Web Masterの日記



理事長として

2009年09月30日(水)

先週の土曜日、理事会が終わってから買い物に出かけたが、
その時にマンション駐車場の出入り口の走路に白いワゴン車が駐車してあった。
日曜日も朝と夕方、車を出して出かけたが、白いワゴン車は停まったままだった。
マンション駐車場の出入り口となっている走路は、壁ギリギリに駐車すれば
駐車場に出入りする車の走行に問題はないのだが、
自分が理事長になってから、たびたび駐車車両がいて、
車同士のすれ違いができないと苦情が何件もあった。
対策として、パイロンとポールを設置し、駐停車の全面禁止と住民に告知した。
以前、テッチャンやチャーミン、則ぞーが我が家に来た時、
自分の指示で、そこに停めさせたこともあったが、この夏から全面駐停車禁止。
なので、前回に来た時はイトーヨーカドーの駐車場に停めてもらい、
そこから自分が車で送り迎えした。

土曜から日曜にかけて停まっていた白いワゴン車、
土曜の午後から日曜の全日は管理人不在となる。
そのスキに駐車されてしまったようだが実は今年の2月頃から
たびたび見かける車だった。
管理人さんがいる時に見かけた場合は、日時、ナンバー等を控えておいてもらい、
5月初旬には車のウインドウに
「駐車禁止・次回見かけた場合は通報します」と張り紙も貼ったこともあり、
また管理組合でパイロンとポールを設置したので
しばらくの間、見かけることはなかった。

この白いワゴン車、堂々と会社のマークが車体に付いている。
そして、その会社のマークは、この辺の地域では有名な会社のマークであり、
自分も一目見た時に「あの会社か…」と分かったほど。
5月以降、しばらく駐車していなかったが、
以前も毎週のように駐車されていたので、またここで見逃したら
毎週のように駐車されることを危惧した。
日曜の朝に証拠の写真を撮っている時、駐車場に車を入れていた
マンションの住民からも
「昨日からずっと停まっているので警察に不審車両として通報した方がいい」
と言われたので、自分が理事長という立場を明かし、
会社のマークが付いている車なので、自分がマンションを代表して
会社に直接、文句を言うので通報を待ってもらった。
マンション居住者に対して、全面駐停車禁止と言っているのに、
明らかに外部の社用車が無断で停まっているのは問題である。
住民から管理組合に苦情が来ては困る。
特に自分が理事長の時に大きな問題を抱えたくないので、
悪い芽は早めに摘み取っておく必要がある。
なので月曜の朝、そのマークの会社にマンション理事長として苦情の電話を入れた。

電話の応対に出た人いわく、社用車は保有していないが、心当たりがあるので
調べてから折り返し電話すると言われ、約3時間後に電話があった。
すると、そのマークの入った会社の本社ビル内にある
クリニック保有の車だということが分かり、
さらにクリニックの事務長に替わると最初から平謝り状態。
事実関係を調べ、実際に駐車した人物にも事情を聞いたようだ。
本当にご迷惑をおかけして申し訳ありませんと最後まで謝っていた。
さらに、そちらにお伺いして直接、謝罪したいと言ってくる。
そこまでしなくていいと断ったが、どうしても謝りたいと言うので仕方なく
今日の朝、自分は遅出だったのでマンションに来てもらった。

昨日の朝に管理人にも今回の件について話しを通しておき、
相手側が訪ねてきたら一緒に対応してもらうことにした。
で、今朝10時頃に某クリニックの事務長と部長がスーツ姿で
菓子折り持ってマンションまでやって来た。
管理人から連絡が入ったので1階まで降りてエントランスで挨拶。
とりあえず証拠のために自分が日曜に撮っておいた
駐車車両の写真を見せて確認してもらい、
さらに管理人がチェックしていた今までの駐車記録を提示。
部長も事務長も電話以上の平謝りだった。
ちなみに駐車した本人は、うちのマンションに知り合いがいたので、
その人を訪ねた時に駐車していたらしい。
社用車を会社に無断で私用に使っていたことも判明し、
管理体制、指導ともしっかりとして今後、2度と同じようなことが
ないようにすると約束してくれた。

そのクリニックは地元の大きな会社の直系でもあり、
(車体のマークは、この大きな会社のマーク)
自分は行ったことがないが、うちのマンションの住民も通っていたりする。
この辺もマンションが立ち並び、堂々とマーク付きの商用車が
無断でマンション敷地内に停まっている姿は、普通に考えればヤバいだろう。
なので本社から迅速に対処するよう言われたのかもね。
ちなみに持ってきた菓子折りは、自分個人が迷惑したわけではなく、
マンション全体の問題として理事長の自分が代表して応対しているだけなので
受け取りを断ったが、どうしても受け取ってほしいと言われたので、
仕方なく受け取り、管理人さんと、いつもマンションの掃除をしてくれる
おじさんとおばさんがいるので、みんなでオヤツで食べてくださいと渡しておいた。

今回は急だったために他の理事や管理会社の担当者には知らせず、
理事長特権で自分単独で動いてしまったので問題かな?とも思ったが、
管理人いわく、住民の代表の理事長として動いたことには何も問題はないらしい。
それだけ理事長は特権を持っているってことなのかも。
とにかく自分が理事長の任期が切れる3月の総会まで、あと半年、
大きな問題もなく何とか平和に過ごしたいね。


八ッ場ダム

2009年09月29日(火)

八ッ場ダムが揉めているね。
八ッ場と書いて「やんば」と読むとは今まで知らなかった。
さて、八ッ場ダムは必要か?と考えると、どうも要らない気がする。
だって50年だよ。
50年前って、どんな時代かと言うと、テレビ放送が始まり
金持ちの家に白黒テレビがお目見えした時代。
そして固定電話が金持ち専用から漸く庶民の家にも普及しはじめた時代だ。
今はカラー放送どころか「アナログ放送はもう受信できなくなります。
地デジに切り替えましょう」と言い、小学生までが携帯電話を所有している。
本当に必要な物だったら、とっくに造られていなければおかしいと思う。

建設中止反対を訴える住民も「必要なダムだから造れ」というのではなく
「ここまで来て中止されたら、もう生きてはいけないから造ってくれ」と
訴えているようだが、そもそも計画当初は地元は猛反対だった。
どうしても造りたい国が、あの手この手で住民を籠絡するために
様々な生活保障を約束して、なんとか建設同意に漕ぎ着けた。
ところが今になって建設中止になれば、生活保障まで白紙に返されてしまうから
困るってことなんじゃないのかと疑ってしまう。

結局は、ずーっと自民党政権が続いてしまったことが、
こうした問題の元凶なんだろう。
ほんのわずかに細川連立政権などがあったが、その時は触れられることはなかった。
もっと早くに政権交代可能な政治が行われていれば、
同じ計画が半世紀にも渡って続けられるなんて無駄は起きなかっただろう。

八ッ場ダム建設続行か中止かの判断基準はひとつしかない。
要るか要らないか。
要るなら造るべきだし、要らないなら造らないべきだ。
50年もの間、造らなくても大丈夫だったので、どうも要らないように思うから
造らない決定は正しいのかな…?
残された問題は、国に乗せられたまま途中で梯子を外される地域住民の生活だけだ。
確かに嫌々移転させられた挙句、補償される筈だった移転後の生活も
知らんぷりされる住民たちは気の毒でしかない。
「お前たちは勝手に死ねば」みたいな物だ。
解決法は、中止後の生活保障しかないだろう。
幸い民主党は後のことは考えずにバラマキが得意そうなので、
これはなんとか解決できるんじゃないかな。
ばら撒いた後、日本という国の未来がどうなろうが、
自分達はすでにこの世からいなくなっているから関係ないみたいだしね。
後に残される今の子供たちが不憫でならないよ。

民主党は結局のところ、今まで「反対の為の反対」しかしてこなかった。
それをそのまま政策にして実行しようとしてるから問題が起きる。
政権交代の準備をしてきて、次の内閣とか決めていたりしていたくせに、
いざ政権を握ってみると何も準備してきていない。
なんせ、ダム建設中止をマニフェストに掲げながら、
選挙前に1度も民主党の議員は視察にさえ来たことが無いどころか、
衆院選でも民主党は八ッ場ダムを擁する群馬5区には候補者を立てなかった。
地域住民の声なんて最初から聞く気がなかったってことだ。

おまけに政権を取っても
「未知との遭遇で失敗するかもしれないけど、そこは寛容に」なんて
早々と逃げ口述までして政権を何だと思っているんだ。
今の日本の内閣に失敗は許されないんだけどな。
失敗したら内閣全員、腹を切って国民に詫びるくらいのことはして貰わないと。
それくらいの覚悟で臨んでもらいたいよ。
まぁ、八ッ場ダムに関しては言い方が悪いが自分にとっては
「対岸の火事」なので、どっちでもいいんだけどね。

最後に住民が恨むべき相手は中止する民主党ではない。
そもそも、こんな計画・政策を実行した自民党の方だろうね。
要は自民党も民主党もアテにはならないってこと。
日本の民主政治は終わっているってことだけははっきりしている。


自民党総裁

2009年09月28日(月)

はるか昔、佐藤栄作総理の後継を自民党の実力者、
三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫の4人が争ったことから
各人の名前の一文字を取って「三角大福」なる流行語が生まれた。
4人はそれぞれの派閥のボスだった。
「角福戦争」なんて熾烈な争いも繰り広げられたが、
結局は4人とも順番こそ違えど全員が総理大臣になった。
まぁ、順当な結果だった。
ちなみにその後になって「三角大福中」と中曽根康弘を加えた言い方も広まった。
当然、中曽根康弘も総理大臣になった。

そして時は流れ、ポスト小泉として2006年に広まった言葉が
「麻垣康三」だったが、当時に比べれば小物感たっぷり。
そして、自民党総裁選は数多くのゴタゴタがあったが、
終わってみれば安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、そして今回の谷垣禎一と
見事に「麻垣康三」の全員が自民党の総裁になった。
35年前と何にも変わってないってことかね…。


Mステ

2009年09月27日(日)

