a fish called datsu -だつという名の魚-
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2000年11月30日(木) 元ワルとその恋人

 よく言えば硬派、悪くいえば不良の中学時代の同級生がいる。私は余り親しくなかったが、店にそのお母さんが来るので、その近況をよく聞く。そいつは1年浪人した後、大学に入って教師になったのだが、最近結婚することになった。その招待状がうちに届いたのだが、そこに載っていた写真を見て、のけぞった。奴が彼女と二人で富士額のネズミ((c) 西原理恵子)をだっこしているのを見て、私は中学時代に学校でコンドームを膨らませてたのを、女の子に見せてからかってたこいつの姿を思い出す。そしてつい、丸くなりやがってとか元不良の誇りはどこにとかと思ってしまう。でも、恋人を持つって事は、こんな風に恋人にせがまれると全く断れなくなるっていうことなんだろうか。
 そして教師というと、中学時代は全く石頭で余り相手にしたくないと思っていたけど、この年齢にもなると彼らにも私生活とか趣味とか恋人があるんだよなあと思う。その当時にもよく考えれば分かることだが、向こうの方が絶対的に上にいると思うと、そういった私生活への想像があまり浮かばなかった。また大学時代にも、教師になろうとは一度も思わなかった。それは普通の職業よりも、私生活への縛りがきつそうだと思ったから。教師も悩みや嫌な生徒もいる普通の職業だと思わなかったから、無理だろうとも思っていた。問題を起こす教師って、たぶん、人格的な問題もあるだろうとは思うけど、そういった縛りに耐え切れなかった様にも見える。
 


2000年11月29日(水) カーニバル2000

 気付いてみれば、2000年もあと一ヶ月。今年も本を読むか、くだくだ過ごすか、記事のアップデート(それにしては少ない?)をするかのどれかで終わってしまいそうだ。そんな今年、結局杞憂だった2000年問題を気にしながら初めて聴いた曲が、プリファブ・スプラウトの CARNIVAL 2000 だった。よく似た名前のバンドも実はいる、サンバ風のクールな曲なのだけれど、調べると、あの曲が入ってる JORDAN THE COMEBACK は1990年のアルバムだった。いくら何でも気が早すぎるぞ、パディ!
 イギリスの音楽新聞、NMEが一番ミュージシャンに影響を与えたアーティストは誰かという特集をやっていて、1位がデヴィッド・ボウイ、2位がレディオヘッド、3位がビートルズらしい。そのベスト3について言うと、1位がデヴィッド・ボウイだというのはよく考えれば納得する。それは、ボウイはうまく変化しながら、長くキャリアを続けているからだ。ミュージシャンによって、いつのボウイに影響を受けたかが実は見どころだと思う。2位のレディオヘッドについては、おばちゃん、暗すぎてよう聴かんとしか思わない。しかし3位がビートルズというのは、どうなんだろうか。多分、古くてもいい物はいいと言う考え方が、一定の位置を占めているのだろう。私はビートルズをモーツアルトとか、ベートーベンと言ったメジャーどころのクラシックと同じ捉え方をしているが、どんなコメントがあったのかがとても気になる。
 ちなみに私が影響を受けたアーティストは誰かというと、1位がアーバンダンス、2位がゲイリー・ニューマン、3位が平沢進。次点はYMOです。アーバンダンスは80年代半ばの日本のバンドだけど、彼らは本当に私の進路を左右した。彼らは関西のバンドで、余り北海道まで情報が伝わってこなかったから、関西への憧れが高じて京都の大学まで進んでしまった。結局、彼らのライヴは関西でも一度も見ることはなかった(解散してたし)が、京都の大学に進めたことは今でも幸運だったと思ってる。リンク集を調べていたら、及川光博もファンだったと書いてたので、見直したぜ>ミッチー。


