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2009年08月31日(月)
昨日は試合から帰ってきてから選挙に行き、それから24時間テレビを観ていた。 イモトアヤコのゴールは番組内で間に合わず、選挙特番の中で中継するので 観たくもない日本テレビの選挙特番を観ていたが、なかなか中継されず、 結局、だいぶ経ってから録画中継された。 これにより選挙特番の視聴率は日本テレビの圧勝だったみたいだな。 選挙特番なんて他局に任せて、ゴールまでずっと生中継を続けていれば もっと視聴率が稼げたと思うのになぁ。
さて、予想通り政権が交代した。 民主党の圧勝による自民党歴史的惨敗。 最終的に民主308、自民119だったが、各局が予想した 民主単独での320超えには届かなかったので、意外と自民は健闘したのかな? 今回の結果を見て正直なところ、前回の「郵政選挙」ほどの衝撃はない。 民主単独で再議決が可能な3分の2以上の320議席を超えたら さすがに驚いたんだろうが、そこまでは行かなかった。 まぁ、民主党やポッポ鳩山が評価されたというよりも、 国民が長年続いていた自民党に愛想が尽きたって感じだ。
これから鳩山由紀夫が組閣に当たって最も注意しなければならない事、 それは新閣僚の徹底した身体検査だろう。 厳格に調査して少しでも問題ある人間は いくら能力があっても任命するべきではない。 閣僚を打診された人間も、民主党政権をすぐに崩壊させたくないなら 正直に答えるべきだ。 安倍内閣は閣僚に潰されたという話がある。 国民投票法成立、防衛庁の省昇格など、 これまでの歴代総理が成し得なかった偉業を 次々と実現させた安倍晋三は有頂天になってしまった。 そして遂に禁断のパンドラの箱であった公務員制度改革まで 本気で行おうとしてしまった。 これに抵抗する官僚によって閣僚の不祥事が次々にリークされて、 遂には政権崩壊してしまった。 歴史に名を残す名宰相になるはずが、政権を途中で投げ出した ダメ総理になってしまったのだ。
マニフェストの柱のひとつに掲げた以上、 民主党は公務員制度改革をやらざるを得ない。 官僚とて馬鹿ではない。公務員制度改革が全く行われなくて済むとは思っていない。 それでは世論が黙っていないし。 大切なのは「随所に抜け道がたくさんある骨抜きの改革」となること。 民主党がこれに妥協して、最初から骨抜き案を出すなら問題ない。 だが、本気でやる気であれば、また官僚との真剣勝負となる。 すでに小沢秘書の逮捕や鳩山の死人献金問題などは 官僚側の予防線とも言われる。 ちなみに検察もキャリア官僚が牛耳る組織ということ忘れてはいけない。
閣僚をいかに厳選したところで、最大の不安は鳩山総理自身だろう。 既に政治の金の問題が出始めている。 今までは野党の党首だったから大事にならずに済んでいるが、 総理になれば当然違ってくる。 あるいは短命かもしれない。個人的には短命と思っている。 なので民主党は「ポスト鳩山」を今から考えておくべきだろう。 でないと、せっかく自民党を下野させておきながら 東京佐川急便事件でミソを付け、政権を放り出してしまった 細川護熙の二の舞だ。 まぁ、順当にいえば岡田克也かな。 民主党代表選の時からクリーンなイメージといわれる。 その評判が事実ならば問題ないが…。 いずれにしても国民の期待が高い分、民主党にとっては 並々ならぬ厳しい政局運営の連続になりそうだ。 一番怖い敵は野党の自民党などではなく、 手足として使うことになった官僚達であることを忘れてはならない…。
今後、経験の少ない議員の多い民主党が、国民からのプレッシャーに負けず、 また連立する社民党や国民新党のワガママに負けず、 そして伏魔殿とも言われる官僚と渡り合って、 ちゃんと国政が出来るのかどうか? すぐに内閣が組織され、高い支持率が発表されると思うが、 なんかボロが出るのも早いような気もするけど、 国民が未熟な与党にどこまで我慢できるのか見守っていきたい気分だね。
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