先日、放映された「ミュージックステーション3時間スペシャル」を観た。
相変わらずタモリがマイペースで進行している。
それでも「ミュージックステーション」は今年で23年目だそうだ。
これが調べてみると、とてもスゴイ記録だということが分かった。

「夜のヒットスタジオ」(22年:1968年11月4日〜1990年10月3日)
「ロッテ 歌のアルバム」(21年半:1958年5月4日〜1979年9月30日)
「ポップジャム」(14年:1993年4月4日〜2007年3月16日)
「ザ・ベストテン」(11年半:1978年1月19日〜1989年9月28日)
「NTV紅白歌のベストテン」(11年半:1969年10月6日〜1981年3月30日)
「ザ・ヒットパレード」(11年:1959年6月17日〜1970年3月31日)
「速報!歌の大辞テン」(8年半:1996年10月16日〜2005年3月23日)
「ザ・トップテン」(5年:1981年4月6日〜1986年3月31日)
「歌のトップテン」(4年:1986年4月7日〜1990年3月26日)

蒼々たる過去の歌番組を超えた長寿番組となっていた。
しかも来年には1000回という偉業を成し遂げそう。
タモリの番組おそるべしだな。
しかし3時間も見続けるのは苦行に近い(+_+)


現場検証

2009年09月26日(土)

今日は朝から理事会。
いよいよ来月に理事になって最初の大きなイベントである
マンションの防災訓練があるので、その打ち合わせが大半を占めた。
理事会が終わってからは会報を作成したり、録画していた番組を観たり、
まったりとした休日を過ごした。
夕方に買い物に行き、夜になってからは「逃走中」を観て、
その後に「K-1」を観ている最中に携帯に着信。
知らない番号だったので、あえて出なかったら、次に家電に着信。
うちはナンバーディスプレイが入っているのだが、
携帯に表示された番号と同じ番号だったので仕方なく出る。
するとビルのセキュリティを管理している警備会社からだった。
緊急連絡先に自分の携帯番号と家の電話番号を登録していたので
かかってきたのだが、話を聞くとビルで事件があって
警察が現場検証をしたいので立ち会ってほしいとのこと。
ビルのオーナーの連絡先が分からなかったので、
ビルに貼ってある警備会社の電話番号にかけて、
オーナーに連絡してほしいと頼まれたのだという。
ビルで事件って何事かと思い、すぐに警備会社から教えてもらった番号にかける。
すると警察署の刑事課につながり、その事件の担当者が電話に出た。

どのような事件かは内密にしなければいけないため書けないが、
うちのビルの責任とかではなく、あくまでも現場検証の許可と
立ち会いをしてほしいとのこと。
鑑識の準備ができ次第、また連絡するので携帯番号を刑事に教えて一旦、電話を切る。
すぐにビルオーナーである実家の父にも電話して判断を仰ぐが
警察に協力するように言われたので、自分が現場検証に立ち会うことになった。
父との電話を切った後、すぐに警察より電話か入り、
これから現場に向かうので、御足労ですが来ていただきたいと言われ、
すぐに支度をして車で銀座へ向かう。

店の前に着くと、すでに刑事と警官3人が待機していた。
堂々と駐車禁止でもある店の前に車を止めて、電話で話をした刑事と名刺交換。
しばらくして鑑識の人たちも来て事件のあったビルの現場に行って現場検証。
靴を脱いでビニールスリッパを足にかぶせ、医者が手術の時に使うような
薄いビニールの手袋とマスクを渡され、それらを装着。
さらに「立会人」と書かれた腕章も付けさせられた。
現場検証は刑事ドラマで見たような感じ。
指紋採取や毛髪採取の際は、その場所に行って一緒に写真を撮られる。
立会人には警察が不正を行わないための証人の役割もあるようだ。
さらに毛髪を入れた袋や指紋採取した袋すべてに
立会人の自筆のサインと印鑑が必要。指紋なんて30枚くらいサインした。
鑑識が現場の写真を撮ったりしている時は、刑事からビルに関しての質問を受ける。
なんだかんだで22時30分頃から終わったのは深夜1時30分過ぎ、
帰宅したのは2時近かった。

事件の内容に関しては被害者のプライバシーの問題や守秘義務があるため
立会人である自分にも詳しくは教えられないし、
今回、事件があって現場検証したということも
ビルのテナントには内密にしてほしいと言われた。
しかし刑事同士や鑑識が話している内容から、どんな事件かは
ある程度の推測ができてしまったけど…。
へたしたらマスコミ沙汰になってしまうかもしれない事件である。
そんな事件に、うちのビルが巻き込まれて正直いい迷惑だ。

初めて刑事事件の現場検証に立ち会ったが、本当に刑事ドラマのように
少しでも証拠を見つけようと、大勢の警官、刑事、鑑識が動いていた。
最後に担当刑事が、長い時間協力してくれて助かったと
缶コーヒーをおごってくれた。
場合によっては協力が得られずに満足な検証ができなかったり、
すぐに立会人が来てくれず、現場検証ができないことがあったりするらしい。
今回の場合、電話から15分位で銀座まで来れたし、捜査に協力的だったので
スムーズで満足な現場検証ができたと喜ばれた。
今回の検証が決め手となり、犯人が早く見つかることを願いたい。
現場検証…いきなりの貴重な体験だった。


3連覇

2009年09月25日(金)

少し書くのが遅くなったが、我が読売巨人軍がセリーグ3連覇を果たした。
優勝決定となったドラゴンズ戦をテレビで観たが、
ドラゴンズは本来のローテの順番なら勝ち頭の吉見のはずなのに
なぜか山井が先発なので、もう落合監督の頭の中は完全に
クライマックスシリーズに切り替わってしまっているようだ。
そんな相手に負けるわけもなく、結局ドラゴンズを3タテして
3連戦で一気にマジックを無くして呆気なく優勝を決めた。
今季の優勝によりジャイアンツは3年連続33回目のリーグ優勝。
セリーグの3連覇はV9時代以来36年ぶりだとか。
パリーグでは80年代から90年代のライオンズがV4を達成しているが、
セリーグでは毎年優勝チームが変わっていた。

今季のジャイアンツは開幕連敗スタートで始まったが、
アッという間に首位に立ったと思ったら、その首位の座を最後までキープ、
2位に10ゲーム以上の大差をつけての優勝と、本当に強いチームだった。
特に原監督が指揮したWBC日本代表チームに選手派遣をボイコットした
ドラゴンズに対しては絶対に負けないという強い意志がチーム全体にあった。
だが、原監督がWBCのためにキャンプ途中でチームを離れ、
エースだった上原がFAでメジャーへ移籍、二岡と清水を放出、
高橋由伸や李スンヨプの故障などもあり、不安の大きなシーズンだったに違いない。
新戦力といえば二岡とのトレードでマイケル中村を獲得したぐらいで
大きな補強はなく正直、昨シーズンよりは戦力ダウンした印象だったが、
今季は昨年以上に若手選手の台頭が目についたシーズンだった。
まさに原監督が掲げた「育てながら勝つ」を実践したシーズンとなった。

ジャイアンツの優勝とドラゴンズの2位は確定した。
あとはCS進出をかけての3位争いを3チームが争っているが、
勝率5割にも満たない大きく負け越しているチーム同士で3位争いなんて、
なんだか随分とレベルの低い争いだ。
残り試合を考えても、どこが3位になっても5割に届くのは難しく、
そんなチームが日本シリーズをかけて戦うなんて何だか変な話だな。
そのCSだが、優勝チームのジャイアンツは1勝のアドバンテージを獲得。
アドバンテージの大きさは昨年のCSでも実証されているので、
余程の事がない限りはジャイアンツが日本シリーズへ駒を進めると思う。
セリーグよりも、これから気になるのはパリーグだ。
現在首位のファイターズだって優勝確実とは言えない状況。
今日から1位ファイターズと2位ホークス、
3位楽天イーグルスと4位ライオンズの直接対決もあり、
来週は楽天対ソフトバンクの4連戦も控えている。
こちらは10月まで、もつれることになるだろう。
あの戦力で一生懸命頑張っている野村楽天にCS進出を決めてもらいたい。
ガンバレ東北楽天ゴールデンイーグルス!


頭痛

2009年09月24日(木)

なぜか今日は朝から頭痛。
連休疲れが出たのかな?
なので仕事やる気ナッシングモード。
明日1日頑張ればまた休みだ。
だけど土曜日は朝からマンションの理事会…。
理事長はツライなぁ…。


鳥鳥鳥

2009年09月23日(水)

シルバーウィークも残念ながら最終日。
昨日、年甲斐もなく、はしゃぎ過ぎたせいで遅くまで寝て、
夕方にはジャイアンツの優勝の瞬間をテレビで観戦。
夕飯は久々に肉を食べに行って5連休を締めた。

さて、20日に訪れた掛川花鳥園の続き。
まず、掛川花鳥園とはどんな所かと言うと
「掛川花鳥園は、静岡県掛川市にある、花の中で鳥と遊べるテーマパークです。
インパチエンスやさまざまな植物、熱帯性スイレンが一年中咲き誇る空間で、
オオハシ、インコ、フクロウなど、さまざまな鳥とのふれあいが楽しめます」
掛川花鳥園公式ホームページより

朝7時台にホテルを出たものの清水〜静岡間の
3重衝突事故による渋滞に巻き込まれ、開園に数分間に合わず、
諦めかけていたペンギンとの写真の整理券を無事にゲットし、
園内に入ると、まず左右に土産屋。
この土産屋は様々なフクロウグッズが揃っていた。
そして土産屋を囲むようにフクロウの展示施設があり、
約30種類の世界のフクロウやミミズクを見ることができる。

通路を通って最初の水鳥プールへ向かう途中、トイレの前の通路を
普通にペンギンが歩いていた。
そういえば受付では本物の小さなフクロウが出迎えてくれていた。
通路を挟んで左右にある水鳥プールにはオシドリや鴨と一緒に
ペリカンやペンギン、そして鯉も泳いでいる。
オシドリ、カルガモ、ペンギン、ペリカン、鯉が一緒にいること自体、
すごく珍しい光景だった。
アヒルをそのまま小さくしたコールダックがエサ欲しさに寄って来る姿は
なんか癒されたな。