2000年11月28日(火) 少年犯罪と反省

 朝の連ドラで、長島一茂が実力派のニヒルな役者の役をしているのを見る度に、つい鼻白んでしまうのはなぜかしら。あの役が無口なのは、大根隠しだよねえ。それにしても、朝から濃厚な男女関係を見るのは嫌だというのもあると思うが、朝の連ドラに出てくる主人公の女性って、波瀾万丈な人生を送る割にはとても奥手だというイメージがある。たとえば、『やんちゃくれ』の主人公が出会ってすぐ結婚したのは、結婚する前にセックスすることを避けるかのようだったし、婚前交渉をした事が番組で暗示されたのは『ふたりっ子』と『ひまわり』くらいだ。でも、それにしては別居婚関係も『ふたりっ子』、『私の青空』などで打ち出している。結構一筋縄ではいかない朝の連ドラの歴史を追って、男女関係の研究をしてみるのもいいかも知れない。しかし、俺は朝の連ドラおたくか?
 『ニュース・ステーション』で、12年前に起きた女子高生コンクリ詰め事件の加害者中の一人のインタビューを見た。「彼」は被害者の女の子を監視する役目だったという。彼女は何度も強姦や暴行から逃れようとしたが、その都度見つかり、より酷い暴力を受けていたという。でも「彼」は彼女が酷い目に遭っていても、見て見ぬ振りしかしていなかった。彼女を助けると、自分の身にも危険が迫る事への恐れが頭の中にあったのだ。そして、「彼」が自分がどんな酷いことをしてきたのかを思い知ったのは、彼女の遺体が発見された時だった。彼はそれ以来、自分は嫌なことがあればすぐ逃げていたことを反省し、今の結婚相手にも自分が事件に関わっていたことをうち明けたのだそうだ。一方、「彼」の共犯者の母親のインタビューもされていたが、そちらの方は今は全くの引きこもり状態になってしまったようである。
 この事件は全く許せないし、こんなに酷い犯罪なのにすぐに娑婆に出て来るのは嫌だとは思う。しかし、身の危険が迫る状況で自分が人を救うことが出来るかというのは、自分に置き換えてみるとどれだけ難しいだろうか。そして、いかに取り返しの付かない事への反省をするかという問題がある。「彼」は辛いことが起こっても、逃げずに苦しむことが自分の反省だと言っていた。また、共犯者が引きこもっていて、母親と全く会話もないことには新潟の小学生監禁事件を思い出した。できれば母親とか他の人たちと話した方がいいのだろうとは思う。しかし、共犯者は自分の犯罪の重みに耐えられないのかも知れない。
 最後に、「彼」は子どもが出来た今では、自分の子が同じ目にあったらやはり許せないだろうとも言っていた。彼が自分の子を持ったことで、より人生に責任を持てばいいなあと思う。
 6月ごろ、ビリー・マッケンジーが「君はよく頑張っているね」と言ってくれる夢を見た。これは今年見た夢の中で、たぶんベストの物になるだろうと思っている。そんな彼の曲を近頃よく聴いている。とくに BEYOND THE SUN というアルバムは聴きながら車に乗ってると、オトナっぽい気分になれるので気に入ってる。中でもM4がいい感じ。


2000年11月24日(金) 石原都知事が考えそうなこと

 女性センターへの出資をやめたり、ホテル宿泊税とか昼だけ都民税を検討するところから見ても、石原都知事という人は心底マイノリティとよそ者が嫌いなようだ。そのうち独身税や外国人税とか、新宿2丁目税を出しそうなのは私の気のせい?あ、何だかアイディアを提供しちゃったような気がするなあ。


2000年11月23日(木) 2001年宇宙の賀状

 今年は夕張ファンタスティック映画祭に行こうと思っていたが、何だか旅館のことで訳が分からない事になってしまい、行けなかった。なので、来年こそは絶対に行こうと思って、オフィシャル・サイトに行ってみたら、日程がアニの結婚式に見事に重なってしまった。行きたいなんて言ったら、親に怒られちゃうわ。ちうことで、夕張ファンタは今度も断念。残念!!
 私は毎年、パソコンで作った年賀状を写真屋で出力してもらっている。毎年、年賀状のプリント規格を聞く度に忘れるのだが、今年も忘れてしまい、訊きに行った。だが、写真屋もあまり葉書をプリントする事がないのか、調べるのに時間がかかった。そこで待っている間に、各写真会社の2001年度年賀状サンプルを見ていたら、出るわ出るわ、宇宙ネタの年賀状。ある会社ではドラえもんが宇宙を舞い、またある会社ではロケットが飛んでいた。スーパーや地元の新聞社などの年賀状サンプルでは、ほとんど宇宙ネタを見なかったので、私は来年の年賀状を宇宙ネタにしようと思っていた。だが、そこは画像を専門にする会社。2000年が角を付けた変な車で人を轢きまくる年だと一部映画ファンが思ったのと同様に、やはり2001年と言えば、宇宙に行き、感情を持ったコンピューターと話をする年だと思ったのだろう。宇宙ネタのサンプルの多さに、やはり考え直さなくちゃダメかなあと思った。そらそうだわ、インフォシークで『2001年宇宙の旅』を検索したら、40,000件以上もあるんだもん。

後日談(2001/05/16記)
 結局、2001年の年賀状は郵便局の絵柄付賀状(しかも和風)に文章書いて出しただけだった。


2000年11月22日(水) 子どもさえ増えればええんか?

