風の行方...深真珠

 

 

受信メールボックス - 2001年12月07日(金)

たぶん僕の携帯は300件とかその程度の容量だった気がする。
ここ最近、そこはほぼ満杯の状態で少しずつメールを消していた。

ずっと眺めていると3人ほどの特定の人物のメールは保存された状態になっているのが分かる。
消すのを忘れたのではなく、消せないのだ。

僕は夜、ある女性からのメールをすべて消した。
別に、その人のことを忘れようということではない。

その女性は十分すぎる程の「想い」をくれた。
それは未だに僕にとってかけがえのないものであるし、あの約束を信じている。

1ヶ月前くらいから、布団に入って彼女がくれたメールを読み返すことが増えた。
そこには「想い」が溢れていて、僕の心を締め付けるし
その「想い」を少しもすくうことが出来なかった自分の弱さを痛感させられるのだ。
僕は強いだなんて思ってるわけじゃない。
ただ、僕が思っていたほどすくえなかったのだ。

僕はそういう「想い」にしがみついているのだと思った。
だから消した。

僕は最後までわるあがきをしてみることにしたのだ。
だから消した。

2時間、僕は携帯の画面を見つづけ、本文をひとつひとつ確認し、消した。


ここ1週間の過剰な本への依存はやめられそうにないのだけど・・・。


今朝買ったばかりの「僕は結婚しない」(石原慎太郎)は日があるうちに読み終えてしまった。

本を買うときに見かけた女子高生の話は明日にしようと思う。


...




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