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Hong Kong Life現在篇
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2007年03月27日(火)
武士的一分(武士の一分)

導演:山田洋次
主演:木村拓哉、檀れい、桃井かおり、坂東三津五郎、笹野高史、小林稔侍、緒形拳

今年も香港国際電影節の季節がやってきましたね(^^)一昨年の「隠し剣鬼の爪」に引き続き山田洋次監督作品が上映されています。

下級武士の新之丞は藩主の毒見役として藩に奉公していたが、ある時季節によっては毒をもつ貝の食中毒で生死の境をさまよい、三日目に目覚めたときには失明していた。絶望し自暴自棄になる新之丞をかいがいしく世話する美しい妻かよ。しかし二度と藩に奉公はできないため、生活を維持するため藩の有力者に助けてもらえるようお願いに行ったかよは。。

この作品賛否両論あったようですが、私はかなり好きです!キムタクがんばってるやん!!ストーリーとしてはかなり地味で暗い作品なのに、病気でやつれてしかも目が見えない役を大変うまくこなしていたと思います。
そして何より脇を飾るいぶし銀のような俳優さんたちが素晴らしいですねぇ。特に下男役の笹野高史さん、あの味は絶対他の人では出せない。暗い話を明るくしている清涼剤のようです。日本アカデミー賞助演男優賞も納得です(^^)
ラストの方で、つがいの鳥の残ったほうを空に放し、空の鳥かごを焼いたシーンでは思わずググッと来てしまった。そしてラストでは心がホッと温かくなりました、やっぱり山田洋次監督すばらしいです!!

しかし台詞より先に字幕が出ると先に笑い声等が起きて、台詞が聞こえにくいってば。そして香港人笑うツボがやっぱり私らと違う、、なぜここで笑う!?と言うところ多発。そして極めつけは新之丞と敵役の決闘シーンで、新之丞が勝った時には拍手喝采!!違うやろ〜っ!?そこは拍手違うってばっ(>o<)余韻に浸ってしーんとするべきでしょっ!?
うーん、やっぱり私は香港人の真の心は理解できないかも。。