さらに大温室に入ると沢山の花が天井からぶら下がっていて圧倒させられる。
いよいよ、ふれあいゾーンに入ると、ヨウム、ハヤブサ、鷹、フクロウが
手の届きそうな位置に普通にとまっていた。
「トリビアの泉」「志村どうぶつ園」「ベストハウス123」などでお馴染みの
アフリカオオコノハズクのポポちゃんも普通にいたけど眠そうだったな。
さらに金網の扉を開けて入るスイレンプールゾーンには
色とりどりのインコたちが何百羽も放し飼い状態。
1カップ100円のエサを買おうとエサ売り場に近づくだけで
インコが肩や頭に乗ってきてエサをねだってくる。
ちなみにこの日の服装は、糞をされてもいいように、
捨てようと思っていた長袖シャツを着て、もちろん帽子もかぶる。
ウェットティッシュは当然、必需品。
しかし、糞害は肩にとまったインコに1回されただけで
歩いている途中、上から落ちてくることはなかった。
また園内は常に各所に掃除の人がいてキレイにしていたし
あちらこちらに手を洗う場所も設けられ、
その辺の動物園とか見習ってほしいほど、どこに行っても清潔感のある施設だった。

インコの群れをかき分けて先に進むと、ふれあいの小道では
エボシドリや大型インコ、ヘラサギ、クジャクが放し飼いで、
歩いているだけで寄ってきた。
水辺の鳥のふれあいゾーンにはフラミンゴ、ショウジョウトキ、シロトキ、
クロトキ、クロエリセイタカシギ、オウギバト、オオハシなどがワラワラといる。
オオハシなどエサ箱の上で待機していたので、エサを買うとすぐに腕に乗ってきた。
オオハシと触れ合いができる施設はなかなかないので感激もの。
外に出ると白鳥、黒鳥、ガチョウ、マガモなどと触れ合える水鳥池に
ダチョウに次いで世界で2番目に大きい鳥、エミューのいるエミュー牧場がある。
また、外にはフクロウや鷹の飛行ショーが行われる会場もあり、
鳥好きには本当に最高の施設だった。

しかし、花鳥園は鳥のキャバクラみたいなものだとも思った。
気を引き締めないと際限なく鳥たちに貢ぐハメになる。
入園料は1050円と普通の施設よりも安いのは中で使うエサ代が
結局は入園料よりも高くなってしまった。
100円のエサは朝に回った時はペレットだったが、
昼過ぎからはリンゴを小さく角切りしたエサもあった。
入園料よりも高いフルーツ代を払わされた感じ…。
本当に鳥のキャバクラだな。だけどスゴク楽しかったけど。

結局、10時30分からのショー、13時からのショーも見たし(内容は違う)
ペンギンとも写真を撮れたし、おまけにフクロウを腕に乗せて写真も撮れたし
たくさんのインコやエボシドリになつかれたし、大満足できた。
園内は3周したかな。そのたびにエサ代がかかったけどヾ(^-^;)
開園直後の朝早く入園したので鳥たちも腹をすかせて待っていてくれたので
午前中は食い付きが良かったが、昼過ぎからは明らかに園内も混んできたので
食い付きが悪くなってきた。
駐車場には大型バスも停まっていたし、土産屋も大混雑していたな。
大満足して14時半頃に花鳥園を出たが、駐車場は満車だった。
やっぱり朝早く来て大正解だった。

掛川ICから東名に乗る前にガソリンを入れたが、リッター122円と安かった。
清水では130円近かったのに、同じ静岡県内でこんなに違うのか。
東名に乗り、日本坂PAに寄る。
ここには、ここでしか売っていないというメロンパンならぬミカンパンがある。
それが気になっていたので、あえての日本坂PAだったが、
なんとミカンパンは発酵の真っ最中のため、売りに出るには時間がかかり過ぎ。
夕方からの渋滞も考えないといけないので、
残念ながら諦めて東京へ向かうことにした。
なんで日本坂PA、それも上り車線のみにしか売っていないんだろう…。
もうひとつ寄りたいPAがあった。
駒門PAに寄って、手作りアメリカンドックを食べること。
アド街で紹介されて以来、名物になった手作りアメリカンドックだが
駒門PAに着いたら、外で休憩している人のほとんどが食べていた。
早速、買って食べると、揚げたてのためスゴク熱かったが、スゴク美味い。
名物になるのも分かるような気がする。

駒門PAからはノンストップ。
懸念された大井松田近辺の渋滞は全くなかったが、厚木〜横浜町田間で
衝突事故のため渋滞が始まっていた。
結局、19日も20日も渋滞したのは事故渋滞ばかり。
事故さえなければ、もっと快適なドライブができたのにな。
厚木〜横浜町田の渋滞を超えるのに時間がかかったが、首都高3号線に入っても
まったく渋滞知らずだった。下りは超渋滞していたけど。
14時45分頃に掛川ICから乗って、途中に2度の休憩をはさみ、
枝川ICで降りてからイトーヨーカドーに寄って買い物&夕食をして
家に着いたのは20時45分くらいだったかな。
2日間の走行距離は480キロ。
行きも帰りも渋滞を避けた時間帯を走ったので、
ほとんどストレスなく運転できたし、清水で美味い寿司も食べれたし、
何より、前から行ってみたいと思っていた鳥好きにとっての聖地である
掛川花鳥園に行けて、ものすごく充実した2日間だった。
掛川くらいなら日帰りでも大丈夫かも。
絶対にまた訪れたい場所である。
その前に、もう少し近い富士にも花鳥園があるので、そっちもいいかな。


結婚式

2009年09月22日(火)

昨日の続きの掛川花鳥園に関してはまた後日。
今日はマサの結婚式。
錦糸町と亀戸の間にあるアンフェリシオン。
今まで数え切れないほど結婚式に出席しているが、
一番、家から近い場所だったかも。
14時頃にチャーミンから「亀戸駅にいますが、もう式場にいますか?」と
電話が入ったが、まだ家にいて着替えてもいなかった(^^;)
14時半からの受付だったが、連休中ということもあり
式場までは車で10分もかからずに着くのでゆっくりできた。

会場の7階にあるチャペルでの挙式、
いきなりマサが入ってきたが、やっぱり背が高いとあの手の服は似合うな。
けっこう前の人が邪魔で写真があまり撮れなかったのは残念。
披露宴の席は相変わらずのうるさい連中と一緒。
潤太の時もそうだったが、田辺やチャーミンと一緒のテーブルだと
おちおち席を空けるのも用心しなければならない。
チャーミンが席を立っている隙に田辺がチャーミンのクロワッサンに
大量の塩をかけるイタズラはお約束。
マサ達の写真を撮りに行った時に自分のパンにもコショウがかけられていた。
絶対に何かやられると思っていたので、披露宴が始まる前に
田辺がトイレに行った時に魚用のナイフと肉用のナイフを逆にしておいたけどね。
何も知らない田辺は肉用ナイフで魚料理を食べて
肉料理が出てきたときはギザギザのない魚用ナイフしか残っておらず、
チャーミンの肉用ナイフを奪って肉料理を食べていたがヾ(^-^;)
もう40過ぎているのだから、そろそろ落ち着かなければと思いつつも、
いつも楽しい披露宴の座席だ。

しかし、マサはやっぱりいつも通り堂々としていたな。
最後の挨拶といい、しっかりと胸に響いた。
それに比べマサと同い年の殿は……(・ω・;)
ラストのスタッフロールでの「殿」には
マサのユーモアセンスが感じられ笑わせてもらったな。

披露宴に続き二次会も盛り上がった。
移動がないのが楽で良かった。
それにしても随分と景品が高額だったな。
今までの二次会で一番の高額商品だったんじゃないかな。
結局、着信音は鳴らなかったが(ToT)
「東宝シネマ」のペアチケットが当たったシズラーは
最初、よく聞こえなかったみたいで「東宝シネマ」じゃなく
「東方神起」と勘違いしていたらしいけど。

二次会も締めに入り、なぜか再び殿やハセが前に出て恥を晒すが、
奴らじゃ何も分かっていなかった。
頼みの子供たちも恥ずかしがって何も言わないし…。
そこで一番奥の席から亜沙子が堂々と「キスはないんですか〜?」の声。
さすが亜沙子、マサよりもチームでは先輩なだけあって
一番空気がよく分かっていた。Good jobだ。
いざ!の段階で日菜も里紗も亜美も前の良く見える位置に移動してくる。
日菜なんて「え!チューするの?見に行かなくちゃ!」と言って前へ来た。
なぜ子供たちって、かぶりつきで見に来るのだろう(^^;)

二次会が終わり、ラストに恒例の胴上げ。
天井が低かったので心配だったが、思ったよりもマサが重かったため
高く上がらず、逆に良かった。
とても良い挙式であり、披露宴であり、二次会だった。
若い人の結婚式って、やっぱりいいね。
こっちまで幸せな気分にさせてくれる。

帰りは田辺と日菜、西浦家を東陽町駅まで送ってから帰宅。
と言っても式場から15分ほど。
二次会終了後にテーブルの花を沢山もらっていたみたい。
会場の人がマサ達が座っていたテーブルの豪華な花までくれた。
家まで近いし車なので簡単に持ち帰ることができたけど。
家の中が珍しく華やかだ。

昨年は潤太、今年はマサ。
次は誰だろう?あと残っているのは………
当分、結婚式はないな(・ω・;)
マサが我がチーム最後の大物独身選手ってことだな。
良い式でした。改めておめでとう!


