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2022年08月23日(火)
昨日、東北勢初優勝、深紅の優勝旗がついに白河越えを果たした。 仙台育英が優勝した第104回・全国高校野球選手権大会。 今大会は雨で順延が1日もなく、順調に試合が消化した。 そしてノープランだった夏休み期間中ということもあり、 本当に多くの試合をテレビ観戦した。 もちろん仙台育英VS下関国際の決勝戦も最初から最後まで観た。 たぶん初めて閉会式も最後まで観ることができた。 閉会式で仙台育英の監督の優勝インタビューが良かった。 コロナ禍に振り回された今の高校生たちを気遣うコメントが印象的だった。 まさに高校野球界にとって、理想の指導者ではないだろうか。
「入学どころか、たぶんおそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて。 高校生活っていうのは、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは 全く違うんです。青春って、すごく密なので。 でもそういうことは全部ダメだ、ダメだと言われて。 活動してても、どこかでストップがかかって、 どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で。 でも本当にあきらめないでやってくれたこと、 でもそれをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、 全国の高校生のみんなが本当にやってくれて。
例えば、今日の下関国際さんもそうですけど、大阪桐蔭さんとか、 そういう目標になるチームがあったから、どんなときでも、 あきらめないで暗い中でも走っていけたので。 本当に、すべての高校生の努力のたまものが、ただただ最後、僕たちが ここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に 拍手してもらえたらなと思います。」
本当にそうだと思った。 卒業式中止…入学式中止…学園祭中止…修学旅行中止… 試合の中止や辞退…それを乗り越えての…仙台育英高校優勝おめでとう。 そして…日本全国の高校生に拍手だ。
最後に敗れたとはいえ下関国際も、良い戦いを見せてくれた。 準々決勝ではセンバツ優勝の大阪桐蔭を撃破。 ミラクルなトリプルプレーには驚いた。 さらに準決勝ではセンバツ準優勝の近江に勝利。 両試合とも終盤に逆転と神ががっていた。 決勝では力尽きてしまったが立派な準優勝だ。 試合後、下関国際の監督が選手一人一人に声をかけていたのが印象的だった。
久し振りに有観客に吹奏楽の演奏が戻ってきた2022年の夏の甲子園も終了。 甲子園が終わると夏が終わる、毎年のように同じ事を考えてしまうほど 夏の甲子園には特別なものを感じた。
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