私季彩々
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あいもかわらず、変わり映えの無い一年を終えつつあるわけで、思い返せば本当に変化が無いなぁと。久々にフルタイムで働くようになり、空想妄想重いにふける時間はやや少なくなりつつも、睡眠時間はそれなりにしっかり確保してまいりました。
部屋は荒れ放題で、フローリングも畳もフスマ戸も猫の爪の跡が泣けてきます。拾った猫ですが、血統書付の超高級種に負けないお値段になるはずです。
仕事は愚痴のオンパレードでしたが、それなりに楽しく、まともに一年過ごしてそんな台詞を言うのは初めてということで、合っていない事も無いでしょう。しかし、そうは言ってもいうべきことは言うつもりなので、来年度も続けているかは全くわかりませんが。
手を出した株は1年と8ヶ月でようやく50%増となった。現在150万円黒字。予定では3倍のつもりだったのですが。なぁんて。でも、けっこう強気、と言ってる間に第二銘柄40%OFF。よよよ。
ネットの世界では、別れあり出会いあり。すっかり疎遠になりつつも、1年振りとかで気軽に声がかかったりして嬉しい限り。何かのきっかけで、さらに素敵に発展することもありそうな感じ。皆様、素っ気無くもあり難い出会いをありがとうございました。一期一会とおっしゃらずに、今後ともよろしくお願いします。
のほほっほ。
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大学の頃、外国の研究者が行った公演で、犬を連れて散歩をすると周囲の人と会話が増えてボケが少なくなる、というデータを示していた。その数字がものすごく母数が少なく、おまけに有意差を示す範囲が大きくて、お話にならないなぁ、と研究者ぶった見方をしていたが、実際そういう感覚はあるのだろうとは思っていた。
今年に入り、犬と一緒の介護施設慰問、障害物競走、実際に散歩させたりと、接点が非常に多くなって、つくづく良いものだと感じるようになった。で、ここ2日、シェパードを片手に引き回されているわけだが、普段は話せない人とあっさりお話が出来たりする。
もちろん、朝昼夕晩と手間もかかる。うちの愛猫ももっと老いておとなしければと思うから、基本的にはずぼら人間。きっと毎日となれば面倒なのだろう。それを商売にしている人は、6畳間に10頭以上の犬をケージに入れて、朝5時から世話をするそうだ。なかなか爽快ではある。
来年の目標は、犬を飼いたい、かなぁ。
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本当に久々に、日刊スポーツのページを見ると、中嶋朋子さんの出版記念サイン会が札幌と富良野であるとのこと。札幌は終わっているが、富良野はまだ。彼女に会うならやっぱ富良野っしょ。ということで、お出かけ決定。
富良野までの道は札幌から3時間若。岩見沢から三笠を通り、桂沢湖を抜けると北海道の最深部だ。携帯電話が圏外になるのが嬉しい。道は圧雪で、のんびり走っていると、トラックが迫ってきてスピードを上げざるを得ない。ところどころ滑りながら、2時間半でついてしまった。
会場は1時から。富良野の街を軽く歩く。なんと言っても小さい街だ。駅周囲はご多分に漏れず古ぼけた感じで、実質的な中心は車の便利な周辺になっている。とはいえ、テレビでたまに紹介される店がひっそりとあったり、実際にドラマで出た三日月食堂があったりすると、ファンとしては感慨深い。余った時間を駅の待合室で潰す。生活感があって、駅そばを注文する地元のおじちゃんたちが様になる。普通列車に駆け込む高校生、ぽつぽつと混じる観光客もどことなく染まっている感じ。いい感じで街が動いているように思える。
会場は「北の国から資料館」。駅から徒歩数分。ひっそりとしていて誰もいない感じだったが、入ってみると中に長蛇の列が出来ていた。なんとなく勢いに押されて、サイン目当てには来ていない振りをしてしまうも、本を購入。朋子さんが入ってきたとき一瞬どよめいたが、私のいたところからは良く見えないので、まずは館内を見て周った。いやぁ、見応えありまくりです。印象深い台詞から、当時の新聞まで、しっかり見てまいりました。何より、ドラマ中で読む手紙が、映るわけでもないのに、本物同様に役者さんが書いていることに驚いた。 で、列が途切れかけた頃、並ぶ。寒い入口付近なので膝掛けをしている朋子さん。一瞬みただけで、端正なお顔立ちに照れ、すぐに目を離してしまった。幼稚園の頃から照れ屋さんでして。で、サインを頂いて恐縮していると、すっと手が伸びて参りまして。いや、顔はもちろんだが、その手が美しいこと。真っ白で細くて、けれどしっかりしていて。またその手が本当に冷たくて。思わずそそくさと戻ってしまったよ。 けれど、これは記念になるぞと欲が出て、名前入りも欲しいなと3冊追加購入。思い切りミーハーなので、今回は握手無しでさらにそそくさと。けれど、名前、間違ってました・・・・。
その後も館内を十二分に堪能して、もう一回街中を散策して、さっさと帰路についた。なんか十分な気がした。帰りの道路も怖かったし、明るいうちにと。
帰りに、桂沢湖にある鄙びた温泉に立ち寄る。10年以上前から気になりながらも寄った事が無かった。思いの他立派な館内だったが、お風呂はこじんまりとしていた。貸し切り状態で浸りながら、いろいろと考える。「生きる」というよりも「暮らす」という視点で。
思えば、憧れの女性といえば彼女を挙げていた。女性としてというよりも、演技者としてかもしれないが、そういう人の体温が、感触が残っている。正直顔はほとんどみていない。その感触が、何か私を変えるきっかけになりそうな気さえする。より深い意味で。
いや、ほんと、男って単純といってしまえばそれまでかな。けれど、行ってよかった。間違った名前のサイン本は一生の宝になることでしょう。