清水へ

2009年09月21日(月)

世間は5連休シルバーウィーク真っ只中。
自分も初日の19日に出かけてきた。
と言っても、早朝から渋滞に巻き込まれながらの移動は勘弁だったので
あえて時間を外し、朝の渋滞が解消されたころを見計らい、昼の12時30分頃に出発。
塩浜ICから首都高に乗って、レインボーブリッジを渡り、3号線から東名へ。
首都高の渋滞は皆無。東名の渋滞もまったくなく、快調に久々の東名ドライブ。
沼津ICの先を走るのは何年、いや何十年振りだろうか?
初日の目的地は清水ICで降りて清水港近くにあるエスパルスドリームプラザ。
ここには「清水すし横丁」といって全国の有名寿司店が10件も入っている。
早くて16時位には着くと思っていたが、あまりにも東名が快調に走れたので
足柄SAで長い休憩をとったにもかかわらず15時前には清水ICに着いてしまった。
それにしても台風の影響で富士ICから清水ICまで海岸沿いを走るのだが、
高波の波しぶき影響で白く霞んでいた。
夜には富士〜清水間は長い時間通行止めになったみたいなので
早い時間に通れて良かったかも。

エスパルスドリームプラザの「清水すし横丁」では
迷わず「魚がし寿司」に入って頼みまくり。
ちょうど「アワビ祭り」をやっていたために
アワビの踊り焼きが半額だったので
それも当然、注文して久しぶりの本格的な寿司を堪能。
その後、館内をウロウロしたり清水駅の方へ散策したり。
初めて訪れた清水の街だが、やはりサッカーで有名な場所だけあって
街の至る所にエスパルスのキャラクターが描かれていたり、
サッカーをする子供の像が立っていたり、フットサルコートも多かった。

この日は清水で一泊し、今回の旅の本当の目的は翌日にあった。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教共通の聖地としてエルサレムがあるように、
アニメオタにとってアニメイトやビックサイトのコミケがあるように、
鳥好きならココへ行け!の鳥好きの聖地である掛川花鳥園。
http://www.kamoltd.co.jp/kke/
それが今回の旅の最大の目的である。
この場所を知ったのは最近だが、知ってからはずっと行きたい場所だった。
リンクしてあるホームページを見れば分かる通り、様々な鳥たちが放し飼い状態。
鳥と触れ合える貴重な施設であり、沖縄に行く度に
ネオパークを訪れるほどの鳥好きの自分にとっては、
まさに聖地であり楽園でもある。

朝7時にはチェックアウトし、清水ICから花鳥園のある掛川ICを目指す。
花鳥園は9時開園だが途中、牧の原SAにある朝食バイキングを食べようと思い
余裕を持って2時間前に出発。
受付でペンギンを抱いて一緒に写真が撮れる整理券が配られるのだが、
それが先着20名しかないので、開園直後になくなってしまうらしい。
なので以前、アドベンチャーワールドに行った時に
パンダのバックヤードツアーをゲットした時のように
少し早く着いて並ぶつもりであった。
せっかく行くのだから、そこでしか体験できないものは、
やはり体験してみないと、もったいないし。
ところが清水ICから静岡ICまで3重衝突事故の影響で朝から大渋滞…。
10キロ70分の表示が…。
迂闊にも朝、携帯で渋滞情報をチェックし忘れて高速に乗ってしまった。
鳥の楽園に行けることで少々、舞い上がっていたのかも。
乗る前に知っていたら、たった1区間なので静岡ICまで一般道で行ったのに…。
1区間なので途中で降りることもできずに大渋滞に巻き込まれてしまった。
前日はシルバーウィーク初日にもかかわらず、渋滞知らずだったのに
まさか、こんな朝っぱらから大渋滞なんて…。
これで牧の原SAの朝食バイキングもペンギンとの写真も一気にパーだ。

本当に静岡ICまで1時間以上もかかってしまったが、その後は快調。
このまま飛ばせば開園時間には間に合いそうだったが、朝食抜きはツライ。
なので予定通り、牧の原SAに寄って何か食べることにした。
ちなみに夏にあった地震で崩落した現場は全然わからないほど復旧していた。
ゆっくり朝食バイキングをする時間はもったいないので、
牧の原SA名物のお茶パンなどを買って車中で食べることにして
一縷の望みを持って、少しでも早く目的地をめざす。
しかし掛川ICに着いた時は9時を超えていた。
幸いなのが花鳥園は掛川ICのすぐ近く、車なら2分位の場所。
ナビ通りに進むと、聖地・掛川花鳥園が見えた。
しかし400台入れる駐車場には早くも30台くらい車が停まっていたし
チケット売り場も人が並んでいた。
この時点で9時10分くらい。
とりあえずチケットを買いに受付の列に並び、恐る恐る受付の女の子に聞いてみる。
「ペンギンとの写真、もう一杯ですよね?」
「午前の部ならまだありますよ」
なんとラッキーなことに午前の部の整理券がまだ余っていたので当然購入。
午後の部より午前の部を希望していたので本当にラッキーだ。
朝から予想外の大渋滞に巻き込まれて諦めかけていたが最初の目的は達成できた。

さて、いよいよ園内へ。
長くなったので興奮の園内の様子はまた明日にでも。


これから

2009年09月19日(土)

今、19日の朝11時半前。
これから出かけてくる。
行先は内緒。
マサの結婚式がある22日までには帰ってくる。
どれくらい渋滞しているかな…。


携帯のない世界

2009年09月18日(金)

今日は不覚にも携帯電話を家に忘れてしまった。
よって仕事から帰宅するまで約13時間も携帯のない世界を体験。
何か重要なメールでも入っていないか不安になったが、
とりあえず無いものは無いので何か連絡があっても仕方なし。
帰宅後、携帯を開くと2件のメールが入っていた。
しかし…2件とも登録してある先のメールマガジン(^^;)
まぁ、たまには携帯のない世界もいいかもしれないね。

いよいよ明日より5連休のシルバーウィーク。
だけど、なんだかんだと忙しい5日間になりそう。
まずは明日の昼より東京から居なくなります。
さてさて、どれだけの渋滞を体験することになるのやらヾ(^-^;)


謝罪会見

2009年09月17日(木)

別にファンでも嫌いでもなかったけど「星の金貨」は毎回観ていたなぁ。
まぁ、正直もうどーでもいいけど、のりピーの謝罪会見の動画をネットで見た。
少しやつれた感じで悲壮感が漂っていたようには見えたが、
率直な印象として…「女優だな」と。
どこまでが演技で、どこまでが本心なのか見抜けなかったよ。
泣き出した時に、これは会見にならないだろーなぁ、なんて思ったら、
ちゃんと最後までカンペをチラ見しながら言い切ったもんな。
長台詞をワンカットで撮影したという感じ。
まるで映画やドラマの1シーンを観ているかのようだった。
台詞だと感じたのは語り口調。
保釈までに時間が延びたのは、実はこの台本を暗記して、
女優を演じるという役に入るまでの時間を作っていたのでは?

そして謝罪内容も、その場しのぎの言葉(セリフ?)で、
これで終わりにしたい気マンマンの謝罪会見に思えたな。
母親として改心するか、また繰り返すかは、あとは本人と旦那の意志の問題。
なので、多少謎を残したままだが、これ以上マスコミも
追い掛けるのを止めたらどうかと思う。
はっきり言って、この話題はもう飽きたし、何より子供が可哀相だよね。


国家戦略局=鳩山政権のキモ

2009年09月16日(水)

第93代内閣総理大臣として、民主党代表の鳩山由紀夫が指名された。
これにより、16年ぶりに自民党が野党になり、民主党政権が誕生した。
まぁ、本当に政権交代が実現したというわけだ。
とにかく国民が求めているのは単純に政権が変わることではなく、
良い方向に生活が変わることである。
なので民主党は政権交代が最終目標ではなく、これからがスタートであり、
国民に選ばれた以上は真剣に命がけで政治を進めてほしいものだ。
そして、もちろん政権が変わった以上は「膿出し」も積極的にやってもらいたい。
それが政権交代の効果といえるのだから。

さて、今回の組閣だが「ベテラン揃い」「バランスが良い」などと言われている。
概ね評価が良いように思えるが、これって見方を変えると
「年功序列」「各派閥から選ぶ」等という自民党の組閣と
別に変わらないようにも見えてしまった。
なので、そういう視点で見ると、今回の組閣自体は真新しさも何もない。
但し、今回に限ってはベテラン中心の大臣構成は意味がある。
それは「官僚の言いなりにならない」ことだ。
ここが民主党の売りなので、単なる人気者ではなく、
それなりの人を入れることで、それが実現できる可能性が高くなるだろう。

あと、民主党の目玉として「国家戦略局」を立ち上げ、
そのトップが予想通り菅直人になった。
この国家戦略局が、これまでの無駄遣い行政を徹底的に洗い直し、
公共事業の優劣を精査すると共に、縦割り行政の弊害を排除するべく
政策会議などを行うこととしている。
菅直人であれば、イメージ的にはもってこいのタイプだが、
実は民主党が生きるも死ぬも、この「国家戦略局」にかかっていると思う。
なぜなら「事実上、全権限を掌握した」からである。
特に公共事業の優劣を決めるとなると、露骨に利害関係が出てくるはずだ。
そうするとまず、地方の首長らは「是非、おらが村の道路を先に作ってくれ」という
陳情や要望に連日訪れるはずだろうし、民主党議員らも
様々なプレッシャーをかけにくるだろう。
また、関連企業や団体の人たちも連日、要望に来ることが予想される。
そうすると、この国家戦略局に携わる議員らがそうした誘惑に負けた瞬間、
一気に「泥沼の金権政治」「賄賂政治」に落ちかねない。
なので、ここがこけたら民主党政権は確実に終焉を迎え、
下手すると二度と日の目を見ることはない恐れもあるだろう。
従って、菅直人の責任は本当に大きいと思う。
自分自身の身体をキレイにしておくことはもちろんのこと、
部下の身体についても常に気を配る必要があるだろうし、
1人2人の意見で全てが決まるようなシステムにすることも避けた方が良いだろう。
この新たな試みである「国家戦略局」こそ、本当にキモである。

さて鳩山総理、まずは「100日ルール」でお手並み拝見だ。
ちょうど来年の正月頃が100日ルール満期になる。
なので年内までに、ある程度の実績を残してもらわないとね。

ちなみに100日ルールとは、アメリカのメディア業界の決まり事みたいなもので、
大統領が就任して100日間は、辛口の報道は控えるというもの。
大統領が職務に就いてから具体的な成果が表れるまでには、
100日かかるだろうから、温かくそれまでは見守るということだそうだ。
なので、とりあえず年内は鳩山政権を静観して見ておきましょう。


