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2009年01月29日(木)
テレビ中継が無かった昨夜のアジアカップ予選のバーレーン戦、 岡田ジャパンの不人気とテレビ各局の財政悪化と 高額な放映権がネックとなったらしい。 なんかニュース映像もダメらしいね。 まぁ、1.5軍の代表でアジアカップの予選で24時過ぎのキックオフで、 相手は最近よく対戦するバーレーンで、相変わらずの決定力不足で…(-o-;) そりゃあ観る人も減るよな。 だけど代表戦の中継がないなんて、よく考えると悲しいね。 しかし観れなくて正解だったかも。 なぜか観てもいないのにイライラする試合展開が目に浮かんでしまう。 そろそろバーレーンとかオマーンとかとの戦い方を学習しようよ。 0対1で完敗って…(-ω-)ノ
次戦は来週にフィンランドとキリンチャレンジカップ。 たぶんその後が本番のW杯予選であるオーストラリア戦。 本当に大丈夫なのか岡田ジャパン!?
さてさて昨年、日本一に輝き、アジアシリーズも制した埼玉西武ライオンズが 新しいユニフォームを発表した。 「伝統と未来の融合」がコンセプトで、昨年までのチームカラーだった青と 前身の西鉄時代の黒を合わせ「レジェンド・ブルー」と名付けた濃紺を使用。 正直、ここまでシンプルにしてくるとは思わなかったので少し面食らった。 ライオンズ・ブルーの面影は全くなく、基本的に 「レジェンド・ブルー」のみだもんな。
昨年、西鉄時代のレプリカユニフォームで試合をした時、 西鉄時代からのファンが喜び、レプリカのユニフォームが10000着も売れたそうだ。 しかし、だからと言って所沢に移転して30年、その30年の間に リーグ優勝16回、そのうち日本一10回。 5割以上の確率で優勝しているチームって他にはない。 これほどまでの栄光を築きあげたライオンズ・ブルーを あっさり捨てるとは…(・ω・;)
プロ野球の場合、チームカラーを変えるのは身売りや 本拠地の移転の時くらいだったのに あっさりと「ライオンズ・ブルー」まで変えてしまったのには驚きと失望。 昨年同様に交流戦などの時にレプリカを着ればよかったんじゃないのか? 今回の新ユニフォーム、どう考えても対象は、プロ野球に夢を見ている 野球少年からノスタルジーに浸る中高年〜団塊世代を ターゲットにしたデザインに思えてしまう。 かつて日本シリーズ三連覇などの栄光ある野武士軍団・西鉄時代のファンを 呼び戻そうということなのだろうか? だけど自分くらいの世代には西武の前のライオンズと言えば西鉄よりも 太平洋クラブ〜クラウンライター時代のイメージが強い。 戦力が整っておらず、親会社の資金もなく、ずっとBクラス。 観客も現在の福岡ソフトバンクホークスとは比較にならないほど少なかった。 大きな話題といえば1977年のドラフト会議で江川卓の交渉権を得たことくらい。 もちろん入団しないけど。 なので、栄光の西鉄時代を顧みるのも良いが、不遇の時代であった 太平洋クラブ〜クラウンライター時代に スポットを当ててみてはどうだろうかヾ(・ω・o) ォィォィ 夏場や交流戦にピンク色のユニフォームを着用してみるのもいいかもよ。 ある意味、かなり斬新だから(^^;)
話を戻すが、ライオンズがユニフォームを変えなくてはいけなかった理由は別にある。 1979年に九州から所沢に移転してきた時に当時のオーナーであった堤義明が 球団を買収した際、西鉄の黒い霧事件のイメージを一掃するために わざわざ手塚治虫にマスコットデザインを依頼し、その契約が30年だった。 レオマークの使用料などは年間数億円と言われている。 昨年で30年契約が切れ、新たに更新となるとまたものすごい金額になってしまうため 経費削減のために使用契約を打ち切った。 今は世界的な経済不況、西武はアイスホッケーからの撤退も決め、 経費削減をしている。 即年、日本一になったからと言って、この先また長い期間、年間数十億円を払うよりは ユニフォームや球団旗、ペットマークなどを一新してしまった方が安上がりなのだ。
大人の事情があるとはいえ、やはりライオンズ・ブルーが無くなるのは寂しい。 実家が西武線沿線にあったので所沢に移転してきた時から ライオンズには愛着があった。 移転当時は西武鉄道の社員も駅にあった西友の社員も みんなレオの帽子をかぶっていた。 なので、あのライオンズ・ブルーは馴染みの色である。 1996年にビジター用が大幅モデルチェンジし、 2002年にホーム用もモデルチェンジして 昨年までのユニフォームになった時ですら ライオンズらしくないと思って馴染めなかった。
