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Hong Kong Life現在篇
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2009年04月15日(水)
香港國際電影節「一首Punk歌救地球(フィッシュ・ストーリー)」

導演: 中村義洋
演員: 伊藤淳史, 高良健吾, 多部末華子, 森山未來

イースター最終日に見た電影節作品は日本でも公開中の「フィッシュ・ストーリー」です。
中文タイトル(一曲のパンクが地球を救う)が全然違うのでなんで?と思ったのですが見たら納得。中文の方が映画の内容を上手く表してますね。

1975年の売れないパンクバンドがレコード会社から解雇を言い渡され最後の曲「フィッシュ・ストーリー」をレコーディングする。
1982年、大学生が不思議な音が聞こえる楽曲をふざけて聞いている、その中に「フィッシュ」が。
2009年シージャックされた船にコックの姿をした正義の味方が乗っていた。
2012年、数時間後に隕石が地球に落ちて世界滅亡の危機の真っ最中、最後の希望を載せた宇宙船が隕石に核爆弾を命中させるために離陸した。。。

それぞれの時代が入り乱れて話が進み、一見つながっていないようなのだけど最後には見事に一本の線がつながる。その根底にあるのが「フィッシュ・ストーリー」の音楽というわけ。
四つの話が最後につながったときの爽快さは見事なものでした。
特にシージャックの正義の味方のシーンが香港人に異常に大ウケ、拍手喝さい(笑)
電影節を見る観客というのは、普段の映画館の客層と違って本当に映画が好きで見ている人が多いので、反応が早くて、映画が終わったら拍手もあるし、タイトルロールが終わるまでほとんどの人が席に残ってます。
映画は大きいスクリーンでたくさんの人と色んな反応を感じながら見るのが、やっぱり楽しいなぁと、こういう場に居合わせると思うのでした。