。
チョコパン、クリームパン、ベーコンパン、ロールパン。

焼きたてをカゴに積み上げてテーブルに置いて、


あっち向いて


こっち向いたら




残り4個。






キイィィィ!!!!







いや待て。

そもそもこのパンは
コイツラのために焼いたわけで、
それをコイツラが明日まで待たずに食ったからって
食っちゃったからって、
怒っちゃダメなのよ!
ダメなんだけど!



・・・・・キィ・・。





2004年03月11日(木) よかたな

今朝出来上がって食卓にホイよ、と弁当を置いたら、
「あ、今日は弁当いらん・・」と言うではないか。
作る前に言え。
「明日から作らん。」とにっこり返事した。

こそー、と持って行ったなと思っていたらひげ君からメールがきた。


「早弁しちゃた
おいしかた
ごちそうさま」


・・・・・。


「しちゃたかそうか
よかたある」

と返信しといた。


2004年03月04日(木) 厄除け

ヒゲ君が本厄である。
私自身は厄って何さ程度にしか思ってないが、
ここは厄除け観音の有名なお寺があって、厄除けと言えば大盤振る舞いするお土地柄である。

ヒゲ君、去年一年なにかと「おまえの厄ちゃうか」とあちこちで言われ、
お払いしてもらえだの、お参り行って来いだのずいぶん言われたらしい。

そういうことを人から言われると、ヘソを曲げるたちである。

ヘソを曲げるんだが、気になってくよくよするたちである。

「今日はお参り行くの?」と朝聞いたら、困った顔で「行かへん。」とのたまった。

子供たちは「お祭り」に行きたがってるし、行きますか。お参り。

夕方、子供たちと厄除け寺に向かう。
厄除けで有名なお寺で、ハンカチを境内に捨ててこいとか、
お参りあとに振り返ったら厄をもらうだとか、
ややこしいローカルルールがいろいろあるらしい。

よくわからんのでシンプルにお参りする。
おさいせんをあげて拝む。

「なにを拝んだらええの?」とミーがきくので、
「おとうちゃんが一年無事で過ごせますようにって、拝んで。」
モックンも、マルも手を合わす。

本堂横の社務所でお守りを買おうとしたら、
「ご主人、本厄ですか。ご祈祷しといたらどうですか。」とすすめられる。

ご祈祷ねぇ。
お・・おいくら??
「3000円です。」

あら。3万円て聞いてたのに。3000円。
子供たちの社会見学と、ヒゲ君の厄除け。

・・いっとくかぁ!

お札をもらって、本堂横の待合室に通される。
待合室にはきれいな振袖のお姉さん(女19の厄)や、
おじさん、おばさん、おじいさん、おばあさん、5、6組が待っている。

「おかあちゃん、ゴキトーって何?」
「えー、お坊さんに拝んでもらうねん。」
「なんで。さっきも拝んだで?」
「おかあちゃんだけやなくって、お坊さんに気合入れて拝んでもらうねん。」
「それって、本物のお坊さん?」と、モックン。
「本物やろーそら〜。アルバイトやったらいややなぁ。」
「いややなぁ。」
あほな会話に向かいのおじさんが金歯でにっこり。

古めかしい掛け軸にマルがビビる。
「あしょこの奥から誰か出てくる?」
噴いていたら、隣に座ってたおじさんが
「出てくるぞぉ〜」と脅し始めて、奥さんにはたかれた。

深刻そうに厄払いされたい人ばかりではないわけです。ふふふ。


本堂に通されて、緋毛氈の上に座る。
お坊さん(本物)がマイクで祈祷の流れなど。
「胸の前に手あわせて一緒にご祈願ください。
係りが案内しましたら、手前に進み、ご本尊様のお近くにて今一度ご祈願ご焼香くださいますよう。」
へー。
「どうすんの?」と子らが聞くので、
「お手々あわせて、おとうちゃんが一年無事で過ごせますように、ってお祈りしといて。」
と言って、手をあわせてみせる。

そうかそうかと、モックン、ミー、マル、3人が胸の前で手をあわせる。

ご祈祷が始まった。
観音経の読経だ。

しばらく拝むうち、私の右隣からモックンが
「おとーちゃんが一年無事で過ごせますよーにおとーちゃんが一年無事で過ごせますよーにおとーちゃんが一年無事で過ごせますよーにっ!」
と読経にあわせて小さな声で唱え始めた。
それに気がついたミーが私の左隣から、
「おとーちゃんが一年楽しく過ごせますよーにおとーちゃんが一年楽しく過ごせますよーにおとーちゃんが一年楽しく過ごせますよーにっ!」
と負けじと唱え始めた。
ミーの隣のマルもあわせた手をびゅんびゅん額の前で振りはじめた。

すっごいご祈祷である。

ご本尊様、厄除けにきよりましたで〜とお坊さんが唱えてるわけで、
ご本尊様は、はいはいー、厄除けですなー、と、前に座って拝んでるのを見るわけです。
すると、本人がおらんのにえっらい力のこもったご祈祷を繰り広げてる幼いきょうだいがおるわけです。

あっちゃー。こりゃよっぽど、とんでもない厄を背負い込んだとーちゃんの家族かいなぁ?
と、よくよく見てみると、ぜーんぜんたいしたことない。
とほほ。あんたら、もう、ええから。ちゃんとしといたるから。
そないちからいれんでええから、な、おとーちゃんだいじょぶやから、な、な?
ええて、わかったって〜〜〜〜。

と、私が観音さまなら言いかねないご祈祷である。

ご本尊様の正面でもう一度、
モックンが「おとーちゃんが一年無事に過ごせますよーにっ!」と拝み、
ミーが「おとーちゃんが一年間楽しく過ごせますよーにっ!」と拝み、
マルが「がうぅっ!」と気合を入れ、
母が「もう、これだけ拝んでもらったから大丈夫やってヒゲ君が納得して、グズグズ言いませんようおねがいします。」と拝んだ。


こんだけパーソナルで強力なご祈祷もあるまい。
ヒゲ君に、なによりの厄除けだと私は思うよ。
・・・ま、笑い出しそうになって困ったけど。


DiaryINDEXpastwill
きゃおる |MAILHomePage「いつもにこにこ・みけんにしわなし」

My追加