 不妊治療について、厚生省で審議をしているようだ。しかし、その内容を見ていると、「子どもさえ増えればええんか」とつっこみを入れざるを得ない。
 先ず、精子や卵子の提供者の身元を匿名であることだ。将来、子どもが提供者の事を知りたがったり、結婚するときに相手のことを不安になった場合はどうするのだろう。そして、両親が離婚したときに、子どもと血の繋がっていない親はどうするのかなど、もっと議論することはあるはずだ。
 そして最も怖れているのが、不妊治療が普及することによって、子どもができなかったり、子どもを持たないことを選んだ人がより強い抑圧を受けることだ。確かに不妊治療の技術が向上し、子どもが出来る確率が上がるのはいいことだ。それでも、必ずしもすべての女性が子どもを望んだり、出産できる訳ではない。
 私は、子どもは授かるものだと思っている。それは子が親を選べないように、親も子を選べないからだ。「子供を作る」とはよく言うことだが、それは避妊を含めた生殖技術の向上が招いたおごった考えだと私は思う。そして、国や家の都合で、それぞれの女性の状況や選択が軽んじられてはならないと私は思っている。


2000年11月20日(月) 「恋愛して、セックスしていないとダメ人間」なの?

 何よ、加藤。捨て身だったのは、口だけだった訳?それとも、あの捨て身ぶりを見ていて、自分もがんばろうと思った私がバカだったのか。そしてバカと言えば、松波健四郎だな。火に油を注いでどうする。
 昨日、久しぶりに友達に会った。地元に同世代の友達がいないので、とても楽しかったし、久しぶりに大笑いした。けど、何だかみんな、私に男を紹介したがる。気付けば、自分以外は皆既婚者(一人は婚約中だけど)とはいえ、そんなに私が男に飢えてるように見えるか。確かに私は誰とも付き合っていない。だからといって、そのことを誰かに気にして欲しくないし、10/24付に書いたようにバカにされる筋合いもないと思う。
 「今の世の中、恋愛して、セックスしていないとダメ人間、みたいな風潮があるから辛い」と、かつて岡崎京子がインタビューで語っていた。惨めな思いをしたくないのは、誰しもが同じだろう。ただ、世間から「ダメ人間」と思われるのが嫌だからという、それだけの理由で惰性でお付き合いをしたくないだけだ。そして世に言う適齢期の末期になって、考え方が問題があると言われても、目標があるから結婚を前提としたお付き合いはしたくない。
 せっかくの人生だから、どっちかというと自分の価値観を重視したい。不幸な奴と何度言われても、自分の人生が幸か不幸かを決めるのは自分だし、本当に不幸だったかは死ぬまで分からない。
 手元にないからうろ覚えだけど、BUZZ の新しい号で、プラシーボのブライアンが「結婚して子供を作らない場合、自分を残す手段といえば、歌を作るか、絵を描くかじゃない?」と言っていたが、私も何かしないとちょっとやばい。それこそ捨て身で(苦笑)。


2000年11月15日(水) それでも見てしまう深津絵里

 冬のフジテレビの新ドラマで、常盤貴子がリストラされる役をするらしい。それで常盤貴子は、共演する行政書士役に深津絵里を指名したそうだ。私は深津絵里が結構嫌いな方だ。何だかあの人のぼーっとした役を見ていると、イライラするし、そんな役(例えば『彼女たちの時代』とか『きらきらひかる』)が多いので、あの人が演技がうまいと言われても何だかピンと来ないのだ。でも、一つだけいいと思った役があった。『踊る大捜査線』の恩田すみれ刑事役だ。あればかりは良かった。もっときっぱりとした役をすればいいのにと思ったくらいだ。あの人のやる役は何だかいらつくが、作品を選ぶ目は確かだ。今回もなんだかんだ言って、また見てしまうのだろう。せめて今度の深津絵里の役が、恩田刑事みたいな強い女だったらいいなあ。
 以前、いつも通る道に自販機が沢山ある店があった。私はそこを車で通る度に、温かいダイドーのデミタスコーヒーを買っては飲んでいた。そうしていつの間にか、デミタスコーヒーは冬の定番になっていた。でも、そこの店が廃業してコンビニになると、自販機どころか、デミタスコーヒーはどこにもなくなっていた。ああ、とても寂しい。そして私は街でダイドーの自販機を見つける度に、デミタスコーヒーを温かくして売っていないか見ているのだが、悲しくなるほど売っていないのだ。そして、どこのコンビニにもデミタスコーヒーは売っていなかったりする。一度でいいから、この冬も温かいダイドーのデミタスコーヒーが飲みたいものだ。自販機に紙でも貼っておこうかな。
後日談(2001/05/16記)
 結局、その深津絵里の番組は一度も見ずに終わった。


2000年11月14日(火) 呪われたアメリカ大統領選?