戦力外通告

2009年09月15日(火)

横浜ベイスターズの工藤公康投手が、早くも球団から戦力外通告を受けた。
今年でプロ28年目、すでに200勝も達成し名球会入りも果たしているが、
本人は来季も現役続行を希望しているようだ。
46歳になっても現役投手として頑張っている工藤、
唯一、自分と同い年のプロ野球選手である。
しかし、ついに戦力外通告を受けるとは、来るべき時が訪れてしまったのだろうか…。

昨年はシーズン未勝利に終わり、今季も中継ぎ起用が主で
防御率も7点台近くと低迷していた。
最近では敗戦処理での起用が多く、横浜に移籍してからのピッチングは
正直、今までの工藤とは違い、このままではやばいかなと思っていた。
それに敗戦処理だったら、何も年俸の高いベテランよりも
若手投手を使った方がマシだと思うのは球団として正しい選択だろうし。
本人は現役続行を希望しているようだが、
投手力の弱いベイスターズでダメとなると、
他に受け入れてくれる球団があるのだろうか?
現役投手としてよりも指導者として必要としている球団なら
いくらでもあると思うが…。

しかし、ここ最近のベイスターズは早くもストーブリーグの話題ばかり。
来季の監督人事やら仁志の戦力外やら、まだ残り試合もある時期に
こんなに発表するのも球団内部がゴタゴタしている証拠だろう。
マルハからTBSに球団経営が渡ってからおかしくなっているような気がするな。

西武→ダイエー→巨人→横浜と28年間で4球団を渡り歩き通算224勝。
実動年数ではプロ野球歴代1位の記録だ。
さらに28年間のシーズンのうち、半分の14回も日本シリーズに出ているのには圧巻。
40代になっても140キロ超のストレートを投げたり、完投したり
自己管理能力に長けている一流のプロだと思う。

以前は大勢、同い年のプロ野球選手がいたが、今は工藤だけになってしまった。
それだけに、どこの球団に行っても活躍を期待していた。
ある種の同期としての励みでもあった。
はたして、どこか獲得してくれる球団はあるのか?
以前のチームメイトである渡辺久信や秋山幸二は監督になっているが
秋山より1歳下、渡辺久信より2歳年上の工藤は来季、ユニフォームを着て
マウンドに登る姿が見られるのか?
彼の今後に注目したい。


9年連続200本安打達成

2009年09月14日(月)

昨日の朝、起きた時から背中に違和感があった。
試合の時も違和感は続いていたが、1打席目の初球に空振りした時、
なんかイヤな感じがした。
試合から帰ってきて風呂に入った後から
背中の右側、肩甲骨の辺りが異常に痛くなった。
この痛み、なんだろう?肉離れ的な痛みかな。
年をとると、ほんの少しのきっかけで、あちらこちら痛くなるから困ってしまう。
幸い、次の試合まで間があるので大丈夫だと思うが、
今もかなり痛くて無理な体勢ができない。
あー、本当に困ったもんだ。


そんなことより今日は朝から嬉しいニュース。
長いメジャーの歴史で誰一人として達成できなかった大記録を、
あっさりと達成したイチロー。
しかし今年は、WBCの後遺症か、開幕からDL入りし、最近も足の故障のため
果たして200本に間に合うかどうか?とハラハラさせられることもなく、
例年通り普通に達成しちゃったよ。
4月に張本勲が持つ日本記録3085を塗り替え、さらについ先日には
メジャー通算2000本安打達成と、いつもながらの記録ラッシュ。
メジャー2000本は史上2番目の早さと言いながらも、
実は比較する事も出来ないくらい昔の記録が1番目なので、
今の形に近い野球になってからは圧倒的な速さで達成した事になる。

日本人最初のフィールドプレーヤーとしてメジャー行きを決めた頃には
「体が小さい」「パワー不足」などと、成功を疑問視する声もあったが、
全く問題なくメジャーに適応し、いまや世界中の野球ファンなら誰もが知り、
誰もが憧れる存在になったイチロー。

彼を4位指名したスカウトは胸を張って誇って良いだろうね。
それ以上に1軍と2軍を行ったり来たりであったイチローのセンスを見抜き、
登録名をイチローに変え、1軍定着させた仰木監督と新井コーチの見る目はスゴイ。

これからまだまだ、あと10年はできるのではないだろうか。
日本人として、前人未到の4000本を越え、4256本のピートローズを超えられるのは、
もしかしたら世界中でもう、イチロー以外は誰もいないのかもしれない。
打っている姿、守っている姿、走っている姿、それを見るだけでワクワクし
嬉しくなる選手はそういない。

長嶋茂雄、王貞治、清原和博、そしてイチローが現役として、
最高の時代を見れたことは、もしかしたら、ものすごく自慢できることかもね。


権力の二重構造

2009年09月11日(金)

先日、ようやく民・社・国の連立がまとまった。
鳩山内閣の顔ぶれも徐々にはっきりしてきたが、
その中でも、まず最初に発表されたのが小沢一郎の幹事長就任だった。
来年の参院選を睨み、とにかく「選挙屋」小沢一郎の力を借りて、
なんとしても参議院での単独過半数を握りたいポッポ鳩山首相(予定)。
「選挙の小沢」それに全てを託すための小沢幹事長だろう。

衆議院では308議席を擁するが、参議院は過半数に届かないため、
クソの役にも立たない社民党とすら連立を組まなければならないのが、
誇り高い鳩山家の御曹司としては許せないのかもしれない。
しかし、はたして来年の参議院選挙に勝って単独過半数に届くのか?

最近の日本の政治を見ると、衆院選で圧勝した後の参院選は負ける。
逆に、参院選で勝てば衆院選で負ける。
そういう形が多いだけに、今回勝ち過ぎた民主党が持つ危機感は大きいだろう。
相当に良い政策を打ち出し、力強く国をリードし、景気回復を実現しない限り、
簡単に勝てるとは思えない。
もちろん衆院選の時のマニフェストの実現も必要だ。

小沢流どぶ板選挙で参議院選挙も乗り越えられるのか?
今度は政権与党で、さらに参院最大勢力として選挙に臨むだけに、
これまでと同じやり方では上手くいかないだろう。
しかし、この人事は本当に大丈夫なのか心配してしまう。
どうやら、小沢幹事長就任に関しては岡田幹事長にも伝えられず、
まさしく鳩山・小沢の2人で決めたようだ。
当初から岡田幹事長は内閣での重要閣僚への就任が噂されていたし、
実際に「外務大臣」の椅子がほぼ確実だ。
なので幹事長続投の可能性は少なかったとは言え、
現職の幹事長に何の相談もないまま後任人事を行なうというのは、
たぶん、岡田氏の気持ちとしては嫌だろうね。
元々、岡田氏は小沢とは距離を置いているだけに、火種になりかねないかもね。
さらに、これまで「民主党の3馬鹿トリオ」として
一緒に活動してた菅代表代行も、なんか最近は1人「蚊帳の外」だし不快だろう。
国家戦略局担当と言われているが、官僚相手の一番大変な場所に
放り込まれることになるので複雑だろう。
まぁ、この人の場合は岡田氏と違って、表立って不満を言うことはないと思うが。

それにしても小沢幹事長で大丈夫なのか?
政権与党の幹事長というのは、当然ながらマスコミに対しても
常に対応をしなければならない。
マスコミ嫌い、会見嫌いで知られる小沢一郎が、無事に職務を果たせるのか?
いくらなんでも政権与党の幹事長が会見を避け、
広報担当の幹事長補佐が済ませる、そんな訳にはいかないだろうし。
さらに鳩山首相(予定)は小沢氏の公設秘書が逮捕、起訴された
西松建設の違法献金事件に関しては「本人は全く関与していない」として、
幹事長職の遂行に影響はないと強調したが、
当然ながら、これから裁判も進行するだろうし、すでに多くの西松建設関係者が
小沢事務所の主導を証言しているので、事務所代表の政治家本人が
全く知らなかったで済むかどうか、これはかなり微妙と言うよりも、
万が一にも大久保秘書が有罪になれば、実質小沢一郎本人も有罪ということだ。

「権力の二重構造」との見方があることに対し、ポッポ鳩山は
小沢氏が「政策には基本的に関わらない」と話していたと説明し、否定した。
だが、この言葉を素直に信じる人なんて、ほとんどいないだろうね。
民主党の中でも信じない人って多いと思う。
どう考えたって鳩山は小沢の操り人形だ。
むしろこれは小沢が裏で日本を自由に動かす、それがはっきり見えた人事だ。
かつて自民党で、数の力と金の威力で国を支配した小沢一郎の師匠である
「田中角栄」が行なった「闇将軍」として君臨するつもりであるのは間違いない。

田中角栄には毀誉褒貶有るとしても、政治家としての高い能力と、
人として優れたものがあったから、病で倒れるまで刑事被告人でありながら
国を影から支配できた。
だが、そこまでの能力も、人物の大きさも無い小沢一郎が真似した場合、
国が汚れていく…それだけしか見えない。

それに民主党はすでに大きくぶれ始めた。
子供手当ての財源として考えられていた一つである「配偶者控除の廃止」は
参院選前の増税になりかねないという悪印象のために参院選後に先送りされた。
これにより、2010年度から始まる子供手当ての半額支給に必要な財源のうち、
1兆円以上を新たに捻出しなければならなくなったということ。
自信がある政策として、あれほど大きくマニフェストに謳ったのだから
堂々と来年4月から子供手当てを開始すると同時に、
配偶者控除廃止も行なうべきなのだが、選挙のために国民の顔色伺いをしている。

また、高速道路の無料化も、まずは影響が少ない地方からと言うことで、
幹線高速道路の無料化は現段階では時期未定。
首都高や阪神高速に至っては、すでに複数の民主党議員が、
無料化されない可能性を言及しているし、場合によっては東名、関越、中央などの
主要高速道路も無料化にはならないと言いだし始めた。
このようなことを選挙後すぐに言えるのなら、選挙前にはっきりそう言うべきだ。
民主党は「とにかく選挙に勝つ」そのためには国民を甘い言葉で騙す。
それだけの政党だっただけに、今後もさらに発言がぶれていく可能性が高いだろう。

本当に困ったものだ。
民主党、本当に大丈夫か?
権力の二重構造。これが強くなれば、もう民主党の明日はない。
そう思えて仕方ないんだけどな。
頼むから日本を道連れに沈まないでもらいたいよ。


ガーナ戦

2009年09月10日(木)

数日前、オランダに身の程を知れとばかりにボコボコにされたサッカー日本代表。
欧州戦術を取り入れた身体能力の高いガーナにもボコボコにされると思ったら、
アフリカ予選を無失点で突破のガーナから4得点して勝ってしまったよ。
後半途中からガーナの運動量がガクンと落ちたのは、どうしてなのかな?

