
Hong Kong Life現在篇
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| 2010年04月03日(土) ■ |
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| 2029追殺1989 |
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4/2からイースター休暇です。今年はなんと5連休!電影節まっ盛りなので、芸術の春を楽しんでおります〜(^^)
主辧:香港話劇団 編劇:Alan Ayckbourn 翻譯/改編:岑偉宗 導演:司徒慧[火卓] 演員:高翰文、潘燦良、辛偉強、雷思蘭、陳煦莉、林夏薇
2029年のあるホテルの一室に呼ばれたコールガールのQQは、余命いくばくもない老人に自分の「懺悔書」に証人サインをしてほしいと頼まれる。その内容は過去に自分の名誉出世のために邪魔になった前妻と後妻の二人を、彼の助手を使って殺したというものだった。 助手に手紙のことが知れて殺されそうになったQQは部屋の物置に隠れる。しかしそこはなんと20年前に続くタイムトンネルの入り口だった! 2009年の同じホテルの部屋で二人目の妻が殺される夜に彼女と遭遇したQQは事情を説明するが二人目の妻は半信半疑である。 試しに物置に入ってみると二人目の妻はさらに20年前の1989年にタイムスリップし、一人目の妻が夫と同じホテルの部屋で新婚初夜を迎えていた。 QQと二人目の妻は夫と助手のこれからの犯罪を阻止できるのか?
タイトルからミステリーかと思ったら、タイムトラベルもの?サスペンス?いや、ヒューマンドラマ?!ラストはグッと来てしまった。 イギリスの劇作家の脚本の舞台を香港に置き換えたお芝居で原題は「Communicating Doors」なるほど。 原作が洋物で、話について行けるかなぁとちょっと不安だったけど、設定がすべて香港に置き換えられていたので違和感なく楽しめました。 ずっと同じホテルの部屋でのお芝居、でも照明効果などで観客も一緒にタイムスリップを味わえて不思議な気分。 シチュエーションの面白さ以外にも、時空を超えて助手が追っかけて来たり、ハラハラドキドキもあり、2時間45分のお芝居なのに全然長く感じなかった。 さらにラストのオチがまた素晴らしい! 全て解決し、二人目の妻はQQと20年後に再会することを約束する。 QQが自分の時代に戻ると、余命いくばくもなかった老人は元気な様子で自分のことを「娘や」と呼びかける。そして家族写真を見て悟る、2009年に孤児だった5才の自分を二人目の妻は引き取り娘として育ててくれたのだ。残念ながら彼女は1年前に病気で亡くなっていたが、QQに素晴らしい贈り物をしてくれたのだった。 うーん、感動〜(T_T)
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