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2003年12月18日(木) |
ご冥福をお祈りします。 |
しばらくぶりに見たウェブのページに、納骨の記載があった。どうやら作者がなくなったらしい。今までそのページの日記を読んだことは無かったが、読んでみると、肺癌闘病記になっていた。私とたいして歳の変わらない彼は、肺癌の末期症状で全身に転移している様子で、非常に率直に、そして直ることを信じて、普通に身近に語っていた。
私はホルマリン漬けの腫瘍を多数見てきた。悪性であれば、助からないだろうな、という前提で診断書を書いた。基本的には直らないが、そこから先は現代医療へお任せするしかない。
外科的切除、抗癌剤、放射線治療。新薬の実験的な治験にトライして、一進一退から雪崩を打つように悪化していく様、そして、絶筆へ。
デジタルという記述。病室で、ペンよりも携帯メールを生きる証として選ぶ、選ばざるを得ない人がいる。次々と亡くなっていく人の症状が自らに現れる恐怖と諦めと不屈と。それらは全て、更新されない未空間へ飲み込まれていく。
使われなければ消えてしまうであろうページを引き継ぐ肉親が現れ、ネットワーク上で生き続けることになったようだ。一瞬にして消え去るページだが、一瞬にしてコピーも生まれる訳で、消したつもりでもどこかに生きているものなのだろう。その蓄積はいつまで増えつづけるのだろうか。ひょっとすると、化石や書物よりも永らえるのかもしれない。
ご冥福をお祈りします。
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ふたたび、ひにんしゅじゅつ。けれど、お客様の猫なので、今回は助手。ほっほ。 んだけど、外科結び練習したさ。前の10倍スムーズだったさ。だけれど、それでも10倍並より遅いさ。 看護師に指示なんて出せないさ。それが仕事とはいえ、彼女の方がよっぽどできるさ。それでも私が責任持たないといけないさ。ひぃ、つらいものだなぁ、修行って。 けれど、あきらかに未知の世界。いや、かつて一度は垣間見た世界。少しづつだが、得られる機会は利用させていただこう。
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いや、メスでうまく皮膚切れなかったなー。 いやー、白線、あったあった。 子宮って、いざ取り出そうとすると、なかなか出てこないねぇ。 んー。針に糸かからん。 結び方、あったなぁ。全然遠い彼方。
ということで、避妊手術も数年ぶり。あんな縫い方でいいなんて、生き物の体って奴は素晴らしい。猫ちゃん、本当に御受難様。ほほ。
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2003年12月05日(金) |
貰いっぱなしでどうもです。 |
夏に復帰した縁を辿って、動物園に学生を連れて行った。
ここには同期がいて、ほぼ全てを取り仕切っている。ここ数年で大きく人気が出て、夏の最盛期には上野動物園を越える入場者数とのこと。派手な動物は少ないが、ポリシーが感じられる飼育環境と展示と、説明する語り口に自信と誇りが感じられて、さらにいい男になったなぁと感心した。 もちろん彼の素養も有るが、動物園勤務というのはそう簡単に出来るものではない。かなりの運が必要で、うまく欠員に当たらなければ不可能だ。そういう運を引き当てるだけの努力もあったことを知っているので、適材適所になって本当に良かったと思う。そして、ここ以外の動物園で同じことが出来るか、というと、そうではない。多くの人員の中で流されることになるだろうとは、経験者の話だ。
バックヤードには、表では見られない掘っ立て小屋がならび、保護された動物が変われていた。フクロウやら何やら。そここそが面白い世界だろう。 正直に言えば、満足のいく授業体系のない学校で、怠惰だとかうるさいとか言われていた学生達は、ここで本当の熱心なプロの話を同じくらい熱心に聞いて、たくさんの質問をした。そういうものだよね。足りないって事実がはっきりしたよ。
人脈というのは本当にありがたいものだが、全くそういうものから疎遠であり続けたことが不思議に思える。そして、そうでありながらも便宜を図ってくれた友人に感謝。さて、私もそういう便宜を図れるようになりたいものだが、あいにくそういうものが無いのだよねぇ。
といいつつ、遠慮なくもらっていきながら、生きていこうかなと。ようやくそういう謙虚さが身についてきたということでしょうか。ほほ。
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2003年12月03日(水) |
殺さなかったのは初めてで。。 |
生きている動物にメスを入れたことは何度も有るが、その後死を下さなかったことは一度もなかったし、そうならないことは一生ないだろうと思ったけれど、人生わからないものだ。
去勢手術だけれど、とりあえず、生きているようだ。機会を与えてくれた先生、本当にありがとうです。
人生幾つになっても勉強ですな。というか、歳を食うにつれて面白くなっていくものなのかも。機会って転がっているものなのだと痛感。一体どれほどの機会を後ろにしてきたのだろうかと青ざめるけれど、まだ先にもたぁくさん転がっているということで。
で、あの猫はどうなってしまうのでしょう? せんせ?
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2003年12月01日(月) |
吸血鬼になりたいけれど・・・ |
う〜。 血がうまく採れないよん。 しくしく。
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