スポーツニュースなど観ると、1−3から僅か5分の間で怒涛の大逆転!とか
手放しで褒めてばかりだが、2試合連続で3失点ということを忘れてはならない。
日本の壁であるはずの中澤が1対1の競り合いで完敗して守備崩壊。
アフリカ選手の身体能力の高さは分かりきっているが、
当然、本番ではもっとガンガンに来るだろう。
また、南米選手の高い個人能力にどう対応するのか?
ヨーロッパの早くて強く激しいサッカーに対応できるのか?
今回の遠征は、日本の良いところを見せたと言うよりも、
問題点をはっきりさせた遠征だったと言っていい。

岡田監督は「ワールドカップのベスト4を目指す」と豪語しているが、
今の日本代表の力では間違いなく予選リーグで1勝もできるはずがない。
確かに、昨今長く言われ続けていた決定力不足に関しては、
とにかくシュートがゴールマウスに向かう、と言う最低の仕事ができたので、
それはそれで褒めても良いが、そんなの世界では当たり前の話だ。
だが、日本らしい、日本代表のサッカーというのが、
全く見ることのできなかった親善試合2試合だった。

W杯に連れて行くことが限界の岡田監督から、W杯で勝てる監督に
すぐにでも変えない限り、南アフリカの地で日本代表は
3試合しか戦わずに帰国することになるのではないだろうか…。
あぁ…オシムだったら、また違ったんだろうなぁ。


東西線ストップ

2009年09月09日(水)

今日は始発から東西線が東陽町駅で止まっていたようだ。
幸い、自分は今日は遅出だったために大丈夫だったが、
通勤客30万人に影響が出たようだ。
東陽町駅のように他の路線が乗り入れていない駅は
止まってしまった時、本当に困ってしまう。
以前に住んでいた練馬駅の場合は西武線が止まっても
有楽町線や大江戸線が乗り入れていたので問題なく仕事に行けた。
しかし東陽町駅の場合だと門前仲町まで行って大江戸線に乗るか、
錦糸町に行ってJR、もしくは新木場から有楽町線や京葉線などがあるが、
いずれもバスを使わなくてはならない。
今日は振替輸送のバスも長蛇の列で大混雑だったみたいだ。
もし、こんな時はバスに乗るため並ぶより、
門前仲町まで歩いて行った方が早いだろうね。20分も歩けば門前だ。
ただ、東陽町には区役所もあるし、会社も多いので
逆に門前仲町から東陽町方面に歩いてくる人も多いので
歩道も東進する人と西進する大勢の人で混雑しそうだけどね。

今日は人為的なミスが原因で5時間以上も止まっていたようだが、
他の路線が乗り入れていない駅でのストップは勘弁してもらいたいね。


いろいろ

2009年09月08日(火)

●仮面ライダーW
先週の日曜から「仮面ライダーW」が始まった。
前作のディケイドが中途半端で掟破りな終わり方をしただけに
今回の平成仮面ライダーシリーズ11作品目が
どんな作品になるか楽しみにしていた。
まず、率直な感想は面白い。
なんだろう、昭和の仮面ライダーを思い出す感じ。
やっぱり敵がはっきりしていた方が分かりやすい。
戦隊物は常に敵の組織があって、はっきりしていたが
最近のライダーは敵の組織はなかった。
今回の仮面ライダーWは敵のデザインも戦隊物っぽいが、
巨大な敵や敵の組織、さらに変形グッズに大型の乗り物などなど、
いきなりCGもバリバリ使われていて派手な感じで
キャラも出し惜しみしないでガンガン登場する。

主役の探偵事務所の別室がとんでもない秘密基地になっているところも
「いかにもヒーロー」って感じで良かった。
最後に出てきた巨大な乗り物「リボルギャりー」がガンガン走っても続く
秘密基地の地下道、どんだけ広いんだ?!
舞台は風車などが多い「風都」という設定も良い。
1つのキーワードを元に展開してくれると分かりやすいし。
そして肝心のライダーだが、デザインに関しては賛否両論あるだろうが
カメラの写し方はヒーローっぽくて良かった。
何よりライダーの証であるマフラーを巻いていて、
仮面ライダーの原点に戻ったようなスタイルを初めから前面に出していた。

全体的には仮面ライダーの原点+戦隊物の要素って感じかもね。
これなら子供も分かりやすいかも。
キバやディケイドは子供には理解できない部分も多かったからな。
しかし、問題はストーリー展開だ。
キバの時のようなメロドラマ的な展開だけは止めてもらいたい。
ヒーローものらしく勧善懲悪を貫いてほしいね。
ちなみに初回の視聴率は10.2%。
ディケイドの時は全31回の放映のうち、10%を超えたのは1度もなかった。
これを考えれば、かなり期待されているのかもしれない。
まぁ、ディケイドの衝撃的な丸投げ最終回を観て「本当にあれで終わりなのか」と
気になって、確かめるためにリアルタイムで観た人もいるのかもね。

そういえばヒロインの女の子、なんか早くも昔のやばい行為が
ネットで話題になっているな。
このままでは電王の時のハナさんのように降板もあるかも…。


●国際自動車
あまり大きなニュースにはなっていないため、世間では関心が薄いようだが、
Kmのマークで知られるタクシー大手の国際自動車が
2年間の事業許可を取り消された。
この結果、本社管轄の920台のタクシー、ハイヤーが
2年間営業できなくなるようだが、
ハイヤー業務は系列会社に移管できるらしい。
許可取り消しの理由は、タクシー運転手は2日間で
21時間までの拘束とされているのに、同社は売り上げノルマを達成するまで
帰ってくるな…と超過勤務を強要していたようだ。
まぁ、よくある内部告発だろうね。
これまでも行政指導でイエローカードをもらいながら、
3年間で違反点数が取り消し点数の80点以上に達ししたため、
今回の重い措置となった。

関西では京都のMKタクシーが有名で混同しそうだが、
Kmは関西は営業テリトリーではなく関東のみだが、
関東では誰もが知っている超大手だ。
すごーく昔、岡崎友紀主演の人気ドラマ「なんたって18歳!」の舞台が
このKm国際自動車のバスガイドだったなんて、知っている人は少ないかも。
観光会社の社長令嬢として何不自由なく生活していた主人公が、
素性を隠して新米バスガイドとして入社したのが父親の会社であるKmだった。
この時のバスの車体に燦然と輝くKmのマークが記憶に刷り込まれている(^^;)

そして今、ミッチャンがハイヤー運転手として働いているのもKmだ。
なので、行政処分が出る前から、このニュースには注目していた。
事業許可を取り消されたが、ハイヤー業務は分社化されたため、
ミッチャンの仕事には全く影響がなかったみたいだけど。
まぁ、政界、財界などのお偉いさん達が使っているKmのハイヤー全てが
ストップしてしまったら、お偉いさん達も電車通勤しなくちゃならなくなるしね。
ミッチャンも処分が出る前から「ハイヤーは大丈夫」と楽観していた。
ちなみに昭和の政商といわれた小佐野賢治の国際興業バスと
このKm国際自動車はまったく関係ないらしい。


●2人の天才
いつの世も明るい話題を提供してくれるのはスポーツの世界ばかりだ。
先日のフジサンケイクラシックにて、17歳の石川遼が
ぶっち切りで今季3勝目を挙げ、賞金ランキングでもトップに立ったかと思えば、
昨日はイチローがメジャーで通算2000本安打を、いとも簡単に達成した。
出場1402試合目での2000本安打は、近代野球とされる1900年以降では
アル・シモンズ(1390試合)に次ぐ2番目のスピード記録。
さらに9年連続200本安打までは残り5本となり、
これも間違いなく間もなく達成させるだろう。

8年連続200本安打は、イチロー以外には今から遡ること100年以上も前の
1894年から1901年にかけて、ウィリー・キーラーがその記録を持っていた。
間もなく達成される9年連続200本安打はイチローただ1人の大記録である。
今は100年に1度の不況と言われているが、イチローはさしずめ
100年に1度の天才バッターと言うことになる。

イチローが成熟期を迎えているのに対して、
石川遼は9月17日に誕生日を迎えてもまだ18歳。
新しいことをどんどん取り入れ、日に日に上達していく。
今回の優勝でプロ通算5勝目。
タイガー・ウッズと同じ組でプレイするという子供の頃の夢は叶った。
次はタイガー・ウッズに並び、追い越す段階に入る。

イチローと石川遼、この2人を世間は「天才」と賞賛する。
しかし、天賦の才能がありながらも、人知れず人の何倍もの努力を重ね、
ここまで来たのだということを忘れてはならない。


●オランダ戦
サッカーの国際親善試合、オランダ代表VS日本代表の試合が
オランダのホームで行われ、南アフリカW杯でベスト4を目指すと
豪語している日本代表は、現在FIFAランキング3位のオランダに3−0で完敗。
これでは目標を下方修正せざるを得ない状況だ。
まぁ、結果だけを見ると順当なのだが、何よりも試合内容が酷すぎた。
岡田監督はサッカーの試合時間が60分で終わると勘違いしたのか、
試合開始から選手をガンガン走らせて、その結果、後半20分過ぎに電池切れ。
走った距離での勝負ならW杯のベスト4も夢ではないだろうが…(^^;)

ボールへの寄せの一歩も二歩も甘いMF。
組織的守備が働かなければ単なる電柱だったDF。
まだ20台前半と若いのに走り負けしていたサイドバック。
現在、リーグ得点王なのに子供扱いされていたFW。
正直、Jリーガーのレベルの低さを再確認した試合になってしまった。

