私季彩々
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2003年08月23日(土) 同窓会もどき。

 同窓会もどきがあった。あまり顔を合わせたくないと思っていた連中と会ってしまい、そのまま飲み会へ。気まずさというものも、時がたてばどうでもいいものである。

 学会というものは、ある意味同窓会である。何年かたって、いろんな分野に散りながら、時に駆りだされてしまうもので。今回、私が行くなんて話は誰一人予期していなかったはずだ。私ですらそうだった。私よりも皆が驚いていた。なんせ音信普通だったからなー。
 というわけで、嫌な話や話したくない話は抜きにして、4人でススキノで飲み会となった。みんなクラスメートとよく連絡をとっているようで、私なんかは完全に異邦人である。それでもとても楽しかった。とにもかくにも、同じ時空を共有した仲間というのは良いものである。過ぎてしまえば尚更で。

 近況を聞けば、みんな結婚したり、転職したり、様々であるが、聞けば驚くようなところにみんないる。国立〜とか、旧帝大とか、わぁ、と思うものばかりである。みんながんばってるんだなー、と、正直焦るが仕方がない。

 顔向けできないな所は多々あるが、個人レベルではそうでもないらしい。飲んだ後タクシーに乗った記憶は全くない。私は、久々に、という飲み会では大抵潰れている。まぁ、それもよしとしよう。

 皆様、本当にありがとう。どう生きるかわかりませんが、みんなの活躍を心から祈っております。また飲みましょうね。 Home&Photo


2003年08月17日(日) 久々テニス

 久々にテニスをする。15年ぶり以上かなぁ。

 前日の深酒と長年の運動不足がたたって、息も上がれば嫌な汗もかく。そんな感じで調子など出るはずもないのだが、多少は小脳に記憶が残っているらしく、下の中くらいにはなった。硬式って、バウンドしてからの足がとても速い。
 いっしょにやった連中もみんなど素人だが、若いだけあって上達が早い早い。気がつけば私はこの中でも年寄りだ。歳相応って難しいなぁ。
 で、調子に乗りすぎて、ボールを追いかけすぎて片足着地をしてしまった。靭帯断裂の人間がやってはいけないことを。多分1年ぶり以上くらいのミス。いたた。

 健康って本当に大事だよなぁ、としみじみ。ちょっとしたテニスもセーブも気にしなくてはならないなんて。よよ。でも、やっぱり、天気の良い日は外で体を動かすべきだなぁって思ったのです。 Home&Photo


2003年08月15日(金) お盆休み?

盆休みで帰ります。といっても1日だけですが・・・・。研修研修でうんざりです。ふににぃ。
 とはいえ、嫌なことばかりではないということで良しと。
 投資した株は130%を越えて、80万円ほど利益が出ています。今売れば。
 日記は、毎日書きたいなー、って。本当にいつも思ってるんですがねー。

 ま、ミニトマトの甘さに舌をふるわせつつ、秋ということで。 Home&Photo


2003年08月07日(木) 接遇研修

 接遇研修なるものを受けてきた。2泊3日の地獄の合宿。ビジネスマナーを叩き込む、という奴である。

 正直申し上げて、この手のものは、最も辟易するものである。「良い印象いを与える6つのポイント」を振りを付けで12秒で言う。実際には使わない超スローなテンポで50m離れた教官に野外で電話を掛けたように叫ぶ。過剰と思える作法。いいかげんにしてくれー。

 とはいえ、私も表面的には大人ぶっていられる。実際身についていれば良いことも多々ある。初めでうまくいかなければ次が無いわけだから,、それはもったいない。

 で、怒鳴られ、周囲の人々の涙の中で、終了と相成った。

 個人的な感想は、俺ってこの程度で変われるものじゃないなー、である。若い子達の目の変化を見るにつけ、誰もが泣き崩れたというこの研修で涙一つ見せなかった私は筋金入りだなぁと。

 人は礼儀作法を発達させてきた。それらは、社会というものを構成する生き物にとって必須なものなのだろう。それはわかる。でも、どうしてもそこに深さを感じ取れないのは何故だろうか。教官の笑顔は曇りもないが、そんなウエイターに持ってきてもらったコーヒーを、私は嬉しいと思えない。ひねくれてるなぁ、と思う。

 一枚のベールを纏うのも良いだろう。ビジネス上では、その一枚がなければその下に何を持っても機会はない。であるならば、私はその下を常にみてやろうと思う。私に足りないものは、時に人にも足りないこともある、と。

 ほんとうに、私はビジネスマン、なんて柄じゃない。 Home&Photo


2003年08月02日(土) 犬と一緒の慰問

 厄介仕事と思いつつ、それがきっかけで面白いことに出会うこともあるもので。

 この2月ほどの間に数回、老人施設などへ慰問活動に参加する機会があった。そこでは、話し好きな方もいらっしゃるが、言葉がすでに不自由になってしまった人、表情の乏しくなった人も多かった。
 慰問といっても大げさなものではない。お話しましょう、というものだ。その一助として犬を連れて行く、というもの。動物介在活動(AAA)とよばれるものの一つである。
 初対面の方と話をするには、とりあえずのきっかけが要るものだ。天気の話などはとりとめもないが、その分きっかけになる。が、言葉数の少なくなった人や、世代が大きく離れてしまっている人に話し掛けるのは難しい。そこに介在する動物というのは、本当にいいきっかけになる。

「昔は犬を飼っていたけれども、死んじゃった時は悲しくて悲しくて、それ以来飼っていなかったんだよ。」
「大きな犬は怖くてねぇ。でもおとなしいねぇ。肌触りがいいねぇ。」
 中には、遠巻きに眺めるだけで、犬に対する苦い思い出を語る人もいる。何であってもいい。話すきっかけになれば。

 特別養護のような施設に入っていらっしゃる方には、それぞれにいろいろな理由があるだろう。集落が崩壊しかけた過疎地域に立派な施設があって、忘れ去られたような空間がある。産廃施設、廃車置場、清掃工場、廃校。近郊の環境の良いところを周ると、突然それらの施設が現れる。隠されたように確かに存在するもの。隠して良いものなのだろうか。

 犬は特別な検査を受けたもので、おとなしく人懐っこいものばかり。力の加減が出来なくなった人が無理に触っても、問題がないことが最低条件だ。そういった条件を地道に策定して、足りない時間をやりくりしている人たちの笑顔と姿勢は本当に素敵だ。そういう笑顔は、生活のわずかな余裕と、そこから派生する好循環によるのだろう。私もなんとか、初めの一滴を見つけたいと願っているが、なかなか難しいものである。

 人と話すということは難しいことだが、嬉しいことである。そのきっかけは人それぞれで、それに出会うまでは、誰がどうだと判断を下したくはない。私はそれを待てる人間でありたいと、切に願っている。

 犬達は、暑くないとはいえ夏の気候にすぐばててしまい、30分足らずで退場となった。が、十分に話を引き出して、ボランティアの笑顔も十分に引き出した。素敵な時間であった。私も一枚、今後とも噛みたいと思っている。 Home&Photo


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