馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2006年05月29日(月) データでちょうだい

先日、自分の顔写真の提出を求められる機会がありました。
なるべく良く写ってるの選ぼうか。
しかしこんな風に言われたのよ。

稲葉君の写真、データでちょうだい

きた、これ。
なに、これ。

データでちょうだい?

?……稲葉は何を渡せば良いの?

「プリントしたの渡せば良いですか?」
→→「プリンター無いからなあ」
「ネガ渡せば良いですか?」
→→「それはちょっと困るなあ」

写真が欲しいんじゃないの?
じゃ写真あげるよ。
え、写真を渡されても困るの?
データが良いの?

お手上げっ!
ほんと、稲葉は何を渡せば良いの?

   ◆

便利になるのは良いんですけれど、ついていけない人を置いてけぼりにしないでよ。
稲葉はアナログマンなんですよ。
インターネットとメールは何とかできるけど。
あっ「メールに添付してorするね」はダメだ。
映像をいじったりするのはできるけど、でもそれが限界です。

前も一緒に芝居をやった女の子が「この前の舞台の写真のデータ欲しい?」なんて言ってきてくれました。
それに対する稲葉の返答は
写真は欲しい。データは要らない」というもの。
優しい彼女は「ネガ」という分かりやすい形でくれました。

それで良いじゃない。

データでちょうだい。
近頃、稲葉をひるませるこのひと言。


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稲葉 馨

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