 なかなかアメリカ大統領が決まらないようだ。私は、以前読んだ『クロス・ビート』に載ってた、こんな話を思い出した。ジェフ・バックリィがETERNAL LIFE という曲で、お前をいつまでも呪うと歌った相手がゴア候補夫人だったと言うことだ。それはゴア夫人がアメリカの音楽の歌詞を検閲して、猥褻だったり暴力的だったりするときに付けるシール(外盤によく付いてる白と黒のあれ)を付ける事を提案した張本人だったからだ。表現の自由を脅かす者がよっぽど許せなかったのだろう。それだけならまだしも、ジェフ・バックリィがすでに故人だということがシャレにならない。んー、ほんとに呪われてるのかも。でも、ブッシュ候補が勝ってるとも言い切れないので、本当はそれより根の深い問題があるんだろうなとは思うけど。
 郵便局に行って、ふるさと小包のチラシを見ていると、ねこのたまごのチラシを見つけた。青森に住むアニの彼女が、来道したときにこのお菓子が気になったと聞いた。なので、ダイエーから12個ほど送ったが、ふるさと小包の方がずっと安く(700円も!)送れていて、とてもガッカリした。ああ、もっと早くに知っていれば良かったのに…。超ガッカリ。ついでに言えば、ねこのたまごは雪見大福系のお菓子です。味が20種類もあって、いちごやチョコなどのスタンダードな物に混じって、蕎麦とかお米といった変わり種もあります。

後日談(2001/05/16記)
 今の北海道、ねこのたまごみたいなお菓子は結構多い。この前札幌行ったとき、ワープというお菓子を見つけたよ。


2000年11月09日(木) 和みの店

 ナンシー関のHPにものすごく久しぶりにいってみると、読者にせっつかれていた。弱音をはかなさそうに見える分だけ、意外な気もしたけど、見ていてかわいそうになった。結構、HPの記事を書くのを滞りがちになってしまう身としては、明日は我が身のような気もする。けど、今の文を書いてて自分が何様のような気がしてきたなあ。
 大学の頃、喫茶店に行くのが趣味だった。でも、実家に帰ってきてからは滅多なことでは喫茶店に行くことがなくなった。この日曜に、また喫茶店趣味を復活させようかなと思うような店にあった。その店は繁華街の外れにあって、イギリスの田舎風の小洒落た店だったりする。インテリアとケルト民謡が売りの店で、最初にいったときは、定食とコーヒーを頼んだ。実はそれは大したことなく(前者は卵焼きを温かくして欲しい)、紅茶が良かったりする。そこの紅茶はマリアージュ・フレールの物を使ってるのだが、それが和むいい紅茶なのだ。そしてスコーンがおまけに付いてくるのだが、とても小さい。でも、ジャムとクリームが付いてきて、それが意外とおいしかった。暇があったらまた行きたい。そして他の店でいいところも発掘したくなった。

