私季彩々
DiaryINDEXpastwill


2003年11月24日(月) 無邪鬼な酒夜

 昨日今日と、久々にお酒などを飲んでみている。もう空だと思っていたパック酒に酒が残っていた。

 部屋で一人で飲むということは滅多にない。自ビールを空けることはたまぁにあるが、あくまでおまけ。酒よりもご飯。元々そういうつもりだったが、半額の刺身ばかりを買ってきて、とりあえず酒でも、という感じになった。
 ソイかハマチで悩んだ。贅沢極まりない。両方買ってしまった。ソイの刺身は私の大好物である。で、私は自分の好物など買わない奴なので、多分自腹は初めての買い物だろう。いっしょに買い物をした友人に乗せられて、というのが本音だ。

 で、帰ってから、それらを並べつつ、晩酌。んまい。んまい。

 シュワルナゼ氏の辞任と、今ごろのケネディ暗殺をみながら、ぼけら。飲みつつ、ご飯が食べたくなって炊く。ネギトロをご飯にかけて、幸せである。

 埋め合わせのようなニュースを見て、昔、ニュースのない新聞の方が作るのが大変なのだから高くすべきだ、といった先生がいたなと思い起こす。個人がどんなに大変でも、それは金銭的価値には還らない。なんとなく、ニュースの先にそんな雰囲気を見つつ、ホンワカしている。

 雪が降らないと、天気予報は嘆いている。個人的にはそんなことはどうでも良い生活をしている。このお酒は1年以上あるような気がする。それでもおいしいし、落ちた味も私にはわからない。断片がかろうじて接しているような、夢と夢とを跳ね飛んで、現実を断片化して夢と同一化させているような、無邪鬼なせ会を思い起こす。心地よいといえないこともない。

 猫が鏡を覗き込んでいる。そういえば、夜中に地震があった。それでも私はぐっすり眠るだろう。おやすみなさい。 Home&Photo


2003年11月17日(月) 1年たっても、はなちゃん素敵。

 ヤクルトのCMで、「ラクトバチルスLシロタ株」と唄っている。渡辺謙バージョンもあった。彼は大好きな役者だが、「ラストサムライ」でもトムクルーズを食う演技をしているという噂。松田優作も然りだが、同じなんて事は間違ってもなきよう。
 そういいつつ、本命は「はなちゃん」である。あの歌の下手さで大企業看板商品のCMとは素晴らしいが、素敵。ふふふ。
 と思っていたら、1年前に同じことを書いていた。ということは、1年間も続いているCM起用ということだ。実はかなり受けているのだろう。
 うぬぬ、世は抜け目ない。ということで、はなちゃん素敵。 Home&Photo


2003年11月11日(火) 脱線か、路線変更か。

 ここのところ同僚と夜食に行く日々が続いているが、帰りが遅いのが理由だ。こういうのは嫌いじゃないが、飽きも来る。で、そこから話が広がれば面白いわけだが、3人中の1人とは広がる点もある。ある意味人生固める気がないということかなと思う。
 さて、このまま勤めても、という話になると、自分で何が出来るかと考えてみる。何がしたいのか、も。放談のように楽しくも、今一歩足りないことも出てくる。その差は意外と少ないかもしれない、とか、その差が大きいのだ、とか。けれど、そういう考えをめぐらせるのも楽しい。

 知識と経験は、必ずしも同一歩調で進んでいくわけではない。私は知識偏重で来て、そこに劣等感とプライドを併せて持っているが、それが逆でも同じようだ。これからそれらを補って生きていくことも出来るだろう。とすれば、さてさて、チャンスは転がっているかもしれない。

 とりあえず、資金が欲しいのぉ。期待の株は年率30%ほど。この2年で見ると、運用実績としてはお寒いところだろう。ここは勝負どころかと思うが、職場のバブルを見ているだけに、上昇相場に手を出すのははばかられてしまう。 Home&Photo


2003年11月09日(日) 違和感

 休日の夜間出勤になり、出かけに投票に行った。思いの他近くの公民館は閑散として、3人しかいない中を無用にいる人を向かいにしてぎこちなく通り、久々に持つ短い鉛筆で書きなれない名前を書いて、振り返ると立会人が真剣にこちらを見ていた。自分の意識とは遠く離れた方々の目をそらし、世の中いろんな人がいろんな思いで頑張っているのだなぁと再認識。違和感ってそういうものかも。

 そして、誰もいない職場で夜更かししながらここのことをいろいろ考える。会議の議事録を書きながら、不満と満足の交錯する所を探してみる。
 会社帰りの酔っ払いといえば、会社の悪口と相場は決まっている。もうそういう機会すらないのかもしれないが、個人的には好きな世界である。私は愚痴っぽい。
 けれど、文書にしてみると、けっこう冷静になれる。「では、どうするの?」という所が欠けていれば、愚痴は愚痴でしかない。こうしては、と思うことがなかなか解決策にならないのが非力だが、弁護をすればバブルの真っ只中にいるということ。弾けそうなのがわかっていながら、あまりに大きくなりすぎた器の先が遠すぎる。またまた違和感。大きい組織における違和感、時差、温度差。けれど、何とかしたいな、と思う。決して嫌いじゃない。そこが今までと違うところかなと思う。

 深夜に帰宅すると、選挙の趨勢はほとんど決まっていた。選挙速報は好きなほうだが、取り残されたように、興奮した報道を眺める。愚痴るくらいならとにかく動いたらいい、と思って投票した。遠いのか近いのかわからない世界。映っているテレビのスタジオに、私も裏方で入ったことはあった。そこが写している数字は、もっと多いらしいが、その票数の中に私も飲み込まれている。

 一人では生きていけない、なんていうけれど、孤独の中に生きてこそ、そんな言い方が出来るのだろうな。 Home&Photo


2003年11月07日(金) 初雪の受け止め方

 これでもかというほど会議が長引き、正直うんざり。効率というものも大事だわと。
 そんな中、メール一斉送信であっけなく話がまとまる連中というのは立派です。こういう風に話が進めば何も言うこと無いのに。何か見落としているのだろうな。

 で、ほとんど午前様ながら、ヒマな学生を送っていくことに。で、ついでをさらに伸ばして、遠出することにした。
 札幌は全国でも5番目の大都市である。当然夜景も素晴らしい。ススキノのニッカのネオンも有名。札幌駅も今ではかなり豪華である。
 そういうところを順々に周っていくと、道外から来た人はいちいち感動してくれる。そういうのってとても楽しいもので、地元民の慣れ下がった感性には、こういうことは必要だなと嬉しい次第。で、久方ぶりに夜景の綺麗なところへ案内した。
 細い峠道へ差し掛かる手前で、降ってくるものが何となく変わってきた。雨のようだが、柔らかく落下して、風を受けているように見える。窓を開けてみると、歓声が上がる。南の人にとって初めての北海道の雪である。
 峠を登っていくと、徐々にみぞれ雪ははっきりしてくる。広がる夜景と共に、いいプレゼントになったようだ。道内組はあっさりしたものだが、それでよい。寒がりなのはこちら側だ。

 帰りに北海道神宮の杜で迷い、ほぼ一周してしまうというハプニングも、若さの前では何でも楽しみになるようだ。私にはあんな頃は無かったなと、冷めた若さのもったいなさを噛み締めつつ、久方ぶりの夜更かしに感謝してみました。 Home&Photo


とんと |MAILHomePageBBS

My追加