馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2006年06月01日(木) 大人の階段のぼる

焼き魚を好きになったのはいつごろからだろう。

魚は刺身状のものしか好きになれなかった幼い頃。
焼き魚は大嫌いでした。

何がって骨が。
ホネがノドにチクチクするのがイヤでイヤで。
そんな面倒を背負うに値するほど美味しくないし。

だから焼き魚は大嫌いでした。
何でわざわざ焼いちゃうかな。
焼かないで刺身で出せよと思ってました。

   ◆

人の好みってのは変わるもので。
今は焼き魚がなかなかどうして好きだったりします。
お刺身がいちばん好きであることは変わりませんが、焼き魚が出てきても「わぁーい」と言える自分がいます。

アジの開きをムシャムシャやって。
残った背骨をレンジでチンして骨センベイを作ります。
この骨センベイの美味いことったらもう。
あんなに骨を嫌がってたくせに。

この変化はナンだろう…。

いや、そういう話はよく聞きますよ。
歳をとるにつれて味の好みが変わってくる。
それが稲葉にも起こりつつあるようで。

そういえば大嫌いだったナスも天麩羅やフライにすれば食べられるようになりました。
大人の好みかなあ。

そんなわけで稲葉、26歳になりました。

祝ってくださいました方々、本当に嬉しゅうございます。
30代を視野に入れ、おじさんまっしぐら。

なんの、まだ若いわさ。


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稲葉 馨

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