後日談(2001/05/16記)
 もうその店には行くことはないと思う(お店に行きづらいのだ)。


2000年11月08日(水) ある数奇な人生

 日本赤軍のテロリスト、重信房子が捕まった。その日、私は日本赤軍とほぼ同時期に社会問題になったテロリスト集団から命名した、バーダー・マインホフ(ルーク・ハインズが一時的に結成したバンド。その集団の故郷、ドイツではめちゃくちゃ顰蹙を買ったらしい。事実、ドイツに行ったとき、彼らのCDばかりはどこにも見つからなかった。オトゥールズはあったのに)を聴きながら、連合赤軍のメンバーが浅間山荘事件の最中に産んだ女の子のことを考えていた。
 私と同い年のその子はライラ・ハレド(バーダーのKILL RAMIREZでも歌われていたテロリスト女)から名前を取って、頼良という名前が付いた。私は昔の新聞読むことを趣味にしていた中学生の頃から、ずっとその子がどんな人生を送っているものか気になっていた。
 そんなある日、ある週刊誌のあの人は今特集を読んだ。それによると、「頼良ちゃん」は事件後すぐに、祖父母の所に引き取られたらしい。そしてその因果な名前はすぐに改名されたそうだ。「頼良ちゃん」はその後、地元の短大に入り、普通に就職をしたらしい。そして、彼女は自分の生い立ちについて聞いていないらしい。その記事を読んだのは、もう7年くらい前になるので、もう結婚して子どももいるかも知れない。
 こういう人は数奇な人生を送っているんだろうなと言うのは、私の勝手な思いこみだ。しかし、私にガッカリされても、彼女は知ったことないんだろうけど、何だかホッとしたようなガッカリしたような微妙な気分を味わった事をよく覚えている。


2000年11月05日(日) パーマかけてる状態って間抜けじゃないかい?

 今日、友人の旦那の店で何年かぶりにパーマをかけた。鏡を見ると、カールを巻いた姿が何だか間抜けで笑える。友達ならいいけど、あんまり好きな人には見て欲しくないねと言ったら、
 「他にも男性には見て欲しくないって人がいたけど、『俺だって男だよ』って言ったら、『あんたは問題外』って言われた」のだそうだ。彼は結構、そういわれたことが衝撃的だったようだ。何だか言っているのを聞いていると、悔しそうだったから。
 そりゃ、その旦那には友達との間に子どももいる。おまけに美容師だから、パーマをかける状態を見慣れているだろうし、パーマのカールを巻いている張本人だ。でも、普通の男性は余りパーマをかけている人を見る機会が少ないだろう。
 そこでこう思う。パーマをかけている状態を男性に見られて恥ずかしいと感じないときは、その人のことを何とも思っていないというか、愛情がある程度さめた状態になのではないだろうか。もちろん、互いが美容師である場合を除くが。
 あー、『グリーン・ディスティニー』が見たい。やれよWMC。下手に劇場ばかりできても、見たい映画をほとんどやらないから、結構無意味だ。


2000年11月02日(木) だつ子の食いしん坊ばんざい・ケーキ屋編

 何か食べ物について、通ぶったことを書くのは却って野暮臭いことだとは思うが、こればかりは書かずにいられない。ケーキ屋の価値はシュークリームで決まる。それは何故かというと、カスタードクリームのうまい店は他の物もうまいはずだから。そして自分でシュークリームを作ったことのある人だったら分かると思うが、シュー皮をふっくらカリッと焼くのは実は難しいのだ。シュー皮をオーブンから出すときの頃合いを間違うと、一瞬にしてしぼんでしまうからだ。
 そして、私がこれまで一番おいしいのではないかと思うシュークリームの一つが、帯広の六花亭のものだったりする。私は銀のぶどうの物よりもおいしいのではと思う。それはカスタードクリームがとろりとしていて、バニラの香りがきいているから。小さくて、安い(1個80円)ところも、もう一個食べたくなる理由の一つだろう。六花亭はうまいお菓子屋 (例えば柳月とかアンデルセンとか、名前は忘れたけど団子がとてもおいしいところもある)がひしめく帯広でも別格といえる店だし、全国的にも有名なところだ。あそこは本当にネームバリューに恥じないおいしい物を作る。
 近所のケーキ屋、Sに行ってみると、モンブランがモデルチェンジしていた。これまではSのモンブランは、黄色いマロンクリームが乗っていたが、それが茶色になっていたのだ。見た目も高級感が増し、味もこくがでて目新しい感じだ。Sの息子は最近までよそのお菓子屋で修行していたのだが、帰ってきてからはこれまでのお店の定番に今風の味と飾りになった。でも、モンブランについて言えば、小さくなったし(上から見れば分からないが、横から見れば違いが分かる)、中身はちょっとパサパサしている。クリームの入れ方で改善を試みているのは分かるが、洋酒を仕込んだらいいのではないかと私は思ってる。
 それをSの店員に言おうかどうか、ちょっと迷ってる。次にSに行くのはいつだか分かんないし、近所だから気をまずくするのも利口じゃないからだ。でも言わなきゃ、あそこのモンブランはずっとパサパサのままなんだろうなあ。
後日談(2001/5/17記)
 アンデルセンは商標の都合で、名前をクランベリーと改称して営業中。スウィート・ポテトがおいしいお店です。でも、スウィート・ポテトが売りなのに、なぜにクランベリー?


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