やはり黄金時代を築いたユニフォームが一番好きだった。 ホーム用は上下白でLionsの胸ロゴ、胸番号、背番号はライオンズ・ブルーで 左袖に西武百貨店のマークが入ったユニフォーム。 ビジター用は上下ともライオンズ・ブルーで、胸ロゴのSEIBU、胸番号、背番号は白、 左袖にはLionsのロゴが入ったユニフォーム。 両ユニフォームとも袖と首とパンツラインに 「太陽と草原」のイメージにより考案された赤と緑のラインが入っていたっけ。 特にビジター用の上下とも同色は所沢の田舎チームらしい ダサかっこいい感じだったのにな。 そして何より、ライオンズの帽子にはいつもレオがいた。 あのレオがいなければライオンズじゃないような気がしてしまう。 だけど、こうして時代は移り変わっていくものなのかもしれない。 昔の西鉄ライオンズの中西や稲尾を懐かしむオヤジのように 自分も昔の西武ライオンズを懐かしむオヤジになってしまったのかも。
1番 2B 辻 2番 RF 平野 3番 CF 秋山 4番 1B 清原 5番 DH デストラーデ 6番 3B 石毛 7番 LF 安倍 8番 C 伊東 9番 SS 田辺 ピッチャー 東尾 工藤 渡辺久
あの頃のライオンズは実力的にもキャラ的にも他を圧倒していた。 守備力、機動力、長打力、それらのバランスすべてが。 そして石毛ほどのキャプテンシーを持った選手が今のプロ野球にいるだろうか? 西武球場もデーゲームでは爽やかな風が吹く良い球場だったなぁ。 ナイターは虫がたくさん上空に飛んでいて怖かったけど…。
ちょっとノスタルジックになってしまったが、新ユニフォームのチェックを。 パッと見、どっちがホームだか分からなかった。 肩胸に花文字でLだけ付いている方がホームユニフォームらしい。 まぁ、昨年のジャイアンツのビジターユニフォームといい、 ヤクルトの新ビジターユニフォームといい、この西武のビジターも 見事に薄すぎるライトグレーってやつ。 最近は「ビジターはツートン」が当たり前のようになっていたけど 今の流行りはライトグレーになりつつあるようだ。 だけど、もう少しはっきりと区別してもいいんじゃないかな。
デザイン全般は前立てラインと袖、パンツサイドラインを 細い1本線でシャープに仕上げ、究極のシンプルデザインである。 左袖にはライオンがボールをつかんでいる新しいペットマーク。 右袖にはホームタウン「saitama seibu」の文字。 そして襟裏には日本シリーズ制覇(西鉄時代を含む)の数を表す 13個の星が刺繍され、伝説の継承者が着用するユニフォームらしさを出している。 また、選手が気持ちを研ぎ澄ます時に掴む胸元の内側(第2ボタン下)には、 ライオンズへ繋がる全ての想いをこめた 「i believe lions.」の文字が縫い付けられている。 伝統を誇りに、想いを力に…。
特に奇抜なところはなく、さっぱりとしたデザインであるが ライオンズ・ブルーの面影のなさを除いたとしても やはり、どういう訳か違和感を覚えてしまう。 なぜなら、そのシンプルなユニフォームを着ている選手たちの方が、 渋谷や池袋を闊歩しているような華やかな若者たちだからかも。 今の西武の自由闊達で奔放な選手たちに、あの水色基調の 旧ユニフォームは良く似合っていた。 それだけに今回発表されたユニフォームを着ている選手たちを見ると 「とりあえず、着ている感」「着させられている感」が拭えなかった。 つまり、あのユニフォームって実は結構、着る人を選ぶ、 それも見た目が地味な選手には非常に良く似合うという感じがしたのだ。 あとは「質実剛健」な人とか。 なので草野球チームが真似すると、全然イケてなくなっちゃうユニフォームだね。 まぁ、今年も優勝して連覇でもしてしまえば違和感はなくなるかもしれないが、 あの質素なカラーリングは所沢というよりも大宮に似合いそうな気もしてきた。
ここで疑問…。 ユニフォーム同様、チームカラーも変わるのだから応援する時に振る旗も 「レジェンドブルー」に変わってしまうんだろうが あれだけ「blue blue and blue」とか言って 球場を青く染めようと呼びかけていたのに、 それをたった1年で放棄するって、ちょっとファンを冒涜していると思うな。 実際、球場中が青く染まって、なかなかいい雰囲気の球場になったのに残念だ。 それに球場で青いフラッグがパタパタしている風景がなくなり 「レジェンド・ブルー」の旗じゃ、遠目には黒い旗が 揺れているようにしか見えなくなる? これまで持ってたライオンズ・ブルーのメガホンの使う機会もなくなるのかね。 あと、ペットマークは変わるが球場マスコットの レオとライナはどうなるんだろう?
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