私季彩々
DiaryINDEXpastwill


2004年03月20日(土) 何より、拝啓、いかりや長介様。

 娘を持つ親の心と向き合いました。みんな心配ですよね。本当に。そりゃ月数万円なんておいそれと納得できるものではないですわ。就職なんていえないわね。

 で、久々の勉強会。やはり幾つになっても勉強は必要かつ楽しい。みんな、勉強してます?

 で、その後突然の飲み会。なんだかんだいってもみんな一匹狼だ。まだまだ何かやりようはあるもの。けれど、25歳って若いなぁ。そぉなんだよなぁ。うるうる。

 で、それは何より、ラジオで聞いた訃報で全て吹っ飛びました。ビートルズ前座、全員集合、独眼流正宗。最近では「踊る第走査線」でしょう。黒澤監督の「乱」もありますな。何よりいろんなものに出てくれて惜しみない名園を広げてくださった、ちょーさん、ご冥福をお祈りします。心から、ありがとうございました。 Home&Photo


2004年03月13日(土) 雪の橋げた

 気がつけば1m近くあったベランダの雪もわずかになり、プランターの上に残る残雪も先に下からも溶けて、アーチ状になっている。その橋下にはポタポタと雫が落ちて、アーチの橋げたはさらに成長を続けていく。現れた黒土の上には、2年前から確実な実りを届けてくれるイチゴが、低く平べったく淡くもしっかりした緑色を湛えて枯葉の間に佇んでいる。

 近所のホームセンターの店先は綺麗に片つけられている。季節先取りが習いの御商売、あっという間に園芸用の土や苗がビニルハウスとともに現れるのだろう。あれほど欲しかったハロゲンヒーターは、入口付近の処分品の列に押しやられている。

 気がつけば、パソコンを開いても何も書かずにへたり込むことばかりだった。それはそれで充実していたのだが、私の人生こんな感じである。打ち込んだことは数知れず、しかしそれを継続できていない。何事も経験ということで、もちろんそれらは替え難く役に立っているが、そろそろベースを築いてもいい頃だろう。

 今年は、見たいと思っていた流氷をやはり見れずに終わってしまいそうだ。春は遠く、そして確実にやって来る。彼の地平線はおぼろげに溶け、黄砂に見舞われた雪原も加速をつけ、道路の水溜りも流れが見られてくる。
 そんな中、コンクリートに覆われた我が園丁の土は、早い晩冬の外気にさらされながら、下から熱を受け止める。こんな春を見る人々の方が、実は多数派な昨今だろう。

 今年は何を植えようか。そこから1年を楽しみにする人は多いだろう。それはとても自然なことでもある。
 今日も日が暖かい。見上げる猫もそういっているよ、きっと。 Home&Photo


2004年03月09日(火) プライド

 もう死語なのかもしれないが、車でラジオを聞く関係上「プライド」という言葉を良く聞く。最近やけにQUEENがかかるなぁ、とおもっていたら、キムタク(死語)のドラマの主題歌とのこと。もちろんドラマを見たこともないが、彼は「いい男」のレッテルをつけられて本当に迷惑しているだろうな、とずっと同情していたりする。
 DJが、「ビートルズに影響をうけたミュージシャンは数知れないが、QUEENは少ない。なぜなら彼らはあまりに個性的過ぎたからだ。」と言っていた。影響というと広く漠然としているが、一理はあると思う。ボヘミアンラプソディーなど、正直訳のわからん音楽は、どう影響を受けていいのか教えてもらいたいものである。

 さて、「プライド」であるが、日本では「傷つけられた」「高い」など、必ずしもいいものと捉えられるものでは無いように思う。「高すぎる誇り」とでも言うのでしょうか。自分の「誇り」を持ち出そうとすると、どこかで反発を食らう。そう考えると、そもそも「プライド」は自分から外へ出すのではなく、感じ取ってもらうべきものということかなと。鈍感な連中が多いとか、感じ取ってもらいたいとか、そんなあやふやな人間関係の中で、個人としては絶対的なものが、やはり非常に相対的にならざるを得ない、その矛盾を強く思う一日だった。

 ビジネスとは、それを形で表す冷静な試合であり、なりきれない人同士の勝負。それはそれで面白いとは思うが、私の関心は大きく逸れたところにある。
 わかっていても振りかざす私の「プライド」は、そのためなのだと私の「誇り」に語りかけている。やはり、私には日本語の方がしっくりくるようだ。 Home&Photo


とんと |MAILHomePageBBS

My追加