それなのにオランダは終始3〜4人でしか攻めて来なかったのだが、
最後の方は、その僅かな人数で日本をあざ笑うかのように圧倒していた。
コンディションの悪い親善試合で本気を出す道理はなく、
7〜8分目のパワーで日本を往なしていたわけだ。
しかし、オランダ側の立場になって見れば、実に収穫の少ない試合だった。
何しろ日本が勝手に走り回って自爆しただけの試合。
こんな馬鹿げた試合に付き合って、選手を壊されたら堪らない。
なので今後、日本協会からオファーがあっても、
オランダは二度と受けないのではないだろうか。
本当に失礼で情けない試合をしてしまった日本代表にガッカリだ。


減量開始

2009年09月07日(月)

イチローのメジャー通算2000本安打や石川遼の優勝、
日本代表の無様なオランダ戦、仮面ライダーWの感想、
そして民主党の小沢主導人事や嘘つきマニフェストなど
いろいろ書きたいことはあるが、なんか書く気が起きない。
後日、気が向いたら書こうと思うが、旬が過ぎるのが早いので
書かないかもしれない。

とりあえず第八節での優勝は自力だけでなく、他力も必要となったけど、
胴上げのために減量でも始めるとするか。
まだ夏の沖縄太りのままだから少し減らさなければと思っていたし、
いい機会かもしれないね。


無題

2009年09月05日(土)

今日は朝からチャーミンベンツで川崎のコストコへ。
コストコで則家と合流し、買い物後は定番の則家へ。
明日は試合もあるので、いつもよりは早めに解散したが、
それでもまた昼飯、夕飯と御馳走になってしまった。

行きはチャーミンベンツの助手席に乗せてもらったが、
帰りはあえて後部座席に乗ってみる。
やっぱベンツは前の席より後ろの席に乗るものだ。
思っていた以上に広くて快適だった。
それにしても3.5リッターで280馬力近くあるので
アクセルを踏めば踏んだだけストレスなく加速していた。
音も静かだし、振動も少ない。
さすが世界のメルセデスだ。


ディズニー

2009年09月04日(金)

先日、アメリカのウォルト・ディズニー社が「スパイダーマン」などの
キャラクターを所有するマーベル・エンターテインメントを
約40億ドル(約3,700億円)で買収すると発表された。
買収後、ディズニーはキャラクターを映画化したり関連グッズを販売できる。

100年に1度の大不況といわれるこのご時勢、
不況知らずとも言えるのがディズニーだ。
どの世界でも、どんな状況でも、やっぱりディズニーは強い。
上記のマーベル社買収以外にも、携帯ゲームポータルサイトで
「ディズニーゲームズ」のサービス開始や、ユニクロとライセンス契約を結び
Tシャツなどの商品を販売、2010年のディズニー年賀状発行数は
前年の2.5倍に増やすなど、まさに不況知らずである。
そういえば、昨年ヒットした「崖の上のポニョ」のBDもディズニーが行うようだね。
昨年7月、ディズニーランドの目の前に
「東京ディズニーランドホテル」をオープンさせたり
他にもコンスタントに新アトラクションを新設している。
今年の4月にディズニーランドに「モンスターズ・インク ライド&ゴーシーク!」
2011年には「ミッキーマウスレビュー」の場所に
「ミッキーのフィルハーマジック」
同じく2011年にシンデレラ城内に新アトラクションが誕生する予定だ。
ディズニーシーでも2012年を目標に「トイ・ストーリー・マニア!」を開始する。
アトラクションだって、設計から施工など色々含めれば何百億の資金が必要だ。

アトラクションといえば、今回買収されたスパイダーマンは
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)にアトラクションがある。
今回の買収でディズニーもスパイダーマンのアトラクションを
作ることが可能になるが、USJはどうするのかな?
もし、ディズニーが本気で作ったら、USJなんて足元にも及ばないだろうな。
しかし、いくらディズニーでも、買収したからといって
即座にUSJのスパイダーマン・アトラクションを潰させて、
自分たちのアトラクションを作るってことはないだろう。
マーベルのキャラクターは5000種類もあるそうなので
別のキャラから展開していくだろうね。

ちなみに今後、スパイダーマンを取られてしまったらUSJはどうなるのか。
実は本家の「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド」には
スパイダーマンのアトラクションはなく、日本独自なのだ。
ハリウッドではグッズや過去にショーもあったようだが、すでに終了している。
今年の5月にもUSJでも「E.T.」のアトラクションが終わったり、
アトラクションの入れ替えは定期的に行われているようだ。
リピーターを増やすため、テーマパークは常に進化していかなければならない。
なので、スパイダーマンも任期満了で終了させることを想定していただろうから
ディズニーに買収されたからといって、大きな問題ではないだろう。
今後はまた、新しいキャラクターを見つけてアトラクションを作るだろうし。

ただ、ユニバーサル・スタジオ自体にメインキャラクターが少ないので
仕方がないのかもしれないが、USJでは「キティちゃん」などを導入するなど、
ハリウッド映画の雰囲気を失っている様子だ。
なんせ以前は「鋼の錬金術師」が導入されていたり、
最近では「NARUTO」を導入しているようだし、
本当にユニバーサル・スタジオ?と疑ってしまいそうだ。
このままで大丈夫なのかなぁ…。

さて、今回の買収でディズニーがどういう展開を見せるのか楽しみである。
ファンタジックなディズニー・オリジナルキャラと、
バリバリのアメリカンコミックが、どのように同居するのか…。
まぁ、アメリカンコミック風の劇画タッチなミッキーマウスも面白そうだね。
逆にファンタジックにデフォルメされたスパイダーマンとかも。


今日は

2009年09月03日(木)

今日、9月3日は「ドラえもん」の誕生日だ。
まったく忘れていたが、今日のGoogleのロゴが「ドラえもん」の誕生日を
モチーフとしたものになっていて思い出した。
ドラえもんは22世紀の未来から来たネコ型ロボットだというのは
日本人なら誰でも知っている。
しかし誕生日が西暦2112年9月3日ということを知らない人は多い。
実は、なんとドラえもんには誕生日に使われている1、2、3、9の数字が
とても多く使われていることは、もっと知られていない。

「ドラえもんの不思議なポケット」という、ドラえもんについての
データや秘密の道具などを紹介しているサイトによると、

・身長…129.3cm
・体重…129.3kg
・バスト…129.3cm
・ウエスト…129.3cm
・ヒップ…129.3cm
・足の長さ…129.3mm
・パワー…129.3馬力

すべてに129.3という数字が使われている。
このドラえもんのサイズに繰り返し出てくる129.3数字は、
のび太の学年が小学4年ということで、連載開始当時の小学4年生の
平均身長から引用したらしい。
尚、アニメでは、ドラえもんの身長は1メートル程度になるよう
作画されているそうだ。
しかし、体重は129.3キロのドラえもんが、のび太の頭に乗ったり、
のび太がドラえもんを抱き上げたり、のび太とシーソーに乗ったり、
のび太と取っ組み合いの喧嘩をするような描写もあるようだが、
まぁ、あまり深くは考えないようにしよう。

誕生日の設定も、この129.3という数字にあわせて設定されたのだろう。
実際に「ドラえもん」というマンガが世に生まれたのは1969年。
小学館発行の学年誌の一部にて連載が開始された
(いずれも1970年1月号で、当時の作者名義は「藤子不二雄」)
ドラえもんというキャラクターの思いつきは、作者の藤本氏が
締め切りに追われていた時、ドラネコのノミ取りを始めてしまったという
経験があったことなどを回想しているうちに、
ついに締め切りになり、階段を駆け下りた時、娘さんの起き上がりこぼしに
つまずいた瞬間「ドラネコと起き上がりこぼし」というアイデアが結びつき、
この世にドラえもんが誕生したそうだ。
ということで、ドラえもん生誕から40年ということになる。

しかしながら、Googleのロゴにドラえもんが登場するとは驚きだった。
どこでもドア、タケコプター、スモールライトと有名アイテムが
ロゴに織り込まれていロゴ、Googleもなかなかやるね。
なにはともあれ、日本を代表するアイドル「ドラえもん」誕生日おめでとう♪


ディケイド最終回

2009年09月02日(水)

最近は政治ブログ化してきたので、少し政治ネタは封印。
民主党政権お手並み拝見だしね。
というわけで今日は自分らしい日記を書いてみたい。
自分らしい?日記で、いきなり仮面ライダーネタだか(^^;)

仮面ライダーディケイドの最終回、録画していたのをやっと観た。
そして驚いた…というより呆れた( ̄◇ ̄;)
全てを破壊すると言われたディケイドは、
最後に自分の番組まで破壊してしまったようだ。

ガキの頃から特撮モノが好きで、ヒーローモノが好きで、仮面ライダーが好き。
なので擁護したい気持ちもあるが、あまりにも中途半端な終わらせ方。
何だ、この投げっ放し的なオチは!?
映画の予告がなければ少年誌でよく見る打ち切りにしか見えなかったぞ。
仲間の大切さは、くどいくらいに伝わってきたけど、
世界の融合とか、渡の正体とか、鳴滝っていったい何だったのとか、
そもそもディケイドとは何なのか、謎だらけのまま映画に続くって言われても…。

最近、テレビなのに最初から映画に繋げることを目的とした
終わり方をする番組が多いような気がする。
「ガンダムOO」や「東のエデン」もそうだったが
「ガンダムOO」の場合はテレビでそれなりに終わらせ、
続きは映画なのでまだ理解できる。
だが、このディケイドは、どう考えても期間が短くて、
広げた風呂敷をたたみきれず仕方ないから映画にします、
そんな感じに思えてしまう。
やはりテレビ放送でも一応の納得のいく完結を迎えてほしかった。
と言うかテレビ版は最終回までの間に決着をつけるというのが
毎週、観てくれている視聴者に対しての最低限のマナーではないだろうか。
本当にこれは酷すぎる。
真剣に見ていた子供たちはどう思っているんだろう。
だいたい夏の映画「オールライダー対大ショッカー」との
リンクなんて全くないし、
「本当の最終回を観たい人は金を払って観なさい」という、
東映の金儲けに走り過ぎて、作品を大事にするという姿勢が全く見えない。
もし石ノ森先生が生きてたら激怒してるよな、きっと。
それに、映画をやらない地域だってあるのに…。

ファンが飽きるまで映画で引っ張られ続ける仮面ライダー電王や、
「オールライダー対大ショッカー」が最終回という触れ込みだったはずが、
実は12月12日が本当の最終回(?)である仮面ライダーディケイド、
ここ最近のライダーは、どうも「商売っ気」の犠牲に
なっているような気がして不憫だ。
作品に対する不満というよりも、むしろライダーの人気を餌にして
ブランド自体を貶めている製作サイドに不満爆発だよ。
といいつつも電王以降、今まで全部映画は観に行っているんだけど…ヾ(^-^;)
とりあえず冬の劇場版でキッチリとストーリーが補完されることを期待したい。
というか、最終話から3ヶ月も経って劇場版って、ヘタすると客は入らないのでは?

