先日、自分の顔写真の提出を求められる機会がありました。 なるべく良く写ってるの選ぼうか。 しかしこんな風に言われたのよ。
「稲葉君の写真、データでちょうだい」
きた、これ。 なに、これ。
データでちょうだい?
?……稲葉は何を渡せば良いの?
「プリントしたの渡せば良いですか?」 →→「プリンター無いからなあ」 「ネガ渡せば良いですか?」 →→「それはちょっと困るなあ」
写真が欲しいんじゃないの? じゃ写真あげるよ。 え、写真を渡されても困るの? データが良いの?
お手上げっ! ほんと、稲葉は何を渡せば良いの?
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便利になるのは良いんですけれど、ついていけない人を置いてけぼりにしないでよ。 稲葉はアナログマンなんですよ。 インターネットとメールは何とかできるけど。 あっ「メールに添付してorするね」はダメだ。 映像をいじったりするのはできるけど、でもそれが限界です。
前も一緒に芝居をやった女の子が「この前の舞台の写真のデータ欲しい?」なんて言ってきてくれました。 それに対する稲葉の返答は 「写真は欲しい。データは要らない」というもの。 優しい彼女は「ネガ」という分かりやすい形でくれました。
それで良いじゃない。
データでちょうだい。 近頃、稲葉をひるませるこのひと言。
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