Hong Kong Life現在篇

EMI
HOME

2008年06月24日(火) ■

文雀/8號風球

導演:杜琪峯
主演:任達華、林熙蕾、林家棟、林雪、盧海鵬、羅永昌、張滿源

棋(任達華)は他の3人の仲間(林家棟、羅永昌、張滿源)と組んで扒手(スリ)をしている。ある日謎の美女(林熙蕾)が棋らそれぞれに思わせぶりに近づいてきた。つい鼻の下を伸ばしていたら、これまた謎の男達がやって来て痛めつけられてしまった。彼女はどうやら金持ちボス(盧海鵬)に囲まれている女で、腹の虫が収まらない棋たちは彼女を問い詰めると。。

「文雀」の英語題は"Sparrow"で辞書で引くと"スズメ"の意味ですが、文雀とはどうも文鳥のようです。冒頭シーンで棋の家に一匹の小鳥が迷い込んでくるシーンがあり、その鳥の柄が文鳥でした(ウィキペディア)
そして広東語で文雀とはどうもスリの隠語みたいですな。そういう台詞が最後に出てくる。一般常識としてみんな知ってるのかな?
映画はムッチャ"杜琪峯"ワールドですね。杜Sirって商業映画と自分の撮りたい映画とどっちも撮れる数少ない両刀使いだと思うのですが、この映画は後者です。かなりマニアック、出てる人もバリバリの杜組ばかり。
撮影がかなり湾仔でロケされてるのですが、わざと古い目の建物やレトロなネオン、古い石階段、壁の剥げたビルなどを背景にしている。「あ、あれは修頓球場の近くだ」とか「エリザベス体育館の裏の通り」とかロケ地が見たことある所ばかりで見てて楽しいです(^^)
そして、この映画かなりフェチ入ってるかも、林熙蕾をなめまわすように撮影している。タバコをすう唇とか指とか必要以上にアップにするし、タバコについた口紅をズームとか。
やはりストーリーがとてもよくできている、最初の謎で気を持たせ、おおっと驚く結末まで全然タイクツしません。一見の価値あり、さすが杜電影!

ところで映画を見ている時は3號風球が出てまして。先日フィリピンに被害をもたらした台風6号(中文名:風神)が最初海上を北に向かう見通しだったのが、そのまままっすぐ香港に向かっているらしく、さっき夜の10:45に8號風球になりました。
明日早朝に最も香港に近づくらしく、このままだと多分明朝は8號のままで午前中仕事休みかなぁ～香港に上陸の可能性もあるらしい。
今まだ風雨はそんなにひどくないです。

≪

≫

初日