来週から始まる仮面ライダーW。これもディケイドと同じく
「10周年プロジェクト・秋の陣」というスタンスなので
どのように扱われるのか妙な心配をしてしまうな…。


今後の政局

2009年09月01日(火)

選挙前日の日記で少し書いたことが現実になりそうだ。
大勝して政権交代を実現した民主党にとって、今回の選挙結果の最大の衝撃、
それは社民党が7議席を獲得したことではないだろうか?
どうやら社民党には、かつての弱かった阪神タイガースを、
何があっても応援し続けてきたファンがいたのと同じく、
どういう状態になっても応援を続ける社会党時代以来の、
熱心な固定ファンが存在し続けているようだ。
そのため議席を失うことなく、衆院に7つの議席をキープした。
そして、この結果は連立する民主党に今後、社民党の政策を受け入れろ!と
相当、強行に主張し続けるのではないだろうか。
外交や防衛など、誕生したばかりの鳩山内閣にとっては、
かなり鬱陶しい存在になるのは間違いないはずだ。

そして、社民党の鬱陶しい主張を受け入れなかった場合、
もし社民党が連立離脱をしたなら、参院は過半数を持ってない上に、
衆院でも「再議決」に必要は3分の2を持っていないことになり、
民主党の政権運営は非常に厳しいものになる。
だからと言って、社民の要求を聞いて「高速道路無料化」「子供手当て」を
見直しなどしたら、アッという間にマスコミから叩かれ、国民の支持を失う。
しかし、社民党に近づきすぎれば、党内の右よりの集団の反発を招くだろう。

これに対し、小沢一郎が、どこまで我慢し続けるか?それが見物だな。
小沢一郎のみならず、鳩山総理も右よりの人だから、
本当は左よりの社民党などと組みたいはずがない。
しかし、組まないと参議院の議席が足りず、自民党を悩ませたねじれ現象が起こる。

先日の日記では、小沢一郎がそれに対し打つ手は、
公明党との連携になるのではないかと思ったが、それはやはりないようだ。
それは来年には参議院の選挙がある。
よほど素晴らしい政権の姿を見せられない限り、確実に今回の総選挙に対する
いわゆる「揺り戻し」が起き、民主単独過半数という結果よりも、
自民党の議席が増えるという形になりやすいものだ。
そこに持ってきて、あれほど批判していた公明党との連立などをした場合、
有権者に呆れられ、逆に参議院で自民党単独過半数という事すら起きかねない。
小沢一郎がそれを先読みできないわけがない。
なので社民党を切って、公明党との連立はないと思う。
だからと言って、今回の選挙で予想外の健闘を見せた
「みんなの党」を連立に加えても、参議院に議席を持っていない以上、
何にも変わらない。
一番の良作は自民党の参議院議員を一本釣りで、10人ほどを民主党に引っ張り込む、
あるいは新党を作らせてしまう。などの手がある。
そのような画策を実現されることができれば、社民党を切っても
国民新党と合わせ、何とか過半数を得ることが出来るようになる。

あと、それ以上の秘策は、公明党との連立ではなく「合併」と言う可能性。
連立ならば批判は強まるだろうが、公明党が解党して
民主党に吸収される形での合併なら、国民からの批判も少なくなる。
特に今回、公明党は太田代表ら幹部が全員落選したので、
新しい執行部が立ち上がるはずだ。
新代表が誰になるか分からないが、これまで自民党と組んでいた公明党とは
別の形を出すようになれば、民主党との政策協議を行い、
かつて衆院で公明党が新進党に合流したように、
一気に民主党に集団入信入党となったりすることも予測できるのでは?
公明党の勢力を手に入れれば、衆議院は憲法改正すら可能な議席を単独で持てるし、
参議院も堂々と単独過半数に届き、国民新党や社民党などに
「言う事を聞かないなら連立から出て行け」と言う強い姿勢を打ち出せる。
公明党にしても、細川、羽田両内閣後、1999年の小渕内閣からの
政権政党と言ううま味、さらに公明党のアキレス腱である
池田名誉会長の国会喚問阻止のためなら、
政党の体を無くすことなど、些細な問題として容認されるのではないだろうか。
おそらく、そういう感じで喉に刺さった骨のような社民党を切り捨て、
来たる来年の参議院選挙そして次の総選挙での
小沢独裁体制確立を目指すのではないか?
あくまでも個人的な予想だが。

まぁ、しかし…政権を取った以上は本当に素晴らしい政治をしてもらいたいものだ。
「民主党になったら、これまでの自民党政権とは全然違う。
本当に国民のことを考え、世界に向けて堂々とできる政権ができた」と…
そういう政権になってほしい。
これは散々、民主党を批判してきたが、皮肉でも何でもなく、本気でそう思う。
そうじゃないと、日本は大変な事態になってしまうし…。

もし民主党政権が、最初の3ヶ月で思い切ったこと、約束した政策を
実現できるという印象を国民に与えることができなければ、
政党政治に対する国民の信頼はゼロになってしまう可能性が高いだけに、
なんとしても頑張ってほしいものだ。
特に最初の予算編成。これが肝心だろうね。

もしここで、これまで主張してきたような無駄の排除や組み換えで
ある程度の「財源」を確保して見せることができなければ、
民主党はマニフェストを無視するか、赤字国債を発行するかの2者択一を迫られる。
最初から完璧なものはできないだろうが、ある程度は財源を見つけ出し、
できれば4年後には財源から「埋蔵金」を排除し、
それを赤字国債返還に当てるくらいの物を見せてもらいたいね。

まぁ、誕生する民主党内閣に期待する。それしかない。
ただ、もう一つの大きな問題になりそうなのが国家戦略局。
100人を超える政治家が政府に入ることが、果たして本当にプラスに働くのか?
キャリア官僚というのは、良くも悪くも
日本という国を見て政策を打ち、実行しようとする。
彼らの身分は保証されているだけに、目先の事に左右されずに済むのだから。
だが、100人の政治家たちはそうじゃない。
彼らは「選挙に負けたらただの人」になってしまうのだ。
なので、どうしても時には国よりも地元優先なのである。
実際、民主党がモデルとしているイギリスでは、最近そういう問題が起き、
見直しを検討しているらしいし。

もし、国家戦略局が「国<地元」と言うことを打ち出せば、
キャリア官僚の反発を招き、国政が停滞しかねない。
誰が国家戦略局担当相になるのか、これは非常に重要だろう。
実力と決断力、それを持った政治家じゃないと、正直どうにもならんね。


ということで、ちょっと疑っているのだが、
もしかしたら、これは全て小沢一郎の仕組んだ
シナリオ通りだったんじゃないのかな?ってこと。
あの大久保秘書の逮捕、あそこから全部、
小沢一郎が仕組んだシナリオだったのではって。
確かに、あそこまでは当時の民主党代表であった小沢一郎は
麻生総理よりも支持を得ていた。
だが、西松建設の捜査は確実に小沢事務所に迫っていた。
もし、総選挙後にそれが表に出たら、総理就任後アッという間に辞任となる。
いくら検察を押さえ込んだとしても、一旦権力を握った者には
厳しく当たるマスコミが見逃し続けるはずがない。
そうなる前に自ら「内閣総理大臣」の椅子を諦め、裏のボスになることで
自らの宿願を果たそうと決めたのではないだろうか?そんな気がする。
そう考えれば「政局よりも政策」と言い続けていた麻生総理が、
あの「大久保秘書」逮捕という絶好のチャンスでも、
補正予算成立前には解散に打って出られない。

その後は自ら代表から身を引き、後継にロボットとして操縦しやすい
ポッポ鳩山を据えることで、おそらく自分は入閣することをせず、
幹事長として民主党を握り、政権を自在に操ろう。そう決めたような気がする。
そう考えると大久保秘書の逮捕のタイミングは、まさしく絶妙。
早すぎれば解散をされただろうし、遅くなれば選挙に影響が出た。
しかも、あれを「政府による国策捜査」という形で、
本来なら追及されるべき小沢事務所の問題から目を逸らすことにも成功しただけに、
まさしく「政局屋」「選挙屋」の面目躍如と言って良い。
なんせ小沢一郎は、あの田中角栄や竹下登の下で政治を学んだ。
今の政治家の中で唯一、根っからの政治家ならぬ政治屋だから。

自民党はどうなるのか?
残念ながら、古賀誠や加藤紘一らが当選し、政治家として残ってしまったため、
完全に自民党の汚物が一掃され、新たな自民党に
生まれ変わることにはならなかった。
しかし、とにかく壊滅的なダメージを受けた自民党だが、
民主党が一気にこのまま、かつての自民党のような
大勢力になり続けられる可能性は小さいだけに、
再生のため全力を挙げるべきだろう。
それでもまだ変わることができない自民党に嫌気がさした
本当の改革保守勢力が自民党を割って出て、
一方で小沢独裁体制に反発する民主党改革保守派が合流し、
真の意味での「第3極」の誕生、それがあれば次の選挙が期待できるのだが、
そこまで真の政治家って今はいるのかな?

でもまぁ、とりあえずは鳩山次期総理には素晴らしい内閣を作り、
素晴らしい政治をしてもらいたいものだ。

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